2014年冬コミで『ダッポニア・ニッポン2』を販売します!
『ダッポニア・ニッポン2』 ――怒りの復活
◇コミックマーケット87、3日目(12月30日)
◇東S-07b
◇300円(『Config. 3』をご購入の方には無料プレゼント!)
■目次
2014年話題の人たちが麻雀バトル
オボヅモ無き改革
脱法化した社会を徹底分析
ダッポニア・ニッポンとは何か ――怒りの座談会再録
今年の〈事件〉を総まとめ!
ダポニカ事件帳2014
まさかのあの人が降霊!?
霊言インタビュー ――大川総裁、脱法の世を憂う
■内容紹介
『アーキテクチャの性体験』、『恋する二郎』と話題をさらってきた『Config.』の別冊本。
今回は、『ダッポニア・ニッポン2――怒りの復活』!
何かと〈事件〉が多かった2014年をぶった斬り、脱法者が蔓延る日本社会に警鐘を鳴らします!
タイトルが『ダッポニア・ニッポン 2』とあるように、
初代もひっそり2012年夏のコミケにフリーペーパーとして配っていました。
しかし、数々の事件が起こった「脱法の年」の2014年を迎え、
今こそ『ダッポニア・ニッポン』を「怒りの復活」させて世に問い直します!
今回の目玉企画は、「オボヅモ無き改革」
某麻雀漫画風に、2014年のお騒がせ達が脱法キングを争って麻雀バトルを繰り広げます。
リケジョ、SM大臣、作曲家、号泣議員などが総登場し、なぜか卓を囲んで戦います!
ムダヅモファンはもちろん、麻雀を知らなくてもハチャメチャな必殺技の応酬に笑えるはずです!
「ダッポニア・ニッポンとは何か――怒りの座談会再録」は、
初代フリーペーパーの内容を再掲載し、新たな注を加えて2年間の変化もカバーしています。
2012年に収録の座談会とはいえ、今年起きた数々の事件を予見していたかのような、
多くの示唆に富んだ内容になっています。
他にも、「ダポニカ事件帳2014」と題して修羅の年を総復習できるページや、
「霊言インタビュー」では「あの方」を降霊(?)させるなど、
楽しい企画が満載です。
これさえあれば、2014年を楽しく振り返られる1冊です。
既刊本『Config. Vol.2』『Config. 3』もあわせて頒布いたします。
C87・3日目東S-07bにてお待ちしております!
▽▽▽
ダッポニア・ニッポン2 ――怒りの復活
2014年12月30日 第1版第1刷発行
発行
ソシオグラフィ研究会
責任編集
入江哲朗+柴田洋
執筆・編集
入江哲朗、柴田洋、數藤友亮、山粼悠司、岡村康太郎
マンガ
あべのひらが奈
表紙イラスト
寺内暁
デザイン
廣瀬暁春、寺内暁
印刷
EPSON LP-S3000
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2014年春の文フリで『Config. 3』を販売します!
『Config. 3』 特集「007」
◇第十八回文学フリマ(5月5日)/エ-70
◇B5 76頁オールカラー/1500円
■目次
【特別インタビュー】
郄村薫スパイを語る
【全作レビュー】
JAMES BOND WILL RETURN ——007シリーズ五十年史 _ 入江哲朗+數藤友亮
【コラム】
・ボンドに学ぶ、世界を救うスパイの流儀 _ 山粼悠司
・ボンドガールの艶モテ♥方程式×7 _ 岡村康太郎
・N64版ゴールデンアイあるある _ 柴田洋
・現代のインテリジェンス・コミュニティ _ 八重樫惟
【論考】
構造の旅人、ジェームス・ボンド ——ストレンジャー・イン・ストラクチャー _ 數藤友亮
■内容紹介
2014年春、ソシオグラフィ研究会の新刊本『Config. 3』(特集:007)のご紹介です。
本誌としては第3弾となる今回の特集テーマは 「007シリーズ」!
そう、みんなだいすき変態英国紳士ジェームス・ボンドです。
なんとオールカラーの76ページで、どえらくオシャレな誌面になっています。
パラパラと眺めるだけでも楽しく、かつ内容はもちろん読み応え十分。
商業誌的な美麗さで同人誌並の濃さと、いいとこ取りを目指しました。
◇
表紙は、2011年・ミス慶応の朝海明日香さんです!
