上昌広医師の言説を批判する その1

はじめに/概要

 本日(2016/04/07)の週間文春に『「子宮頸がんワクチン」少女を泣かせたのは誰だ』との記事が掲載。「誰」の一人が、私の元友人で生涯にわたる恩人である上昌広医師(元東大医科研特任准教授)。
 先週(2016/3/31)の女性セブンには『子宮頸がんワンチンは誰を幸せにしたのか?』という記事掲載。この記事でも上昌広君の言動が問題視されており、私のコメント(医師としての倫理違反だ。医師法が規定する医者としてあるまじき行為に彼の言動は値する)が掲載されました。
 上君は2008年に、私を「仲間」に入れて下さり、(私の認識では)「友人」となりました。日本国の医療をよくしたいとの気持ちで共通する「同志」でもありました。上君が私に注目した由縁は、2008年に私が開始したリハビリ棄民反対の行政訴訟(2件)で、訴訟開始の直後に彼から連絡があり、大いなるご支援を頂きました。上君は有力な新聞記者とか週刊誌の記者などを紹介して下さり、彼のおかげでリハビリ棄民政策反対運動は大いに盛り上がり、新聞、週刊誌、テレビで大きくとりあげられました。
 2010年、私はたまたま慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)[以下、CFS/ME]の患者と出会い、幾十にもわたる苦境を知ることになりました。医者の多くは病気として認めないどころか、家族すら「詐病」とみなすことがしばしばで、専門医などほとんどいない。医療界全体として、病名が認知されてないし、治療法も無い。まともに歩くことすらできなくて、仕事を辞めざるを得ない患者は、身体障害者として認定されるべきなのに、障害者認定の種類を書いてくれる医者がほとんど皆無。言葉の真の意味で難病なのに、厚労省が定める難病のリストにないために、研究は進んでないし、医療費の助成や生活支援も無い。こんなような患者さんの苦境を、私は真っ先に上君に知らせました。上先生は、直ちに支援を、それこそ爆発的な情熱で開始して下さりました。彼が運営するMRIC(医療ガバナンス研究会)のメーリングリストに、CFS/MEの患者会代表の篠原さんの訴えを幾度も掲載して下さった。それだけでなく、日本の医療界で最も優れた医学者を紹介してくれたり、シンポジウムの開催に協力してくれたり。
 上君は私のリハビリ棄民反対運動の価値を認識したからこそ応援して下さったし、CFS/ME患者の苦境を深刻に感じたから支援してくれたのでした。
 その上先生が、子宮頸がんワクチン接種後の女子達の健康被害に関しては、「慎重の原則」および「予防の原則」という医者としての基本姿勢を逸脱する言動をしており、患者とご家族の活動を人間としてはもちろん医者としての倫理に違反するような「表現」で非難しているのです。
 子宮頸がんワクチン接種後の女子達とCFS/ME患者とで共通する事柄を列挙します。

  • 症状(自覚および他覚)と患者の自己認識
    • 高次脳機能障害: 記憶する能力低下、記憶してたことの想起能力低下、思考速度低下等--頭痛、関節痛、筋肉痛などの痛み
    • 圧倒的なスタミナ不足: 軽度の運動すら困難。運動後の疲労感が数日継続したり
    • 過敏症状: 光、音、化学物質、薬
    • 不登校: どちらの患者も学校にいきたいが症状のために行けない。いじめとかの原因で学校に行きたくない不登校とは全く違う。
  • 医学的検査
    • ある部位の脳血流低下
    • 全員ではないが、自己抗体の存在
    • MRI/SPECT等による脳内炎症の存在
  • 医療界と社会の反応
    • 患者を診察した医師は精神疾患とか心因反応とかみなす傾向。このことが患者を傷つける
    • たまたま患者を診察した医師の中でごく少数が、これは本物の病気だと疑い、患者さんを複数観察しての結果を所属する学会で報告したり、論文を執筆する。気付いた医師による学会発表や論文は、当初はあまり注目を集めない、ゆっくりと医者達の間に存在が知られていき、だんだんと研究する医師が増えていく
    • 言葉の真の意味での専門医が不在であり、既に存在する諸学会は当該専門領域と見なさないために、医師の学会としての研究が進んでいく
    • 医療界の反応があまりにも鈍いため、患者と家族が病状の深刻さをジャーナリストや地方and/or中央の議員に訴え、報道人と議員達が取り上げる。医療界における認知よりも、報道や議会での問題提起による社会的な認知が先行する傾向。
  • 地球全体(諸国)での状況
    • postHPVVもME/CFSも、米国、イギリス、フランス、デンマーク、日本などの諸国において、少なくとも患者を診察している医師が存在を認識している。諸国において二つの病気は「症候群」という症状の組み合わせとして認識されており、

 子宮頸がんワクチン接種後の女子達(以下、postHPVV)とME/CFSで異なる点

  • postHPVVの場合は、発病の契機が子宮頸がんワクチン接種と明確であるが、ME/CFS患者の場合は風邪症状が多いものの、きっかけが全く不明なことが多い。つまり、原因に関して、前者は確からしい事実が推定されるが、後者の患者さんは全然わからない
  • postHPVV患者においては、手足がばたばたと動く不随意運動がしばしばみられるが、ME/CFSではみられない
  • postHPVV患者の場合、家族は詐病とみなして患者を非難するような事例はほとんど全くないが、CFS/MEの場合は家族すら詐病みたいにみてしまうことが少なくない。最終的にはME/CFS患者の症状は病気によるものと家族は認めるのではあるが。
  • 地球全体(諸国)での状況: ME/CFSは米国のCDCが20世紀後半に認識し、カナダ、米国、英国等では研究が進んでおり、公的機関は病態解明や治療について前向きであるが、postHPVV患者に関しては、日本、米国、カナダ、イギリスなどの厚労省のごとき公的機関は、副反応を否定する傾向が強い
  • ME/CFSという「原因不明」の病気について社会的認知と原因究明や治療方法確立を求める患者・家族組織の「社会運動」について、患者を診療してない医師が批判する事例は私の知る限り皆無である。しかしながら、postHPVV患者と家族の「社会運動」を患者を診てない医師達が非難する事例が極めて多い
  • ME/CFSは「原因不明」なので患者・家族団体は営利企業に責任を求めることはないが、postHPVV患者・家族の団体は、当然のことながら子宮頸がんワクチンを製造・販売する営利企業を非難する。子宮頸がんワクチンを製造・販売する営利企業は巨大な世界企業なので資金力豊富であり、政治献金、報道機関への広告、医師への資金援助、官僚の講演への報酬や天下りという四種類の買収により、副作用は微々たるものとの「営業努力」をする。ME/CFSの患者団体は超国家企業群の利益を侵害しないが、postHPVVの患者団体は直接に企業の利益にとっての脅威となる

上昌広君の最新の言説について

「子宮頸がんワクチン訴訟」で明らかになった「情報」と「制度」の不足 2016/04/07 http://www.fsight.jp/articles/-/41084

これについてです。

上君の「問題」認識そのものが論外だと思う

 訴訟することを聞いて「暗澹たる気持ち」になったと。実は私もそうです。しかしながら暗澹たる気持ちの理由は上君と私では正反対です。
 彼は「なぜなら、訴訟が問題解決に有効とは思えないからだ」と。彼の言説を読んで誰もが理解すると思えるのは、「問題」の定義。上先生が言うところの問題とは「HPVワクチン接種後の症状のほとんどはワクチンによるものではないのに、家族が騒いで、マスコミがそれに同調し、結果として中央政府がワクチンの"積極的な推奨"を中止した」という想定。この想定(仮説)における「問題」の定義がそもそも事実による根拠を欠如しています。彼はワクチン接種が症状の原因ではないだろうとの根拠を彼自身の観察で示すことが全くできてません。WHOとか、あれこれの「権威」機関の主張を「根拠」として提示してはいますが、医者というものは、自ら観察してそのことを学会で発表したり、論文にして「根拠」を示すのが当然の姿勢。上君は私の知る限り、postHPVVの患者を唯の一人も診療していません。HPVワクチンについての論文とかWHOの勧告とか、そんなものは私も見たし、インターネットで誰でも簡単に読めます。上君は、postHPVVの患者を唯の一人も診療していないのですから、彼の言うところの「副反応はほとんどない」との言説には、彼自身の経験による根拠は皆無なのです。自らの見解に合致する論文ばかり読んだために、そんな主張をするのか、それともワクチン製造・販売会社から買収されているのか? 私にはわかりません。大切なことは医者に求められる「慎重の原則」だと思う。薬とかワクチンに関しては「疑わしきは控える」こと。上君は「慎重の原則」を遵守していないと思う。
 さて、彼が主張するところの「問題」は「朝日新聞などのマスコミが過剰反応」したということにつきます。これか彼にとっての問題。訴訟により、「マスコミの過剰反応」という「問題」が解決されるとは、私にする思えません。私、澤田石は過剰反応とは全くみてません。当然の反応であり、有り難いことと感謝してます。
 訴訟がこれから全国の諸裁判所で始まることにより、ますますマスコミは注目することとなり、地方あるいは中央の議員も問題として取り上げることが多くなることは確実です。つまり、上先生の言う「マスコミの過剰反応」という「問題」が解決されないどころか、彼の言うところの「マスコミの過剰反応」はますます強くなることは確実。
 「マスコミの過剰反応」という上君の見解は、postHPVV患者の症状が基本的に副反応によるものではないとの「前提」が真であって初めて成立します。しかしながら、上君は副反応ではないとの根拠を彼自身の診療経験から示すことは全くできない。患者を診てないどころか、患者の父母との対話すらしてないから。WHOとかの「権威」を借りてHPVワクチンは「安全」だと提唱する上君の姿勢は、2008年に澤田石(私)が初めて厚労省によるリハビリ棄民政策反対への支援とは正反対なのです。上先生は、当時の舛添厚労大臣と懇意で、医者が足りない事実を舛添さんに認めてもらい、厚労省の官僚や日本医師会という「権威」と堂々と敵対しました。上君は正しいと信じるならば堂々と主張して、可能な限り影響力を発揮して、日本国の医療体制を改善したい、患者さんのために医者を増やしたいと運動しました。そのような運動はおおきな流れとなり、医学部の定員増加という現実の成果として結実しました。澤田石(私)が始めたリハビリ棄民政策反対運動に関しても、上君はその意義を認めて、絶大なる支援をしてくれました。上先生が澤田石の運動を応援した時、なんと厚労大臣は舛添さんであり、私の行政訴訟の「被告人」は舛添さんでした。舛添さんと極めて親しい上先生が、なんと、澤田石の訴訟を大応援して下さった。
 そんな上君が、子宮頸がんワクチン接種後の患者さんに関しては、「マスコミの過剰反応」との言説を展開している。実に悲しい。2015年6月頃から、postHPVV問題の深刻さを改めて認識した私は、上君に幾度もメールで訴えました。

