開き直ってダラダラすることに決めた

あと数日したら、私の「繁忙期」に突入。

コロナ禍以降「忙しいこと」がどんなことだったか忘れてしまっていて、去年と同様に今年も、小心者の私はソワソワと気持ちが落ち着かない。

ま、既に仕事に関して具体的にするべき心配はしてしまった感もあり、もうここは開き直ってこのウィークエンドはダラダラ過ごすしかあるまい。

どうせウィークエンドには何も動かないし。

ノーテンキと同時に小心者な私、この小心さが思慮の浅い部分を補ってくれたのだとも思う(現に無事に屋根のある所に住み、今のところ飢えに苦しむこともない)ので、せいぜい死ぬまで「小心者」をやっていくしかあるまい。

「小心」+「運の良さ」、生き抜く上での大きな資質(?)であるなあ…。笑

 

 

昨日は夕方のニュースで、「今さっき入ったニュース、まだ詳細はわかりませんがモスクワで・・・」と、ロックコンサート会場での銃撃についてちょっとした動画を見せてましたが、その後少しずつ詳細がアップされてます。

今朝の記事

www.rtbf.be

↑ には、私が読んだときは負傷100人と書いてあったけど、今ラジオのニュースでは115人と言ってました。

メドヴェージェフが「もしこれがウクライナの指導者につながる行為なら殺す」と言ったと書いてある。

また戦争にイヤな影響がありそうで怖い。

先日友人が言ってたけど、この人、今はすっかり陰謀論者たちのリーダーみたいになってるらしい。気持ち悪い。

ロシアはフェイクニュースを最も多く発信している国だそうだし。

プーチンしか知らない若者たちの多くがプーチンを支持しているとも聞きます。

 

 

 

さて、ここ数日見かけたものなど。

 

今年は選挙を行うところがいっぱいで、票をゲットするために難民問題を利用している政治家がいっぱいいるとUNの人が非難した、というニュース。

なんでも世界の半分の人たちが投票に行く年になるらしい。

www.lesoir.be

>Certains politiques les accusent de tous les maux, « qu’il s’agisse des taux de criminalité ou de l’inflation, du chômage ou de l’insécurité », a-t-elle dénoncé. Selon elle, les migrants sont des cibles « faciles » car ils « ne votent pas ».
なるほど、と思った。
全部彼らのせいにしちゃえばカンタンですものね。
難民の立場では投票もできませんから。
 
ニッポンに行こうと航空券を買っちゃった私、そういえば10月に地方選があるんだったと思い出した。
10月13日、その日私はニッポンにいるはず。
投票は義務なので、時期が来たら「ここにいません」という証拠を見せて「投票に行かない正当な理由」を証明しないといけない…。
考えが及んでいなかった…、あほ。めんどくさいけど日程は変えないもんね。
総選挙じゃなくてよかった。

 

昨日見かけて、おもしろいなあ、と思ったニュース。

www.rtbf.be

人生において「見た目の良さ」が良い影響を与えるのは、女性に より 男性に だ、という話。

見かけがいいことで得するのは男も女も同じなんだけど、女性の場合仕事を得るところまでは見かけがいいとそうじゃないより簡単、だけどその後、キャリアの面では女であることで上には行けない、って話みたい。
それと、家庭環境による教養のある・なしも差を生む、と書いてあったとも思う。
 ま、いい仕事を得て、お金をいっぱい稼いでも、それで幸せとは言えないけど、お金ってものすごく有効なツールだし、ないよりはあった方がいいよね。(私も安心して余生をおくるためのお金は欲しいぞ 笑)

 

 

最近よく目にする、5月に観にいくヤン・ヴァン・エイクの作品。

修復前

修復後

これを見ると、先日IRPAでいただいたアドヴァイスは、青緑を堪能してね じゃなくて青と緑を堪能してね だな。

高価な青色はマリア様にしか使えなかったと聞いたことがあるけど、宰相がしっかり使わせてる。

すごい権力だったのかな?

昨日こういうのを見つけた。宰相ロランに関する説明がされていて、まだちゃんと聞いていないのだけど、ルーヴルに行く前までにちゃんとお勉強をしておこう。

知って観るのと知らないで観るのは大違いだから。

www.radiofrance.fr

 

 

フレデリックミッテランが亡くなったというニュース。

私にとっては、こちらで暮らすようになって、もっとも初期に知ったフランスのインテレクチュアルのひとりです。

ミッテラン元大統領の甥っ子で、シネフィルということでも知られる。

この方はゲイ。

www.radiofrance.fr

ああ、また一人亡くなった…、と思った。

今朝はこのヴィデオを見つけ、聞きながらいろいろやってたんだけど、たっぷりご自身の人生の話をしておられるので、あとでゆっくりちゃんと聞こうと思う。

auvio.rtbf.be

 

きゃああ、見に行きたい!と思った天使たち。

Bath Abbey angels climbing the Jacobs ladder

 

 

復活祭まであと1週間。

サマータイムもその日からスタート。

 

春でございますねえ。

 

あ、どうでもいいことだけど、昨日FB上で「この100年の魅力的な男性たち」というヴィデオがあって見たんだけど、いろんなハンサム俳優・ミュージシャンたちの中で、一番かっこいいと私が思ったのはデヴィド・ボウイだったわ。

もうダントツ。1970代の一人として登場していた。

 

 

 

1週間経ったので メモ (追記あり!)