歴代のボンドガールたちに負けない大人の魅力で悩殺されちゃいます!
巻頭は、小説家・郄村薫先生への特別インタビューです。
日本流スパイ小説の担い手としての高村先生にインタビューを行い、
スパイ小説とは何かという問いについて語っていただきました。
メイン企画は、「JAMES BOND WILL RETURN」と銘打った
007シリーズ全23作品(+α)の全作レビューとなっております。
50年間の歴史を「誕生」「混沌」「危機」「復活」と4世代に区切り、
各々の制作背景や社会情勢を交えて骨太に分析しています。
レビューの中休みに、コラムも4本と充実しています。
みんな大好き64のゲームから敵キャラ一覧まで、楽しさ満載です!
論考も1本、『構造の旅人、ジェームス・ボンド』を掲載。
題名も中身もやたらイケメンな映画論・物語構造論となっています。
◇
『Config. Vol.2』(特集:火星)から3年、『恋する二郎』から』2年半、久しぶりの新刊です。
ボンド好きも、評論好きも、雑誌好きも、美女好きも、大満足間違いなしの『Config. 3』!
文学フリマ、エ-70にてお待ちしております!
■誌面サンプル
▽▽▽
Config. 3
2014年5月5日 第1版第1刷発行
発行
ソシオグラフィ研究会
責任編集
柴田洋+入江哲朗
執筆・編集
入江哲朗、柴田洋、數藤友亮、山粼悠司、岡村康太郎、八重樫惟
デザイン
寺内暁、廣瀬暁春、若林里奈、鳥居萌
写真
寺内暁
モデル
朝海明日香、キーラン・ハル
イラスト
nanana
印刷
株式会社WAVE
△△△
2011年冬コミで『恋する二郎』を販売します!
『恋する二郎』 ――コンフィグ別冊
◇コミックマーケット81・3日目(12月31日)
◇東地区“Q”ブロック-29b (http://twitcmap.jp/?id=0081-3-QQa-29-b)
◇500円
■内容紹介
去年に引き続き、今回の冬コミでもコンフィグの別冊本を出します。
一部で好評だった『アーキテクチャの性体験』に負けないインパクトをということで、
今回のテーマはなんと「ラーメン二郎」。
2011年冬、ソシオグラフィ研究会の新刊は『恋する二郎』です。
40年の歴史を持ち、ネットの生成力と接続しながら、
いまなお多くの人間を惹きつけるラーメン二郎。
山のように高く谷のように深いその謎めいた全貌に迫ります!
しかも、今年はコピー本じゃありません!
というか、A4です。20ページです。オールカラーです。
コンセプトとしては、「ラーメン二郎のカタログ」的なものに仕上がっています!
薄くて、写真も豊富で、とにかく読みやすい。
誌面の隅から隅までうちのデザイン班が全力投球で作り上げたので、
マジで二郎本とは似つかわしくないほどクールでポップです。
パラパラ眺めてるだけでもかなり楽しめると思いますw
とはいえ、コンテンツでも妥協していません。
目玉企画として、速水健朗さんと反=アニメ批評さんの対談を収録!
新著『ラーメンと愛国』がたいへん話題の速水さんには、
ここではより二郎に特化して、都市論との関係から語っていただいています。
反=アニメ批評さんは、『アニメルカ』『マンガルカ』の編集長でもありますが、
実はかなりのジロリアンとして知られ、その愛があふれんばかりに、
圧倒的な二郎批判を繰り広げています。
(なぜ、ジロリアンが二郎批判なのかは、本書を読めば分かりますw)
【参考:反=アニメ批評さんの二郎批判ツイート】
ジローライゼーション http://togetter.com/li/102714
ほかにも、二郎の40年の歴史を辿ったエッセイや、
二郎を知らない読者のためのビギナーズガイドも収録されています。
薄い本ではありますが、二郎愛のエッセンスがぎゅっと詰まっているはずです!