  • 患者さん、その家族と直接に対話して欲しい
  • 池田修一医師ら患者を実際に診療している医師の報告を真剣に読んで欲しい
  • ME/CFS患者とpostHPVV患者は、症状の大部分が共通しており、病態生理的には脳内の炎症があると考えられる。前者は企業の利益とは関係ないが、後者は営利企業の利益にダイレクトに関係する。上先生はGSK/MSDから直接・間接に資金援助を受けてないと思いたいが、そうかもしれないとの疑念は払拭できない。もしも金をもらっており、契約しているとしても、reality bites you (事実があなたを噛み砕く)なので、医師として当たり前の言動に戻ってほしい。私はあなたに恩義があるからこそ、訴える
上君の"確立している「国際的コンセンサス」"について

 彼曰く「HPVワクチンの安全性については、世界的なコンセンサスが既に確立している」と。これは事実です。しかしながら、上君が確立していると「表現」する根拠は、第一にWHO、そして米国、イギリス、フランス、日本などの諸国における公的機関(例えば日本なら厚労省)、それから国際規模の諸学会、最後に諸国の関連する諸学会の「公式見解」にすぎません。上君は権威をそれ自体として認めることなく、現実世界 real world における諸事実を重視する人であります、ありました。権威筋がどう主張しようが、現実における疑問と問題を直視する姿勢が昔の上先生にはあり、上君は自らの脳で考えていたと思う。
 現実世界において苦境に陥っている患者さんを、澤田石(私)とかいろんな人が上先生に紹介しました。上君は、そんなときに、速やかに「わかりました。東大医科研の研究室を尋ねて下さい。話してみます」と。実際に、上先生はME/CFSはもとより様々な苦境に陥っている患者さんと直接に対話をされて、ほとんどの事例において、彼は絶大なる応援を直ちに開始されました。日本国の医学会で病気として認識されてないME/CFS患者に対する上先生の絶大な応援。この一事だけでも私は上先生には生涯感謝の気持ちを抱き続けます。このような私が、上先生を批判・非難する言説を展開することは実に心苦しいことではありますが、そうしないことができないのです。
 上先生、澤田石(私)は、postHPVVの被害者会の方々と既につながってます。どうでしょう、患者と家族のひと組でもいいので面談してみては。お願いします。
 「国際的コンセンサス」なるものの存在を私は認めますが、現実に米国、イギリス、アイスランドデンマーク、インド、フランス、日本などの諸国でHPVワクチン接種後に、共通する症候群を呈している女子が多発してます。諸国で共通する症候群の存在を否定する根拠を、上君は持っていますか。WHOや諸国の諸学会の主張とか、HPVワクチン会社の資金援助による諸論文だけを証拠として、これからも女子中高生の健康被害を否定するのですか。

上君の言う「証明されていたワクチンの有効性と安全性」について

 HPVワクチンが女子中高生に接種された後に、深刻な健康被害が発生していることの理由について、イスラエルや日本の患者を診察している医師らは仮説を提唱してます。
 免疫反応を増強するためのアジュバントが副反応の原因との仮説。
 上君が取り上げたHPVVについての論文は、HPVワクチン(アジュバントを含む)と
別のワクチン(アジュバンとを含む)でした。そもそもHPVワクチンに安全性試験で
極めてしばしば言及される治験は、HPVVとアジュバントだけの接種との比較対照試験。
アジュバントが原因との仮説からすると、そんな治験に意味がないのです。
そもそも、その治験における自己免疫疾患の発病が異常に高いことは、厚労省
参照している文献からしても明白。
 イスラエルの医師はHPVVによる健康被害アジュバントによるものだとの仮説を
提唱してます。ASIA(autoimmune/inflammatory syndrome induced by adjuvant)。
 HPVワクチンによる健康被害は、アジュバントによるとの仮説が諸国に
広まってます。もしも、HPVワクチンの「安全性」をテストするならば、
同ワクチンの対照として生理食塩水等を用いる必要があるのです。そんなことは
されてません。
 上君の主張は、「権威」筋の申し立てのみが根拠ではないですか。あなた自身が患者を診療してないことを非難はしませんが、患者を診ないで、文献だけから判定して、患者と家族の社会運動を批判することを私は「非難」します。
 あなたが自らを科学者の一員とみなすなら、自ら観察した事象に関してだけ仮説を提唱するに止めるべきできはないでしょうか。観察してないならば、患者とその家族について、医師としての倫理に反するような言動は控えるできではないでしょうか。
 上先生、3/31の女性セブンの記事において、澤田石(私)は上君は医師法の倫理規定を侵害しているとのごとき意見を述べてます。4/7発売の週刊文春の記事は上先生を厳しく非難してます。事実の重みはこれほどなのです。上先生、ワンチン製造・販売企業からの直接・間接の資金援助があると私は疑ってます。そんなことはなく、上君は収集した情報だけでpostHPVV患者とその家族について、医者としての倫理に反するような言動を展開しているのかも知れません。どちらなのか、私は断言できません。事実の重みがあります。諸国において、同様の症候群が存在してます。
 あなたがpostHPVV症候群を否定することは、沢山の患者さんを診療することなくしてはできないのです。「権威」を持ち出しての主張に説得力はありません。上君は、「現場からの医療改革」を提唱してきました。現場、現実を観察して欲しい。あなたの原点に回帰して欲しい。
 
 以上、上君の言説についていろいろと。この文章は途中。土日は山スキーなので、来週上君の残りの主張について解説することにします。

子宮頸がんワクチンに関する上昌広医師の言説を批判する

version 0.1-2016/04/08
  文責: 澤田石 順(秋田高校山嶽部出身) jsawa@nifty.com
    ☆私は専門資格皆無の低「脳力・能力」の無い科医
   ▼Twitterhttp://twitter.com/sawataishi http://twilog.org/sawataishi
   ▼facebookhttps://www.facebook.com/jun.sawataishi
   ▼所属:全国医師連盟 http://zennirenn.com/ ; 全国医師ユニオン http://union.or.jp/ ; 東京保険医協会(勤務医委員会) http://www.hokeni.org/ ; NPO法人 筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)の会 https://mecfsj.wordpress.com/ ; 線維筋痛症友の会 http://www.jfsa.or.jp/ ; ポリオの会 http://www5b.biglobe.ne.jp/~polio/
   ▼職場:
   鶴巻温泉病院/回復期リハビリテーション病棟専従医(2002年2月〜)
    〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 0463-78-1311
   ▼自宅:〒227-0048 横浜市青葉区柿の木台10-5-503 Tel/Fax 045-971-3572

神奈川県秦野市の子宮頸がんワクチン(HPVV)接種後調査について、驚愕

   version 0.1 (2016/02/29)
        文責: 澤田石 順(秋田高校山嶽部出身) jsawa@nifty.com
        ☆私は専門資格皆無の低脳力・能力の無い科医
   ▼Twitterhttp://twitter.com/sawataishi http://twilog.org/sawataishi

本blog文章のありか⇒ http://d.hatena.ne.jp/sawataishi/20160229

はじめに

皆様、神奈川県秦野市の調査結果をお読みなりましたでしょうか。驚きました。なんと、私は今日(2016/02/29)読みました。恥ずかしながら。あの NATROM 医師に私は質問しました。
 ○一万人に1人が、接種後に現時点でも「日常生活の支障ありが継続」ならば、
  子供に受けさせる気になりますかとのごとく

もちろん、回答は NO でした。

まだ見てない方は↓↓を是非とも精読下さい

秦野市子宮頸がん予防ワクチン接種後の健康状態に関する調査結果 H27.11.30現在
https://city.hadano.kanagawa.jp/kosodate/kenko/kenko/yobosesshu/documents/271209sikyukeiganchosakekka.pdf

澤田石が先ほど(2016/02/29)、関係者に送ったメールのより抜粋

○○、こんばんわ。澤田石です。秦野市の結果を見て戦慄しました。
メールを伊藤隼也さん、▽▽様、◎◎先生に同報させていただきます。


 「日常生活に支障ある症状」が継続している方が、何人に一人かが極めて重大な数値。普通な感覚ならば、一万人に一人なら受けたくないと本人も家族も感じるでしょう。五万人に一人であってもそうだと思います。インフルエンザワクチンとかだと「日常生活に支障ある症状」が継続するのは数十万人に一人しかいません。
 以下、メモです

秦野市の調査での有効回答 2102
a)澤田石が特に注目した症状(重複あり)
・不随意運動 4件、記憶障害 1件、けいれん 1件、てんかん 1件、足の痛み 3件

b) 問6: <5> 現在も続いている 49人

c) 問8: <1> 症状が日常生活に支障をきたしている 25人
注釈を引用
/** この項目は、現在の健康状態を確認する意図がありましたが、問6に
 <1>から<4>(症状がその後なくなった)と回答した人からも回答がありました。
 これは症状が出た当時の状況について回答されたと思われます。
 問6で「症状が現在も続いている」と回答された方は49人でしたが、
 この49人の方の問8の回答の内訳は<1>14人、<2>21人、<3>9人、
 未回答5人でした **/
ということからは、アンケート回答時点でも、症状が日常生活に支障をきたしている
方は、少なくとも14人存在すると考えられます。2102中14人ならば、
約150人中一人が、アンケート回答時点で日常生活に支障をきたしていることとなり、
恐るべき頻度。

d) 問9: <2> 治療は継続中である 14人
c)の14人とたまたま一致してます、その中には「症状が日常生活に支障をきた
している」人とそうではない人を含むでしょう。

そもそも、秦野市の調査対象は約3000人。たった1人でも、日常生活に支障を
きたしている人がいるならば、少なくとも3000人に1人。恐るべき高頻度
ですね。私の仮説ですが、秦野市は花粉が高密度のところ。花粉は周知の
ように、アレルギー素因を有する人にいろいろな症状をもたらします。
秦野市ではアレルギー素因を有する女子が特に多いとは考えにくいこと
から、花粉の影響が強い秦野市の女子においては、特にHPVワクチンによる
副反応が高頻度になるとの仮説を抱きます。

取り急ぎ

#the end of this article

NPO日本医療ジャーナリズム研究機構事件 について最後の警告

             文責: 澤田石 順
             Version 0.1 2016/02/21 22:40

はじめに(最後の警告)

NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構事件」について (http://d.hatena.ne.jp/sawataishi/20160214 ) のへの補足です。