もう1週間経ったので更新。

あまり間を置くとむちゃくちゃめんどくさくなるので…。

 

今月はもうしばらくしたら仕事であわただしくなるし、きっともっとめんどくさくなるだろうから、ここ数日のことをメモしておかないと。

 

2~3日前、オバマ元米国大統領がアントワープに来てました。

講演のため。

その機会に、そういう講演にどのくらいの講演料が支払われるのか、他の有名人のケースも紹介しつつニュースで話してましたが、ものすごく高額なのでビックリした。

1回で数十万ユーロ。

 

昨日だったか一昨日だったか、オリヴァー・ストーンもベルギーに来てたような気がするなあ。

彼はプロ原発のドキュメンタリー(2022)を作ったんですね。

注意してなかったんで全く知りませんでした。

気候変動を止めるには・・・という発想らしいが・・・。

fr.wikipedia.org

 

一昨日シャルルロワで、麻薬・武器などを密輸しているという人の家に、早朝ポリスの特別部隊が捜査に入るという作戦が決行されたのだけど、そのときその犯人はその計画を既に知っていて、いきなりポリスに発砲するという反撃に出り、ポリス一人死亡(36歳)、一人重体、あと二人負傷、という「早朝から銃撃戦」という、ベルギーでは前代未聞の事態になってしまいました。

きちんと秘密裏に準備されていた捜査、それをもらしたのはポリス内部の3人だそう。

www.rtbf.be

 

 

 

先週木曜日、IRPA(Institut Royal du Patrimoine Artistique) の Porte ouverte (開かれた扉という意味で、いろんな学校や施設が、ときどきこうやって見学の機会を提供してくれる)で、ここのは有料(ひとり5ユーロ)の行事だったんだけど、私は毎月ちょびっと寄付しているゆえに二人分無料のチケットをもらったので、興味を持ってそうな友人を誘い見学してきました。

18時まで自由に見学してよく、各セクションにはその道の専門家がいて、説明してくれるし質問に答えてくれる、というイヴェント。

www.kikirpa.be

この機関は、文化財の研究・修復を行うところで、去年の9月、文化遺産の日にも見学したところです。

shohoji.hatenablog.com

おもしろかったです。

今修復の真っ最中の、本来アントワープの聖ヤコブ教会にあるルーベンスのお墓のうえに飾ってあるルーベンスの作品を観ることができたのが一番嬉しかったかも。

汚れやニスや後に上に描き加えられたを、ほぼ取りのぞいた状態のものを観ることができました。

ここまでの作業が修復で一番時間がかかるところ。

説明をしてくださったのは、ヤン・ヴァン・エイクの神秘の子羊の修復において、第1ファーズ(現在第3ファーズ)の責任者だった方。

修復の第一ファーズでも、表面の汚れとニスと後で上に描き加えられたものを取り除くのに3年かかったそうです。

良い機会なので、「こんどルーヴルに宰相ロランと聖母マリアを観にいくんだけど、最も観るべきところはどこでしょうか?」と訊ねたら、「青緑が美しいから堪能してね」との返事でありました。

 

あと、16世紀の油、ピーテル・アールツェンの作品、修復のことより美術史の観点から、修復中の作品に描かれていることについて、いろいろ解説してもらいました。

おもしろかった。

調べたら、Wikiにこの画家についてニッポン語のがありました。

ja.wikipedia.org

説明してもらった今修復中の作品はこれ。

当時の売春宿を描いたものです。

 

昼過ぎに、ちょっと抜け出して近くのカフェでワインとコロッケを食す。

 

で、お腹いっぱいになったら友人も私も脳みその容量が低下してしまった。

ワーテルローから出てきていた友人は、ここでギヴアップ。

私はもう少し残り、タピストリーのセクションを観に行きました。

むちゃくちゃ若い女の子が一人で担当していて、聞けばアントワープ大学の学生さん。

研修生で、今は第一人者の女性が年金生活に入ってしまわれていて、その方が毎週ちょっと顔を出していろいろ指導してくれるのだと言ってました。

その方はもう目が顕微鏡なのかと思ってしまうくらい、自分には言われないとわからないところがちゃんと見えるんですよ、と言ってました。

脳みその容量低下ゆえに、もっといろいろ教えてもらったけどほとんど覚えていない。泣

あまりにも若く見えるので、いくつ?と聞いたら、答えるのにすごく悩むので一緒に笑っちゃいました。

コロナ禍のせいで自分の歳がわからなくなっちゃった、と。

中等学校の生徒くらいにしか見えないのだけど、23歳でした。

 

 

 

翌日、金曜日には友人とランチに日本食レストランへ。

食後はレストラン近くのカフェでマッキアート。

カフェの壁です。

旧市街だし、たぶん1700年頃の建物だと思う。

昔の電話ボックスがアートになってた。

 

昨日火曜日は王立アカデミーの講演。

今回はいつもと異なり、ワロニア-ブリュッセルの議会が会場。

こういういつもは絶対入ることができない所に入る、というだけでも、ミーちゃんハーちゃんである私には喜びだったりする。笑

入るときはセキュリティー上バッジが必要。

バッジの下にあるのは私の手帳、スイカのステッカーはしばらく前に長女くんにもらったFree Palestine。

議会の中。

例によって早めに到着したので、この時点ではまだ人は少ないけど、後に満席になりました。

講演のタイトルは「デモクラシーの危機 les crises de la démocracie」です。

「危機」が複数になっているところも重要ですよね。

講師はフランス人の女性で、たしかEUコミッションで研究者をされている方だと思う。

専制主義」から「民主主義」への移行のピークはこの200年の間に3回。

そしてここ10年をグラフで見ると、また「専制主義」へと移行しつつある。

デモクラシーというのが、単に「選挙で投票できます(多数決)」じゃ不十分、デモクラシーの質が問われるわけで、言えることは「教育が大切」ってことなんでしょうね。

ベルギー人の ダヴィド・ヴァン・レイブルック

fr.wikipedia.org

私はこの人が大好きなんですが、この方がおっしゃる「市民から無作為に抽出した人たちで委員会を作り、勉強して、何らかの問題を決定していくプロセス」、すでにヨーロッパではブリュッセルが一番最初にこのシステムを導入しています。

