soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2020年 行ったライブリストとベストライブ20

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2020年まとめ記事のラストは、恒例の参加したライブを数字で集計してみました記事です。
今年はライブ/フェス数:86、アーティスト数:178(2019年: 206、483
フェスは10本(野外:8本 | 屋内:2本)

コロナが猛威を振るった2020年に参加数は相当に多いんじゃないでしょうか。
対策意識を高め、大丈夫そうな場所を見極め、いまのところかかからずにいれてます。
ライブは対策をすればリスクが低いのか、それとも運がいいのか?

電子チケットを活用するようになったので紙チケットの枚数は例年より少なめ。
いままで記念に残すためにできるだけ紙チケにしてたけど、こだわりはなくなったかもしれない。

ライブハウスは感染対策の意識が非常に高い。客もスタッフも”自分たちの場所を守らないと”って気持ちがある。
でも100%かというと”マスクなんて”、”ちょっとぐらいハメ外しても大丈夫やろ”ってな人も数人いるのは事実です。そういった逸れた人が多い場所。危ないなと思うことも多々。
どうかクラスターが発生しないでほしい。なにより演者から死者や後遺症が出てこないでほしい。
いまだに志村けんさんの衝撃が残っています。もうあんなことは起こってほしくない。

月別参加数

01月 11
02月 13
03月 5
07月 8
08月 8
09月 10
10月 11
11月 9
12月 11

4月~6月は一切ライブに行きませんでした。ほぼやってなかった。
3月はどこも中止にしていったなぁとか、7月8月はまだライブ数が少なかったなぁとか色々と思い出しました
9月以降は各ライブハウスも対策やライブ数がなんとなく掴めてきたって感じがします。

フェスはSLOW DAYS、RUSHBALL、Kansai lovers、OUTDOOR PARK、OSAKA GENKi PARK、音泉魂NEO、音泉魂、WE WANT NY-BERLIN、CRAFTROCK CIRCUIT OSAKA、Star Festival 2020 closing。

手探りで対策を考えて開催に辿りついたRUSHBALL。そこからアプリなどを使って新しいフェスの形に発展させたOSAKA GENKi PARK……と関西のフェスは経験をみんなで共有して出来る環境を作ろうと本気で頑張ってくれました。
またRUSHBALLに感化されて大阪城野音で毎週のようにイベントをした清水音泉のライブはどれもが感動的でした。

ハコ別(リストは記事下に)

一番言ったのはダントツで難波ベアーズ (27回)。今年はブッキングの毛色が変わって面白いイベントがいっぱいでした。特にfukは毎回刺激的なメンツを集めてきてめっちゃお世話になった。

続いてムジカジャポニカ (9回)。
大阪城野外音楽堂 (7回)もGreensと清水音泉がめっちゃ頑張ってイベントを組んでた。9月あたりは毎週のように行ってた笑
梅田シャングリラ (6回)と梅田クアトロ (5回)も感染対策がしっかりしてて安心して行けるハコでした。

アーティスト数(リストは記事下に)

一位は安定の山本精一さん。関連バンドもふくめて18回。一回目の緊急事態宣言の直前と直後、そして一年の最後とキーになるライブが印象的でした。どれもギターの音に音楽関係者の色んな声/魂が宿っているかのようなライブだった。

次に、コロナ前にジャパンツアーを追っかけたFernando Kabusacki(4)。
続いて、fukで何度もみたKK manga(3)津山篤さん(3)。あと自粛後初フェスのSLOWDAYSの急遽トリなど大役を努めたDENIMS(3)も縁がありました。

海外バンドはわずか8組。もちろんすべてコロナ前。また来日アーティストが見れる日が来ますように……。

2020 ベスト・ライブ 20

(★マークで囲んでるのが特に良かったアクト)

2020/01/20 黒木渚 @ 梅田クアトロ

toe柏倉さんを筆頭にバリうま演奏のサポート。その演奏に負けない、槍のごとくズキューーン!と飛び込んでく歌の凄さ。

『標本箱』が凄すぎて才能を出し切っちゃったんじゃ?と思っててしばらく追ってませんでした。
でもフラっと行ってみると、素晴らしいライブの構成力と表現力にぶっ飛ばされた。最新の黒木渚が最強でした!

2020/02/10 NUMBER GIRL @ ZEPP OSAKA BAYSIDE

ついに見れたナンバガ。4人がステージに揃うだけで鳥肌がたつ圧倒的な存在感。
想像以上に音のエネルギーがすごかったです。ひたすらストレートパンチを食らってる気分。

ZAZENの向井秀徳ナンバガをやってるんじゃなくて、ナンバガ向井秀徳がステージにいた。ここまで変われるとは……。
そしてここまでライブバンドだとは。完全に生まれ変わってた。てかどんだけ音源作るの苦手やねん笑

2020/02/11 ★Doberman、MICETEETH @ 味園ユニバース

すんごいライブでした。いや、すごいバンドなのは知ってたけどこの日は格別でした。
彼らの凛としたトコ、荒々しいトコ、切ないトコ、楽しいトコがフルパワーで感じられた。

またフロアが、モッシュするのが目的でなく、踊りまくったゆえに起こってしまうモッシュって感じだった。
バンドのライブはもちろん、ユニバースの雰囲気と客の楽しみ方 = 場が最高に素晴らしかった!

2020/02/15 Fernando Kabusacki、IEGUTI、宮田あずみ、渡辺智之、山本精一、YoshimiO @ URBANGUIL

カブサッキのジャパンツアーはどれもよかったけど千秋楽となったこのライブは特に強烈でした。
最後の全員セッションでみんながほぼ暴走状態に音を鳴らしまっているところに、カブサッキがド強烈な3ストロークで完全に強引かつ自然に終わらせたのが強烈でした。

2020/02/24 Husking Bee、★Back Drop BombCaptain Hedge Hog @ 梅田クアトロ

このメンツらしく楽しみ方を知ってるお客さんが集ってたのが最高でした。
久しぶりに始終モッシュが起こるBack Drop Bombは特に最高だった。青春!

2020/02/29 ★ワッツーシゾンビKING BROTHERSDMBQオシリペンペンズ @ 堺ファンダンゴ

コロナ直前。最後になんの気兼ねもなくガヤガヤと大騒ぎできたライブ。
それを抜きにしても最初のキンブラから最後にフロアライブで(言葉通り)ハコの全員で大騒ぎしたワッツーシゾンビまで最高のライブだった。終わったあとに魂が抜けるほど楽しんだ。

2020/07/25 ふちがみとふなと、★あふりらんぽ @ ムジカジャポニカ

自粛明け一発目のムジカ。
素のあふりらんぽのふたりが登場して、ステージ上でふたりで紅を顔に塗り合って”あふりらんぽ”になっていくのは興奮しました。演奏も自由かつ生命力にあふれた演奏で素晴らしかった。
そのあとにふちがみとふなとのステージにも参加してパワー×パワーですごいことになっていました。

2020/09/12 ネクライトーキー @ 大阪城野外音楽堂

加速的にどんどん売れていくネクライトーキー。野音が似合うバンドになってたのに驚いた。
照明やお立ち台、看板といった小物もフル活用してスケールの大きいライブをしてました。
そしてイントロが鳴れば湧く、サビになればみんなが手を挙げる良曲ばかり。いま一番きてる感あった。

チャカポコもフルverが初披露。フルになって大化けして大興奮。

2020/09/21 jizue @ 梅田シャングリラ

めっっっちゃ良いライブだった!
久しぶりにjizueの音に触れられる喜びと、ドラムの変更による感触の違いの発見。両方向での面白さありました。

なんたってエモかった!もはやポストロックやんってくらいにエモみが爆発してました。
開始3曲目でピークに達してた。しかもそれを最後までキープ。すんごいバンドだなぁ。

2020/10/03 ★四星球、キュウソネコカミ @ 大阪城野外音楽堂

いまのこの世の中で四星球のライブがどれだけ感動と元気を与えてくれるか。
「クラーク博士と僕」が終わったあとに”なんでこんなんで泣いてんの?”って言われて、周りをみたらみんな泣いてて、俺も一緒にいった人も号泣してた。想い出やなぁ。

”(ライブは)こんなに楽しいのに、社会的には必要とされていないという扱いをずっと受けてきました”
”この空間は必要あるなしじゃなくて宝物なんです!”

