Portfolio Site

Now, I made my portfolio site that introduces my various works. Additionally, I will write blog articles there. Please check my site.


自分のポートフォリオサイトを制作しました。これまでの制作物の紹介のほか、ブログもそちらで記述するつもりです。ぜひご覧ください。


Shibusawa Rocket Online Portfolio

MFT2015に出展

2015年8月上旬に開催されたMaker Faire Tokyo 2015にて、自作の「箱庭生物」と「ドール用地震シミュレーター」を展示・実演しました。


▼新作は「箱庭生物」。箱に入った毛むくじゃらの生物で、撫でようとするとモゾモゾ動きます。


中国に滞在していた関係で若干小粒の作品ですが、見て頂いた皆様、驚いたり笑ったりととても嬉しい反応を下さいました。特に子供は怖がってる子がけっこういましたね。
仕組みとしては箱の手前側の面に静電センサが入っていて、手が近づくとサーボを動かす、という単純なモノです。しかしサーボを2軸にし、さらに毛むくじゃらにすることで、非常に怪しげな見た目・反応が実現できました。



▼「ドール用地震シミュレーター」は2014年に展示したものと同じで、人形をミクさんにしました。


本作は2年連続の出品ではありますが、1度の展示では見る人も限られるので、複数回出せて良かったと思います。今回も見た方の反応は様々で、非常にツボに入る方も時々いらっしゃって、私も興奮しました。ドール用の乗り物も含めこのシリーズ、続けてゆきたいです。

Maker Faire 深圳 2015 に行きました

6月中旬に中国で開催されたMaker Faire 深圳に行きました。丁度社用で上海に滞在中でしたが、個人的に20日と21日の2日間、国内旅行ということで見てきました。

(※記事化するのがだいぶ遅れ、この記事は2016年5月に書いています。)



まだ6月なのに灼熱の暑さ。展示の大半は屋外で大変なのですが、それでも凄い人出でした。


まずは、気になったものを簡単にご紹介。


▼会場の真ん中で行われていたロボット格闘技大会みたいな。観客も大勢いてかなり盛り上がってました。


▼空気圧を利用して、細かいものを掴むための装置。


▼リュック型の、屋外で使える空気清浄機。きれいな風が口元に来るらしい。1000ドルということで、見てる人が「高い!」と言ってました。


▼一見ラジオのように見えますが、空気成分を表示する装置。これも中国ならではのニーズからの発想だろうか。


3Dプリンタを参考にしたっぽい、動かせる迷路ゲーム装置。


▼水槽を洗うロボット。来月キックスターターに出すと言ってました。99ドルとのこと。


▼トランク型になるモビリティ。かなり重かったですが、実際に走ります。


▼こちらもスーツケース型の乗り物。数十分の充電で10km走るとのこと。


▼オムツ用のセンサー。1個30ドルでスマフォと連携させて使用。パッケージもなかなかキレイです。



▼中国唯一の民間宇宙会社。



▼ブロックでプログラミング的なものはいくつかありました。


▼南京の小学校も出展してました。人形を振ると画面のキャラがジャンプします。


▼日本のスケトロニクス、筋電義手は大人気。ここまで完成度が高いモノは他にはあまり見かけなかった。



全体の印象としては、考えたものをプロトタイピングする力、試作力に力強さを感じました。その上でアイデアに本気で取り組み、出展する事で反応を探りながら投資やキックスターターでのバックを呼びかけていて、その野太いエネルギーが印象的でした。この辺、東京のMFとは大分違いますが、Bay Areaで出展していたスタートアップ達とは共通する魂を感じました。欲望のエネルギーとでも言うんでしょうかね、私も大いに刺激を受けました。


あと、会場内では英語が通じるのも意外でした。中国は上海のような大都市でも、ほとんど英語は通じません。でも会場の出展者は大体英語が通じまして、むしろ私が下手なくらい。日本と違い、ブースでは丁寧なPopで説明するより会話メインなので、直接聞かないとなんだか分からないものも多いです。フォーラムの講演も英語でしたし、中国でも、こういうイノベーションの場では英語必須なんだなーと思いました。


今後、深圳Maker Faire がどうなってゆくのか私は分かりませんが、巨大な人口を擁し、かつ香港の隣という好立地。さらに工場群に電気街もあるとなれば、とてつもない可能性があるように思えました。最近元気が無い日本の電機メーカーも、この深圳という都市と上手く付き合って行けたらなー、なんてことも夢想したり。

Jinqiao Mini Maker Faireに行きました

4月上旬から長期出張で中国の上海に滞在しています。で5月2日に上海でJinqiao Mini Maker Faireというのがあることを知り、事前登録して行ってみたので簡単にレポートを。


▼開催地はConcordia International Schoolという外国人学校。上海とは思えない、閑静な良い所にありました。


▼入り口。


▼食堂の展示。ライトニングトークなんかもやっていて、ここがメインの会場。


▼廊下でも展示。


▼体育館では広い場所を使う展示が行われてました。


▼これはスマホでトースターをONにしてパンを焼くハック。モーターを回転させて、物理的にトースターのスイッチをONにするのが楽しい。


▼レゴで作られた手動の販売機!コインを入れて引き出しを開けると、M&Mが出てくる!!


