The 1975 Summer Sonic 2022ライブレポ(を装った激重感情ぶちまけメモ)


サマソニに行ってきた。

2008年に参戦した以来だから実に14年ぶりだった。

The 1975を観るためだった。

それだけのためにチケット代18,000円以上を払ったけどそんなのはどうでもいいことだった。

The 1975が来るのである。

いくらでも払うに決まっている。

 

本当だったら私は2年前のSUPERSONIC2020で彼らに出会えるはずだった。

でもスパソニはコロナで翌年へと延期になった。

それでも1年間大事にキープしていたチケットは、翌年の延期開催に彼らが出演しないことが分かった後、悲しみのうちに払い戻した。

 

そんなこんなで、2年越しにようやく夢が叶ったのだ。

私にとっては初めてのThe 1975なのだ。

嬉しいなんてもんではない。

 

なのにライブ3日前、私にThe 1975を教えてくれた張本人でもある同行者がコロナ陽性になり、参戦を断念せざるを得なくなった。

彼の報せを受け取ってからまるまる24時間は笑顔を浮かべることができないくらい精神を病んだが、どうしようもないので一人で行くことになった。

誰よりも一緒に彼らのライブを観たかった相手だったから、もう落ち込んで落ち込んでメンタルは大変なことになっていたけれど、とにかく行った。

 

2022年8月20日サマソニDAY1 in 東京である。

 

到着したのが14:30。The 1975が出るのが19:30。

5時間も何するんや。

タイムテーブルをチェックするも、観たいバンドが本当になかったので(もうそもそも知らない人たちだらけ)めちゃくちゃ不安になる。着く前に気づけ。

とは言え、Twitterで落ち込み散らかしている私を心配した友人が、毎年サマソニに行っているという別の友人を紹介してくれていたので、現地ではその方と一緒にマネスキンを観た。

彼はとてもいい人だったし、マネスキンはめちゃくちゃカッコいいライブだったので、だいぶ元気が出た。

オフスプリングを一番楽しみにしている彼とはまたここで別れ、私は大本命に備え、屋台の唐揚げを食べ、レモンハイを飲み、タバコを吸って(普段は吸わないがテンションが上がって酒を飲んだ時はもう吸うしかないぜという気持ちになる)、もうダメだ、行くぞ、行くしかないぞと言い聞かせてアリーナエリアへと突入した。

一つ前に出演していたKing Gnuの最後の3曲くらいを聴き(彼らは良いバンドだとは思うがまったく心が動かなかった、なんせ極度の緊張状態だったため)、終わった瞬間に前へ詰めてなるべく前方エリアへと陣取った。

でも全然陣取れなくてまぁまぁ後ろになってしまった。前後左右キュウキュウの密。数年ぶりの密感。知ったことではない。そんなのが怖かったらサマソニなど来ない。

そして小雨がぱらつき始め、その内わりと真剣に降ってきた。開演まではまだ30分もある。

とにかく濡れるけども仕方ない、周りの皆さんも全員「ここは耐え時」という面持ちでひたすらじっと立ち尽くしてやり過ごしていた。

 

そして始まったのです。

 

セットリスト先に置きます。

1.If You're Too Shy (Let Me Know)
2.Love Me
3.Chocolate
4.Me & You Together Song
5.TOOTIMETOOTIMETOOTIME
6.It's Not Living (If It's Not With You)
7.Paris
8.Happiness
9.Robbers
10.A Change of Heart
11.I’m in Love With You
12.Somebody Else
13.Love It If We Made It
14.People
15.I Always Wanna Die (Sometimes)
16.The Sound
17.Sex
18.Give Yourself a Try

 

神なんか?

 

 

いや、神とか簡単に言うべきではない、言うべきではないけど神セトリなんか?と思いました。

だっていきなりToo Shyから来るって。

私が家で

「Maybe I like you better if you took off your clothes」

って歌ってたら息子が

「ティリティリッ、ティリリリッ」

って合いの手入れてくれるレベルの曲やで。(だからなんや)

 

いや、そんなん、歌うよ。

歌うし叫ぶよ。

そりゃもうそんなん、黙って立って手拍子していられるわけが....。

 

しかもね、Matty(ボーカル)ってライブでスカしてるイメージがあったので、日本なんかのライブで頑張ってくれるのかな、楽しんでくれるのかなっていう心配を勝手にしていたのですが、めっちゃ笑顔なんです。