5G に関する話し合いをしている。

いわゆる国民投票Brexit の結末を見ればわかるけど、単に多数決ではダメなんですよね。

ただ、こういうシステムって、市民に余裕がないと難しい。

ベルギーではワロニアもこのシステムをスタートしたそうですが、委員会の開催は週に1度ウィークエンドに、報酬も払われる、子供のいる人にはベビーシッターも用意される、などなど、ちゃんとしていて、私もやりたい!と言いたい。

 

講演では行き過ぎた質の悪いデモクラシーは、すなわちオートクラシーである、と…。

だよね、と思った。

また、行き過ぎた「デモクラシー」は「デモクラシー」を殺す、と。

たしかプラトンも遠い昔にそういうことを言ってますよね。

 

そういうわけで、特に目新しい内容ではなかったけど、講演後は飲み物やサンドイッチ、デザートもふるまわれ、イヤシイ私は嬉しかったです。

どれもすごくおいしかったし。

 

 

 

さて、その他フォトなど。

 

来年のコレクションを最後に、引退されるそうです。

 

これ、笑った。

ゴッホはここで生まれてないし、ここで亡くなってもいない、って。

じゃ、ここは何?

 

 

久々にシーレ。

Egon Schiele. Self-portrait with related sketch 1913

 

ローマに行って10日も経たないうちに、チビ太は寝返りを始めたり、いろいろ進歩しているようです。

予想はしてたけど、すごいわあ。

時々送ってくるフォト、バババカにはめちゃ可愛くて、長女には叱られそうなので、内緒でちょっとここに貼りたくなった。1枚だけ貼っちゃう。笑

四六時中一緒にいたいとかは全然思わない冷たいばーちゃんは、そこらへんで元気にしていてくれたら超満足なのである。

 

追記・あああ、IRPAの絵画の修復のところで、ルーベンスのオートポートレートを解説付きで観たことを書き忘れていた!

 

ルーベンスハウスにずっと置いてあった、彼が50歳ころ、もうすぐ再婚、って頃のオートポートレート

ルーベンスハウスの所有になるまで、いろんな人の手にあったわけだけど、彼らが自分の都合・好みでいろいろ変えていたのが、もとに戻ったわけです。

ルーベンスハウス自体、今修復中で閉じてるんですが、そんな中、修復が終わったピッカピカのを観ることができた。

めでたい!と嬉しかったのに、記し忘れてた。

修復前がこれ。

 

今日のメモ

いろいろ忘れないようにメモ。

 

昨日のニュースで重要と思ったもの。

今ラジオのニュースでもこの件について話してる最中。

 

というわけで、ちょっと聞くことに集中してしまったので少し時間経過…。

 

昨日ゲントの裁判所で、シールド&ヴリーデン事件で起訴された極右政党ブラームス・ヴラングの旧議員であるドリス・ヴァン・ラングノーヴに、レイシズム・アンチセミティズム・ネガシオニズムということで、執行猶予付きで禁固1年・10年間の市民としての権利はく奪の判決が下されました。

武器を所有していたことでも10か月の禁固刑。

2018年の事件、2019年に公式に有罪とみなされ、今回の判決となりました。

彼の仲間4人には執行猶予付きの8か月の禁固と8000ユーロの罰金、加えてメヘレンにあるカゼルヌ・ドッサン(大戦中の強制収容所、ここからユダヤ人、ジプシー、同性愛者、コミュニストレジスタントたちがアウシュヴィッツに列車で送られた。今はミュージアム。)を訪ねて学ぶ義務、などが言い渡されました。

ネガシオニズムっての、ニッポン語でなんていうんだろうとWikiってみましたが、出てこず。(出てこないことに驚いた。)

たとえば「ホロコーストはなかった」なんて言う人々の信じる、史実に反することをかかげる主義なんだけど、ニッポン語でなんていうんですか?

英語だとヒストリカル・ネガシオニズムらしい。

仲間内でのジョーク、表現の自由、などという範囲を超えているみなされた、ということです。

www.rtbf.be

 

判決の様子をニュースで見ましたが、終始ニヤついてましたよ。

一部の人にはヒーローなんでしょうが、冗談ではすまないんだよ、と、司法の見解をきちんとみせた判決となってます。

 

極右の連中の常套手段が「分断を煽る」ですしね、ニヤニヤした顔を見て、ほんとに気持ち悪いと思いました。

 

 

昨日FB上でヤン・ヴァン・エイクの作品のディテールを見て、美しいなあ・・・と見とれました。

そしてコメント欄を見ると、もうすぐルーヴル美術館でヴァン・エイク展が始まる、と書いてあった。

うわあ、知らなかった! と思い、速攻でサイトを見ると、3月20日からこれ ↓ がスタート。

www.louvre.fr

って、レオナルド展の規模ではないし、ゲントでコロナ騒ぎ直前に鑑賞したヴァン・エイク展の規模ではなく、基本の入場券でこのコーナーも鑑賞できます。

この作品、1800年に美術館がゲットして以来初めて修復されている真っ最中、表面のニスを取りのぞいた美しい姿が味わえるようです。

というわけで、速攻で5月13日のチケットをゲット。

同時にパリまでのユーロスター(タリスとユーロスターが合併、今は旧タリスはユーロスターと呼ぶので、まだ慣れない私には脳内がややこしいことになる)もゲット。

この日にストが起こらないことを祈るのみ、です。

楽しみだ。遠い先っぽいけど、きっとすぐこの日がやってくるでしょうね。

ワクワク。

 

 

さて、SNS上で見かけた動画とフォト。

 

 

微笑むと皆とても可愛い。

www.facebook.com

 

こんなブレヒトは初めて見た。

Bertolt Brecht, ca 1919.

