HAPPIER

大学生の頃、「幸せ」について卒論を書こうとしたら、先生に止められました。


そんな哲学的な、漠然とした問題を取り扱うのはやめなさい、というようなことを言われたように覚えています。


私、結構哲学とか、人生論とか、好きです。


「幸せになりたい」っていう気持ちも、人一倍強いような気がします。

楽しいことしたり、何かにワクワクしたり、美味しいものを食べたり、そういう「気持ち良いこと」についつい流されてしまうのは昔からなのだけど、それだけでは「幸せ」にはなれないんだな。


見つけること、手に入れることばかりに集中して、そこから「育む」ことに尽力しなければ、やがて手にしたものも色あせてしまうんです。


いろいろと痛い思いもして、そんなことにやっと気づき始めて。

そんな中、昨年「HAPPIER」という本の存在を知って。
まさに学生の頃私が漠然と知りたいと思っていたことに対してのすべての答えがここにあるのだ、と感じました。

ハーバード大学で人気NO.1の講義が「幸せについて」だなんて、やっぱり人は誰しも幸せになりたくて生きてるのだ、なんだ、そうか、とちょっと安心した気分になるとともに、本を開きました。



とても理論的で、そしてシンプル。


自分にとって大切な人、モノ、コトに気づくことさえできれば、人はどんどん幸せになっていけるんだ。


忙しさにかまけてそれを忘れないようにしたいと思ってブログをはじめたのに、ちょっと怠けてしまってた自分を反省。


自分を振り返ったり、本当の気持ちに正直になったり、素敵な「孤独」な時間を、ちょっとでも確保しよう。

自分自身のシアワセを、周りの人にも投げ飛ばせるような、そんな人になれますように。



まずは、きちんと自分自身を内観しなくては。


ブログで背伸びをするのはやめました。


よって、本日タイトル変更。

目標に向かいながらも日々ハッピーに生きていきたい、そんな願いを込めて。


毎日この世界を、バラ色のメガネをかけて見渡せますように。

読書記録5

17、幸せをつかむ!時間の使い方  和田裕美
☆☆☆

やっぱり、何かを一生懸命に極めた人から学ぶことは多いです。
男性の書いたタイムマネンジメント本って、「いかにして効率をあげるか」がメインになっていることが多いような気がします。
でもこの本は「不器用な人のためのタイムマネンジメント」ともサブタイトルにあるように、「自分にとって有効だと思える時間の使い方ならばいい」というスタンスです。
人より時間のかかることもあるし、テンションの落ちるときもある。
結構人間くさいのだけれど、やっぱり仕事の話になるとビシっとしていて。
上に立つものとしての考え方とかも書いてあり、参考になりました。



18、デッドライン仕事術  吉越浩一郎
☆☆☆

これは部内で今回読している本。トリンプ元社長の吉越さん、徹底した9時5時主義で限りなく生産性をあげる達人です。
とりあえず「できます!やります!したいです♪」といってしまう私には「川があったら飛び込め」という姿勢は共感できる部分が多くて、楽しく読めた。

具体的には
・すべての仕事に締切日をいれる
・デッドラインの基本は明日
・発生した瞬間に取り組む

など、なるほどなるほど。といったところ。
心に響いたのは

「仕事というのは、息が詰まるほど集中してとりくむものだ。」
というフレーズ。

なんだかスコーンと自分の中で、「仕事」に対する考え方が変わったというか。

けっこう雑談とか、コミュニケーションも大切にしたいと思っているけれど、でもやるべきときにはそれほどの集中力を持ってして、目の前の仕事に取り組みたいと思います。

定時で帰るのは無理でも、めざせ「19時退社!」



19、新たなる「挑戦」夢をカタチにする時  渡邉美樹

☆☆☆☆

ワタミの社長というのは知っていたし、「夢に日付を入れる」でおなじみなのも知っていたけれど、特段興味ももっていませんでしたが、先日TVで「話す」渡邉さんをはじめてきちんと観て、なんだかとても素敵な人だな、と思いました。

そう感じたら興味がわいてきて、とりあえず図書館で彼の著作をまとめてかりてみて。

とっても熱いかたですが、やっぱり素敵なかたでした。
特に環境や農業、教育に福祉分野への進出など「想い」をもてなければできないことをしようとされていること、ほんとに尊敬します。

「毎日ワクワクする」ことが大切なのだと、思い知らされます。




20、富と成功をもたらす7つの法則  ディーパック・チョプラ

☆☆☆☆

英語の勉強用に、オーディオブックを入手していたのだけど、なかなか前進しないので、とりあえず意味をおさえるためにアマゾンで入手。

心の構えをつくるのには大切な本だと。

選択するときにいつでも「私が行うこの選択の結果はどうなるだろう?」「私が今行っているこの選択は、自分自身と自分の周囲に満足や幸せをもたらすだろうか?」と、問いながら私も生きていけたならいいな。


