• 読み進めながら素直に情景を思い浮かべるのが人生を楽しむコツです。
    例えば、0139を見ながら、虫かごとニコニコした子供を想像して見てください。
  • このサイトは、管理人がインターネット上からかき集めてきたネタ―爆笑あり、黒い笑いあり、真面目な洞察あり―に依って構成されています。句読点の位置や名前など、管理人が若干のアレンジを加えている場合もあります。このサイトについての詳説。ジャンル分けについての詳細はこちらをどうぞ。私事歳時記へはこちら

401

スーパー行って商品をかごに詰め込み

レジに並ぼうとしたところで財布がないことに気づき


「ウハw財布忘れたっけwwwテラハズカシスwwwww」


と一通り商品を棚に戻したところで


「あっ!そういえばさっき本屋行ったあと

 自転車のかごに入れたままだったんだ!やべえ!」


と思い出し素で焦って走って店から飛び出したその瞬間



お ば さ ん G メ ン に 

低 空 タ ッ ク ル さ れ た





突然テイクダウンされワケがわからずもがく俺に対し



容 赦 な く 関 節 を 極 め る G メ ン



「え!何!?誰!?いや痛い痛い痛い痛い!!!!!」


「『何!?』じゃないでしょ!『痛い』じゃないでしょ!

 あんたさっき何やった!!自分でわかるでしょ!!!」


「何もしてないって!!」


「おばちゃんずーーっと見よったんぞね!」




ぎ ち ぎ ち と 悲 鳴 を 上 げ る 肩 関 節


「とりあえずここお客さん通るから

 あんたちょっとこっち(事務所)来なさい」


解放される俺

でも袖はがっちりつかまれたまま

周りには軽く人だかり


「万引きじゃないあの子?」「あらやだ!」


聞こえてくるおばちゃんの声援


「いやワケわからんのですけど…えっと

 とりあえず財布だけとってきてかまんですか?

 あれ盗られたらシャレにならないんで」


「(゚Д゚)ハァ?…………いっいいから早く来(き)い!」



こ こ で 焦 り 始 め る G メ ン


事務所に連れて行かれた俺

そこには店長らしき人物も

そしてGメンが一言


「…もしかしたら、もしかしたらすみませんかもしれん。

 でも一応かばんの中の物出してもらおか」


「はあ」


中身を取り出す俺




食 い 入 る よ う に 俺 の 


い ち ご 1 0 0 % 8 巻 を 見 つ め る G メ ン


店長が完全に状況を把握

そして第一声



「真 に ! 真 に 申 し 訳 

 ご ざ い ま せ ん で し た ! ! ! ! 」


「君の仕事は何や!お客様の何を見とったんや!

 しかもギャラリーまで作って何考えとんや!!!
 
 どう責任とるつもりや!!!1!!」


「申し訳ございません!確かに、確かに…………」


中略


「店の前でて目の前で他のお客様の誤解解いて来い!!」




公 衆 の 面 前 で 高 校 生 に 

頭 を 下 げ る 推 定 4 0 過 ぎ G メ ン


すべて済んだあと

3万円分のスーパー商品券を渡す店長


「真に申し訳ございませんでした。これでなんとか…」


受け取ってさわやかに言う俺



「い え 。 勘 違 い は 誰 に で も 

 あ る こ と で す か ら( ^ー゜)b 

 お 仕 事 が ん ば っ て く だ さ い 」




嗚呼懐かしき高校時代

法政の逆襲23【エピローグ 〜筑波大・千葉大編〜】

筑波「ふっ、やっと終わったか…」
筑波大は、風の噂でこの戦争の終結を知った。
筑波「これまで偏差値や知名度によって格付けされていた大学同士が、
   自校に対する評価の改善を求め、そして権力を得ようと戦ったこの戦争…。
   まったく愚かなものであった…」

