demon's souls すばらしい完成度。2万円くらいの価値はある

遅ればせながらdemon's soulsを始めたところ、のめり込んでます。
ダークなファンタジー世界で、ちょっとミスったら即死んでしまうリアルな冒険。常にぎりぎりの戦いをしていて、緊張感が半端ない。
操作性は文句なく、装備も防御力が高いものは重くて動きが鈍くなる等、とてもリアル。納得して戦える。
リアル過ぎで、スーパーマリオ並みにしょっちゅう死んでしまう。
しかし、死んでしまっても、青ファントムとして他の人の手伝いにいけば、戦い方の勉強にもなるし、うまくボスを倒せればソウルも結構もらえることに最近ようやく気づいた。これはうまくできているシステムだ。
で、デーモンを倒して、ようやく実体に戻れたと思ったら、しばらくすると「黒ファントム侵入」のメッセージが! いったいどこにいるのかと心臓が本当にドキドキしてもう緊張しまくり。
たくさん(20,000くらい)ソウルがあるときなど、もう手に汗握って「頼むから死んで!」と必死で剣を振り回してました。
今のところ5回くらい侵入されて、3回くらい倒しましたけどね。
2回はやられた・・・(涙)
いやはや、久々に熱中してしまうゲームが登場しました。
少なくとも2万円の価値はありますね。

Demon's Souls(デモンズソウル) - PS3

Demon's Souls(デモンズソウル) - PS3

スクエニもこんな作品をだしてくれれば・・・

(2009年 6冊目)「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか」 深刻な現実がそこにある

裁判の傍聴に行ったら、普通の幸せな生活がいかに難しいか、そしてそれがいかに貴重な、大切なものであるかがよくわかるのではないかと思う。
前回読んで、身近にある深刻な現実を考えさせられた北尾トロ氏の傍聴本の続編です。

裁判長! これで執行猶予は甘くないすか (文春文庫)

裁判長! これで執行猶予は甘くないすか (文春文庫)

内容がさらに濃くなり、今回も読んでは、多すぎる不幸のバリエーションにくらくらし、ますます傍聴してみたい気持ちが強くなりました。

この本の中で紹介されて、そういえば買ったまま見ていなかった「それでもボクはやってない」を見ると、おお、出てました北尾氏(笑)
ヒゲもじゃで怪し過ぎますが・・・

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

痴漢(えん罪なのですが)をしたとして起訴された被告人が裁判で無罪を勝ち取ろうとする物語。
北尾氏が触れているように、裁判の模様がとてもリアルで、そのラストも夢のないリアルさで、見終えた後「裁判」というシステムの意味、問題を考えさせられました。
「真実はどうでもいい。原則、有罪で処理」とならざるを得ない警察、検察そして裁判(官)の現状。何とも言えない気持ちになりました。
その昔の大岡越前をヒーローとしてしまうような、ややこしいことは国に任せっぱなし、頼るばかりの我々国民に問題の本質はあるんですけどね。


そんなところへ、このニュース。
警察庁、最高裁による無罪判決を受けて痴漢の捜査方法を見直しへ - GIGAZINE
1000分の1の確率で起きた無罪判決なのか、それともこれがターニングポイントになるのか。
また今後、取調べの模様をすべて録音・録画していくことにもなりそうであり(http://www.kensatsu.go.jp/oshirase/080324torisirabe/torisirabe.html)、今後刑事裁判は変わっていけるかもしれません。

(2009年 5冊目)「アイディア会議」 アイディアを「出す」係と「まとめていく」係はやっぱり別がいい

複数の人間が集まって、アイディアを出し合って、何かを作り上げるときの成功のためのtips(仕組み)が書かれていました。

1) 「コンセプト」だけを決めるmtg
2) 決まったコンセプトを具体的な企画への落とし込み、作り込み
この二つの工程を分けることが重要

1) コンセプトだけを決めるmtg
の重要なポイントは、

  • 適切な参加者を決める
    • 専門家以外からの意見があった方がいいことも
  • オリエンテーションmtg
    • 目的、方向性等のコンセプトを伝える
  • アイディアを紙に書いて持ってきてもらう
    • 紹介したアイディアの紙はテーブルの上に(発言者とアイディアを切り離す)
  • みんなに見せながらアイディア紹介
  • アイディア選定
    • 基本はワイガヤ。言い換えたり、新しいのを思いついたり
    • 責任者が決定する(合議ではアイディアのエッジがそがれてしまう)
    • みんなが最終的にできあがる作品をイメージできるレベルのコンセプトにまでまとめ上げること