2020/10/04 ★怒髪天フラワーカンパニーズ @ 大阪城野外音楽堂

いままで見た怒髪天で1番かっこよかった。

増子さんの気合の入り方が鬼気迫るモンがあった。
映画のベストショットのようなカッコいいアクションが生で繰り広げられる。

「ド真ん中節」では本気で歌うがあまりよだれを垂らして膝をつくほど。壮絶。あれを見て魂が反応しない人間いるだろうか
あそこまで全力で歌ってる人間って人生ではじめて見たかも。

フラカンも合わせて2020年のベストライブのひとつ。

2020/10/10 OSAKA GENKi PARK day1 (sumika岡崎体育コブクロ、ビッケブランカ、★瑛人、山崎まさよし松室政哉山本彩KREVA、BEGIN、ウルフルズ) @ 万博記念公園

万博全域を使ってフェスが開催されたスペシャルな二日間。他のフェスとは違うまったり具合&スケールの大きさが楽しかった。今後もやってほしいなぁ。
瑛人はこれが初野外フェス。野爆ロッシーを思わせるド天然ピュアっぷりに笑い、「香水」の名曲っぷりに圧倒されました。

2020/10/23 ROVO @ TOKUZO

ROVOがやっぱり一番好き。それを改めて思わせてくれる最高のライブでした。
エモかったり胸に沁みる……ではなくアッパーに脳汁が出たのはコロナ以降では唯一このライブだけかもしれない。
新譜の曲がめちゃくちゃカッコいい!

座ったままでも、マナーを守ったままでもあそこまで良い空気にしたお客さんも最高だった。出来るんだよ!
盛り上がるだけじゃない。もっといい音楽を!っていう不可視な気持ちがぶつかりあってた素晴らしいライブだった!
ベスト中のベストライブのひとつ。

2020/10/24 音泉魂NEO(羊文学、CHAI、★Clammbon) @ 大阪城野外音楽堂

クラムボンの普段のライブは、”優しさ”と一緒に場の空気をフワッと変えてく感覚があるけど、この日は想いを爆発させて全力投球してくるようなライブだった。
優しさを振りまく客のための演奏というより、自分たちの表現に魂を込めたバンド主体のライブ。スゴかった!

ミ)”清水音泉さんならびイベンターが試行錯誤して頑張ってくれている”
郁)”こんなの魂を込めざるをえない!”

2020/10/25 音泉魂 Connect(★アルカラ、Climbgrow、錯乱前戦、SAKANAMON、突然少年、PELICAN FANCLUB、夜の本気ダンス) @ 大阪城野音

9月の頭から隔週ぐらいでやってた清水音泉大阪城野音シリーズの最後がおそらく本日。
そのオオトリをつとめたアルカラが本当に素晴らしかった。ライブ後は放心状態。
いまだにこの人達が掴めない。ふざけてるのかシリアスなのか。ポップなのかハードコアなのか。
ただとにかくすごい人達なんです。

清水音泉が本気を出した野音での連続イベント。この期間が2020年で一番色々なモノが爆発してたんじゃないだろうか。ポジティブな意味で。魂を削って届けてくれて、本当にありがとうございます。

2020/11/21 カーネーション @ UMEDA TRAD

こんな素晴らしい日本のバンドをなんでいままで見てこなかったのだろうと後悔するレベルのライブだった。
ギター・ボーカルがいて、ベース・コーラスがいて、ドラムがいて、キーボードがいる。
全員が個々に”俺やで”って主張してて、同時に完璧に手を取り合ってる。
これぞバンドという音楽を聴きました。

ゲストの山本精一さんが出てくると一変。ポップな楽曲はそのままに、サイケなギターが加わって音の迫力が”荒れ狂う”というレベルに。
「夜の煙突」で山本さんがコール&レスポンスできそうなコーラスを歌ってるのは超新鮮だった。良いもんみた笑

2020/12/05 白波多カミン @ 難波ベアーズ

過呼吸になるレベルでよかった。
コロナ関係無しに、歌い/音を鳴らすひとりの人間の2020年の生き様を目撃した。

弾き語りとバンド、歌とギター、どれもが素晴らしくてずっと鳥肌が立ってました。
音ひとつ、声ひとつで脳内が拡張しちゃう感覚。こういう体験をするために俺はライブに行ってるのだと思う。

2020/12/18 ★Subway Daydream、ナードマグネット、Transit my youth @ ANIMA

Subway Daydreamを見たとき”どエラいバンドがきたー!”と思いました。
雰囲気的に爽やかギターロックかと思いきや、かなり強烈なシューゲなギターにぶん殴られた。
シューゲイザーにそれ合わせますかってな面白さもある。ダンスビートを急に入れたり。全体的にビートがひと工夫あっておもしろい。
音源もいいけどライブでさらに化けるタイプ。

行くライブも慎重に選択せざるをえない2020年は新しいバンドに出会いにくい年でした。
そのなかで強烈な出会いがあったのが印象に残っています。

2020/12/27 山本精一&西滝太・二〇二〇年総括、アドレナリンギター荘厳浄化会 @ 難波ベアーズ

面白い公演名。常人は”浄化されそうな演奏になるのでは”と考える。
”されそう”ではなく本当に浄化させるのが山本さんのすごいところ。

終盤のノイズは音がデカすぎて、音がデカいのかわからない状態。
この場所=ベアーズにこびりついたエネルギーを、ベアーズの象徴であり、ベアーズそのものである山本さんが呼び起こし/かきまわしていた。”エネルギー”が見えた。
あれは山本さんの音であり、ベアーズの音だった。思わず壁を触りました。壁が揺れてた。
人生ではじめてノイズを聴きながら泣きました。すごかった。

激動の2020年、ベアーズのラストギグ。一生忘れない。

2020/12/30 Star Festival 2020 closing(Metome、★kyoka、AOKI TAKAMASA) @ 名村造船所跡地

kyokaさんがよかったー。
ザラついた音がこねくりまわされて独特のビートになる。
始まりの波音ノイズがヒップホップビートへ自然に変化。テクノノリになるとトリッキーな音像でも自然と踊れる。
個性的であり、生理的に気持ちいいビート。