めっちゃ笑顔だし、声がスーパー良いし、歌が上手すぎるし、初期っぽいモノクロのいでたちや演出がバチバチにいけてるし、もちろん超絶イケメンだし、もう全部すごかった。安定感もすごくて王者の貫禄だった。間違いなく今のバンドシーンのトップを走る人たちのオーラが迸っていた。

途中でカメラの前に陣取ってどアップでどイロケ表情をかましまくるというMattyの女(※Mattyの女とは、Mattyリアコ勢を指します)が全員爆死する一幕もあった。

 

君たちは禁煙なのに俺だけタバコ吸っててごめんね、でも人生ってそういうもんだから、とか言いながら次々にタバコを吸いまくるMatty

2分休ませて、で、その間は君ら同士でおしゃべりでもしててくれ、と言うMatty

未発表の新曲やるけどもし気に入らんくても俺たちの仲なんだから一応笑顔は浮かべながら聞いてくれと言うMatty

持参の魔法瓶からしょっちゅう酒を注いでおちょこでぐい飲みするMatty

 

セクシーなイギリスのアクセント、

汗と雨でびしょびしょのワイシャツ、

声が枯れてきた後半、絞り出すように歌うしゃがれた歌声、

優しい声と、いたずらっぽいかわいい声を自在に使い分けながら、ゆらゆら揺れたりおしゃれにステップを踏んだり、その仕草や佇まいの全て、

フロントマンとして欠けてるものが何一つなかった、完璧だった。

 

私がMatty推しすぎるのでMattyのことばっかり書いているけどもちろんバンド全てが良かった。安定感がすごい、サウンドも完成されているし、言うことがない。

 

前半はキャッチーな曲が続いたけど、Paris以降は浮遊系の曲が多くて、モノクロの映像と天国に誘うような音や歌声とふわふわと踊るMattyの姿が全部合わさって、この世にいないような気持ちになった。
多分あの時間、かなり多くの人が思わず目を瞑って向こう側の世界を漂っちゃったんじゃないだろうか。

Parisが死ぬほど良かったんだけど、I Always Wanna Dieも本当にすごかった。

 

いやもうそんなん言うたら全部良すぎたんですけども...ほんまに...

 

でも私にはMattyがこの世とあの世の狭間をふらついているように見えて、だんだんと心配にもなってた。

この人は文字通りその身と魂を削って音楽活動に向かっているのではないかと思わされて。

ひっきりなしに酒とタバコを摂取する彼の表情に、こちらの心臓がグッとえぐられるような不安を感じたのだ。

彼らが生み出す音楽と、こうして共有されている今のこのライブの空間は奇跡のような産物なんだけど、それが彼の心身を犠牲にした上で成り立っているのだとしたら、私はそれを本当に望んでいいのだろうか、私は安易に「The 1975のライブ超いい!」なんて言ってはいけないのではないか、こういうファンの存在が彼を苦しめて追い詰めているのではないか、みたいなことまで考えてしまい、I Always Wanna Dieを聴きながら、彼がまさに今そう思いながら歌っているのではないか、なんて考えちゃうと辛くなった。

辛くなってるのにその曲を聞いて感動している私ってなんなんだろう、これじゃ初恋の娘をずっと大切に想い続けていた男が同窓会で心ない同級生からあぁアイツ今AV出てるよなんて知らされて動揺しながらもそのAVをネットで検索して見てしまって泣きながら抜いてるようなもんじゃないか、なんという偽善なんだ、と思った。

でもMattyがそのギリギリのところで闘いながら生み出した音楽とこのライブなのだから、やっぱり私も真摯にそれを受け止める、くらいしか、結局日本の辺境のちっぽけないちファンにはそれくらいのことしかできないのだと思ってまた感極まった。

 

最後はまた元気な曲を何曲かやってくれたのだけど、ぎゅうぎゅうづめに疲れたので少しだけ後ろに下がり、スペースに余裕のある場所で思いっきり前後左右に揺れ動きながら誰の目も気にせず好きに自由に踊って歌って叫んだ。

 

いつまでもこの時間が続けばいいのに、って昔はライブでよく思った。

でも今はもう39歳の立派なおとななので、そういうことは思わなくなった。

いつかは終わるものだし、「次」も来ないかもしれない。

でもそれをちゃんと分かっていて、その中で精一杯楽しむことも可能なんだということを学んだと思う。

 