 「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」は、伊藤隼也氏の誹謗中傷(and/or名誉毀損)を唯一の目的(これは業務妨害に相当)とする公的に認定された「NPO法人」を詐称する(偽計に当たる)twitterのみの存在だと私は認定しました。そのことは前述のブログ記事に詳しく書いてます。
 この記事では「偽計業務妨害罪」と認定した論拠を追加しております。
 なお、念のために: 偽計業務妨害罪は親告罪でないので、第三者が警察(または検察)に告発状を提出できます。警察(検察)は必ず受理するわけではありせん。受理したら、事件性について検討し、事件の疑いがあれば任意で事情聴取したりと調査をするわけです。調査してみて、事件性ありと判定されたら必ず起訴するというわけではありません。事件性は疑われても、不起訴処分となることもあります。
 私の告発状を読んで警察(ないし検察)が「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」にある程度の疑いを持ち、調査する意志を固めたら、twitter社に問い合わせることになるでしょう。警察(ないし検察)がtwitter社に「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」の住所・連絡先を明らかにすることを求めても、同社は「知らない」「知っていても教えることはしない」と回答することでしょう。twitterアカウントは住所・連絡先なしで開設できますから、当然のこと。
 「twitter社に問うても何もわからない」ことは警察(検察)として想定内のことで、それで「おしまい」にはなりません、本気で捜査するならば。警察(検察)にはIT犯罪の専門部門がありますから、NPO日本医療ジャーナリズム研究機構 @jmjri がtwitterに投稿(tweet/retweet)したもともとの IP adress をたどることができます。NPO日本医療ジャーナリズム研究機構が慎重を期して、インターネット喫茶からだけアクセスしていたとしても、どのインターネット喫茶からのどのPCからアクセスしたかわ簡単にわかります。もちろん、自宅からアクセスしていた場合は、契約しているプロバイダーが速やかに判明するので、警察が例え「任意」で求めてもプロバイダーは契約者の実名・連絡先を回答することでしょう。
 NPO日本医療ジャーナリズム研究機構 @jmjri は単一の人物による運営なのか、複数の人物による共有アカウントなのかは問題ではありません。どちらにしろ、警察(検察)が、事件性を少しでも疑い、ちょいと調べたら簡単に関与する人物の名前と連絡先は特定されるということ。

伊藤隼也氏に対する「偽計業務妨害罪」と私が判定した理由

 米国での retweet に関連する事件では、被告が和解して支払っている事例が多いようですね。判決に至る前に被告はあきらめた。
 誹謗中傷とかニセ情報を拡散する行為が不法行為にあたるという判例はインターネット時代のはるか前に存在しており、犯罪類型としと確立しておりますね。Republication という、再公開・広報という概念。
 米国の事件を少しく観察したところでは、特定個人Aが特定個人Bを誹謗中傷する言葉を第三者のCが流布した場合に、C が不法行為で損害賠償を命じられた事例がいくつもあった。もちろん、A の不法行為責任は当然。
 既に私のblogに書いたりメールに記したことについて確認したいと思います。
 
 この度の、「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構事件」は偽計業務妨害罪に相当すると思料されるわけですが、私のblogに記載したように、「偽計」である根拠は:

1)名称での明確な詐称: NPO法人でないのにそれを示唆してること。これについては争点にならないと思う。これ自体は刑事犯罪ではない。不法行為でもないように思う

2)誹謗中傷する他者のtweetretweetするのは元tweetについての「賛同を意味するものではないと」の言明--これについて被告は争点にしようとするだろう。しかし、裁判官が「虚言」とみなさない蓋然性はほとんどゼロ。その理由は言うまでも無く、retweetの元発見の多くが誹謗中傷だから。もちろん、伊藤さんにしても私が知る限りのジャーナリストの極めて多くは、retweetは「必ずしも賛同を意味するものではない」と留保してますが、諸retweetについての総体としての判断を裁判官はするのであります。(ちなみに、私は私を批判ないし中傷するtweetretweetするのが好きでしばしばしてます。自分を批判するようなtweetretweetすることは、批判の正当性を認めている場合もあるし、そうでない場合もあります。)

3) 「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構事件」は「伊藤隼也氏を応援します」と言明。これは2)に関連して、裁判官は明白な虚偽と認定するほかなし。偽計どころではないですね。誰1人として、その言明には瞞されてないと思う。しかしながら、偽計であることは間違いない
 
 以上、三点は「偽計」行為を決定的にすると考えられます。偽計のみでは犯罪にならないことを念のため申し添えます。

問題は裁判官が「業務妨害」の事実を認定するかでありましょう。
偽計+業務妨害=偽計業務妨害罪 ですから。

▼「業務妨害」である理由 その1
 私のブログに書いたように、(web ブラウザ等)でtwitterを見る時に、通常人はタイムラインは見ますが、自分宛の「通知」を見ることを重視します。「通知」ボタンをクリックすると、「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」とその関連の誹謗中傷のtweet/retweetが数多い。友人・知人等からの通常の「通知」を見る時に、誹謗中傷のtweet/retweetが目に入ってしまう。伊藤さんも澤田石も、twitterを遊びでやっているのではなく、日常業務としてやっています。伊藤さんの場合はジャーナリストとしての公的(かつ私的活動)として、私の場合は私的業務としての病院の仕事とは別の、公的利益増進のための業務として(澤田石がたまたま従事している医療は公的な側面が大きいですが、民間病院勤務なので、私の業務の本質は公的だとしても、形式的には私的)。
 要するに、伊藤さんにしろ澤田石にしろ、「通知」を見るときに、毎日のように不快なtweet/retweetを目にすることとなり、日常業務が「妨害」されている。
 この意味の「業務妨害」は、伊藤さんとか澤田石が「業務妨害」されたという「客観的」事実のことであります。実際に「業務妨害」があったわけですが、検察官や裁判官からしたら、事実は認めるが「たいしたことない」とみなされるかも知れません。検察なら不起訴処分の可能性があると思います。
 ところが、この筋での偽計業務妨害罪で刑事訴追(逮捕!)された事例があります。首相官邸無人機を「落としてしまった」ある人は警官に余計な仕事をさせたとという「結果」論で偽計業務妨害罪で訴追されました。このような犯罪構成要件での偽計業務妨害罪での刑事訴追は入試事件でもありましたが、公的な業務についての結果としての無用な業務発生。無人機を飛ばした人が、警官の仕事を増やすことを意図したわけではありません。
▼「業務妨害」である理由 その2
 結果としての「業務妨害」とは異なる側面があるのです。日本医療ジャーナリズム研究機構 @jmjri は「業務妨害」する「意図」を有しているとの証拠!!
 「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」は伊藤さんのジャーナリストとしての正当(合法)な言論活動、つまり「業務」をまさに「妨害」する「明確」な「意図」をもって日常的に反復してtweet/retweetしてます。警察(検察)に提出するtwitterの記録からして、これは明々白々。
 
NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構事件」について (http://d.hatena.ne.jp/sawataishi/20160214 )より、一部引用しましょう

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6) `@itoshunya' は 235 回 (23.50%)
7) `@jmjri' は 16 回 (1.60%)
8) `研究員を募集' は 10 回 (1.00%)
9) `寄付を募っております' は 10 回 (1.00%)
10) `伊藤隼也さんを応援しています' は 15 回 (1.50%)
11) `デマ' は 47 回 (4.70%)
12) `誹謗' は 16 回 (1.60%)
13) `中傷' は 37 回 (3.70%)
14) `自称医療ジャーナリスト' は 55 回 (5.50%)


争点は次の通り
a) 「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」は「業務」として遂行したのか
 retweetの反復性からすると業務であることは検察も裁判官も認めるほかないでしょう
b) 「業務妨害」の「意図」が明確なのか。意図の内容は自明 self-evident のレベル。論証は不要でしょう。

 以上、「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」はNPO法人を示唆する詐称をして、伊藤さんの業務を妨害する明確な意図をもって retweet を年余にわたり連日業務を遂行。これだけで、既に偽計業務妨害罪の犯罪構成要件を満たすと思料されます。
 刑事犯罪というものは、「結果」として目的を達成しない場合でも犯罪として成立します。偽計務妨害罪の判例をみたら実際そうなのでした。全てではありません、もろちん。
 で、偽計による務妨害罪の目的で業務を遂行したその結果として実際に業務が妨害されたか否か? 伊藤さんは現実に妨害されていることは明白だと思います。なので、「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」は業務妨害をしようとした(これ自体が犯罪)し、しかも実際に業務は妨害されたのですから、これで偽計業務妨害罪が認められないとしたら日本国の司法はオカシーということになると思います。

 私は「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」による犯罪をたまたま目撃しました。同犯罪は親告罪ではないので、犯罪を実際に見た私は所轄警察署に告発状を提出することにした次第です。(告発状の中身を推敲している最中)

「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構事件」について

   文責: 澤田石 順 version 0.7 - 2016/02/21 22時47分 (NATROMさんら、「NPO日本医療ジャーナリズム研究機構」以外についての集計とコメントは無くしました)
方法: http://www.twimemachine.com/user/XXXXtwitter名に置換して
 それをテキストファイルにcopy/paste
 ※本文書の所在: http://d.hatena.ne.jp/sawataishi/20160214 ;

こちらは最新の文章⇒『NPO日本医療ジャーナリズム研究機構事件 について最後の警告』 http://d.hatena.ne.jp/sawataishi/20160221
 

はじめに: 「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構事件」について

 当初はHPVワクチン問題について、私からみて好ましからざる発言をする方々についての集計がこの記事の主目的でした。途中から、「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」なる怪しげな自称「公共機関」の存在に気付きました。
 twitterでは @jmjri ⇒ https://twitter.com/jmjri
 こうあります。
   NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構(Japan Medical Journalism
   Research Institute)は、医療ジャーナリズムを研究する公共機関です。
   JMJRIからのお知らせを皆様につぶやきます! JMJRIは研究員を
   募集しています。
 私は「日本医療ジャーナリスト協会」の数人の方とは知り合いになってます。同じような名前の団体があるのは別におかしくないので、当初はcheckすることはしてなかった。ところが、伊藤隼也氏(ジャーナリスト)の評判をおとしめることが「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」の主要な、おそらく唯一の仕事だと判明。伊藤氏は公人ですから、匿名の人物が時に不適切な言い方で批判す非難することを完全に防ぐことはできません。twitterでの匿名人物による誹謗中傷は実世界と同様に名誉毀損となります。この記事の目的は民事の事件性ではなく、刑事事件だと主張することでう。
 さて、「日本医療ジャーナリスト協会」のこと。この「団体」が一般的な意味で実在するのか否か。少し検索したら明確となります。"NPO法人"の登録リストにありません。"NPO法人"を自称するならば、中央政府とか地方政府が認定してなければなりません。"NPO"の3文字の自称ならば法的には問題ないし、倫理的にも大きな問題とはなりません。しかしながら、"NPO"との自称をするからには、実際に事務所があり、研究員が実在し、連絡先とか寄付金を受ける口座が公開されているべきでしょう。HOMEPAGEすら公開されてません。
 私はtwitterだけの存在だとみてます。そうだとしても、それ事態は違法ではないし、倫理的に違反とも言えません。何が問題なのか

