挑戦しよう

 年に一度、彼都迎によって行われている作文コンテストに出るつもりです。日本語はもう四年半ぐらい勉強していますから、この作文コンテストを通じて自分の実力をチェックするだけでなく、今まで日本語を優しくて詳しく教えてくれてきた先生たちに自分の成長を見せようと思います。ですから、全力を尽くして頑張らないと。

答えが見付かるまで考え抜く技術を身に付けよう

 去年、インターネットで答えが見付かるまで考え抜く技術という本を偶然見付けた。その時、その本の名前を見た瞬間、心を引かれてしまった。そのホームページにこういう文章の一段が書いてある。「考えることは誰にだってできますが、答えが見付かるまで考え抜いている人は案外少ないのではないでしょうか......」と。
 先生も暗記するよりも理解した方がましだと、いつもそう言ってくれるのです。私もそう思っている。毎日毎日暗記に暗記した単語や文法などが普段あまり使わなかったら、きっと忘れてしまうでろう。でも、一度理解して覚えたものはそれを突然忘れても、漢字の形から考えてみれば、きっとそれはどういう意味かと思い出してくるだろう。
 私も先生のような先生になりたいものだ。私はこの方法で教わってきたのだ。私もこの方法で学んでいきたいと思っている。皆にこの方法で日本語を楽しんで、楽に、楽しく日本語を習ってほしい。

気持ち

 私は勉強が大嫌いだった。小学校の時から勉強嫌いで、もちろん成績がふるわなかった。中学校の時にも同じで、いや、もっと嫌いになっていた。毎日学校が終わってからすぐ家へ帰らずに、友達とどこかへ行ったことがよくあった。家に帰ったとしても、ただスーパーニンテンドーでテレビゲームをしていたのだ。勉強は全然しなかった。高校の時も相変わらずテレビゲームや漫画に熱中していて、朝から晩まで遊んでばかりいたのだ。そして、そのまま軍隊に入った。まる二年して退役して、社会人の一年生になった。偶々、その時の社会では色々なことが起きた。そして、僕は初めて現実の社会の厳しさを痛感するようになった。特に2000年に陳水扁が大統領の選挙で当選してから、株価が急に下がったり、失業率が急に上がったりすることだ。それに対して、私は陳水扁大統領に「馬鹿野郎」と怒鳴りたいものだった。不況なので、なかなか仕事が見つからなかった僕は、やむを得ずに進学することにした。しかし、学校に入って二年ほど経った今の私は、あることに対して非常にがっかりした。それは、クラスでは一生懸命アルバイトをしたりする奴が多く、読書気風が乏しいことだ。思っていたのと全く違う。
 「みんな、何のためにここへ来てるんだい?遊ぶために来てるんじゃねーだろう。」と時々思った。今は二年生で、あと数ヶ月して三年生になる。そして、四年生へ。卒業するまでは、あっという間だと思う。自分の将来のことを心配しなかったりする人がかなりいるようだ。
 台湾は不景気の気流に包まれているので、失業率が高いわけだというテレビの報道に対して、私には賛成できない。専門的な技術さえ身に付ければどんな不景気の環境でもそれに負けないからだ。皆さん、沢山の時間を無駄にしたことを後悔している私のようになってほしくはない。将来どんな生活をするかは、自分次第のよ。