本当にすごい人は自慢しないというけれど

ありゃ嘘だ。見栄っ張りでも、目立ちたがりでも、どんな畜生でも優秀な人はいる。性格の善し悪しと能力は連動しない。

本当にすごい人は人格も良い、ということにしておくと心休まる人が多いんだと思う。それは理解できる。そうであったらいいと自分も思う。けれど、実際のところそれは関係ないってのが現実なんだろう。

いいやつが作ったものが良いものとは限らなくて、嫌なやつが作ったものが素晴らしくて、なんか悔しかったりして、そういうことも多いからこそ、我々はなんというか、困っちゃうんだと思うんだよな。

最近レンタルビデオを

よく見ている。主に昔のドラマや映画を見る。あと、アニメは既に見た作品のコメンタリーを見るのが楽しい。
主にTSUTAYAで借りているのだが、TSUTAYAって1000円払えばDVDが10枚借りられる。これで20時間くらいは楽しめる。

1000円だと何が買えるだろう。

GUでジーンズが買えるだろう。
iTunesで曲が3〜4曲DLできる。
漫画が6冊ほど買えるだろう。
ラーメンとギョウザが食える。
ソシャゲのガチャが3回ほど回せる。

ものごとの値段というのは不思議なものだと思う。

ちょっと前までコロプラとか

ラブプラス(熱海)みたいな、ゲーム(とその周囲に生まれたコミュニティ)の熱量を現実の空間にも波及させようみたいな試み多かったと思う。たぶん今でも続いてると思うけど、これって不景気な中での試みだったと思っていて、要するに景気悪くて観光客こねえからもうよくわからんけどゲーマーが来てくれるならその話乗ったるわ的なところがあったと思う。そういう流れで日経とかもやたらとコロプラとか持ち上げてたけど、最近アベノミクスがなんちゃらで景気が良くなる風潮出てきて、これでほんとに景気良くなったら、ちまちまO2Oとかやってないで旅行雑誌に広告乗っけてれば客来ますねみたいな感じになる可能性あるかもしれない。似たようなことがネット広告とかにも言える気がして、不景気で広告費絞られるなら費用対効果わかんない4マスよりネットだよねみたいな売り文句で営業してたけど、普通にモノ売れるんやからちまちまネットに出すよりテレビでCM打とうやガハハみたいなおっさん的出稿に戻っていく可能性もなくはないと思う。

日本に帰ってきた

思うところあって日本に帰ってきた。

ベトナムでの仕事は楽しかったけど、さすがにこの段階で何年も続けて居るとやばくなるかなあというのがあった。
やばくなるというのは社会人としてみたいなことだ。

向こうでは助っ人外国人みたいな扱いで、チームに日本人は自分だけだったから、マネジメントも相当ゆるかったし、ミーティングなんかもほとんど参加しなかった。
それはすごい快適だったけど、これを続けてると日本人と仕事できなくなる可能性あったかもしれない。

あと、スキルの偏りに不安を覚えたみたいなのがある。
そもそも自分のスキルって仕事による学習から生まれたものよりも、趣味の横展開みたいなものが多いと思う。
それに需要があったからベトナムに行けたわけだけど、ここらでもう一本、柱を作っといたほうがいいと思った。

というわけで今月から日本です。ただいま。

会社も悪くないなと思ったこと

自分は学生時代、会社というのはとても非効率で居心地の悪い組織なんだろうなあと思っていたけれど、実際に働いてみるとそうでもないのかなと感じることができた。

中でも意外だったのは、「仕組みを改善しよう」というモチベーションが高いことだった。
正直、自分にとって世の中というのは、何か悪いことがあると「トップを変えればすべて変わる」であったり、「戦犯は誰々」であったりといった属人的な原因探しに満ちているなあと感じていた。
けれど、そうではなくて、「今回の問題は直接的には人為的なミスだけれど、根本的には組織の構造上のバグであって、そこを改善していくべきだ」というような意見が会社では多く話されていて、これはとても新鮮で、変に言えば見直した、という感じだった。

日本語学科の女の子

ベトナムで、4年制大学の日本語学科を卒業した女の子に会った。彼女は今22歳の新卒で、通訳の仕事をしている。日本に行ったことはないそうだが、とても上手な日本語を話した。

彼女には同い年の彼氏がいるらしい。医学部に通っているから、将来は医者になるのだそうだ。このまま結婚するかはわからないけど、もし結婚したら、夫と一緒に診療所を建てて、自分が通訳して、日本人の人が安心して診療に来られるようなところにしたいと言った。

話しているだけでわかる、頭のいい子だった。大学の4年間を費やせば、どこの国の言葉でも取得できただろう。なぜ日本語学科に入ったの聞くと、

「なぜかはわからない。なんとなく、いいと思って選んだ。でもね、好きになるときって、そういう感じじゃない?」

夫と一緒に日本人向けの診療所を建てるという彼女の夢が叶うかどうかはわからない。けれど日本語を学んだことを後悔してほしくないと思った。あのとき日本語学科を選んで良かったとずっと思ってもらえる国にする必要があると思った。

ベトナムの同年代に聞いた他国(と自国)のイメージ

アメリカ】
世界No.1の国。いろいろすごい。戦争は昔の話。iPhoneほしい。

【フランス】
ヨーロッパの文化的な国。植民地は昔の話。別に敵意はない。

【中国】
正直イメージが良くない。国単位でも個人単位でも乱暴な印象。アメリカと違って現在進行形の脅威。しかしパワーバランスは向こうの方が上なので、政府は外交をしっかりやってほしい。

【韓国】
イメージは普通。韓国客や現地滞在者のふるまいが良くない場合があるらしく、人間単位で嫌いになることはあるが、国自体は別に。サムスンとLGの製品がそこかしこにあり、ドラマや映画をよく見ることから、産業・文化両面でベトナムより一歩先を行っている国というイメージはあるらしい。

【日本】
アジアを代表する国。HONDAのバイク、TOYOTAの車は誰もほしがる。ドラえもん超有名。近代化、民主化、戦争など昔すごいことをした国。今はなにやってるか正直よく知らない。

ベトナム
どうにも政府のセンスが悪い。中国で暴動があったりしてる今、代替地として投資を呼び込むチャンスなのに、全然規制緩和しないから他国の企業がなかなか入れず機を逃がすだろう。はやく体制が代わらないかなあ。