      • NPO と自称することにより公的に認定された "NPO法人" だと誤解させている
      • 研究員募集、寄付金募集とか幾度も呼びかけているが連絡先等は非公開
      • twitterをみると、伊藤隼也氏の評判を落とすことが主要業務であることが明確
      • twitter の 84%が retweet であり、retweet の圧倒的多数が伊藤氏批判
      • retweet に関して「RTは賛成でも同意でも非難でも中傷でもありません」と白々しく言明
      • 「伊藤隼也さんを応援しています! 」とこれまた事実とは異なる言明

 以上から明確なことは、「日本医療ジャーナリスト協会」は公人とみなされる伊藤氏の評判をおとしめる手段として、もっともらしい「団体」と詐称し、伊藤氏批判のtweetretweet を日常的に流している。retweetされる発言者の圧倒的多数は実名も所在も隠されている匿名の人物。このように、匿名の人物の非難的tweetretweetすることを反復する「業務」を主としている「自称 公共機関」は私は観たことがありません。
 伊藤隼也氏に対する「日本医療ジャーナリスト協会」による攻撃は、ある特定人物(実名であれ匿名であれ)による個別の非難・中傷ではありません。複数の匿名人物が集団で関与しており、「日本医療ジャーナリスト協会」は諸匿名人の発言をretweetする。それを毎日のように繰り返す。もしも「日本医療ジャーナリスト協会」に警察の捜査が入れば、当然にretweetの元発言をした人物の幾人かは共犯性が疑われて捜査対象となるでしょう。その時の言い逃れ、は、「日本医療ジャーナリスト協会」が勝手したことだとなることは間違いありません。そんな言い訳はおそらく通りません。日常的に繰り返されていたことを認識していたことは客観的な自明な事実だから。証明不要が自明ということ。集団リンチのごときことか、刑事犯罪とならないなら日本の司法は狂っていることになるでしょう

 「日本医療ジャーナリスト協会」の唯一の業務は匿名の人物による非難・批判・中傷を毎日のように retweet しております。これは、刑事犯罪だと私はみなすに至りました。偽計業務妨害罪の犯罪構成要件を満たすということです。twitterをしている方は「通知」ボタンを押して、自分に言及されているtweetを日常的に見てます。伊藤さんが「通知」を見ると、毎日のように、@itoshunya の文字列を含む、誹謗・中傷が目に付きます。匿名のしょうもない人物の戯言など、伊藤さんも私も無視しますが、「通知」を見ると愚劣な投稿が沢山あることで、まともなtweetをしっかりと見る「業務」に支障が生じます。私は毎日のように迷惑してます、「日本医療ジャーナリスト協会」とそれに関連する人物の投稿があまりにも多い。
 伊藤さんにしろ、私にしろ、「通知」ボタンを押して、しょうもない投稿をみた時に、全て無視するわけではありません。時には、無駄とわかっていても反応する。
 人間は馬鹿げた発見が自分に浴びせられた時に、すべて無視することはできないものです。すなわち、「日本医療ジャーナリスト協会」の「業務により、私、澤田石 順は実害を受けているのです。伊藤さんもそうだと思います。これが「業務妨害」の事実なのです。
 大切なことは、単に業務妨害なだけではないこと。「偽計」という2文字の意味。NPO法人という公的な団体をほのめかすやり方、HOMEPAGEは存在しないし、所在地・連絡先も公開しないのに「実在」を装い、retweetは「賛同ではない」とみえすいた言い方をし、更には伊藤さんを「応援してる」と。実に拙劣であります。私が解説するまでもなく、「偽計」を実行しているのは自明 self-evident です。偽計をしている事実だけなら刑事事件になりませんが、伊藤さんには実害が生じていると推察されます。私には間違いなく実害が生じてます。本来の業務に差し支えが生じてます。伊藤さんと澤田石だけではありません、例えば子宮頸がんワクチンの被害者たちの少なからずも、「日本医療ジャーナリスト協会」とそれに関連する匿名tweet者の「業務」により、余計な時間をとられてます。
 「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」事件と堂々と定義しました。偽計業務妨害罪の犯罪構成要件を満たすと確信して。
 ネット社会での、最初の名誉毀損事件は「ニフティサーブ現代思想フォーラム事件」でした。私は1980年代後半からNIFYの現代思想フォーラム(fshiso)の一員で、原告の Cookie さんも被告の LEE THE SHOGUN さんの発言は日常的に目にしてました。どっちもどっち。けれども、最終的に LEE THE SHOGUN さんは民事で負けて損害賠償の結果となったのでした。この事件については、今回の「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」事件を考えるにとても示唆に富むので、関心がある方は読んでみて下さい。
 「ニフティサーブ現代思想フォーラム事件」においては、匿名の原告が匿名の被告を訴えたわけです。匿名の人が匿名の他者を名誉毀損で民事裁判というのは、どうも納得がいかないかも知れませんが、事件となる前の経過において、原告が被告の現実世界での存在を暴露した事実があり、被告は原告の現実世界での名前とかを知っていた事実もありました。つまり、完全に匿名対匿名ではない。そして、NIFTYのFSHISOは、民間企業が運営する閉鎖空間でのやり取り。その閉鎖空間では言論の自由は保障されてました。
 「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」事件は異なります。インターネットという公共・会報空間における事件であり、攻撃者は「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」であり、「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」それ事態が実在不明の匿名存在で、匿名の伊藤氏を批判する人々の発言を利用して、「偽計」を用いて、誹謗中傷を連日のように業務として遂行し、現実に「業務妨害」を今日まで継続してきました。明確に伊藤氏を攻撃する意図があり、日常的な業務としている。これは、「ニフティサーブ現代思想フォーラム事件」とは次元が異なるのです。「ニフティサーブ現代思想フォーラム事件」は私人と私人の「喧嘩」であります。「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」事件は匿名の私人(達)と公人たる伊藤隼也氏の「喧嘩」ではなく、前者による一方的な攻撃であることに「前例無さ・新規性」(unprecedented and novel issue)があるのです。
 「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」の発言の84%がretweetであることも、前例無き新規の犯罪であります。直接に誹謗中傷することは希で、伊藤氏を誹謗中傷(時に正当な批判)する匿名の人物の発言を「利用」する事実。公的に認定されたNPO法人を示唆する「NPO」と自称することはまだしも、法的な訴追を逃れることができるとの想定で、retweetを毎日のように繰り返す。しかも伊藤隼也氏を「応援します」とか、retweetは「賛同を意味しない」と。前者は虚言であり、後者も虚言であることは自明。
 長い「はじめに」になりました。私が「NPO 日本医療ジャーナリズム研究機構」事件を詳細に取り上げる理由や気持ちを最後に明確に記します。

      • この事件を見過ごすことはできない。公的幸福・公的自由の実現を信条とする私は行動しないことができない。検察・警察に報告し、刑事訴追を促すことをしないことができない
      • この事件は前例無き新規性を有している。「ニフティサーブ現代思想フォーラム事件」の当事者をたまたま知っていた私が、この事件に遭遇したのは運命だと感じる。1980年代後半からの閉鎖的なパソコンネットから、開放的なインターネットに移行したからこそ発生した事件であり、このような事件を予防するための法的な規制は皆無であり、判例もない。事件として特定する前例すら私の知る限りない。この事件そのものの実害は伊藤隼也氏にとって大きくはないし、私の実害も小さいものではあるが、現実に業務妨害の事実はある。偽計の事実は論証するまでもない自明のレベル。従って、この事件が刑事裁判となることに公益がある。検察が不起訴とする蓋然性は低く無いが、検察審査会に期待できる。結果として、刑事事件として成立する蓋然性は高いであろう。最高裁判決まで十年くらい要するとしても、事件化する価値はある。

重大な決意

 偽計業務妨害罪という刑事犯罪の類型があります。これは、被害者が告訴できるのはもちろん。親告罪ではないので、例えばある人物について「偽計業務妨害罪」が実行されている疑いがある時に、第三者の私が警察とか検察に告発すると、少なくともどうするか検討はします。事件性を疑えばまずは任意で事情聴取。任意捜査に応じない場合は、型のごとくの対応。任意であれ強制であれ捜査して、いろいろな証拠がそろったところで、警察または検察は起訴するか決めるわけです。証拠には罪を裏付けるものも、そうではないものもあります。起訴しない場合は検察審査会があります。
 私の決断を言います。伊藤隼也氏(ジャーナリスト)に関する、「日本医療ジャーナリズム研究機構」のtwittewrでの業務は、「偽計業務妨害罪」の犯罪構成要件を満たすと確信しました。twitter社という民間企業に「日本医療ジャーナリズム研究機構」のtwitterの倫理規定違反で告発することはもちろんですが、それにとどまらず、司法当局への告発をすることに決めました。証拠は既に私のパソコンはもちろんのこと、複数の磁気媒体に保存してます。犯罪を眼の前でみて放置することができないからです。たまたま伊藤さんが被害者で、たまたま伊藤さんは公人といえる人物ですが、許容される限界を超える悪質さだと判断したからです。意図して他者を誤解させようとする行為は、その名称における偽計から始まってます。
 私のこの言明を軽くみてはなりません。既に、私は2008年に中央政府(厚労省)によるリハビリ患者の棄民化政策に対して、当時の厚生労働大臣を被告として二件の行政訴訟をおこして戦いました。裁判で勝訴する可能性はほとんどゼロとわかっていてです。裁判は宣伝手段とみて。結果、NHK・TBSなどのテレビ、週刊誌(文春等)、新聞(日本経済新聞とか東京新聞等)、医療団体(民医連と諸保険医協会)に総計で数十回取り上げていただきました。
 私の決意の本気度について、このように言明した主な理由は、私が信頼する医師等の方々に警告するためです。
 伊藤隼也氏についての建設的な批判は良いのですが、誹謗・中傷することを繰り返すことは、偽計業務妨害罪の犯罪構成要件を満たすと考えられます。同じようなことを幾度も幾度も繰り返して誹謗・中傷するその数×一つ一つの悪質度が犯罪レベルだということです。積分したら途方もない質量になるということ。一個、一個の評価は別の話。
 よって、私は警告します。
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」は、速やかに伊藤隼也氏に文書で謝罪すること。それを2016年2月18日までにしないならば、私は警視庁とか所轄の警察著に告発します。偽計業務妨害罪のは親告罪でありませんから、澤田石の告発にそれなりの根拠ありと認められたら、司法当局が「日本医療ジャーナリズム研究機構」を刑事訴追する可能性があります。
 もう一言。「日本医療ジャーナリズム研究機構」に「利用」されている twitter の人々に対しての警告(当初「共同」と記載し、幾人かの方々より苦言あり。確かに、その表現は間違いなので修正しました)。「日本医療ジャーナリズム研究機構」が刑事訴追される危険を感じるならば、利用されている方々は、速やかに「日本医療ジャーナリズム研究機構」とは「協力関係はない。あちらが勝手にretweetしているだけ」とか、「日本医療ジャーナリズム研究機構」を非難する公的な言明をすることを望みます。公的の意味は、twitter/blog/facebook等の媒体で表明すること。
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」に「利用」されている twitter の人々が共犯として訴追される可能性は、人それぞれにより異なることは言うまでもありません。そんなことになる人はいないと思いますが、もしも、刑事事件であなたが特定されることになれば、最終的には無罪になるとしても、訴訟の過程において、実名が公開されて社会的な不利益となる蓋然性は小さくありません。「日本医療ジャーナリズム研究機構」が「利用」している人の中で、特に心配するのは村中璃子医師。村中医師は「日本医療ジャーナリズム研究機構」の非実在性を認識してないのに、「日本医療ジャーナリズム研究機構」により表彰されることに喜びを表明しました。村中氏は明らかに実在する医師だと思います。今度の事件に巻き込まれて不名誉な結果になることを、最大限避ける努力をすることを提案します。
 ちなみに、ネット上での言動についての損害賠償事件につきまして、澤田石は日本国最初の件を最初から観察してます。NIFYのフォーラムにおける事件です。1990年代のこと。私がよく知るCookieさんが、誹謗中傷者(LEE THE SHOUGUN)、フォーラムのsysope(管理者)、NITFYの三者を訴えた事件。最終的に、パソコン通信の内部での言動が不法行為と認定されました。
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」なる、おそらくtwitterのみでの存在を実際に遂行しているのが単一の人物であれ、複数であれ、偽計業務妨害罪の犯罪構成要件を満たしていることを私は確信してます。名誉毀損の犯罪要件を満たしている可能性も勿論あります。
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」、そしてそれを「応援」「利用」している方々が、速やかに適切な対応をすることを切に願います。

