ソウルの秋と学校と
ここ数日少し暖かいなと思っていたのですが、昨日のにわか雨とともに寒さが勢いを増し、強風に乗って帰ってきました・・・
まだ10月なのですが、自分の地元と比べると朝晩は染み入るような寒さです。ソウルの冬は寒いと聞いていたのですが、この1年、ほとんど寒い場所にいなかったのでよけいに寒さを感じているのかな・・・?
ま、これから来る冬を楽しんでみたいとは思っています^^
ちょっと絵になる夕焼けがありました
そして10月からソウルで韓国語の学校に通っています。それはなんと女子大の中にあって、毎日華やかなキャンパスライフをエンジョイ・・・してはいませんが。まあそんな空気の中で勉強してます。
正直、授業のスピードが速くてついていけない感があるのですが、負けじと食い下がっている最中です。宿題が多いし・・・うぅ・・・。来月の頭にはテストあるし・・・。
ま、でも、勉強するのって楽しいなって、今になって初めて感じている気がします。
韓国でもコスモスは秋の人気の花です。
それでは よい週末を 주말을 잘 보내세요^^
黒い鶏肉の・・・ Korea
先日、友人が遊びにきて、サムゲタン(鶏のスープ)のスペシャルバージョンを作ってくれました^−^
真っ黒な鶏肉です!
(↑名前忘れちゃったのであとで追記します)
はしょりまくりますが、鶏のおなかにごはんをつめて、こんなふうにします
で、玉ねぎ、ネギ、にんにく、人参などといっしょに煮込みます
じゃじゃーん!
カボチャのお粥と一緒にいただきます
野菜以外は塩しか使っていないのですが、しっかり鳥肉の味がしておいしかったです^^
中身ももちろん黒いんです!
黒い肉の鶏なんて初めて見たので載せてみました^^
昔はえらい人しか食べられなかったものらしく、この鶏を飼育するには許可が必要らしいです。そしてちょっと昔に、普通の鶏肉を黒く塗って販売した詐欺などもあったなんて話を聞きながらおいしくいただきました。
ごちそうさまでした!
추석(チュソック) Korea
朝鮮半島の南のほうにある남지(ナムジ)という町に行ってきました。
この時期(旧暦8月15日前後)は추석(チュソック)といい、故郷を離れて生活している人たちが家に帰ってご先祖様にご挨拶をする日です。行事としては日本のお盆にあたる感じですね。
というわけで仕事も学校も休みになり、みんな一斉に故郷へ向かいます。
チュソックの当日はご先祖様の位牌をまつって祭壇をつくり、旬の果物やごちそうを揃え、韓国式の儀式が始まります。2度の深いお辞儀に始まり、ご先祖様の位牌に対しての作法、何度かのお辞儀、これを位牌ごとにめいめいに行います。本当に儒教色の強い国なんだなあって改めて感じました。
日本では実家がいわゆる旧家だったため、よその家のお盆におじゃましたことはほとんどないので実感はなかったのですが、こういった行事を通して家族や親戚がコミュニケーションをとる文化というのはとても重要なことだったんだなと感じました。そしてここ韓国で感じられたのは、とてもいい経験になりました。
「日本にはチュソックはないのか」ときかれて、「8月15日にお盆というのがあります」と答えたら、
「その日は(日本からの)解放記念日だ」
あ・・・
そうでしたね・・・
と、歴史についての問題はないことはないのですが、もっと極端かなって思っていたので、コミュニケーションがわりとスムーズにいってほっとしています^^
日本へ
オリンピックの始まった中国をあとにして、日本へ。
448日ぶりの埼玉の実家はいつも通りのお盆を迎えていました。
そういえば最初の目的地は中国の九江で、おじいちゃんに線香をあげに行ったんだっけ。
「ひとまず帰ってきました」
と盆棚に報告。
そして旅の最後の日記に何を書こうかといろいろ考え、思い返してはみたのですが・・・
ほんといい経験をさせてもらいました。
ただ、私にとって今回の旅は特別なものであることは間違いないのですが、日本にいてもこんなふうに素敵な出会いや感動を得ることはできるんじゃないかな・・・。場所はただのきっかけにすぎなくて、どう考え、どう行動するがが重要なんじゃないかな・・・。というのが今の想いです。
それでも、どちらかというと引っ込み思案な私には、この旅はいいきっかけだったと思います。
そして今後、どのように今回の経験を生かしていくか・・・が、今後の私の人生の・・・・
なんていう、そんな難しいことは考えなくていいってことは学べた気がします^^
いやぁ!
本当に楽しかった!
いろいろな人にお世話になりながら出発し、旅を続け、そして帰ってこれたわけですが、本当にありがとうございました。
その中でも特に、旅で出会った素敵な仲間たち。
すっごく楽しかったね!!