 

メモ終わり。

 

王立美術館の展覧会 IMAGINE!と 王立図書館の展覧会 ブリュッセルとアンソール  そして鳥山明氏の訃報

ここんとこ、うちに籠っていると罪悪感をいだいてしまうくらい良い天気。

日もかなり長くなってきましたしね。

昨日は国際女性デーということで、それ関係のマニフ、加えてしばらく前から予定されていた国全体のマニフということで公共の交通機関に影響があったので、私はそれを言い訳に籠っておりました。

(うちの近辺では、いつもストやデモの影響は最小なのであるが…)

 

昨日の朝、X を覗いて鳥山明さんが亡くなったことを知りました。

驚いた。

もうずっと前から、ドラゴンボールはこちらでものすごい人気なので、ニュースで語られる話題だなあ…と思いました。

思った通り、TVのニュースでは昼も夜もけっこう時間を割いて取り上げられ、オンラインの新聞でもいっぱい記事を見かけました。

 X ではマンガやアニメ関係をけっこうフォローしているからか、ほぼ全てが鳥山氏へのオマージュでした。

今活躍しているマンガ家さんたちだけではなく、マクロン大統領やフランス大使館、タイ大使館、ペルー大使館のつぶやきを見かけました。

今さらのように「すごい」と思った。

ドラゴンボールとともに育ったという世代もいますからね。

そしてその世代が親になり、子に語り継ぐ、って感じです。

www.rtbf.be

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リベラシオンの今日の表紙は孫悟空

ここでも何回か書いたと思うけど、こちらの9番目のアートと呼ばれるBDとニッポンのマンガは似て非なるもの。

ドラゴンボールの登場で、こちらでもBDとともに≪manga≫が定着することになりました。

ちなみに、1番目のアートは建築、2番目が彫刻、3番目が絵画、4番目が音楽、5番目が文学(20世紀以前はポエジー)、6番目以降は20世紀に入ってからで、演劇・ダンスなど舞台のもの、7番目は映画、8番目はTV/ラジオ、9番目がBD、10番目はマルチメディア、です。

 

私はといえば、あられちゃんと大学時代の思い出がリンクしてます。

 

ラジオのニュースで Japon と聞こえてくるときは、ほとんどがマンガとアニメの話、加えて映画と食べ物の話が少し、という感じです。

 

去年の夏、大学時代の友人(♂)の子がうちに泊まった時、彼女もマンガとアニメが大好きだったんでその話題で盛り上がりました。

そして、「そういう話をお子さんたちともするんですか?」と聞かれ、「そうよ」と言うと、「いいなあ、うらやましい。私は小さい頃から、マンガやアニメはくだらないと母に禁止されてましたから。」と...。

自身が読んだことも観たこともないことを、どうしてくだらないと決めつけることができるのだろう、と思いました。

それに、法治国家とも思えぬ国、市民としての意識が遅れまくっている社会のもので、私が今一番興味を持てるものってアニメとマンガのみなんだけど…と、そのとき私は心で思ったことでした。

 

 

長女たち親子が今日ローマに発ちます。

向こうでひと月過ごす予定。

ローマのおじいちゃんであるピエル=ルイジさん、愛称ピエロさんが、準備を整えて首を長くして待ってます。

1週間ちょっと前から、ローマまでの荷物持ちをすると、ローマのおばあちゃんであるラウラさんもこちらに来ています。

 

木曜日、私が住んでいるあたりを散策したいとラウラさんがうちにやってきたので、一緒にちょっと歩き回りました。

建築物を眺めるのが目的。

そのときうちにあるローマの地図に、ピエロさんとラウラさんのうちの場所をチェックしてもらいました。

旧市街、いろんな場所に徒歩で行けるくらいのいい場所です。

 

ジョヴァンニからは「僕たちがいる間においで」、ピエロさんからは「チビ太と来るとチビ太中心になっちゃうから、ちょっとずらしておいで。来年はバチカンのジュビレで世界中から人が集まるからローマはものすごく混むし今年がいいよ。」、ラウラさんは「来年は特別な年だからそれはそれで興味深い。人が集まるんでタイヘンなのはホテルを取ることぐらい、来年もOKよ。」と、それぞれ異なるお誘いを受けました。

 

春はちょっとばかり仕事で忙しいし、夏は暑かろうし、秋はニッポンに行くし…、ローマには行きたいし、きっと行くだろうけど、今のところ予定立たず、です。

(40年前に、ニッポンから飛行機でローマ入りし、そこからフィレンツェに向かう前にちょっと見たことがあるだけなのである)

彼らはローマ近くの美しいオルヴィエト(イタリアで一番美しいと言われる教会がある)にも家を持っていて、しみじみ、裕福なファミリィだなあ、と思う。

 

 