そこへ、トレーニングの成果により腹筋が鍛えられた千葉大が現れた。
千葉「見てください、この腹筋を! すばらしいでしょう!」
筑波「やあ、千葉大。久しぶりだな。
   それはそうと千葉大、やっと終わったこの大学間戦争についてどう思う?」
千葉「は? 戦争って? なんの映画の話ですか?」
筑波「お前は何にも知らないのか。おめでたいな。
   まあいい。私はこの戦争を機に、大学に対する評価の仕方を改めるべきだと思うのだ」
千葉「はぁ…」
筑波「もちろん偏差値や知名度による評価も必要なのかもしれない。
   だが、それではまた今回のような争いが起こってしまう。
   そもそも大学は、高等教育機関でもあり、研究機関でもある。
   これからはもっと、大学の研究実績を評価対象にしていくべきではなかろうか」
千葉「そういえば筑波さんは、ノーベル賞を出すまでの研究実績を持っていながら
   世間での評価はイマイチですもんね」
筑波「まあ、そういうことだ。
   入試が難しいとか、簡単だとか、そんなことでは大学の真の実力は分からん。
   今回の戦争を教訓に、そこらへんをもっと考えていくべきであろう」
千葉「ふ〜ん。筑波さんはさすがに色々考えてますね」
筑波「千葉大も、腹筋はいいがもっとそういうことを考えてくれ。
   何しろ、数少ない生き残りの大学なのだからな…」
千葉「は〜い」

千葉大は去っていった。
一人になった筑波大はつぶやいた。
筑波「私は別に、権力などいらない。
   大切なのは、ちゃんとした研究実績を出し、世の人々に貢献することなのだからな…」


エピローグ
戦争終結―――――
あまりにも大きな傷跡を残した戦争であった。

関東と関西では、東大・京大両指揮下のもと、復興が進められている。
複雑な想いが交錯する中、二校はその能力を十二分に発揮。
やはり、リーダーとしての天性の素質があるのだろうか…。

北海道では北大が倒れたため、残った大学が協力して自治を行う事となった。
東北は東北大が戻り、再びまとまり始めたという。
中部では、ICUの援軍であった者達が中心に、戦後処理が行われている。
九州は九大が死に、軍も壊滅的打撃を受けていた。
中国地方や四国勢の援助のもと、少しずつではあるが、復興がなされている。

医大連は解散し、それぞれの地方へと戻っていった。
医大の中には、各地を回り、戦災者への援助を行っている者もあるという。
公立大同盟も解散し、各々の故郷で復興に向け尽力しているようだ。
予備校達も、中小予備校が手を取り合い、再起にむけ活動を始めている。

七武神は日本への干渉を停止するという声明を公式発表した。
一気に七武神三校を失ったアメリカもそのショックは大きいに違いない。

それぞれの地方には戦死者のため、墓地が建てられた。
東京では、東大軍基地跡地に一橋の墓を中心に、大規模な墓地が造られた。
東工大理科大の埋葬については、議論がなされたが、結局埋葬される事になった。
ICUは関西で眠る事になった。同志社たっての希望であった。

もうこのような戦争が起こることがないよう、祈るばかりである…。


〜三人〜
宇宙へ乗り込んだ者達は、忙しさの合間を縫って、会うことになった。
東北「久しぶりだな。二人共」
法政「いいんですか?俺達はともかく、東北さんは指揮官なのに…」
東北「かまわんさ、宇宙旅行仲間だしな」
お茶の水「あれから随分経ったわね…」
東北「墓参りには?」
法政「電通さんと九大さんのは。CITさんは海外なので、なかなか行けなくて…」
お茶の水「私たち、日本を救ったのよね?」
法政「うん…」
東北「これは三人だけの秘密だ。もっとも信じる者もないだろうがね」
法政「流星群もMITの宇宙実験の失敗として処理されましたしね」
東北「七武神としても、隠蔽したかったのだろう。気づいていたのだろうが、
   まさか自分達の中に、日本を消し飛ばそうとしていた者がいたなどと言えまい」
お茶の水「まったくイヤな世の中よね!」
法政「ピピピ…」
お茶の水「何やってんのよ」
法政「いや、ちょっとね…」
東北「我々がいなかったら、今この大地は無い。誇りに思っていい事だ」
法政「そうですね」
お茶の水「あ〜あ、釈然としないわ」
法政「東北はどうですか?」
東北「ある程度の大学は残っていたし、まだまだ時間はかかるが、昔以上にしてみせるさ」
法政「頑張って下さいね」
東北「君達もな」
お茶の水「ホホホ、言われるまでもなく、よ!!」
法政(こいつ、東北さんが旧帝ってこと忘れてるだろ…)
東北「さて、電通に会いにいくか。忙しくて、まだ行ってなかったのだ」
法政「じゃあお供しますよ」
お茶の水「私、一橋様の墓参りに500回は行ってるから、案内は任せて!!」
法政(一橋さんもさぞ迷惑だろう)
東北「よろしく頼む」
三人は東大軍墓地へ向かう。“六人”だけの秘密を共有しながら。


