リツエアクベバ

satomies’s diary

母に誕プレ

先日母に渡したKindleを、非常に上手に使っているので。五月の母の誕プレは「Kindleに入れる中身」にした。
誕プレなので、豪勢に買おうと思う。とりあえず候補を物色中。

基本は「おもしろいエッセイ」か、「短編小説」。ある程度でひとくぎりがよいかなと思うので。
がっつり長編は、母が読みたければ既に買ったものがあるし。

若林正恭

彼の第一作目のエッセイ本は、わたしが読んだ本を以前母に回した。タレント本なんて、と、チラ見をしていたが。読了後にきゃっきゃと言っていた。若林の文章にハズレはないと思う。

近藤史恵

サクリファイスからファンなのだが。思考させる、そうくるか的なところが絶妙な魅力があるなあと思う。そしてたぶん母は、近藤史恵を知らない。

寿命

新緑の公園を散歩しながら、夫と話す。
母がぶつくさと言っていたあれこれに、わたしが言ったこと。「来月に91だ、もう余命宣告されている人生のようなものだ」「好きなことだけして、好きなことだけ考えていればいい」「ネガティヴなことを思う時間は、もうもったいない」。

わたしは入院して、命ヤバいとか言われて、やっぱりだいじょうぶだと言われて、退院して60になった。ああ助かった、じゃなくて。ここで死なないことになったのだが、余命はせいぜい20年だろう。80いければあとはもうオマケみたいなもんだ。

と言って、もう3年も経ってしまった。夫は66になった。あと14年か。

だから好きなことをして生きよう。なんてことはない、毎日を過ごして、土日に美味い酒を飲んで。ああ、しあわせだね。

そう言って、ああそうだ。なんだか宣伝している新しいキリンのビールを買って帰ろう。そんなことで、ささやかにしあわせだ。

1カ月点検

ソリオの1カ月点検。
営業担当に「どうですか?」と聞かれて「快適です」と答える。説明されたあれこれのボタンを、まだ全部理解していない。まあがんばる、とかなんとか。

大風が吹いた日に、玄関先に置いていたものが風で動いて、車の後ろ左に当たった。鉄部分に1センチほどの傷、バンパーにうっすらと2センチくらいの流れる線の傷ができた。
うちは、車が置いてある場所より一段高いところに玄関がある。

あらかじめ電話をして、タッチペンを発注。点検時に塗っておいてと頼む。
実際に作業をする人に、「おまかせする、自分で塗るより上手いから頼みたい話で、うるさい注文などなにもない」と伝える。

「物が風で動いて当たった」と言ったら、整備の人が納得していた。傷だけ見たら、不思議な傷だと思ったそう。きれいに処理してくれて感激。

ナビのフィルム

営業担当の人に「ナビのフィルムなんだけれど」と聞いた。適当に百均のサイズ切り取れるフィルムを貼ろうと思ったのだが、売っていない。
車種指定のフィルムを買おうと思うのだが、フィルムとガラスフィルムがある。どっちがいいの?あなたの車は(スイフト)、どうしてる?

「貼っていない」「うちの店の人間は、たぶん誰も貼ってない」「貼らなくていいと思う」とのこと。どうするかな。まー、ゆっくり考える。まだ買った時のフィルムは剥がしていない。

Apple CarPlay

エンジンをかけると、ナビと登録したiPhoneと接続されて、iPhoneのアプリとつながる。これでiPhoneの音楽を聞くのだが。
これが時々、うまくいかない。エラーが出たのなんのとナビに表示されるときがあり、このケースのときはその後「接続しました」と表示が出るのだが、ぜんぜん接続なんかしやしない。

営業担当の人はAndroidで、納車のときの操作説明のときに。わたしがとっととiPhoneを登録したときに、なんかよくわかってなかった。
だからこの接続のエラーは聞いてもわからんだろうと思ったのだが。
帰ってきて思った、整備のひとに聞けばよかった。次の点検の時に聞いてみよう(覚書)。