ラウラさんと歩いて、近所にあるのに初めて見たアールヌーヴォー建築のフォト2つ。

 

 

これ ↓ ヴィクトル・オルタの作品、今キューバ大使館。初めて気づいた。

 

うちの近所ではないけど、ニッポンでもものすごく有名なベルギー人フラワー・アレンジメントのダニエル・オストさんのブリュッセル店舗内、ラウラさんと長女のうちに向かう時、乗り換えのメトロ駅の近くなのでちょいと立ち寄った。

アールヌーヴォーの美しい建物で、昔はファーマシーだったものです。

以前は店内でフォト撮らせてもらえなかったんだけど、この時は「OKよ」でした。

fr.danielost.be

 

 

さて、力尽きてきたけど、展覧会を二つ鑑賞したのでメモしておかないと…。

 

王立美術館のシュールレアリズム展 IMAGINE!

 

BOZARのものとは異なりインタナショナルで、象徴主義のものとともに展示することで、その二つの在り方の違いを知れるようになってました。

メキシコのタマヨの作品もあったし、ポンピドゥー・センターからもいっぱい来ていて、ベルメールの人形などもありました。

象徴主義の作品の多くは、王立美術館の世紀末セクションで観ることができますが、マグリットのセクションでも世紀末セクションでも観ることができない所蔵作品が、今回はいっぱい登場していたのが嬉しかったです。

 

タマヨ

 

キメラというコーナー

ベルメールは ↑ のコーナーにあった。

エルンストの作品がいっぱいあった。

 

ダリの作品 これは初めて見た

 

子供たちが手に取って遊べるコーナーもいくつかあった。

 

 

王立図書館のアンソール展は、ブリュッセルとアンソールの関わりに焦点を当てていて、思っていたより規模は小さかったんだけど、知らなかった事実をいっぱい学ぶことができておもしろかったです。

ブリュッセルが大好きだったらしい。

 

この大きな作品 ↓ オリジナルは米国にあるのでコピーですが。

 

いっぱいある作品の中で、16歳のアンソールが、18世紀のエッチング ↓ を

模写した ↓ ってのに感動してしまった。

少しは撮ったフォトからアップしておこう。

 

 

メモ終わり。

あと、近いうちにBOZARのアンソール展を観にいくつもり。

 

金羊毛騎士団展

先週の金曜日、Toison d'Or (金羊毛騎士団)展を観に、ものすごく久々にメヘレンに行ってきました。

期待以上におもしろかった。

改修工事でしばらく閉まっていたヴァン・ブスライデン・ミュージアムが、工事を終えて再開、その最初の特別展です。

建物は15世紀~16世紀の典型的なブルジョワの私邸。

最も有名な持ち主がヒエロニムス・ヴァン・ブスライデンで、大金持ちで当時の為政者の政治顧問、ユマニストだった人。

 

私にとってベルギーが暮らしやすい場所であるのは、多様性と寛容という社会で共有される〈価値観〉があるからだけど、そういう価値観って一朝一夕に築かれたものではなく、何世紀にもわたって築かれたものだと、歴史上の人々のことを知るたびに再確認するんですよね。

極右化が激しいドイツのドレスデンで反極右のデモが行われた時、主催者が「歴史を振り返ってくれ。排他主義がそこに繁栄をもたらした例はない。」と叫んでましたが、まさしくその通りだと思う。

決めつけたら申し訳ないけど、極右の人って教養の乏しい人が大半、そんな中でそういう思想を持つほんの一部のヘンに頭のいい人が、その無知につけこんで煽ってると思うんです。

 

話は逸れたが、特別展、ハプスブルクのマキシミリアンとブルゴーニュ公マリーさんの間の二人の子供のうち、お兄ちゃんだった美公フィリップの時代、当時まだ12歳だったフィリップが騎士団の集会をメヘレンで開いたという史実を中心にしてありました(と私は理解した)。

www.hofvanbusleyden.be

Toison d'Or の創設者は、ブルージュに拠点を置いたブルゴーニュ公爵善良公フィリップです。

絵画や史実で見かける騎士たちの紋章を、おお、これが!みたいにおもしろく眺めたことだけど、30人いるはずの騎士全員が、この第15回目の集会にそろったわけでもない。

マキシミリアンは(もうブルージュを追い出されていた頃だからか?)参加してなかったそうだし、数年、長いときは十数年も間が空く集会では、もう亡くなったひともいるし、謀反とみなされ騎士団を追われたものもいるわけで、この時もメンバーは14人不足してたとオーディオガイドが語っていた(と思う←ボケゆえに曖昧)。

ja.wikipedia.org

久々のメヘレンだったんで、街の様子も含めてたくさんフォトを・・・と思ったのであるが、うちにスマホを忘れてしまい撮れず…。

(美公フィリップが若くして亡くなり、その妃である狂女フアナがスペインで幽閉されていた頃、フィリップの妹であるマルグリット・ドートリッシュが統治した期間があり、その拠点であったメヘレンも一時は〈世界〉の中心だったので、いろんな歴史的建造物もあるし可愛い景色もあるのです。)

この展覧会を観に行こうと誘ってくれた友人に頼んで、一番感動した今回訪ねた建物の1室は撮ってもらった。

改修工事で修復されたんでしょう。

(今どきの修復というのは、オリジナルの上に重ねられた後世の装飾を取り除きモトにたどり着くことだそうなので。)

