ブログを引っ越しいたします。

ご愛用くださっている皆様。

下記にブログを移行します。英語と日本語の両方のブログを統合し、管理しやすくするためで、すみませんが、登録しなおしお願いいたします。

こちらのブログの内容もそちらに全部移しました。

日本語: http://novelleshinoise.wordpress.com

英語: http://yummybrain.wordpress.com/

宮城壮太郎さんお悔やみ申し上げます

「世界を変えるデザイン」関係で、2009年12月に産業デザイン振興協会のラボで行った、セッションに来てくださり、その後も、メールでやりとりを数度させていただいた、宮城さんがお亡くなりになりました。昨日告別式だったと知りました。

ご冥福お祈り申し上げます。


宮城さんとはメールのやりとりだけだったのですが、新聞で訃報を見て、とっても心が苦しくなりました。
今まで日本のプロダクトデザインを引っ張ってきた方が、60歳を過ぎて尚、世界を変えるデザインに興味を持っていただいたことが私には印象的で、こうした方のお力になれるなら、と思っておりました。


が、私の努力不足でお力届かず、間に合いませんでしたが、これからもがんばります。


宮城さんとメールのやりとりをした時のことを思い出し、少し抜粋させていただきます。

ラウンドテーブル参加させていただきありがとうございました。槌屋さんはじめ皆様の行動力に感服でした。
所用があったため最後まで参加できず、17:00ごろ抜けました。

デザイン振興会の鈴木紗英さんからこの集まりを伺い参加しました。僕はフリーランスのデザイナーですが、鈴木さんが通う法政大学大学院で非常勤講師もやっており、その授業の一環でDesign for the other 90% を取り上げました。

クーパーヒューイットでやっていると何かで読んで、すぐニューヨークに見に行きました。僕の関心は あくまでも デザイナーとして 今までのデザイン(僕のことは棚に上げデザイン全般)は本当に世界中の人の為に立っていたのだろうか?ひょっとしたらその逆で、人を不幸にしたり ねたみの気持ちを拡げてしまったり・・・・・してきたのではないだろうか という点です。
デザイナーとして デザインという行為を通じて 人のために何が出来るか 何が出来ないのか 何をすべきか 何をしてはいけないのか・・・・ という自問自答 とともに デザインを志す後進に 少しでも この思いを伝えたいと思っています。

最近は情報に疎く BOP、BOPビジネス という言葉は今回初めて知りました。第一印象は、槌屋さんもお話のなかで危惧されていましたが、先進国が後進国を金儲けの対象としか見ていない・・・僕の考えとは180度違う概念かと思いました。


しかし槌屋さんのお話を伺ったり、書かれたものを読ませていただくと その逆で そういう企業を正しく導く、コミュニティーを基盤に、地元のNPONGOと協同する というのがベースにあるのだ ということが理解できたような気がします。

僕の友人(女性3人で)でカンボジアに行って 現地の女性に 伝統的な織物(クロマー)を再認識させ、品質指導、デザイン指導、日本での販売を している人たちがいます。別にものを売りつけるわけでも無く ノウハウをちょっとだけ教えて それを日本で宣伝する活動を行うことで 現地の女性達が身体を売らずにすむ ということを実践しています。


Design for the other 90%で見た 水を転がして運ぶドーナツ状の容器を見た時は目からウロコで、涙が出るほどこのアイデアを素晴らしいと思いました。ただ最近思うのは 何もプラスチックでその容器を作るのはなく、現地で手に入る材料をもう少し使えないのかな と思っています。バナナの葉っぱと枝で(まるで原始家族の漫画みたいですが)作れないのだろうか?と。
食に限らず モノ作りも地産地消が大事かな と最近 フト思ったりしています。
インドで タタ が浄水器ビジネスを始めた という記事が今日読んだ新聞に出ていましたが、やはり現地の人たちがビジネスを開花させることが第一だし 我々は 影ながらサポートすることしかないのではないでしょうか?(super money maker・・って名前が最高ですね)


そうそうDesign for the other 90%で 水、保健衛生、トランスポーテーション、教育、、、など分類されていましたが それぞれの分野で アプローチの仕方がずいぶん違うのではないかと思います。


BOPという言葉は ベースだろうがボトムだろうが すっごく 嫌な言葉だと思います。ここにおけるピラミッドは モノとか利便性とか経済熟成度とか科学技術度 での話であって 幸せ度ではないからです。また あくまでも比較をすることが原点にあり、ベースを引き上げたら 次にまたベースが発生する というヒエラルキーを前提とした論理のような気もします。確信は無いですが アメリカ型資本主義 なのかな とも。


改めて述べますが 槌屋さんはじめ 若い皆様の 行動力、問題意識の持ち方、グローバルな視点 などについて 感服すると同時に 是非 これからも社会的に良い方向で影響を与えることを希望するとともに期待しています。


