蔵人独言

BUBKAでの真木蔵人のコラムが、ヤバすぎるとタレコミがあったので、紹介。

ま、お縄になったら終わりだけど、戸塚宏さんのイズムは今の奴らにも必要だったよ。あいつは生徒を溺れさせて、イジメんのが気持ちよかったかもしんねえ。ホントに悪い奴だったかもしんねえ。顔もやばいじゃん。
でもポジティブな眼でとって、人々を自然と触れさせたっていうことに、俺は感動する。だって海はやべーから、マジで。
テメエより海の方が絶対強いしやばいと知ってたから、戸塚さんは海に入れたんだ。生徒があいつをリンチに行っても「じゃあ海に行ってみろよ。お前ら海ぶっとばせんのか、海のど真ん中から帰ってきてみろよ!」って言われても、誰もできねえだろ。俺は戸塚さんはぶっとばせるけど、ヨットで海からは帰ってこれねえ。
自然はそういうやばいもんだし、スピリチュアルなもんだろ。でも引力が弱い奴らは、フェイクなものに騙されてるよ。オーラのなんたらって番組に出てる霊能者みたいなのにさ。リアルな人間はテレビとか出ないんだよ!まず地球のために考えてんだ。芸能人のケツ拭きなんかしません。
だってTV番組でしょ、CMあるでしょ、視聴率の為なんですよ。それ以外のなんでもない。ハッキリ否定しておくよ、俺はここで。あいつは全部嘘だよ。
俺のなんにも当てらんねぇ、あいつには。俺はそれ以上のパワーを持ってるよ。自然からパワー貰ってるよ。楽屋と番組だけをウロウロしている奴に何がわかる?
今の家は木が日々のびるしさ、タヌキは出るし、野ウサギも出んだよ。俺は自然と共存してる。月がきれいな時は、月は俺に声かけてくるんだぜ。「ルック・アップ・ミー・メーン、俺はこんなにきれいだぜ」みたいな。だからちゃんと見てやんだ。「今日もかっけえな。でも、いつも変わんねぇじゃねぇ?ちょっと欠けたりしねえのかい」とかさ。
そうやって月をじっと見たりするんだよ。それだけでもバイブスの交換とかあるんだな。太陽が上がってきたら今日は天気だとか、今日は雨だとかさ、自然や地球を本気で感じてないとね。それが本当のスピリチュアルじゃないんですかね?
だから自然と地球があんじゃない?
ビルを建てるために地球は用意されてませんよ。砂と土と海と山と木とアニマルを育むためにあるんですよ。俺はすげえいい加減なこと言ってるけど、超ピュアなことなんだよ。お前がビルを建てる為じゃないんだよ、森さん!っていう感じ。
ビルを建てすぎなんだよ。ビルから人を落としたあのオヤジも、高いところから唾垂らすじゃん、「ぺっ」て。あの感覚でイッちゃっ沈んだろうね。ビルがなければ、下に落とそうとは思わなかったろう。じゃあビルがなかったら刺してたか?あったから落としたんだと思う。あいつんちの周りが、すげえ平屋の団地だったらしなかったよ。近所の建物が、デカすぎた。
地球はビルを建てる為にあるんじゃねぇんだ。すっげー俺は簡単なことを言ってる、それを言うと全ての産業と全てがパーになるんだけど。自然を残しながら、皆ポジティブに生きて欲しいんだよ。戸塚さんは海に生徒をぶちこんでるだけだった。
でも、ビルを建てた奴は全員ぶち込んでおけよ、ジェイルに。俺はそっちの方がいいよ。

マジでヤバイよ、この面白さ。言葉のセンス、引き出しは、ぜってぇ勝てねえって。
Aさんありがとうございました。

新日本プロレス株主総会(by東スポ)