若干和訳が読み下しにくいけれど。
おそらく原文に忠実に訳してある、ということなので語句の理解にはいいかもしれない。





21、ふしぎな図書館  村上春樹

☆☆☆☆

最近村上春樹が面白いので、図書館に行ったらまず彼のところをチェック。
人気作家だけあって、先日はこれしかありませんでした。

ほんとにちいさなうすーい本で、内容はちょっと怖いのに、とても冷静な文体と、ポップな挿絵が奇妙な世界をつくっていた。

すぐに「実践」できる本はためになるけれど、こういう意味のない疑似体験的なことができるから小説は好きです。

齋藤孝さんも書いていたけれど、小説にはどうしようもなく理解できない人がたくさん登場して。

それにふれることで、自分の幅がひろがっていく感覚が好き。


そうそう、こういうことを考えるといつも夏目漱石の「三四郎」、先生の言葉を思い出す。


「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より・・・日本より頭の中が広いでしょう。」


う〜ん、夏目先生流石。

読書記録4

13、社会起業家 「よい社会」をつくる人たち   町田洋次

☆☆☆

社会起業家になりたい!と思ったならば、まずは「社会起業家ってなんぞや」ということを知らなくてはいけません。世界の中で、どんな動きがあったのか、軽く押さえてみよう。ということで、入門編として読みました。
社会起業家」=医療、福祉、教育、環境、文化などの社会サービスを事業としておこなう人たち。私が感覚で捉えていたのもあながち間違いではなかったようです。

「国」とか「社会」とか、大きなものに寄りかかって生きるのではなくって、たくましく自分に出来ることを信じて突き進む姿は、本当に清々しさを感じます。

 社会起業家は、議論する人ではなく、現実主義者で、どんな状況にあろうとも実行し突破する人である。問題解決の困難さを誰のせいにもしないという姿勢は、読んでいて非常に爽快である。
シンクタンク「デモス」の報告書の読後の感想を、著者はこのように記してるけれど。本当に、この姿勢こそが大切なのだと感じました。



14、マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった    ジョン・ウッド

☆☆☆☆☆

本の帯にもあるように、まさにこの言葉こそが真髄。

僕が考えたいのは、「できない理由」じゃなくって、「どうすればできるか」ってこと。


先の社会起業家の精神必須条件、そのまんま満たしている、みたいな人。マイクロソフトのエグゼクティブだった彼は、とんでもなく頭がよいし、とんでもなくお金も稼いでいたに違いない。自分の周りのものをなげうって、それでも自分の信じた道を突き進んだ彼の生き方は、本当にかっこいい。それだけ。

彼は休暇中に訪れたネパールで、図書館の本棚に鍵がかけられているのを見て驚愕する。そうして、本をもってまた帰ってくることを現地の人に約束する。そして、本当に行動に起こす。


私も幼い頃から本が大好きだった。
母に読み聞かせをしてもらい、「もっともっと」とせがんだ。そうしているうちに、文字を覚えるまえから絵本の内容を暗唱してしまうほどだった。
今でも大好きな場所は本屋さん。
お金のない学生の頃は、1日中立ち読みしていた日もあった。

だからきっと私も、鍵のかかった本棚をみたならば、驚愕するだろう。


でも、行動に移せるだろうか?????????


環境問題をあつかったあのCMにもあるように「しっている」と「している」は違う。
私は10年後なんて長いスパンで、考えていて、結局は「まずは自分、余裕が出来たら他人、地球」ということではないか。


10年なんていってはいられない。もっと短期で目標を設定しなおさねば。
そう、心に強く思わされる本だった。


15、まずこのセリフを口に出せ!ビジネスハンドブック  齋藤孝

☆☆☆

私の尊敬する上司が「三色ボールペン派」なので、図書館でふと手にとって、その読みやすさに、また冊数稼ぎの意味も含めて・・・借りてしまいました。

基本的に齋藤孝さんは、私も好きです。ちょっと熱い感じが。私も仕事にパッションを持ち込むタイプですし。

参考にしようと思ったのは、

「ああわかりました、わかりました、大丈夫です」といわれると、その人はちょっと危ないな、と思ってしまう。

という下り。自分の裁量で進められることが多くなった分、上司に対して、「大丈夫ですって♪」といっていたことのなんと多かったことか、最近の私。

危ない危ない。今度からは意識的に「〜までに○○しておきますね!」とか、「そういわれると思ってしておきました。」っていえるように、頑張ろう。


あとはいつものように「大量の読書をしない人間に未来はない!」と、ここでも言われていました。

まったくもって同感。自分自身の読書量ももっと増やしたいな。もしも高校生に戻れたら、鬼のように本を読むのに。あのころは、恋愛(それに伴う電話やメール、妄想)にいかに時間を費やしていたか・・・。それも青春のいい思い出だけれど。


