リチャードホール
23日発売のTV雑誌に『リチャードホール』が23:00へ枠移動と載っておりました。
バタバタしていたので購入できず、立ち読みでチラリと見ただけなのですが本当なのでしょうか?
ええ〜。勿論、ぜ、ぜ、全国ネットですよね?
『全国』放送を確定する情報を掴んでないのですが、ひとまず諦めないでよかったと喜んでおきます。きゃほー。
しかし、このニュースはワタシにとっては朗報でも、今までこの番組を視聴可能だった方々は、喜びよりも哀しみの方が大きいかもしれません。
一体、我々は今まで幾つの番組に向けて「深夜ではあんなに面白かったのに……」と惜別の言葉を送ったことでしょう。
何百の舞になることは確かだとはわかりきっていますが、関西地区在住人間にとっては、観ることが出来るだけでも嬉しいのです。
『下衆ヤバ夫』アウト・『ロバート・デニーロ』アウト・『四メン楚歌』アウト・『北八先生』*1アウト……と人気があるというコントのほとんどが恐らくアウトで、可能なのは『栗井ムネ夫』くらい?だとしても。観れるだけでも有難いのです。
しかし、下衆さんが観れないのは残念だなぁ〜。かと言って下衆でない下衆さんなんて観たくはないし。あぁ、アンビバレンス。
*1:最近はやってないらしいですが
R-1ぐらんぷり決勝戦
全組終了後『ほっしゃん。』か『井上マー』だと思ったので、『ほっしゃん。』の優勝は単純に嬉しかったです。
あの歓喜の涙も「お笑い芸人が客に笑い以外のモン(涙)をみせるのは恥ずかしい」と自身が思ってそうな方が流したもんなら、コッチは感動しちゃいますよ、そりゃ。
周囲の芸人の暖かな拍手とか司会の宮迫さんが背中叩いたところとか間寛平さんの「今までよう辛抱したな〜」というお言葉とか「何回も何回も辞めようと思ったけど、続けてたらエエ事あるなと思った」という言葉とか。お馬鹿なんでもらい泣きしちゃったよ、ちくしょう。
以下、個々のネタ感想・順不同。
「やりきる事」の凄さは、最近の『波田陽句』や先日の準決勝の『南野やじ』『末高斗夢』を観てつくづく感じることですが、この日、二位だった『井上マー』のネタも何度も観たものにも関わらず笑ってしまったのは積んできたものを「やり切った」からなんでしょう。
それに反するように『ヒロシ』はいきなりこの場でほとんど露出してないだろう(少なくともワタシは初見)新バージョン出してきたのは、確かにその前向きさは良いか悪いかといえば「良い」のしょうが、ネタ前に呼び込みされた時の観客の歓声・期待とその分の戸惑いを(しかも、初っ端から噛むし)計算し切れなかったのかと不思議でならなかったです。
しかも大事な(ご本人がこの大会をどう捉えているかはわからんけど。大金かかってるし)賞レースで。
いや、「だからこそ」なのだろうか。
最近の芸人さん達、特に一つのスタイルがウケ過ぎた人達が可哀想だなと思うのは、一度、世間に認識されたフォーマットを容易に変えることは出来ない(受け入れられない)という前例をたくさん観てしまってることだと思う。売れている最中でも「今が花」だと決して浮かれることがない。
それを「可哀想」だと思うのか「飽きられる前の対策も考えられるからいい」ととるのかはそれぞれだろうけれど、他のパターンを試行錯誤で探す「必死さ」まで透けてみえてしまうのはたくさんの前例があるからこその弊害だと思う。思い込みが激しいワタシのような受け手だけの感覚かもしれませんが。
そんな風に思っていたせいか、審査員の伊藤四郎さんの言葉がやさしく響きました。
(あと、勝手な意見ですが、あんな風に仁王立ちするよりは「ヒロシです…」の時のように顔を伏せて椅子にでも座って足組んででもいるほうがイイような)
『友近』のソーセージのネタは私的には彼女のネタの中では好きなネタなんですが、まぁ、見事にウケない、ウケない。
病んだ目とか「色んな都合で鳥居がくぐれない人」とかソーセージを小学校に送りつけてるとか最後にソーセージを粗雑にビニール袋に入れるとことかギリギリだから、というよりも「ウケようがウケまいが構わない」という「客反応度外視」という開き直った、客席から解離した・もっと言えば上からな対し方だったからではないかと。
「ネタだけをやりたい。それ以外のバラエティは出たくない」との彼女の発言を聞いた事があるんですが、確かにその姿勢はスバラシイとは思いますが、一歩間違えば「客を見下している」と見えてしまう。
地に足の着いていない、客反応度外視に自分達の面白いと思うネタを思うようにやるネタを(ネタにもよりますが)好む人間ですが、この日の客席の反応も含めてちょっと「アレ?」と思いました。
う〜ん、なんだろう2005-02-20 - 昨日の風はどんなのだっけ?で仰られるように、これは他の若手芸人さん達にもいえることなんですが『バッファロー吾郎』や『ケンドーコバヤシ』の位置は目指して到達出来るんじゃない、ってところでしょうか。
散々言われていることですが、お笑いは最後は「人柄」だと思う。彼女がこれからどんな方向に行きたいのかは判りませんが、もう少し追いかけてみたいです。
