10年7月

7月の読書メーター
読んだ本の数:10(うち、コミック4タイトル4)冊
読んだページ数:2637ページ


大金星 (アフタヌーンKC)大金星 (アフタヌーンKC)
絵とストーリーのダイナミズムがすごい。「ミシ」は色々な要素があるのに、収斂させずとっちらかった印象もなく、絶妙な奔放さ。たまに「ポカーン」とかいうベタがたまらん。確信犯
読了日:07月29日 著者:黒田 硫黄

ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)
沙村センセは良い変態。エロシーン少なくとも十分エロいっす。初めてまともに(単行本)読んだけど。乳首にガーゼってなんか目覚めるわ。第六話が好き。
読了日:07月29日 著者:沙村 広明

変ゼミ(3) (モーニングKC)変ゼミ(3) (モーニングKC)
やたら人気なHENTAI漫画。あんなちゃんメイン。うはっ。ちゃんとストーリーになってるあたり、どんな題材だって漫画になるという一例かと
読了日:07月29日 著者:TAGRO

珈琲時間 (アフタヌーンKC)珈琲時間 (アフタヌーンKC)
映画的な洒脱さ。抑制された演出の深い味わい。第11話「きりん」が好きかな(笑)
読了日:07月29日 著者:豊田 徹也

終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル (ちくま文庫)終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル (ちくま文庫)
地下鉄サリン事件直後の、宮台真司の「緊急声明」。倫理なき社会で道徳が失われるとき。終わりなき日常、まったり革命。宗教と恋愛は似てる。「前期」宮台の95年の思想。
読了日:07月26日 著者:宮台 真司

新世紀のリアル (ライターズ・デン・ブックス)新世紀のリアル (ライターズ・デン・ブックス)
ブルセラ・援交、オウム、エヴァ酒鬼薔薇… 97年時点での「新世紀のリアル」だから、10年代のいまからみると一昔前の話題だけど、内容はいまにも通じるところがあって面白い。宮台真司のワークのひとつとして読んだ。
読了日:07月24日 著者:宮台 真司,中森 明夫,藤井 良樹

ヨハネによる福音書―私訳と解説ヨハネによる福音書―私訳と解説
キリスト教学の講義のテキスト。他の福音書に対するヨハネ版の相違は、1.キリストの務めや死と復活に関する説明に焦点を合わせていること 2.キリストの霊を知らせていること キリストがどのような目的で世に現れたかを明言している。
読了日:07月22日 著者:宮平 望

批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判
対談集。ゼロ想からの流れで読んだ。雑誌、ドラマ、アニメ、映画、小説、ラジオ、ネット…広範囲にわたるサブカルチャーの現状(09年時点)。かなり挑発的に自由に斬っちゃってる。「批評って今やコンプレックス商売」。サイゾー(連載時の雑誌)を初めて知った。
読了日:07月17日 著者:宇野 常寛,更科 修一郎

怖い絵3怖い絵3
シーレ≪死と乙女≫とアンソール≪仮面にかこまれた自画像≫が好き。護法少女ソワカちゃんの麗子の元が岸田劉生≪麗子像≫なのだと知ったw
読了日:07月16日 著者:中野 京子

ゼロ年代の想像力ゼロ年代の想像力
ゼロ年代サブカルチャー評論。90年代ひきこもり→セカイ系決断主義。「政治と文学」両方の視座から。東浩紀批判本だが、流れとしては宮台真司から。強いシンパシーを感じた。
読了日:07月11日 著者:宇野常寛

読書メーター

10年6月

6月の読書メーター
読んだ本の数:6(うち、コミック1タイトル1)冊
読んだページ数:1908ページ

怖い絵2怖い絵2
絵画をみる方法:「何が」「どのように」描かれているか。絵の内外のストーリーを読む。色彩、質感、空間の使い方。ブレイク『巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女』で寄生獣を連想した。
読了日:06月29日 著者:中野 京子


ピストルズピストルズ
読了日:06月27日 著者:阿部 和重

よつばと!  9 (電撃コミックス)よつばと! 9 (電撃コミックス)
読了日:06月26日 著者:あずま きよひこ

怖い絵怖い絵
絵画のひとつの読み説き方。美術と歴史はセット。好きになったのはルドン『キュクロプス』、かっけえ!と思ったのはベーコン『ベラスケス<教皇インノケンティウス十世像>による習作』。
読了日:06月15日 著者:中野 京子

