my new gear......(DELL Inspiron 14(AMD)かっちった)

DELL Inspiron 14


DELLのノートパソコン『Inspiron 14 (5435)』をポチった。

というのも、今使っているWindows機であるThinkPad X250(中古品)を今後も使っていくのにはいささかの難があるな、と思ったからで。大雑把に問題は次のような感じ。

・画面の解像度が1366*768で、ブラウジングにしてもExcelなどの生産性アプリを使うにしても、ちょっと画面が窮屈である。これは通販で売っているFHD(1920*1080)の液晶画面に換装するという手も取れる。この辺はさすがThinkPad

・OSがWindows10であり、スペック的に(主にCPUとTPMがひっかかり)11へのアップグレードが適わないこと。2025年10月まではMSもサポートライフサイクルを続けるようだけど、いずれは11への移行をしなければならない。

ThinkPad X250は大変よく出来た機種だけど、さすがに入出力端子の陳腐化が否めないこと。

以上の点から、なにかのタイミングで買い換えをしようとは思っていたのだけど、ここ最近DELLの話を聞いて、安くなってるようだし買おう、と。そんなことを思い立ったんである。

 

さて、Inspiron 14はどんな機種なのか。

www.dell.com

大雑把には『14インチクラスのディスプレイを持った、家庭向けモバイルモデル』ってことになるだろう。なお今回はAMDモデルとしてAMD Ryzen™ 5 7530Uを搭載した1番安価なグレードにした。マジで安かったので。ただ、この選択で後々ちょっと損をする。

注文したのは3月14日(木)の夜で、実際に出荷されたのは翌日夜。手元に届いたのは3月17日(日)だったので、確かにパソコン一台送ってくるにしては早い、というべきだろう。即納モデルということでほぼ『吊るし』の機種だから、このスピード感は十分だ。

届いてからのセットアップは『可もなく不可もなく』とでもいうか、今日日のパソコンの立ち上げとして『まあこんなもんかなあ』という感じでサクサク進んだ。すでにMSアカウントは持っているので、それを入力して普通に立ち上ればいい。ここをローカルアカウントでセットアップしたいと、どこかの金持ちが大騒ぎしていたけれど、僕はOneDrive にも用があったので、この辺は特に悩まなかった。

立ち上げてから必要なソフトをインストールしていく。あらかじめダウンロードしておいたものはUSBメモリインストーラーを立ち上げて、次々と入れていく。ちょっと手間取ったのはMicrosoft 365で、インストーラーがダウンロドファイルをうまくダウンロードしてるのかしてないのかよく分からなくて、フルインストーラー(4.7GBくらいあるやつ)のダウンロードまでやってしまった。結局最初の通常のインストーラーが必要なダウンロードをずっとやっていたので、突然そいつがインストールを開始してあせる……というぐだぐだっぷり。

よく分からなかったのはDMM Game Player。Game Player本体は何の問題もないのだけど、いざゲーム(マギアレコード)をインストールする段になって、エラーを吐いて止まってしまう。そのエラーメッセージを読んだりググったりした結果、Win11のセキュリティ関連の設定を外せばインストール出来る……ようなのだが、せっかくモダンなOSに乗り換えるのにいきなりセキュリティ設定を下げるってのはどうも納得が行かず、インストール自体を諦めた。*1

 

数日で必要な移行は大体出来たのだけど、その中で、やっぱ『思ってたのと違う……』という点がいくつかあった。

・キーボード。最近の日本語キーボードは海外向けとの部材の共通化のせいで変な配列をしていることが多くなった。その点ではDELLアメリカメーカーの割に頑張っていて、配列にはそれほど無理がない。ただ、カーソルキーの上下がやけに狭くて日本語変換の時に不便なのと、ずいぶんペタンペタンしたキータッチなのは、あまりよくない。