ヒエロニムスの頃のフレスコが鑑賞できるようになってました。

この小さなスペース、招待した友人たちと親密な会話を楽しむところだったらしい。

その友人たちというのは、たとえばエラスムストーマス・モアだったりするわけです。

ミーハーな私は、こういうのを見ると「きゃーーー」とコーフンしてしまいます。

 

メヘレンの市長さんは、その政策から「世界一の市長」に選ばれた人です。

分裂している市民たちをまとめ上げた人。

たしかまだ同じ方が市長さんだと思う。

この方に取材したというニッポンのジャーナリストから、後を継いでくれる新しい市長を見つけたいと言ってたと聞いたことがあります。

この方。

政党は今の首相と同じ、経済リベラルVLD(仏語圏のMRと同じ)ですが、ニッポン的に言えば、この政党も、経済リベラルとはいえ社会民主主義を掲げる政党に含まれると思います。

fr.wikipedia.org

≪He is currently the mayor of Mechelen. In 2017, Bart Somers was awarded 2016 World Mayor Prize as recognition for his outstanding achievements in welcoming refugees during recent years and for the long-term integration of immigrants from different cultures, religions and social backgrounds. He obtained a law degree from the Katholieke Universiteit Leuven.≫

もともとベルギーに住む人たちの多くは穏やかだし、街の規模は小さいしで、どこに行ってもピリピリした感じはありませんが、メヘレンでは特にゆったりした感じがしました。

上述の事実ゆえの「気のせい」かもしれませんが。笑

 

 

 

昨日パスポートをコミューンに取りに行ってきました。

ページを開くと、BDの主人公たちをちりばめていて可愛いパスポート。

で、帰宅後ニッポンへの往復航空券をゲット。

パスポートがないと航空券も買えないと(欧州内で航空券を購入するときは身分証明書のデータを入力しないといけないものだから)思い込んでましたが、大間違いで必要なかった。

1000ユーロ以上の買い物をするのは久々だったんで、クリックするときドキドキしてしまいました。小心者なので。うふふ。

 

パスポートはこれから7年間有効。

もしかしたら次の更新が最後になるかもしれないなあ…、あるいは今回が最後かもしれない。

EU内ならばIDカードでOKですから、ちょっとした遠出にパスポートはほとんど必要ないですから。

ニッポンに行くのも、もしかしたらこれが最後かもしれないし、会いたい人たちにちゃんと会っておこう、姉孝行もしておこうと思ってます。

まだ半年以上先のことなので、詳細は決めていませんけどね。

 

 

 

タヴィアーニ兄弟のパオロ・タヴィアーニが亡くなりました。

パードレ・パドローネ と カオス は特に好きな作品だった。

www.rtbf.be

 

 

微笑まないではいられない可愛いフォトを貼って、今日のメモをオシマイにする。

 

 

 

 

 

火曜日なのに混んでいた でも、とてもおもしろかった

昨日BOZARに、つい最近スタートしたベルギーのシュールレアリズム展 "Histoire de ne pas rire." を観に行ってきました。

www.rtbf.be

ウィークエンドはものすごく混むだろうと平日を選んだのに、かなり混んでいてビックリしてしまった…。

チケット売り場に人が並んでいたんです。

ミュージアムパスを持っている人でも、チケットをもらう必要あり。小さなミュージアムなら、入り口でパスを見せるだけで済むんだけど。)

エーッ、ウッソーと思い最後尾の人に「これってチケットのために並んでいるんですよね」と確認すると、「そうですよ」とのこと。

「混まないだろうと火曜日を選んだのに・・・」と言ったら、「僕たちもそうなのよ」とおっしゃってました。

たぶん、シュールレアリズム自体が人気あるんだと思います。

この様子だと、土・日・祭日は絶対避けた方がいいと確信。

仏語圏はカーニヴァルのヴァカンスに入りましたし、それも関係あるのかな。

蘭語圏のお休みは先週終了)

 

人が多かったので、ササッと見て出直そう、と思ったにもかかわらず、ものすごく面白くて、けっこうゆっくりしてしまいました。

考えてみたら、ヴィジュアルアートと文学の融合であるわけで、おもしろくないわけがないんですよね。

 

タイトルの Histoire de ne pas rire. (笑い事じゃない話、くらいの意味かな)というのは、マグリットたちとともにベルギーのシュールレアリズムのムーヴメントの中心人物のひとりであったポール・ヌジェ(生化学者、詩人)が発行した、このムーヴメントに関する本のタイトルです。

fr.wikipedia.org

去年の春、ベルギー研究会のブリュッセル大会の際に王立図書館で見せてもらった彼らの手稿なども展示してありました。

 

 

最初のセクションはインタナショナル。

マックス・エルンストは好き。

 

 

ダリ

 

エルンスト

 

アラゴンブルトン

 

 

ピンボケだけど、ま、このくらい混んでたということ。

 

そのあと、ベルギーのみのセクション。

近年のエクスポジション、フェミニズムの視点による考察なしではありえないですね。

ベルギーのムーヴメントでは、女性はこの二人のみ。

ラシェル・バースの作品は、私の好みではなかった…。

ジャヌ・グラヴロルは、マルセル・マリエンとの出会いでこのムーヴメントに入っていくことになったそうだけど、そのマリエン氏、私は全然知らなかったけど、その作品はかなりおもしろい。

私がベルギーで暮らし始めたころはまだご存命だったことを知り、自分の無知を恥じたことである。

fr.wikipedia.org

 

