ぼっちぎり

 
 今期、いちばんつまらなかったアニメ。いや、もっとつまらんもんはあったけれども、これ、たんなるヤンキーアニメやん。なんでこんな凡庸なものを作るのか、ていうか、なんでこんなものにカネを出したか東宝、てか。 
 

 

〆て泡食うオトナ

 
 まあ、なにげなく手に取ってみたけれども、ねえ。メシが食えるオトナってなあ。メシを食わす大人を育てないと、しょうがないじゃんね。ていうか、メシを食わすことができるのが、大人っていうんでしょ。しょーもない内容でした。ジコケーハツにもなりゃしない。
 

 
 いやあ、出だしが快調だったんだけれども、ねえ。サルの話になってから、大凡庸になった。なんでこんな展開にするのだろう。サル社会がヒト社会の原型になっているというのは、おおきな勘違いで、人間社会の遠近法でサルの集団を見ているだけだというのに。ああ、がっでむ。


  

これが賢儒か

 
  エビスさんは、ますます孔子っぽいひとに思えて来るねえ。ていうか、孔子がエビスさんっぽいのではないかな。エビスさんの生存戦略は正しすぎる。エビスさんの意図を超えて、これでバカや既知害は寄ってこないと思う。エビスさんに弟子がいないのが不思議。
 

 

ほかした話ですよ

 
 2冊目。むかし話は理不尽(な設定)だ。オトナの世界は理不尽(な決着)だ。ふたつの理不尽が重なるとき、マイマイはプラスになるように、チョー常識的な物語になる、かも。得がたいアヒルの子のお話と、みっつの願いのお話と、アリキリイモ虫のお話がお気に。
 

 

すかした話ですよ

 
 うはは、こういう五味太郎って、もう本領だよね。各話ごとにレイアウトやフォントまで違うのは、唸っちゃう。こういうことしてくれる人って、居そうで、ぜんぜんいないんだよなあ。童話をひねってオトナ向けのブラックユーモアに仕立て上げられようとするのをすり抜け、シュールでシニックに着地させるのは、達意の芸域。

空はこんなに青いのか。。。

 
 もう四半世紀前の本なんだけれども、原田宗典の詩集ということでひもといたのだけれども、出だしの何編かは快調だったのに、途中から単なる中年オトコのぼやきになっていって。。。これが、大正・昭和初期の文士だったら、詩になるのにな。