何となく分かってはいることだけど、実際のmtg風景を感じながら読むことができ、改めて押さえるべきポイントを具体的に考えることができました。
優秀な人ばかりであれば、何も考えずにmtgを行えばいいのだけど、優秀な人だっていつも優秀とは限らないし、大抵は普通の人なので、何も考えずに行うと、意見が発散するばかりで大変。
それを「型」にすることで、成功する確率を上げようという内容です。
私の場合、社内イベントをやるときの企画が一番大変。
参加者は、皆本来の自分の職務ではないのだけど、ボランティアで出てもらい、嫌々な人間も巻き込んで最終的に企画立案・実行まで持って行くのは結構なエネルギーが必要だったりします。
この本は、参加者は職務として参加していることを前提に書かれており、やる気のない参加者を、いかに積極的にしていけるかといったポイントには触れられてはいませんが(その辺はワークショップ系の本の方がよいかと)、アイディア出し→企画のプロセスの部分のtipsはとても具体的で、即活用できそうです。
期待していたより面白かった。
企画会議の推進が必要な人には、一度読むことをおすすめします。

アイデア会議

アイデア会議

(2009年 4冊目)「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」 人生いろいろ、悲喜こもごも

テレビドラマの世界の話が、現実の話として、そこにある。
それが裁判所。

裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

タイトルに惹かれて買ったこの本。
昔「ダヴィンチ」というリクルートが発行する本を紹介する本で、面白い文章を書いていた人として記憶に残っていた北尾トロ氏が書いた、裁判の傍聴記。
以前読んだ記憶と変わらず、情感のこもった面白い文章で、読みはまった。
詐欺、離婚、殺人、ヤクザ、交通事故etc・・・
自分とは縁の遠い話と思うけど、傍聴にいけば分かる。それはとても身近なリアルな話。現実の話として、人間の一番嫌な、汚い部分もすべてさらけ出して、目の前で展開される。
知らずにイノセントに生きていたい気もするけど、そうはいかないのが現実。
人生勉強としてそんな汚い現実世界を知る一つの機会として、多いに役立つような気がします。
子どもと傍聴に行ってみたくなりました。っても、小学生には毒か・・・
しかし、「傍聴マニア」がいるというのは驚きました。「裁判長の代わりならいつでもやろうじゃないか」って、すごいコメントだwww

(2009年 3冊目)「ヒルズ黙示録・最終章」 例え警察や検察でも結局は「人間」なんだよね

ライブドアを率いていた堀江貴文氏、通称ホリエモン
マスメディアでは最初奉られ、いつものように地に落とされた人でしたが、実際のところあの事件はいったいどんな内容だったのか?
それを知りたくて、今頃この本を読んでみました。

ヒルズ黙示録・最終章 (朝日新書)

ヒルズ黙示録・最終章 (朝日新書)

どこまで信じてよいのか、判断は難しいですが、警察も検事も被告人もみんな人間なんだよなと改めて思った。
私利私欲があって、お金に汚くて、何かを誇示したくて、組織のしがらみがあって。必ずしも「理想的な人」ではない。
でも、そんな不完全な人間達がこの世の中を動かしてるんだ。
このことを忘れず常に念頭に置いて人と関わっていくことで、妙な失敗をしたり、陥れられるような羽目にならないようにしていけるかなと思う。
この話も面白かったです。
D

FRAGILE 〜さよなら月の廃墟 〜 の楽譜が欲しい

ただいま絶賛プレイ中の「FRAGILE」。心に残るストーリィと音楽がとてもよくて、静かな映画を見ているような気持ちになっています。
地震で崩壊してしまった静かな世界で、生き残った人にあうために探索する主人公。当然、どんどん前に進み、話を進めるべきなのですが、急ぎたくないんです。
じっくりゆっくり歩きながら、その美しい世界を見ていたい。お話を終わらせたくない、いつまでもプレイしていたいという気持ちになっています。
とても心情面を丁寧に描いており、プレイしながら主人公との一体感が次第に強くなってきて、感情移入してしまっている。
演出も控えめで、基本的には環境音で、時々要所要所で音楽が流れ出す。「ico」や「ワンダと巨像」と似ていますね。あれをややジブリっぽくした感じかなぁと個人的には思います。
amazonでは半額になってしまったそうですが、一般にはあまり受けがよくなかったのでしょうか・・・
押さえた演出がとても光る、日本映画のようないい作品なのに。ホモゲーとか書かれたのが運がなかったのかもしれない。
しかし逆に考えれば、まだ買っていない方は、今がチャンスですね。サントラ付きが半額で買えちゃうんですから。

このサントラにも収録されているのですが、この作品のタイトル曲「すべての人へ」、これがとても印象に残る。
D
ニコニコでも「神曲」と讃えられてますね。
この曲をなんとか自分で弾いてみたいのですが、耳コピーができるレベルではないため、楽譜が欲しい。
でもない・・・
iTunesでサントラを発売している(買いました)YAMAHAの楽譜サイトに要望を出してみましたが、いつになるか分からないし、ニコニコで演奏している人から何とか譲ってもらえないか、考えてみようと思います。

ピアニスト 須藤千春さん きれいな方です

ふとつけたときに流れていた「BS12クラシック♪クラシック〜サロンコンサートへようこそ!〜」で初めて見たピアニスト 須藤千春さん。
フレンドリーな感じなのに、とてもきれいな方です。

プレリュード

プレリュード

日常の生活風景と練習風景が放送されていて、プロの音楽家の日々をかいま見ることができました。
再放送されないかなぁ。