午後1時半から始まった株主総会は約1時間で淡々と終了した。爆弾投下(サイモンと長州の退陣。受け入れられない場合は、藤波が退団)を予告していた藤波も「長州を現場監督に復帰させたのは誰なのか」と誰もがサイモン社長の意向であると分かっていることを聞いただけにとどまった。サイモン社長と長州現場監督の退陣要求もせず、自身の去就にも触れずじまいだ。
株主総会後、新日プロは取締役6人の再任と藤波の保留を発表した。サイモン社長は藤波について
「1週間ほど時間をいただく」とコメント。藤波も「今日のところは時間を取ってほしいということなので、合わせるしかない」と、足早に事務所を後にした。
あれだけ固い決意で責任追及すると言っていた藤波なのに、いったいどうしたというのか。株主総会直前まで時計の針を戻すと、藤波がダンマリを決め込んだワケがわかる。
午前中に事務所に入った藤波は、総会直前にユークスの谷口社長と電話会談し、初めて胸中を伝えた。
そして一両日中の直接会談の確約を取り付けたことで、株主総会での強攻策を回避することを決めたのだった。「あえて要求を株主総会で押しつけることはない。直接、谷口社長に投げかける」と藤波は爆弾をそっと胸のなかにしまいこんだ。サイモン社長と長州の解任を、谷口社長にぶつけるという。
最後の勝負は権力闘争でもある。藤波は「ヒラでは(取締役)やらない。今と同じ役職では変わらない。権限がないとまた同じことをやられる」と社長に返り咲くか、現在空位の会長職、あるいはCEOの立場を求める考えだ。当然、長州に代わる現場監督も用意することになるだろう。新日再生への”クーデター”とも言えようか…
あとは谷口社長の判断一つだ。ユークスがまだ有限会社からの付き合いで、谷口社長も大の藤波ファンときている。そこが生命線なのだが、ことは新日プロの存亡にかかわる一大事。感情論で決着するとは到底思えない。
大逆転のシナリオは確かにある。同時に大山鳴動して鼠一匹というオチもある。最後は藤波自身が選択することになるハズだ。

まあ、結局、何もなかったことになると思います。と、いうか単に、平役員じゃなくて、長州よりいい役職につけろって言ってるだけのような。
しかし、さすがに東スポは、藤波の扱い方をわかってるね。昨日の一面を、藤波退社覚悟で株主総会で訴えみたいにしておいて、今日は、この、藤波こんにゃく落ち。藤波マニアには、たまらない展開です。
さらに、藤波をネタに、こんな記事も

今回の藤波の爆弾要求騒動に、新日フロントは冷ややかな目を向けている。ある幹部は「週に何回か会社に来て、デスクに座っているだけ。テレビなどの自分の仕事が入ると、そっちが優先。会社の仕事は何もしていないと言っていい。総会で何か言ったんですか」と、首をかしげる
別のフロント首脳も「1月4日から試合をしてないし、現場に出かけて若手を指導するワケでもない。責任を問えるのかどうか」と辛らつだった。
さらに「谷口社長と直接話してダメだったら辞める?そんなハズはない。残留でしょう」とあざける声まで漏れている。新日プロのあるスタッフは「会社の決定に不満があったとしても、なぜそれを上層部ではなく先にマスコミに話すのか。今の新日本が悪いというなら、まず中で話し合うべき。外に出したらイメージダウン以外の何物でもない。」と大きくため息をつく。
別のスタッフも「なぜ今のタイミングなのか。株主総会でというのは分かるが、今はシリーズの真っ最中。せっかくニュージャパン・カップで盛り上がってるのに選手が可愛そうだ。藤波さんも選手の気持ちがわからないはずはないのに・・・」としきりに首をかしげた。

ドラゴン、最高です。問題は、このドラゴンの面白さを、新日がいかせないことだよな。WWEとかだったら、ビンスの腰ぎんちゃくの現場責任者、言うことがコロコロ変わって、ショーン・マイケルズにのされる役とか、すぐ浮かぶのに、もったいない。

