え、こだまの世界?

A day in the life of...?

月曜振替祝日(仮)

昨晩はマンガを読んだりしてつい夜更かしをしてしまったが、朝は比較的早めに起きる。食器の片付けとゴミ出しの準備。

早起きしたのは、ゴミを必ず出すようにと某妻に強く言われていたためか。今日は燃えるゴミの日のこともあり、外で烏同士でいろいろ伝達しあっている。曇り。洗濯物。

シリアル、休刊日…ではないのか。新聞を読もう。

ゴミを出す。烏が雑草の入ったゴミ袋を少し突っついていたが、中身がわかってさっさと別のところに行ってしまった。賢いな。

 

ヘイグルの勉強。

「友情と愛は存在論的に絶対者、すなわち「即自かつ対自」である。」

「えっ?」

 

著作の意味について

「この本は一体全体なぜ書かれたのですか」という問いに対して、「私がこの本を書いたのは…」と著者が説明するとき、本が持つ目的、あるいは本を書いた動機について語っている。それは本の中には述べられていないかもしれないし、序文や後書きなどに書かれていたとしても、本全体を眺めた視点から述べられている。

保護猫、水道栓の修理におけるネジの決定論的逃走、『Supersonic』など

遅めに起床。よく寝る。AJエアが同僚の教授になる夢を見た気がするが、詳細は覚えておらず。

シリアル、朝刊。女性の方が浪人させてもらいにくい問題。ビヨンセのカントリー音楽は人種差別の問題があるという話など。

一階ウッドデッキの立水栓が水漏れしているようなので、本日はその修理もしないといけない。いろいろメンテが大変だな。

 

少しメールの返事など。つい朝スイッチやってしまった。勉強しよう。

ちょっと某翻訳チェック。シュリックが殺されるくだり、タラソフ事件と同じような印象を受けるが、大学院生っていろいろ大変な時期なんだろうな。

 

英国の市長選、保守党が大敗とのこと。このまま次の総選挙で労働党首相が誕生するんだろうか。BBC Radio 5 Liveで幇助死(assisted dying)の合法化の議論。電話をかけてくる市民は常識的な意見が多いが、宗教的な人が「そんなことをしたら地獄に落ちる。我々はアダムのときから原罪を負っていて…私は宗教的な立場を述べているのではなく、神との特別な関係について述べている」と熱弁していたりもするので面白い。

今日(5月の最初の日曜日)はWorld Laughter Dayだそうだ。

 

お昼前、申請書を修正する作業。なんでこんなに気が向かないのかな。自分をマストに張り付けて仕事させねば。

そういえば、衣替えもしないと。

古本市も今日までか。ひやかしにいくかな。

 

お昼は蕎麦。アプリ課金について少しもめる。

 

お昼すぎ、某妻と一緒に出町柳でやっている保護猫の譲渡会に行ってみる。一匹、気に入った(気になった?)猫がいたので、エントリーシートに記入する。保護猫を預かっている人が、「決めきれない人は、半年かかっても決められないんですよねー」と言っていたが、確かに選ぶのは難しいと思う。

DIYの店で水道栓のパーツなどを買って帰宅。

 

水道栓の修理におけるネジの決定論的逃走

さて、水道栓の修理をするか。まず、元栓を締めて。

で、水道栓の蛇口をレンチで回したら、そんなにパッキンは痛んでなかったのだが、とりあえず交換しようと思ってネジを外したら、ネジが狙いすましたように手から溢れ落ち、ウッドデッキの下に落ちていった。ひい。

この手の「もしかしたら危ないかな」というのは必ず現実化するのはなぜかとか、ここでネジが落ちることは宇宙が創造されたときから決定されていたのだろうかと思いながら、ウッドデッキの固いネジを外して一枚板を取り外し、何とかネジを回収。一枚の板を取り外すために、他に二枚の板を外そうとしたが、ネジが固すぎて取り外せず。結局、ネジを回収するのに30分以上かかった。人生の無駄。

とはいえ、とりあえずパッキンを交換して水道栓を元に戻し、水道の元栓を開いたら、水漏れは止まった。今ひとつ原因がわからなかったが、まあ神は不思議な仕方で動くということで、よかったよかったということにしよう。

