青空文庫で読む”文学少女”

 自分メモがてら”文学少女”シリーズに登場する文学作品のタイトルを抜き出して、その中から青空文庫に収録されている作品についてはリンクを貼ってみました。
 表の見方ですが、作中に少しでもタイトルが出てきたものはすべて表に加えました。タイトル表記にぶれがあるものについては作中の表記を優先しました。また、青空文庫内に複数のファイルが収録されている場合には、旧字よりは新字を、旧仮名よりは新仮名を優先しました。
 外国人作家の表記についてですが、名と氏を結ぶ文字が、本編『神に臨む作家』までは「=」、それより後は「・」が使われています。面倒だったので、ここではすべて「・」で統一しましたのであしからず。
 また、頁については、タイトルが明記された時点を基準としました。それより前にその作品についての記述があったとしてもスルーしましたので、この点もまたあしからず。
(以下、長々と。)

文学少女”と死にたがりの道化

作品名 作者
ポセイドン・アドベンチャー ポール・ギャリコ p10
ハリスおばさん ポール・ギャリコ p10
スノーグース ポール・ギャリコ p10
ジェニィ ポール・ギャリコ p10
ひとひらの雪 ポール・ギャリコ p10
グレート・ギャツビー フランシス・スコット・フィッツジェラルド p36
イリアス ホメロス p56
愛は突然炎のように バーバラ・カートランド p57
シルバー ペニー・ジョーダン p57
人間失格 太宰治 p83
HUMAN LOST 太宰治 p90
走れメロス 太宰治 p90
富岳百景 太宰治 p90
駆け込み訴え 太宰治 p91
女生徒 太宰治 p92
葉桜と魔笛 太宰治 p236
雪の夜の話 太宰治 p237
皮膚と心 太宰治 p237
ろまん燈籠 太宰治 p237
太宰治 p237
グッド・バイ 太宰治 p237
おしゃれ童子 太宰治 p237
如是我聞 太宰治 p237
畜犬談 太宰治 p237
貨幣 太宰治 p237
お伽草紙(『かちかち山』収録) 太宰治 p238
斜陽 太宰治 p238
黄金風景 太宰治 p239

文学少女”と飢え渇く幽霊

作品名 作者
しずくの首飾り ジョーン・エイキン p10
空のかけらをいれてやいたパイ ジョーン・エイキン p10
三人の旅人たち ジョーン・エイキン p10
ウィロビー館のオオカミ ジョーン・エイキン p11
山月記 中島敦 p39
遠野物語 柳田國男 p53
ぐりとぐら 中川李枝子(作)・山脇百合子(絵) p56
かまし村の子どもたち アストリッド・リンドグレーン p56
長いお別れ レイモンド・チャンドラー p61
サロメ オスカー・ワイルド p66
昼の少年と夜の少女 ジョージ・マクドナルド p103
北風のうしろの国 ジョージ・マクドナルド p103
ナルニア国物語 C・S・ルイス p104
はてしない物語 ミヒャエル・エンデ p104
吾輩は猫である 夏目漱石 p119
赤毛のアン モンゴメリ p120
武蔵野 国木田独歩 p155
詩想 国木田独歩 p156
初恋 国木田独歩 p156
小春 国木田独歩 p156
高慢と偏見 ジェーン・オースティン p163
王女とゴブリン ジョージ・マクドナルド p211
王女とカーディー少年 ジョージ・マクドナルド p211
妖精のすきなお酒 ジョージ・マクドナルド p212
ふんわり王女 ジョージ・マクドナルド p212
金の鍵 ジョージ・マクドナルド p212
ファンタスティス ジョージ・マクドナルド p212
嵐が丘 エミリー・ブロンテ p228
軽いお姫様 ジョージ・マクドナルド p275

文学少女”と繋がれた愚者

作品名 作者
野菊の墓 伊藤左千夫 p7
舞姫 森鴎外 p7
伊豆の踊子 川端康成 p8
たけくらべ 樋口一葉 p8
一房の葡萄 有島武郎 p22
蒲団 田山花袋 p24
愛と死 武者小路実篤 p29
城の崎にて 志賀直哉 p30
小僧の神様 志賀直哉 p30
生まれ出づる悩み 有島武郎 p30
極楽とんぼ 里見トン*1 p30
友情 武者小路実篤 p39
ブラームスはお好き フランソワーズ・サガン p119
悲しみよこんにちは フランソワーズ・サガン p119
ああ無情(ダイジェスト版) ヴィクトル・ユゴー p158
若草物語 ルイザ・メイ・オルコット p159
エルマーの冒険 ルース・スタイルス・ガネット p159
モチモチの木 斉藤隆介 p159
月夜のみみずく ジェイン・ヨーレン p159
大造じいさんとガン 椋鳩十 p159
宇宙人の宿題 小松左京 p159
海雀 北原白秋 p159
蜜柑 芥川龍之介 p179
武者小路実篤 真理先生 p282
桜の園 アントン・チェーホフ p312
メリー=ポピンズ パメラ・トラヴァース p314
あしながおじさん ウェブスター p315
秘密の花園 フランシス・ホジソン・バーネット p315
不思議の国のアリス ルイス・キャロル p315