私も、この「嫌な言葉」をいつまで使わなくちゃいけないのか、正直苦しむことが多いです。


普段は使わないのですが、外では「使って欲しい」といわれることもしばしばです。その方が伝わりやすいというのですが、それが本当に「ウェル・デザインされた」言葉なのでしょうか?
ボリュームゾーン」という言葉もしかり。現場を知っている人間には違和感を、そして、それを使わなければならないことへの非常に悲しい気分に陥らせる言葉であることに代わりはありません。


宮城さんは短時間で本当に真実を突き抜けて見ていらして、私はたくさんお話がしたかったです。悲しい思いでいっぱいですが、宮城さんが残された作品やデザインを見ながら、少しでもその考え方に近づけるようがんばりたいと思います。

オックスフォードSkoll Forumで、震災に関する小さな小さなセッションをします。

明日からオックスフォードでSkoll Forumが始まります。これは年に一度、オックスフォード大学のサイードビジネススクールのソーシャルアントレ的なイニシアティブの下、世界中からぞくぞくと人があつまる会合なのですが、結局700人超える人たちが参加する様子です。


実は今回初めて参加するのですが、@socialcompanyの市川さんや、英治出版の高野さんとも現地でお会いする予定。
マイクロファイナンスの入門書でとても勉強させていただいた、フェルダー直子さん、それから渡辺奈々さんもいらっしゃるそうで、お会いするのが初めての方たちです。


また、今まで他のカンファレンスで出会った人たちも多いので、同窓会的な雰囲気も若干ありますが、それだけでなくて新しい人たちとの出会いも多いと信じています。


こういうカンファレンスで最近は私もなれてきて、いろんなことを手伝ったりするようになってきたものの、まだ初めての参加なので今年は様子見だな、とか思っていたのですが、
地震が起きて、こんなにたくさんの人が集まるなら、何か教えてもらったり、アイデアを交換したりせな、と思い、急遽、セッション的な集まりをやることにしました。


今のところ、とても面白いメンバーたちが集まる予定で、NZで社会的起業支援をしている人(NZ地震後についてシェア)、Ushahidiを運営している人、人道支援でリスク・リダクションについて調査研究レベルまでのイニシアティブを作っている人、などなどです。


テーマはまだしっかりと考えきっていないのですが、以下について参加者を見ながら、当日トピックを絞り込み、話していく予定です。


1.緊急支援への寄付システム(日本の場合はジャパンプラットフォームのようなところがありましたが、宮城・福島のボランティアセンターなどへどう寄付していくかのコネクションを構築するのに時間とさまざまな労力がかかりました。普段からの連携があればいいのでしょうけれど、そうもいきませんでした。)


2.政府・ボランティア団体・NGO・消防署・機動隊などの連携のための事前のダイアログは必要だったか?
他の国や他の被災地での教訓はなんだったのか色々聞き出したいと思っています。特に人道支援のDARAがRiskReductionについて対話の可能性を語っており、DARAのフィリップが来るので、彼に対話のあり方、用意の仕方なども聞き出したいと思っています。


3.携帯やSNSスマートフォンなどの技術が役立つのか、また悪い影響もあるのか。特に、Shinsai.infoのUshahidiのパトリックも来るので、技術が被災地に与える影響について彼が経験してきたさまざまな議論をシェアしてもらいたいと思っています。


4.被災地でのマイクロファイナンスのあり方。今、日本でも金品をすべて失ってしまった方々へのピア2ピアのファイナンスのあり方などが議論されはじめています。ハイチでもマイクロファイナンスは非常に大きな功績を残しました。
せっかくフェルダー直子さんも来てくださる感じなので(わかりませんが)ぜひお伺いしたいと思っています。


5.ホームステイやピア2ピアのサポートのシステムを構築した事例はあるか。教訓は?(上記のに近いかもしれませんが、お金だけでなく、住まいや物質的なサポートです)


6.ボランティアマネジメントシステム(震災が起きた時に一気にステークホルダーが集結するが、各団体がどのようにボランティアやスタッフをマネージしているか。初動と長期支援でもちろん違うものの。)


7.被災が起こった後に、どうシナリオを塗り替えていくのか。その合意のとられ方と、社会的な領域はそれによってどう変わるのか?


