横浜赤レンガ倉庫   

rockongentlemen2005-12-21


■[12月21日横浜赤レンガ倉庫]

ツアーファイナルを終えた翌日にもステージという、最後の最後まで容赦ない旅路(笑)。元はと言えばツアー中に突如舞い込んだお話。年末のしかも横浜赤レンガとこれまたイキフンのよろしい場所でのオファーとあればやらない訳がない、と快諾。ツアーはツアーで燃焼したものの今日は今日で今年最後のワンマンだし、偶然にも日程が重なったし、これは追加公演って気持ちで良いんじゃない?と一同勝手に盛り上がって臨んだステージ。フィギュアスケートで言うところのエキシビジョン(だっけ?)的な、そんな感じ?

とにかくこの年の瀬に、すぐ隣でカップルがスケートやってたりするのを横目に会場まで足を運んでくれた皆と、開催してくれた明治学院のスタッフと、自分達と、全員が楽しく終える事が出来たらと立った舞台。歓喜と熱狂の横浜アゲイン。終始温かく微笑みの絶えない120分。思えば今ツアー、これだけ過酷な日程を支えて来たのは他でもない笑顔だった。客席からの笑顔、自分達の笑顔、それが決して作り物じゃなくてらい無く出せるようになった瞬間から、光と影/喜びを悲しみの二面性を描き出してきた椿屋四重奏の世界により一層のコントラストと新たな色彩をもたらす事が出来たんじゃないかと思う。何気に今ツアー最大の収穫。支えてくれたのは貴方達です。

終演後は一同築地へ移動し、小さく打ち上げ。東京に帰って来たなぁという思いとツアー全部終わったなぁという万感の思い。気づけば街は師走感で一杯でした。さあ今年のライブも残すところ一本。2005年式・椿屋四重奏の有終の美を飾るべく完全燃焼したいと思います。

静岡SUNASH   

rockongentlemen2005-12-20


■[12月20日静岡SUNASH]
10月から始まったツアーもいよいよ最終日。長期に渡った日々も今日で最後というセンチメンタルな気分があるのか無いのかはさておき、交わす言葉も少なめにそれぞれがそれぞれにいつものごとく作業を進める。とにかく三ヶ月間に渡り行く先々で同じ事をやり続けるというのは想像を遥かに超える過酷な作業だ。

気づけばあっという間に開場時間。この日初めて椿屋四重奏を見ようと来てくれた静岡の人達、はたまた全国各地からファイナルを見届けようと遠征してくれた人達、両者入り乱れ場内ごった返す。ドアの外に入り切れない人多数、再三詰めてもらうようお願いする。

本番、ままならぬ部分も多々抱えつつ、それでも最後の日に最高のショウをという一心で歌に曲に魂を込める。体調も機材も環境も全てがベストコンディションであるに越した事はない、けどそんな事は滅多にない。ではその中でどうやって出来うるベストに持っていくか、答えはこの日のショウに表れていたように思う。ちょっぴりトゥーシャイな静岡の観客を前に全身全霊の二時間。

終演後、楽屋を訪れると4人が4人とも倒れ込んで動けないでいる。ぎっちぎちに埋まった会場という事もありステージ上は酸欠、後半は意識朦朧としながら演っていたのだそうだ。喘息と酸欠のWパンチをおしての2アンコールを終え全てが終了。あしたのジョーさながら真っ白に燃え尽きた姿がそこにはあった。見事やり遂げたね、本当にお疲れ様でした。

当日券を含め最後の最後で完売御礼となった静岡公演、ツアーファイナルに持って来るには十分過ぎる結果。本当にやって良かった。心からそう思った。終演後、ファイナル打ち上げでの「静岡づくし」を持ってなお一層この街を好きになる事に。海産物のフルコースにも驚いたけど、特筆すべきはあの落花生の煮たやつ!何だあれ!宴が終わる頃には一同すっかり静岡の虜。本当にやって良かった。ますますそう思った。

さあ明日もういっちょ、あの横浜で2005年最後のワンマンです!

千葉LOOK   

rockongentlemen2005-12-13


■[12月13日千葉LOOK]

関東近郊シリーズも早くも最終日、仙台・岡山・熊本と並ぶ地元千葉(なんせ上京では無く上葉ですから)での今年2回目のワンマン。昼から雪がちらつくほどの(今年は何でこんなに寒いんだ!)冷えっぷりの中、とにかくモニタリングを丁寧に丁寧に時間をかける。同じ会場、同じ機材でも日によって鳴り方・聞こえ方が全く異なる。

超満員の人が埋まっていざ本番開始。1曲目、立ち尽くす大勢の人達(しかも冬着)に音が吸われ、慌てて各音を突く。こんなに吸われた事は今ツアー中でも初めてかも。千葉は他の地元とはまた違った独特のあたたかさ。ウォ〜!というよりはキャ〜!的なオーディエンスの方が多い印象。ここもまた全力で応えるべく各地元での気負い方とはまたちょっと違った心持ちで臨む。横浜で復活した喘息はまだ治まらず、この日はいつもより多めに水分を摂りながらステージを進めていく。本番終了直後、開口一番「お腹タプタプだ」。

今回ツアーを廻ってみて総じて感じるのは、仙台・熊本・岡山そして今日の千葉と各地元も随分と新しい客層が増えたなという事。「薔薇とダイヤモンド」をきっかけにまた新たな広がりが出来たという実感。素直に嬉しくもっと広げていきたいと思う。なおこの日の模様は12/18(日) 深夜2:00からのレギュラー番組・BAYFM「うしみつトワイライト」でまたまた特集します。どうぞお楽しみに!

bayfm(千葉78.0)「NEO STREAM NIGHT」
12/18(日) 深夜2:00〜「うしみつトワイライト」
“ROCK ON GENTLEMEN”ツアー・千葉スペ(12/13千葉LOOKライブ)
tsubakiya@bayfm.co.jp


締めはまたしても浦安まるば(実は西日本シリーズ高松からの帰りにも寄った)ちょっと基本の味付け変わった? 背脂は確実に少なくなったよね。

横浜CLUB24   

rockongentlemen2005-12-11


■[12月11日横浜CLUB24]

関東近郊シリーズ2日目、こちらは意外にも初上陸の横浜。前日以上に極寒な天気とは対照的に会場内では前代未聞な熱狂ぶりで迎えられる。間違いなく今ツアーはおろか椿屋四重奏結成史上初めての盛り上がり!それを受けてメンバーが俄然ヒートアップ、もう飛ばす飛ばす!飛ばすというより「やらかす」といった具合。客席に引きずり降ろされるといったハプニングまで起こった時にはさすがに固まった。何かが起こるとは思っていたがここまでとは!

そんなつんのめったライブ感とは別に、あくまでも歌は大切にしたい。前兆はあったものの、ついにこの日「紫陽花」の曲中で持病の喘息が突如復活(こんな事まで起こるなんて)本編終了後「この借りはアンコールで返す」と3人が時間稼ぎの間に入念にメンテナンス。雪辱を晴らしステージを終える。

この日それぞれが口にしたのは「今日は観客のおかげ」盛り上がったから良いとか静かだからダメとかそういう事じゃない。でもアルバムを聞いてチケットを買ってこの激寒い中こうして足を運んでくれた皆の強い気持ちがドバッとステージに届いた結果、そしてメンバーが全身全霊で応えた結果、これに尽きると思う。細かい事を挙げればキリがないが、この日は「最高!」と思える瞬間がいくつもあった。全ては今日のオーディエンス!貴方達のおかげです。本当にありがとう。