DELL Inspiron 14の日本語キーボード

この記事書きながらその場で撮ったので、手垢でテカっているのはご容赦願いたい。

Deleteキーが微妙な位置(あるべき場所にあるのは、電源ボタン兼指紋センサー)なのが玉に瑕。

USBのうちひとつががまさかの2.0。Inspiron 14は入出力端子としてHDMI 1.4*1、USB 3.2 Gen2 Type-C*1、USB A*2、SDカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを持っているのだが、このうちUSB Aのひとつ(本体右側面)が、まさかの2.0である。これはどうやらAMDチップセットの問題らしい。おなじInspiron 14でもIntel採用モデルはUSB Aは2つとも3.2 Gen2だ。

本体メモリはオンボードであり、増設出来ない。オーダー時に8GBが選べる場合もあるが、後からユーザーが増設することは出来ないので、予算が許す限り最大である16GBにすることをお勧めする。場合によってはここで選択肢からはずれるという人もいるかも知れない。

 

買い換えのきっかけとなった、ThinkPad X250での課題はどうなったか。

・ディスプレイの解像度は一気に1920*1200に上がった。表示出来る情報量は十分で、これにはおっさんもニッコリ。

・OSは無事Windows Updateも終わり、Windows 11の最新の環境で使えるようになった。これでしばらくは安心である。

・入出力端子は無事現代化を果たした。いや、USB 2.0がなぜかいるが。どうして。

 

ほかにも『14インチクラスにしては1.6kgという重量は重すぎ(よそのメーカーなら200gくらい軽い)』『親に向かってなんだその電源ケーブルは。アース付きで2mとか持ち運ぶことを諦めてるだろ(USB Type-CがPD対応なので60W以上出力のUSB充電器を用意すればいい)』といった点も気になるが……言ってみれば『値段なりに、ギリギリ我慢出来るラインを満たした機種』というのが、僕の印象だ。

*1:なお、PC版マギレコが使っているBlueStacksというAndroidエミュレーターに問題というか制限があるらしい。

自転車で諏訪湖一周

しばらく乗ってなかった折りたたみ自転車『NANOO』ですが、物置に置きっぱなしだったのがよかったのか(?)サビもせずそこそこいい状態でした。なのでちょっと装備を揃えて、諏訪湖一周をやってみました。

とはいえ、12インチのタイヤで走るのは、そこそこ大変ですね。諏訪湖の湖岸は結構サイクリングロードが整備されているのですが(整備中のところもあります)ときどき小さな段差を越えなければなりません。小さいタイヤだとわずかな段差、ちょっとした鉄製の側溝の蓋で容易くコケてしまうので、そのあたりに気を使わないと、そのうち怪我しそうですね……

そして新たな装備はこれ。

CATEYEサイクルコンピューター(サイコン)です。これで走行距離や速度を測ることが出来ます。もっとお金出せばGPSがついたり活動量計と連携したりも出来る機種もあるようですが、これはシンプルに速度と走行距離だけです。

速度の計算は前輪のそばに取り付けた子機で行います。親機と子機の通信は無線です。結束バンドで無理矢理つけているように見えますが、元々そういう取り付け方です。

前輪には、このマグネットを取り付けます。タイヤが一周するとこのマグネットが子機のそばを通り、その磁気で回転を検出するわけです。タイヤの規格から円周が計算出来るので、タイヤが一回転したタイミングがわかれば、それに要した時間から走行速度が計算出来る……という仕組みですね。このマグネットは本当はスポークを挟むようにネジ止めすれば固定出来るのですが、この自転車にはそのままではつかなかったので、結束バンドで縛っています。

 

これで自転車が実際にどれくらいの速度で走っているのかが可視化出来たわけですが……別に速度がわかってもそれでどうにもなりはしないですね。これならスマホのアプリでGPS使って速度求めても良かったかも知れません。

でも、自転車の走行中にスマホ見るのはかなりの自殺行為なので、ぱっとすぐわかる計器をつけておくのは、それはそれで意味があるかも知れません。

 