学んだはずだけど、このライブは本当に良すぎて、自分の記憶の追体験だけではどうにもできなかった。

YouTubeで個人撮影の動画を何本も観てしまったけど、やっぱり私があの場で感じたあの圧倒的な感動には程遠くて、どうしていいか今は分からない。

あんなにすばらしい時間を、たった一度きりのあの場でしか味わうことができないなんて、なんて人生は不便なのだろうか。

分かってるんだけど、だからこそライブはすばらしいんだって分かってるんだけど。

 

 

 

クソ重いこと書いてしまいましたね。

想像の30倍の文章量になりましたね。

こんな内容、TwitterにもFacebookにもInstagramにもnoteにも書けないので久しぶりにこのブログを引っ張り出してくることになりました。

 

ありがとうThe 1975。

日本に来てくれて、最高のライブをやってくれてありがとう。

正直、「これが最初で最後の機会になる可能性は高い」という覚悟で観に行ったライブだったし

何らかのトラブルでライブの仕上がりが微妙になるとか、そこまで本腰入れてやってくれないというリスクとかも考えていた。

そういう不安を完璧に払拭してくれた、期待値を大幅に超えたライブだった。

 

しかも来年、日本単独公演するってよ。死ぬしかないやん。

生きていてよかったってこういう時のことだよ。

本当に、来年まで頑張って生きていこうと思う。

 

 

そしてまた、最高の時間を過ごせることを願います。

書く意欲を失ったということについていま私が書けること

さえこです。

 

もう長いことなのだけど、「書く」ことへの意欲をほぼ失った。

何かを書きたい、という思いだけがそこにあって、でも、書き始めるとどうしても手が止まってしまう。

 

何かを書きたいと思う。

なによりも自分自身のために、私は何かを書かなければいけないと思う。

じゃ、それって何なのだろう?

 

私にとって、書きたい題材は、昔からずっとずっと変わらず、自分自身のプライベートなこと。

そして、書きたい場所は、またこれも昔から変わらず、パブリックな場所。

 

読む人の目を気にして表現を曖昧にしたり、きわどい部分をカットしたり、というのが私にはできない。

どこまでも自分のことを全部さらけ出してしまいたい。

生活のこと、家族のこと、性のこと。なんでも出し切らないと、私にとっては書く意味がない。

だからこの日記では、ふつー書かないでしょうよというような事まで何でもかんでも書きさらしてきた。

 

でももう今の私はネット上のanonymousにはなれない。

隠すべきことは隠しておかなければ、主に家族を中心として色々と問題が起きてしまう。

旦那さんの仕事にも迷惑がかかるかも知れない。

 

そんな世間体やらなんやらを配慮して書ける範囲のことだけ書いたって、私は何も楽しくない。

 

そしてまた私は、自分のためだけには書けない。

とてもプライベートなことを書くけれど、それを書く目的は、あくまでも誰かに読んでもらうためなのだ。 

なので詰む。

 

ちなみに私はもう12年もTwitterを続けている。

最初は公開でやっていたけど、確か妊娠したくらいから鍵を掛けるようにして、ごく限られた人とだけ繋がっている。

そしてどうしても言いたくなったことはTwitterで言う。

たったの20数人にしか届かないのは本当は悲しくはあるけれど、「この人にならだいたいのことは知られてもいい」と思えるような人は、せいぜいそのくらいしかいない。

 

たくさんの人に読んでもらうことと、書きたいように自由に書くことを天秤にかけたら、後者を取らざるを得ない。

 

それでもまだまだ、もっと深く書けたらいいんだけどなぁ、と思うこともある。

 

だけど、仕方ないんだろうなぁ。

 

 

金沢

お久し振りです。さえこです。
包み隠さず本名のさえこです。
お久し振りですね。(しつこい)



今、私は金沢にいます。
運命とは数奇なもので、ノブさんの故郷・石川県にやってきたわけです。
あと何年、ここに住むことになるかは分かりませんが、想像していたよりもずっと良い場所です、金沢は。



金沢に住むきっかけ(と言うか関連イベント)の一つに、2年前の石川家族旅行があります。


夫がビジネスに絡んで金沢の現地調査に行ってみたいということだったのですが、
そのビジネスに対して当時否定的だった私は旅行にも乗り気ではなく、
「1日は現地調査に費やしてもいいが、1日はノブさんの実家へお墓参りに行かせてくれ」
と交換条件を出しました。