二郎童貞がこれを読めば、ガチとネタが混在する二郎ワールドの一端を味わえます。
ジロリアンがこれを読めば、その日から二郎が少し違って見えるようになります。
そしてどんなひとが読んでも楽しい本です。批評とか読書に興味のない友達もきっと喜びます。
『恋する二郎』をぜひお手に取ってご覧ください!
コミケ3日目、東Q-29bにてお待ちしてます。
(当日は、『Config.』の既刊も合わせて販売いたしますので、そちらもぜひ!)
■誌面サンプル
▽▽▽
恋する二郎
2012年1月1日発売
発行
ソシオグラフィ研究会
責任編集
柴田洋+入江哲朗
執筆・編集
柴田洋、入江哲朗、宮沢克典、岡村康太郎、
山粼悠司、西川泰海、長野誠一郎、
廣瀬暁春、寺内暁
DTP & design
廣瀬暁春、寺内暁
photo
寺内暁
illustration
ちゃもーい
印刷
株式会社WAVE
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2011年夏コミで『Config. Vol.2』を販売します!
『Config. Vol.2』 特集「火星」
◇コミックマーケット80・3日目(8月14日)
◇東地区“P”ブロック-03b (http://bit.ly/p2UmWX)
◇A5 120頁/800円
(既刊『Config. Vol.1 ― INTEGRAL』は500円、セットで1200円にて販売)
■目次
○Part1 Fictional Mars
☆火星作品マップ☆
【Area 1】MIGRATION
《コラム》火星のタイム・スリップ、スター・レッド、キャプテンKen、機動戦艦ナデシコ
《インタビュー》『機動戦艦ナデシコ』
・會川昇(ストーリーエディター)
・堺三保(SF考証)
・佐藤竜雄(監督)
【Area 2】APOPTOSIS
《コラム》異星の客、火星先人史、トータル・リコール
《小論》『AQUA/ARIA』 _ 長野誠一郎
【Area 3】RUIN
《コラム》マーズ・アタック! 、宇宙戦争、カプリコン・1、
マブラヴ オルタネイティヴ、ドーン、魔法先生ネギま!
《インタビュー》平野啓一郎(『ドーン』)
《メールインタビュー》赤松健(『魔法先生ネギま!』)
【Area 4】SANCTUARY
《コラム》火星のプリンセス、アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 、
ホログラム、「クリュセの魚」シリーズ
《インタビュー》東浩紀(「クリュセの魚」シリーズ)
《小論》『パイパー』 _ 廣瀬暁春
★火星時評★
○Part2 Literary Mars
《師弟対談》Cowboys on Mars の系譜 _ 巽孝之×碓氷早矢手
《特別寄稿》火星SFの二つの顔 _ 大森望
○Part3 Scientific Mars
《インタビュー》山下雅道(JAXA宇宙科学研究所・宇宙農業)
《インタビュー》宮本英昭(東大総合研究博物館・惑星科学)
○Part4 Essays on Mars
《論考》「風景」、再び。 _ 山粼悠司
《論考》Mars / Transparency / Infrastructure _ 西川泰海
《論考》火星の沈黙 _ 岡村康太郎
《論考》火星とセンチメント _ 入江哲朗
■内容紹介
『Config. Vol.2』はソシオグラフィ研究会(代表:入江哲朗@t_irie)が発行するミニコミ誌『Config.』の第2号となります。創刊号は2010年8月のコミックマーケット78で頒布され、小島秀夫監督によるゲーム「メタルギアソリッド」シリーズを特集しました。同年12月のC79では、その増補改訂版にあたる『Config. Vol.1 ― INTEGRAL』、そして別冊となるコピー誌『アーキテクチャの性体験』を発表し、とく後者は幻の名著(!?)として一部の界隈で熱がこもった賞賛を賜りました…。
2011年8月、私たちが満を持して発表する『Config. Vol.2』の特集テーマは、「火星」です。
なぜ火星なのか? 誰しも頭上にはてなが踊ると思いますが、ガチで「火星」なのです。ここ最近は、火星の液体の水が流れている痕跡を発見したとNASAが発表したこともあり、そこそこ話題にはなっていますが、当然ながらこの特集テーマを決めた春頃は、唐突にふってきたアイデアにすぎませんでした。3.11の震災以降、私たちはこの夏に出す同人誌のテーマ設定に考えあぐねていました。そこにはやはり、どこか「コンテンツ批評」は空しいなという思いがあり、かといって地に足つけようと私たちが社会設計などをいまさら語ったところであまりに夢がない。そうです。このような厳しい状況だからこそ、「ロマン」を見つけ出したい。私たちがいま「ロマン」を託すべき対象はなにかを考えました。こうして出した結論が、「火星」です。