なお、諏訪湖は自転車で1周すると大体16.3kmあります。休みながら走って大体1時間半で一周出来たので、お近くの方はやってみるのもいいかも知れません。

そういえば上諏訪の片倉館の入口で、eバイクの貸し出ししてたようですね。そっちならもっと楽でしょう。

 

www.cateye.com

一応サイコンのリンクだけ張っておきます。このQUICKはNANOOに(無理矢理)つきましたが、機種と自転車の組み合わせによってはうまく行かないこともあるので、サイコンつけるくらい自転車にハマってるなら自転車屋さんに相談するのもよさそうです。

ドキュメント『シン・仮面ライダー』~ヒーローアクション挑戦の舞台裏~

シン・仮面ライダーの撮影ドキュメンタリーがNHKで放送されてました。

www.nhk.jp

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023041502528?playlist_id=f9dde2fc-cadd-411d-8b15-da560a75cbd8

先行してNHK-BS1で放送されていて、その評判が『パワハラ』みたいな話だったので、さてそんな感じの撮影現場だったんだろうかと、心配ではありました。

これについてはドキュメンタリーはそれ自体が『実際に起こったことを撮影したドキュメンタリーのプロデューサーによる創作物』という性質を持っていますし、見る人がそういう風に見ればそういう風に見れる(見れてしまう)ものなので、やっぱ自分でも番組見ておくべきだろうなと思ったのです。そこはNHK、ちゃんと地上波でも放送してくれたんでそれに乗っかったわけですね。

 

個人的な感想としては、

『撮影現場地獄だけど、パワハラではない』

でした。

いやはや、これは地獄ですよ。監督は『見たことないもの』を見せようとしている。じゃあ見たことないものってなんなんだ、となると、監督も見たことないので説明出来ない。

だからとにかくいろんな角度を撮影したいので、iPhoneを多用する。小さくていろんな向きで撮影出来て画質も創作に耐えうるので、いいデバイスですよね。

ミリ単位で役者やモノの配置をあれこれ指図するのも、基本としては『見たことないものを見せたい』でしょう。

何度も撮って、アクシデントが重なったものをOKとするのも、殺陣が殺陣という流れになるのを嫌うのも、偶然によって生まれる『自分の中にないもの』に良さを見いだしているのでしょう。

こういう作り方、分かるような気がします。やってみなきゃわからない。

 

でも、それに付き合う人たちは大変だと思います。

トップである監督の持っていないものが求められているので、監督の言葉はどうしても『言葉足らず』になる。それを支える中間に位置する人たちはどういう指示を下に出せばいいのかわからないし、末端の人たちは何をしたらいいのか戸惑うしかない。

逆に言えば『全員が創作者で在れ』ということなのでしょう。

それを求められた関係者全員、気の毒すぎる。

でもまあ、これが庵野秀明という監督なのでしょう。ほんとカントク不行届だよ。

監督不行届 (FEEL COMICS)

個人的にびっくりしたのは

最後の戦闘シーンの動きをつけているところで、監督がダメ出しして(マスクを剥ぐ動きを)『頭っからいきましょうよ!』って声を荒げたシーン。NHKのドキュメンタリーに映る庵野秀明はいつもどこか気怠げだったのですが、ここだけは声に籠もったエネルギーが違いました。そこは言わなきゃ伝わらない、と思ったのか。

まあ結果としてみんな煮詰まってしまって、もうやめるか、みたいな雰囲気も出たんでしょうけど、そこで庵野監督が『すみませんでした』って謝った(らしい)というのが、すごかったですね……謝るんだ……まあ謝られたら「頭上げてください」ってなっちゃうよな……庵野監督、人誑しすぎる……これ計算じゃないんだろうね……そういう人なんだわ……そりゃ親密な人たちが「この人には私が付いていないと……!」ってなるわ……

こー、ものすごい現場を見てしまったな……って気持ちになりました。

 

まだ『シン・仮面ライダー』を観ていないのですが、なんとか都合つけられたらな、と思います。

あと

主演の池松壮亮さん(Twitterでは字を間違えてた)の、監督に対する解像度が高すぎますね……相思相愛かよ……