禁煙宣言

http://d.hatena.ne.jp/azakeri/20050926/p2

今更ですが、あざけり先生のこの日記を読んで、タバコをやめようと思いました。

わたしも今までは、病気になる前の先生と同様に、タバコを吸うことによるリスク*1に対して真剣に向き合っていませんでした。タバコのリスクを認めるかどうか、については賛否両論ありますが、今のところ「リスクはある」とわたしは考えます。医療関係者や行政やタバコ会社はみんな「タバコは相当身体に悪いよ」と言っています。みんなが揃ってウソをついているとはちょっと考えにくい。ウソをつくことによるメリットが見当たりません。

タバコが、吸ったら即死ぬようなものだったら誰も吸わないでしょう。そうではないので、ついつい「ま、いっか。」と思ってしまう。でも、喫煙はロシアンルーレットみたいなものだと思います。他の人の番では何も起こらなくても、自分が引き金を引いたときに弾が出てしまったらそれで終わりです。「それでも吸うの?」と真剣に自分に聞いてみたところ、答えは「いいえ」でした。死ぬのが怖くて眠れずに泣き明かすことを「自業自得だ」と諦めて受け入れたり、自分の子供が肺がんになっても「わたしの喫煙のせいとは限らない」と冷静にしていられるタフさはわたしにはありません。そもそも、わたしが喫煙することに意義なんてないし。カッコつけているだけだし。あとは、手持ち無沙汰を紛らわすぐらい。タバコを吸わなくなることによって困ることなんて多分ひとつもない。あるとしたら「吸いたいのに吸えなくてイライラする」ことだけでしょう。

「タバコで死ぬことはありません」という研究結果が出たら、どんなに良いことかと思います。先生の日記に登場する鬼太郎のオトンも(そしてオカンも)少しは救われます。そういう結論が出たら、わたしもまたタバコを吸うかもしれません。でも、今のところは、タバコを吸うのはやめておきます。

あざけり先生、あの日記を書いてくださったことに感謝します。衒いがなく真摯な素晴らしい文章だと思います。そして、今回は内容だけでなく文章まであざけり先生に影響を受けてしまいました。ごめんちゃい。(人生幸朗師匠風に)

*1:ここで言うリスクとは、生死に関わるリスク