エノー州(モンスが州都)のラルヴィエールにもムーヴメントがあったってのも初めて知った。

おもしろい作品もいっぱいありましたよ。

ブリュッセルのアーティストたちとの交流の機会はあまりなかったらしい。

今の時代なら楽勝で交流できたでしょうにね。

中心になった人の一人がマルセル・ルフランという方で、その方によるフォト。

モンスのパルク、うちの子供たちが通った中等学校のそばなんです。

懐かしいこと。

 

レオン・ドゥグレルという大戦時の極右の人がいて、その人を描いてある。

彼が中心となったREX。ヒットラーには息子のようにかわいがられたそうな。

ベルギーがナチから解放された際、彼はスペイン(フランコの時代ですから)に亡命、天寿を全うしてます。

ja.wikipedia.org

 

これ ↓ l'introuvable (見つけられないもの)って作品(後ろの小さいのはピエタ)なんだけど、これを見てるとき後ろに小さい子をふたり連れた若いお父さんがいて、その会話がかわいくてかっこよかったです。

パパ「誰の眼鏡だ?」

子「・・・」

パパ「キュクロープスだよ、忘れちゃった? また今夜ギリシャ神話のお話しをしようね」

私の心の声(かわいい、かっこいい、いいなあ)笑

欧州のいろんなミュージアムを訪ねましたが、こういう様子をよくみかけます。

小さな子が親に連れられて来てるんですよねえ。

そして、子供たちはすごく可愛いしおりこうさん。

こうやってアートを身近なものとして成長していくんでしょうねえ。

 

 

6月までやってるし、また行こうっと。

王立図書館+BOZARでもアンソール展、王立美術館ではIMAGINEというシュールレアリズム展、この3つ、タイアップしてる。

今年でブルトンマニフェストからちょうど100年だから。

 

前回も書いたけど、フランスのムーヴメントとは距離を置いているベルギーのアーティストたちです。

これってきっと根本的「態度」の差だと私は思います。

フランスのアーティストたち(特にブルトン 笑)は、フランス人であるという誇りが高く(ときどき高すぎ 笑)、よく言えば使命感にあふれていて、悪く言えば傲慢。

ベルギーってそういう傲慢さのない国であり、ベルギー人って特にそういう使命感に燃える人たちじゃないと私は思ってます。

価値観・美意識の似た仲間うちで完結してるのかもしれない。

そういう意味では「排他的」なのかもしれないけど、へんなナショナリズムのヘンな排他性とは全然違う。

例えば、ジム・ジャームッシュの映画作品などに私が感じるものに似ている気がする。

(もちろんその時代に関わらないではいられないから、上に貼り付けたREX批判のポスターみたいな作品もある)

そして、私にはそういうところが好ましく思えるんですよねえ。

 

などと考えたのでした。

 

さて、例によってSNS上で見かけたものなど。

 

 

トリュフォーゴダール

めちゃ若い。

ベルギーで暮らし始めた最初の頃、TVでこの頃のトリュフォーたちを描いた映画を観たんです。

もうキュンキュンしてしまう作品だった。

何というタイトルだったのか全く覚えていないのです。残念。

また観たいんだけど。

 

げえええっと思ったニュース。

ジョン・レノンが受けた弾丸がオークションにかけられるそうな…。

www.rtbf.be

 

大好きなパコ・デ・ルシア

亡くなって10年も経つんだ・・・と驚いた。

亡くなるほんの少し前に、BOZARにコンサートを聴きにいったのよねえ…。

www.radiofrance.fr

 

GALLICAでブルトンマニフェストの手稿が見れるそうです。

gallica.bnf.fr

 

セイジ・オザワ

www.facebook.com

 

ということで、今日のメモおしまい。

 

9日ぶり・・・

前回から10日近く経ってしまった。

これ以上放っておくと、めんどくささに拍車がかかり、もうずっと更新しない…なんてことになりそう…。

 

というわけで、自分の脳みそのために更新。

 

一昨日、ルイと名付けられた嵐がベルギーにもやってきました。

その日はブリュッセル首都圏政府から、「17時に森が閉鎖されます」という要注意警報がSMSで送られてきました。

それで17時頃、外はどんな感じかしらとみてみると、2重に虹がかかってました。

おおおおっと思いフォト ↓ 。

 

FBにRTBFがやってる Ciel partagé (空をシェア)というグループ(メンバーおよそ12万人)があり、そのグループの多くの人たちが虹のフォトをアップしてました。

私が撮ったのはもう薄くなり始めたときみたいで、きれいなのがいっぱいあったので、そのうち少しだけ紹介したい。

それにしてもものすごい広範囲で、同じような二重の虹が見られたのね、と驚いたのである。

 

ブリュッセルを南に出た仏語圏ブラバンに住む Patricia Jourez さんという方がアップしてた。

ジャンヴァルのブドウ畑。

 

さらに南西に行って、もうフランスとの国境がすぐそこの場所で。

Julie Legrain という方が撮影したもの。

 

これはブリュッセルの北の端で撮影されたもの by Annette Degroote さん。

 

虹を見るとなんで嬉しくなるんだろ。不思議だ。

 

そしてこの時から1時間ほど過ぎたら嵐がやってきた。

短時間で去っていきましたが、フランダースの方では大きな被害が出たところもあったようです。

 

 

最近のニュース。

 

ウクライナ、ロシアが侵攻してまる2年。

ウクライナの人たちの疲弊もピークという感じです。

前線の兵士が不足しているらしいけど、進んで死ぬかもしれない前線に行くひとはいませんしね…。

リクルートされたくない方たちにインタビューしているのをニュースで見ました。

 

今朝EUコミッションのウルスラさんとベルギー首相がキエフ入り。

www.rtbf.be

 

