Musical Baton

半年近く前に振られた物に、生存報告がてら答えてみます。


▼Total volume of music files on my computer

  • 27.2 GB (3154files)
    • iTuneの管理下にあるmp3はこれだけ。
    • これが多いのか少ないのかは、価値観の問題でしょう。


▼Song playing right now


▼The last CD I bought

  • L.D.K Lounge Designers Killer / capsule
    • 高速ラウンジ、らしい。ジャケ買い
    • インナー志向のキュートでスタイリッシュなサウンド。みたいなことを書こうと思えば書けるけど、アキバのメイド喫茶で「来年出るエロゲに使用予定の萌ラウンジ」とアナウンスして流しても違和感ないなと思ったのはここだけの話。
    • どちらのエッジが歩み寄ったのでしょうか。
  • いかれたBaby / Fishmans
    • 今年に入って発掘音源のリリースが相次ぐFishmans
    • 失われた才能の大きさを改めて思い知らされるのは辛いですね。

両方とも今日買いました。


▼Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

  • 恋とマシンガン / Fliiper's Guitar "カメラトーク"
    • やっぱりこれ。
  • ナイトクルージング / Fishmans "空中キャンプ"
    • 漂う孤独と濃厚な死の匂い。
  • Higher Than The Sun / Primal Scream "Screamadelica"
    • クスリに頼らなくても飛べる幸福感。
  • Forest Flower -Sunrise-Sunset- / Charles Lloyd "Forest Flower"
    • 聴く度に新しい風を感じる。60年代の幻想。

Dive-in Sister Ray / The Velvet Underground

 打ち込みという概念そのものがなかった60年代のトランスミュージック。不協和音とエゴが剥き出しのバンドアンサンブルは不快という表現が一番しっくりくるはずなのに、ノイジーでざらついたリズムの反復が生み出す高揚感に感覚が犯されるがままになってしまう。コマーシャリズムの一形態としてのアンダーグラウンドではなく、文字通りアンダーグラウンドでしか作り得ないだろう音の凄みは、どれだけ時間が経過しようが色褪せないのです。通勤通学の途中で最も聴いてはいけないタイプの音楽だと思います。

積み上げメモ

  • Phantom INTEGRATION

 先週末の連休中にあった友人の結婚式に出席するために帰った我らが故郷で嫁さんが購入。物凄い勢いで割り引きになった嫁さんのグッドウィルのカードのポイントのたまり具合はガチ。思わず「すげえ」と呟いたオレはうっかりガチ。特典ディスク内の虚淵玄さんのスタッフコメントはもっとガチ。次があるかどうかわからないから後先考えずに好きな物満載で作ったものが、手を変え品を変え組織維持のため何度も商品となり、本作に登場したドゥカティ916は二回モデルチェンジして今は999になるぐらいに現実の時が流れる中、安易に賞賛を得られるであろう同じ場所に立ち続けることを拒んだ虚淵さんラヴ。

 一点の曇りもなく信者買い。

 迷った末に信者買い。もろこしペンケースは素敵だー(棒読み)

下級生2 終了

 なんとか柴門たまきシナリオで12月末まで進めましたけど、もう投げます。最後まで終わらせずにシナリオやキャラクターについて結論めいた何かを言うのはフェアではないので、判断不能ということでご容赦の程を。1996年でもひどく冗長に感じたシステムを2004年にそのまま使うのはどうだろうと、こんな愚痴を書くことだけはお許しください。

liberation

 修羅場でオタな諸々に浸る暇がない乾いた日々からやっと解放されたのですが、そんなことよりもWind@TVKですよ奥さん。
 あからさまなDVD販促用総集編かと思いきや、最後のたった15分でこれだけ面白くまとめ上げるとは。やっと再会できた想い人の幼なじみがいろんな女の子にふらふらする姿を目の当たりにしてストレスを溜め続け、肉親の不幸がトリガーになって暴発し、ついに問い詰め発動。徹底的に鳴風みなもという恋する女の子の視点で通していたらTV版Windは非常に面白い作品になったのではと惜しいかぎりです。街の力などの飛び道具に頼り切るのではなく、登場キャラクターの心の動きをきちんと描写することこそが大事だなあと改めて思った次第。

夏とショットガン 大好きなシャツ(1990旅行作戦) / 渡辺満里奈

 フォロワーをうんざりするほどに経験した後でDOUBLE KO CORPORATION名義のこの曲を聴くと、いろいろなことを考えてしまいます。まずはびっくりするぐらいに渡辺満里奈さんの歌が下手なこと。ずいぶん久しぶりに聴いたから、思い出は美化されるのだなあと痛感したり。それ以上に音が鳴り出した瞬間から一分の隙もなくフリッパーズ・ギターだったこと。涙が出そうなぐらい言葉も音も海へ行くつもりじゃなかったからカメラトークへの途上にある世界じゃないですか。どうして僕はクローゼットの片隅にずっと放置していたんだろう。
 全く記憶に残っていなかったカップリング曲のBe With Youを、なんだかエロゲのエンディングみたいだと思ったのは僕が無駄に年を取ってしまっただけの話。一曲目と二曲目のわずか数秒の空白で世界が激変するシングルCDというのも趣きがあっていいものです。