近況報告

ごぶさたしております。ハンバートです。
2005年2月10日の最後の更新から2ヶ月半。すっかり間があいてしまいました。
この間、個人的にもちゅんまワールド的にもいろんなことがあったようです。ダイジェストで振り返ってみましょう。



2月12日(日) 第四回 国際ルール麻雀大会

http://mahjong.r-dragons.com/taikai/060212/


2月12日(日)、名古屋「琥珀」にて、日本麻雀連盟主催の中国麻将の大会が開催されました。
結果は上記リンク先の通り。私は個人2位に入賞させていただき、1・3位の方と一緒に14日の中日スポーツに写真付きで掲載されました。
なお、個人優勝者が所属する「竹の子チーム」とは、東京・府中の雀荘「竹の子」のちゅんまフリー(2月よりスタート)で鍛えた猛者たちのチームです。ちゅんまを初めてまだ数ヶ月という選手たちばかりだったそうですが、中には月間100半荘の対局を行い大会に臨んだ選手もいたと聞きますそんな剛の者相手に勝てるわけねぇ。みなさん、経験の浅さを感じさせないすばらしい好成績を残されました。


ちなみに大会当日、私はなぜかハンバートではなく「ハンバード」で登録され、大会に参加する羽目になってしまいました。理由? オラ知らね。頂戴してきた賞状にもしっかり「ハンバード」と書かれ、新聞にも近代麻雀にも「ト」に点々付きで掲載されてしまいましたが、今となってはこれもよい思い出です。もうHNで大会なんか出ない(泣きながら)



3月19日(日) 「竹の子」2006「国際公式」オープン・リーグ戦スタート

東京・府中の雀荘「竹の子」にて、国際公式ルールのリーグ戦がはじまりました。
2006年3月〜2007年4月の月一回・日曜日に開催され、4回以上の参加で表彰の権利を得ることができます。形式は半荘6回戦で、参加費は3,000円。
参加には事前予約が必要で、すでに参加希望者は定員以上に集まる状態になっているようです。次回(第3回)開催は5/14の予定。
予約申込はTel042-336-0957まで。

  • 関連:http://www.mahjong-club.net/free.htm
    リンク先下方に、「第1回国際公式ルール・竹の子杯」結果とともに、竹の子への地図・連絡先が掲載されています。

4月1日(土) 第1回健康麻将国際公式ルール交流大会

http://www.kenko-mahjong.com/topics/event/2006kokusai_result.htm

4月1日(土)、東京・大井町きゅりあん」にて、日本健康麻将協会主催の中国麻将大会が開催されました。
自分は直前まで大会のことを知らず、正式な告知も(知っている範囲では)なく、知人のタレコミで開催を知りました。曰く、日本麻将体育協会の月例会で大会の参加者を募集していたとか何とか。このころ私は、個人的な事情でしばらく例会への参加を見合わせていたため、人づてで大会のことを知ることとなったわけですが。
……いや、どーせ大会には出られなかったので、別にいいといえばいいんですけど、でももう少し事前情報をしっかり出せばいいのにな、と思います。たとえば、大会開催の少し前には、体育協会から麻雀のフリーペーパー「麻雀Now!」が会員へ送られています。その中に、大会開催通知の1つも入れることはできたはずです。体育協会はイコール健康麻将協会ではないとはいえ、それなりにつながりのある団体なのだから、それぐらいのことはやってもいいんじゃないでしょうか。

(ところで大会の前日に、とある偉い先生から大会参加のお誘いのメールを頂戴しました。ところがどっこい、私がメールに気が付いたのは、なんとそれから10日後のことでした。OH!MYコンブ!! 畏れ多くて、まだメールの返事を書いていません。あぁどうしよう。うじうじ。かの先生はこんなところは読まれないとは存じますが、いや、本当にスミマセンでした。)



4月3日(月) 俺就職アンド初出社

大会報告が続いたと思いきや、いきなり個人的な話で恐縮です。というかここは俺の庭なんだ、どこで○ンコをブラブラさせようと俺の勝手だろ!?(下品ですみません)

つーことで、3年にわたる大学院生活を終え、就職しました私。院での研究とちょびっとだけ関係のある職場です。
勤務先は日本橋の体育協会本部競技室に近く、毎日通い放題だな*1こりゃ、と思ったのも今は昔。生活に追われて麻雀どころではなく、ヒィヒィ言いながら毎日暮らしています。
別に仕事がしんどい職場なんかでは断じてないんですけど、これまで何年もの間、夜は起きたいだけ起きて麻雀だのネットだのちょっぴり研究だのに没頭し、朝は寝床でグゥグゥグゥ、な妖怪じみた生活を送っていた身には、毎朝定時に起きて規則正しく生きていくことが苦痛でしょうがないのです。これぞダメ人間! あー、早く仕事やめたい(働いていても心はニート)。



