『ハムレット』が待ち遠しい!

劇団四季 ハムレット [DVD]

劇団四季 ハムレット [DVD]

2年前に上演された劇団四季の『ハムレット』が帰ってきます!
今回は中国の北京人民芸術劇院劇団四季とで交互に公演を行うとのこと。
両方見たいなあ。だってハムレットが両方オトコマエなんだもん★

劇団四季版は友人経由で楽日のチケットを入手しました。
問題は北京人民芸術劇院のチケットです。
いつ行けるか!誰と行くか!それが問題だ。

劇団四季ハムレット
http://www.shiki.gr.jp/applause/hamlet/index.html

『深夜食堂』届いた。

深夜食堂』のDVD届いた★

どのエピソードも秀逸〜。
そして飯島奈美さん監修のお料理の数々…。

小寿々姐さん(綾田俊樹)と竜ちゃん(松重豊)の
ビミョーなカップル(なのか…?)がやっぱり最高。

マスターのお店で「竜ちゃんこないかなー」って
待ち続けるけなげな姐さん(オッサンだけど)が
すごくカワイイの。
竜ちゃんは「オカマは嫌いだ」って言いつつ
姐さんのこと、わりと好きなんだよね。
あのビミョーな二人の距離感がね。いいんだよね。

で、そういうお客さん同士の静かな物語を
ふんわりまとめるのがマスター(小林薫)のさりげない心遣い。

つかずはなれず、お客さんとのコミュニケーションが取れる、
こういうマスターってなかなかいないよね。

登場人物が泣いたり叫んだり
怒ったり暴力ふるったりせず
淡々と会話しながら進む物語が
とても心地よいドラマです。

今度ドラマに出てくる食べ物をつまみながら
DVDを見たいわ。

こんなお店、あったら絶対に通うわ。
帰る時間と開店時間、ちょうどいいもん(笑)

■『深夜食堂』公式HP
http://www.meshiya.tv/

CATS in 横浜

ひっさしぶりーに『CATS』を見てきました。
これまた久しぶりに友人が出るというので
急遽チケット譲渡サイトでチケットを入手し、
観劇できることになりました。

本日は友人つながりで、超かわいい女子2名と一緒です。
彼女たちも彼のファンとのこと。うれしいなあ。
一緒にランチしていっぱいおしゃべりしたあとに劇場へ。

お譲りいただいた席がすっごくいい席で、
いわゆるタガーの拉致エリア。
もしかして拉致ってもらえるかもーと
思っていたのですが、目の前の女の子が
さらわれていきました。

ああん、残念!と思ってたら、タガーが戻ってきて
前の席に腰掛け、じーっと私を見つめるので、
「そうだよ、私だよーん」と心の中で思いつつ
私も顔を近づけてじーっと見つめ返してあげました(笑)

今日は本当にどのキャストもすばらしくて、
それぞれのナンバーが終わるごとに
立ち上がって拍手したくなるような出来。

特に男前なミストフェリーズのキレのあるダンスには
ハートをわしづかまれ、「これは恋!?」
と思うほどの動悸に見舞われてしまいました(笑)

グリザベラの『メモリー』も本当にすばらしくて、
気づいたら涙がぽろぽろっと落ちてきて、
「あれ!?」と思ったときには号泣。

すごくハートに突き刺さる公演でした。
やっぱりCATSはいいなあ。大好き!
ラストのコーラスはいつも鳥肌を立てながら聞いてるけど、
今日はなんか「総毛立った」感じでした。
あまりにきれいすぎて。

カーテンコールは3回。
それでも鳴り止まない拍手にも感動しました。

最後の握手はグリザベラがやってきましたが、
タイミングが悪くて握り損ねちゃいました。

あーあ、ミストフェリーズ来ないかな〜って思ってたら
舞台後方からサーッと走ってきた彼が
私の頭を「ぽんぽんぽーん」と叩いて
舞台に駆け戻って行きました。
わー、握手できなかったけど
頭さわってもらった(笑)
というわけで、おいしいとこ盛りだくさんの観劇でした。