16、なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?  枝廣淳子 + 小田理一郎

☆☆☆☆☆

県の環境学習センターの蔵書にあった。枝廣さんが環境問題にも取り組んでいるから?他の環境に関係ない著作まで揃っている。ちょっと不思議です。

でも、かなり面白かった。私は「感情的に仕事をしてしまう」タイプだし、ロジカルシンキング、などといわれても???となってしまう。「だって○○じゃないですか!」「根拠は?」「えっと・・・」みたいな。

「アイデア」の段階ではそういった「思いつき」も有用だけれど、今後もう少し全体をみられるようなポジショニングにもつかなくてはいけないだろうし、困った・・・。

そう思っていたけれど、なんとなくこの本で紹介されている「システム思考法」はピンと来るものがあった。
ある問題を解決する際に、原因と結果のみ見るのではなく、一歩ひいて全体像をみる考え方です、ものすごく要約してしまえば。そうして全体を把握した上で、問題を解決するためのレバレッジポイントをみつける。

考えるときに「ループ図」を使うのですが、これが面白い面白い。
感覚論で書いていっても、なんとなくシステマチックになっていく・・・。

システムシンキング、ちょっと勉強してみよう。仕事のみならず、いろんなことに応用できそうです。

読書記録3

11、エコゴコロ 環境を仕事にした女性たち

☆☆☆☆

「環境」を切り口に起業したり、企業内で活躍していたりする、女性9名が紹介されている。仕事に「大義」を感じながら打ち込めることは、とても素晴らしいことだと思う。
私が起業する際に扱いたいのは、環境か、女性の抱えている諸問題か、幼い子供たちの教育か。
どれかだと、ぼんやり意識しているのでとても興味深く読んだ。

すぐに参考に出来そうなのが、プランタン銀座の例と、尊敬してやまないダイエー副会長の林文子さん。「小売」という一見「エコ」からはかけ離れている業種でも、もう避けては通れない。そうなのだ。百貨店としてより心地良いライフスタイルを提案することや、消費者代表として「いいものはいい」と提案することなら、私の働くお店でもきっとできる。



12、ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル  野口悠紀雄

☆☆☆

19世紀のカリフォルニアで起きたゴールドラッシュを紐解くことで、過去に学び、現在のシリコンバレーで起きている「IT」というゴールドラッシュについてより先見的に見よう、とする姿勢がうかがえる。
興味深かったのは、時を越えて、奇しくも同じ場所で起きた熱狂的な革新が「スタンフォード大学」という今では名門中の名門である大学でつながっていること。

19世紀ゴールドラッシュ時の鉄道王、ビッグフォーの一人であるリーランド・スタンフォードが作った大学が、いまやITの寵児を続々と生み出しているのだ。

歴史にも、ITにも疎い私にはちょっととっかかりにくかったのだが読み進めるうちに引き込まれていくのは、さすが。

じゃあ日本はどうしたら良いの?なんてこともしっかり最後に書いてある。ただし、この提言を「日本の若者」が読まないことには始まらないのだ。

書いてあることから学べるのは、「金」を手に入れたものが成功者ではないということ。
時代を変えるのは「一見」向こう見ずな若者だということ。(ただし本当にただ向こう見ずだけではいけない、もちろん。)
国家を変えていくのは「国の改革」でお膳立てをすることではなく、とどのつまり個人の力にかかっているということ。

日本は乗り遅れているのだ。そして今や国力がガクンガクンと音を立てて落ちていくことは、目に見えている。

そのことに危機感を抱いて行動する優秀な人は、いったいどのくらいいるのだろう。


「総力」で世界と勝負していた日本の「個の力」を養っていくにはどうしたらいいのだろう。

優秀でない私も、危機感くらいはもっている。ならば勉強して、力をつけなければいけない。

いろいろと考えさせられた。

読書記録2と、映画「アース」

8、夜のくもざる 村上春樹
☆☆☆

超短編集。広告のために書いた小説だとか。(糸井重里さん発案)
どれもこれも面白かった。ふわふわつかみどころのない頭の中の妄想?だとかそういうものをぐわっとつかんでそこだけ書き抜いたらこんな作品が書けるのだろうか?
答えもなくて、きっと意味もなくて。感じ方は読み手に投げちゃっている感じが好き。