そのような訳で、2013年9月、6年ぶりに輪島の地に足を踏み入れました。


空港からレンタカーを借りてノブさんの実家へ。
何も変わらない見事な田園風景の中に、あの時のままのノブさん家がありました。


事前に連絡していたので、お父さんとお母さんはケーキを用意してくれていました。
夫と息子を紹介して、しばらくお話をして。
仏壇に手を合わせて。
たくさんのご先祖様とともに、ノブさんの遺影も壁高く飾ってありました。


おばあちゃんも変わらずお元気でした。
夫を一目見た瞬間、おばあちゃんは、


「ノブちゃんによう似とるね」


と言いました。


そうなんです。私もね、今までそんな風に思ったことはなかったんですけど、確かに似ていたんです。
夫自身も、ノブさんの遺影を見て


「今まで似てると思ったことないけど、あの写真は俺に似てると思った」


と言っていました。


ノブさんはスーパーウルトラ垂れ目なので、夫とは正反対なんだけどねー。不思議なものです。




その後は少し離れた墓地の方へもお父さんが連れて行ってくださって、お墓でも手を合わせてきました。
さらにその後、能登観光でもどうかということで、千枚田などの名所へ連れて行ってくれました。
お父さんの車の後から我々の車が付いて行く形だったのですが、
お父さんの運転が信じられないくらいのスピード感溢れるものだったので、


「息子さん交通事故で亡くなってるんだから、もっとゆっくり走ってーーー!!」


と本気で心臓が縮みました。
でもそういう剛毅なところとか、行く先々でもパパッと見て回って「さ、次行くか」とちゃっちゃと車に乗り込むという感じがいかにも大らかで能登の男という感じでとてもよかったです。
お母さんも相変わらず優しくて穏やかな方で、可愛らしさもそのままでした。



この旅行の時点ではまだ金沢に移住することになるとは思いもよりませんでしたが、
2年経った今、金沢で暮らしている自分にはびっくりです。
こんな予測不可能な人生をバンバンぶつけてくる夫には日々感謝しております。



これからも頑張って生きていきます。
それでは。

何度聴いてもテンションの上がる洋楽25選

歳をとるほど音楽の趣味って固定されてきて、
新しい曲に触れる意欲が湧かなくなってくるという事はあるものの、
それでも何年経っても聴き続ける曲ってありますよね。

今日はそんな私のベストミュージックを唐突に紹介します。
あまり聴かない曲はすぐPCから削除してしまう性格ですが、それでもずーっと入っているようなやつ。
基本ミーハーなので、どメジャーな曲も多々混じってくるかと思います。
順不同。

Phoenix - 1901


オフィシャルPVは日本で公開されていなかったのでこちらで…。PVもいいんだけどなー。
Phoenixはこの曲でガラッと方向転換しましたね。その中でもとにかく秀逸な一曲。最高。

Aphex Twin - Avril 14th


キレイな方のAphexは美しい曲群の美しさが際立っているけれど、この曲はそれらの中でも群を抜いていると思います。

Fatboy Slim - Praise You


名曲ですね。
この曲を知った当時、何か分かんないけどこの曲はすごいぞ!という興奮を覚えたものです。

Outkast - Hey Ya!


PVがまたいいのだ。バンドメンバー全員Andre3000で。
ギターキャラがやたらキザなのとか、黄色い歓声で卒倒する女の子とかのベタな感じ。
ボーカルの身長がどんどん縮んでいくような気がするのは気のせいかな…。

Natasha Bedingfield - Unwritten


前回紹介したばかりですが、やっぱり好きなので。
歌詞が最高です。私のテーマソングです。→NATASHA BEDINGFIELD - UNWRITTEN LYRICS

Delorean - Moonson


スペインのバンド。何と言ってもバンド名が良い。
多幸系好きなので、彼らの曲がほんとにツボです。

Washed Out - New Theory


ドライブ中に爆音で流すと燃え上がる、夫婦共に好きな曲です。
サビの「トゥールルールールー」を2人で叫びます。

Passion Pit - Sleepyhead


初めて聞いた時は衝撃を受けました。こんな音楽聞いたことない!そして人生初の試聴からのアルバム即買い。
ボーカルがエフェクト?ってくらいの高音ボイスで、それがクセになるのです。