後に友人いわく、私の目の前に座ってた女の子を拉致ったとき
「んん!?後ろにいるのは…ぽぽんちゃんか!?」
と思って、つい戻ってしまったそうで…。

今度はどんな舞台で彼を見られるかなあ。
今後の活躍がますます楽しみです。
いい1日でした〜★

『ゴンゾウ 〜伝説の刑事〜』 イッキミ

ゴンゾウ?伝説の刑事 DVD-BOX

ゴンゾウ?伝説の刑事 DVD-BOX

バタアシ金魚』で筒井くんを見てから何年経ったんだろー。
地味〜な顔だし、地味〜な演技するし、
華々しい作品や話題とも無縁だけど、
役を作りこまないタイプの俳優で
大スキなんだよねー。

筒井くんが出ている作品を見つけるとDVD借りて
見ちゃうという程度のゆる〜いファンではありますが
(実は、彼と張震の画面における存在感には
すごく近い空気を感じる)。


彼の役柄といえば
「のっぽで気弱、感受性が強いのに自己主張することなく、
周囲に流されまくって傷つきつつ、すべてを自分のなかに
収めてしまう」感じが多かったのに
(最近は『サザエさん』実写版でマスオさんだった・笑)、
ゴンゾウ』では見たことのない筒井君が炸裂。

ゴンゾウ』は放送当時、周囲のドラマ好きの間でも
すごく評価が高かったんですが、
ちょうどそのころ私は仕事が死ぬほど忙しくて
ドラマを見るどころの騒ぎではなかったこともあり
未チェックだったんですわ。

マヌケな私は筒井君が出ていることすら知らず
「ウッチーのドラマかー」
くらいの認識しかなかったんですよ…!
恨む!私は恨むよ当時の私自身を!

だってだってだって、超イヤミな
警視庁キャリアの筒井くんが超イイ…!

入庁当時「のび太」→現在「サイボーグ」って
図式もイイじゃないですか。

嫁さんに出て行かれちゃったのに
未練たらしくケッコン指輪してたり
(キャリアとしての世間体もあるし)、

かつて組んでいた先輩刑事に対する
憎さ余って愛しさ100倍な気持ちとか、

命令に従わない部下(ってゆーか先輩)と
取っ組み合いでケンカしちゃったり

のび太だった時代には年上の精神科医とつきあってて
「舌の入れ方はキミに教わった」ってくらいボクちゃんだったのに、
レーシックでめがねをかなぐり捨てサイボーグになったら
「ゴーインにされるの好きだっただろ」って
逆に迫ったりして…!ひー!

「こ、これが筒井くん…!?」
と驚きが隠せないシーンの連続でした。
新境地開けたね、筒井くん。

これ、筒井君の「演劇ライフ」のインタビュー。
珍しくヒゲで超セクシー。
http://interview.engekilife.com/88/

つい筒井くんばかり追ってしまったけれど、
すごく面白いドラマだった!
本当に、どうしてリアルタイムで見なかったんだ私。

作品についてはもういろんなところで語られてるから
特に言うことないけど、
内野聖陽のエキセントリックさはホントにすごいね。

NHKの時代劇『蝉しぐれ』では、かつての幼馴染で
今は殿様の側室となった女性を命がけで守る
寡黙な武士役だったですよ。

私はそのドラマで彼を知ったので
そういう俳優なのかなと思ったけれど、
今となっては、あれが彼にとっては
非常に珍しい役だったんだと思う。

リアルタイムでは見られなかったけど、
イッキミできたのはある意味幸せ。

ちなみに私、池脇千鶴ちゃんを見るたびに
永作博美ちゃんと間違えてしまいます…。

NO DAY BUT TODAY

木曜日の夜、『RENT』のチケットが余っているとの知らせが。
申し訳ないと思いつつ先約をお断りし、金曜日の夜に赤坂ACTシアターへ。

大好きなミュージカルなのです。
見るのは6回目。そしてこれが多分最後。
ブロードウェイでの公演も終わっちゃったしね。

私の大好きなエンジェルちゃん、もー最高でしたよ…。
彼女(体は「彼」だけど)は本当に天使のような人。
相手が誰であっても「Honey」「Suger」って優しく呼びかけるの。
彼女がいるだけでみんなハッピーになれるし
愛っていいよねって思える。

エンジェルと恋人のコリンズのカップルは
本当に素敵で、私はRENTのカップルの中でも
彼らが一番スキ。

エンジェルがエイズで亡くなった後に、コリンズが
歌う「I'll Cover You」では毎回泣いてしまうけれど
今回も例外なくぽろぽろ泣いてしまった。
この歌は彼らの出会いの場面に登場する歌。