〜声〜
京都墓地―――――
同志社は隣り合わせのICUと立命館の墓の前で手を合わせていた。
同志社「………さて、行くかな」

そこへ、立命館工作員がやって来る。立命館は声をかけられた。
同志社立命館の…今は何を?」
工作員「各地へ散らばり、復興の援助です。これは立命館様の遺志ですので…」
同志社「あいつも粋な事するじゃないか」
工作員「では…」

同志社は立ち上がり、他の墓を見て回った。すると、京医がいた。前には神戸と神医の墓があった。
京医「やあ」
同志社「どうも。なんですか?そのナイフ」

ドッ

京医は神戸と神医の墓の前にそのナイフを突き立てた。
京医「これは返そう。もう二度と使う事のないよう…」
同志社「あの…」
同志社はナイフの事を聞こうとしたが、止めた。そして、軽く頭を下げ、墓地の出口へ向かった。

関西「同志社!お前も墓参りか」
同志社「ああ、関学は…残念だったな」
関西「仕方ない、戦争なんだから。ところで…」
同志社「?」
関西「いいのか?京大さんのこと…。ICUの仇なんだろう?」
同志社「京大さんが倒れた直後、ICUの声がしたんだ…。
    “ありがとう。平和とは何か、自分が何をすべきか、全て分かったよ。僕は神の下で罪を償おうと思う。それじゃ元気で…”ってな」
関西「幽霊ってやつか?」
同志社「幻聴かもしれないし、精神体かもしれない。しかし、いくらか救われたよ」
関西「そうだな。じゃあな…」


〜心機一転〜
関東大学本部―――――
早稲田「筑波さんも変わった人だぜ。副官就任の話、断ったってよ」
慶應「彼は権力云々にこだわりがない男だからな…」
早稲田「おい、それじゃ俺が権力が大好きみたいじゃねえか!!」
慶應「違うのか?」
早稲田「違わい!」
慶應「どうだかな…」
早稲田「何ィ!勝負だ!!」
慶應「望むところだ。体もなまってるしな!」

明治「またやってるぜ、早稲田さんと慶應さん。元気がいいこって」
中央「そこがいいとこだろ?」
明治「まあな。でも、俺たちも少なくなったな…法政はグループに属さずにやるらしいし」
中央「そうだな…」
学習院「趣味はバイオリンです」
明治「うわっ!いつの間に!!」
学習院「しょぼくれる暇はないぞ、二人共!」
中央「お前の言うとおりだな…。明治、お前には負けん!!」
明治「こっちこそ負けるかよ!!」
学習院「さて、埼大さんが呼んでるぞ。埼玉も戦場になったからな」
明治&中央「OK!!」

都立「いったい俺たちは何をやってたんだろうな」
横市「でも、悪い気分じゃないぜ」
都立「一夜限りの夢だったってか?」
横市「そういう事だな」
都立「この平和な時代に公立の華を咲かせてやるか!!」
横市「そうとも!」


