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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

デジタルアーカイブの新展開

  • 時実象一. デジタルアーカイブの新展開. 勉誠社, 2023, 320p.

デジタルアーカイブの新展開
主な内容は以下の通りです。

はじめに
第1章 災害とデジタルアーカイブ
第2章 文化を保存するデジタルアーカイブ
第3章 メディアを保存するデジタルアーカイブ
第4章 3DとAIが記録する世界
第5章 デジタルアーカイブは生きている
第6章 おわりに デジタルアーカイブの周辺
あとがき

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101373

地域でつくる・地域をつくる メディアとアーカイブ

  • 松本恭幸編. 地域でつくる・地域をつくる メディアとアーカイブ. 大月書店, 2022, 272p.

地域でつくる・地域をつくる メディアとアーカイブ
主な内容は以下の通りです。

第I部 地域の情報環境整備
 第1章 官民連携による地域のコミュニケーションデザイン…松本恭幸(武蔵大学)
 第2章 格差のない読書機会を享受できる社会へ…荒井宏明(一般社団法人北海道ブックシェアリング)
 第3章 地域の情報拠点としての図書館…嶋田 学(京都橘大学)
 第4章 新しい地域メディアとしての市民参加型「本屋さん」…鈴木賀津彦(昭和女子大学)
第II部 地域からの情報発信と交流の場づくり
 第5章 地域情報サイトの動向と展望…松本恭幸
 第6章 市民メディア全国交流集会…関本英太郎(東北大学名誉教授)
 第7章 コロナ禍に生まれた共感メディア…兼古勝史(放送大学)
 第8章 地方のNPOによる情報発信と地域の場づくり…畠山茂陽(NPO 法人ファイブブリッジ)
 第9章 江古田映画祭…田島和夫(古美術& ギャラリー古藤)
 第10章 大学生による地域の映像制作…坂本 旬(法政大学)
第III部 地域の記録と記憶の継承
 第11章 地域におけるコミュニティアーカイブの構築に向けて…松本恭幸
 第12章 地域のアーカイブコンテンツの持つ潜在的可能性…宮本聖二(ヤフー株式会社)
 第13章 リレー型デジタルストーリーテリングと記憶の共有…土屋祐子(桃山学院大学)
終章 持続可能な地域社会のデザインに向けて…松本恭幸

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b602377.html

デジタル時代における民主的空間としての図書館、アーカイブズ、博物館

  • 久野和子監訳. デジタル時代における民主的空間としての図書館、アーカイブズ、博物館. 松籟社, 2022, 256p.

主な内容は以下の通りです。

1 はじめに 物理的な場所とバーチャルな空間:デジタル時代における図書館、アーカイブズ、博物館
第I部 政策
2 LAM機関:サービスと利用についての立法と統計の国際比較
3 デジタライゼーション(業務デジタル化)要請:LAM政策における技術の神聖化
4 諸制度はデジタル化へ向かう
5 LAM部門におけるデジタライゼーション(業務デジタル化)のためのノルウェーの国家政策:その要請と実施
6 ヴィシェグラード諸国におけるデジタル化の組織と資金調達
7 ノルウェー文化政策における制度的収斂と分散:中央政府のLAM組織1999-2019
第II部 職業
8 LAM専門職員と公共圏:図書館司書、アーキビスト、学芸員は公共圏における各機関の役割をどのように認識しているのか
9 図書館、アーカイブズ、博物館における利用者の参加と関与に関する認識と意味
10 「いいね!」「シェア」「コメント」公共図書館や美術館によるフェイスブックの利用:ノルウェー・トロムソの事例研究
11 書架の間を読む:人生と仕事から見る図書館
第III部 利用者
12 デジタル時代におけるLAM機関の利用
13 ドイツにおける図書館と民主主義: 一般人と専門職との認識の対比
14 公共図書館での民主的な共生、小さな公共、そして参加による解放
15 いる、学ぶ、活動する:子どもたちの宮殿? 利用者の視点から見たトゥイーンズ・ライブラリー
16 ノルウェーにおける図書館とサーミの人びと─同化と抵抗
17 ウィキ作業の喜び:デジタル環境における職人意識、フロー、自己外在化

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.shoraisha.com/main/book/9784879844354.html

デジタル時代のアーカイブ系譜学

  • 柳与志夫監修. 加藤諭; 宮本隆史編. デジタル時代のアーカイブ系譜学. みすず書房, 2022, 280p.

