語楽カフェ

趣味としての外国語学習

husband と wife

今日の英語、husband、wife。


ドイツ語の勉強に使っている Duolingo で「her wife」というような表現が出てきて感心したという話を前に書きましたが、昨日はイギリス人の同僚から「his husband」というのを聞きました。

男性の同性パートナーを指してそう言っていたのですが、その際は「同性カップルでもhusbandとwifeの役割があるのか?でもそれは外部からは見えないし。夫と妻の役割の固定という考えは時代遅れではないか?」などと考えていました。

ネットの辞書でhusbandを調べてみると
the man that you are married to
とありました。

あなたが結婚した相手の男性

(ここの『男性』の定義も難しいところですが)

であれば、男性同士のカップルであれば2人とも相手にとってはhusbandで、女性同士の場合は2人ともwifeということですかね?

 

husband には「節約する」という動詞の意味もあります。
wife にはそのような意味はありません。
世のお父さんがお小遣い制なのはこれによります。

ウソデスケド

英語の二重否定

友人のFacebookの板で英語の二重否定で盛り上がってました。

 

興味あるのは「disagree」などを否定で捉えているけれども、それは単に方向が違うだけで、「agree」と同列なのではないか(その意味では「agree」が「disagree」の否定形とも言える)

そうは言ってもdis-という否定の接頭辞があるからというならば、against は否定かということも考えると面白いのではないか。

 

「否定」というとネガティブなイメージがありますが方向が反対なだけではないか(「反対」にもネガティブなイメージがありますが)
  
ダイバシティが語られますが「人と違う」という時の「違う」が「間違う」などでも使われていることが、人と違うことは間違ったことだというイメージを与えている点もあるのではないかと思っています。

 

「マイナス」が付いたポジティブな言葉ってありますかね。マイナス思考、プラス思考と言ってる時点で難しそうなお題。

マイナンバーのマイナちゃんとか名前がよくないですね。
マイナスの4分の3まで行っちゃってるから。

マリナーズをひらがなで手書きで下手くそに書くと「まいなーす」が出てくるような気がします。

 

再開

 
諸般の事情でしばらくプライベートモードにしていましたが、再度パブリックにしました。
 
ACCAのDipIFR のテキストは新しいのが出ましたが、日本のAmazonでもUKのAmazonでも売り切れになっています。


 
IFRSの基準の変更に合わせてシラバスが毎年変わるので、テキストが出るのをみんな待ち構えていたと言うことでしょう。
本来であれば試験日時点の最新の基準による試験をすべきかも知れませんが、そうなると受験者の負担が大きいので1年に一回の基準日をベースに試験を1年間行います。
これはACCA(英国勅許公認会計士)の試験と同じ運用です。
 
版元のBPPではなぜか古い版のままです。
こちらからは電子書籍版も買えるようですが、書き込みすることを考えるとやはり紙のものが良いと思います。
 
ICAEWやACCAのIFRS Certificate は取ったは良いがその後の目標がないと言う方には現状はこの試験しか選択肢が無いような気がしますが、あまりにも難易度が上がりすぎでハードルは高いです。

ニホン英語は世界で通じる

ニホン英語は世界で通じる

 

ニホン英語は世界で通じる (平凡社新書)

こういう本は私はいつもなら絶対手に取らない。

 

インドシンガポールとは違って、ニホン英語と言うものは存在しないと思っているからである。

 

この本を手にした唯一の理由は

 

ミスをしない人には3種類の人がいるという。それは、「まだ生まれていない人」、「死んだ人」、そして「何もしない人」だ。

 

と言う言葉が書かれているとして紹介されていたからだ。それだけだ。

ああそれなのに、文中では

 

ミスをおかす人には3種類の人がいるという。それは、「まだ生まれていない人」、「死んだ人」、そして「何もしない人」だ。

 

というとんでもないミスを犯していた。(89ページ)

なんと言うことだ。

 

気を取り直して話を戻すと、

私はインドシンガポールとは違って、ニホン英語と言うものは存在しないと思っている。

日本でニホン英語が話されて、学校教育で教えられているわけでは無い。

ほぼ全ての日本人がアメリカ英語ネイティブ発音を理想としている中で、インドの学生の60.8%が「教養あるインド人の英語」を目標としているらしい。(148ページ)

しかるに、ニホン英語と言われたときに思い浮かべる英語は同じでは無いだろうし、それを目標とする人は決して多くない。著者の議論も「ニホン英語」の特徴として発音を指しているのか文法を指しているのかの区別がないまま続いていく。

 