9、「社会を変える」を仕事にする  駒崎弘樹

☆☆☆☆☆

「病児保育」という難しいテーマにぶつかっていった、一人の素敵な起業家の話。
動いたこと、感じたこと、難しかったこと、嬉しかったこと。それらが全部具体的に書かれていて、とっても好感が持てた。

 社会起業家ってきっと、大義名分を掲げて理想に燃えた正義漢、というよりも、「これってどーなん?」「もっとこうしたらいいんじゃないの?」という、しごく素朴な疑問だったり、「周りがハッピーで自分もハッピーがいい」という人として根源的な当たり前の欲求だったり、それに気づいた人、その気づいたことを解決するべく歩んだ人、ということなのだ、きっと。

 働く女性の抱える問題には、私も女性だし、ものすごく関心がある。「働きたい」女性が働きやすい環境を企業が、社会が整備していくことがこれからはもっともっと必要になるだろう。
 そしてその一方で、幼い子供と母親(もしくは父親)とのふれあいはやっぱり本当に大切だと思っている。
幼い頃にしっかり両親の(もしくは周りの大人の)愛を感じて育った子供は、まっすぐにまっすぐに育つのだと、思うから。

 だから、女性が働きやすい環境の整備=保育所の充実、というばかりでなく、実の母と子のふれあいがしっかり持てて、かつ働きたい女性が輝けるような仕組みづくりが大切だと思う。最近よく聞く「ワーク&ライフバランス」というものもこれにつながるのだろうけど。

 たとえば社内に託児所を設けて、交代で社内のママや希望者がお世話をするとか。未婚女性や男性にもいい経験になるだろうし、なにより社内の人が「誰かのパパやママ」なのだ、という実感がわいてあったかい雰囲気が生まれないだろうか。
 にたようなことしている会社はあるのは、たまに見聞きするけれど。どうなんでしょう。



10、地球のためにわたしができること  枝廣淳子

☆☆☆☆


朝2時おきで有名な枝廣さん、私も朝は5時に起きる早起き鳥ですが、2時は現実的ではないので、子供が生まれたら私もしてみようっと。
知っていて、していたこと・・・お弁当箱をつかう。水筒(おととい購入!)。マイバッグを持ち歩く。

知っていて、してみたいけどまだしていないこと・・・100万人のキャンドルナイトに参加する。マイ箸を常備する。ケータイをリサイクル。

知らなかったこと・・・地球が誕生してから「水」は、同じものが循環しているのだ、ということ。

文章がほんとに読みやすいので、じっくり読んでも30分もあれば十分。
この本は借りたのだけど、こういった本こそ、手元において「こんどはこんなことしてみようかな」とか「あ、これ忘れてたな」とか。たびたび開いて導いてもらう指針として、持っていたいな、と思った。



おまけ 映画「アース」を観て

店内のイベントでも地元の情報誌さんと組んでこの映画のパネル展を開催している。
感動して胸が熱くなるのは予想していたけれど、予想以上だったのが、構成が非常に面白かったこと。時にコミカルな動きもみせる動物たちの姿に、同じ地球に住むものとして、様々な「命」へのいとおしさがこみ上げてきた。

自分のことしか考えられない人は、悲しい人。
自分の感情にふりまわされて、周りをもふりまわしていた少し前までの私は、とても寂しい人間だった。

でも、今は意識して暮らしている。
ちっぽけな自分を。
そんな自分を包んでくれるたくさんの人の愛を。
そうして、自分の力を誰かにむけて飛ばすこと。
自分も負けじと、誰かを愛すること。
人は小さくて弱いけれど、とてつもないパワー(影響力)をもっていること。
ならば、それをいいほうへ使わなくてはいけないのだ、ということ。
まだ、間に合うこと。
できることからはじめること。

そうして3ヶ月くらい、暮らしているうちに、確かに自分が変わったことに気がついた。


自分のことよりも、人のことを考えることが素直にできたときに、とてつもない喜びや充足感を感じていることに。
これは、きっと偽善なんかじゃない。
それが素直な、個人としての喜びなのだ。
こういう気持ちはきっと、すべての人の心の中にあるものだと、信じたい。


人は今、全力でその大きなパワーを、愛を、地球へ向けなければいけないのだと思う。
こんな私ですら、そのことに気づいたのだから。

ぜひ、観てください。

読書記録1

目標は1日1冊で、年366冊!