調査対象: 日本医療ジャーナリズム研究機構 @jmjri

★取得したtweet総数は 1378 (取得日時: 2016/02/21 20:10)
  最新の最大 1000 tweets を集計
▽全tweet中のretweet率は 83.60%(836/1000)
0) `RTは賛成でも同意でも非難でも中傷でもありません' は 17 回 (1.70%)
1) `伊藤' は 335 回 (33.50%)
2) `隼也' は 275 回 (27.50%)
3) `伊藤隼也' は 271 回 (27.10%)
4) `イトシュン' は 82 回 (8.20%)
5) `糸旬' は 27 回 (2.70%)
6) `@itoshunya' は 235 回 (23.50%)
7) `@jmjri' は 16 回 (1.60%)
8) `研究員を募集' は 10 回 (1.00%)
9) `寄付を募っております' は 10 回 (1.00%)
10) `伊藤隼也さんを応援しています' は 15 回 (1.50%)
11) `デマ' は 47 回 (4.70%)
12) `誹謗' は 16 回 (1.60%)
13) `中傷' は 37 回 (3.70%)
14) `自称医療ジャーナリスト' は 55 回 (5.50%)
15) `偽計業務妨害罪' は 0 回 (0.00%)
16) `名誉毀損' は 3 回 (0.30%)
17) `刑事告訴' は 0 回 (0.00%)
18) `刑事告発' は 2 回 (0.20%)
19) `HPV' は 7 回 (0.70%)
20) `HPV' は 0 回 (0.00%)
21) `子宮頸' は 5 回 (0.50%)
22) `ワクチン' は 9 回 (0.90%)
23) `内海' は 19 回 (1.90%)
24) `澤田石' は 5 回 (0.50%)
25) `@sawataishi' は 15 回 (1.50%)
26) `@rikomrnk' は 8 回 (0.80%)
27) `村中' は 8 回 (0.80%)
28) `@kamesan1959' は 58 回 (5.80%)
29) `@ronja_yty' は 27 回 (2.70%)
30) `@TetStation' は 114 回 (11.40%)
31) `@yattazekamochan' は 34 回 (3.40%)
32) `@IMCJicu' は 29 回 (2.90%)
33) `@higemarunyanko' は 25 回 (2.50%)
34) `@tatsuvar' は 29 回 (2.90%)
35) `@tokudane' は 19 回 (1.90%)
36) `@DrMagicianEARL' は 9 回 (0.90%)
37) `@KGN_works' は 12 回 (1.20%)
38) `@fnn_minnanonews' は 12 回 (1.20%)
39) `@engeikana' は 11 回 (1.10%)
40) `@io302' は 15 回 (1.50%)
41) `@sekkai' は 5 回 (0.50%)
42) `@NATROM' は 19 回 (1.90%)
43) `@Calcijp' は 7 回 (0.70%)
  以上、最新の 1000 tweets について集計

▼上記の集計対象tweet/retweet)において、7回以上出現した「アカウント名, その数」
@itoshunya,233
@TetStation,114
@kamesan1959,58
@yattazekamochan,35
@tatsuvar,29
@ronja_yty,27
@IMCJicu,27
@monstar81053,26
@higemarunyanko,25
@tokudane_info,19
@NATROM,19
@sawataishi,15
@io302,15
@ko1low,13
@jmjri,13
@KGN_works,12
@fnn_minnanonews,12
@engeikana,11
@ayahana19,11
@sagechin_MR,9
@Poker_April,9
@k10rof,9
@DrMagicianEARL,9
@smz_md,8
@rikomrnk,8
@KusumiEiji,8
@tabitora1013,7
@rsmpapa1,7
@janeway_tlr2,7
@Calcijp,7

▼所感
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」の主要な仕事は、上記の集計から結果から明白なように、伊藤隼也氏 @itoshunya を批判することであり、実際に読んでみると、伊藤氏を批判するtweet以外は付け足しにみえる。
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」は homepage 無し、facebook無し、連絡先を調べても全く見つからない。
 「日本医療ジャーナリズム研究機構」は自称で"NPO"の3文字を用いており、"NPO法人"という中央政府が認定する「特定非営利活動法人」とはしてない。"NPO"の3文字で自称するならば、非営利の任意団体の全てが法的に問題ない。"NPO法人"と自称するこが違法だと認識していることは明白であろう。
 私は念のために、「日本医療ジャーナリズム研究機構」が中央政府が認定するところの"NPO法人"なのか調べたところ、存在しなかった。すなわち、「日本医療ジャーナリズム研究機構」はtwitterのみの存在だと考えられる。私が例えば、「NPO 日本医療ジャーナリスト研究機構」という、twitter アカウントを作成し、好き放題にtweetしても、"NPO法人"の5文字を使用しないならば、違法ではないことは確信できる。「日本医療ジャーナリズム研究機構」はそのような欺瞞的なやり方が、直ちに違法ではないと確信していて、敢えて堂々と業務を遂行していると思える。
 なんとも情けないことに、「日本医療ジャーナリズム研究機構」は伊藤氏についての、古い tweet を幾度も retweetしており、「日本医療ジャーナリズム研究機構」の「友達」的な人々の tweet/retweet(RT) の RT を繰り返している。
 更なる愚行は、「日本医療ジャーナリズム研究機構」が恥知らずにも
  読み手のリテラシーや社会性などの覚醒を期待してRTしております。
  RTは賛成でも同意でも非難でも中傷でもありません
と開き直りつつ、「日本医療ジャーナリズム研究機構」とそのお友達らが、伊藤氏のRTに関しては「そんな tweet を RT するということは賛同だろう」と決めつけて、ねちねちと指摘していること。ダブルスタンダードである。そもそも伊藤氏は 「RT(retweet)は賛同を意味しない」ようなことを幾度も明言している。私にしても、RT は賛同する気持ちでするとは限らない。私は私を誹謗する tweet を RT することが幾度もある。
 極めつけは「日本医療ジャーナリズム研究機構」が `研究員を募集' とか `寄付を募っております'と幾度も tweetしていること。もしも、研究員になりたいとか、寄付したい人がいたとしても、連絡先が全く不明。つまり、`研究員を募集' とか `寄付を募っております'と幾度も tweet する理由は、実在性を演出するために違いなし。`研究員を募集' とか `寄付を募っております'に対して、私は「研究員になりたい」とか「寄付したい」とtwitterで申し出ようと検討すらしません。
 最後にまた論外な事実。あの村中 璃子(むらなか りこ)@rikomrnk
   http://www.rikomuranaka.com/articles/category/articles/medical/vaccine
   https://www.facebook.com/rikomuranaka/
の2016/1/2のtweetでは
  "表彰してくれるんですか!? 光栄です。 ありがとうございます!
  https://t.co/62uDnY32t1 Sat Jan 02 04:40:51 +0000 2016"
これは、2015年の村中についての活動に対して、「日本医療ジャーナリズム研究機構」が表彰した事実についてのもの。嘆かわしいことに、「日本医療ジャーナリズム研究機構」は村中医師が参照している https://t.co/62uDnY32t1 を削除してます。つまり、表彰した「事実」がマズイというより、そもそも「日本医療ジャーナリズム研究機構」の非実在を認識して、「控えた」のではないかと思う。なんとも、しょうもない。
 興味深いことに、日本医療ジャーナリズム研究機構沖縄支部 @jmjri_okinawa というのも存在する。これも実在性を演出する方法の一つでありましょう。

参考となる文書とURLs

https://www.questia.com/library/journal/1P3-3109409411/when-retweets-attack-are-twitter-users-liable-for
https://perma-archives.org/media/2014/10/30/20/57/3FXY-QV84/cap.pdf

集計の方法

ここから先は、GNUフリーソフトを使用できる方のためのメモ
使用ソフト: GNU Awk 3.1.6(Jul 3 2008) の日本語版、GNU sed version 4.2.1
コマンドプロンプトで次のようにして出力
スクリプト: check.awk, count.awk, test.awk, id.sed, id2.sed
バッチファイル: do.cmd, names.cmd, last.cmd

> jgawk -W ctype=SJIS -f check.awk XXX.txt
とかで集計できます。以下にcheck.awkのみ記載。興味ある方は澤田石 jsawa@nifty.com までメールしたら、必要なファイルをメールで送ります。