5月5日 コミティアで麻雀同人誌出すよ

ここからは未来日記
5月5日、東京・有明ビッグサイトにて開催されるコミティア76にて、麻雀の同人文藝誌「麻雀の未来」を販売します。詳細は、書くのがめんどいのでid:izumick兄やんのサイト麻雀の未来を参照して下さい。ザ・やる気ナス!

http://d.hatena.ne.jp/ma-jan/20060505



なお、本誌には残念ながら中国麻将の話題はありませんが、第2号ではちゅんまの記事を上梓したいと考えています。今号がこけたら第2号の話は立ち消えになるかもしれないので、暇と金のあるおまえらは、小銭を握り締め有明までやってくるがよいと思います。万札とか出したら泣かす(訳:私は売り子をする予定なので、お釣りナシ(800円)で買いに来てくれるととてもうれしいです)。



5月か6月? 日中友好麻大賽があるらしい

昨年、8月下旬ごろに仙台にて開催された日中友好麻大賽。
中国からの留学生も参加するまさに日中友好の交流大会だそうですが、本年の開催は5月か6月ごろを予定しているとか。しかし一方、夏開催になるかもというウワサもあって、つまるところよくわかりません。まぁ早まったときには覚悟しておけよ、という意味で一応ご報告。


私はというと、仕事の都合で参加できるかどうかわかりません。何気に休日出勤の多い職場なもので。毎日が日曜日だったあの頃に戻りたい!



んで

明日、久しぶりにセットでちゅんまを打ってきます。1ヶ月ぶり。うひー。ちゃんと打てるんかいな。

*1:本部競技室は3月より拡張し、火曜日の週例会に加え、月・水・金も協会員のために開放されているそうです。火曜以外は行ったことがないので、どんな様子かはわかりませんが

春節杯は書いてます/その上家は俺です、しかもどっちも

前回エントリで、今書いてるよ、といった春節競技会(1/28・29)の大会自戦記。今も書いているところです。本当はそちらを先に上梓してから、上記ニュースを紹介したかったのですが、なかなかうまく書けないものでして、順番が逆になってしまいました。
とはいえ実際のところ、自戦記を書くだけだったらそれほど難しいことじゃないんです。単にこんなことがあった、こうしていたら和了れていた、これはどうだったんだろう、これはうまくいった、とかを羅列するだけでよいのです。
できないのは、それを面白く書くこと。
さんたまさんが「さんたま戦記 奥様は麻将」の中で、同じ春節競技会の自戦記を書かれていますが、やっぱ面白いですね、さんたまさんの文章は。楽しく笑いながら読んでしまいます。
それに比べると自分の書いている自戦記は、暗い気分で鬱になるというかですね。こう、『実戦では〜のように打ったが、正着は〜だっただろう。なぜならば〜で〜だからだ。この程度の打牌を失敗するとは情けない。心から恥ずかしい』みたいな感じで、徹頭徹尾、暗黒世界。読んでいてこの人は(自分だけど)、自らコンクリートに頭をぶつけ、額からは血と汗を、まなこからは涙と血の涙を流しながら書いているのではなかろーかと思ってしまうほどなのですよ、コレは。
つーことで、こんなキモい状態ではいかんと思い、上記の今ニュース紹介時には意識的に芸風を変えてみました。……その結果がどうだったかというと、お読みいただければわかるように、ますます俺キモい口調になってしまいましたとさ。って、ヒドいオチだ。ニュースには、色をつけずに紹介する自分規制をかけていたというのに、その目標はあっさり崩壊。
ともあれ、2/12には名古屋の「第4回 国際公式ルール麻雀大会」に参加予定ですので、それまでに春節競技会のレポを書けるように頑張ります。


ところで話変わって、上で紹介した『みんなのちゅんま』
早速、r@PCLabo(http://blog.livedoor.jp/r_risd/)さんが「ばんばん王国」中国式麻将講座 2月の自戦記を投稿しておられます。
お読みいただければわかるように、実は私もこの大会(勉強会)には参加していました。そして、rさんとも2度対局しています。
1度目は、第3回戦。初巡に確定大三元が発生したおそろしい卓ですが、その大三元をポンしたイケてる野郎が私です。いや、どの辺がイケてるって、そりゃもう結局大三元和了れなかったところなんですがね。
大三元のときの配牌はこんな感じ。

