SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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権威主義者とは最低限の自尊心がない人

自分が見てきた権威主義者というのは、内心は自信がないひとが多かった。
 
他者との相対的な関係性でしか自己を確立できない。自尊心の自己生成が出来ない人で、自尊心の確立に他者との比較を必要とする。
 
そういう自尊心を自己生成できない彼らは、他者の躍進をどう捉えるかというと、その相対的観念から、自己の没落を意識するようになる。これが嫉妬深さになる。
 
そこで彼らが欲するものは、有無を言わさず他者を屈する力である権力なのである。自己の自尊心の代替品として権力を欲する。
 
彼らが気にくわないのは、自分にないものを持っている存在、要するに自尊心を自己生成できる普通の人にムカつくのである。恐らく、他者との比較に基づかずに、自己の自尊心を確立している様子を見ると、自分が見窄らしく思えて仕方がないのだろう。
 
他者の躍進を好まない彼らは、何をするかというと、他人が成功しようとすると、その邪魔をするのである。実際は、その行為自体が見窄らしいのだが、それに気付かないほど彼らは自尊心に飢えているのである。
 
では、自尊心の自己生成とは何なのか、それは、社会を俯瞰する事なのである。世の中を俯瞰してみると、ある面で優れた人がいても、他の面では優れていない事もある。つまり、大抵の人は、その状況によって優れている場合と、優れていない場合がある。
 
自分の得意な事以外は、大抵の人は、他者より劣っている事が多い。その得意な事ですら、それを凌駕する遥かに優秀な人間がいる。つまり、他者との比較をすること自体が無意味である事を理解した上で、何を以て自己を正当化するか、人ではなく、モノや事で考える事なのだ。そういう実質的な価値に目を向ける事が大事なのだ。
 
自分のした仕事によく頑張った。これだけ出来たぞ、とか、常に人では無く、自分のしたモノや事に正当な評価を与えて、それをした自分の評価とする。
 
掃除とか、洗濯とか、洗い物はモノを奇麗にする仕事は結果が分かりやすい。また結果だけでなく、その過程も評価する事が必要というのもある。なぜなら、これも俯瞰すれば分かるのだが、結果が出るまでは常に結果が出ない状態で努力し続ける事が必要である。これは自尊心が押し潰されるような辛い事なのだが、その中で努力し続ける事の辛さを跳ね返すのに、自分の努力を正当に評価するという事が必要なのだ。
 
特に今までにない事をやる場合、障壁が多くて、結果に中々結びつかない事がある。それを実現すると言う事は実現できない間、諦めずに努力し続ける事が大切なのである。それも良質な努力を続ける事が必要。惰性と努力の違いを理解しつつ、常に改善した部分を相対的に評価し、それを積み上げていった先に最終結果に結びつくというビジョンを持っていれば、結果が出ていなくても、努力をした自分を正当に評価する事が出来る。
 
そう言った現実を俯瞰したニュートラルな評価が自信となるのである。なので、自信を持ちたければ、現実に対してニュートラルであれという事なのである。