火星はフロンティアです。この地に人類は、あらゆる夢を思い描いてきました。しかし、同時に火星は厳しい環境そのもののディストピアでもあります。人類のロマンをすべてはねのけるように、荒れ果てた大地をむき出しにして火星はたたずんでいます。しかし、そのような二面性をみせるからこそ、私たちを魅了し、SFを中心として多くの想像力を育んできました。もちろんそれは、先の震災で多くの打撃を負った日本社会においてどのような未来を描き出すべきなのか、この不毛の大地に寄せられたイマジネーションの数々にそのヒントを見つけ出そうという試みでもあります。
私たちはいまこの特集に、揺るぎない確信を抱いています。その私たちの回答は、是非お買い上げのうえ誌面で確かめていただきたいと思います。
■
今回は、前号に比べて、より多くの方々に誌面へご登場いただきました。
『機動戦艦ナデシコ』に関しては、ストーリーエディターの會川昇さん、SF考証の堺三保さん、監督の佐藤竜雄さん、と超豪華で完全版とも言える内容になっています。というか、お三方からお話をうかがって、ようやく「ナデシコとはなんだったのか」という疑問の答えが、立体的な像を結べたと思います。もし一人でも欠けていたら、本当によく分かんなかったと思います(笑)。むしろ、その三人に聞いてようやく分かるということこそが、『ナデシコ』という奇跡の化学反応によって生まれた作品の性格をよくあらわしています。決して安産とは言えない経緯をもつこの作品が、ばらばらなベクトルの才能を結実させることができたワケとは、このインタビューによって明らかに! マジで『ナデシコ』ファンは買わないと駄目だと思います(笑)。
米文学研究者の第一人者でSF評論家の顔もおもちの巽孝之先生と、かつて慶應文学部巽ゼミの学生であった碓氷早矢手さんが思い出と未来を語り合う、「師弟対談」という一風変わった企画もあります。巽先生はともかく碓氷さんをご存じない読者の方も多いと思います。碓氷さんは、
『Cowboys on Mars―フロンティア・ナラティヴの火星文学史』(http://bit.ly/ovL8Ux)
という卒論を、巽ゼミで95年に提出されました。この論文をたまたまネット上で見つけた私たちは、その論文の着眼点と完成度に驚くとともに、「碓氷早矢手」と格好良すぎる名前が気になってGoogle検索をしてみました。すると、なんと碓氷さんのWikipediaの項目があり、そこには出版社の社員であるとともに、総合格闘技「修斗」のプロ選手(しかも、世界チャンプとの対戦歴まであり!)だと記されてるではないか!こんな変わった経歴のひとに是非とも直接お会いしたい。もし可能ならば、巽先生との師弟対談によって、この論文の続編を垣間見ることはできないだろうか。そのような思いからお二方に声をかけ、この企画が実現しました。
今回は寄稿もあります! もったいなくも、SF評論家・翻訳家の大森望さんにエッセイ(というか論考です!)をお寄せいただきました。「火星SFの二つの顔」と題された文章は、火星SFの名著たちをリアル系と幻想系と華麗に分類し、かつてのSF作家たちが火星に期待した思いをひもといていきます。
さらに、火星といえば、もちろん科学の面でもかねてよりロマンを向けられる分野でもあります。そこで今回は、JAXA宇宙科学研究所で宇宙農業を研究されている山下雅道先生と、東大総合研究博物館で個体惑星科学を研究されている宮本英昭先生にお話をうかがいに行きました。山下先生はご専門を宇宙農業だとお聞きしていたのですが、その科学者としてのスケールの大きさに私たちは完全に打ちのめされてしまいました。さらに、宮本先生のインタビューも、かつて先生が「博打うちの高校生」だった生い立ちからはじまる、大変アツい展開となっています。先生が火星研究を「ウソカラデタマコト」と考えるその理由を語るところは、マジで感動的です。
他にも、平野啓一郎さん、赤松健さん、東浩紀さん、にもお話をうかがいました。お三方は共通に近作が「火星SF」となっており、なぜ物語の舞台に火星をお選びになったのか中心に色々と聞いております。(実は、『ネギま!?』の魔法世界の正体は火星だったのです! )どれも非常に濃い内容のインタビューとなっておりますので、必見です。
さいごに論考は、
山粼の村上春樹論(デレク・ハートフィールドの代表作は『火星の井戸』)
西川のSF的想像力と建築、さらにネットを結びつける野心作
岡村のスピルバーグが火星を語りたがらない理由
入江のブラッドベリの『火星年代記』にリチャード・ローティの米国論を重ね合わせた考察
となっています。
■
今回も、120ページで800円と、お値段を抑えました。どなたもお気軽に是非お手にとってください!コミケ3日目、東P-03bにてお待ちしてます!!