ライブ一覧

■2020/01/10 Black dolphins、Blondnewhalf、ユウレカ @ 難波ベアーズ
■2020/01/11 赤犬 @ 味園ユニバース
■2020/01/12 山嵐、PRAISE @ 梅田シャングリラ
■2020/01/13 石橋英子、Colloid @ ムジカジャポニカ
■2020/01/18 TRANSPARENTZ、マゾンナ、CROSSBRED @ 難波ベアーズ
■2020/01/20 黒木渚 @ 梅田クアトロ
■2020/01/22 山本精一、Fernando Kabusacki @ CHOVE CHUVA
■2020/01/24 Kittyhawk @ CONPASS
■2020/01/28 FEVER333 @ BIGCAT
■2020/01/29 数えきれない、黒岩あすかと夜、HARD CORE DUDE @ 難波ベアーズ
■2020/01/31 CAVE IN、OLD MAN GLOOM @ ANIMA
■2020/02/02 サイケ奉行 @ 難波ベアーズ
■2020/02/10 NUMBER GIRL @ ZEPP OSAKA BAYSIDE
■2020/02/11 Doberman、MICETEETH @ 味園ユニバース
■2020/02/12 Fernando Kabusacki、Tuktuk、ファビオ・ミッティーノ @ カフェ周
■2020/02/14 Fernando Kabusacki × 山本精一 @ 難波ベアーズ
■2020/02/15 Fernando Kabusacki、IEGUTI、宮田あずみ、渡辺智之、山本精一、YoshimiO @ URBANGUIL
■2020/02/20 ハンバートハンバート @ 梅田クアトロ
■2020/02/21 KYONO @ DROP
■2020/02/24 Husking BeeBack Drop BombCaptain Hedge Hog @ 梅田クアトロ
■2020/02/25 JAY SOM @ 梅田シャングリラ
■2020/02/27 Ezra Collective @ Billboard live Osaka - 1st stage
■2020/02/28 Alexis Cabrera @ CIRCUS
■2020/02/29 ワッツーシゾンビKING BROTHERSDMBQオシリペンペンズ @ 堺ファンダンゴ
■2020/03/01 山本精一津山篤 @ 難波ベアーズ
■2020/03/12 Uncle Acid & the deadbeats @ 梅田クアトロ
■2020/03/14 Acid Mothers Guru Guru、Manitatsu、Stone Women Records @ ムジカジャポニカ
■2020/03/20 BLONDnewHALF、オオルタイチBogulta @ NOON
■2020/03/28 山本精一ソロギター弾きっぱなしライブ @ 難波ベアーズ
■2020/07/01 山本精一 @ 難波ベアーズ
■2020/07/04 KK MANGA、DMBQ @ 難波ベアーズ
■2020/07/07 ヒューマン・シャワー @ 難波ベアーズ
■2020/07/18 SLOW DAYS 2020 day1 (Cody・Lee(李)、MONO NO AWARE、ROTH BART BARON、ドミコ、TENDRE、Tempalay、DJ DAWA) @ 服部緑地野外音楽堂
■2020/07/19 SLOW DAYS 2020 day2 (Homecomings、東郷清丸、羊文学、yanawo、DENIMS、DJ DAWA) @ 服部緑地野外音楽堂
■2020/07/24 第二回難波オリンピック開会式(山本精一津山篤須原敬三、坪田保) @ 難波ベアーズ
■2020/07/25 ふちがみとふなとあふりらんぽ @ ムジカジャポニカ
■2020/07/31 山本精一、吉田ヤスシ、ATR @ 難波ベアーズ
■2020/08/01 奇妙礼太郎、Sundayカミデ @ 梅田シャングリラ
■2020/08/01 ジェリー・ガルシア杯争奪〜元祖サイケ祭り(山本精一須原敬三 、IEGUTI、senoo ricky、ジョンソンtsu) @ ムジカジャポニカ
■2020/08/07 Hyper Gal、o'summer vacation、PULASEI @ 難波ベアーズ
■2020/08/13 山本精一×坂口光央、岡村基紀 @ 難波ベアーズ
■2020/08/25 The Neatbeats、50回転ズ、キングブラザーズ @ 梅田クアトロ
■2020/08/27 山本精一・わがままソロNIGHT『2020激情ギターライヴ』 @ 難波ベアーズ
■2020/08/29 RUSHBALL 2020 day1 ([Alexandros]、cinema staffgo!go!vanillasKANA-BOON、Saucy Dog、THE ORAL CIGARETTESthe telephonesキュウソネコカミクリープハイプ、ハンブレッダーズ) @ 泉大津フェニックス
■2020/08/30 RUSHBALL 2020 day2 (BIGMAMACreepy NutsDragon AshMONOEYES、OAU、SiM、The BONEZ、TOTALFAT、kobore) @ 泉大津フェニックス
■2020/09/11 津山篤とジョンソンtsuのプログレ山脈 @ ムジカジャポニカ
■2020/09/12 ネクライトーキー @ 大阪城野外音楽堂
■2020/09/13 カネコアヤノ @ 大阪城野外音楽堂
■2020/09/17 山本精一河端一 @ 難波ベアーズ
■2020/09/20 toconoma @ UMEDA TRAD
■2020/09/21 jizue @ 梅田シャングリラ
■2020/09/22 Kansai lovers 2020 day3(FiSHBORN、ヤユヨ、OKOJO、reGretGirl、DENIMS,The Songbards、夜の本気ダンス、ハンブレッダーズ) @ 大阪城野外音楽堂
■2020/09/25 SCUM NITE 2020(HARD CORE DUDE、KK manga、キーマカリーズ、ULTRA FUCKERS) @ 難波ベアーズ
■2020/09/26 bikke × 石橋英子 @ ムジカジャポニカ
■2020/09/27 HYPER GAL、おりばー、pile of hex @ 難波ベアーズ
■2020/10/03 四星球、キュウソネコカミ @ 大阪城野外音楽堂
■2020/10/04 OUTDOOR PARK 2020(さとうもか、Keishi Tanaka、Ryu Matsuyama、) @ 万博記念公園
■2020/10/04 怒髪天フラワーカンパニーズ @ 大阪城野外音楽堂
■2020/10/10 OSAKA GENKi PARK day1 (sumika岡崎体育コブクロ、ビッケブランカ、瑛人、山崎まさよし松室政哉山本彩KREVA、BEGIN、ウルフルズ) @ 万博記念公園
■2020/10/11 Special Others @ 大阪城野外音楽堂
■2020/10/17 山本精一・cafe brainレコ発 @ 難波ベアーズ
■2020/10/22 増子真ニ、角矢胡桃 @ 難波ベアーズ
■2020/10/23 ROVO @ TOKUZO
■2020/10/24 音泉魂NEO(羊文学、CHAIClammbon) @ 大阪城野外音楽堂
■2020/10/25 音泉魂 Connect(アルカラ、Climbgrow、錯乱前戦、SAKANAMON、突然少年、PELICAN FANCLUB、夜の本気ダンス) @ 大阪城野音
■2020/10/31 WE WANT NY-BERLIN(石野卓球、SEKITOVA) @ GLION
■2020/11/06 山本精一・アコギターソロとうたライヴ @ 難波ベアーズ
■2020/11/07 メシアと人人、Merry Ghosts、TSUKAMARO、USGKZ&The assistants @ 難波ベアーズ
■2020/11/08 CRAFTROCK CIRCUIT OSAKA(NABOWA、ROTH BART BARON、WANG GUNG BAND、LOSTAGE) @ ANIMA
■2020/11/14 KEN ISHII @ Joule
■2020/11/15 環ROY、Seiho、Yahyel @ 名村造船所跡地
■2020/11/19 ハモニカクリームズ @ ムジカジャポニカ
■2020/11/21 カーネーション @ UMEDA TRAD
■2020/11/23 OBOO、NOIZEGOAT、toilet status、KK MANGA @ 難波ベアーズ
■2020/11/29 nabowa @ 梅田シャングリラ
■2020/12/03 山本精一エレキギターひきがたり @ 難波ベアーズ
■2020/12/05 白波多カミン @ 難波ベアーズ
■2020/12/16 伝説の夜(DJ方、いかすみパス太郎、砂十島NANI、佐伯誠之助) @ 難波ベアーズ
■2020/12/18 Subway Daydream、ナードマグネット、Transit my youth @ ANIMA
■2020/12/20 Acid Mothers Temple @ ムジカジャポニカ
■2020/12/23 サニーデイ・サービス @ ブリーゼホール
■2020/12/27 DENIMS @ BIGCAT
■2020/12/27 山本精一&西滝太・二〇二〇年総括、アドレナリンギター荘厳浄化会 @ 難波ベアーズ
■2020/12/28 Jizue @ 梅田シャングリラ
■2020/12/30 ふちがみとふなと&奇妙礼太郎 @ ムジカジャポニカ
■2020/12/30 Star Festival 2020 closing(Metome、kyoka、AOKI TAKAMASA) @ 名村造船所跡地