また、市川さんからは、以下のような御題ももらっています。

1.ソーシャルメディアやオンラインのマス・コラボレーションがおきることは、被災の復興にどう役立つか。Ushahidi、Google,などが発達したことについて。


2.現地の人が見る被災と、海外が見る被災の認識の違いについて。(特にメディア)


3.緊急支援時のグローバルなパートナーシップについて



かなりこじんまりした会になりそうですが、(多分5−6人)
もし日本からも参加したい方はぜひ教えてください。
また、付け足して欲しいトピックがあったら教えてください。


また、ひょんなきっかけでオックスフォードにいるんだけど!って人はぜひ立ち寄ってください。笑
30日11時半から、Said Business schoolの前のカフェのOxfordjamです。もしよければ事前にご連絡をツイッターのDMで、@shinokko までください。


イギリス時間3月30日11時半(日本時間19時半)から大体1時間半くらい話をする予定なのですが、もしオンラインで参加したいという人がいれば、Wifiでつないだりしますので、ご連絡ください。スカイプがあれば24人まで可能です。(はやいものがち)


ただ、べニューははっきりしていなくて、カフェでやる可能性大なので、音が聞き取りにくいかもです。


以下が、今回の話を投げた掲示板のコピペです。
参加しそうな人の名前もあげてあるので、参考にしてみてください。


"Disaster and risk reduction WITH CIVIL SOCIETIES, COMMUNITIES and CORPORATIONS"

Shino Tsuchiya
Emerging Market & Social Investment Researcher
Japan Research Institute

Saturday, March 19 at 07:00AM


Dear friends,

I am Shino Tsuchiya from Japan Research Institute, and as one of the very few Japanese delegates, I would like to raise a issue here to exchange knowledge and experience regarding TSUNAMI and Nuclear Powerplant disaster this time in Japan.

(I am not in the emergency aid field, and usually I am working as a researcher for Base of the Pyramid field to build up the rural business with local communities.)

Please give me any reply if you are interested in Emergency response with Civil society and Private sectors. And I would really want to exchange norms, experiences, and lessons learnt. We can talk online, discuss by email, and talk during the Skoll forum.

From Haiti, we had a lot to learn. Mobile tech will give us a lot of info and many people survived from that. Katrina and Haiti will also tell us how microfinancing will help the people to come back in their original life. And also many post conflict area will give us mental care from the whole aspects in the holistic way is quite a key. And Egypt had told us how to make a dialogue among the people can be a good tool and bad tool as well. Many things had tell us a lot, but it was quite difficult to implement when the disaster really happened.


For example, I have a lot in my mind which I would like to discuss together with some people who want to talk together during the Skoll Forum period.

  • Emergent Donation system: How to link the locality to the global sphere?
  • Dialogue among national force, international stakeholders, and local self-help group and local companies
  • Mobile and Social networking tech usage (good and bad aspects)
  • Microfinancing after the disaster
  • Home-stay system provider, Peer to Peer support (Bed giver, Kiva style finance)
  • Volunteer management system among very different level of stakeholders
  • Replanning the scenario after the disaster: How social sphere change?


I had worked in Oxfam before and now working in the research institute as an incubater of new business field. But I had been away from emergency world so long and cannot catch the trend and issues which is on the table now. But there is a lot of needs from Japanese civil society to get more ideas and knowledge.


Please let me know if you are in emergency aid organization what is being talked recently regarding those issues above.

Or, if you are in some corporations or private sector, please give me any hints how you think the future of corporations will change?

Or, if you are in social business arena, what is the key opportunity as a business in stabilizing and managing the disaster?




Hiroyasu Ichikawa
CEO / Social Media Consultant
SocialCompany, Inc.
Sunday, March 20 at 12:17PM

Thanks Shino for sharing your thought. There are so many initiative happening here in Japan. I have been involved some of them. I have 3 topics I would like to discuss at Skoll.

1. How social media / global online mass-collaboration could play a role for disaster relief effort. (Ushahidi, for crisis mapping, Google's People Finder, and so many of creative technology has been developing here).

2. Perception gap between local and global (particulary medi's coverage)
Please see some of the overseas media covarage http://bit.ly/f8vK9S and message from a sincere appeal from non-Japanese local resident in the affected area. http://www.youtube.com/watch?v=tH7JYAphuTE 
3. Global partnership in the case of emergency

Well, lack of communication channel is one of the causes, and maybe not enough effort to express from Japan, but I am wondering what could be done to cope with this unprecedented global disaster. Please see the following.

Charities Rush to Help Japan, With Little Direction - NYTimes.com http://nyti.ms/ekJWQH

I am looking forward to having a dialogue, and build partnership through the process.

ichi - Hiroyasu Ichikawa, social media consultant
www.socialcompany.org | SocialCompany, Inc. | Twitter @socialcompany
Japan

Patrick Meier
Director
Ushahidi
Sunday, March 20 at 06:04PM

Hi All, I'd love to help out. I'm the director of Crisis Mapping at Ushahidi and have been involved in a number of crisis mapping operations including support to:

http://www.sinsai.info/ushahidi

Looking forward to meeting up at Skoll.