■誌面サンプル
▽▽▽
Config. Vol.2
2011年8月14日発売
発行
ソシオグラフィ研究会
責任編集
入江哲朗+柴田洋
執筆・編集
入江哲朗、柴田洋、岡村康太郎、山粼悠司、
西川泰海、宮沢克典、長野誠一郎、
廣瀬暁春、寺内暁
illustration
ちゃもーい
DTP & design
廣瀬暁春、寺内暁
印刷
株式会社緑陽社
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通販&委託情報!
ソシオグラフィ研究会では同人誌の通販&委託販売をしています!
すっかりブログでの告知が遅くなってしまいました、ごめんなさい。
販売するのは、 『Config. Vol.1 — INTEGRAL』 と 『アーキテクチャの性体験』 です。
■通販
【タコシェ】※送料:350円
・『Config. Vol.1 — INTEGRAL』(630円)
・『アーキテクチャの性体験』(315円)
■委託販売
【タコシェ】
・中野店舗
【大学生協】※『Config.』のみ販売
・東京大学生協駒場書籍部
・慶應大学生協日吉書籍部
・慶應大学生協藤沢書籍部
是非ともお買い求めください。(在庫は潤沢でないのでお早めに!)
2010冬コミで『アーキテクチャの性体験』を販売します!
『アーキテクチャの性体験』――賢者環境はいかに設計されてきたか
◇コミックマーケット79・3日目(12月31日)
◇東地区“P”ブロック-12b (http://twitcomike.jp/?id=0079-3-PPa-12-b)
◇300円(『Config. Vol.1 — INTEGRAL』とのセットで600円)
■内容紹介
今回の冬コミでは、『Config.』の別冊としてコピー本を出します。
タイトルはずばり『アーキテクチャの性体験』です。
もちろん濱野智史さんの名著『アーキテクチャの生態系』のパロディです。表紙が完全にパクりなうえに、誌面では「生態系マップ」ならぬ「性態系マップ」なるものも掲載しています。
これだけでも厚顔無恥な我々ですが、さらに本誌のメインコンテンツというか殆どのページでは、濱野さんをお呼びしての座談会が掲載されていて、濱野さんの仏の顔に完全に甘えた企画となっています。あとは、座談会の導入の巻頭言や、メンバーの「アーキテクチャの性体験」が赤裸々に綴られたコラムなどが掲載され、そこそこ充実した誌面となっています。
とはいえ、とんだ馬鹿企画なんですが、中身は意外と真面目というか、この企画にかける意気込みたるや異様な迫力となっています。我々は真剣に『アーキテクチャの性体験』について考え、それこそが新時代の性のあり方だと信じきっています。その一端を感じてもらえるか分からないですが、座談会の冒頭を抜粋したいと思います。
___________________
司会:真面目な話、なぜ濱野さんをお呼びしたかというと、『生態系』では日本におけるネット社会の分析がなされていますが、そこではふつうに考れば重要であるはずの「エロサイト」の紹介が抜けているという問題がいまだ手つかずで残っているからです。濱野さんご自身はポルノコンテンツにたいへんお詳しいにも関わらず(笑)。ならば、この『性体験』をもって『生態系』のネット分析論の補完を行うべきだ、と我々が一方的に使命感に燃えてるわけです。
濱野:たしかに、エロは間違いなく重要だからね(笑)。これほどぼくの本に対する根源的な批判はないと思いますよ、いやマジで(笑)
学生A:さらに実は我々の野望はもっと遠大で、性という領域を「童貞を失うことによって人は大人になっていく」というビルドゥングスロマンから解放したいっていうのが、この企画の真の目的です。性は人文的なロマンによって守られているが、それは幻想にすぎない、と。むしろ我々の性はネット時代のなかでアーキテクチュラルに設計されてきたのだ、というのが『アーキテクチャの性体験』というタイトルに込められた意味です。
濱野:なるほど(笑)。「性態系」ではなくて「性体験」っていうのがいいよね。性という体験もアーキテクチャ的に構成されうるのだというポイントをうまく表現してて。
___________________
……ね?なんか、こいつらヤバいでしょ(笑)。でも、我々はマジなんです!(キリッ
■
コピー本とはいえ、かなり力入ってます!見栄えもコピー本っぽくなく結構良いはずです。お値段は300円ですが、『Config. Vol.1 — INTEGRAL』とのセットだと600円なので実質100円みたいなもんです。なので、『Config. Vol.1 — INTEGRAL』を買う予定の人は当然セットで購入しますよね!