文学少女”と穢れ名の天使

作品名 作者
悲しき玩具 石川啄木 p9
一握の砂 石川啄木 p9
トゥーランドット カルロ・ゴッツィ p54
オペラ座の怪人 ガストン・ルルー p57
クリスマス・キャロル チャールズ・ディケンズ p126
椿姫 アレクサンドル・デュマ p133
チャタレイ夫人の恋人 D・H・ロレンス p144
瓶詰地獄 夢野久作 p144
スリーピング・ビューティー アン・ライス p144
たけくらべ 樋口一葉 p146
愛の一家 アグネス・ザッハー p231
谷間 アントン・チェーホフ p313

文学少女”と月花を孕く水妖

作品名 作者
その魂は荒野に舞う エミリー・ブロンテ 口絵
マノン=レスコー アベ・プレヴォ p31
高瀬舟 森鴎外 p32
白鯨 ハーマン・メルヴィル p32
トニオ=クレーゲル トーマス・マン p44
ヴェニスに死す トーマス・マン p44
魔の山 トーマス・マン p44
ヘルマンとドローテア ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ p44
青い花 ノヴァーリス p44
ウンディーネ フリードリヒ・フーケー p44
黄金の壺 エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン p44
アルト=ハイデルベルク マイヤー・フェルスター p45
金色夜叉 尾崎紅葉 p59
たけくらべ 樋口一葉 p59
歌行燈 泉鏡花 p59
夜叉ヶ池 泉鏡花 p61
草迷宮 泉鏡花 p61
照葉狂言 泉鏡花 p61
高野聖 泉鏡花 p71
外科室 泉鏡花 p151
霧笛 レイ・ブラッドベリ p230
天守物語 泉鏡花 p266
ミニヨン(ヴィルヘルム=マイスターの修行時代) ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ p277
アッシャー家の崩壊 エドガー・アラン・ポー p285

文学少女”と神に臨む作家

作品名 作者
みんなちがって、みんないい 金子みすゞ 上巻p8
赤毛のアン ルーシー・モード・モンゴメリ 上巻p33
小さなスプーンおばさん アルフ・プリョイセン 上巻p51
伊勢物語 上巻p51
はてしない物語 ミヒャエル・エンデ 上巻p96
狭き門 アンドレ・ジッド 上巻p99
エーミールと探偵たち エーリヒ・ケストナー 上巻p109
舞姫 森鴎外 上巻p145
意志と表象としての世界 アルトゥール・ショーペンハウアー 上巻p146
眠りの妖精オーレおじさん ハンス・クリスチャン・アンデルセン 上巻p238
アルト=ハイデルベルク マイヤー・フェルスター 上巻p269
トニオ=クレーゲル トーマス・マン 上巻p269
ウンディーネ フリードリヒ・フーケー 上巻p269
秘められた日記 アンドレ・ジッド 下巻p85
遠野物語 柳田國男 下巻p132
銀河鉄道の夜新潮文庫版角川文庫版両者の相違点 宮沢賢治 下巻p138
人間失格 太宰治 下巻p174