かような構成の弱さは著者自身も認めていて、「『ニホン英語』は今に始まった新しい言語ではない。すでに古くから日本の歴史と文化の中で、先人たちが、あれこれと苦労しながらも、うまく使えるように育んできた体系的な言語であり、日本人らしい発音と文法を持った、無駄なくなじみやすい、"英語の日本なまり"なのである」(97ページ)と威勢良く言ったかと思えば、「日本人が使う英語がすべてニホン英語だとか.....いうつもりはない(129ページ)」と弱気である。

 

 

他にも「オイオイ」というところはいろいろあって、日本の英語教育(第二言語)における教師の役割と母語獲得の際の母親の役割を比較してしまっているところ(69ページ)とか、三単現のSなどの文法的正確性は不要だと言いながら、パターンプラクティスで三単現のSを習得すべし(166ページ)としている一貫性の無さとか。

 

そんなこんなの誤りやツッコミどころを乗り越えてもこの本が読み通してみたら面白かったというのは、この本の内容も若干あるが、そこから触発されていろいろ考えたということによる。

 

「ニホン英語」というものが存在しないとしても、それらしいものはある程度想像できる。特に発音はそうである。

著者はそれらの「標準的なニホン英語」を元に研究を行っている。

ラリー・スミス教授の研究によれば

(1) アメリカ人の英語は、アジアの人々にたいし55%の伝達率でしかないのに、(2) 日本人の英語は、アジアの人々に75%という高い伝達率で理解されている。(137ページ)とのこと。

これは興味深い。

もしそうなのであれば、ニホン英語の発音体系をしっかり作って教えることで、伝達率がさらに上がるのでは無いか。

日本人は「R」の発音が苦手だと言うが、大事なのは「L」と「R」を一貫して発音し分けることであり、ネイティブのような「L」と「R」の発音をすることではないからだ。

「ニホン英語」では「L」と「R」はこのように発音し分けられるということが共通理解になるならば(「L」と「R」の発音を分けないときと比べて)伝達率が上がるのは自明のことである。

 

考えていて面白かったのは、「ニホン英語」というものがあるとするならば、自分たちで新しく単語を作ることが出来るはずで、そうであるならば巷で評判の悪い「和製英語」も立派な「ニホン英語」の単語であるということだ。

 

また、

「十分にことばの間違いを犯してもいいという環境が与えられた学習者は、次第に間違いが少なくなって、言語システムの中に順応してゆき、定着することも分かった」(87ページ)については、いわゆる「化石化」の議論(とりあえず自分の用が足せるようになったらそれ以上上達しようとしなくなるので間違った英語のままで固まってしまう)はどうなのだろう。

 

しかし、仮に化石化が起きたとしても、気にすることは無いのかも知れない。

それ以上上達しなくても良いからそれ以上上達しなくなるのであって、それを化石化と呼ぶ人がいようが、本人にとってはどうでも良い話である。

気になるのは、「ニホン英語」を学んだ時に、或いは達成目標を低くしたコミュニケーション重視の英語を学んだ時に、実は自分は英語を極めたいという人にとってマイナスにならないかというその一点だけである。

変な癖が付いたので、それを直すのに大変な時間と体力がかかるというのであるならば、そのような人たちは学校教育で「ニホン英語」が教えられることに対して反対すべきなのであろう。

 

DipIFR

 
いやあ、今月Amazonアフィリエイトで ACCA のDipIFR用のテキストが二冊も売れたので何事かと思ったわけです。
 
きっとAbitus がまた何かやらかしたのだろうとサイトを見てみると

http://www.abitus.co.jp/learning/qualification_ifrs/dip_chair/index.php
「DipIFRコースの開講については、現在見合わせております」とのこと。
 
昨年説明会に行ったときは講師が一人だけだったのですが、辞めちゃったのかしら。
あるいはあまりに合格率が悪く、まずいとおもったのかしら。
 
困った受験生は情報を求めてこのサイトにたどり着いて、私がAbitusには通わずBPPのテキストで合格したと知って、慌てて買い求めたと言うことでしょうか。
 

Dipifr - Diploma in International Financial Reporting: Study Text

Dipifr - Diploma in International Financial Reporting: Study Text

 
試験問題はとても良いです。ただし、実務経験が無いと特に連結精算表のところ、中でも為替換算調整勘定、少数株主持ち分のあたりがつらいと思います。
実務経験があっても英語の壁もありますし。

IFRS Certificate や US CPA などと聞いても驚きませんが、DipIFR合格しましたと聞いたら凄いと思います。すぐ採用します。
(と言いつつ私も経理部門から外れていますし採用担当でも無いのですけれどね)

こどもは放っておいても外国語を習得するのか

こどもは放っておいても外国語を習得するのか

 