本当に誰が読んでも面白く、考えさせられる内容だと思います。それこそ批評とかに興味なかった人でも、どなたにとっても切実で身近な内容となっていますので、是非ともオススメします!
あと、濱野さんの『アーキテクチャの生態系』を読んだ方は必読ですね。だって濱野さん自身が、この『性体験』とセットではじめて真にネットの生態系が理解出来ると言って下さったのですから(笑)。
では、コミケ3日目、東P-12bにてお待ちしてます!!
■誌面サンプル
2010冬コミで『コンフィグVol.1 INTEGRAL』を販売します!
『Config. Vol.1 — INTEGRAL』
◇コミックマーケット79・3日目(12月31日)
◇東地区“P”ブロック-12b (http://twitcomike.jp/?id=0079-3-PPa-12-b)
◇A5 88頁/500円(『アーキテクチャの性体験』とのセットで600円)
■目次(『INTEGRAL』にあたり、☆が追加原稿、★が全面改稿原稿になります)
【特集】メタルギアソリッド
・《論考》特集「メタルギアソリッド」のためのイントロダクション _ 入江哲朗
・「潜友」対談 _ 荻上チキ × 入江哲朗
★ メタルギアソリッドシリーズ 全作レビュー/銃器解説 /用語解説
☆《論考》SNAKE, INVISIBLE _ 宮沢克典
☆《論考》ステルスゲームの可聴域 _ 岡村康太郎
・《論考》コントローラーデザインのゆくえ、2.0を迎えるとき _ 鈴野雫
・《論考》ロゴタイプから読み解くメタルギアシリーズ _ 廣瀬暁春
・《論考》ゲームプレイのロールプレイ _ 柴田洋
【特別掲載】
・ 批評の技術・技術の文学 _ 東浩紀 × 福嶋亮大
【INTEGRAL 特別コンテンツ】
☆巻末反省会
■内容紹介
『Config. Vol.1』は、ソシオグラフィ研究会(代表:入江哲朗@t_irie)が2010年夏に発行した同人誌です。本誌は無事完売しましたが、ありがたいことに再販を求める声が少なくありませんでした。しかし、ただ増刷するだけではつまらない。そこで、我々が自身をもって決定版とも言えるものを新たに制作することになりました。
それが『Config. Vol.1 — INTEGRAL』です。
誤字脱字など文章面が全面的に修正されたのはもちろん、特に全作レビューは(論旨に変更はないが)凄まじい完成度だと自負するほどブラッシュアップが図られました。また用語解説は項目が倍増し、銃器解説は国旗と国名が加えられました。
さらに、『INTEGRAL』での追加コンテンツとして、宮沢と岡村の論考と巻末反省会を掲載しています。宮沢や岡村の論考は、初版ではカバーしきれなかった領域を補足するテーマとなっており、またその内容面でも非常に挑戦的かつ本質的な問題提起がなされています。
また、本当におまけのつもりで企画した巻末反省会ですが、メンバーが本誌を出した感想や反響についてユルく語っていたら、いつの間にやら我々の思想や意思表明を強く主張していたというガチな内容になっています(笑)。
なので、夏に買って下さった方も是非とも、お手にとってご覧頂ければと思います。もちろん内容が重複してしまうのですが、500円(ほぼ赤字)と大変安いので許して下さい(笑)。
それでは、簡単に本誌の内容を紹介していきましょう。
◇入江による、特集「メタルギアソリッド」のためのイントロダクション
MGSに馴染みのない読者のために簡単なシリーズの概要とストーリーの説明を試みつつ、小島秀夫と宮本茂を対比させたMGS論となっています。