 

ついでにデッキチェアを引っ張り出して、ウッドデッキでビール。こういうことできるの、この時期だけなんだよな。もうすぐ蚊も出てくるし。

夕方、ちょっと仮眠。何か食べに行くか。

 

夜、近所のドラッグストアで買い物。家でニンニクしか入っていないペペロンチーノを作る。ちょっと気が向いてOasisのSupersonicをレンタルして見る。

 

 

本当はライブを少し見たかっただけなので、むしろネブワースのライブをレンタルすべきだった。でもまあ、バンドの盛衰を知ることと伝記を読むことの関係について少し考えることができた。

 

You say you want a revolution. Well, you know, we all want to change the world.

 

夜中、結局少しヘイグルの勉強をして、あとはスイッチで時間を無駄にしてしまう。

 

 

 

 

家の洗浄掃除、会食など

遅めに起床。朝は肌寒い。

今日はできればウッドデッキの塗装と、某申請書の続きとヘイグルだな。

BBC RadioでDead Ringersの新しいシリーズが始まったようなので早速聴こう。

シリアル、朝刊。社会保障と世代間公平(世代間格差)。だんだん良くなっている時代には誰も世代間の不公平を言わないが、悪くなっていく時代には正義が問題になる。

実存主義者のカフェにて』、購入しておいた。書評には伝記でないと書いてあるが、やはり最近のオックスフォード哲学史の本などと同じ傾向を感じる。某翻訳も早く出さないと。

 

 

コロナ感染の風評被害。たしかに懲罰的賠償(punitive damage)をちゃんと制度化した方がよい気もするが、どうなんだろうな。

 

某翻訳チェック。また一章見終わったが、エンドレスだな。がんばろう。

 

ちょっとスイッチ。それから何件かメール。休日に送るのも何だが(最近は仕事のメールはなるべく休日や夜間は送らないようにしているつもり)、校正作業などは週末等にやる先生方もいるかと思い、送っておく。

 

お昼前からケルヒャーの高圧洗浄器でウッドデッキなどの掃除を始める。すでに暑いので、できれば4月頭にやるべきだな。

力が入りすぎているのか、使用後しばらく腕が痛い。握力を鍛える必要があるな。

 

お昼は蕎麦。一服。

それから今度は玄関とガレージのあたりを高圧洗浄器できれいにする作業。一時間ほど無心で掃除。だいぶきれいになる。

ちょっと休憩したら、次は疎水側のウッドデッキだな。

 

昼下がり、ちょっとスイッチで一服。某申請書もやらないといけないのだが、まずウッドデッキの掃除をしよう。

 

一時間ほどかけてウッドデッキの洗浄作業。ふう。BBC Oxfordを聴きながら無心にやっていたのでそれほど大変ではなかったが、日射しがきつくて大変。洗浄器もすべて片付けたので、シャワー浴びるか。

 

夕方、ちょっとだけ仮眠。

 

夜、東京で働くOGな方々と研究室の方々と会食。歓談。帰り、酔っ払いながら鴨川の亀の飛び石を渡って帰宅。酔っ払いには危ない。

 

しばらくnasneなどの設定をさぼっていたので、録画データの整理。ハードディスクの電源が落ちているのに気付かず、再設定してしまい、過去のデータが消える。つかん。

夜中、少しスイッチ。ヘイグル勉強しないと。

 

 

 

 

 

人生は草抜き、『寄生獣』、ヘーゲルの勉強など

定時起床…せず、その後二時間ほど10分間隔でスヌーズし続けてから起きる。

クラシックコンサートを舞台の上で布団に入りながら聴いていて、これは失礼でいかん、と思って布団から出ようとしているが体が動かない、というような夢を最後に見ていた気がする。

朝、食器を片づけてからちょっと某翻訳チェック。あとちょっとでもう一章終わる。それにしても肌寒い。二度寝はやめておくべきだろうな。

某申請書の仕事の続きをすべきではあるが、まずスイッチをしてから考えるか…

 

