だいじやうぶ











だいじやうぶ  




それに氣付いてよりの企てではありましたが
まあ 何とかかんとか實現の運びであります


思へば あの日――――――――


この身の 心身の不調のあんまりに この身の限界を悟りては
コースの仕事で壹番大事なことと云はば
コースを見續ける目 コースに掛け續ける目を 途切れさせぬこと
さにあるのではないかと さう思ひ到りたわけですよ
だうせグリーンキーパーの その職の寿命の如何に長くともたかだか數拾年でしかありませんから そこにコースのある限りは キーパーは その代を継ぎ その職を継いで行かねばなりませんよね


さにあらば――――――――



ずっとなかよし ずっと一緒! : 画像をクリックすると大きな画像が御覧になれます(別ウインドウで開きます)
さにあらば コースや芝の良し悪しや コースに掛け續けらるる 金や人の多寡を云云することも大切なことなれど グリーンキーパーの交代に際して如何にして 見る目 掛ける手を途切れさせずにこれを行ふか
そを行ふに 如何にかして己よりも高き次元の次代を据へることを図らうか 
グリーンキーパーの仕事には そんな側面もあるのだらうと思ひます
己ばかりの高みに登りては 後を継ぐ者の無きを それを己の高みの誇りとする事を潔しとせず これを断じ
己の 後を継ぐべき者達の踏み石として 泥濘にこの身を投じ 泥に塗れたる彼らの靴を嬉嬉としてこの肩に担ぎては より高きに送り出すをこの身に任ず
案ずるな 当代のキーパーは 次代の踏み石に過ぎぬものだと

 
まあ さう云ふわたしの どこまでを体現できたのやら知らん






とまれ やうやうに――――――――


やうやうに コースも若い衆も 晴れて わたしの手を離れました
だいじやうぶですよ
微笑んで 彼等の門出を祝いませう
さうして彼らの健闘を祈りませう


かれらなら だいじやうぶ






さあ こちらの更新も めでたき今日の日をもちましてお仕舞ひであります
長長のお付き合ひを ありがとうございました
御覧の皆様に 深く御礼を申し上げます




平成貳拾壹年參月拾伍日
sibafunokuroko拝


















小さく拳を握りたること











小さく拳を握りたること  




ものごとの段取り八分
グリーンキーパーなんて商賣を續けてゐると 本當によく判ります
まあ 平素よりは最善を望みては 果たせずんば次善 參善の企ての日日を過ごしをりますれば さう云ふ風になるのかも知れません
ものごとの 行き當たりばつたりにやつてゐるだけでは 最善の行き詰まりたるに 次善 參善の札を即座にきることが出來ません
常に 參日參月參年先から戻って考へる

う〜ん : 画像をクリックすると大きな画像が御覧になれます(別ウインドウで開きます)
そんな風に覺へてよりは あれこれと企てて來たひとつの段取りの果てもようやくに見へました その結果の最善かだうかの知れるはこれからですが まあ それはこれからのお樂しみと云ふことで良いのかと思ひます
それとは別に なんとまあ わたしの知らないところでの段取りもあつたやうですが まあ それはそれ これはこれ ですから またそれはその段取りを考へれば良いのでせうけれどもね
それにしても わたし自身の段取りが何にも進まないじやあないか
いつまでもまたせられない まつてもゐられない これまでの そつちの段取りの 何か手落ちの無かつたかをもう壹度考へては こちらも あくまで最善を望みませう


















書き物の神様から戴いた・・・・・・











書き物の神様から戴いた・・・・・・  




それこそまあこれまで好き勝手に書き散じて参りましたが
まあ 好い加減に拵へた言葉も幾らの數になるのやら――――――――

くんかくんか................. : 画像をクリックすると大きな画像が御覧になれます(別ウインドウで開きます)
『虚構と現實の綱渡り』
『蛙の如くに』
勝手な造語でも あとあとまで使い續けるものと云ふは 書いてゐては 不意打ちのやうに頭に浮かんできます
混沌の中から ひよいと釣り上げたさう云ふ言葉の やはり何かあるのでせうか
あとあと知つた古來の言葉や 書き物に 正しく意を同じゆうするを知るに驚き 嬉しく思ひ そして改めてその意を強くしたことの幾たびかあります
さう云ふ 謂わば『授かり物』ではありますが
まあ これからも書き續けるつもり
これからも使い續けるつもりではありますが


















ありがとうにはまだはやい











ありがとうにはまだはやい  




壹所懸命に良いことを書こうとしなかつたからかな――――――――
調べるに 足掛け六年 仟伍百伍拾餘回の更新との事

くんかくんか.................... : 画像をクリックすると大きな画像が御覧になれます(別ウインドウで開きます)
まあ ろくなことを書いて來てをりません
回數を誇るつもりもありません
ただ 日日の積み重ねがここにあつた と云うことではあります
さうして書き續けて來て
俺は これを掴んだ
等と 自慢できるほどのこともありません
ただ ネツトの上とはいへ 幾人もの方とお話をさせて貰へたことは 至極ありがたい事でありましたし 現實にお逢いできた方も何人もをりますれば さう云ふ意味では やつて来て良かつたと しみじみと思ひます
あともう少し――――――――
どうぞ もう少しのお付き合いを お願い申し上げます


















もう やられつぱなし  











もう やられつぱなし  




職人さんと云ふか 本職さん
まあ プロの方の仕事と云ふの見てゐて氣持ちの良いものですが

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見てゐて 本當によく判るのは
腕の良い人ほど その仕事の怖さや 危うさを知つてゐると云うことですか
やつはり それなりの腕の方と云うは それなりの道を歩んできた方ですし それなりの腕の奴は それなりの道しか歩んできてはゐませんか
まあ こちらがびつくりしてしまふやうなことを さらりとやつてのけて 知らぬ顔をしてゐる
おやじども とんでもなく格好良いぞ


















いよいよ はなもさきました











いよいよ はなもさきました  




さあ ものごとの取つ掛かりに その事に対するより具體的な “あるべきやう”の 有る無しが 事の成否に関はつて参りますけれどもね
なんとなく取つ掛かつてしまふと 仕事もなんとなく の仕事になりかねません

おかめざくら : 画像をクリックすると大きな画像が御覧になれます(別ウインドウで開きます)
かといつて 杓子定規に最善をばかり望んでゐても駄目なものは駄目
最善が望めぬなら 次善 次善果たせずんば 參善
ものごとに柔軟さは必要ですが それはまた別のお話 
さあ うちの 若い人達に準備期間と 引き出し作りの機會は 出來うる限り与へてきたつもりですが 彼等の中にどのくらいの“あるべきやう”が出來てゐますでせうか
やうやうにに 手並み拝見の春のつもりが わたしもまた別の“あるべきやう”を 大急ぎで拵へなければならないやうですが


















午睡より覚めては ありや ゆめであったかと











午睡より覚めては ありや ゆめであったかと  




日頃 あれこれと患わせてゐる――――――――
そのつもりが 話を聞くになんとびつくり
さう云ふこともありますか

件の現場ぁ(笑 : 画像をクリックすると大きな画像が御覧になれます(別ウインドウで開きます)
やられたなあ
なんて 苦笑のしきり
組織の 何時も何時も こつちの思ふやうに動かないことの解つてはをりますが さう來たか いやあ 今回は壹本取られました
正直參つた さう來るとは思はなかつたですよ
良いんですか 良いんですね 後に祟るかも知れませんよ
つてか 勢ひで つい受けちやいましたけど 本當によろしいんですか