ハコ別

難波ベアーズ 27
ムジカジャポニカ 9
大阪城野外音楽堂 7
梅田シャングリラ 6
梅田クアトロ 5
ANIMA 3
味園ユニバース 2
BIGCAT 2
服部緑地野外音楽堂 2
万博記念公園 2
UMEDA TRAD 2
泉大津フェニックス 2
名村造船所跡地 2
Joule 1
CHOVE CHUVA 1
TOKUZO 1
CIRCUS 1
GLION 1
ブリーゼホール 1
NOON 1
CONPASS 1
Billboard live Osaka - 1st stage 1
DROP 1
ファンダンゴ 1
大阪城野音 1
URBANGUIL 1
ZEPP OSAKA BAYSIDE 1
カフェ周 1

アーティスト一覧

[Alexandros] 1
50回転ズ 1
Acid Mothers Guru Guru 1
Acid Mothers Temple 1
Alexis Cabrera 1
AOKI TAKAMASA 1
ATR 1
Back Drop Bomb 1
BEGIN 1
BIGMAMA 1
bikke 1
Black dolphins 1
BLONDnewHALF 2
Bogulta 1
Captain Hedge Hog 1
CAVE IN 1
CHAI 1
cinema staff 1
Clammbon 1
Climbgrow 1
Cody・Lee(李) 1
Colloid 1
Creepy Nuts 1
CROSSBRED 1
DENIMS 3
DJ DAWA 2
DJ方 1
DMBQ 2
Doberman 1
Dragon Ash 1
Ezra Collective 1
Fernando Kabusacki 3
Fernando Kabusacki × 山本精一 1
FEVER333 1
FiSHBORN 1
go!go!vanillas 1
HARD CORE DUDE 2
Homecomings 1
Husking Bee 1
Hyper Gal 2
IEGUTI 2
JAY SOM 1
jizue 2
KANA-BOON 1
Keishi Tanaka 1
KEN ISHII 1
KING BROTHERS 1
Kittyhawk 1
KK MANGA 3
kobore 1
KREVA 1
kyoka 1
KYONO 1
LOSTAGE 1
Manitatsu 1
Merry Ghosts 1
Metome 1
MICETEETH 1
MONO NO AWARE 1
MONOEYES 1
NABOWA 2
NOIZEGOAT 1
NUMBER GIRL 1
OAU 1
OBOO 1
OKOJO 1
OLD MAN GLOOM 1
o'summer vacation 1
PELICAN FANCLUB 1
pile of hex 1
PRAISE 1
PULASEI 1
reGretGirl 1
ROTH BART BARON 2
ROVO 1
Ryu Matsuyama 1
SAKANAMON 1
Saucy Dog 1
Seiho 1
SEKITOVA 1
senoo ricky 1
SiM 1
Special Others 1
Stone Women Records 1
Subway Daydream 1
sumika 1
Sundayカミデ 1
Tempalay 1
TENDRE 1
The BONEZ 1
The Neatbeats 1
THE ORAL CIGARETTES 1
The Songbards 1
the telephones 1
toconoma 1
toilet status 1
TOTALFAT 1
Transit my youth 1
TRANSPARENTZ 1
TSUKAMARO 1
Tuktuk 1
ULTRA FUCKERS 1
Uncle Acid & the deadbeats 1
USGKZ&The assistants 1
WANG GUNG BAND 1
Yahyel 1
yanawo 1
YoshimiO 1
あふりらんぽ 1
アルカラ 1
いかすみパス太郎 1
ウルフルズ 1
オオルタイチ 1
オシリペンペンズ 1
おりばー 1
カーネーション 1
カネコアヤノ 1
キーマカリーズ 1
キュウソネコカミ 2
キングブラザーズ 1
クリープハイプ 1
コブクロ 1
サイケ奉行 1
さとうもか 1
サニーデイ・サービス 1
ジョンソンtsu 2
ドミコ 1
ナードマグネット 1
ネクライトーキー 1
ハモニカクリームズ 1
ハンバートハンバート 1
ハンブレッダーズ 2
ビッケブランカ 1
ヒューマン・シャワー 1
ファビオ・ミッティーノ 1
ふちがみとふなと 2
フラワーカンパニーズ 1
マゾンナ 1
メシアと人人 1
ヤユヨ 1
ユウレカ 1
ワッツーシゾンビ 1
瑛人 1
岡崎体育 1
岡村基紀 1
河端一 1
角矢胡桃 1
環ROY 1
奇妙礼太郎 2
吉田ヤスシ 1
宮田あずみ 1
黒岩あすかと夜 1
黒木渚 1
佐伯誠之助 1
十島NANI 1
錯乱前戦 1
山崎まさよし松室政哉 1
山本彩 1
山本精一 13
山本精一&西滝太 1
山本精一×坂口光央 1
山嵐 1
四星球 1
須原敬三 2
数えきれない 1
石橋英子 2
石野卓球 1
赤犬 1
増子真ニ 1
津山篤 3
坪田保 1
渡辺智之 1
怒髪天 1
東郷清丸 1
突然少年 1
白波多カミン 1
夜の本気ダンス 2
羊文学 2

2020年 チューン・ランキング TOP40

2020年のチューン・ランキング!

ようやく書けた笑
もう2021年も1/3が終わってしまいましたよ;

40 : 楽しい蹴伸び / Chara+YUKI

懐かしい組み合わせの復活にびっくり。2020年の音にアップデートされてるのにびっくり。まったく問題なくそこに合わせてるCHARAYUKIにびっくり。なによりMVのふたりが若々しいままなのに本気でビックリ。同じ人間とは思えない;

www.youtube.com

39 : サバイブ / GAKU-MC

”戦ってるんだって? 話のわからない奴と 同じ言語を喋ったって 『通じない』はあるぞ
初めて聴いた外国語 それよりも理解不能 まったく違う思考回路さ
我慢強く耐えてもきっと迷子さ”

ここまで一言一句がハートにくる曲は久しぶり。震えた。
GAKU MCは日本でもっとも好きなリリシスト/作詞家のひとり。曲を出すたびに”あっ!”となる表現がある。

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38 : Dragonball Durag / Thundercat

2020年で1番おもしろいMV。Thundercatがヤバい格好&ヤバイ動きで求愛しつづける映像。変質者・オブ・ジ・イヤー。
腹抱えて笑いました。意味がわからん。ここまで変な人だっけ?

曲がまた最高にスタイリッシュなのが反則。ベースがめちゃくちゃカッコいい。歌以上に歌ってる。

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37 : キャプテン隊長 / スケボーキング

復活したスケボーキング。10年ぶりの新曲わりにえらくコンパクトな2曲を繰り出してきたなぁ;って印象だけど、そのなかに”あ、やっぱセンスが抜群にいいわ”と思わせるトラック・メイキングにニヤニヤ。
最近のトラップやデジタル色の強い音作りではなく、サンプリング時代なサウンドにビート。でも細かいとこまでめっちゃセンスがいい。サラッと工夫が入りまくってる。

せっかくの復活がコロナでいきなりつまづいてしまったけど、これからも本格的に活動してほしい!

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36 : la la la ぼくたちの歌 (Japanese Version) / HONNE

HONNEが自分の曲を日本語歌詞でセルフカバー。もともと可愛らしい曲調なのに、たどたどしい日本語で歌うとさらにかわいいのです!”ラララ~歌おう♪ラララ~こんなふうに~♪”
や、これは正直萌えます。(*ボーカルは男

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35 : 人間通 / くるり

『TEAM ROCK』期に作られてた未発表曲。
ジャンクなジャズのようなドラム&ふざけた叫びと素敵な歌フレーズが交互にやってくる。かなり攻めてる曲。
中盤はBOREDOMSばりのエフェクトをかけながら暴走し、マーチングリズムがノイズに変わるカオスっぷり。ここまで変なのはいままでのくるりでもなかったのでは?それでいて不思議と聴きやすいのがすごい。

34 : 最終兵器、君 / Scandal

バンドとしてシンプルに実力のあるScandal。いろんなサウンドに挑戦していくのも魅力。
スターピースあたりから手を出してたラウドロックなノリがSiMとかとの対バンを経て完成形に。
なんとなくやってみた……ってレベルじゃなくてめっちゃカッコいいラウドロックに仕上がってる!グルーヴィーなリフとかたまらんっす。

キャッチーなサビに、ブレイクビーツも入れたリズム。MAD CAPSULE MARKETSに近いかもしれない!