/** -- < start > of check.awk ------------
# twitter発言での文字列出現数・頻度算出のスクリプト
# http://www.twimemachine.com/user/XXX この XXX をnatrom などとすると一気に取得できる
# ただし、全てではない
# 日本医療ジャーナリズム研究機構沖縄支部 @jmjri_okinawa
# version 0.2 / 2016/02/14 12時59分1:29 by 澤田石 順 jsawa@nifty.com
BEGIN {
FS = ","
OFS = ","
# twitterhttp://www.twimemachine.com/user/★★ で取得すると、ある人は500未満、別の
# 人は3千にもなる。この集計目的は、基本的に最近のtweetの傾向を知ることなので、
# 計算対象の数を max で限定することとする
max = 1000
#
total = -5
#対象ファイルの先頭5行は以下のようになっているので、total の初期値は -5 とする。つまり五行目
# ■メモ http://www.twimemachine.com/user/KamiMasahiro/
# 調査対象: 日本医療ジャーナリズム研究機構 @jmjri
# 取得日時: 2016/02/14 9:35
# 取得tweet数: 3199
# -----------------------------------------
#
# rt は retweet の総数
rt =0
#
kinds = 43
st[1] = "伊藤"
st[2] = "隼也"
st[3] = "伊藤隼也"
st[4] = "イトシュン"
st[5] = "糸旬"
st[6] = "@itoshunya"
st[7] = "@jmjri"
st[8] = "研究員を募集"
st[9] = "寄付を募っております"
st[10] = "伊藤隼也さんを応援しています"
st[11] = "デマ"
st[12] = "誹謗"
st[13] = "中傷"
st[14] = "自称医療ジャーナリスト"
st[15] = "偽計業務妨害罪"
st[16] = "名誉毀損"
st[17] = "刑事告訴"
st[18] = "刑事告発"
st[19] = "HPV"
st[20] = "HPV"
st[21] = "子宮頸"
st[22] = "ワクチン"
st[23] = "内海"
st[24] = "澤田石"
st[25] = "@sawataishi"
st[26] = "@rikomrnk"
st[27] = "村中"
st[28] = "@kamesan1959"
st[29] = "@ronja_yty"
st[30] = "@TetStation"
st[31] = "@yattazekamochan"
st[32] = "@IMCJicu"
st[33] = "@higemarunyanko"
st[34] = "@tatsuvar"
st[35] = "@tokudane"
st[36] = "@DrMagicianEARL"
st[37] = "@KGN_works"
st[38] = "@fnn_minnanonews"
st[39] = "@engeikana"
st[40] = "@io302"
st[41] = "@sekkai"
st[42] = "@NATROM"
st[43] = "@Calcijp"

for (i = 1; i <= kinds; i++) {
c[i] = 0
}
}

{
if (NR == 2) { target = $0 }
if (NR == 3) { toki = $0 }
total++

x=$0
if (x ~ /^RT / && max >= total) {rt++}
for (i = 1; i <= kinds; i++) {
if (x ~ st[i] && max >= total) { c[i]++ }
}
}
END {
printf("**%s \n", target)
printf("★取得したtweet総数は %d (%s)\n  最新の最大 %d tweets を集計\n", total, toki,max)
if (total > max) { total = max}
printf("▽全tweet中のretweet率は %2.2f%(%d/%d)\n", 100*rt/total,rt,total)
for (i = 1; i <= kinds ; i++ ) {
printf("%d) `%s' は %d 回 (%2.2f%)\n",i, st[i], c[i], c[i]/total*100)
}
printf("  以上、最新の %d tweets について集計\n", total)
}

/** -- ------------

#the end of this file

C型肝炎の画期的治療薬の「ハーボニー」についての疑惑、TPPに関連して

     2016/1/13 version 0.2 by 澤田石 順
     twitshort→ https://twishort.com/0TKjc
     facebook

 これは書き掛けのメモです。
 TPPが、製薬会社と医療機器メーカーのこれまでにも強大でしかも「不当」な影響力を増大させるという懸念を私は訴えてきました。
 
 薬を医療保険の対象とするか否か、そうするとして何円を保険から支出するか。この決定をするのは、中医協という厚労省の審議会であり、事実上は厚労省が決めます。しかしながら、中医協は医療側、支払い側、公益代表の三者で議論がなされるために、製薬会社等の影響はある程度は抑制されてきました。日本国の守銭奴企業群と、その奴隷である財務省も「医療費抑制」で一致してましたので、薬の値段は米国と比較すると安く、米国よりは「必要ない」新薬が保険の対象となることはそれなりに抑止されてきました。もちろん、日本国に拠点を置く守銭奴・超国家企業の力は経団連内で大きいので、奴隷化した財務省は医療費は抑制しようとしつつ、同時に薬屋さんの利益を増進する政策に邁進してきました。いわゆる、後発医薬品(generic)を推進することで、薬にかかる医療費を抑制しようとしつつ、同時に武田薬品とかの巨大製薬企業については「新薬創設加算」という「一時的」な制度を創設し、その一時的なはずの制度を永続化しようとしてます。「新薬創設加算」により、特許切れの後発医薬品の増加による収入減少を補ってきたわけです。天下りなくして、製薬会社の自民党への献金なくして、もちろん厚労省の官僚の製薬会社への天下りがなかったら、こんな茶番は不可能だったはず。それでも、それなりに、薬屋さんの不当な影響は抑止されてはきていた。それなりにですが。
 
 TPPの第二十六章は「透明性」の確保を規定してます。その付属文書は薬と医療機器についての国民全体の保険制度に入れるかどうかについてのもの。
 TPPは、薬等の保険支払い決定について、営利企業の口出しをこれまでとはレベルが違う程度に保障します。企業の後ろ盾となる国の口出しも恐るべきレベルで保障します。
 製薬会社への厚労省天下り民主党政権時代に公開され、抑制が試みられましたが、自民党が復帰して全くもとの木阿真になりました。これまでですら、必要ない新薬が保険に組み込まれたり、薬の値段が法外に高かったりすることが幾度も幾度もありました。製薬会社は「患者団体」にも資金援助するし、大学の医者に研究費という形で補助することは言うまでもありません。法人税減税でますます金余りの巨大製薬会社が政治献金等の形で、国会議員・政党を買収することはもちろん。
 TPP以前ですら、製薬会社の不当な影響力はすさまじかったのですが、TPPにより更に増大することは間違いないと思います。
 ここで、取り上げる「ハーボニー」という新薬の保険収載とその価格については、昨年の8/26に中医協で議論が紛糾しました。しかしながら、厚労省の官僚と「患者代表」の花井氏の強引な運営で、無理矢理に承認されました。一錠八万円という前代未聞の薬が、異論を排除して無理矢理に保険から払われることになったのです。結論先にありきに見えます。
 さらに驚くべきことは、中医協で決定したその翌日(8/27)に、肝炎治療戦略会議で公費助成が決まったこと。十二週間毎日内服することで、C型肝炎がほぼ確実に治る素晴らしい薬ですが、約673万円の治療費を計六万円未満の自己負担でできることが、こんなに短期間に決まることは異常です。
 通常であれば、保険に入っても、それから何年もの患者と専門医による運動があってそうなるもの。そもそも、高額療養費制度がありますから、例え高額の薬であっても、月に六万円くらいの自己負担で治療できるわけです。
 その薬はギリアド・サイエンシーズ社が販売。悪名高いドナルド・ラムズフェルドが国防長官となる前に会長で、ラムズフェルドは今でも筆頭株主と言われてます。ラムズフェルドが昨年叙勲されたというトンでもない事実は皆様知るとおり。
 ラムズフェルド守銭奴企業の実体そのものであり、イラク戦争のでっちあげにかかわった人類の敵みたいな人物。イラク戦争民間軍事会社のビジネスを導入した張本人も彼です。今回の一錠八万円のハーボニーという薬の保険収載と政府による助成に、彼が関与した証拠を私は知りません。疑惑にすぎませんが、問題として認識して、可能な限り調べる必要はあります。
 ラムズフェルドについてのことはともかく、TPPが日本の医療にどのような影響をもたらす危険があるのか、このことは全国民が考えるべき重大な課題。私はTPPに反対です、もちろん。
 まずは、こちらをお読みください。
 
●TPPの第26章の透明性と付属文書(医療について)の訳と解説

以下が、「画期的新薬」についてのメモです。

@@2016年1月13日(水)
▽Gilead Sciences社とドナルド・ラムズフェルド
▽ハーボニーの異常な高価格、異常な助成金
 前者は中医協で問題に、しかし、2015/8/26に中医協で承認。
 その翌日に、肝炎対策戦略会議がで莫大な助成金を決定。翌日に!!
 なんと、約673万円の総額なのに、自己負担は三ヶ月で三万から六万円。
 ラムズフェルドの授章の年、こんなことがおきた。何かあるのではないのか。

中医協の議事録 2015/8/26

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000102715.html
ハーボニーについて議論が紛糾。日本医師会の中川委員の発言を主に引用する。花井氏は「患者代表」。

○中川委員
 これには、間に合うか、間に合わないか、間に合わせるかどうかですよ、早急に見直せばいいのですから、ワンクールごとに薬価を比較すると、それはおかしいでしょう、薬を半分の期間しか使っていないのですからね、国民に説明できますか、このルールを、おかしいじゃないですか。
○中川委員
 ハーボニー錠は、どうするのですか。ハーボニー錠の算定薬価はどうするのですかと言っているのです。前向きに検討しますって、そういう答えは普通にするでしょう、しかし、今、このことを言っているのですよ、事務局に聞いているのです。
○田辺会長
 では、薬剤管理官、お願いします。
○中井薬剤管理官
 ハーボニー錠については、もちろん、現在の薬価算定ルールでぜひやっていただければと考えております。
○中川委員
 では、見直すつもりはないということですね。
○中井薬剤管理官
 見直すというか、適用するのかどうかということだと思いますので、今回の薬価算定ルールに従ってやるということを考えているということであります。薬価算定ルールの見直しについては、それはまた別途検討する必要があるというふうに感じてございます。
 
 ここで。
○中川委員
 きょうではなくて、次回の中医協でもいいではないですか。
○花井十伍委員
 いや、だから、それだけ遅くなるということになるとすると、それをおくらせたという十字架がきついということです。
○中川委員
 だから、そういう状況の中で、こういうような薬価の決め方をしたことが、看過できないと言っているのです。だから、しようがないでしょうで済まされるということでいいのかという、非常に私は疑問を持っているのですよ。いろんな批判を受けるのは覚悟していますよ、少々おくれることをね、だけれども、待ち望んでいた薬が、このような決め方で決まることに、私は非常に疑問を持っているのです。
○花井十伍委員
 いや、もちろん、中川先生のおっしゃることはよくわかるので、ですから、きょう決めることも可能ではないかということです。中川先生のおっしゃるようなやり方で、本日中にやることも可能なのではないでしょうかということを提案しているわけです。
○中川委員
 本日中に薬価を見直すのですか。
○花井十伍委員
 それは、中医協の権限であれば、可能です。
○中川委員
 可能なのですか。
○花井十伍委員
 そうですね。
○中川委員
 では、済みません、ワンクールごとではなくて、例えば、1万8,372円ではなくて、9,186円にするという意味ですか。
○花井十伍委員
 具体的な金額を私が言うというのは、ちょっとあれなのですが、今、先生がおっしゃったルールであれば、そうだと思います。
○中川委員
 私、見直してそうするべきだと思っています。

2015年8月27日 第15回肝炎治療戦略会議 議事録

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000099990.html
これは疑惑についての検討にはあまり参考にならない。前日の中医協で八万円の薬価で保険適応と決まり、その翌日に助成が決定した。
中医協で決まったその日の日本経済新聞の報道はこう

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ26HGE_W5A820C1TJC000/

米製薬ギリアド・サイエンシズの日本法人は9月初めにもC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」(一般名レジパスビル/ソホスブビル配合剤)を発売する。厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会は26日、ハーボニーの価格を1錠あたり8万171.3円と決めた。