物語の後半でエンジェルをなくした
コリンズが彼女を思いながらこの歌を歌うとき、
二人が幸せだったころの思い出がよみがえってきて
余計に悲しく響くのよね…。

「エンジェルのように、人に優しくなりたい!
きれいな心の持ち主になりたい!」
と久しぶりに思いました。
『RENT』を見るたびに、エンジェルちゃんの存在に
心を洗われる気分になるのは私だけではないでしょう。

ラストシーンは毎回ググッときてしまうのですが
今回はまた特別よかったなあ…!

There's only us
There's only this
Forget regret or
Life is yours to miss
No day, but Today!

グランドフィナーレにはエンジェルちゃんも
舞台に登場、仲間とともにこの曲を
歌い上げるんですよ〜。
物語の途中途中で小さく積み上げられてきた感動が
ここで一気に加速して、そして爆発するような、
そういう心の揺さぶられ方をするフィナーレ。

No Day, but Today!
フィナーレでのここのフレーズは
何度聴いてもゾクゾクする!

いいものを見ました…。
行ってよかった。
また見られるものなら見たいけど
もう次はなさそうです。

YouTubeで見られる映画版のフィナーレ。
http://www.youtube.com/watch?v=jbljhS4xDlU&feature=related
最後に出てくるエンジェルちゃんの笑顔がまた泣ける…。

こっちはオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=x8iTeDl_Wug&feature=related
超名曲の「Seasons of Love」。この曲は歌詞がすごくよくて泣ける。


■RENT 東京公演
http://www.tbs.co.jp/act/event/rent2009/

我真的很倒楣!(半泣き)

『<<停車>> Parking』からのセリフ。日本語にすると「マジ ツイてねえ!!」ってとこでしょうか。

アメリカのインディペンデント映画を思わせるちょっと不思議な台湾映画『<<停車>> Parking』、すでに数回リピートして見ております。

自分の車の横にダブルパークされて車を出せず、ふんだりけったりの夜をすごす男の物語。ホントにツイてないんですよ、その男が(笑)途中でかわいそうになるほど運が悪い。

にっちもさっちもいかなくなり、タクシーで帰ろうとすればまさかの乗車拒否!!そこで出てきたのがコレ↓

「計程車不載我啊!我真的很倒楣!」
半分ナミダ目になりながら電話の向こうのヨメはんにそうボヤく男。
ここまでツイてないと、気の毒すぎて笑えます。

なぜ張震ってそういう(かわいそうなんだけど笑える)役が似合うんだろうね…。

あー…『シルク』も見なくちゃ。だけどあんまりにも『<<停車>> Parking』がおもしろくて、まだたどり着けてない。

明日はもう月曜日!?ありえない。ありえないよ!金曜日は土曜日になってから帰宅して今日も午前中は休日出勤して…ううう(涙)

ダニエル・ウーDAY@シネマート六本木

イー・トンシン監督特集@シネマート六本木、本日は「ダニエル・ウーDAY」でした。

『ぼくの最後の恋人』『門徒』『ワン・ナイト・イン・モンコック 旺角黒夜』の3本。 朝から晩まで映画館に〜…。さすがに3本はキツい。4年くらい前に市川雷蔵祭で1日4本見た記憶がありますが、あれは作品1本の上映時間が80分前後と短かったですからねー。

さてさて…。まずは『ぼくの最後の恋人』。この作品、大好きー!この映画を「キライだ」という女子がもしいたら、ぜひ挙手してほしい。ワタクシの鉄拳で更正してさしあげましてよ?