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33 : tell me tell me / m-flo♡Sik-K & eill & 向井太一

13年ぶりのLovesシリーズはやっぱm-floってスゲーな!と思わせてくれる快作!
「miss you」サンプリングで原点復帰を予感させながらも、トラップ/EDMをうまく混ぜてm-floの音を現代風にアップデートされてる。
サビ前のeillのメロディ&肩動かし振り付けが癖になる。若手をフルに活用した先に満を持して登場するLISAの圧倒的なクイーン感には鳥肌でした。

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32 : Kyoto / non albini feat. Lil Soft Tennis

Flake Record・Dawaさんがプッシュしてた曲。ミクスチャー/ヒップホップのクールな要素と爽やかエモっぽい歌のバランスが絶妙。ありそうでなかったタイプ。いや、あってもここまでハッとするほどのレベルに高められてなかったのかも。聴いててシンプルに気持ちいい。

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31 : アメイジングレース / go!go!vanillas

ケルティック、ロカビリー、ロックンロール……欧米なロックンロールをここまで見事に日本のロックに落とし込むかと感心しかない。ノリがいいけど温かいメロディがええよなー。
無人のライブハウスでめちゃくちゃ楽しそうに演奏する4人がグッときた。コロナ渦の尊いMV。

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30 : ROOM VACATION / DJ HASEBE feat. 唾奇 & おかもとえみ

DJ HASEBEさん、久しぶりのラップ中心アルバムは素晴らしい出来だった!その中でもこの曲のスムーズなヒップホップ・グルーヴはたまらない。
おかもとえみさんのフレンズとは違う大人な歌/雰囲気がぴったり合ってます。

あとなんたって一時期のDJ HASEBEさんのトレードマークだった女性の声ネタが久しぶりに復活したのが嬉しい!
この人のプロデュースは歌モノよりヒップホップの方が断然好きやなぁ。
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29 : ATRANTIC / 想い出波止場2020 AGAIN with DJおじいさん

コロナ渦のベアーズを救うためにGEZANが企画したトリビュート。存在自体にエネルギーのある一枚の一曲目。いきなり山本さんの”あきらめるなーー!!”の叫び声。こんなもん、ぶっ飛ばされますよね。
意味不明な山本さんの語りのバックでフリー・ジャズとジャンクがコラージュされたような曲が大暴走。
わけわからないけどエネルギーに満ちてる。そしてカッコいい。やー、すごい。

28 : 右脳左脳 / tricot

相変わらず変なフレーズの連続なんだけどめちゃくちゃ聴きやすい。ここまですんなりと入ってくるtricotの曲ははじめてでした。
ちょっとオサレなメロディはクールだし、演奏はどこをとってもカッコいい。回転するように繰り返すギターフレーズがたまらん。
あとMVのイッキュウがかわいい。

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27 : Summer Girl / HAIM

Walk on the Wild SideのベースラインにCan I kick it?のビートを合わせたトラックがイカす。
気怠げなボーカルがクールです。ドライな感触なのにとても人間味がある。タバコをふかしながら聴きたくなる(吸わないけど)。
ヒップホップ要素を巧みに取り込んだいまのHAIMを象徴する一曲。

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26 : 不革命前夜 / NEE

この曲でバンドに出会いました。イントロのギター3フレーズで完全に持ってかれた。カッコええ!!
東京らしいキメラなスレ具合。ボカロ以降らしいカオスとキャッチー。そんな要素をめっちゃ感じさせながらバンドとして揺るぎなく成立してるのがええっすな。

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25 : プロペラ / Tohji

ラップの言葉がほぼ聞き取れず。声ネタのように自身の声を使っている。日本語でここまで振り切ってくれると”なるほど、マンブルラップってこういうことか”と新発見の境地まで至らせてくれる。低音の効いた実験的なトラックも最高にカッコいい。
ラップの言葉やスキルが騒がれるこの近頃に、サウンドに振り切った曲を繰り出してくるすごさ。
カリスマ性はもともとスゴかったけど、この曲で別次元にまで飛び越えた感覚ある。

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24 : 3020 / Suiseinoboz

”千年前に作られた歌が 今じゃもうとうに古典であるように
千年後これを聴く人間にとっては この曲はもうクラシックなんだろうな”
印象的なフレーズで始まる千年後の世界を視るリリック。語りのような歌/ラップがエモい。
1曲だけでアルバムの芯になってしまうほどの完成度。アルバム名が『3020』なのも納得なのです。

この曲はコロナが流行る前にライブで演奏しているのを聴いてる。それが不思議と2020年半ばに聞くとより沁みる歌になる。
偶然もたぐり寄せる。持ってるなぁ。

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23 : 香水 / 瑛人

まー、2020年の邦楽を代表する曲でしょう。自分は一聴して”あ、好きだな”と思いました。
レゲェにサーフミュージックや歌謡曲ブレンドRickie-Gあたりに近いサウンドハナレグミをカバーしたり韻シストとコラボしたことから”そっち”の人なのは間違いないでしょう。

メロディは問答無用でいい。耳が腐るほど聴いてるのに、それでもサビではグッとくる。
Osaka Genki Parkで生で聞いた時にイントロのギターから”名曲のオーラ”が漂って一帯の空気が変わった感覚はいまでも覚えてる。

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22 : Terminal Slam / Squarepushe

ザ・スクエアプッシャーって感じのドリルンベース。混沌がじわじわと盛り上がって2:46の壊れたスネアで大爆発するのがたまんない!MVでのこのときの盛り上がりもウホー!ってなりました。
そう、日本の街がどんどんとおかしくなるMVが素晴らしかった。日常が壊される怖さと快感。

最近のBPM遅めでスケール感の大きいスクエアプッシャーにどうもハマりきれなかったので、強烈なドリルンベースをドロップしてくれたのが嬉しかった。

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21 : Easy Breezy / chelmico

まずロッキンなイントロにヤラれる。個性的でかつ普遍的にかっこいい。
またふたりのラップがカッコいい!女性ラッパーでここまで違和感なく聴かせてくれるラッパーは日本じゃなかなかいない。クールだけど慌ただしい。chelmicoらしさが溢れ出てる。
歌メロディに頼るでなく、ラップとフックえ持ってかれる。リップやキックが流行った頃のヒップホップを思い出してニンマリ。

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20 : 寿命で死ぬまで / ヤバいTシャツ屋さん

基本的にバカなことばかり歌ってきたヤバTがついに繰り出すシリアスに振り切った曲。コヤマさんのお婆さんに向けた曲らしい。
パンクロックに合わせて”寿命で死ぬまで しっかり生きておくれ”、”最後まで幸せにな 生きておくれよ”と歌うサビもヤバいけど、
2番のありぼぼさんの上ずってほぼ怪音波になってる歌い方が切実で胸がキュッとするのです。

最後の大サビ”あなたが居ないと寂しいけど 音楽の力はマジで凄いから 平気でどこまでも届くと思った 大きい声で歌った”でのコヤマさんの歌い方がいままでに見せたことのな本気(マジ)な感じで涙腺が崩壊する。

ギャグ漫画しかり新喜劇しかり、笑わせるのが得意な人は感動方面でも感情を刺激するのがうまい。
お婆さんに向けた曲だけど、混乱のいまの時代、誰にでも響く曲だと思う。

曲もとにかく速くて勢いがあって、怒涛のように感情が押し寄せてくる。すごい曲です。
たぶんヤバTにとってある種の禁じ手。もう同じタイプの曲はなかなかないでしょう。それをこのタイミングでやる。

19 : Jacqueline / Circa Waves

1stでギターロックの爽快感をリバイバルさせたものの2nd3rdとダーク&ヘヴィな方向へ舵をとり正直パッとしなかったCirca Waves。そんな彼らが4thで軽快なギターロックにまた戻ってきたのを。もっと言えばCirca Wavesって最高だよなってのを心から思わせてくれるオープニングトラック。
イントロに心躍り、Aメロでワクワクし、サビで撃沈。そう、Circa Wavesに求めるのはこの青春感だよ!

