小松政夫様へ

初めてお会いしたのは
2004年 博多祇園山笠
ロケという形で参加した時でした。
『いっぺん入ったら抜けられんとじぇ!』

と厳しくも親しみを込めて声を

かけてもらいました。
おかげで翌年上京してからも吉本に

休みをもらって山笠期間中に1日

でも参加せざるを得なくなりました(笑)
それから一年毎に
『ちゃんと来たばいね』
『頑張りようやない』
『毎年えらかね〜』
しまいには
『仕事あっての山笠ばい』
と変わりましたよね(笑)
今年コロナの影響で大好きな山笠が

中止になったことで気落ちされたん

ではないでしょうか?

それまで年に数回お会いするだけでしたが
昨年は舞台めんたいぴりり

ご一緒させていただくことになりました。
恐れ多くも座長という立場で支えてもらう

ことになるなんて夢にも思いませんでした。
初日の本読みの時は緊張しましたよ。
帰りに声をかけてもらい肩の力を

抜いてまぁ頑張りんしゃいとでも
言ってもらえるかと思いきや
『気合の足らんばい』とまさかの

喝をいただきましたね(笑)
四月に博多座で一ヶ月
九月に明治座て二週間
楽屋がエレベーターを挟んで隣でした。
必ず公演5分前に楽屋から出てくるところを

待ち伏せして挨拶すると
『昨日は良かった 今日もいっちょ頑張ろう!』

と毎回更新していく有難いお言葉をもらい

励みにしてました。あの時とても元気に

されてたように見えたんですが
とても残念です。
こんな思い出話をもう一度したかったです。
山笠の先輩であり
芸能界の先生である
小松の親分
心からご冥福をお祈りします。
袖から見ていた花道を
颯爽とかけていった博多の大先輩の

背中は未来永劫です。
いままでありがとうございました。

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