ちょっとスイッチ。朝食をとらないと。

朝刊。憲法記念日SNS規制の世論調査。エコーチェンバー化というのが事実上の検閲になっているとすると、ミル的には異論に触れる機会を作った方がよいことになる。

そういう意味では、Apple MusicのHeavy Rotationなんかも危ないな。ローリングストーンズばかり聴いていると死んだドグマになってしまうので、他のものも聴こう。

 

長谷川宏「あるとき、何人かの教授らに、何のための哲学かを尋ねてみたんですね。はかばかしい答えは得られなかった。「よけいなことは考えず、懸命に勉強することだね」と言われたけど、「その先」が、僕の知りたいことだった。」(朝日新聞5月3日朝刊)

 

このやりとりもおもしろいが、どの先生だったのかも気になるところだな…。

「何のために生きるんですか?」

「余計なことは考えず、懸命に生きることだね」

 

ようやくシャワー。浴びる前は面倒だが、浴び出すと、なぜもっと早くに浴びなかったのかと不思議になる。とくに首から肩にかけてのシャワーはずっと浴びていたいくらいなのだが。

それはともかく、某申請書の手続の続きをしないと。

秋に釜山に行けるかもしれない。

 

2016年のMacBook Pro、外付けSSDMacOS (Monterey)を入れたらまだ使えるので使ってみているが、キーボードがペタペタで打ちにくいな。なぜこんなキーボードが流行ったのか謎だが、キーボードには変な流行があるよな。

 

お昼。まだ外国人研究者にメールを打ったりしている。Android機のメッセージからiPhoneのメッセージにSMSで写真を送ろうとすると、いろいろ制約があって面倒。だからみんなLINEなどを使うのか。

とりあえずメールを出すべきところには出した。

某娘が新しいのを買って使わなくなった机(私が昔使っていた机)が再び使えるようになったので、いろいろセットアップしているが、ディスプレイを買うかは微妙だよな。あると便利ではあるが、場所を取るし。古いRGBディスプレイもまだ使おうと思えば使えなくはないし、こういうのは考えるのは楽しいが面倒くさい。たぶんiPad Proをセカンドディスプレイに使うのが正解なんだろう。

 

お昼すぎ、遅めに蕎麦を作って食べる。一束は少ないが、二束は多いというジレンマ。はっ、一束半にすればよいのか。

食後、ちょっと休憩でスイッチ。

 

そういえば、下記、宣伝しておきます。

京都大学文学研究科思想文化学系では、以下のような日程で大学院入試説明会を開催します。関心のある方は是非御参加ください。

以下のフォームで参加申し込みを受け付けています。

forms.gle

フォームにも日時が書いてありますが、予定は以下のとおりです。
5月11日(土)
9時 倫理学専修
10時 日本哲学史専修
11時 美学美術史学専修
13時 宗教学専修
14時 哲学専修
15時 キリスト教学専修
16時 西洋哲学史専修(古代・中世・近世)

 

昼下がり、少し仮眠。草抜きやるか…

 

某妻と少し草抜きをしてから、ドラッグストアに買い物についでに喫茶店で一服。ヘーゲル

市民社会ってどこにあるんだろうか。大学もドラッグストアもどこにあるかわかるのに、市民社会がどこにあるのかわからない」

「バス停でも作ったらどうですかね。「市民社会前」とか」

 

「観念性は普遍的なものの配分である」

「え?」

 

夕方、ヘーゲルは途中で切り上げて、ドラッグストアで買い物をしてから帰宅。

 

「草を抜いても抜いてもまた生えてくるのに、何のために草抜きをするんですか」

「余計なことは考えずに、懸命に草抜きすることだね」

 

しばらくスイッチで時間を無駄にしてしまう。

あれ、MacBook Proの悪口を言ったら起動しなくなった? 土下座すべきだろうか…。

 

夜、夕食。食後、『寄生獣』を最後まで見る。クライマックスの盛り上がりが今ひとつだな。でもまだ続きがあるのか。

MacBook Proは本当に起動しなくなったようだ。土下座したが無駄。血も涙もないPCだな…

と思ったら、「シャットダウンされている状態で「control 」、「option (Alt)」、「shift」の3つのキーと電源ボタンを同時に10秒押し続ける。」あたりのおまじないで復活した。どうも電源周りに問題があったようだ。

 

夜中、シャワー。ヘーゲル。彼も最後にはフィヒテを継いでベルリン大学の哲学教授になるわけだが、それまではいろいろ苦労したんだな。しかし、ギムナジウムで校長だったときに『精神現象学』を使って授業をしていたというのはすごいな。

少し某翻訳のチェック。寝るべし。

暴動、覆面○○、某申請書、夫婦別姓についての関西弁での対話など

(意志の力で)定時起床。食器の片付け。

There's a riot goin' on.