▼LEDで光るドローン。実際に操縦して飛ばせるとのことで、夜は綺麗だろうな〜。


▼いろいろ作っています。


▼体育館で行っていた、紙でロケットを作ってペットボトルの空気圧で飛ばす、参加型の展示。Maker Faire Bay Areaでも同じ様なのがありましたが、やはりこれはテンション上がるんだろうな〜。


▼出た〜!白衣の怪しい兄ちゃん(笑)。MAD SCIENCEというグループの出展です。白い煙に子供も楽しそう。


▼こちらもMAD SCIENCE。お姉さん達が油と洗剤で何か実演してました。子供たちが興味津々で見てました。


▼雑誌からのコラージュで、しおりを作っていた女の子。ちなみにこの子も含め、この学校の生徒の出展が多かったみたい。


といった感じで、出展者も一般参加者も子供・学生(それと彼らの親)たちが主役のMaker Faireでした。スタートアップっぽい出展者も若干いてライトニングトークもしてましたが、メインではない印象。

これはMaker Faire TokyoBay Areaとも違う方向性で、学園祭とホームパーティを混ぜたイベントとでも言うか、Maker Faire文化の一端をまた知ることができました。

一方、同じ中国でも深センMaker Faireは全く違って、ベンチャーやスタートアップがメインとも聞いているので、そちらも行ってみたいと思っています。


Maker FaireはこのJinqiaoに限らず、子供達に対する教育や啓蒙を主眼に置きつつあります。Maker Faire Tokyoの開催が、日本の子供達の夏休み中の8月開催となったのもその一環かと。この流れが例えばギークおじさんやニコ技の「作ってみた」的なノリと共存してゆくのか、距離を置いてゆくのか気になるところ。

ドール用地震シミュレーターをMFT2014で展示

2014年11月下旬に開催されたMaker Faire Tokyo 2014にて、自作のドール用地震シミュレーターを展示・実演しました。
I made a device that is the earthquake simulator for 1/3 dolls.


D

Youtube


この装置の目的は、ドールをより深く愛玩すること。ドールがグラグラ揺れている様を見て楽しむ、鑑賞のための装置です。実際の地震を再現しているわけではありません。
Indeed, the purpose of this device is to appreciate swingy dolls. It isn't an accurate simulation of earthquakes.



ドールは基本的に固定して飾り、眺めるモノです。この装置は、ドールをあえて動かすことで人間とドールとの関係を変えます。これまでと違うドールの楽しみ方を提案しています。
Basically, dolls are just placed when they display for devotee. However, this device redefines that relationship by swinging, and proposes how to have fun with dolls.



揺れはサーボモータとクランク機構で実現。制御にはArduinoを使用。ツマミで揺れの大小を制御することも可能。また、設定されている揺れの強度をアナログメーターで表示します。
Swinging are implemented by servomoters and crank. They are controlled by Arduino Mega and intensity of swinging is able to adjust by volume. Additionally, intensity is displayed on the analog meter.



ドール自体は既製品で、1/3サイズ(全高約60cm)のボークスのDDを使用。それと机の上のカップを除けば、あとは自作です。テーブルや棚も1/3イメージで作りました。
The doll is ready-made goods that has been sold by Volks in Japan. And except for cups and dishes, a table, shelf and others were made myself 1/3 size.



MFT期間中は多くの人に見て頂けました。幅広く受けたというより、一部の人に印象深いモノになったと思います。中には今回のMFTでこれが一番だと仰る方もいて、作って良かったと思いました。
This project was exhibited at Maker Faire Tokyo 2014, 23rd and 24th November 2014. A lot of people saw this for a term. Much to my delight, some visitors said that this had been the best project at MFT !



なお、昨年制作したドール用のセグウェイ風の乗り物も、同時に展示しました。
In that terms, Doll’s Mobility that is my project in last year was concurrently displayed.




以下、制作過程を簡単に。
I wrote the making process of this project below briefly.


▼最初のアイデアの落書き。
A first idea.


ポンチ絵
A cartoon.


▼サーボとArduinoで基本的な部分の検証。
Confirmed the servomoters and Arduino.


▼工作物全体の寸法出し。
Design of parts for the project.