笑わず嫌い王(前半戦)
収穫だったと思ったのは『とろサーモン』。
過去に『M-1』の予選やら『オールザッツ』やらで数回観た時もあの「スカシ漫才」だったのですが、その時は「演技してますよ感」が強すぎ(に感じ)て、あんまし受け入れられなかったのですが、この日はナチュラルに「いじめっ子といじめられっ子」な関係をみせてくれて感心しました。
『南海キャンディーズ』もそうですが、大先輩である『ナインティナイン』の前・全国放送のゴールデンの番組で、ほとんど露出のない結成二年の新人さん達が素をみせずに堂々キャラを通しているのは凄いんじゃないかと。現代っ子は肝据わってるのか。
漫才しか観たことないので、以前やってらした「かなりシュール」だというコントが凄く興味深いです。
『バッファロー吾郎』(あと『ケンドーコバヤシ』やら『笑い飯』)の評価で「女性ウケが全くない」という評価は、今のお笑い環境からは外してるんじゃないかと、『大人の時間』や『D関西』、彼等のトークショーの女性層を鑑み思います。しかし、日本の全体を見渡し統計すれば、やはり仰る通りかもしれず、自分(とその周囲)がマイナーなのかと少し遠い目をしました。
それはともかく。
彼等の凄さ(希少さ)が、あんな短時間で知らしめることなど不可能ですし*1、確固たる地位を大阪で築いている彼等ですから「今更、全国で売れようとは思っていない」とご本人もファン*2も苦笑して(または余裕で)いるのかもしれません。
ですが、ワタシはやはり、残念だったな、とは思わなくもなかったです。あれが彼等らしいといえば彼等らしいのでしょうけれど。
「こんなに凄い人達がまだいるんだぞ」と言うと宗教染みていてイヤンですが、やはり「面白い人達」に売れて欲しいので。
「売れると消費され尽くされ忙しすぎて面白さが損なわれる」と売れる(露出が多くなる)ことに否定的な面も確かにありますが、後続の為にももう少し全国にも行ってくれれば、と勝手に思ってます。
まぁ、彼等がTV番組等にバンバン出演するところなんて想像も出来ないのは確かですがね。
徒然なるママ
何時の間にやら日記の編集ページが変わっていました、と。相も変わらず時勢に乗り遅れる日々。
気付けばバレンタインが終わってました。
バレンタインという行事は自分にとっては「そういやあ、近所のチョコレート屋さんにエライ列が出来てたな」と思い出す位の存在でしかないのですが。
「はしゃいでんじゃねぇよ」なんて十代の時は斜に構えてられたけど、現在のこの状況下でそう吐き捨てても、負け惜しみでしかないです。まぁ、十年前からただの負け惜しみでしかなかったのかもしれませんが。
とっくにデットゾーンに足を突っ込んで、笑いごっちゃないのだけれど、笑うしかない。
ご本人がそういう方面にほとんど興味を示さないんだもん。
いやいや、今更「興味ない」とか言ってる場合ではない、のだけれど、だって意味がわからないんですもん、何故に皆さんそんな必死なのか。
淡白というか、そういう部分がゴッソリ抜け落ちている感じ。
それを補完する為か、他人の欲望を見聞きするのは大好きなのだけれど。そんなモンを糧にこれからもすすんでいけるんだろうか。
現代病だと割り切ってコソコソ生き抜いていくべきか、希望を捨てずに出会いを求めるべきなのか。
でも、毎日、結構、楽しいんです。実は、それが一番の問題なのかもしれない。
にこいち
『http://www.asahi.co.jp/nikoichi/main.html』の来週のゲストが、アンタッチャブルとのこと。
ゲスト予告を観て、一瞬、何かの間違いかと思ってしまった。
すげぇよ、ABC!
司会の『中川家』は『リチャードホール』で一緒だから良いとしても、『笑い飯』とのトーク(いや、笑い飯のお二人はほとんどトークに絡んでこないけれど)なんて想像できないよ!
楽しみだ。とても楽しみだ。
http://www.p-jinriki.com/untouchable/によると、「いいとも」やら「はなまる」、「うたばん」にも出るようで。
ここ二ヶ月ほどで、加速がついたようにテレビに出まくってますねぇ。
そして、ゲスト出演したどこの番組でも言いすぎなんじゃないか(失礼)と思うほどに褒めまくり。
M−1前に「大会終了後、TV露出が減ることだけはご勘弁」とのワタシの不安は完全なる杞憂でしたが、今度は「こんなにバンバン消費されて大丈夫かいな」とまたいらん心配を。
『アンタッチャブルのあ〜ざんす!』
2/12(土)19時からの特別番組(TBSラジオ)です。
もちのろん、ここ関西の地では視聴は叶わず、これの為だけに、東京まで新幹線で行ったろかと半ば本気で考えた愚か物は、その後、「もうすぐ三十路なんだから」を合言葉に、このラジオの事を記憶から抹消しようとしてたのですが。
http://d.hatena.ne.jp/tsukiyayurihiko/20050213(オシャレドロボウハウセツ)
此方の方が書き起こしをして下さってまして。
物凄い量を、大変だった事と思います。
ありがとうございました。