Naoko Felder-Kuzu
Social Investment Management, Member of Executive Committee
Socential
Monday, March 21 at 07:51AM

Hi All,

Would love to join the discussion. We just launched over the weekend a a project on our platform "Rebuild Japan! Social Entrepreneurship Fund to support initiatives by youth and social enterprises in Japan for sustainable solutions in the rebuilding of the impacted areas.

http://www.socential.org/socential/project.29.html

http://www.socential.org/socential/index.html

look forward to meeting up at Skoll

Naoko Felder

Social Investments, Socential

Philip Tamminga
Head, Humanitarian Response Index
DARA
Monday, March 21 at 04:28PM

Dear all,

Thanks Shino for bringing this issue up. I run the Humanitarian Response Index initiative at DARA, which looks at the quality, effectiveness and impact of governments and other donors in the way they prepare for and respond to humanitarian crises like disasters. (See www.daraint.org for more details). Many of the questions you raise are the same ones we have been investigating for the past five years, and it would be great to share ideas and experiences.

We have researched dozens of different crises over the past five years (Haiti, Pakistan, Sudan, Somalia, etc.), and talked to hundreds of experts from humanitarian organisations working in the responses to identify what works and what doesn't in terms of donor support to the response to crises.

One area that we specifically look at is whether or not donor governments are living up to their commitments to invest in disaster preparedness and risk reduction measures. The sad reality is that most governments do not do enough in this area, and as a result, millions of people are unnecessarily affected by disasters, when better preparedness could save lives and prevent suffering.

Another area that we look at is how well the international community responds to major disasters and crises. Here again, our research shows that many aid efforts are uncoordinated, best practices and quality standards are ignored, and there is too much duplication of efforts. Donor governments could certainly do much more to ensure that their funding is coherent and based on needs, but the aid community also needs to do much more to align efforts, integrate efforts with local communities, and promote more innovative ways to rebuilding community capacity and resilience.

One area in particular that we need to pay more attention to is the role of businesses, private philanthropy and other new and emerging donors, who often have great ideas, but little practical experience on how to best contribute to immediate relief efforts and longer term recovery. We are developing guidelines in this area, based on what we know about good donor practice so far - and what we still need to know.

I look forward to meeting up with others to share experiences and discuss further.

Hope to see you in Oxford!

Best

Philip


Justine Munro
Founder & Trustee
NZ Centre for Social Innovation
Thursday, March 24 at 09:32AM

Hi All

We are very keen to join this discussion, and send you our deepest sympathy for your country's terrible loss. We are based in NZ, where the Christchurch earthquake has recently shattered our second largest city.

We are keen to work with others to discuss how organisations in our field can best support and catalyse community, social and economic renewal - and take the opportunity to re-build even better and more sustainable cities. Whilst this is the professed aim of all, the need to respond quickly and decisively can work against the type of planning, investment and collaboration that is required.

We're looking to stimulate thinking in NZ with a Social innovation Dialogues series in June which brings an international leader in sustainable cities to focus on this issue with Government, corporate and community leaders. We're also working to provide 2-3 scholarships on our first cohort at the School for Social Entrepreneurs NZ for Christchurch entrepreneurs who are re-building communities from the bottom-up.

Keen to share other ideas and initiatives with you all.

Unfortunately, we have an Australia/ NZ catch-up from 10 - 12 on Wed but would love to connect with some of you later to hear how it went.

All the very best,

Justine

Kristina Kohler, MBA
Independent Consultant
International Water Association
Monday, March 28 at 12:46AM

Dear Shino - please include me in your list of attendees. Working in water and sanitation I am keen to hear/share about different initiatives.

情報、信条、選択、対話、そして希望という試練

今回の地震に関して感じていることを記載するのには勇気がいる。それはまだ何も結論が出ていなくて、真っ只中に全員がいるからだ。そして、だいぶ落ち着いてきた(事故処理的にというよりも、精神的に)から、筆をようやく取れるということであり、筆をとっても、何の役にも立たないのが悔しい。


地震が起きた時、日本のチームや日本にいる日本の顧客とメールを取り交わしていた。
地震が来たみたいですよ」とか
「天井が20センチ開きました」とか
「震度3くらいです」とか
色々な情報が飛び込んできた。(今思うと呑気な情報だった。)


どれも断片的で、どれも主観的である。そう、『情報』とはそういうものなのだ。その性質を忘れてはイケナイ。情報信奉者にならないように気をつけないと…、そう心で何度もつぶやいても、不安は消えない。


家族に電話する。繋がらない。
なのでインドやアフリカの友人たちから舞い込んでくるSMSや電話に対応しながら、「ケアしてくれてありがとう!でも、状況がぜんぜん分からないの!(私だって心配なのよ!)」と叫んでいる。