▼板材切り出し(外注)。
Cutting of lumber by outsourcing.


▼ヘルメットの3D図。
3D CAD of a helmet of a doll.


▼出力したヘルメットを被ったところ。素材はホワイトアクリル。
Outputted helmet was made from white acrylic.


▼ヘルメットは塗装して、完成。
Helmet was painted.


▼床板にフローリング風のシートを貼る。
Wooden floor seats were stuck for the floor lumber.


▼土台の板に、網戸用の戸車を取り付け。
Door rollers were attached for the base lumber.



▼戸車の上に床板を載せたところ。
The floor lumber was mounted on the door rollers.


▼L字金具で壁板を取り付け。壁板には本物の壁紙を貼った。
A wall lumber posted real wall paper was installed by clasps.


▼テーブルトップを塗装。
I painted for a table top.


▼脚も金具で取り付けてテーブル完成。
Legs were attached for the table top by clasps.


▼サーボと床板をクランクで接続するため、円形のサーボホーンを加工。
Servo horns were refurbish for cranks to connect servos and the floor lumber.


▼こんな形で、金具を使用し床板の裏面にクランクを取り付ける。
The cranks were attached to the flip side of the floor lumber by clasps.


▼サーボと床板を接続。配線の半田付けも。
Connected the servos and the floor lumber. Besides the wires soldered.


▼ゆれ強度設定装置もつくる。
I made an intensity adjuster too.


▼完成、展示!
Completed and displayed !




最後に、本プロジェクトを記事にしてくれたブログなどもご紹介。ありがとうございました。
I'd like to cover some blog articles that wrote up my project. I'm so glad!



Maker Faire Tokyo 2014 in 14 Minutes(MAKE)
MAKEファウンダーのDaleのMFT2014紹介動画。4:15くらいに登場。


Check out the weird and wonderful creations from Maker Faire Tokyo 2014(TECH IN ASIA)
下のほうで紹介されています。去年作ったDoll's Mobilityも。


テクテクした一日(海の響きを懐かしむ)
「個人的にもっともグッと来た」とのことで、ありがとうございます!


2014年11月27日 Maker FaireYAHOO! JAPAN 幻冬舎plus)
辛酸なめ子さん来てくれてた!ちなみに、ドールは手作りではなく既製品です・・。


Maker Faire Tokyoで出会ったハードウェアベンチャーたち(Makers Love)


Maker Faire Tokyo 2014に行ってきましたPONTAの工房)


羽ばたき飛行機やロボット、VR、光陶芸やゾンビメイク−「Maker Faire Tokyo 2014」フォトレポート(ものテク)


Maker Faire 行ってきました(JH1LHVの雑記帳)


メイカーの祭典『Maker Faire Tokyo 2014』レポート(ICON)

ドールでスカートをめくる実験装置 The Experimental Device Flipping up a Skirt

ドールのスカートをめくることで、本物のスカートをめくることができる実験装置を作ってみました。


D


仕組みは簡単で、曲げセンサーとサーボ&釣り糸を使った工作です。



1)まず、ドールのスカートの内側には曲げセンサーが装着してあります。



2)スカートをめくるとそれがArduinoに伝わり、接続しているサーボに伝わります。



3)サーボは回転してテグスを引きますが、このテグスは本物の(大きいほうの)スカートにピンで結び付けられています。よってドールのスカートをめくると、本物のスカートも一緒にめくることができるのです。
※ちなみに彼女たちがチアリーダーのコスチュームなのは、私の好みです。



ということで、ややセクシャルな工作ではありますが、たまには良いかと。



This is a doll that can flip up a real skirt.
1. A flex sensor attached inside the skirt of the doll is connected Arduino.
2. If you flip up the skirt (a flex sensor bended), then a servo connected Arduino rotate.
3. The servo pulls fishing line that pinned with the real skirt. And so you can flip up the skirt by the doll.


By the way, I love cheerleaders that's why they've worn the cheerleader costumes.

Exploratoriumを見学

Maker Faire見学のついでに、2日ほどサンフランシスコ市街に観光に出かけました。市街へはCaltrainで50分ほど。電車の本数は少ないです。
これはホテル近くのHayward Park駅。何も無いですね。


個人的に一番面白かったのは、Exploratorium(エクスプロラトリウム)という体験型の科学館。



日本の科学未来館に近い施設ですが、企画展よりも常設の体験可能な展示に相当な力が入っており、その点数は1つ1つ見ると丸一日かかる位。私が行ったのは平日でしたが、子供たちが大勢来てはしゃぎながら装置を動かしたりしていました。

















プリミティブだけど、手を動かして体験するという展示が中心。Maker的な博物館だなと思いました。日本の科学未来館にも期待!

こちらにもExploratoriumについての記事があります。