面白半分 (河出文庫)面白半分 (河出文庫)
幾編かをパラパラと。宮武外骨相当ユニークだ。風刺、ゴシップ、雑学。「いいかげん」「ふまじめ」?「半分は真面目」? いや、「きまじめさ」を笑っているのだ。(吉野孝雄まえがきより抜粋要約)
読了日:06月11日 著者:宮武 外骨

悲劇の誕生 (岩波文庫)悲劇の誕生 (岩波文庫)
ニーチェ。情熱的。アポロ的/デュオニソス的の元ネタ。悲劇の誕生、死、そして再生。ワーグナーショーペンハウアーが好き。ソクラテスが理論的楽天主義として批判されていた。私としては某勉強会のテキストとして手に取り、『ヒストリエ』(←実際関連はさほど無い)『海辺のカフカ』(→エディプス)を思い出しつつ読んだ。
読了日:06月11日 著者:ニーチェ

読書メーター

宇野常寛『ゼロ年代の想像力』読了したー

Twitterからのまとめ。


 ゼロ想読了!刊行は2年前。とてもとても面白く、刺激を受けた。シンパシーを感じまくった。さてこれから私がどうするか(何を読むか的な意味で)が問題。

宇野常寛ファンとなる→過去現在未来にわたる仕事を把握すべく、『PLANETS』を買い求めたり『批評のジェノサイズ』を読んだりする。
宇野常寛分析する→『ゼロ年代の想像力』及び彼の仕事に対する他の論客(東浩紀宮台真司)の反応を知るべくリサーチ。2010年現在の視座でみるとどのような地図が描けるのか把握する。
③『ゼロ年代の想像力』の隣接エリアを探る。→『ゼロ想』と比較・その反響を知るべく宮台真司東浩紀の著作を読む。
④『ゼロ年代の想像力』読解をすすめる。→本文中にでてきたいろいろなコンテンツを、宇野論を頭におきつつこまごまと消費する。
⑤『ゼロ年代の想像力』を応用する→過去・現在にわたる、自分の好きなコンテンツ(青年漫画やAB!)に宇野論をあてはめて遊ぶ。
⑥他の若手を読む→福島亮大『神話が考える』を読む


結論:①と⑤をメインで同時進行。そうすればたぶん②は自然とできる。④で暇つぶしする。③と⑥は全てが終わった後でよい。

10年4月

4月の読書メーター
読んだ本の数:18(うち、コミック4タイトル10)冊
読んだページ数:3423ページ(+α)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)グランド・フィナーレ (講談社文庫)
読了日:04月29日 著者:阿部 和重

未来形の読書術 (ちくまプリマー新書)未来形の読書術 (ちくまプリマー新書)
読了日:04月27日 著者:石原 千秋

へうげもの(10) (モーニングKC)へうげもの(10) (モーニングKC)
読了日:04月25日 著者:山田 芳裕

裏ヴァージョン (文春文庫)裏ヴァージョン (文春文庫)
読了日:04月24日 著者:松浦 理英子

 講義(日本文学)のテキスト

にょっ記 (文春文庫)にょっ記 (文春文庫)
読了日:04月22日 著者:穂村 弘

うつくしい子ども (文春文庫)うつくしい子ども (文春文庫)
読了日:04月19日 著者:石田 衣良

 講義(日本文学論)のテキスト

ミステリアスセッティング (講談社文庫)ミステリアスセッティング (講談社文庫)
読了日:04月16日 著者:阿部 和重

 阿部和重さんがうちの学校に講演にくるときいて。

あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)
読了日:04月16日 著者:あずま きよひこ

 元祖萌え4コマ (全3巻)

ベルサイユのばら 1 (集英社文庫)ベルサイユのばら 1 (集英社文庫)
読了日:04月11日 著者:池田 理代子

 オスカルさまかっこいい。女性にとっての理想のジェンダー (全5巻)

魔法なんて信じない。でも君は信じる。 (本人本)魔法なんて信じない。でも君は信じる。 (本人本)
読了日:04月11日 著者:西島 大介,大谷 能生

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)海辺のカフカ (下) (新潮文庫)
読了日:04月09日 著者:村上 春樹

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
読了日:04月01日 著者:村上 春樹

読書メーター

10年3月

3月の読書メーター
読んだ本の数:21(うち、コミック7タイトル14)冊
読んだページ数:3164(+α)ページ


ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)
読了日:03月27日 著者:浅野 いにお

 映画化に際し再読。過剰にドラマ化した最近の『おやすみプンプン』は、『ソラニン』的なもの(青春とか恋人の死とかなんかそういうもの)を(も)戯画化しているのだと思う。

セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史 (ソフトバンク新書)セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史 (ソフトバンク新書)
読了日:03月26日 著者:前島 賢

 最近の話題書。名前が挙がる作品に私がリアルに触れて来たもの(西尾とかファウスト)がでてきている。色々最近。とても読みやすい。『ゼロ年代の想像力』読もうと思った。

荒川アンダーザブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダーザブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)
読了日:03月24日 著者:中村 光

 アニメはじまりましたね。鉄人兄弟が好きです。

斜陽 (新潮文庫)斜陽 (新潮文庫)
読了日:03月21日 著者:太宰 治

 うーん。

てのりくじら―枡野浩一短歌集〈1〉 (枡野浩一短歌集 1)てのりくじら―枡野浩一短歌集〈1〉 (枡野浩一短歌集 1)
読了日:03月21日 著者:枡野 浩一

 名月が好きなので。いいよね、枡野浩一

網状言論F改―ポストモダン・オタク・セクシュアリティ網状言論F改―ポストモダン・オタク・セクシュアリティ
読了日:03月17日 著者:東 浩紀,斎藤 環,竹熊 健太郎,永山 薫,伊藤 剛,小谷 真理

 『戦闘美少女の精神分析』から。東パートは動ポモの紹介版みたいだった。エロマンガの考察(永山薫)面白かった。

弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)
読了日:03月12日 著者:しりあがり 寿

 しりあがり寿東海道中膝栗毛読まんと。

女生徒 (角川文庫)女生徒 (角川文庫)
読了日:03月10日 著者:太宰 治

 今回読んだ太宰の3冊のなかで一番面白かった。太宰は女性一人称体が得意。
 「おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。あたし、ちきゅうの、どこにいるか、ごぞんじですか?もう、ふたたびお目にかかれません。」このフレーズには個人的な思い出もあるのだけれど、さて、この吸引力はなんだろう?
 美の観念に対する鋭さ。

「おたく」の精神史 一九八〇年代論「おたく」の精神史 一九八〇年代論
読了日:03月06日 著者:大塚 英志

 大塚英志経験談
 オウムについて調べようかな。

なつのロケット (Jets comics)なつのロケット (Jets comics)
読了日:03月05日 著者:あさり よしとお

 小学生がペットボトルロケットからヒントを得た人工衛星を打ち上げる話。全てを語らないあたりが良さ。

ディエンビエンフー 5 (IKKI COMIX)ディエンビエンフー 5 (IKKI COMIX)
読了日:03月04日 著者:西島 大介

 ジャスミン!! ベトナムが舞台の「かわいい」戦争漫画。

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
読了日:03月04日 著者:太宰 治

 映画化に際し…といっても映画観てない\(^0^)/

僕の小規模な失敗僕の小規模な失敗
読了日:03月02日 著者:福満 しげゆき

 ダメ男系の系譜。正直すぎるところが売り。あと同じ擬音をしつこく使ったりとかが漫画技法的に面白いと思う。

アンダーカレント  アフタヌーンKCDXアンダーカレント アフタヌーンKCDX
読了日:03月02日 著者:豊田 徹也

 上質。

読書メーター

09年12月

12/29
DEATH EDGE(1)/霜月かいり
12/28
二十億光年の孤独/谷川俊太郎
12/27
本当はちがうんだ日記/穂村弘
12/18
フーコー入門/中山元
12/16
小説の読み方/平野啓一郎
12/15
猛スピードで母は/長嶋有
寿町美女御殿(1)〜(3)/山下和美
マンガは哲学する/永井均
12/13
性の歴史? 知への意志/ミシェル・フーコー
化物語(アニメ)ひたぎクラブ
12/8
思想地図vol.4
へうげもの(〜9)/山田芳裕
12/5
時をかける少女/監督:細田守

09年11月

11/30
ニッポンの思想/佐々木敦
11/29
自虐の詩/業田良家
涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ1期)
11/24
へうげもの(3)(4)/山田芳裕
11/23
化物語(下)/西尾維新
11/19
へうげもの(1)(2)/山田芳裕
11/17
岳(1)(2)/石塚真一
11/16
夕凪の街 桜の国/こうの史代
きのう何食べた?(1)(2)/よしながふみ
化物語(上)/西尾維新
11/8
後悔と自責の哲学/中島義道
11/6
現代思想の地平(放送大学教材)/石田英敬
11/5
聖☆おにいさん(4)/中村光
11/3
義男の青春・別離/つげ義春
11/1
無能の人・日の戯れ/つげ義春