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18 : Me & You Together Song / The 1975

The 1975の新譜は曲単体よりアルバムとしての出来が素晴らしかった。でもそのなかで輝いてたのがこの曲。
初期のポップなThe 1975っぽいキラキラしたロック。でも独特のドリーミーな音作りでただシンプルなだけの曲ではない感触がある。
甘酸っぱさが溢れ出てる。あぁ、いい曲。

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17 : もうひとつの道 / ハンバートハンバート

ハンバートハンバートの歌詞は毎回すごい。すごすぎて恐ろしい。血の気が引く瞬間があります。
この曲は恋人の別れたの歌。

”本音を言えば壊れそうで ことばを選んで伝えてきた 口では俺も考えてるって いつも言ってたけど何も変わらなかった”とかの歌詞もグサッとくるけど2番の
”分かれ道に一人立ったとき あの人がいたのよ片方の道に”の絶望感には鳥肌が立ちました。
一曲を聴くと小説を一冊読んだ気分。ほんとすごい。

謡曲のような日本の侘び寂びを感じさせる曲調がまた深みを持たせています。

16 : uchiseiuchi / 希帆feat.友達(重盛さと美)

突然にガチなラップを披露した重盛さと美。その友達としてfeat.されていたグラドルの希帆が逆にメインになったラップソング。
ラップが普通によくて、韻の踏み方も綺麗だし、ストーリーテリングもしっかりしてる。めっちゃ聴けるラップ。
貧乏な実家を自虐的に語ったリリックだけど、切ないトラックも手伝ってなんか感動する。
悲惨な境遇なのに二人が楽しそうにしてるMVは素晴らしくエモい。
やー、こんなところから名曲が誕生するとは!

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15 : RUN REMIX / tofubeats feat.KREVA & VaVa

ラッパー二人を招いて名曲RUNをセルフリミックス。印象的なストリングスのトラックでもともと名曲なんだけど2分だけと不足感もあった。それが今回で完成形になった感じがします。
しっかりラップしながらメロディアスなVaVaも素晴らしいし、なんたってKREVAの圧倒的な存在感。MVで姿を見せた瞬間からあまりのカリスマ性に泣きそうになった。
2020年にいろんなとこにfeat.されたKREVA。その中でもこの曲は特にすごい。

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14 : Hero / Weezer

コロナでロックダウンされた人達や医療従事者に向けて歌った曲。
この混乱の中で、リヴァースがWeezerがまずみんなを元気づけるために音楽を使ってくれたことが嬉しい。3.11のすぐあとに日本を元気づけようと来日してくれたことを思い出して泣きました。

Weezerド直球なエモ・パワーポップで最高。手紙を渡す投稿動画を大量に集めて作ったMVも見ていて目に涙がたまります。

”みんなヒーローを必要としてる でも僕はみんなとは違う
ひとりで歩く 歩く 歩く”
なんてリヴァースらしさに溢れた歌詞にも感情のダム崩壊です。あまりに感動して和訳をtwitterに投稿したりもしました。
https://twitter.com/kizkiz/status/1259095966231060480

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13 : exile / Taylor Swift feat. Bon Iver

インディーロック/ニューフォークに接近したテイラー・スウィフトの衝撃的なアルバムからその変化を象徴する一曲。まさかBon Iverとコラボするとは!
聴いた瞬間にBon iverとわかるジャスティンの歌声。最近のBon Iverの曲よりBon Iverらしさがあるかもしれない;
それに負けじと存在感を発揮するテイラーの歌。
サビのメロディは鳥肌モノ。さらに大サビでのふたりのハーモニーの美しいこと。文句なしに良曲です。

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12 : Cheddar Flavor / WANIMA

メロコア回帰なWanima。やっぱかっけぇんだな。勢いがすごい。
癖になるチェーーーーチェチェチェッダーフレーバー♪
能天気のなかにしっかりと泣きのメロディ。
ラストサビ前のビート感が一瞬変わるとこが好き。

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11 : where are you / 麒麟川島明

藤井隆の企画アルバムからの曲。これが名曲でびっくりした!
普段の声よりかなり高めで、そしてクリアな歌声にさらにびっくり!いい声です。自身が吹くサックスソロもフレーズと音がとてもいい。めっちゃアーバンなこれぞアレンジも素敵。

ここまでど真ん中に良質なポップスを久しぶりに聴いた気がする。もっと大々的にプロモーションしてたらバカ売れしてた曲じゃなかろうか。隠れた名曲。

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10 : yumeutsutsu / 赤い公園

最新アルバムのラスト曲。つまり津野米咲が存命中にリリースされた最後の曲にもなります。
と書いたけど、そんなことも関係無しに素晴らしい曲です。イントロのうねるリードギターとかっとばすBPMにいきなり気分は最高潮。ツービートのサビを経て、最後の”行こうぜ うつくしい圧巻の近未来 絶景の新世界”と未来を力強く見る歌詞のカッコよさ。
新生・赤い公園がついに本格的に始動したと感動したものです。

だから余計になぜ自殺したのかと悲しくてやりきれない。
最後まで名曲を届けてくれてありがとう。ご冥福をお祈りします。

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09 : Rum Hee (Tonofon Remote Festival 2020 Special ver.) / トクマルシューゴ

自粛期間中にオンラインで開催された『トノフォン(リモート)フェスティバル2020』で披露された演目。オンラインフェスで一番印象に残ってるのはこのイベントでした。
多くの素晴らしいアーティストが映像を残し、トクマルさんがリアルタイムでトークをする。その最後に演奏された総勢21名によるRUM HEE。それぞれの場所で演奏された映像が紡ぎ合わされた感動的な映像、そして音楽。オーケストラアレンジがまた素晴らしくて!

はじめて見たとき、あまりの素晴らしさに膝から崩れ落ちて号泣しました。スクリーンからエネルギーに満ちた光が放たれてる感覚があった。あの大変な時期にめっちゃ元気、いや活力をもらいました。生きてるとこんな素晴らしいことが体験できる!

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08 : Ohms / Deftones

PelicanやRussian Circle系のポストロックなリフが強烈なDeftonesの新しい一面を聴ける曲。
とにかくこのリフが強烈なのです。稲妻が落ちたような衝撃!
曲の最初と最後にしか聴けないのミソ。回数が少ないがゆえに一回のインパクトが増す。

さらにはこの曲がアルバムのラストに配置されてるのが素晴らしい。最後の最後にエグすぎるリフで終わる快感。
曲単体で聴くよりアルバムに組み込まれるとより魅力を増す。アルバムタイトル・チューンなのも納得。

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07 : 誰が為にCHAKAPOCOは鳴る / ネクライトーキー

ライブではじめてフルで聴いて衝撃を受けた曲。
アホっぽいけどめっちゃ盛り上がる。
ドタバタしながらもカッコよくて盛り上がる。ネクライトーキーらしい曲。
チャカポコのコール&レスポンスも楽しい。

サビはめっちゃ良いメロディだし。

あとこのMVのもっさめっちゃかわいい。
終盤のやりすぎなチャカポコの連打で最高潮に。

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206: うちで踊ろう(大晦日) / 星野源

”うちで踊ろう”が紅白でフルバージョンになって披露された。このプラス部分の破壊力がすごい!
日本をポジティブにしたオリジナル部分のあとに
”常に嘲り合うよな 僕ら <それが人>でも うんざりださよなら”
”愛が足りない こんな馬鹿な世界になっても まだ動く まだ生きている”
とドキッとする2020年の暗部を歌い
”生きて踊ろう 僕らずっと独りだと 諦め進もう”と歌いきる凄さ。

歌ってなんだ?紅白ってなんだ?2020年の日本ってなんだ?
色んなことを意識して”作品”として極上のモノを生み出す才能。間違いなくいまの日本のトップにいるアーティストです。