〜おめでた・さよなら〜
京都医科大学附属病院―――――
同志社「どうでした!?」
京医「おめでとう、三ヶ月だ」
同志社「やったァ!!」
京医「お前も一児の父か…頼りない父親だな」
同志社「あの…」
京医「?」
同志社「本当に俺の子供ですよね?」
京医「?」
同志社「例えば、帝京とか…」
京医「何で、帝京の名前が出てくるんだ?」
同志社「いや、ちょっと気になって…」
京医「安心しろ、お前の子だ」
同志社「そうですよね!いやぁ、心配性だな俺って…ハハハ…」
京医「いい大学になるといいな」
同志社「ええ!」

とある夜、一人で京都墓地に現れる男がいた。
??「私が生き残るとは…神とは残酷なものだ。いや、いないのかもしれぬ…」
その男はひときしり周囲を見渡した。そして、言い放つ。
??「後任も優秀なのが控えている。安心して死ねるわ。私の最期を見ていろ、貴様ら!!」
??「死ぬつもりか?」
??「なぜお前がここに!?」
??「お前と同じく、墓参りだ」
??「私はお前に勝ったし、もう未練は無い。これ以上、のさばる訳にもいかん」
??「言っておくが、私は負けていないぞ」
??「あの時、“お前の勝ちだ”と言ったではないか」
??「あれは…ジョークだ」
??「ほう…」
??「今なら咎める者もいまい。一勝負やるか?」
??「いや、いい…。墓に眠る者達に悪いしな」
二人の男は墓を去っていった。


〜法政は?〜
ある日、法政は復興作業に追われていた。
法政「ふう…」
日大「俺が代わりますよ。休んでいて下さい」
法政「いや、俺はまだまだやれるよ(助かった…)」
日大「そうですか?じゃあ無理に代わらない方がいいですかね」
法政「(おいおい!)ちょっと待った!代わってやろう。仕方ないな…」
日大「………?」
法政「とにかく、任せた!!」
日大「はあ…」

日陰に移動し、休む法政。
法政「あ〜疲れた…」
お茶の水「情けないわね」
法政(何でこいつがここに…)
お茶の水「肩もんであげる」
法政「(珍しい事もあるもんだ…)お、一橋さんの次は俺か?」
お茶の水「バ、バカじゃないの!?」

ギュウウウウウウ…!!

法政「肩が…肩がァァァァァァ!!!!!」
お茶の水「ほら麦茶よ」

ビチャビチャビチャ…

法政「鼻に…鼻にィィィィィィ!!!!!」
お茶の水「じゃあね!!」
法政(結局、嫌がらせに来ただけかい!!)

法政「あいつも黙ってりゃいい女なんだがな…ま、いいや。
   さ〜て、ピピピ…っとね(本当に口癖になりそうだな、これ)」



〜平和〜
阪市「電線の近くでの凧揚げはいけないよ」
阪府「何で?」
阪市「電気で凧が焼けちゃうだろ。これがホントのタコヤキ、な〜んちゃって」
阪府「アホか!」

関西「ハァ…」
阪市&阪府「何だよ、その薄いリアクションは!」
関西「このレベルじゃあ、俺のCMには使えませんね」

関西大学による、ギャグのダメ出しが始まった。そして、30分後…
阪市&阪府「食い倒れに吐き倒れラ〜〜シュッ!!!!!」
関西「ぐぎゃああああああああああ!!!!!」

後に出来たCM―――――
遠い未来に放映されるであろう。
同志社「これが私の息子です」
同女「すくすく育つといいわね」
阪市&阪府「都立ゥ!横市ィ!いつでもかかって来い!!」
京医「体調を崩されたら、ぜひ当院に…」
京大「そうだ、京都へ行こう」

テレビの前の法政。これも遠い未来である。
法政「何のCMだ?これ…」
お茶の水「さあね、でも楽しそうだわ」
法政「それは言えるな」
お茶の水「東北様から手紙が来たわよ。今度会わないかって…」
法政「驚くだろうな。俺達が付き合ってるの知ったら…」
お茶の水「私としたことが、人生最大の失敗だったわ」
法政「俺もだ。大失敗もいいとこだ」
お茶の水「なんですって!!」
法政(また、このパターンか…)
数十秒後、法政がのされたのは言うまでも無い。

 - 完 -