サスペンス&ミステリ&サメ好きの友人たちと、神田のサロン・クリスティを訪ねました。早川書房の一階がカフェなのです。憧れのサロン・クリスティ、実際にその場に立ってみるとほんとにすてきでした。
一人席のカウンターは本棚で区切られているし、三〜四名の席は上の写真のように半個室になっており、店内はとても過ごしやすい雰囲気です。
まずはランチのプレートで腹ごしらえです。
話題は『アストリッドとラファエル』のこれまでとこれからです。『アストリッドとラファエル』、現在フランスで第 5 シーズン撮影中らしいので、ここ日本で見られるのはまだまだ先ですよね。それでうっすら予測したり、これまでをまとめて現在登場人物たちが抱えている葛藤を整理したり。そしてその葛藤が物語のなかでどうなるかというと、これまでの展開と経緯から想像するに、どうにもならない可能性も捨てきれない、というところに思い至りながらも、私たちは『アストリッドとラファエル』を待って、結局見るだろうと話し合いました。
会議は続き、テーブルの上では甘い物が展開。
このパフェは「甘美なる死パフェ」。食べたらもう死んでもいいと『予告殺人』で噂の Delicious Death です。デリシャス・デスって言われたらどうしても食べたくなります。
Delicious でした〜。ブラウニー、アイス、ムース、そして何らかの赤い血のようなソース。
こちらは友人が選んだクラシカルなプリン。
マグカップは『ナイルに死す』!
ケネス・ブラナー版『ナイル殺人事件』を比較的最近見たばかりなので、私は Death on the Nile と今、蜜月。
サロン・クリスティ、夕方はイブニングティーのメニューなどもあるそうです。メニューはちょこちょこ変わるので、飽きることなどなさそう。コーヒーはサイフォン。定番のプリン以外に、季節のケーキやティータイム限定のメニューも。行ってきたばかりですけど、また行きたいです。
ランチ、デザートとじっくりゆっくり楽しみながらのおしゃべり会議がどうしたわけか止まらず、神保町方面を目指しつつのお散歩中も延々しゃべって笑ってばかり。
ビル建て替え中の三省堂が、ほんとにないことを視野におさめ、文房堂によってかわいい文具を見、ついにたどりつきましたさぼうるに。
せっかくのさぼうるなので、いつも飲まないクリームソーダ(七色から選べます)やいちごジュースをいただきました。
ここでは大変実りある会話をしまして、70 歳くらいになったとき、自分が暴走せずに済む呪文を考案しました。話し合いながら、三人で指折り指折り呪文を確かめ、よしよし……うむうむ……と。ちなみに自分がパニックになったとき心の中にラファエルがいても何の役にも立ってくれないと思うので、それよりはアストリッドに諫めてもらう方がいいという話もしました。みなさんはかっとしたときや、ぱ〜〜〜っとなって暴走が始まりそうなとき、アドレナリンの無駄な放出を止めてくれる、心に常在のお友達はいますか? 私は今後の人生のため、その人を真剣に探す所存です。
楽しい一日でした。注目の NHK 春からの海外ドラマはアストリッドと同じくフランス発。
「年齢も職業も性格もまったく異なる個性的な6人の女性たちが一緒に高山の頂上を目指す」のだそうです。「高山の頂上」は比喩ではなく、実際物理的に山を登るようで、ミステリじゃないんですね。
『アストリッドとラファエル』シーズン 5 放送まで道のりは遠そうです。それまでは私たちのおしゃべりで埋めるしかないかもしれません。
私がちかごろアマプラで見ているドラマはこちらです。『シェイクスピア&ハサウェイの事件簿』。シェイクスピアのファッションは今後、参考にしていけそうな気配です。
ここのところああでもないこうでもないと考えていたよしなしごと(本気でよしのないこと)をとろとろと話せて、終始笑って楽しい一日でした。次のお茶会まで元気でがんばりますよฅʕ·ᴥ·ʔฅ
🍰 つづく ☕