急いでニュースを見る。余震のニュースがひっきりなしに出てきて、被害者数が少しずつ明らかになる。胸が詰まる。過去の全ての世界中の災害のニュースが頭を駆け巡る。
全てのニュースが当然なのだが、ネガティブな空気を帯びていて、精神的なダメージが大きいのに気づく。数時間見続けただけで、どっと疲れが出た。被害というのは伝播する。精神的に。どこかで遊びや心の余裕を作って、悲しむ心を寝かせないと、心が死んでしまう。
そして、民放のニュースを閉じた。不安な顔をしているアナウンサーたちを見ているとこちらも不安になる。そういう姿を見ないようにして、一部の私が必要なニュースだけを必要な時に流してくれるものだけを見たい、と思った。NHKを時々つけて、冷静沈着な放送を時折見るだけにした。(だが、その情報もNHKの情報である、というこを十分に理解した上で。)


これがリアリティなのだな、ととても強く思った。
私は遠くにいるのに、親戚や心から会いたい友人達が日本にいるというだけで、体の分身が日本にあって、同時に傷つくのが分かる。


そして、原発のニュースが次から次へと舞い込んでくる。
ここから『情報』というものがいかに主観的であるかがじわじわとリアリティを持って感じられた。同僚の中に放射能に詳しい人がいるし、父も原発に詳しいので、色々な情報が入ってくる。


が、ここに原発というものが全て「信条」と直結することを強く感じた。以前、実は原発の問題で、会社の同僚と、原発CSR上どう判定していくかで揉めたことがあり、その時と似た会話が繰り広げられていた。科学技術というのは、誰かが真実だといくら言っても、それを信じるか信じないかは別の問題なのだ。


自分が信じることに素直に従った行動をすれば、とりあえずは後悔しない。それが最低限のラインである。逃げるも逃げないも個人の信条に関わるので、お互い干渉しないで情報を受け渡していく静かな動きが、東京にいる人達から感じられた。「あ、大阪行くんだね。私/僕は残ります。」という会話が普通になされる形。


情報、信条、選択。


これを決定付けているのは、自分達が所属するコミュニティや友人や似たような人達、信頼している人達の判断であったりする。その場合、コミュニティから断絶されている人はどうしたのだろうか。


2日ほど前からオックスフォード大学のビジネススクールの中で、政治経済学的な視点で色々なものに対して、シナリオプランニングをする機会を得ていて、今もその議論が沸騰中だ。
エジプトの民主主義と革命を誰も予想しなかった。日本の原発危機も誰も予想しなかった。エジプト人と日本人の私で、その話を延々としている。


個人的に、今回の地震と照らし合わせて考えながら、議論の中で至った結論が一つある。人間の基本的な性質の「対話」の重要性だ。


人々は、社会変動があっても、すぐにHuman Adaptability(人間的な適応性、とでもいおうか?)を得るだろう。

例えば、今回の地震でも電気供給が無い、となっても多くの人が節電を実行し、少ない電力の中で、あの摩天楼都市の東京がサバイブする奇跡を見せた。


イラン人の監督の映画で、「そして人生は続く」という映画があるが、そう、人生は続くのであって、人々は適応していき、次の設定条件の中で生きていかねばならない。


少ない電力なら少ない電力で、食料が少ないならその条件で、生きていかねばならない。リソースの配分を自分達の頭で考え、適材・適所を判断していかねばならない。


でもその時に、自己利益だけを考える人がいては、摩天楼都市の東京がサバイブしたようなことが起こらない。
人々が「Community Sense」(コミュニティ感とでもいうか)を持って協力しあい、話し合い、語りかけ合い、励ましあい、同じ目的を共有しあって始めて、リソースの配分が適切に行われたのだ。


今は日本は皆誇りを持って「日本はやはりすばらしい対応した国だ」と(まだ)言える状態にあるし、それをしなければならない状態にある。
でも、残念ながらすぐに人々は忘れてしまう。自分達ができたことを。語り合い、協力しあい、リソースの再分配を適切に行うようにするために、沢山のコミュニケーションや対話をしたことを。


例えば、自衛隊や国と、宮城のボランティアセンターと地元の団体と世界中から資金を集められる国際的なボランティア団体が、一生懸命対話していること。
そこに国、市民社会、企業の枠を超えて、グーグルやユニクロIKEAや地元企業などがその対話のサークルの中に入り、コミットし、一緒にステークホルダーの境界線を越えた対話をしながら、どんどん物事を作り出していること。

そして、その物事そのものが、多くの命を救う事実を作り出したり、一つのツールとなって多くの人がそれを使って安心したり喜んだりしていること。
そしてそれが、数日という非常に短い時間の中で行われていること。


今、多くの人が経験し、凄いと思っていることのほとんどが、日常で起きてこなかったこと、ありえないと思われてきたことなのだ。でも、震災がないと起きないことなのだろうか。

LeapFrog(跳躍)とはこうして危機が起きると起きやすい、とは聞いていたが、ここまでシリアスな危機で起きるとは(または、そうじゃないと起きないのか、という疑問も含めて)、この事実は想像以上だった。