キーケース

営業担当にキーを渡したら、「なに?これ」と真面目に驚いていた。見たことがなかったらしい。
「かわいいでしょ?はしゃいでるでしょ?」と言うと、ちょっと笑う。車買ってはしゃいてるのは、売った人間としてはうれしいだろう。

どこで買うんだと聞くので「amazon」と答えた。楽天にもある「スズキ キーケース」でググってごらんと言う。

どうなってるんですか?これと言うので、弁当箱のようなケースに入れて蓋を入れ込むんだと説明する。婆が若い男の子(30後半)にネットで買うものを説明するのは楽しい。

言い忘れ

営業担当に次に会ったときに言おうと思っていて、忘れた。整備で待つ間に思い出したのだが、引き取りのときには接客対応していたので言う機会が無かった。
次の機会に言おうと思う。忘れていたのでメモ。

税金減免の手続きに、娘の障害者手帳を預けたときのこと。娘の名前の漢字の読み方を聞かれた、このときに。
この男の子は「お嬢さんのお名前は」と言ったんだな。

たいがいの人、同世代の人間にもいるが。相手の娘のことを「娘さん」と言うのが丁寧な言い方だと思っている人は多い。同世代でもいるし、若い人間は当たり前に澄ました顔で「娘さん」と言う。
わたしはなんとも思わないのだが、母がとにかくこのあたりにうるさい。母は「娘さん」と言う表現を「失礼だ」と憤慨する。それでなんとなく、人はどう言うかにわたしはアンテナがピンと立つ。

営業の男の子は38だそうだ。うちの子よりちょい上くらい、の感覚になる。ご両親はわたしよりちょい上くらいだろうが、乱暴な分け方をすれば同世代、同世代だ。
そのくらいの年代で、さらっと「お嬢さんは」と出る。感心した。と、伝えたかった。次に言ってみようと思う。
ちなみにわたしは息子にこの話をしたことがない。きっと息子も、澄ました顔で「娘さん」と言うクチだと思う。今度会ったときに、話そうと思う。ちゃんと言える人間が近い年齢でいるならば、言っておかなきゃならないなと思う。

母とKindle

水曜日に実家に行き、母に電子書籍リーダーを渡したのだが。あっという間に一冊読み終えていた。
目が辛い、疲れる。本が読めなくなったと言っていた。半日で一冊読み終えるとか、ずいぶん前に無理になっていた。

Kindle Paperwhiteの「見え方」は、非常に楽だと。すらすら読める。もう自分は本は読めないと思っていたのだが、本が読めて楽しいと。機器を使うことで「取り戻せる力」になんか浮かれ飛んでる。友達に話しまくっているらしい。

貸してもらうのではなく、この機器が欲しいと。
いやいや、今、けっこう高い。電子書籍の走りのときに、電子書籍普及のためにみたいな感じで機器はわりと安かった。今、わりと高いと思う。
それにたぶんこれが使いやすいから、これを使っていてくれと。

渡したのはPaperwhiteの初代機。7000円くらいだったと思う。機能が今のものより少ない代わりに、画面表示や機能ボタンがわりと単純だと思う。母に教えやすいし、たぶん扱いやすい。

電子書籍リーダー

今日、母のところに行った。

最近、佐藤愛子のエッセイを読む。佐藤愛子が90代になってからのもの。来月91になる母を前にして、要支援にもならない年寄りの実際の話は非常に参考になる。そこには、いろいろな力を奪われていくが、「とりあえず元気な90代」の日常がある。

母にそんな話をしていて、母も読みたいだろうとは思っていた。ただ、以前より「あの本が読みたい」とかは言わなくなった。
わかる、目がしんどくなっているよなと思う。

今日、Kindle Paperwhiteを持っていった。ちょっとこれで読んでみて、たぶん紙よりiPadより疲れない。どう?

ああ、ほんとだ楽に読める。これ、わたしにも買ってよ、と、母が言う。

いやいやとにかく貸すから使ってみて、読んでみて。と言っておいてきた。うまく使えているといいなと思う。