パ・リーグ予想

1位:日ハム
なぜ1位予想かというと、ファンだから!ってのも、あるけど、今年のパ・リーグで戦力がアップしたのって、ここ位しか無いと思っている。プレイオフには、行けるんじゃないかなと思ってます。で、ヒルマンの特殊技能が「短気決戦に強い」ということを信じるのみです。その前に、長期的な視野が問題な気もするが…
2位:西武
オープン戦から、今年は小野寺がいいと思っていた。
だが、銀ちゃんは、予想外。こんな、いい選手だとは思っていませんでした。
投手力、攻撃力とも、パ一番だが、守備力に難ありと思う。そして、実質一年目の捕手がレギュラーのチームは、優勝できないと思うので、この順位。
3位:ソフトバンク
まあ、世界一監督ですから。
城島の抜けた穴も大きいけど、尾花コーチがいない投手陣に不安が残る。
4位:ロッテ
よく言ってるんだけど、ファンの盛り上がりとか、戦力の上昇とかが、一時期の横浜っぽいんだよね。で、案の定、横浜と同じように、日本一になった後、戦力を低下させている。
申し訳ないが、チームというか球団に、連覇をする気がないってのが伝わってくるんだよね。去年、阪神ファンが「日程の問題が…」と言ったように、今年はロッテファンが「WBCが…」って、言うんじゃないかね。
5位:オリックス
平野は、今年の新人王だと思っている。投手陣はいいけど、中村紀、清原ってのはなあ…特に、紀には期待していない。開幕して予想外だったのは、菊地原が今年もいいこと。もっと評価されて欲しい選手だ。
6位:楽天
野村には、あまり期待していない。
そう思ったのが、昨年のプレイオフソフトバンクが2点リードの場面で、ロッテが無死1.2塁から、強行した際に、解説を行っていた野村の「理解できない」発言。
ロッテファンというか、ある程度の野球ファンなら、あそこでの強行は読んでいたんじゃないかな(失敗したとしても)。「私の哲学と違う」なら、まだわかる。でも「理解できない」ってのは、野村の思考の硬直化を表しているんじゃないかなと思う。なぜ、その理解できないチームが日本一になったのか?それを、考えようとせず、自分の考えと違うからと拒絶する指揮官を、僕は信頼できない。

前田・佐山対談

お久しぶりです。仕事と遊びが忙しくて、ずっとサボってました。
週刊文春での前田と佐山の対談を紹介。
とりたてて、面白いことを言っているわけではないが、この2人の橋渡しをしたのが、真樹先生がしたってのが、燃えるっす。