アメリカのコロンビア大学UCLAその他の大学のキャンパスでイスラエル支持派とパレスチナ支持派の間で暴力的な衝突が生じているようだ。

しばらくさぼっていたので、(意志の力で)いくつかの団体に寄付。

 

二度寝。起きてちょっと某翻訳チェック。

シリアル、朝刊。覆面…覆面…哲学者? 教員も希望に応じて覆面でやらせてもらえんかな。

長谷川宏氏は1940年4月1日生まれで、某名誉教授より一年先に東大(文I)に入っているのか。哲学科に入り、3年生のときに国会突入と。There was a riot goin' on.

米国では相変わらず大学で暴動が起きているのに、日本では60年代のようなことは基本的に過去のものになっているというのは何なんだろうな。

 

身支度して大学へ。自転車で東大路を全速力で北上して、危うく心臓発作を起こしそうになる。あとで見たら心拍数は163まで行っていたようだ。運動不足。

 

某オンライン打ち合わせ。某学会大会のこと、某労使交渉など。

Macのユニバーサルアクセス、ときどき切れるのも不便だが、bluetoothで繋いで再生している音楽と干渉するのは困るな。いろいろ古いのが問題なのかもしれないが、対処の仕方がわからない。

 

そろそろお昼に行くか。

ホッブズの愚者か。そういえば、センの『合理的な愚か者』、私の研究室から失くなって久しいので、絶版になる前に再購入しておくか…

某組合の仕事。humani nil a me alienum puto...

 

とりあえず百万遍の某サイゼに。誤判論の「取り返しのつかなさ」で論文が一本書けそうな気がしてきたな…

(逃避的に)某原稿の第5講を書き出す。ミルの『自由論』第四章の話なわけだが、ここもやはり面白いな。つい長居してしまう。そろそろ戻って某申請書の仕事をしよう。

 

少し一服していたらあっという間に夕方。某申請書の作業をしないと。

 

まだ夕方。がんばって某申請書関係の仕事をしている。年を取ったせいなのか、この手の申請書を作成するのが精神的に辛い。

でもまあなぜ辛いのかというと、年を取って気力がないというよりは、科研費申請のシーズンがずれたりしていて、新学期始めのこの時期に書くのが辛いというのもある。この種目に関しては、GWをはさんでいるのでまだましだが。とにかく、半年以上先の将来のために今研究費の申請書を書いて苦労するというのは、ハトのような脳しかない私には辛い作業です。

一人だけで申請するのならまだ楽なのだが、いろんな人から同意を取るとかいうのも心理的な障壁になっている。けど、楽しく共同研究するためにはがんばらないといけない。そう、これは自分の快楽のためにやっているのではなく、若手研究者や、立派な研究成果によって大勢の人を助けるためにやっているのだということを認識すべし。

 

Too much monkey business for me to be involved in!

 

などと文句を言っていないで、外国人研究者に連絡を取るメールを書こう。

 

夜、ビールの魔力も借りながら、外国人研究者にメールを書いて出す作業。英語だと失礼な文章になっていないか、日本語よりも気を使う。とりあえず半分やったので、あと半分は明日の朝にやろう。

 

 

帰宅。夕食。少し『寄生獣』の続きを見る。

「普通規範」(普通になりたい、普通で居続けたい)というのは強力で、どうやってそこから抜け出られるのかわからないぐらいだ。そこから抜け出ても、次は「自然規範」に囚われる人もいる。

 

