自宅のメインキーボードはHHKB Professional BTの日本語配列で、会社はキー荷重45gのREALFORCEです。
- Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列/墨の記号系キーをRealForceと入れ替える - saburahuのブログ
- 東プレ REALFORCE R3S(R3SC41、日本語配列、テンキーレス91キー、キー荷重45g、スーパーホワイト) - saburahuのブログ
どちらも非常に満足はしているのですが、一方でちょっと良いメカニカルキーボードが欲しくなってきて、狙っていたのがこのキーボード、Keychron Q1。
パソコンSHOPアークでセールになっていたのでつい買ってしまいました。ちょっと変な色のような気もしますが、このあたりは割と無頓着なので問題なし。
このキーボードが気になっていた理由は下記の2つです。
- キータッチの良さ
- キーの配置を入れ替えてHHKBに近い配置に変更できそうなこと
キータッチについては、潤滑剤付きのキースイッチが良いのか、アルミ削り出しのケースやダブルガスケット構造の筐体が良いのかわかりませんが、とにかく非常に気持ちが良い。キーの打鍵音も高級感を感じる良い音だと思います。
一方で、ダブルガスケット構造により静音化が図られており、ケース自体は直接叩くと鉄製フライパンのように響くのに、キーを「ッターン」と思いっきり叩いてもケースが「キーン」と「カーン」とか鳴らないのは素晴らしい。なお、アルミ削り出しケースなのでキーボード全体では重さが1.8kgもあります。とてもじゃないが「モバイル」できるような代物ではない点はご注意ください。
キー配置については、いきなりカスタマイズしておりまして、HHKBになるべく近づけるために届いて数時間後には先頭の写真のような状態になりました。
まず、このキーボードはQMK firmwareというオープンソースのキーボード制御プログラムのツールに対応しているため、キーがツールで簡単に入れ替えられます。これを使ってカーソルキーを1個左にずらし、下から2段目の右端がShiftキーになるようにしてあります。
さらに、一番下の段の右端のキーはHHKBの日本語配列にはないキーで、なくても困らない右Ctrlを割り当てていたので、キースイッチごと外して養生テープで穴を隠してあります。このキーボードはキースイッチがソケット式になっていて簡単に外せるようになっています(外すための専用工具も付属)ので、キースイッチを外すことは何の問題もありません。あとはWindowsの半角/全角キーはMacにはないのでESCにしてあります。キーキャップももう1つESCキーが付属していたので、FW的にもキーキャップ的にもESCキーが2つある状態です。Caps LockはOS側で変換するのでそのままです。キーキャップもないし。
なお、外したキースイッチは、Rキーの反応がちょっと良くなかったので、キースイッチを入れ替えました。値段自体は結構な高級キーボードですが、あくまで「組み立て済みのキット」でキー単位での品質管理までは行われていないのかもしれません。キースイッチ自体は秋葉原に行ったついでに遊舎工房に寄れば一個100円以下で買えるみたいなので、今度行ったときに予備を買っておこうかな。
こういったカスタマイズにより、スペースキーがちょっと長いですが、配置的には結構近づいたのではないかと思います。 HHKBの日本語配列は左Shiftキーが微妙に短くて、通常のキーボートと比べるとこの段がちょっとだけ左にずれている、というのがわかりますね。
かなり満足しているのですが、問題は最初に言った通り、HHKB Professional BTも、REALFORCEも別に不満なわけではないので、「今日はどのキーボードを使おうか?」という新たな悩みが発生しそうなことでしょうか。まあ、この悩みはイヤホンやヘッドホンも同じではあるんですが。
同じキーボードは国内版の販売が今この瞬間はほとんどなくなってるみたい(なので在庫処分だったのか?)ですが、無線対応および、より高品質化が図られた「Max」モデルが日本向けに販売開始されるみたいなので、気になる方はどうぞ。