真樹そもそも、佐山君の紹介で前田君はブロレスの世界に入ったんだよな
佐山そうですね。元々はある空手の先生を通して偶然知り合ったんです。
前田はい。でも自分の入門当時、佐山さんはずっと猪木さんの付き人でしたから、ほとんど会う機会はなかったですね。
真樹佐山君は、前田君をスカウトしてきて、どう思って見てたんだ?
佐山人間的には純粋で、すごくいいと思いますよ。二年間ぐらい一緒でした。
前田今日は何十年かぶりにこうやって会わせてもらいましたから、思い切って言わせてもらいます。
自分には、今振り返ってもすごく不思議なことが一杯あるんですよ。例えぱ猪木さんの激変ぶり、そして佐山さんの激変ぶり。一番最初に十七歳で佐山さんに出会ったときに、「ああプロの選手ってこんなに爽やかで、こんなにすごい人たちなんだ」とすごく感動したんです。
真樹そしたら、どんなことがあったんだ?
前田入門当時、シャワーから猪木さんが上がってくると、鏡を持って、顔が見えるようにする役をやっていました。鏡を持ちながら「わあ、猪木さんの眼って綺麗だな」と思っていつも見ていたんですが…。
真樹猪木の澄んだ眼が変わったから、新日本を出てUWFに行ったのか?
前田そもそもは猪木さんと新間寿さん(※アントニオ猪木の元側近で元新日本プロレス営業本部長)に、UWFに行ってみろといわれたんです。その頃、ウチの母親が径我で入院していて金も必要だった。実はあの頃、レスラーをやめようかとも思っていたんです。自分なりに努力しても、相手のスキルが高くないから、どうしようもない。
あれはやってくれるな、これはやってくれるな、という話ばっかりで。自分は、プロレスをやっていなかったらマグロ漁船に乗って金を貯めて、その金でアメリカに行こうと思ってました。新日本で何年かやらせてもらって、身体も大きくなったし、海外に修行に行かせてもらって英語も喋れるようになった。それで十分じゃないかと思ったんです。
真樹でもお袋さんの病院代も必要だし、UWFに行ったと
前田そうです。当時の猪木さんは、実は、今のK-1のようにTV局二局による放送を目指してたんです。UWFをフジTVで、新日本プロレスはテレ朝で、という形です。でも秘密で進めていたのがテレ朝に露見して実現できなかった。
UWFに関していえば、選手が思った以上に大きなビジネスになったんですよ。選手はとにかく練習、試合、その繰り返しです。
でも周囲は「こいつらを使って金儲けが出来る」と分かっていた、佐山さんもそういう目にあった時期があるし、俺もそうだった。
佐山それはその通りだね。
前田自分たちは、スポーツぱっかりで世間知らずでしたから。悪いヤツらにまんまと引っかかった。
真樹まあでもプロになるというのは、そういう面もあるんじゃないのかい。金儲けも必要だし、爽やかだけではいられないだろう。
前田でも、自分が自信を持って言えることは、大阪から出てきた時と何も変わっていないということです。
真樹佐山君は猪木さんについてはどう思う?
佐山いやもう、先生です。でも、さっき眼が変わると言いましたが、男は四十歳になったら自分の顔に自信を持て、と言いますよね。守らなきゃいけないもの、というのがありますから。さっき言われたような仕組みから自分の身を守るには、自分は絶対強くならなきゃいけない、という思いがあった。自分は、リング上で強いヤツがリングを降りても強い、というのは見たことがないので。
真樹佐山君はアントニオ猪木に憧れてプロレスラーになった。前田君はたまたま佐山君に誘われてプロレスに行っそみたところに猪木がいた。見方が違うのも当然かもしれないな。
しかし君らは、色んな選手を連れてきたよな。ヒクソン・グレイシーは佐山君が連れてきたんだよな。
佐山そうですね。
真樹最初にヒクソンを連れてきた時、ファイトマネーはいくらぐらいだった?
佐山ヒクソンは最初は千五百万円でしたね。きっかけは、ロサンゼルスにウチの支部があるんですが、そこの奴らが最初にヒクソンを達れてきたんですよ。
真樹ヒクソン佐山聡をリスペクトしてたもんな。A・R・ノゲイラ(初代PRIDEヘビー級王者)、ヒョードル(現PRIDEヘビー級王者)を連れてきたのはこっちだな。
前田その時点でもう、グレイシーは、ベラポウなお金がかかる存在だった。それでは興行にならないから、一から無名のヤツを連れてきてやろうということで。
真樹当時はまだ、二人とも無名だったもんな。
前田ノゲイラも、アメリカで試合をしてましたけど、当時はまだグラウンドも冴えていなくて、しょうもない判定の試合ぱっかりでしたよ。ヒョードルは、元々はどっちかというと柔道の選手なんですが、寝技がそんなにすごかった記憶はない。ただ、何というか天才肌的なところがあった。