文学少女”と恋する挿話集1

作品名 作者
はつ恋 イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ p23
更級日記 菅原孝標女 p44
蜻蛉日記 藤原道綱母 p44
源氏物語 紫式部 p45
雨月物語 上田秋成 p53
好色五人女 井原西鶴 p53
蟹工船 小林多喜二 p59
万葉集 p105
古今和歌集 p106
愛の妖精 ジョルジュ・サンド p118
伊勢物語 p118
アリーテ姫の冒険 ダイアナ・コールス p134
ダフニスとクロエー ロンゴス p134
くまのパディントン マイケル・ボンド p143
カルメン プロスペル・メリメ p143
ムギと王さま エリナー・ファージョン p151
ヤング・ケート エリナー・ファージョン p154
西ノ森 エリナー・ファージョン p155
レモン色の子犬 エリナー・ファージョン p155
サン・フェアリー・アン エリナー・ファージョン p156
しんせつな地主さん エリナー・ファージョン p156
小さな仕立屋さん エリナー・ファージョン p156
七ばんめの王女 エリナー・ファージョン p156
貧しい島の奇跡 エリナー・ファージョン p156
パニュキス エリナー・ファージョン p156
赤いろうそくと人魚 小川未明 p183
ごんぎつね 新美南吉 p198
フランダースの犬 マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー(ウィーダ) p198
泣いた赤鬼 浜田廣介 p198
すずの兵隊 ハンス・クリスチャン・アンデルセン p199
マッチ売りの少女(訳1訳2 ハンス・クリスチャン・アンデルセン p199
ヘンゼルとグレーテル ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール・グリム p202
幼年期の終わり A・C・クラーク p242
たったひとつの冴えたやりかた ジェイムス・ティプトリー・ジュニア p242
夏への扉 ロバート・A・ハインライン p242
生命線 ロバート・A・ハインライン p253
銀河市民 ロバート・A・ハインライン p253
月を売った男 ロバート・A・ハインライン p253
異星の客 ロバート・A・ハインライン p253
月は無慈悲な夜の女王 ロバート・A・ハインライン p253
火星年代記 レイ・ブラッドベリ p263
何かが道をやってくる レイ・ブラッドベリ p263
十月はたそがれの国 レイ・ブラッドベリ p263
青い麦 シドニー・ガブリエル・コレット p275
サロメ オスカー・ワイルド p282
ジャン・クリストフ1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,後記 ロマン・ロラン p286
東海道中膝栗毛 十返舎一九 p289
ムーミン谷の仲間たち トーベ・ヤンソン p289
ロッタちゃんのひっこし アストリッド・リンドグレーン p289
エーミールと探偵たち エーリヒ・ケストナー p290
友情 武者小路実篤 p290
スノーグース ポール・ギャリコ p340

文学少女”と恋する挿話集 2

作品名 作者
ハイネ詩集*2 ハインリヒ・ハイネ p39
四季の歌 荒木とよひさ p43
ロリータ ウラジミール・ナボコフ p80
フランダースの犬 マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー(ウィーダ) p111
チャイルド・ハロルドの巡礼 ジョージ・ゴードン・バイロン p115
飛ぶ教室 エーリヒ・ケストナー p155
エーミールと探偵たち エーリヒ・ケストナー p155
点子ちゃんとアントン エーリヒ・ケストナー p155
二人のロッテ エーリヒ・ケストナー p155
山羊の歌*3 中原中也 p229
クラバート オトフリート・プロイスラー p232
銀の匙 中勘助 p280
ギタンシャリ ラビンドラナート・タゴール p300

文学少女”と恋する挿話集 3

作品名 作者
異邦人 アルベール・カミュ p6
武蔵野 国木田独歩 p11
潮騒 三島由紀夫 p18
仮面の告白 三島由紀夫 p18
浜松中納言物語 三島由紀夫 p18
豊穣の海 三島由紀夫 p18
美徳のよろめき 三島由紀夫 p18
ダフニスとクロエー ロンゴス p19
好色五人女 井原西鶴 p63
好色一代男 井原西鶴 p64
霧笛 レイ・ブラッドベリ p72
マノン・レスコー アベ・プレヴォ p74
女優ナナ エミール・ゾラ p78
小公子 フランシス・ホジソン・バーネット p78
正史実歴鉄仮面*4 黒岩涙香 p78
鉄仮面 アレクサンドル・デュマ p78
サン・マール氏の二羽のツグミ アレクサンドル・デュマ p78
黒百合 泉鏡花 p79
草迷宮 泉鏡花 p79
竜潭譚 泉鏡花 p79
外科室 泉鏡花 p79
歌行燈 泉鏡花 p79
かもめ アントン・チェーホフ p104
ワーニャ伯父さん アントン・チェーホフ p104
三人姉妹 アントン・チェーホフ p104
桜の園 アントン・チェーホフ p104
かわいい女 アントン・チェーホフ p105
犬を連れた奥さん アントン・チェーホフ p105
中二階の家 アントン・チェーホフ p105
イオーヌイチ アントン・チェーホフ p105
往診中の出来事 アントン・チェーホフ p105
いいなずけ アントン・チェーホフ p105
谷間 アントン・チェーホフ p105
蝶々夫人 ジャコモ・プッチーニ p129
さまよえるオランダ人 リヒャルト・ワーグナー p152
ライ麦畑でつかまえて ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー p240
ティファニーで朝食を トルーマン・カポーティ p297