原さん自体も巻き込まれた、2020年の日本を総括する曲と言っていいと思う。

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05 : 春の風 / サニーデイ・サービス

ここにきてサニーデイがこんな曲をやるか!とぶっ飛ばされました。
めちゃくちゃ熱い!Tシャツが伸びるのも気にしないくらいに自分の胸を握りしめたくなる。
具体的なナニカがなくとも、とにかくやる気と熱気が湧き出てくる。
2020年でもっともエモい曲。

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04 : era it / dodo

無人のライブハウスを切り取ったMV。
優しい表情。励まされるリリック。
2020年にリリースされるべくして出現した全肯定曲。

dodoは見るからに若くて、実際に少年性も武器にしてるんだけど、めちゃくちゃ励まされることがあります。
素朴な言葉で悟りを聴かせてくれる。

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03 : Jargon / 山本精一

歌モノと実験性とロックがごった煮になった大名盤アルバム『セルフィ』。そのなかでも今までの歌モノと一線を画する曲。
想い出波止場のようなノンセンスな歌詞がハンマービートに乗る。
前半から鳴ってるフリーキーなギターが中盤で一気に加速する気持ちよさにぶっ飛ばされました。宇宙に飛ばされる!

02 : ENERGY / Disclosure

ほぼ同着1位。テンション上げたいときはとにかくコレやった。
ダーティーに変化したDisclosure。こんなアグレッシブに来るとは。
でもオサレもしっかりあるんよな。
紛れもなくDisclosureの曲。

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01 : ARCA / ROVO

ライブで何度も披露されて衝撃をうけてた曲。あのROVOオルタナな展開を!
ついに音源化。最高。
そして最近のライブでもやってめっっっっっちゃヤバかった!展開を理解してると楽しめる度が倍増しますな。

中盤の爽やかなギターの衝撃はすごかった。ROVOがこんな展開を!ウソやん!?ってなったはず。
エモバンドですか?ってなギターも登場してさらに驚く。
でも紛れもなくROVOの曲なんです。

タイトルが付くまでセトリに”山本神曲”と書かれていた。名に偽りはない。神曲

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上記の曲をプレイリストにしましたー
https://www.youtube.com/watch?v=GV61DlmEl_E&list=PL7A-dJHdhdek4HjzrRxfO7GopsB6D3rCh

2020年 アルバム・ランキング TOP30

2020年のアルバム・ランキング!

1月中に書けた~;
世界が混乱状態に陥った2020年。いままでと同じではいられないからこそ生まれた作品も多い。
良い音楽は生まれ続けていました。

30 : maze / chelmico [日本 - ラップ]

勢いが止まらないchelmicoの3rd。
タイアップしてた「Easy Breezy」「Limit」といったカチッとしたトラックは「Joint」期のリップみたいでカッコいい。
同時に「milk」などmamikoさんはほぼ歌ってるメロウな曲もありと両極端なサイドが収録されている。
さらに長谷川白紙によるキテレツな曲や想い出野郎Aチームによる”ほぼバンドの曲やん!”ってな変化球もありでバラエティ豊か。
楽しいトラックとマニアックなトラックがアルバム内にいい感じに散らばっててダレない。

それらのグッドトラックの上でしっかりラップしていく二人のカッコよさは本物です。
なんだかんだでいま一番聴いてて心地よいラップをしてくれる。

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29 : Pillowland / JAM CITY [イギリス - サイケデリック/エレクトリック/ベース・ミュージック]

初期の音楽性からだいぶ変わった。
とてもポップ。どこか中性的。(本人のジェンダーが変わったとか)

ファジー全開なドリーミーな世界に持ってかれそうになる。ポジティブにとろける音像が心地よい。
それでいてインダストリアルなガチャガチャ感もある。
スチームパンク×夢世界?闇成分ゼロのマリリン・マンソン的な?
変わった空気です。ハマるとヤバい。

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28 : POWERS / 羊文学 [日本 - シューゲイザー/ロック]

こりゃ快作!
お得意のシューゲな要素もあるけど、なによりシンプルにロックとして曲の質がめっちゃいい。
儚さより勢いと衝動が際立ってて俺の心が完全KOされました。「Girls」「変身」の疾走感にはぶっ飛ばされた。

いままでの音源もよかったけど、またひとつ皮を破った感ある。意思の強さがキッと出てきたというか。声に張りがある。
難しいこと考えずに”良いロックアルバム!”と断言できる。

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27 : Terminus / JESU [イギリス - ポストメタル/エモ/シューゲイザー]

GOD FLESH・ジャスティンのメインとなっているプロジェクト。
もともとJESUは神聖/光の要素があったけど、今作はいままでで一番明るい作風かも。音はずっしりしてるのに重さを感じさせない。
曲によってはエモとも取れるぐらいにグッとくる旋律の数々。ここまでメロディ綺麗だっけ?

ポストロック、シューゲ、エモ好きなら100%気に入る良作。

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26 : You need the Tank-top / ヤバいTシャツ屋さん [日本 - メロコア]

ヤバTも早いもんで4枚目。今回はいままでとひと味違う!

一曲目の「Give me the Tank-top」からツービートでパンキッシュに突き抜けるのに驚く。ポップスよりメロコア/B-DASH系ミクスチャー寄り。
いままでの”固定概念を壊したるわ”ってな遊び心/冒険心より、こやまさんのピュアな音楽愛が詰まってる。そう、ヤバTは根っこにあるのがしっかりした音楽なんよな。あの頃の音楽好きなんやろうなぁ。

ずっと勢いがあって『RANCID V』みたいなアルバム。怒涛のBPM+リフがいままでになく音圧あってメロコアどころか後期MADみたいな感覚すらもなきにしにあらず。

あと歌詞の変化。
相変わらずアホなことを歌っているけど、ちょっぴり感動的な部分も入っている。ヤバT流の真面目さが垣間見える。
ラストのシリアス方面に完全に吹っ切れた「寿命で死ぬまで」は涙腺崩壊から必須!
ギャグ漫画家が1番泣けるエピソードを書ける理論!

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25 : PLUS / Autechre [イギリス - グリッチ/IDM/エレクトロニカ]

10月にビート&グリッチ少なめのアンビエント/IDM要素が強い『SIGN』をリリースし新しい作風で驚かせたオウテカ
その半月後、突如に今作『PLUS』をリリースしてさらに驚かせてくれました。

『PLUS』は従来のグリッチサウンドが中心。『SIGN』も大好きでどっちにするか悩んだけど……やっぱこの系統が好きだー、と。
ずっと脳の中をこねくりまわされてるような感覚。温度がまったく感じられない冷たさ。デジタルだからこそのサウンド。好き。

24 : Sixteen Oceans / Four tet [イギリス - エレクトロニカ]

エレクトロニカ/フォークトロニカ(死語?)のトップランナー。さすがの安定感。
16曲と曲数は多いけど
ビートの聴いた前半。
環境音のような中盤。
優しいアンビエントの後半。
……どの部分も聴きやすさがあってダレない。

気づいたら一周してまた聴きたくなってる。どんなテンションのときでもすんなり入ってくるアルバムです。

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23 : MAGIC ONEOHTRIX POINT NEVER / ONEOHTRIX POINT NEVER [アメリカ - エレクトロニック/アンビエント]

OPNの新作は架空のラジオがコンセプトだそうで。

ロックな曲やオリエンタルな曲もあるけど、基本はずっと霧がかかっているようなブラーな音像。
ラジオ特有の人間の生活感がありながらも聴いている場所は終末の世界みたいな感覚。
後半になると抽象度がアップして異空間の環境音みたいになる。気づいたらどっぷりハマって逝きそうになってました。

Youtubeで曲単体で聴くとピクリとも反応しなかったのにアルバムで聴くとず~~っと気持ちいい。
曲単体ではそれほどアンビエントしてないのにめっちゃアンビエントなアルバム。
アルバムを流れる重力が現実の地球と明らかに違う。フワフワしてる。

自分がいるのが現実なのか夢なのか、一度本当にわからなくなりました(あぶない
アルバムトータルだと過去一番に好きかも。

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22 : WRONG GENERATION / FEVER 333 [アメリカ - ミクスチャー/ハードコア]

元々アグレッシブなバンドが、完全にブチギレモードに突入して手がつけられなくなった8曲入りE.P.