この世のものとは思えない出来事『皆既日食』‐ハミ‐伊吾・新疆ウイグル自治区
新疆ウイグル自治区の東部にあるハミ市からさらに東へ200キロほど行ったところにある伊吾(イーウー)という町を自分の皆既日食の観測点と決め、カシュガル‐クチャ‐ウルムチ‐トルファンと進んできました。
ですが、ここから予想もしなかった問題が次々と浮かび上がってきます。
・本来ならあるはずの公共バスが皆既日食の当日は運行しない(ツアーのバスは800元・約12800円)
・通常、問題なく通過できる道にチェックポイントを作ってそこで入域制限をする(入域チケット代300元・約4800円)
・観測地点に中国政府(?)が作ったテント村があるのですが、1テント500元(約8000円)という異常な値段。(実際、普段は何もない小さな村にテントだけでなく普通の宿やレストランまで作ってあった)
などなど。
だけれども、私たち観光客には選択の余地はありません・・・。
普段は誰も来ない小さな村にたくさんの観光客が
熱烈歓迎の横断幕
地元のオジサンたちは私たち観光客を見にやってきていた(たぶん)
それでもなんとか節約しようと考え、日食の前日に入域し、宿代をケチろうと観測地点近くの地元の人の家に泊まろうとしたら、そこはモンゴル国境が近いため非開放地区で、パスポートを警察にとられ2時間拘束されたり・・・
けれども!!
当日は素晴らしい晴天で、素敵な日食友達にも出会え、これでもか!というくらいの皆既日食を堪能させていただきました。
それはもう・・・
この世のものとは思えない!
信じられない!
オーマイゴッド!
アンビリーバボー!
という言葉がぴったりな、大自然からの、宇宙からの贈り物でした。
3分38秒とちょっと長いのですがぜひご覧ください
旅の締めくくりに本当に素晴らしいものを見ることができて本当に幸運でした。
1年ぶりの新疆‐中国・カシュガル
昨年の6月に立ち寄った新疆ウイグル自治区にまた戻ってきました。
1年前はまだ旅を始めたばかりで、旅っていったいなにをしたらいいんだ?って毎日焦っていた覚えがあります。ま、今でも「何をしたらいいか」がわかったわけではないのですが、「特にしなくちゃいけないことは、無い」と考えられるようにはなりました。
今、新しい町に着いたときに自分が楽しみにしているのは郊外の散歩。
どこにいっても都市の中心部の人がいっぱいいるところはあまり好きになれなかったので、町はずれの小さな集落で、お茶でもいただきながらタバコをくゆらすのがお気に入りです。
2度目のカシュガルでとてもうれしかったのは、昨年に道端で出会った少年にまた会えたこと^−^
期待して同じ道を選んで散歩していたのですが、まさかまた会えるとは!しかもちょっぴり成長していて、ハナタレもなくしっかりお兄ちゃんになっているじゃないですか!
上が今回の写真。上に映っている少年。下が昨年の写真で右端の少年です。
彼が覚えていてくれたかどうかは言葉がわからないので何とも言えないですが、たぶん^−^;写真にして持っていけばよかったなとちょっと後悔しています。
いやしかし、会えてよかった。
カシュガルは大きな町なんですが、街中から30分も歩けばすぐウイグル人の集落になるのでけっこう気に入っています。それにこの町でいろんな出会いもあったし、友達もできたし、いろんな思い出があるからかな。
お気に入りの「ウイグル版ところてん?」屋さん
じゃがいも売りの少年たち
カシュガルの地理的な特徴も好きです。キルギスとパキスタン、タジキスタンへの国境が近く、いろんなところから来た旅人がここに滞在し、通過していく。いわゆるシルクロードの交易で栄えた町であるのもそういった地理的条件があったからだろうし。
自分の旅の中では特に重要な街の一つになりました。
中央アジア‐ウズベキスタン・キルギスタン
タシュケント空港に降りると、なにか雰囲気が違う・・・
なぜだろう・・・
そうか、人の顔が違うんだ!
ウズベキスタンのビザの終了が15日後と迫ってきていたので、少し残念でしたがトルクメニスタンをあきらめて、空路でテヘランからウズベキスタンのタシュケント空港まで飛んできた時に感じた第一印象です。
そうなんです、2月のエジプトから中東、トルコ、イランと見てきた顔とはだいぶ違う顔がそこにはありました。
そっかー、中国に、そして日本に少し近づいたんだな・・・
今までは、特に周りの人たちが自分と違う顔をしていると感じていたわけではないのですが、自分たちと同じ、彫りの深くない平べったい顔と並べてみるとやはりその違いは明らかで、そして懐かしさを感じました。
今まで、主食はナンやチャパティ、肉といえばチキンかケバブだったのですが、ここまでくるとごはん(細長くパサパサしていない米)と麺がたべられます!
このうれしさは想像以上でした(笑)
さっそく食べた麺!ラグマン。太めの麺とたっぷりな野菜、そして羊の肉がのっています。
ここ中央アジアもイスラム圏なのですが、イランにあるような服装の規定はないのか、ゆるいようで、特にカラフルな色遣いのワンピースが目につきました。
ウズベキスタン国境に近いキルギス側の町オシュでは、スイカ農家の家族総出の収穫に出くわしました。
とにかく大きなスイカ。ちょっと収穫の手伝いをしたのですが、これは大変な仕事です。