一萬三萬四索九索八筒南西白白發發中中

この配牌から、1巡目、下家のrさんが打白。ポン。
同巡、下家のrさんが打發。ポン。
同巡、下家のrさんが打中。…ポン。

ふつうにビックリしました。3枚目の三元牌をポンしたときの手牌はこんな感じ。

一萬三萬四索八筒 ポン中中中横 ポン發發發横 ポン白白白横


んで、最終形はこんな感じ。

一萬二萬三萬二索 ポン中中中横 ポン發發發横 ポン白白白横

…ねぇ、おじさん。その中ポンしない方がよかったんじゃないの?
……うるさい、そんなことわかってるわ! だいたい俺はまだおじさんじゃねぇ!(25歳独身)


という会話が頭の中をよぎりましたが、…でもさあ。白發中と対子であるところに、都合よく白發中と出てきたら、やっぱ鳴くっしょ。鳴かずばいられまい。鳴いてこそ人間。鳴くが男の花道ですよ。
そんなことよりもすげぇ!と思うのは、3枚目の中を場に打つときに、一瞬たりとも躊躇するそぶりを見せなかったrさん。配牌で白發中が対子で入っていることなんてめったにないですし、だったら相手が中を待ちにする前に、さっさと中を処理するのが戦術的には正しい。それは頭でわかっていますが、実戦で自分が同じ局面に立ったときにあの中を切れるかどうか。よしんば切れたとしても、ノータイムでそれを打てたかどうか。おそらく無理だったでしょう。それをやってのけたrさん。聞くところによるとまだ高校生ということで、将来が末恐ろしい雀士です。


それと、もう1度同卓したのが第4回戦。決勝卓でした。
そして氏の自戦記中、(時間制限による)オーラスで、「捨てるぐらいならσ(-_-)によこせ・・・」と言われた四筒を捨てた上家が私です。
そのときの手牌はこんな感じ。

一萬二萬三萬六萬七萬八萬五索六索八索八索三筒七筒九筒 ツモ四筒

このとき私は、同卓者のI.Nさんと3位入賞を争っていまして(結局別卓で点棒を叩いた友人に3位をかっさらわれてしまいましたが)、約70点差?で私が順位を上回っていたものの、ツモ和了り次第でまくられる可能性のある危うい2位(卓内)でした。
んで、露骨に混一色で仕掛ける下家のrさんに三筒を絞っていたところにツモ四筒
安全に行くなら、ほぼオリ前提での萬子落としでしたが、すでにI.Nさんの仕掛けが入っており、和了られるわけにもいきません。筒子を切って三色三歩高と花竜のイーシャンテンを維持するつもりでした。
この四筒ツモの直前にちょうど三筒のポンが入ったところ。和絶張になったばかりの三筒でしたが、切るなら今しかない、巡目がたてばたつほど危険になるのだから、切るなら今だ、こう思いましたが、実際には四筒をツモ切ったのでした。
なぜか? 実は、数巡前にrさんが二筒を捨てたときに、rさんはものすごく後悔しておられたのです。そしてそのあとに五筒六筒七筒をチーし、さらに三筒のポン。
筒子の567のターツがあり、3の対子があり、二筒を捨てるとものすごく後悔する形。おぼろげに浮かび上がってくるのはこんな牌姿です。

三筒三筒四筒五筒五筒七筒


二筒五筒六筒七筒を補ってみましょうか。

二筒三筒三筒四筒五筒五筒六筒七筒


そう、一色三歩高! ここから二筒五筒六筒七筒を除き、三筒をポンすると、残るのは四筒五筒のターツ。私にとって三筒は超ド本命の牌だったのです。


とはいえ、上記の形から間違って二筒を切ったりすることなどあるだろーか、という疑念もあり、自分の読みを信じきれない。結局はテンパイまで三筒を絞るつもりの四筒ツモ切りを選択しました。
実戦ではこのあと有効牌が入ることなく、三筒を切らないままに終局。しかも、三筒を止めた後に、rさんの手の内から六萬なんかが出てくるという有様。ホント、読みってのは当たらないもんだなぁと痛感した次第であります。



いや、しかしrさんは強かった。手も足も出なかったもん。負け癖ついたかもしれないな。次お会いしたときは、全力で同卓を避ける所存でありますので(笑)、よろしくどーぞ。

ヒロタシさんの「めくるめくるめく重複中国麻将の世界へようこそ」

http://d.hatena.ne.jp/hirotashi/20060131#p1
http://d.hatena.ne.jp/hirotashi/20060202#p1(追加分)


