光度曲線の100年(かんむり座R星の場合)
変光星「かんむり座R星」(CRBR)の過去100年間の光度曲線です。
私の観測データは青いところで約5年分、ほんのちょびっとです。
ここ1年間で結局6等までは復光せず再び減光を開始、現在12等台です。
そんなことより驚いたことは戦時中も普通に観測されていたということ。
この伝統を絶やさないためにもこれからますます観測に精進しないと!!
(VSOLJのアプリで作図)
レトロ望遠鏡3機 売却のご紹介
1900年前後に海外で作られたレトロ望遠鏡を知り合いが放出するとのことで、そのご紹介です。
いずれも真鍮製で焦点距離は最近あまりみかけないF15です。
1.アメリカ製ボシュロム10センチF15
1920年頃のアメリカ製。コロラド州の公共施設で使用。カビ無し。コーティング無し。
2.アメリカ製8センチF15
1900年頃のアメリカ製。カビ無し。コーティング無し。
3.フランス製E Vion社7センチF15
1800年代終わり頃の製品。対物にカビの痕あり。
木箱や木脚の接着剤に難あり。木脚などはオーク材、箱はウォールナット材。
■ご希望の部分があれば撮影するとのこと。
価格等は要相談。とりあえずこのブログにご連絡をお願いします。
上から順に
10cm全体、10cm接眼部、
8cm全体、8cm接眼部、
7cm全体、7cmレンズ部
変光星の話題を二つ。
変光星の話題を2つ。
まず3月初めにご紹介しました「かんむり座R星」(R CRB)のその後です。7等から6等台目前だったのですが御覧の通り暗くなってしまいました(泣!)。再び増光してほしいものですがこのまま14等台まで一気に減光かも。双眼鏡ではまもなく見えなくなりシュミカセで追跡するしかなさそう。
いて座第二新星はその後、増光、減光を何度か繰り返しながら全体として暗くなってきています。それでもまだ6等台。こちらはもうしばらく双眼鏡でも楽しめそう。
それにしてもこの二つの光度曲線、それぞれ特徴があって美しいですね。
まもなくこちら関東も梅雨入りしそうです。しばらくはこれまでの観測データで光度曲線を作って楽しむことにしましょう!!
(「VSOLJ LIGHT CURVE GENERATOR」による作図。曲線の中の青い点が私の観測データ、赤は他の観測者のデータです。)