ひこの魅力が満載というか女子のドリーム満載。相手役のミリアム・ヨンも超超超可愛いのです。登場人物全員が愛しい作品。2007年に一度感想を書いているので、詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/popon-x/20071124 でどうぞ。DVDも出てるのでおウチでニヤニヤしながら見るのも楽しい作品です。ひこの靴下ならクサくても洗ってあげますよ…。


門徒』は日本未公開、公開未定、DVDスルーさえ未定という超お宝映画。ものすごくものすごくものすごーーーーーーーく良かった!気が遠くなりそうに良かった。

ひこが、今までのひこと全然違うの!言葉や身のこなし一つひとつに、ものすごく深みがあるの!大先輩であるアンディ・ラウのすばらしい演技にひっぱられたというのもあるんだろうけど、これはひこファン超必見の作品です!ひこファンじゃなくても見るべき。

麻薬売人のクァン(アンディ・ラウ)に弟子入りして潜入操作を行う警官ニック(ダニエル・ウー)。この二人の間に芽生えた師弟の絆と友情を中心に物語は進んでいきます。

「誰も信用するな」とニックに教え込むクァン。二人の間に本来はあるべくはずもない「信頼」が築かれていく様は圧巻。牧歌的にして麻薬製造畑である三角地帯の様子や
売り物の麻薬を製造する「キッチン」、ジャンキーたちの貧しい生活ぶりのリアルさは背筋が寒くなるようでした。

どの売人もそうでしょうが、本人はやらない。薬を打って身を持ち崩すのは決まって末端の人間。それがものすごくリアルで、怖い。

ニックは捜査のためとはいえ自分が世の中に麻薬を流していることに猛烈な罪悪感を感じている。だから近所に住む中毒者の女とその子どもを放っておけなかった。それが引き起こす悲劇もまたリアル。

信頼のない人間関係の悲劇、信頼したために崩れてしまった心の悲劇、信頼が裏切りに変わる絆の悲劇、どうにも救いようのない物語。そこに希望はまったくない。

『ワン・ナイト・イン・モンコック』のあのやるせないエンディングと同様に『門徒』もまた虚無感に満ちていました。

イー・トンシン監督すごい。私はこの作品が彼の最高傑作だと思います。なぜに劇場公開されないのか!すべきじゃないのか!これは広く上映されるべき作品だと思います。

ところで「プロテージ」って副題は誰がカタカナにしたの!?Protageは「プロテジェー」でしょう。英語では「プロテジェー」。語源のフランス語も同じ。http://eow.alc.co.jp/protege/UTF-8/?ref=sa
発音記号は明らかに「プロテジェー」。誰!?いい加減に「プロテージ」とか付けちゃったのは!気持ち悪くてしょうがないじゃないですか。というわけで私は原題どおり『門徒』と呼ぶことにします。

あ。そうそう。警官の制服姿のひこを見て『美少年の恋』を思い出しましたあれでひこに落ちた私(笑)

で、3本目の『ワン・ナイト・イン・モンコック 旺角黒夜』。香港の犯罪のほとんどがここで起こるという旺角(モンコック)。ここでおきる1夜の悲劇を描いた作品です。

最初から最後までひこが痛い目に遭わされる映画で「ぎゃああああ!ひこの美しい顔がああああ!」と始終叫びたくなるようなシーンが続出。

『僕の最後の恋人』でチャラいギャングのボス(お笑い担当)を演じていたアレックス・フォンは、こちらの作品ではひこ扮する殺し屋・フーを追う旺角の警官・ミウを演じ、非常に渋い演技を見せてくれます。 「えっ!?アレと同じ人!?」って思うほど
カッコイイんですよ、こっちの作品では。

いくつもの偶然が重なり合い、当初のシナリオが完全に狂わされた結末は悲しいを超えて虚しい。
「なぜ俺を追う!?」
殺し屋フーの問いに答える者は誰もなく、見る者の涙を誘います。息絶えようとしているフーの血まみれの手に触れられそうになり、一歩あとずさるミウ。でも、フーの問いに答えられなかったことへの償いのつもりか、彼に手をさしのべようとします。でも間に合わないのです。このシーンは本当に何度見ても良いです。DVDが出てるので未見の方はぜひ。

本日は「ダニエル・ウーDAY」だったのですが、実質的には「ダニエル・ウー&アレックス・フォンDAY」だったんじゃないですかね??

半日以上映画を見て、大変疲れましたが大変満喫いたしました。ヒコソを。ヒコソったらほんとにカッチョイー!そしてこんなに毛色の違う作品をガッシャガッシャ作れるイー・トンシン監督は本当にすごい。すごすぎ。次回作もひこが主演なんですよねー。ウフフ…。楽しみだなあ♪

ぼくの最後の恋人 [DVD]

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ワンナイト イン モンコック [DVD]

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