 ハーボニーは1日1錠、12週間投与する必要があり、1回の治療にかかる薬剤費は約673万円。しかし、国の助成制度の対象になれば、月最大2万円で済むことになる。

 ハーボニーは今年5月にギリアドが発売した「ソバルディ」と同じく、肝炎治療の主流で副作用が強いインターフェロンを使わないで治療できる。日本人のC型肝炎患者の約7割を占める「1型」と呼ばれる遺伝子型の肝炎に効果がある。


#the end of this file

子宮頸がんワクチンについて、NATROMさんへの返信

    version 1.1 (2016/2/10)

数年ぶりにこのブログに書きます。
『澤田石先生からのご質問へのお返事、および、こちらからの質問の再掲。(2016年2月6日) 』⇒ http://d.hatena.ne.jp/NATROM/00160206#p1
についてです

はじめに

NATROMさんのことを知ったのは、十年以上前。彼の冷徹なニセ医学否定の言説にはおおいに賛同。ひょんなことで、HPVワクチン (子宮頸がんワクチン)に関する澤田石の言動について、彼が正当かつ真摯な批判的検討をして下さいました。
私と彼とでは HPVワクチン (子宮頸がんワクチン) 接種後の症候群についての評価では大きな質的かつ量的な見解の相違が現存します。NATROMさんが「自らをリスクにさらすことなしの、質問だらけの安全かつ気楽な姿勢」での言動には時に怒り心頭でしたが、私は得るところ大でした。HPVVの問題に関して、私個人の優先順位は低い方だったのてすが、かかわった以上は、責任をもって言説を展開するしかないとの気持ちになりました。NATROMさんのおかげです

NATROMさんの問いかけへの返信

(本日、2016/02/09は当直明けで、午後二時に帰宅。21:20までメールでの言説活動で精一杯のため、今から NATROM さんのブログを読んでの返信であります。伝えきれないことは多々あると思います。とりあえずの回答でございます)
NATROMさんの質問・見解は《Q》として明記し、私の回答は《A》としてます

《Q1》医療ジャーナリストの伊藤隼也氏に対して批判をしないのはなぜか、という指摘に対して澤田石先生は「私が個人批判をする条件は現実世界で知り合いである」と言いました。それならば、「現実世界で知り合い」ではない村中璃子氏に対して批判しているのはおかしくないですか
《A1》暗黙の前提を仮定してました。その仮定は共通でないですね。理由は二つ。伊藤隼也さんの言動をtwitter/facebookでも追いかけてないです。だから、彼について何か言うことはしません。第二、これが重要。公的な人物に関しては、実名であろうが筆名であろうが、私が疑問を感じたら断固として批判します。村中璃子氏は公的な存在ですから、当然に非難・批判するわけです。上昌広君と久住英二君に「公的な言説者」だからそうしてきました。両君に関しては、たまたま私が個人的に恩義を受けた元「友人・知人」なので、批判する言葉使いはかえって強くなり、当時に彼ら二人の医者・人間としての良心を信頼するが故に、私の言葉使いはそれなりになっております。
 で、NATROMさんについてのこと。貴兄とは現実世界での接点はありませんが、あなたの書物は読みましたし、NATROM先生の実在については確認できました。けれども、NATROMさんとは直接に接してないので、抑制的に語っております。実在するかどうか明確でない twitter 上の人物には気が向いたらコメントするだけですが、実在する NATROM さんには真剣に向き合ってます。真剣に向き合いつつも、直接に人物に接してないので、人格否定的な感情は表現しないように自ら注意しております。

《Q2》回りくどい言い方は伝わらないのではっきり言います。伊藤隼也氏の間違いについて気づいているにも関わらず、澤田石先生は批判できていません。その理由は、HPVワクチンについては伊藤氏は「味方」であるからでしょう。「味方だから間違っていても批判しないのだ」では恰好がつかないため、「批判をする条件は現実世界で知り合いである。だから伊藤氏を批判しないのだ」と嘘をつき、その矛盾を指摘されるはめになったのです。
《A2》``その理由は、HPVワクチンについては伊藤氏は「味方」であるからでしょう''との表現をする気持ちは心底から理解できます。貴兄は私の内面的感情・思考・意志を推定しましたが、私のみが私自身の感情・思考・意志を知ってます。私が私の感情・思考・意志についてこれから言うことを信用するか否かは、あなたによる澤田石についての信用性という定性的評価に依存します。定性的評価を下した理由について、私は興味がありますが、質問はしません。では明確にいいましょう。以下の私の言明は私の感情・思考・意志が完全に一致してのものであることは誓います。誓いを信じるか否かには興味ありません。
1)私はHPVV接種後症候群の患者さんの苦境がが主権者達に広く知られるために、伊藤さんのその件についての言説は有用だと判断してます

2)私はその限定的意味で伊藤さんを「味方」だとみなしてます

3)伊藤さんの言説に関して、twitterはほとんど見てないし、テレビも週刊誌のそれも見てません。たまたま、私は医療事故等についての伊藤さんの言説を読んで、その一部には批判的。正直に云いまして、彼が医者を加害者として断罪するような言説に反発を覚えており、彼の人格を疑ってました。けれども、HPVVについての彼のtweet/retweetを見てきて、彼の人間性を信頼するに至りました。DMとかe-mailでのやり取りもそのような経過の中で実現し、当たり前のことですが、お互いに是々非々の姿勢が確立したのです。協業することはそうするし、批判する時は遠慮しないと。このような人間関係は子供以外の大人では当たり前のことですが、日本民族の間ではけっこう珍しいと私はみてます。

4) 貴兄の``「味方だから間違っていても批判しないのだ」では恰好がつかないため、「批判をする条件は現実世界で知り合いである。だから伊藤氏を批判しないのだ」と嘘をつき、その矛盾を指摘されるはめになったのです''
について、
  1)〜3)で私は説明しました。NATROMさんの《嘘をつき》との澤田石についての表現は事実として間違いです。間違いなことは私だけにわかること。伊藤さんと現実世界で会っていたなら、彼の言説について遠慮無く批判するとの私の断定は間違いないことですが、「現実に知り合いである」and{彼の言説がオカシー」の二条件が真の時のみに批判します。その条件は満たされてません。ちなみに、前述のように、伊藤さんを批判しない理由は、彼の言説をほとんど知らないからだけのこと。
 私は実証主義 positivism には極めて批判的で、論的的な一貫性の崩壊については、極めて肝要ですが、NATROMさんの云う《嘘をつき》については解説を求めます。
 ★私が伊藤隼也さんと現実世界で会っているのに、それを否定したとウソを
 言ったということ??

《Q3》伊藤氏からブロックされないためには、澤田石先生は伊藤氏にとって都合の悪いことは言えないのです。
《A3》この見解の気持ちはよっくわかります。上述のように、彼に都合の悪いことを言わないのは、彼の言説についてほとんど知らないからだし、私の知る限りで伊藤さんの問題言説があったとしてもそれが重大な場合のみに限り批判します。伊藤さんは公人なので、彼がトンドモない発言をした時に、「私にとって」だけでなく患者さん達にとって有害ならば私は批判します。この私の言明をあなたが信じない感情・思考・意志が一致しているとしても私は「理解」します。Q3で示したあなたの見解をみて、私はイカニモあなたらしいと感じてしまいました、正直に云いました。それでも貴方の姿勢には感謝してます。


《Q4》澤田石先生は、しばしば「四種類の買収」という言葉を出します。何度か「四種類の買収とは何か?」と質問しましたが、まともな答えは一度も返ってきません
《A4》なんと、これには本心でびっくり。少し考えて私の解説が足りないことに気付きました。言いますね
1)官僚: 天下りの保証。講演、執筆に関する金銭供与
2)政治家: 法的に正当な献金、パーティー券購入。講演、執筆に関する金銭供与
3)報道人・マスコミ: 直接・間接の広告。電通等の広告宣伝会社による運動など
4)学者: 直接ないし間接の企業による研究費援助。講演、執筆に関する金銭供与
 このような四種類の買収を「買収」と表現することの理由は沢山あります。質問したら回答します。あなた自身で考えて下さい。大切なことは企業がそのような活動をすることは当然の生理的現象であり、それらを私は全く批判しません。そんなこと規制すのが国家の役割であります。しかしながら、地球上の大多数の国家は守銭奴企業を規制する役割からどんどん撤退しております。四種類の買収は19世紀の昔から周知の現象てすが、レーガンサッチャーの時代から、四種類の買収が堂々となされるようになり、国(country=state+nation+land)における stateが奴隷化されてきました。この事情については、岩波書店の邦訳『国家の退場』(1993年、スーザン・ストレンジ)が最良の書物なので、もしも真剣に検討する気持ちがありましたらどうか。

「接種後に一年以上も通常の生活不能」という副作用が1万人分の1??

これについて、NATROM様に回答します。申し訳ありませんが、HPVワクチン被害者連絡会の方々へのメールを適宜修正して、お答えとさせていただきます。私の限られた時間のためこうするしかなかったのです。2016/02/10(23:27)

NATROMさんとの対話での私の問い
  「 #HPVワクチン 接種後に一年以上も通常の生活不能の女子が
  一万に一人なら、あなたの娘さんに接種しますか」
これに関して、彼のブログ http://d.hatena.ne.jp/NATROM/00160206#p1
にこうあります
>いいえ。「接種後に一年以上も通常の生活不能」という副作用が1万人分の1
>であれば、接種しません。さすがにワクチンの副作用としては容認しがたい
>レベルです。ただ、「接種後に一年以上も通常の生活不能」という副作用が
>1万人分の1という推測は間違っていると考えます。
 私は「一万に一人なら」のワクチンがこの世にあればとの仮定で問いかけ
ました。さすがにこの問いについては、「いいえ」。
 彼は、HPVワクチン接種後に一年以上も通常の生活不能という副作用が
「1万人分の1」と私が推定したとみなしました。 NATROMさんが意図的に
曲解したとは私は全く思いません。実のところ、「1万人に1人」との
推定はしているのです。この数値についての仮定と簡単な計算は後に
記載します。

彼曰く
>澤田石先生は、ANSM(仏国立医薬品・医療用品安全管理機構)の
>「550万人への接種のうち503人に重篤な副反応が出現」をリツイートして
と。これを根拠として、HPVV接種後の重篤な副反応が約一万分の一と
私が推定したとNATROMさんは推測したのでした。
因みに私のretweethttps://twitter.com/atsukotamada/status/659331158337912832
です。曰く、
>子宮頸がんワクチン、ANSM(仏国立医薬品・医療用品安全管理機構)は、
>2014年4月10日にはサノフィ・パスツール(仏製薬会社)のガーダシルに
>ついて「550万人への接種のうち503人に重篤な副反応が出現」と報告している。
>http://ansm.sante.fr/S-informer/Points-d-information-Points-d-information/Gardasil-actualisation-des-donnees-de-securite-sur-le-vaccin-contre-les-papillomavirus-humains-Point-d-information