デジタル時代のアーカイブ系譜学
主な内容は以下の通りです。

はじめに  柳与志夫
序章 デジタル時代のアーカイブの諸系譜をたどるために………加藤諭・宮本隆史
第一部 アーカイブの系譜を解きほぐす
1 アーカイブの概念史………加藤諭
2 アーカイブの技術史………大向一輝
3 博物館・図書館・文書館から見たアーカイブ史………嘉村哲郎・加藤諭・福島幸宏
第二部 多様なアーカイブの文脈を紐解く
4 自治体史とデジタルアーカイブ………福島幸宏
5 研究者から立ちあがるアーカイブ………宮本隆史・加藤諭・福島幸宏
6 文化活動の側面を持つアーカイブ――祭の記録から動画投稿まで………鈴木親彦・谷川智洋・加藤謙信
第三部 アーカイブをメディアとして読み解く
7 複製技術とアーカイブ――日本における文書複製・保存技術の歴史的系譜………阿部卓也
8 デジタルテキストのメディア特性………中村覚・宮本隆史
9 コミュニティの想像とアーカイブ………稲葉あや香・宮本隆史
終章 まとめと展望………加藤諭・宮本隆史

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.msz.co.jp/book/detail/09555/

地域資料のアーカイブ戦略

  • 蛭田廣一編. 地域資料のアーカイブ戦略. 日本図書館協会, 2021, 160p.

地域資料のアーカイブ戦略 (JLA図書館実践シリーズ 46)
主な内容は以下の通りです。

1章 地域資料とデジタル化
2章 地域住民と協働したデジタルアーカイブ
3章 学校教材としての地域資料のデジタル化
4章 地域資料のオープンデータ化と活用
5章 デジタルアーカイブ福井の展開
6章 民間資料の保存をめぐる現状と課題-多摩地域を中心に
7章 図書館の地域アーカイブ活動のために

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.jla.or.jp/publications/tabid/87/pdid/p11-0000000581/Default.aspx

アーカイブの思想: 言葉を知に変える仕組み

  • 根本彰. アーカイブの思想: 言葉を知に変える仕組み. みずず書房, 2021, 320p.

アーカイブの思想――言葉を知に変える仕組み
主な内容は以下の通りです。

第1講 方法的前提
第2講 西洋思想の言語論的系譜
第3講 書き言葉と書物のテクノロジー
第4講 図書館と人文主義的伝統
第5講 記憶と記録の操作術
第6講 知の公共性と協同性
第7講 カリキュラムと学び
第8講 書誌コントロールとレファレンスの思想
第9講 日本のアーカイブ思想
第10講 ネット社会のアーカイブ戦略
エピローグ

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.msz.co.jp/book/detail/08970/

映像アーカイブ論: 記録と記憶が照射する未来

  • 辻泰明. 映像アーカイブ論: 記録と記憶が照射する未来. 大学教育出版, 2020, 172p.

映像アーカイブ論‐記録と記憶が照射する未来‐
主な内容は以下の通りです。

はじめに─ 映像アーカイブと情報メディアの革命─
第1章 映像アーカイブの意義と多様性
第2章 映像アーカイブの生成と類型
第3章 映像アーカイブにおける資料の特性
第4章 映像資料の利用とコンテンツの再生産
第5章 映像資料の情報記述
第6章 映像資料に関わる諸権利
第7章 映像リサーチャーの機能
第8章 映像アーカイブの進化と課題
終わりに─ 過去を制する者が未来を制する─

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.kyoiku.co.jp/00search/book-item.html?pk=1016

神奈川県立公文書館の事務嘱託員募集

神奈川県立公文書館が、事務嘱託員1名を募集しています。
仕事内容は以下の通りです。

古文書の整理等に関する業務、及び一般事務
・古文書(近世以降の文書)の読解、整理等
・閲覧室での窓口対応、電話対応、資料出納等
・その他一般事務

学歴と必要な経験等は以下の通りです。

学歴 必須 大学以上
専攻について
日本史学を専攻し、近世・近現代文書に関する知識を有すること
必要な経験・知識・技能等
必須
古文書(近世以降の文書)の読解、整理等の業務を遂行できる能力等を有し、公文書館に類する機関において、古文書読解、整理の実務経験が4年程度あること。
〇必要な経験・知識・技能等で公文書館に類する機関において記載された実務経験を有しない場合は、大学・大学院等で歴史学又はアーカイブズ学を専攻し、それらの専攻に係る大学院修士課程修了以上の学歴を有すること(令和6年3月修了見込の者を含む)。

詳しくは、ハローワークのサイトをご参照ください。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/GECA110010.do?screenId=GECA110010&action=dispDetailBtn&kJNo=1401015233941&kJKbn=1&jGSHNo=axRFySGhyG16XTJplVB%2F5w%3D%3D&fullPart=2&iNFTeikyoRiyoDtiID=&kSNo=&newArrived=&tatZngy=1&shogaiKbn=0

東京文化財研究所の研究補佐員募集

東京文化財研究所が、有期雇用職員(研究補佐員)3名を募集しています。
勤務内容は以下の通りです。

研究所より発信する文化財アーカイブズに関する調査研究作業の補佐。
1 図書・資料・アーカイブズの登録業務。
2 資料閲覧室におけるカウンター業務,図書・資料・アーカイブズ出納等の業務。
3 資料閲覧室所蔵資料に関する調査・分析・サイト作成業務。