Passion Pit - Carried Away


もう一曲、Passion Pitの最新作から。上の曲と比べると打ち込み色が弱まりポップス寄りになっていて、より私好みです。
PVが粋でおしゃれなんだよね。女の子がむちゃくちゃ可愛くて。
こんな恋したい…。

Ben Lee - Cigarettes Will Kill You


芸歴20年のオーストラリアの大御所ミュージシャンですが、この曲は初期のヒット作。
優しくて少し物悲しい、でもあたたかさがある素敵な曲です。
この曲を聞くと雨を連想します。

Cajun Dance Party - Colourful Life


いわゆる期待の新人というやつだったんですが、残念ながら2009年に解散しています。
ポジティブでハッピー、でもどこかレトロな音がたまらんです。

Bjork - Hyperballad


ビョークから一曲…難しいけど、「上がる」のはこれかなーということで。
PVが可愛いよう。

Foo Fighters - Learn To Fly


なぜかノエビアのCMに使われていたことが印象的です。PVのキモさは指折り。ノエビアの方もパイロットだったな。
彼らも名曲揃いなので選ぶのは難しい!

Foo Fighters - The Pretender


という訳でフーファイもう一個!
こっちのPVは「Learn To Fly」とは打って変わって超オシャレ&テンション上昇度も文句なしです。
こんなに馬ヅラなのにこんなにかっこ良くていいのかな?


James Yuill - No Surprise


優しい!優しいよ!包まれるよ!そっと抱かれて眠りにつきたいよ!
この風貌とスーパー草食な歌詞もまた良いです。→James Yuill - No Surprise Lyrics | LetsSingIt Lyrics

Red Hot Chili Peppers - Pretty Little Ditty


レッチリはほんとにもう挙げればキリがないのですが、どうしても挙げておきたいのがこれ。
JohnとFleaメインのインストです。敢えて言おう、レッチリはこの曲が一番カッコいいと。
映像は断然ライブを推したい。この頃のJohnはファッション、髪型、退廃的な佇まい、全てが超絶しびれます。

Red Hot Chili Peppers - Can't Stop


さてレッチリでテンション上がる曲と言えば、人気ランキングで必ず上位に上がるこの曲を挙げないわけにはいきません。
PVも何度見ても見飽きない〜。みんな可愛い〜。オープニングで皆がトットットッて走っていくのが最高〜。

CSS - Music Is My Hot, Hot Sex


iPodのCM起用でブレイクしたブラジルのバンド。
本人達はわりとむっちょりした風貌なんですが、音楽はクールでおしゃれ。

Hard-Fi - Hard To Beat


いかにもイングランド出身て感じのバンドですね。
どうも私はこういうディスコまたはエレクトロ要素のあるバンドが好きなようです。
これを聴いていると無性に叫びたくなるというかワナワナしてきます。

Linkin Park feat. Jay-Z - Numb/Encore


Numbもいいけど、こっちのバージョンの方がテンション上がります。カッコよすぎやろ…。
what a hell are you waiting for??

The Jesus and Mary Chain - I Hate Rock 'n' Roll


ジザメリの中では、(現時点では)最後のアルバムであるMunkiが一番ポップ色が強くて好みです。
シングルカットされたこの曲を挙げましたが、シングルカットされていないBirthdayという曲の方が個人的なNo.1ブチアゲソングです。→The Jesus and Mary Chain - Birthday - YouTube

Owl City - The Saltwater Room


この流れで突然のOwl City
Owl Cityは全般大好きですが、特に女性ボーカルとの掛け合いがすばらしいこの曲は素敵です。

Eminem - Lose Yourself


サビに入る直前の「ムベラ!」っていう掛け声が好きです。(そこ?)
ついでに「8mile」もお気に入りの映画です。

The Verve - Bittersweet Symphony


ほんといい曲ですよね〜(小並感)。

U2 - Vertigo


U2は特別思い入れのあるバンドではないけれど、この曲はとても好きです。タイトルがいいよね。
さっきから「好きです」っていう感想ばっかりだな…。



以上25曲でした。
本当は50個くらい選びたかったけど息絶えました。
一体何の役に立つのか分からないですが、実はこれは私自身が以下のサイトでプレイリストにして聞くために書きました。

BGMs.me - Create and Share Youtube Playlist

→プレイリストはこれ。
BGMs.me 何度聴いてもテンションの上がる洋楽25選 - 日記かもしれない 26 movies / 1時間38分52秒 - Create and Share Youtube Playlist