真樹二人は今、注目してい選手はいるのか。
佐山いや、やはり精神的なものを鍛え、国体を複活させるほうが先ですよね。
真樹前田君のほうは?
前田今、所英男(※昨夏の「HERO’S」で”惨斗の絶対王者”と呼ばれるA・F・ノゲイラに勝利し一躍ヒーローになった。現在も清掃員の仕事をしながら戦う異色のファイター)という選手を可愛がってるんです。
ああやって働いてまでも、リングに上がるという選手は、なかなかいない。だから、みんなをちゃんと食わせてやりたい、という思いはあります。
ところで佐山さんは、何で修斗を離れたんですか。
佐山修斗はね、減茶苦茶になっちゃったの。
前田実は、佐山さんが修斗から離れた一、二年後に、修斗の人が二人で自分のところを訪ねてきたんですよ。
「ロシアの七十キロ、八十キロ級の人間を紹介してくれ」って。
当時俺は、「佐山さんと俺は確かにいろいろあった。でもあの人だって、プロレス界を敵に回しても、修斗のために一人で頑張ったのに、追い出すのは酷い話じゃないか」
といったんです。それをちゃんとした形に戻したり、修斗から他個体に対してやった中傷発言をきちんと改めたら、タダでブッキングしてあげるよ、ってそこまで言ったんです。
佐山修斗にも色々な派閥があったから「もうやってられない」となった。スポンサーも絡むし、嫌になっちゃう。みんな、修斗って名前が欲しいの。それだけで集まってくる。これも人間の性でさ。でも前田は今いいこと言ってくれたよね。
前田自分もリングスで一人でブッギングなどをやっていたので、分かるところがあって。でも、色々な人に会うと、今でも佐山さんとのいい思い出を、みんな言うんですよ。
真樹こうやって話をするのは二十年ぶりだろ。後輩の面倒も見ないとな。
佐山面倒だなんてとんでもない。彼は大物ですから。でも、話はしたかったんですよ。
前田俺は一回、佐山さんに留守電を入れたでしょう。
佐山え?知らない、知らない。
前田小林邦昭さん(※タイガーマスクの往年の好敵手で、マスクに手をかけた”虎ハンター”)が、近所に住んでいるのですが、癌を患ったり離婚したりして、可哀想で。それで留守電に「小林さんがこういう状態なんで、佐山さん、元気付けてあげてくださいよ」って留守電入れた。もう、三年ぐらい前です。今も管を入れて、身体に直接抗がん剤を流し込んで。それでもトレーニングして、身体は維持していました。
佐山連絡は取っているよ。「また試合やろう」っていったら向こうも「やろう」って言ってた。
前田俺と会うたびに「佐山はどうしてる?」ってずっと言うんですよ。新日に入った頃を思い出すと、毎日が修学旅行みたいな感じだったんですよね。練習は大変だったけど今でもふっと夢に見ますよ。
真樹そういえば今年は、暗示的な年なんだな。総合格闘技は、大きく分けたら二つ。立ち技の原点が大山倍達。組み技の原点が力道山。たまたま今年は二人の映画が公開されている。
前田実は大山先生には、最後に会っているんですよ。亡くなる年(94年)の前年の12月。その時のことはよく覚えています。何だかものを見ていない感じで、目の中に死相があった。お会いした後、冗談で「まさか亡くなったりして」と言っていたら、本当になって。「飯を食おうと言っていたのに風邪をこじらせてすまん」という手紙を何度かもらいました。
真樹俺は後楽園ホールのサウナで、亡くなる年の3月に会ったんだ。桜が咲く頃には退院できるからな、と言いながらサウナで背中を流してな、それから四十日ぐらいだった。佐山君は大山先生は?
佐山お会いしていないです。でも大山先生の考えは、よく聞いていました。
真樹とりあえず、二人の身近な目標は何だ?
前田自分のやってきた部分に責任を持ちたいですね。総合格闘技の創成期に関わった人間なんで、みんなが死んだ後も続いていくようなものにしたい。
佐山私は格闘技を一心不乱にやってきたから、今は精神的な部分をやりたいんですよ。格闘技が見世物だけにはなって欲しくないし、もっと精神的に、若い人たち、子どもたちに「こうなんだよ」といえるような意義のある格闘技界になったらいいですね。でも私が何より目指しているのは、戦後六十年いまだに自立できない日本の精神的復活です。
前田佐山さんのお子さんも、もう大きいでしょう?
佐山今度高校一年だね。もうバスケットばっかり。運動神経がよくて、都のバスケットの選手です。でもよかったよ、前田とこうやって話せて。

邦明の話はショックだな。前田のガチっぷりと、佐山のいい加減さと毒(「リング上で強いヤツがリングを降りても強い、というのは見たことがないので」等々)の対比が凄いな。