遠いなつやすみ

7月、8月と、怒涛の大きなおしごとが終わって、ようやくひと息をつく。

あまりにバタバタしてしまって、夏の旅行の計画からもすっかり出遅れてしまったので、今年のお盆休みはほんとうにのんびりだらだらと過ごすことにした。ここのところずうっと週6勤務・深夜残業が続いていて、自分の時間がこうやってちょっとできただけでもほんとうに奇跡のようなみずみずしい気分になっている。

今年は銀座、六本木と大きなイベントが続いて、気の遠くなるような夏だった。ぶじに終わってほっとしたし、自分でもいい経験になったと思うけど、不思議と達成感みたいなものはあまりなくて、余韻をかみしめる間もないまま、また次に進んでいるかんじ。しっかりリフレッシュして、またペースを取り戻さなくちゃ。

ドイツ時代にお世話になった美容師さんが代官山で新しいお店を始めたので、ひさびさ髪を切ってもらいに行く。出てくるのは当時のムチャ話やアホ話ばかりでたのしい。帰ってきてもみんながんばってるなーと、すごくパワーをもらった。

かき氷やさんめぐりが最近のもっぱらのたのしみ。今年も幼なじみと恒例のちもとへ行っていろいろ話した。写真は近所の甘いっ子。わたしにも、ようやくの夏。


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みそじ記念日

なんだかんだと30歳になりました。信じられないね、みそじだって。メールやら、電話やら、メッセージをくれたみなさま、たくさんたくさんありがとうございました。

もっと感慨深くなるのかなーとか思っていたけど、実際30になってみたら、そんなに変わんないや。むしろ真新しい1ページみたいなちょっと新鮮な感じがしてる。新1年生、まっさらな気持ちでまたがんばろうとおもいます。

30代になると仕事はちょっとやりやすくなるのかなあと思う反面、コンカツとか、適齢期とか、周りの反応はやっぱりいろいろです。個人的にはなるようにしかなんないよなーと思うんだけど、周りにあまりに言われるのでいろいろ考えたりはするよ、ぼちぼち。仕事もプライベートも、これからいろんな選択があると思うけど、いつもポジティブに、フラットな選択ができるようにはしたいなとおもってます。

あと、だんだん凝り固まる自分の価値観みたいなものをどんどん崩せるようにしたい。新しいことに興味を持ったり、いろんな意見を耳に入れたり、あたまのやわらかいニュートラルな人でありたいなと思います。むずかしいんだけどね。

あたらしいdecadeのはじまり、この10年が明るくハッピーになりますように!

パウル・クレー展

平日休みが取れたので、国立近代美術館のパウル・クレー展を観にいく。しょっちゅう前を通っていたのに、実は来るのってはじめてで。イノセントで幾何学的なクレーの難解さをわかりやすく解説していて、アットホームないい展示だった。

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ドラマあれこれ

今期はひさびさにあらしさんのドラマがなくて、毎クール誰かしらドラマやってたすごさみたいのをじわじわ実感してる。あまりテレビに振り回されたくはないけど、家に帰っての週1のたのしみがひとつ減ったのはさみしいなあ。

とりあえず、今期は「生まれる。」(全力おおくら押し!)、「マルモのおきて」(阿部サダヲはてっぱん!)、「JIN」(なにげに幕末好き)、「鈴木先生」(テレ東ってとこがもうチャレンジ)、「犬を飼うということ」(あまりの暗さに早くもザセツしそう…)、あたりを見はじめてますが、実際どこまで見れるかなあ。

あと、朝ドラの「おひさま」がちょうおもしろいです。時代的に乙女すぎて、たまにおいてきぼりをくらいますが、細かいキャストまでいちいち豪華なので、みていてたのしい。毎朝ほんわかします。

そういえば冬クールについて全然触れてなかったので、いちおう書いとく。<あいばーてんだー>
あいばーさんのドラマっていつもストーリー云々より別の感覚でみてる気がする。毎度たいしたことやってるわけじゃないんだけど、あのたどたどしさが逆にほっこりするというか。尾美としのりとか光石さんとか荒川良々とか脇のひとたちも結構よくて、なんかあれ、これ別のあらしさんドラマで見た組み合わせだぞ的な感じは正直あったけど、あいばさんならではの安心男子クオリティーで楽しかった。<デカワンコ>
多部ちゃんだいすきなんだけど、あまりに奇抜な設定に半信半疑で見始めたら、なにげにいちばんおもしろいドラマだった。13係の面々のあのノリがいいよね。こうゆう土9の醍醐味みたいな挑戦的なドラマ、またやってほしい。<たいせつなことはいろいろ>
ざっくり見てたけど、なんだか心理描写のまったく読めない(というか繋がらない)、ある意味、画期的なドラマでした。わたしの興味は戸田恵梨香嬢でも麻里子サマでもなく、こんだけ心理描写ぐらぐらでどこまで魅せるか、みたいな最後はもう別のベクトルに(笑)

いちねん、にねん


遠くに住む友達から節目の手紙なんぞをもらって、ひさびさに手紙の返事なんてものを書きながら、そういえば節目の4月だったんだなあ、なんてことをなんとなく考えた。気づいたらもう5月だって。はやいね。

あんまり関係ないけど、最近仕事のコンセプト作りで「手で書くことのぬくもり」みたいなことをずっと考えている。ひさびさのカルスタというか、哲学的思考すぎてもう訳がわからないレベル。手で時間をかけてあれこれ巡らせながら書く(描く)からこそじっくり考えること、手で書いたからこそ残る記憶や記録、時間をかけて届けるからこそ伝わること、手紙なんてその最たるものだよね、と自分でやってみてふと気づく。

ゴールデンウィークのはじまり、今年はあまり遠出する気分でもないし、近場で地味に遊びながら、空いた時間は今の部屋と実家の整理整頓と模様替えに費やすことにした。実家はもうすぐ建て替えってこともあるんだけど(預けっぱなしのスーツケースとか大量のまんがとかマジなんとかしなきゃ)。とりあえず、今のところ、今の部屋は2日かけてがっつり断捨利して、すっきり。ものがシンプルになったら、なんだかちょっと気持ちも軽くなった。手元に置いておきたいたいせつなものなんて実際ほんのちょっとなのだ。

ドイツから帰ってきてまる2年、今の会社に移ってまる1年。きっといろんなことを整理する時期にきているのだとおもう。いつの間にか、日本に馴染めるかななんて不安がよぎることもなく、いろんなことを後回しにしてひたすら走ってきた感じがする。前に進めているのかはよくわからないけど、だいじなものを見失わないようには走っていたい。あと3ヵ月で30さい。