震災や危機は大きなネガティブな精神的なトラウマを与え、聞きたくない情報も耳に入ってきて、できれば忘れたくなってしまう。忘れる力も必要で、それがないと乗り越えられない。忘れなければ次に行けない。

でも起きたことのうち、すばらしいこともあった。そこから、ようやく対話の仕方を学んだ、ということもあったと思う。これも一緒に忘れては行けないと思う。

(※私は東京にいなかったけれど、
  村上龍氏の「危機的状況の中の希望」に強く共感する 
  http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/


この教訓が今後どう生かされるか。
これも今後のシナリオプランニングの中に入れていかねばならないし、私達の日本の社会の中に埋め込まれた烙印(スティグマ)になるだろう。だが、それを建設的に受け止めながら次に進んで行くために、忘れずに活用する。これは試練だと思う。復興という試練であり、希望という試練だと思う。
この試練に正面から向き合って生きたい。

海外インターンをしたい方について

春の兆しが見えてきました。

家の外の庭に、「自家製コンポスト」を秋から作っていたのですが、キツネに外枠を全部かじられ壊されて、結局「ごみ置き場」に変わっていたので、冬の低温でそこまで発酵しないことをいいことに放置していたら、そこから新しい芽がちょこっと…
いや、植えた覚えがないものですが…
何の花だか木だか分かりませんが、大事にしたいと思います


さて、今日の本題は最近増えている問い合わせについてです。
「海外でのインターンをしたいのですが、紹介してくれませんか」というもの。


特に、春休みを利用した学部生の方が多いのですが、正直なところ、「今からインターンを探していたのでは遅いです!」
なので半年前にはCVとか面接とかを済ませておきましょう…。(ビザとか色々ありますから、現地サイドもそこまで柔軟に人を出入りさせられません…)


あと、とかく忘れがち&思い込まれがちなのが以下なので、注意してください。

NGOインターンでただで働いてくれる人を求めている!
⇒そうでもないです。
多くのNGOや現地組織にインターンの受け入れについてよく話しますが、「本当に優秀な人なら来て貰いたいけど、変な人が来ると本当に困るんだよね…、世話する側の人材コストもままならないし。」としぶしぶ顔のところも多々あります。
現地言語がしゃべれない分、おんぶに抱っこになりがちですから、「本当に採ってもらえるか?」という気持ちでアプライされるべきです。
NGOやソーシャルカンパニー側も投資対効果を求めます。ただほど高いものはない、という現実も知っています。ですので、お金を払ってでも来て欲しい人と、ただなら来てもいいけど邪魔しないでね、っていう人では違う、ということを認識してあげてください。
(これはどこの会社もそうですよね…。会社の場合、その後にその人がその会社の人材になる可能性があるので、ほぼ人事はマストで考えると思いますが、そこまで器が大きいNGOばかりでもないことをご理解ください。)


・一生懸命働きます、だから受け入れてください!
⇒残念ながらこのロジックは通りません。NGOやソーシャルカンパニーの中には、大勢インターンを受け入れるシステムを持っているところもありますが、一生懸命働いてもらっても、専門性がその団体が欲しいと思っているものにマッチしなければ意味がないのです。
特に、ボランティアマネージメントは、必要のないスキルに特化した人材が着てしまった場合に、いちばんややこしくなります。これはその人材がだぶつくからですが、一方で、メンタル面のケアもしなくてはならず、仕事を無理やり作らなければならなくなる。これは余計に面倒です。
何度かインターン受け入れで失敗した教訓がある団体は、大体の場合きちんと専門性や何を貢献できるかを聞いてくると思いますから、それに答えられなければ受け入れてもらえないでしょう。


・開発を勉強している学生です。
NGO側・ソーシャルカンパニー側にはもう既に多くの「開発」を勉強した人材がいるので、あまりメリットに聞こえません。むしろ何かのオペレーションをしたことがあるとか、社会人経験がある方の方が、自分達にないアイデアや手法を持ってきてくれるのでうれしいでしょう。
ただ、例えば、「農業開発学をやっていて、特に昆虫と農業の関係について詳しい」とか「都市計画と開発をやっていて、トイレの設置に関する地理的な研究なら出来る」とか、もう少し具体的にその団体が欲しいと思っていそうなメリットを提示してあげてください。



槌屋さんに聞けば、いいところを紹介してくれる!
⇒ごめんなさい、私のネットワークに限界があり、地域的にも限定的です。積極的にインターンを受け入れるNGOやソーシャルカンパニーの場合、相当の社会人経験のある人を求めていることが多いので、そういう方なら紹介できると思います。
また、何よりも、人に紹介された団体だから、というのではなく、ご自身で惚れ込んだところで働いていただきたいので、自分でネットでも何でも探して、その団体を知っているか?という聞き方ならいいと思います。
理念を分かっていない人が、理念ベースの団体に紛れ込むことほど、面倒くさいことはないのです。ですから、理念をきちんと理解し、共感できる、この団体なら面白い、ときちんと研究をして、ご自身でアプライされることをお勧めいたします。
もし、それが結果的に、私が知っているNGOや団体であれば、リコメンドが必要であれば、一定の情報を頂き、お話もしたうえで、リコメンドをいたします。
ローカルでがんばっているNGOやソーシャルカンパニーで働くということは、会社への就職となんら変わらないのですから、「槌屋さんからのコネ入社」はお願いですから、期待しないでください。