夜中、面白いので某原稿の続き。『自由論』の第四章のimprudentな人への社会的制裁と、immoralな人への(刑罰とは区別される)社会的制裁の区別は難しいな。かなり似た行為がある気がする。たとえば後者における不買運動など。

 

シャワーを浴びたら寝るべし。

 

夫婦別姓についての関西弁での対話

内閣府の調査に挙がっている反対論について少しだけ頭の整理をしておく。

夫婦・親子の名字・姓が違うことによる、夫婦を中心とする家族の一体感・きずなへの影響の有無について、どのように思うか聞いたところ、「家族の一体感・きずなが弱まると思う」と答えた者の割合が37.8%、「家族の一体感・きずなには影響がないと思う」と答えた者の割合が61.6%となっている。

「これはやな、家族の一体感やきずなが弱まると思う人は、夫婦別姓にしなければええ話で、そう思わんカップルに夫婦別姓を禁止して夫婦同姓を強制する理由にはならんやろ。それこそ余計なお世話やろ」

「まあそうですね」

夫婦の名字・姓が違うことによる、配偶者の父母との関係への影響の有無について、どのように思うか聞いたところ、「配偶者の父母との関係を大切にしなくなるといった影響があると思う」と答えた者の割合が19.2%、「配偶者の父母との関係には影響はないと思う」と答えた者の割合が80.3%となっている。

「これはもうあれやな。日本人みんなが佐藤になったら日本で喧嘩も戦争もなくなるっちゅう。しかし、これもその家族で決めればええ話であって、国民全体に夫婦同姓を強制する理由にはならんやろ。」

「たしかにそうですね」

夫婦の名字・姓が違うことによる、夫婦の間の子どもへの影響の有無について、どのように思うか聞いたところ、「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合が69.0%、「子どもに影響はないと思う」と答えた者の割合が30.3%となっている。

「これは子どもは同意できないから、親が子どもに不利益なことをするのであれば、Parens patriaeとして国は介入しますよ、ということですよね。これはどうですか」

「そうやなあ。けど、どんな好ましうないことがあんの?」

「それも内閣府の調査で尋ねてますね」

「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と答えた者(1,989人)に、夫婦の間の子どもにとって好ましくない影響があるとの意見の中において、影響があると思うものを聞いたところ、「友人から親と名字・姓が異なることを指摘されて、嫌な思いをするなどして、対人関係で心理的負担が生じる」を挙げた者の割合が78.6%と最も高く、以下、「名字・姓の異なる親との関係で違和感や不安感を覚える」(60.1%)、「家族の一体感が失われて子の健全な育成が阻害される」(23.1%)の順となっている。(複数回答)

「最初のは、周りにいじめられるいう話やけど、これは親が悪いんじゃなくて、いじめる方が悪いんやろう。これが通るんだったら、離婚も禁止せんとあかんのとちゃう? 離婚について内閣府が調査したら、絶対同じ意見が出るやろ」

「まあそうですね」

「二つ目は、おそらく親がよく子どもに説明したらよい話やし、三つめは、そもそも家族の一体感が失われへんと思てるカップルだけが夫婦別姓を選ぶんやったら、そんな問題は生じへんのとちゃうの」

「そうですね。もう思い切って、名字を廃止したらどうですかね。さとし、だけで」

「そうやな、そしたら日本中のさとしさんとの連帯感も深まるしな」

 

「……。上の二人は家制度の何たるかがわかっとらんっ。家が真の実在であり、個人などというものは仮象にすぎない。個人などというものは家存続のための手段であり束の間の存在にすぎんのだ!!」

 

そういえば、最近買った本。

キューンのカント本よりも分厚くて容易には持ち歩けない。Kindleで出してほしい。翻訳がないのはなぜ?

これは自伝。こんな本があることに気付かなったが、先日、人と未来防災センターに行ったときに某氏に教えてもらった。

意図主義と反意図主義を勉強せねばと思って。そういえば、昨晩某論文を読んでいて「人生の意味は何ですか」というのと、「この本の意味は何ですか」というのは似ている、ということに気付いた。伝記や自伝によって本の理解が進むという場合は、この後者の意味が関係していそうだ。What's it all about?