公立小中高校で日本語指導が必要な外国籍の児童・生徒は2010年9月時点で約2万8千人。これ以外に、日本国籍であっても保護者が外国人などで言葉の壁に悩む子供が約5500人だとか。

 

子どもは外国語をすぐに覚えるから英語は子どものうちからと言う人はどうコメントするのだろう。

 

日本にいて外国語の習得が困難な子どもの話ではなく、日本にいて日本語の習得が困難な子どもの話である

最近のtrick or treat (2012/2)

 最近のtrick or treat (2012/2)

 

  • 子どもは感情表現が豊かだから好きだ。「Kid I like (喜怒哀楽)」2月27日
  • 東京マラソンで川内選手(ゼッケン 11)が給水に失敗したのはペースメーカーのお兄さんが飲んじゃったからじゃないのかなあ。ゲブレシラシエ(ゼッケン 1)と同じテーブルから取っていたけど。2月24日
  • 我が家の古いスキャナーのOCR(文字認識機能)は、カタカナの『レ』を全てひらがなの『し』と認識してしまうレガシーシステムであると言う話を先日書いたのですが、よく見たらカタカナの「リ」が「ル」に誤認識されていました。早速知人の弁護士に連絡して、「リがルチェック」をお願いしました。2月24日
  • 日本株 来週の注目銘柄 飯野海運(9119) 初々しいカップルにオススメ 彼「いいのかい?」 彼女「うん…」2月23日
  • 我が家の古いスキャナーのOCR(文字認識機能)は、カタカナの『レ』を全てひらがなの『し』と認識してしまう。 レガシーシステムである。2月23日
  • 「業務への多面的な取り組み」を目標に掲げていても、どこと無く覚めて第三者的なアプローチになってしまうのは、『他们的』な取り組みに なっているのだろう。2月23日
  • 「聞き流すだけで英語ができるようになる」というような教材を私が信じないのは、それが本当ならノーベル賞もので、世界中の学校であっという間に採用されるだろうからである。現実にはそうなっていない。2月22日
  • 「今日、東大はその役目を終える」とオーストラリア人が言った時に、果たして聞き取れるだろうか。「Today, Todai is to die.」(トゥダイ、トゥダイ イズ トゥダイ)2月22日
  • 妻Rが「天皇家にも思春期はあるのか?」と聞いてきたのは、実は「反抗期」と言いたかったらしいのだが、寒い日が続いて春を思うこの時期を「思春期」と呼んでも良いだろう。 快春天了。もうすぐ春です。2月22日
  • 例文にカタカナで発音が付記されている時点でこの参考書は❌(バツ)である。初学者こそ発音をしっかりしないといけないのに。そんな参考書を買った私がいけないのだがブックオフで買ったので許してくれ。「ゼロからスタート中国語(文法応用編)」750円にて購入2月21日
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  • ブックオフで買った参考書を使っている時点で私の中国語へのコミットメントの弱さは明らかである。2月20日
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  • 洋服ダンスと言っても、洋服が踊るわけではない。 デカダンスと言っても、刑事が踊るわけではない。 アフォーダンスと言っても、アフォが踊るわけではない。2月20日
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  • 下仁田ネギさん says "『しもにた』なんだよ。『しもねた』じゃないんだよ" 2月18日
  • レディー・カガ(@ladykaga_jp)を最近知ったのですが、「カガ」はイタリア語では caga と書いて、動詞 cagare の三人称単数形。cagare はcacareが訛ったもので「ウンコする」という意味なので「レディー・カガ」は「ご婦人がウンコする」の意味になります 2月18日
  • 吉野家原価計算って、どんぶり勘定なんですか? 2月17日
  • 「逆さ(さかさ)」を逆さに読んでも「さかさ」だというのは、それがまさしく彼の存在意義だから驚かないのだけれど、「奇跡(きせき)」を逆さに読んでも「きせき」だというのは、それはもう奇跡としか言いようが無い。 2月9日
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  • チーかま。 チーズかまぼこの略。或いはオカマバーのチーママ。 2月9日
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  • 先週の回文。 スーパーのワイン売り場に、赤玉スイートワインがありました。 「あかだままだかぁ !?」 ところがさらに 「akadamamadaka 」 素晴らしい。 2月7日
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  • 「掰掰」 ハンカチと書いてあるのかと思ったがどうもそうでは無い。 台湾のビデオを見ていて、中国語字幕に出てきたのだが、音声は「バイバイ」と言っていたので、「バイバイ」の意味だろう。 よく見ると、「手」と「手」の間に「分」がるので、握り合っていた手を離す時が来たというところか。2月5日
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  • 自分の周囲におぞましい状況が無いと言うことは望ましいことだ。 There is 「no ozomashii(のぉぉぞましい/ 望ましい)」situation around me. 2月1日