1、古代への情熱−シュリーマン自伝−
 ☆☆☆☆
 信じた道をひたすらに突き進む情熱を持った人のみがてにすることのできる、「奇跡」について書かれている。シュリーマンの語学習得方法はまったくもってすごい。職場の先輩の本、元旦に一気読み。

2、フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる
3、脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める
 ☆☆☆☆
 どちらも著者は築山節さんという、脳神経外科専門医の方。これも先の先輩の本、元旦一気読み。年末に「ウェブ時代を行く」「フューチャリスト宣言」を読んだ後でのこの2冊は結構新鮮だった。
 両方に書かれていたのが「脳の回転数を上げる」ということ。
 そのための「ルール化」や「時間割づくり」など、レバレッジシリーズにも共通する部分も多数。非常に読みやすくて、すでに実行していることもあり、すぐに習慣に出来そうなこともあり。

4、ナイン・ストーリーズ
 ☆☆☆

 サリンジャーの短編集。これもおなじ先輩より。恥ずかしながら、サリンジャーを読むのは初めて。「ライ麦畑・・」も読んでいません。が、読み込なすうちに面白くなってきた。あまり好きではなかた村上春樹が最近好きになってきたのだけど、なんとなく展開の仕方とか、似てるところがあるな、と思いながら読んでいた。
ちょっとシニカルな子供の描き方がいい感じ。「エズミに捧ぐ」と「テディ」のエズミとテディにはかなり共感。
 「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」の中にある、「生後三週間の赤茶色の口髭」って表現も好き。
 でも、やっぱり原書が読める位の英語力がほしいな。


5、社会起業家 −社会責任ビジネスの新しい潮流−
 ☆☆☆☆

 2004年発行なのでちょっと内容は古いけれど、代表的な社会起業家たちの事業内容であったり、起業をサポートするNPOの存在が書かれてあったり、入門書としてはとてもよかった。著者は斎藤槙。同じ大学出身ということで、ちょっとばかり親近感。
 ますます、なにかしたいなというワクワク感は膨らむ。
 現在の仕事をしながらでも、もっと地域社会や地球環境に貢献できるような活動はないだろうか。幸いそういうことが実行しやすい仕事なのだから、もっと積極的に提案しよう。
 きっと企業の社会的責任があたりまえのように問われる時代に、もう差し掛かっている。その実感をもつことに乗り遅れたら・・・考えるだけでも恐ろしい。
 そしていずれはグリーンMBA、興味あります。どうせなら、「プロ」を目指したい。そういったコンサルティングの需要はどんどん高まるのではないかしら。


6、初秋
 ☆☆☆

 ロバート・B・パーカー。これは借りた本。私立探偵スペンサーシリーズの中の作品。このスペンサー、かなり、アメリカンな男前。人として、高潔なのだ。ちょっとおしゃべりだけれど、品行方正なスポーツマン。
 依頼人の息子を1人前の男へと育てる過程はかなり興味深い。心を閉ざして何も感じなくなった少年の、まず体を鍛え、身なりを整え、指導を通じて圧倒的な信頼関係を築きあげるまでは、世の父親(候補)にぜひとも読んで、なにか感じてほしいな。

7、回転木馬のデッド・ヒート
 ☆☆☆☆

 何がいいって、タイトルがいいでしょ。こういう村上春樹のセンスって、抜群だと思う。朝のラジオで武田鉄也が村上春樹の話をしていて、なんだか読みたくなって、図書館に借りに。この言葉をここで、こんな風につかうか〜。というところばかりで、自分の中に引き出しを新しく作らなければ、とてもついていけない感じ。

 これからちょっとはまりそう。
 先日後輩に「サリンジャー村上春樹とすごいマサルさんって、私のなかで一緒のカテゴリーなんですよねぇ。」といわれて、さすがの彼女の教養を感じた。


 ペースとしてはまずまず、順調に進んでいるといっていいでしょう。
 全くジャンル無視ですが、それはこの際気にしないことにしようっと。
 

とりあえず、2008年1年の計

10年10年いっていますが、それもすべて日々の積み重ねの先にあるもので。

1年の計を立てました。
オールジャンルに及ぶとたくさんになるので、「社会起業家」に関連しそうな部門のみご紹介。


1、苦手な英語に本腰を入れて取り組む。TOEIC700点必達!
2、1日1冊本を読む。それをなるだけここにアップする。
3、チャイルドスポンサーシップを続ける。
4、ECO検定を受けて、合格する。
5、ECOイベントの実施。

今はエコに興味があります。
時流が「エコ=まじめ。かたい。」から、どんどん「エコ=おしゃれ。かっこいい。」に変わってきているのを感じています。

どんどんこの波が大きくなるといいな。