と、厳しく書いてしまいましたが、最近増えていますね。


でも、最近、BOP関連の周りの人と言っているのですが、「国際交流病」的に、「行ったら何かあるんじゃないか」というのは完全なまやかしですので、きちんと計画を練り、戦略を練り、何がしたいのかをはっきりさせてから行ってください。
それが、相手のNGOや団体へのせめてもの礼儀です。


私も昔、ボランティアを採用していたのでよく分かります。熱い気持ちで入ってきてくれれば長続きしますし、その方と一生お友達になれます。だからその人材への投資もします。ですが、そうでない方にはあくまでもそのNGOは通過点か、箔がつくから、だけかもしれない。そういう人と過ごす時間はやはり辛いものがありますね。



最近、5−6通同じようなメールを頂いていて、返事をひとつひとつ書いていたので、ブログにもアップさせていただきました…


いずれにしても、相手目線がない、ということに驚くことが多いです。相手のNGOや受け入れる側の気持ちになって考えてみると、到底無理なお願いなのかもしれないですよ…。


特にBOPビジネスに関連するようなことに興味があるという方は、まず手軽なのはMFI(マイクロファイナンス機関)へのインターンをされてはいかがでしょう。現状の苦しみが分かると思います。(ただそこまで公募も多くないですね)


また、MFIの場合もそうでない場合も、やはりビジネスですので社会人経験のある方かビジネスを専攻されている、または実経験を持っている方が優遇されますので、そのように理解されるのがいいと思います。


他に興味がある方は、
One World Jobs
http://uk.oneworld.net/section/uk/jobs
をごらんいただくのがいいと思います。


他にも世界中にネットでごろごろ情報は転がっていますので、ご自身で発掘され、人生を懸ける気持ちで、応募してください。

長期雇用という社会貢献

アフリカ近辺に少し行っていましたが、来週からはまたすぐ南アジア地域です。最近は、自分だけでなく、同じチームのメンバーにもこの強行スケジュールを課すようになってきて、被害者が続出中。
でも、みな楽しんで、旅をしながら仕事をする、そういうスタイルになってきたな、と思います。(前向きな捉え方・・・)


アフリカで思うのは雇用形態があまりにいびつだということ。馬鹿みたいに給料が高いのです。例えば、マネージャーやコンサルタント業と言ってもレベル感はばらばらですが、この途上国において月々30万〜40万円くらいは序の口。きちんとしたマネージャーをローカルで雇おうとすると、50万円/月くらいになります。他の途上国では信じられない価格だったりします。

しかも、難しいのはその「きちんとした」を見つけ出すのがかなりハードルが高いこと。そのため、「きちんとした」だと思って雇ってみても、「きちんとした」に達しておらず、結局トライアル期間で解雇しなくてはならないが、またアフリカで解雇するのは非常に大変。というわけで、結局色々なコストが無駄になります。


南アジア地域は優秀な人材や教育レベルの高い人材が一気に人口が増えてきているので、比較的安く、優秀でよく働く人材を手にすることができます。なので、大体7−8万円/月で、大学卒業の優秀なエントリーレベルの人を雇うことが可能なのです。(これはインドの特定の地域での話なので、違う場所もあるでしょうから、あくまで参考にしてください。)


確かにジョブホッピングも多いのですが、それ以上に長期雇用的な流れも脈々と続いていて、やはりカーストなどがあるためひとつの仕事や技術職に一生ついていく、という人も多いのが現状。そういう意味では、あまり余所見をする人も少ないなあ、という気がしています。(一部のエリート層を除く)


一方でアフリカは、まず大学を出ている時点で相当のエリートなので、その時点で給与ががくんと上がってしまいます。一方で、留学から帰ってきて、地元企業の職につけず(給与が高すぎるため、地元企業が払えない)ふらふらと浮遊コンサルタントになっている人が多いのも印象的。(そういう人にはいろんな国で出会いますが、東西アフリカ地域の若い層は多いですね)
彼らは国際NGOの職や、UNや開発援助機関の職を狙っているか、または、大学でのレクチャーをしていたりする人が多いです。実際の職務経験を現場で積む機会が少ないまま、頭でっかちになってしまう人が多いのが難なのですが、こういう人材にもっと定職を、そしてロイヤリティの高い定職を、今後は与える企業が増えていけば、全く違う勢いの経済になるだろうなあ、と思うのです。