“文学少女”見習いの、初戀。

作品名 作者
デミアン ヘルマン・ヘッセ p28
車輪の下 ヘルマン・ヘッセ p28
あすなろ物語 井上靖 p28
武蔵野 国木田独歩 p29
曽根崎心中 近松門左衛門 p61
女殺油地獄 近松門左衛門 p70
悪霊 フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー p70
闇の力 レフ・トルストイ p70
冥途の飛脚 近松門左衛門 p70
心中天の網島 近松門左衛門 p70
野菊の墓 伊藤左千夫 p95

文学少女”見習いの、傷心。

作品名 作者
みずうみ シュトルム p26
卒業 チャールズ・ウェッブ p34
夜長姫と耳男 坂口安吾 p79
桜の森の満開の下 坂口安吾 p79
フランケンシュタイン メアリ・シェリ p89
アミティヴィルの恐怖*5 ジェイ・アンソン p121
エクソシスト ウィリアム・ピーター・ブラッディ p132

文学少女”見習いの、卒業。

作品名 作者
戯れに恋はすまじ ルフレッド・ド・ミュッセ p6
愛の妖精 ジョルジュ・サンド p6
こころ 夏目漱石 p48
坊っちゃん 夏目漱石 p49
吾輩は猫である 夏目漱石 p49
ヰタ・セクスアリス 森鴎外 p88
仮面の告白 三島由紀夫 p88
虞美人草 夏目漱石 p168
三四郎 夏目漱石 p168
それから 夏目漱石 p168
夏目漱石 p168
明暗 夏目漱石 p170
賢者の贈り物 O・ヘンリー p342
罪と罰 フョードル・ドストエフスキー p345
貧しき人々の群 宮本百合子 p345
太陽のない街 徳永直 p345
脂肪の塊 ギ・ド・モーパッサン p345
デミアン ヘルマン・ヘッセ p345
桜の園 アントン・チェーホフ p362

半熟作家と”文学少女”な編集者

作品名 作者
伊勢物語 p4
マクベス ウィリアム・シェイクスピア p21
オセロ ウィリアム・シェイクスピア p21
ハムレット ウィリアム・シェイクスピア p21
リア王 ウィリアム・シェイクスピア p21
ロミオとジュリエット ウィリアム・シェイクスピア p22
テンペスト ウィリアム・シェイクスピア p22
真夏の世の夢 ウィリアム・シェイクスピア p22
風と共に去りぬ マーガレット・ミッチェル p122
伊豆の踊り子 川端康成 p274
八十日間世界一周 ジュール・ヴェルヌ p308


 まとめてみた感想としては「青空文庫すげーな」と(笑)。ちなみに、青空文庫に収録されていない作品でも、中には他のサイトで紹介されているもの(近松門左衛門など)もありますので、興味のある方は探してみるとよいと思います。もっとも、旧字旧仮名の作品や長文のものはネットよりも本の方が読みやすいということもあって、例えば泉鏡花の作品などは青空文庫に収録されているのを承知の上で書店で買い集めましたが(苦笑)。
 内容的には、本編最終話『神に臨む作家』では紹介されている文学作品の数がグッと減っているのが印象的です。
 また、本作は”想像”といいつつも実質的には”推理”によって事件を解決するミステリ形式のお話ですが、にもかかわらず、ミステリ作品がほとんど紹介されていないのも印象的です(ケストナーの『エーミールと探偵たち』くらいですか)。『オペラ座の怪人』のガストン・ルルーは、むしろミステリの古典である『黄色い部屋の密室』の方が小説としては有名じゃないかと思うのですが、そちらにはまったく触れられていません*6。これは間違いなく意図的に行なわれているもので、やはり推理よりも”想像”によって生まれてくる物語を大事にしたいという意図からだと思います。
 なお、上記の表は自分メモついでではありますが、漏れや間違いがあると困りますので、何かお気づきの点などございましたら遠慮なくご指摘いただければ幸いです(ペコリ)。



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”文学少女”が本を食べる理由についての駄文
木々高太郎と野村美月の『文学少女』
”文学少女”の三題噺と小説のプロットについて

*1:弓偏に享

*2:ローレライ』『たそがれの薄明』『歌のつばさ』(p41)『告白』(p42)

*3:『時こそ今は……』(p229)『盲目の秋』『妹よ』『寒い夜の自画像』『みちこ』『汚れつちまつた悲しみに』『憔悴』(p231)『サーカス』(p237)

*4:”『サン・マール氏の二羽のツグミ』の跳訳版”と紹介されているので、黒岩涙香を著者として本記事では表にまとめることにしました。

*5:悪魔の棲む家』の原作小説。あくまでも”文学少女”なので、この記事内では原作小説にこだわってみました。

*6:これと同じようなことは北村薫の「円紫師匠と私」シリーズ(創元推理文庫)についてもいえます。