ロシアといえば、アレクセイ・ナワリヌイ氏が亡くなりました。

この方のお母さんが話しているのをニュースで見ましたが、息子さんの遺体にも会わせてもらえないそうです。

セレモニーも勝手に済まされそうな勢い、許すわけにはいかないとおっしゃっていました。

彼のパートナーさんはEUにやってきて話をしていましたが、それに関してベルギー在のニッポン人の方が、「不倫中の彼女が・・・」と彼女を批判する言葉をFB上でアップしていて、「げええええっ、どこかの国のTVのワイドショーレベルの気持ち悪い発言ね」と思ってしまった…。

トランプが「自分もナワリヌイと同様だ」などと発言している記事も見かけました。

何言ってるの?と思ってしまった。

何でも速攻で利用するのね…。

少し前にNATOに関して過激な発言をしていましたが、彼自身はそうやって目立つことが目的なんでしょうが、大統領になったらそのまわりには本当にそういう考えを持つ頭のいい者たちが集まるわけで、いろいろと怖いことです。

 

報道されるガザの様子も悲惨すぎて、なんでこういう事態が許されるのかと思わないではいられません。

ネタニヤフはこの事態が治まれば、それこそ裁かれる立場になるので後に引けないってこと?

 

 

以前に何回かここに記した、6月の選挙までの特集「もし私が首相だったら…」ですが、今週のテーマは「雇用」でした。

特に人手不足が顕著な建設業界の方たちを取材してました。

 

 

気が滅入るようなニュースがいっぱいです。

子供たちがいつでもこんな風に笑っていられる世界だったらいい。心和むフォト。

でも、撮影されたのは1941年、けっして平和な時代ではないんですよね。

子供の時ユダヤ人であるゆえに大変な思いをしたAharon Appelfeldの、「子供だったんですね、森で遊んだ記憶があるんです」という言葉を思い出した。

Friends in Paper Bags
Helsinki
(1941)

 

 

レオくんのパパであるイヴァンさんはプロの作曲家で、映画音楽の作曲もやるんだけど、彼が音楽で参加した作品が、マラガの映画祭で上映されます。

ものすごく嬉しいみたい。

そのうちニッポンでも上映されるのかな?

これです。

スペインでは3月22日に公開される。

私は体力的にもうこういう作品は見たくないので、ベルギーで公開されても行かないと思う。すみません、イヴァンさん。

Tráiler oficial de la película 'La abadesa', dirigida por Antonio Chavarrías.

www.youtube.com

 

王立図書館とBOZARで、それぞれ観たいエクスポジションが始まってる。

アンドレ・ブルトンマニフェストから100年経ったのね。

私は個人的にブルトンは好きじゃないけど、ベルギーのシュールレアリズムの人たちは、そこから距離を置いてました。

 

www.kbr.be

www.bozar.be

 

これ、おもしろかった。

www.arte.tv

 

 

ときどき長女くんからSOSが届くので、そのときはチビ太のところに行きます。

彼女が動かないといけない用事があるときは身軽な方がいいので、私がチビ太とお留守番なのです。

ジョヴァンニは2か月の育休のうち半分を消化したところで仕事に復帰、残りの1か月は来月上旬からひと月イタリアに親子3人で出かけることで消化するそうな。

そういうわけで、イタリアに出かけるまで私も駆り出されるわけです。

生まれて2か月ちょっと経ちました。見るたびに成長してます。

イタリアから戻ってくる頃はもっと成長してるんでしょうね。

1分1秒の価値がバーチャンとは大違い。

すごいな、と思う。

長女から「ママはひとりで3人も育てたのよね。どうやってたの?」と聞かれました。

はい、どうやったかなんて、なーんにも覚えてません。笑

たぶんタイヘンだったんでしょうけど、そんなこと全く覚えていない。

笑ったことはいっぱい覚えてるけど。

父親は仕事がらほとんどベルギーにいませんでしたしねえ。

目の前にある「やるべきこと」を、優先順位に従って一つずつクリアしただけ、なんですよね。

覚えてないけど、よくやったぜ!笑

 

 

10月に2~3週間くらいニッポンにいくつもりです。

9月が第3四半期の〆の月で、会計上いろいろめんどくさいのが10月初め、9月下旬の友人のエクスポジションに合わせようとすると調整が困難、東京で彼女と合流すると楽しいと思ったんだけど、それにこだわるとニッポンでゆっくりできないことになる。

前倒しにすると9月、ニッポンは暑そうだし(寒いのは平気だけど暑いのはもう耐えられそうにない)、苦手なクモにも遭遇しそうだし(これも耐えられそうにない)、もうそのエクスポジションをパスすることにしました。

 

今持ってるパスポートが5月で切れるので、新しく作ろうとコミューンに行ってきました。

パスポートないと航空券も買えませんから。

それでパスポート用のフォトを撮ったのだけど、7年前のと比べると、当然ながらしっかり老けてる!

本人は変わったつもりなかったのだが、1分1秒の価値、赤ん坊ほどではないとはいえ、それなりでありますね。ははは。

 

PS この日の午後のニュースで、アレクセイ氏の遺体が、ようやく彼のお母さんのもとに・・・と言ってた。

 

PSその2 フランスのシュールレアリズムと距離を置いたベルギーのシュールレアリズム、これってブルトンの態度にマグリットが怒った話などを覚えていたので、そういう感じの話かと思ってたけど、もっと根本的な態度の話なんだと思い至った。

ナショナリズム」とか、そういうものともかかわってる話だわ、きっと。