というのも、国際NGOや開発援助機関の職も、ほとんどが契約コンサルタントだったりするので、長期雇用ではない。しかし給与額はいい。なので、彼らはそういう職にがんばって就こうとするのですが、その後が続かない。


以前、ケニアナッツの佐藤さんの記事を読んでいた際に、「アフリカには長期雇用してあげる会社がない。うちの会社は長期雇用をすることで、安定的な生活を提供し、人生計画を立てることができる。これを他の会社もモデルとして見習って、ケニア中に広がっていけばいい」というお話をされていました。


よくアフリカに行くたびに、日本の戦後復興からの立ち上がり時期に行った、様々な政策や経済復興、そして中小企業の増殖などを思い、色々調べるのですが、やはり、人々の生活にいちばん大きな効用を残したのは長期雇用だったのかもしれません。

2年ほど前にフィリピンでとある日本企業を訪問した時も、非常にロイヤリティの高い社員を雇用することがモットーで、それが長期雇用の成功と、事業発展に繋がっているという話をご一緒させていただいたことがありました。


アフリカや南アジアで日本企業の皆さんと一緒に出かけると、「私は勤続20数年で・・・」という方がいらっしゃって、自己紹介をされるたびに、現地の人達がはっと息を呑むのです。

「20数年も同じ会社にいるなんて・・・」というのがまず設定条件として信じられない様子なのですが、それだけ安定的に仕事ができる状況というのを、想像することができない。


様々な貧困を目の当たりにしますが、これもひとつの貧困なのだな、と思うのです。
何も長期雇用万歳といっているわけではなく、長期雇用の存在を想像できないほど不安定な生活環境の中で生きていくことの、プレッシャーの大きさについては、私も想像できないかもしれません。


長期雇用という社会インフラほど、人々が成長していく際に人生の選択をする上で影響を与え、子どもたちの教育にも影響を与え、人々の性格を変えてしまうものは無いなあ、とつくづく思いました。


日本人が温和で冷静で長期的思考に見えるのも、長期雇用のおかげかな、と、帰りの飛行機の中の席取り合戦で、激しくナイジェリア人とバトルした後に、つくづく感じてしまいました・・・。

チュニジアに端を発して・・・エジプト革命を見て

今回のチュニジア、エジプト、レバノンと引き続いている、ネットやクラウドの力を利用した、言論の確立については、色々思うところが多いです。


昔、NGOにいた時に、ウェブを作る仕事をしていて、ネットのSNS的な要素を利用したアドボカシーキャンペーンの戦略作りをしていたのを思い出す。

1ヶ月で600人以上が参加したウェブ上のキャンペーンのプログラミングと戦略作りをしたことがあった。毎日、徹夜で更新と保守点検をして、ウェブを外部からのいろんな攻撃から守ったり、かなりの死闘だったけれど、あれもいい思い出。


あの時確信したのが、「隣にいる人が、自分と同じ気持ちでいるか分からないと、人々は立ち上がらない。でも、隣にいる人も、自分と同じだと分かった途端、人々はエンパワーされる。ネットがもたらすエンパワメントの凄さはそこだ」ということ。


人と人が横につながり、自分と同じ想いの人を見つけた時の喜び。これはエンパワメントなのだ、とつくづく思うときが幾度と無くあった。


ウェブは、人に「Sence of the community」を与えるということから、キャンペーン戦略上、非常に重要なツール。これを利用して、幾度もアドボカシーキャンペーンを開催し、いろんな人に貧困の事実・人権・正当な権利のあり方を知ってもらう活動をしていた。


そして、あれの大きいバージョンが今現在、エジプトやチュニジアという、私が現在足を置いているアフリカ大陸と同じところで、ものすごいパワーをもって沸き起こっているという事実を、じっくりと考えています。


今は、「ハッシュタグ#」があることによって、自分と同じ考えの人間やその人の意見が判る時代になった。(発信している人に限るけれど)


この意味は多大です。


本日、西アフリカ地域におりますが、CNNを見ていて発見した映像を貼り付けておきます。ぜひ転送でも何でもしてください!



そして、この映像を見ていても思出だすのは、ケニアのスラムの中でももっとも聡明な詩人のピーターと話していた時のことです。

「僕らは十分に自分達の状況が悪いってこと、
 不公平だってことを長年、さんざんInformされてきたんだよ。
 でも、知っていても、どう行動していいか分からないんだ。
 だから、貧しいままで、状況は変わらないんだ。」


知っていても、行動できないフラストレーション。


その彼が、10月から養鶏のビジネスを始めて、高校に通いなおしている。「どう行動していいか」分かり始めた彼なりの解だ。


「行動するということは、どういうことなのか。」彼のおかげで何度も考えされられる。



エジプトの人々が血をこれ以上流さずに、自分達の権利を主張する社会を構築できることを祈っています。