◇批評家の荻上チキさんをお招きして、本誌編集部・入江とのアツいMGSトーク
MGSが、いかに他のゲームと違っていてなおかつ素晴らしいかについて語り尽くしています。対談収録後のMGSPWの対戦プレイで、圧倒的なやり込み具合の差から、荻上さんにボッコボコにされたのも良い思い出です。
★全作レビュー
シリーズ原点の「メタルギア」から最新作の「ピースウォーカー」まで、携帯機も含めたほとんど全作をレビューしています。でも、全作レビューというよりは全作論評に近いです。本当に凄まじい完成度です(キリッ
◇銃器解説
本誌編集委員のガンマニアによるコラムです。なんか凄いです。
★用語解説
ネタ記事です。
☆宮沢による、論考「SNAKE, INVISIBLE」
人類の透明人間への欲望を、MGSシリーズにおけるステルス迷彩の存在から読み解いています。またスネークの主人公論にもなっています。
☆岡村による、論考「ステルスゲームの可聴域」
ゲームデザインにおけるBGMとSEの役割を、ステルスゲームの観点から考察しています。新時代の音楽論です。
◇鈴野による、論考「コントローラーデザインのゆくえ、2.0を迎えるとき」
ソニーと任天堂とで、ゲームコントローラーのデザインの系譜を比較し分析しています。
◇廣瀬による、論考「ロゴタイプから読み解くメタルギアシリーズ」
本誌のDTP担当が、ロゴタイプの観点から、シリーズ内の作品毎の思想の違いを読み解いています。
◇柴田による、論考「ゲームプレイのロールプレイ」
スネークというキャラを操作する、という点からMGS3について考察しています。
以上がMGS特集ですが、巻末には特別掲載というかたちで、トークイベントの記録も収められています。
◇批評家の東浩紀さんと福嶋亮大さんによる対談「批評の技術、技術の文学」
このトークイベントは、2009年4月25日に東京大学駒場キャンパスにて開催されました。このブログの過去のエントリを見れば分かりますが、ソシオグラフィ研究会はこの対談企画を実現するために立ち上げられた、という歴史的背景があったりします(笑)。同人誌に載せるのがもったいないぐらい大変興味深い内容で、ボリュームも3万字を越えるものとなっています。
(この対談はMGSとは全く無関係なのですが、アーキテクチャの磁場のなかでいかに文学や批評の作家性を見いだすかというテーマは、まさしくMGSシリーズの批評性と完全に問題意識を共有しており、そのシンクロ率の高さに編集部一同身震いしたものです。)
さらに巻末には「巻末反省会」と題し、メンバーによる座談会も掲載しています。前半は馬鹿みたいなことを話してるんですが、だんだんと思想や野望といったガチな話をしています。これを読めば、ついに「ソシオグラフィ研究会」という謎の団体の実態が明かされる!?
■
それでは、MGSが好きな人も、ゲーム批評に興味がある人も、東さん福嶋さん対談に興味がある人も、夏にすでに読了済みの人も、500円と安いので、是非買って下さい!
コミケ3日目、東P-12bにてお待ちしてます!!
■誌面サンプル
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Config. Vol.1 — INTEGRAL
2010年12月31日発売
発行
ソシオグラフィ研究会
責任編集
入江哲朗+柴田洋
執筆・編集
入江哲朗、柴田洋、廣瀬暁春、長野誠一郎
宮沢克典、岡村康太郎、岡俊一郎、小山田晋、寺内暁
illustration
nanana
DTP & design
廣瀬暁春、寺内暁
印刷
株式会社緑陽社
△△△