銭麹

 
 安物サプリを大量に服用してる身としては、機能性表示食品は最初から胡散臭いもんだと思っていましたけれども。でもまあ、他の商品より、メーカーが気合入れて作っているのだろう、程度の印象でしたよね。紅麹って、結局なんかヤバそうなのを産生しやすい、ってのが問題なんじゃないの、程度の感想だけれども

 

賢治宮沢の変俳句

 
 宮澤賢治の詩歌と、賢治が断続的にしたためた俳句の連関を示して、賢治の詩的小宇宙を探った、と評したいけれども、どうもねえ。俳句の出来云々は措いて、もっと賢治の詩的世界の表出の位相を、剔出してほしかったな。

ぼっちぎり

 
 今期、いちばんつまらなかったアニメ。いや、もっとつまらんもんはあったけれども、これ、たんなるヤンキーアニメやん。なんでこんな凡庸なものを作るのか、ていうか、なんでこんなものにカネを出したか東宝、てか。 
 

 

〆て泡食うオトナ

 
 まあ、なにげなく手に取ってみたけれども、ねえ。メシが食えるオトナってなあ。メシを食わす大人を育てないと、しょうがないじゃんね。ていうか、メシを食わすことができるのが、大人っていうんでしょ。しょーもない内容でした。ジコケーハツにもなりゃしない。
 

 
 いやあ、出だしが快調だったんだけれども、ねえ。サルの話になってから、大凡庸になった。なんでこんな展開にするのだろう。サル社会がヒト社会の原型になっているというのは、おおきな勘違いで、人間社会の遠近法でサルの集団を見ているだけだというのに。ああ、がっでむ。


  

これが賢儒か

 
  エビスさんは、ますます孔子っぽいひとに思えて来るねえ。ていうか、孔子がエビスさんっぽいのではないかな。エビスさんの生存戦略は正しすぎる。エビスさんの意図を超えて、これでバカや既知害は寄ってこないと思う。エビスさんに弟子がいないのが不思議。
 

 

ほかした話ですよ

 
 2冊目。むかし話は理不尽(な設定)だ。オトナの世界は理不尽(な決着)だ。ふたつの理不尽が重なるとき、マイマイはプラスになるように、チョー常識的な物語になる、かも。得がたいアヒルの子のお話と、みっつの願いのお話と、アリキリイモ虫のお話がお気に。