応募資格は以下の通りです。

1 美術史,文化財保存学,図書館学,アーカイブズ学等に関連する分野の大学院卒業,もしくは同等以上の学歴を 有すること。
2 業務遂行に必要なPCスキルを有すること(MS Word,MS Excel等)を有し,実務ができる者(取得した免許・ 資格は必ず履歴書に記載のこと)。
3 令和6年6月1日より勤務が可能な者。早期採用可能。

応募締切は令和6年4月15日です。
詳しくは、同研究所のサイトをご参照ください。
https://www.tobunken.go.jp/japanese/recruit.html#20240415

外務省の任期付職員募集

外務省が、外交史料の編さん分野に関する任期付職員1名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

 外交史料の編さん分野に関して、外交史料館にて、外務省が昭和11年以来編纂刊行している外交史料集『日本外交文書』の編纂業務を以下のとおり行います。
(1)刊行テーマに関する文献・論文等の分析、調査事項・対象ファイルの選定業務。
(2)調査対象ファイルの解析、書誌情報の電子データ作成業務。
(3)『日本外交文書』編纂委員会への調査報告、同委員会の助言を踏まえた重要文書の選定業務。
(4)原稿作成・刊行作業の工程管理、原稿全体に対する校正業務。
(5)その他、外交史の知見等を生かして外交史料館の諸業務に参画。
(注)上記の業務はあくまでも一例であり、具体的に担当いただく個別の業務については、採用予定者の経歴・適性や、外交史料館が所掌している業務の進展状況を踏まえ、改めて決定します。

応募資格は以下の通りです。

(1)民間企業もしくは独立行政法人等において、史料の分析・調査ないしは史料の管理・整理に関する実務を通算4年程度経験していること。
(2)原則として大学院修士課程修了以上の学歴を有する者。
(3)日本外交史、日本近現代史(政治・外交などの分野)及び国際政治等の専攻分野で学識を有し、わが国外交文書など近現代史料を活用した研究実績があることが望ましく、これら史料の編纂・管理等に関する実務経験、または公文書館等における実務経験のある者。
(4)手書き文書を含めた歴史資料に関する一定の読解力を有すること。
(5)当該採用期間にわたり、継続して勤務が可能なこと。
(6)日本国籍を有し、外国籍を有しないこと。

申請締切は令和6年3月29日です。
詳しくは、同省のサイトをご参照ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/da/pagew_000001_00293.html

「文化財レスキュー」拠点開所 能登の被災家屋から古文書や民具救出を推進

『東京新聞』のサイトの2024年3月12日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/314660
能登半島地震で被災した文化財を救出する「文化財レスキュー」の能登地方での拠点となる、国立文化財機構文化財防災センターの現地本部が、石川県能登町の柳田公民館内に開所したそうです。

震災13年 岐路に立つデジタルアーカイブ 東北大・柴山氏に聞く

『いわき民報』のサイトの2024年3月8日付の記事です。
https://iwaki-minpo.co.jp/news/2024/03/293629/
東日本大震災から13年を迎える中で、当時の写真や動画をインターネット上で公開する「デジタルアーカイブ」が岐路に立っている、としています。

学術シンポジウム「これからの地域資料データの継承・共有を考える 〜地域や組織を横断した資料データ共有の仕組みの実現を目指して〜」【3/29】

標記のシンポジウムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、合同会社AMANEのサイトをご参照ください。
https://amane-project.jp/post-1461/

日時 2024年3月29日(金)13:30 〜15:30
会場:山形大学小白川キャンパス人文社会科学部1号館103教室・オンライン配信
定員:80名
主催:山形大学附属博物館・合同会社AMANE
後援:国立情報学研究所・研究データエコシステム構築事業推進センター(予定)
プログラム
1.趣旨説明 堀井洋 (合同会社AMANE)
2.報告: 
「デジタルデータによる地域アーカイブ集積の実践と課題」
小幡圭祐(山形大学附属博物館)
「地域資料を対象とした3Dデータ生成の現状と展望」
小川歩美(合同会社AMANE)
「新しい地域資料の保存と継承に向けて:ボーンデジタル地域資料への着目から」
大月希望(東京大学大学院学際情報学府博士課程・合同会社AMANE)
「奥会津デジタルアーカイブ開拓記:地域データ保存・活用準備段階における課題」
榎本千賀子(新潟大学人文学部) 櫻澤孝佑(奥会津振興センター)
「自治体の統廃合による地域資料の保存・継承での現状と課題」
卓彦伶(北海道大学大学院文学研究院)
「Hu-Gene : 地域デジタルデータは白い象とともに」
佐藤琴(山形大学附属博物館)
3.ディスカッション 
 「地域や組織を横断した資料データ共有の仕組みの実現を目指して」
 コーディネーター:高田良宏(金沢大学)