買おうと思ったまま「あとで買う」リストに入れっぱなしだった。私も関心のある死刑の議論と刑罰理論の話を結びつけて論じており、ちゃんと読むべき本。

 

 

某打ち合わせ、某申請書、ルネサンス時代に研究費申請する二人の会話、人権についてなど

(社会実験として、しばらくほぼリアルタイムに更新しております)

「春になると変な奴が出てくるな…」

「え?」

「いやいや、こっちの話、こっちの話」

 

定時起床。食器の片付け。某編集者から早速返信のメール。いろいろコメントをいただき、ありがたい。本が出来たら、「あとがき」に「某編集者は私にとってのハリエット・テイラーだった」などと書くと、某妻に「じゃあ私は何なのよ! きい」とか言われたりして各方面に波紋が広がって大変なことになるだろうな、とか。

まずは二度寝だな…

 

朝、二度寝から起きてシャワー。シリアル。

今日の私の使命は某申請書を一通り完成させることで、そのために二階の自分は一階の自分を甘やかさずにきちんと働かせること。

朝刊。夫婦別姓の記事。NHK世論調査をしたのか(賛成62%、反対27%)。

内閣府の令和3年12月調査はここ内閣府は現状維持(27.0%)、旧姓の通称使用の法制化(42.2%)、選択的夫婦別姓導入(28.9%)の三択になっている。こちらは利益・不利益に関する意識についてもいろいろ調べていておもしろい。

この件も死刑存廃と同じように考えるべきだな。

 

ゆっくりしているともう会議の時間に。

 

午前中、某オンライン会議。某学会大会開催の打ち合わせ。大変そうだが、皆さんに協力してもらって何とかしよう。

 

何か食べて大学に行かねば。

明日の某お見舞いは諸事情で中止。残念。

 

お昼は某喫茶店で。某申請書を開いて修正すべきなのだが、逃避的に某授業の某フォーラムの死刑の話を見てしまう。

 

 

バスで大学へ。午後、某氏に手伝ってもらいながらメールの返事など。自分に某申請書を書かかせないと。

何か、主観的には超大型の用件(災害情報だと緊急安全確保的なもの)が6月上旬に入ってしまった。がんばって仕事をしよう。

 

夕方、ちょっと学内の喫茶店に篭って申請書を作る作業。ポンチ絵を作ったら一気に疲れた。しかし、まだもう少しがんばらないと。

 

ルネサンス時代に研究費申請する二人の会話

「やあミケランジェロ、コンピュータを睨んで何をしてるんだい?」

「これはこれはレオナルド。よいところに来た。実は、システィナチャペルの天井に絵を書くためにe-Radから研究費申請しているんだけど、この、「公募一覧」というのが使いにくくてよくわからないんだ。そもそも教皇から依頼されたので、あっちで適当にやっておいてもらえたらと思うんだけど」

「ああ、これは、こう、ここをこうクリックして…」

「あ、なるほど。さすがはレオナルド。私は芸術以外のことは丸っきりだから、コンピュータの使い方にも慣れなくてねえ。そういう君はノートパソコンを持って何をしてたんだい」

「いや、私も喫茶店に篭って新しい投石器の研究費を申請しようとしてたんだ。最近、メディチ家もいろいろ手続が厳しくなっていて、小額のお金をもらうにもPCで申請して半年待たないといけなくなってね。こんなことをしていたらメディチ家はいずれ戦争に負けてしまうよ、ミケランジェロ

「せちがらい世の中になったものだね、レオナルドよ」

 

I need grant money (that's what I want)

まだ某申請書がんばっている。ビール片手に、というのは秘密。

 

夜、とりあえずアルコールやら気合やら色々な力を借りて一通り修正したので、某URAに再度お送りする。今日の私はがんばったので、明日の私は、必ず外国人共同研究者に同意書の依頼をすること! (明日の自分への業務連絡)

 

帰宅中。死刑制度にしろ、パンデミック対策のロックダウンにしろ、人権があるからダメ、証明終わり、という主張があり、私は基本的にそういう主張を相手に議論しているんだな、と改めて思う。シラクサ原則も参照せよ。

 

夕御飯。ごちそうさまでした。夕刊。

 