それではまた〜。

Today is where your book begins;The rest is still unwritten

Natasha Bedingfieldという歌手の「Unwritten」という歌がとても好きです。
2005年の曲で、当時の日記でも好きだと書いているんですが

今日の一曲「Unwritten(Natasha Bedingfield)」 - 日記かもしれない
もう10年も経つ今でもとても好きで、ずっとiPhone(昔はiPodか…)に入れ続けている一曲です。


もちろん10年越しに好きな曲だけならいくらでもあるのだけど、
この曲は特に私にとってはスペシャルなもので、何だろう、自分の人生の道しるべのような感じです。


曲もいいですが、何より歌詞がすごく素敵なんですよ。


自分の人生は他の誰が代わることも出来なくて、自分自身で体験するしかない。
予め決められた人生なんてものもない。自分で作り上げていくんだ。

そんなメッセージを、人生をまっさらなノートにたとえて歌っています。


全体的によく構成された歌詞だけど、
「誰もあなたに代わってあなたの言葉を語ることはできない」
という所が、特にいいです。


以下はサビの部分です。

Feel the rain on your skin
No one else can feel it for you
Only you can let it in
No one else, no one else can speak the words on your lips
Drench yourself in words unspoken
Live your life with arms wide open
Today is where your book begins;The rest is still unwritten

大切なものを失うこわさ

saekiemi2013-04-18


別にまだ失っていないですが、最近よく考えるので書き留めておきます。


ええと、今の私は結婚をして、有り難い事に元気な子どもも授かって、家族三人で慎ましやかに(笑)幸せに暮らしています。


子どもというのは信じられないほどに無条件に可愛いものです。


私はこれまでとても自由に人生を謳歌して生きてきたし、だいたい何でもやりたいようにやってきたし、だいたい望むものを手に入れ、望むことをやってこれたと思います。
特に社会人になってからの人生の自由気ままさと言ったら。
お金は驚くほど持ってなかったけど(転職前は年収260万だった)、まぁ好き勝手やってました。
もちろん、その代償として周囲の人間を時に傷つけながら。
でも、自分が一番可愛いからね、自分の欲求・意志のためには、周囲の犠牲も厭わない、と言うか、やむを得ない・致し方ないと思っていた。
良く言えば強かった。
良く言わなければ傲慢だったわけだ。


で、まあおおむね人生は好きに楽しんだから、結婚しようと思える素地が整いました。
悔いはまあ、ないかなと。
で、結婚した。で、妊娠して出産した。


そしたらまあ世界はグルングルンに大転回しました。
今まで私が思っていた「人生、だいたい楽しい事は一通り経験できたっぽいな」という感覚は完全に吹き飛び消え。


まさか、まさかこんな一大イベントを、私は、全くの未経験のままそっくり手つかずで残していたのか!


予測もしない展開に自分でも驚きました。信じられない。


何となく子どもは欲しいなと思っていたし、子どもを持つ親たちの幸せそうな様子もちらほらと見聞きしているし、元々ポジティブには捉えていたけど。
でもせいぜい「人生のオプション」程度にしか考えていなかったんでしょうね。
なけりゃないでいいけど、あればもっと楽しめるよ、的な。


違いましたね。
なけりゃないで人生を楽しめるのは間違いない。そこは否定しない。
でも、子どもがいる人生、これを知るとね。
人生が豊かになるとか、そういうレベルではない。
違う世界にワープしてきたような気持ち。
空気や水のように、それは「なければいけない」レベルの存在になる。
この感情を何かに例えるのは本当に難しいけれど、
ものすごく面白い小説と、ものすごく気分の上がる音楽と、ものすごく美味しいごはんに大量に囲まれているような感じ。
毎日どれでも選び放題。毎日新たな発見と喜び。
そしてそれらは尽きる事がない。


そしてその素晴らしき世界に招かれてしまった今、私は、元の世界に戻ることはもう出来ないだろうと思います。
もし、子どもが事故にでも遭って死んでしまったら、そんな貧しく虚ろな世界で生きていける気がしない。


無邪気に笑いながら私にすがり付いてくる子どもを見ていると、時折悲しくてたまらなくなります。
「これはいつか失うものなんだ」という事実に対峙せざるを得ないからです。