重篤な副反応」の定義は諸国により異なり、重篤な副反応には
接種後に高熱を発して数日入院したとかの一過性の事象も含まれ
ますから、「重篤な副反応」のうち、「一年以上も通常の生活不能
はそのごく一部に過ぎません。有害事象の一部が因果関係ありの
副作用と定義されいることは言うまでもありません。フランス語の
当該文書の用語が有害事象なのか副反応なのか、私の語学力では
確認できません。つまるところ、当該報告における
「550万人への接種のうち503人に重篤な副反応が出現」が事実だと
しても、「一年以上も通常の生活不能」の事例が約一万に一人と
はとても言えません。フランスの報告は示唆に過ぎないのです。

                                                                                            • -

そこで本題ですが。「一年以上も通常の生活不能」の方は何人いると
推定されるか。約340万人が母数なので、340人いるかどうか。

以下の数値につきましては、1/27のクローズアップ現代での
表記に依存してます。映像・画像はこちらに

1. 動画⇒ http://www.dailymotion.com/video/x3rc116
(1⇒ https://youtu.be/Urn-XgD1bK8 これは2/9の時点で削除が確認されました
 クローズアップ現代の動画は沢山投稿されてますが、削除は極めて希。
 製造販売会社(GSK/MSD)からして不都合なので早急に対応したのでしょう。
 この事実について、被害者のご家族のブログにコメント⇒ http://ameblo.jp/3fujiko/entry-12126998441.html)
2. 画像、クローズアップ現代の動画、画像のPDF化、参考文献⇒ https://drive.google.com/folderview?id=0B7mnpv5fqkkadFIzRmxabThYamM&usp=sharing
3. 画像⇒ https://30d.jp/sawataishi/11 一括ダウンロード可


厚労省の追跡調査では、2584人に副反応の報告。2015年9月に報告書が
公開。2584人中、発症日・転機が把握できた1735人について調査。
186人が未回復。そもそもこの調査に深刻な漏れ問題あり。
1) 接種から短期間に限定しており、2ヶ月後とかの発症は漏れる
2) 医者が自発的に報告したのであり、医者が関連性を疑い
 なおかつ報告するというハードルがある。かなり漏れるだろう
3) そもそも厚労省は2584人の対象者のうち、七日以内に回復した
 1297人については現状を確認しなかった。回復後に重篤
 症状を呈した酒井さんのようなケースは漏れた。
4) 厚労省は2584人の対象者のうち、連絡がとれなかった
 845人は追跡できなかった。そのような方の中で症状が
 継続している方は漏れた
5) 2584人の対象者のうち、たった442人(六分の一)についてのみ
 追跡調査されて、そのうちの186人が未回復。42%の高率で「未回復」

厚労省の調査だけからの推定
仮定1: 186人の未回復の全てが「一年以上も通常の生活不能
仮定2: 七日以内に回復した1297人のうち、1/100がその後に
症状が出て、未回復でそのすべてが「一年以上も通常の生活不能
⇒ 1297×0.01 = 約13人
仮定3: 845人の連絡不能者の42%が未回復でそのすべてが
 「一年以上も通常の生活不能
⇒ 845×0.42 = 354人
 
 以上の仮定からすると「一年以上も通常の生活不能」の方は
 186+13+324 -->> 計523人
 340万人中523人が「一年以上も通常の生活不能」ならば、
 6500人中一人が「一年以上も通常の生活不能」となります。

仮定1を未回復の半分が「一年以上も通常の生活不能」と修正すると
仮定2と仮定3の数値も半分となるので、
⇒ 1.3万人中1人が「一年以上も通常の生活不能

仮定1〜3はまさに仮定に過ぎません。繰り返しますが、医師が
報告した事例は、あくまで医師が自主的にそうしたのであり、
医師が疑わないと報告はしないし、医者が疑った場合に
わざわざ報告する頻度は半分かも知れない(不明)。

■被害者連絡会のアンケート
NHKクローズアップ現代によると「症状が続いている」方が219人。
被害者連絡会は、患者・家族からの連絡があった患者のみが
対象なので、厚労省への医師による自発的報告よりも更に
少ない蓋然性が高いと思われます。それでも、219人。
あり得ない仮定、つまりすべての「症状が続いている」患者
あるいは家族が被害者会に連絡したとすると、
 一万5千525人に一人が「症状が続いている」」ということに
なります。
そして「症状が続いている」=「一年以上も通常の生活不能
と仮定すると、一万5千525人に一人が「一年以上も通常の生活不能
となります。
 「症状が続いている」患者さんの半数を被害者連絡会が把握して
いると仮定し、「症状が続いている」のうちその半数が
「一年以上も通常の生活不能」と仮定すると、もちろんのこと
同じく、一万5千525人に一人が「一年以上も通常の生活不能」と推定
されます。

以上の考察をまとめます。
厚労省の調査に関する三つの仮定によると
   ●6500人ないし1.3万中一人が「一年以上も通常の生活不能
被害者連絡会の調査についての仮定からすると
   ●一万5千525人に一人が「一年以上も通常の生活不能

以上、二つの調査と私の諸仮定からすると、
   ●一万人に一人が「一年以上も通常の生活不能
との推定が極めて過大だと(少なくとも)断言はできないと
思います。もちろん、私はtwitterで一万人に一人としたら
とNATROMさんに問いかけたのであり、その数値を唱えたの
ではありません。ここに私の推定値とその思考過程を記載
した次第。

■必要なことは全数調査
 約340万人の全数調査なくして、「接種後に一年以上も通常の生活不能
の女子が何人いるかわかりません。厚労省が委託した医師達による
調査結果が今年中には出るのでしょう。GSK/MSDはいろいろと
企業努力するでしょうが、これほどまでに社会問題化していること
からして、企業による歪曲運動はさほど実効的にならないと
私は確信しています。

■被害者連絡会の方々とかにお願い
 連絡会のhomepageとかいろいろ検索しても、
「接種後に一年以上も通常の生活不能」の方が何人いるかを
それなりの根拠で明確にできる資料を見つけることができま
せんでした。池田先生とか、皆様、そのような方の人数に
ついてのご意見・見解・資料につき、教えて頂けたら幸いに
存じます。

■おわりに
 NATROM氏は一万人に一人が「接種後に一年以上も通常の生活不能」なら
受けさせる気にならないと言いました。誰でもそうですね。
実は、私は彼が私の率直な質問に回答して下さるとは予想してなかったのです。
久住英二君 @kusumieiji http://twilog.org/kusumieiji
村中璃子医師 @rikomrnk http://twilog.org/rikomrnk
http://www.rikomuranaka.com/articles/category/articles/medical/vaccine
https://www.facebook.com/rikomuranaka/
ならば、決して一万人に一人がそうであっても容認しますかとの問い
には直接的な回答をしなかったでしょう。
 で、一万人に一人なら駄目なら、2万人に一人ならばOKという
気持ちにはとてもならないと思います。五万人に一人でも、同様では。
私は娘(15才)に接種をさせる気持ちにはなりません。10万人に一人でも。
100万人に一人であって、なおかつワクチンにより子宮頸がんが
1/3に減少したと確定しているならば娘の判断に任せます。もちろん
HPVワクチンが現実世界 real world で子宮頸がんの発症を抑制したか
否かが判明するのはまだまだ先のこと。
 食品とか医薬品に関しては、「疑わしきは控える」との慎重の原則が
適用されます。予防の原則も適用されます。被害を受けた方が
裁判で闘って勝訴したら補償されるというのが、予防の原則を嫌う
守銭奴企業が求めるところ。守銭奴企業群は規制を嫌います。企業
という物体の生理はそのようなもので永遠に変わりません。だから
こそ、国 country の構成要素である国家 state は法令で規制する
大切な役割を有してます。悲しいことに、守銭奴企業群による
四種類の買収はソビエト連邦崩壊後に抑制が外れてしまいました。
私は「アイデアはあるが金がない」人に、「金はあるが儲ける
イデアがなくて、もっと儲けたい」人が金を貸すという
資本主義に大賛成。金儲けのための活動は基本的に良いことだと
私は思います。大切なことはその国countryの一部である
国家state(=中央政府、中央議会、裁判所、軍、警察等)が
守銭奴の行き過ぎを抑制する法令を制定・維持すること。そのため
には主権者である国民の少なくとも十分の一くらいが、私的幸福
だけでなく公的幸福実現のために活動したり言葉を発することだ
と思います。
 日本国の主権者達のうち、公的幸福を実現しようと努力している
割合は残念ながら1%に満たないと思う。なのに、99%の人々は
1%の守銭奴による四種類の買収により、搾取されたり、正当な
権利を行使することが妨げられたり、本来可能な豊かな生活が
できなくなっていると私は思います。
 HPVワクチン問題は、この国の病理から発している有害事象の
一つであります。TPP、原発再稼働、法人税減税のための消費税
増税と教育・社会保障費削減などなど、根は一つ。

ほんとの最後に、これをお読み下されば幸いに存じます
 ■ ワシーリー・グロスマンの言葉を契機に-全体主義守銭奴
   #四種類の買収 を考える https://twishort.com/ErGhc
 
 以上、2016/02/10 23時41分の時点のコメント・回答です
NATROMさん、ありがとうございます。貴兄の質問には時にうんざりしたり、怒りを感じたこともありますが、真摯・謙虚・抑制的な姿勢を高く評価しております。医学・医療についてのスキルが私のごとき「無い科」医師よりはるかに高いことはもちろん最初からわかっております。
 米国の小児科組織がHPVワクチンに深刻な懸念を公的に表明するなど、御時勢はどんどんと動いておりますね。繰り返しますが、私は守銭奴企業の存在を完全に肯定してます。社会主義共産主義も嫌いどころか、理論的にも否定します。けれども日本共産党は大好き。森ゆうこ参議院議員が今年の参院選挙で当選することが私の最優先事項の一つ。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます。


文責: 澤田石 順(秋田高校山嶽部出身) jsawa@nifty.com
    ☆私は専門資格皆無の低「脳力・能力」の無い科医
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   ▼Homepage⇒ http://homepage1.nifty.com/jsawa/medical/
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   ▼所属 (以下の組織と私の意見は無関係)
    全国医師連盟 http://zennirenn.com/
    全国医師ユニオン http://union.or.jp/
    東京保険医協会(勤務医委員会) http://www.hokeni.org/
    医療制度研究会 http://www.iryoseido.com/
    NPO法人 筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)の会 https://mecfsj.wordpress.com/
    線維筋痛症友の会 http://www.jfsa.or.jp/
    ポリオの会 http://www5b.biglobe.ne.jp/~polio/
   ▼職場: 鶴巻温泉病院/回復期リハビリテーション病棟専従医(2002年2月〜)
    〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 0463-78-1311
   ▼自宅:〒227-0048 横浜市青葉区柿の木台10-5-503 Tel/Fax 045-971-3572

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