承前。義務論はピンとこない人が多いかもしれないが、人権は絶対だという形で権利論を言う人は少なからずいる。シラクサ原則は国連の自由権規約で論じられている人権の制限について、有事の条件などをさらに詳しく論じているものだが、あまりそういう制限については語られず、人権は平時でも有事でも絶対だと当然のように思っている人がいる。このテーマは重要なので、もう少しちゃんと論じるようにしよう。

www.pandemic-philosophy.com

 

夜中、少し某翻訳チェック。スイッチも少し。

それから風呂。ヘーゲル。「サトシよ、イエナ学派を勉強するのです」という絶対者の声が聞こえて来るような来ないような。ちょっと「人生の意味」の意味についても考える。

 

 

 

 

○ップン de 名著、某演習、某会食など

定時。眠い。いろいろ夢を見ていた気がするが、忘れた。

早朝、ちょっと原稿の手直しを始めると、すぐに一時間経ってしまう。朝から会議があるのだが、二度寝すべきか…

某会議の準備。一通り終わったので、二度寝すべきか…

 

結局、30分ほどウトウトする。朝食とって身支度しよう。

シリアル、朝刊。イラクで同性愛行為禁止法案可決とのこと。

 

朝、身支度してから某オンライン会議。すぐに終わる。

宅配を待つ必要がある。それまでぼーっとしてないで某翻訳チェックでもするか。

 

某翻訳のチェック。宅急便が来る。三度目の正直で受け取る。諸事情で電話番号が一つ増えました。

弁当を買って大学に行くべし。

 

○ップン de 名著

司会A「さて、本日もお昼に放送いたします、ダップ○ de 名著の時間がやってまいりました。この番組は、古典を読んであまりに感動してダッ○ンしたりシッキ○したりするという企画のもので、長寿番組となりつつあり、高齢化した司会もさらに勢いよく昼間から○ップンしたり○ッキンしたりしています。」

司会B「それでは今日は、まだ某類似番組で取り上げられていないミルの『自由論』を取り上げたいと思います。ではさっそく、『自由論』の名言を朗読してもらいましょう」

そもそも、人間とは、機械のようなものではない。機械は、ひとつのモデルに従って組み立てられ、あらかじめ定められた通りの作業を行うだけだ。人間はむしろ樹木のようなものである。すなわち、自らを生きた存在たらしめる内部の力の勢いに従い、自分自身をあらゆる方面にわたって成長させ、発展させずにはいられないものである。

(光文社古典新訳文庫、『自由論』第3章より)

司会B「いいですね、いいですねー。この名言はいかがでしたか、Aさん?」

司会A「感動です……感動で……だいぶ出ました」

 

…という番組を、どこかの民放でやってくれないだろうか。

 

研究室。お昼は途中で買ったお弁当。そういえば、某生協食堂は今日も長い列ができており、今日の京大生の真面目さを反映していた。私が学生だったころは、GW頃になると、学生どころか教職員も大学に来なくなり、無人の廃墟のようになっていたものだが。

 

さて、私は午後どう生きるべきか……

 

お昼すぎ、ちょっと仮眠。

コーヒーを飲みながら勉強。『あずみ』というマンガの中に他人の人生の意味について発言するシーンがあったはずだが、全文検索ができないので見つけられない。そのうちまた読むか…

 

『日本精神史』、思想史というよりは当時の世相を論じるような本だな。

さて、授業に行かないと。

 

某演習。人生の意味。思想史的にアプローチする意味など。下記の本を入手して少し読む。ちょうど別の授業で勉強しているヘーゲル周りの連中がLebenssinnの話をしていたというので興味深い。

 

夕方、某研究相談など。みな面白い研究をしてはる。

某申請書の加筆修正を続けるべきだが、疲れてもう無理か。とりあえず一服しよう。

 

ちょっと休憩。『JOJOLANDS』、おもしろいな。

今日はもう店仕舞いのようだ。

 

東京から卒業生が遊びに来たことにかこつけて、某沖縄料理屋で夕食。

 

夜中、某研究室で二次会。焼酎。いろいろガス抜き。

帰宅。洗濯物をかけたら寝るべし。