昔の私は、恋人や友人を失うことを恐れなかった。
別れは悲しいし辛いけれど、それは仕方ない事でもあると、ある意味割り切れていたからです。
でも今は失うのが怖くてたまりません。


そして、それでもなお、それはいつか失われるという事実がそこにあることが、悲しくてたまらない。


ここで私が感じている「失う」という感覚は、子どもの存在自体ではなくて、「今ここにある幸せ」という、もう少し漠然としたものに対する感覚です。
今の私は、どう考えても「いちばん幸せ」なところにいる。
(幸せという曖昧な価値観に「いちばん」という表現は不適切とは分かっているけど、それでもあえて)
そしたら、それはもう、後は落ちるしかないじゃないか。
何かが未来永劫続くということはない。平家物語だって言ってるし。



私はこれまで何度も言ってきたように、生まれてからこのかたずっと幸せでした。
いつでもハッピーでラッキーな人生を歩んできた。
それがいつか失われるかも知れないとか、考えた事もなかったんです。


でも今は怖い。子どもを失う事が、旦那さんを失う事が、この光に満ちあふれた人生を失う事が怖いです。

いつかうしなう怖さを知ってく そして守れる強さをほしがる
 -鈴木亜美「ねがいごと」

だから、強くならないといけないんだね。

大切な人のこと

wedding

お久し振りです。たまには日記書いてみよう。


ところで、結婚しました。
あと、妊娠もしました。


結婚したのは2010年の冬で、妊娠の方は去年の晩秋。
数年前の私だったら、28歳で赤ちゃんを授かっているとは思っていなかったでしょう。


結婚相手さんは、このブログでも以前、「最近付き合い始めました」と紹介した彼です。
彼は私のすべてと言っても過言ではない方です。
こんな私とやっていける人なんていないだろーと思っていた私にあっさりと最適解を提示してくれた人です。
めちゃくちゃ大切にしてくれる、弱ってる時には支えてくれる、でも基本放置してくれる、ほとんどあらゆる事に口出しせず尊重してくれる。
付き合う前は、その放置っぷりやクールっぷりの方が気になってしまい、
「なんか好きとか付き合おうとか言ってくれてるけど、この人本気じゃねーんじゃないか…」
と思いなかなかお付き合いに踏み切れなかったのですが、いやあそこで彼が諦めずにアプローチし続けてくれて本当によかったと思います。
あのアプローチがなかったら私はきっと今も霧の中をさまよってました。


きっと出会ったタイミングも良かったんだろうね。


ちなみに、いまだ彼とは喧嘩をした事がありません。
ほんの些細な言い合いさえも起きないです。
恋人同士ってぶつかってなんぼみたいな所があると思っていたのに、いざこういう関係を知ってしまうと、喧嘩なんてないのが一番!って思います。
お互い我慢してるわけではなくて、ごく自然に、ただ喧嘩にならないんだな。


でお付き合いが始まり、色々と波瀾万丈を経てプロポーズを頂いて結婚。
その後、3.11が起きて二人の生活にも少なからぬ影響があって、
お互いの仕事にも色々あって、私は過労でちょこっと参ったりもして、で、妊娠。


妊娠に至っては、生活も安定したし、よし子作り始めましょうと話し合った途端に即ご懐妊で、さすがに妊娠検査薬が陽性反応を示した時は一人トイレで爆笑してしまいました。(笑)
まあそんな有り難い結果となり、今赤ちゃんは私のお腹の中で絶賛すくすく成長中です。


彼と出会う前にも本当にたくさんの事があったし、
彼と出会ってからも負けないくらいたくさんの事が起こりました。


点が線になっているのかどうか、私にはまだうまく実感は出来ていません。
彼と出会ってからの私の人生は、私にとっては、ちょっと生まれ変わったような感じがするから。


でも、私個人としては、私の点は連綿と線を形成していることは間違いない。
その中で、私と彼の真新しい何かがスタートしている。
うまく表現できないけど、そういう感じがします。


初夏にはそこにもう一人のメンバーが加わって、また新しいスタートを切ることになるんだよね。
全く想像もつかないけど、不安とか楽しみとかよりも、ただただ不思議な感じ。
ドキドキする。


で、ドキドキする事が、私の人生にとってわりと一番重要なんですよね。


彼は、私にいつでもいつまでも、いろんな意味でドキドキを与えてくれる人です。
よくもわるくも。(笑)
でもわるいことだって、結果的にはよいことなんだよね。