巷の麻雀好事家からの絶大なる支持を誇る、稀代のフェアリー麻雀作家・ヒロタシさん(id:hirotashi)。氏の新作フェアリーは、なんと中国麻将でした。
めくるめくるめく重複中国麻将の世界へようこそ」と題した今作では、役の重複規定を考慮せずに、とにかく数えられるだけの役を数えるとする中国麻将を提唱しておられます。
「めくるめくるめく」と冠されたタイトルのように、まさしくめくるめくるめくるめくように押し寄せる手役の数々がめくるめくるめくるめくるめくあなたをめくるめくるめくるめくるめくるめく幻想世界にいざないます。
ぶっちゃけ、読みながら頭の中でずーっと役を重複していたら、本当に気分がめくるめいてきて、私は少し吐きそうになりました。


関連

さんたまさんの『僕の私の奮戦記 みんなのちゅんま』

http://www.piyoko.net/chunma/minna_frame.html


中国麻将サイトの偉大なるパイオニア、さんたまさんの「中国麻将をやってみよう!」に新コーナーが設立されました。
その名も『僕の私の奮戦記 みんなのちゅんま』


今や中国麻将人口はうなぎのぼり(ウソ大袈裟マギラワシイ)。大会などに参加される方の数も少なくありませんが、彼らの多くは貴重な経験を自分の胸の中にしまいこんでしまっています。中には、みんなで共有されたいスバラシイ体験や発見もあるかもしれないのに、それが日の目を見ることはなかなかありません。あるいはもしかしたら、単にそれを発表する場がないから、伝える手段を持たないがために、甘露な秘蜜を秘密にせざるをえなくなってしまっている人もいるかもしれません。
だったら「みんなのちゅんま」に投稿してみればいいじゃない。ユー、そのハートに隠してるものをオープンユアマインドしちゃいなよ。(変なテンションでスイマセン))


というわけで、「みんなのちゅんま」ではこんなものを募集しておられるようです。

このコーナーでは、皆様の、自分の視点・自分の感性・自分のセンスに基づいた自戦記・観戦記・会場ルポ・戦術論等、募集しております。

無報酬とのことですが、今時お金のために中国麻将をやっている人もいないでしょうし、むしろコストゼロで発表の場が与えられるというのが素晴らしいと思います。
余談ですが、私自身、このサイトを開設・運営するにあたってお金は特にかかっていませんが、その代わりに結構な精神的・時間的コストを支払っています。ですが、中国麻将について語れる喜びが報酬となり、こうして記事を書く原動力になっているのです。いや、本当にちゅんまについて好き勝手に書けることが楽しくて楽しくてしょうがないのです。
皆さんの心の中には、人に語りたい何かがありませんか? あのときこう打ったけれど、実際にはこう打っておけばよかった――そんなことを人に愚痴ったり、ここでこんな風に打ったけど、これって巧いよね、この打牌ができるのは日本で俺だけだ――みたく自画自賛したりすることはありませんか。
私は、他の皆さんがどんなことを考えてちゅんまを打っているのか、どんな視点で状況を読んでいるのか、とても知りたい。
みんなで「みんなのちゅんま」を盛りあげていければ、それはとてもステキなことだと思うのです。

個人的春節競技会結果

3位でした。トロフィーを頂戴しました。
前回の総会賞のときに決勝に残れなかった鬱憤を晴らし、決勝卓に残ることはできました。
しかし、その最終戦開始時点での決勝卓者のスコアは次の通り。


(敬称略。カッコ内は優勝までの得失点差。)

  • 1位:鈴木寿佳子 +950
  • 2位:張 建民 +832(-118)
  • 3位:ハンバート +496(-454)
  • 4位:神山清美 +449(-501)

なんだかもうどーしようもない点差です。まさに敗戦処理


気を取り直して、今、本大会のレビューを書いているところですので、今しばらくお待ち下さい。

「王貞治杯第3回中国春節競技会」結果

http://www.world-mahjong.com/tyuugokushunsetsuhai/result-3rdshunsetsu.htm


1/28・29に有楽町「錦江荘」にて開催された「王貞治杯第3回中国春節競技会」の結果をお知らせします(敬称略)。

  • 冠軍(優勝):鈴木寿佳子・1184p
  • 亜軍(2位):張建民・782p
  • 季軍(3位):仮澤亮・416p

優勝の鈴木寿佳子選手。8回戦で1184ポイントという好成績。第3回戦での+479ポイントなど、終始力を見せつけました。最終戦でも16局中9局を和了り、他を寄せ付けない圧倒的な優勝でした。

個人的総会賞結果

というわけで、2位でした。楯を頂戴してきました。
といっても、決勝卓に残れずの2位。ファーム優勝みたいなもんです。(優勝者は、最終戦決勝卓の4名から出る仕組み。2位以下は、決勝卓を含めた全ての卓から、素点の高い順に選ばれる。)
入賞よりも、決勝卓に残りたかったですね。くやしいです。

とりあえず春節杯には参加いたしますので、新たな気持ちで優勝目指して頑張ります。