前作にあたる1stフルでメロディアスなこともできるのを見せたあとに、超ハードコアなモードへと戻ってきた。
「WE'RE COMING IN」にぶっ飛ばされた人が両手を挙げて大喜びするであろうミクスチャー。

メロディがグンと減ってラップとシャウトが中心。グルーヴがヒップホップなミクスチャーなのもドツボ。
かと思えばエモーショナルに歌い上げるピアノバラードやQuarashiみたいな渋いサンプリングのヒップホップもあって最高っす。

ブチギレた理由は完全同意しかねるのだけれど、このアグレッシブさは問答無用でアガる!
ライブがさらにヤバいことになるんだろなー。

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21 : S.A.L / KYONO [日本 - デジタル・ハードコア]

前作の路線は変えず。驚きはないけど全曲が良い。

前作の「DOMINATION」、MADの「Chaos Step」とかにあるガバキック/ブレイクビーツのデジタルハードコア色はちょい減退。
突進とグルーヴで揺さぶるハードパート → 激キャッチーサビでキメてくるパンキッシュなアルバムです。
突進パートの合間に出てくるグルーヴパートがほんとカッコいい。

頭より身体が先に反応するストレートにカッコいい曲が継続して残ってるのはもちろん、KYONOさんの声がやっぱカッコええんやなぁ。
初期MADみたいなメロディの曲がひとつあるのも面白い。まだこういう歌い方できたのかー。

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20 : Shiver / Jonsi [アイスランド - エレクトロニック/ベース・ミュージック]

Sigur Rosのヨンシーのソロ2作目。

前作「Go Do」のようなアコースティックな朗らかさは無く、ダークかつ神秘的な作風。1stとかなり違う。

A. G. Cookの全面参加が大きのか、デジタル要素やベースミュージック要素が入っててSigur Rosともまた違うサウンドが展開されてる。バンドでなくわざわざソロでやる意味のある音楽です。

4つ打ちダンスチューンなんかもあるし、全体的にメロディがわかりやすくていままでよりポップなヨンシーが聴ける。
美声をはじめとする彼の魅力はそのままに、バンドの壮大な音楽から身近な音楽へと少し寄ってきた一枚。『Go Do』の流れを組みながら色んなことに挑戦するヨンシーが聴ける!

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19 : The Consuming Flame: Open Exercises in Group Form / matmos [アメリカ - エクスペリメンタル]

99組のアーティストと99BPM縛りでコラボ。2時間58分の3枚組大作アルバム。
OPN、Pig Destroyer、Yo La Tengo、Matthew Herbert、Mouse on Marsとビッグネームも参加。
各者が提供したループ、音をサンプリングした結果……出来上がったのはmatomos以外の何者でもないおもしろ変態アルバム。

ダブテクノ、グリッチIDM系もあればブレイクビーツみたいな曲もある。特大ボリュームなのに飽きずに聴ける良作です。
ファニーな音像でずっとからかわれてる気もするけど、シリアスな作り込みから本人たちは真顔な感じ。真の職人が変態になっている。

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18 : Thaw / くるり [日本 - ロック]

デビューの1998年から2018年までの未発表作品集。
未発表とはいえど曲のクオリティはめちゃくちゃ高い。正規アルバムに入ってても一切違和感ない。

酔っぱらいがスキップしながら歌ってるみたいな「ippo」
4 heroみたいなジャジードラムンベースを人力でやるインストナンバー「ダンスミュージック」
脳みそがとろけそうな暴走サイケデリックプログレ・ロックで最後はほぼノイズ化する「人間通」など。
色んな要素をすこし雑にごった煮してて『図鑑』時代のテイストがある。あとロックな勢いがあるのが嬉しい。

最新のくるりも大好きだけど、いまのくるりには無くなったものがある。
ぶっちゃけ多くの人にとって最近のアルバムよりこの未発表曲集のほうが”これぞくるり!”ってなるんじゃなかろうか?必聴盤です。

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17 : Fake It Flowers / Beabadoobee [イギリス - インディーロック]

2020年の新人賞。

最近は”e.p.はいいのにフルアルバムは……”ってパターンが多いなか、話題のニューホープが1stフルへの期待に見事に応えた例。
こちらの想像を裏切ってるのも含めて”正解”と言って良いデビュー・アルバムじゃないでしょうか?

Dinosaur Jr.やPavementに通じる甘酸っぱいダーティーさが心地よい。
ローファイ/ローテンションなままぶっ放す感覚が一曲目の「Care」から炸裂。
ノイジーなギターが効いてる曲もあれば、ストリングスが聴いてる素敵なロックバラードもあり。
捨て曲無しでどれもハートが震えるエモさがある。

ラスト曲が”Yoshimi!Forest!Magdalene!”のシャウト連呼で終わるのも最高。新しいロック・クイーンの登場っす!


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16 : folklore / Taylor Swift [アメリカ - カントリー/アコースティック/インディーフォーク]

2020年を代表する一枚を挙げるなら……コレじゃないでしょうか。

ポップス・アイコンになってたテイラーが初期のカントリー/アコースティックな要素へカムバックした。さらにインディー・フォーク系の静のディープな世界へにも足を踏み入れて。

まさかのBon Iverとのコラボ、そしてThe Nationalアーロンの全面参加でサウンドの説得力は間違いない。
なによりテイラー自身の作曲センスと歌い手としての素晴らしさに震えました。

予告ゼロでリリースされ”テイラーとポップスな人でしょ?”って人達も黙らせた見事なアルバム。
こんな世界状況だからこそできたのかもしれない一枚。
2020年はテイラーの復活元年!

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15 : ROVO / ROVO [日本 - 人力トランス]

ダンスミュージックであることは変わらないけどテクノ/トランスよりロックの側面が大きい。ドラムンベースの側面から見てもロックなサンプリングをフューチャーしたドラムンって感じ。
人間が演奏している”バンド”って感じが強くていままでとは違うROVOを展開しててめちゃくちゃカッコいい。
いままでと違った方法論で踊らせにきてる。

でも自分のランキングではROVOの音源でTOP5以内に入ってないのは珍しい位置になりました。
というのは6曲中ラスト2曲がゆったりめってのがアルバムとして聴いたときにちょっとバランス悪いなと思ってしまうのですよね。「Novos」と「SAI」。どっちも素晴らしい曲なんですが……うーん、アルバムとして見た時はこの位置で。
このバンドは期待値が高すぎるので。めっっっっちゃくちゃ好きなアルバムなんですけど過去作との相対的に。

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14 : Poom Gems / Hudson Mahawk [スコットランド - 変態ヒップホップ/ベース・ミュージック]

1年のうちに未発表曲集をまさかの3枚もリリースしたハドソン・モホーク。

しかも変態だけどなぜかノレる初期の魅力でいっぱい。ぶっちゃけ最近の正規アルバムより全然いい。
別の窓でなんか再生してたっけ?”ってぐらいにぐちゃぐちゃなリズムなのに、どうしてこんなグルーヴあるの?!

3枚の中からは、変態すぎてアホになってるノリがあればシリアスにドラマチックな展開も有している2枚目の『Poom Gems』を選択しました。

全部youtubeにフルアップされてるので未聴の方はぜひ!
説明するよりこの独自のグルーヴに触れたほうが早い!

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13 : いいね! / サニーデイ・サービス [日本 - ロック]

初聴きの衝撃は2020年で1番。
元チョモのドラムを迎えてスリーピースになったサニーデイが放つアルバムはパンキッシュと呼べるほどの勢いがある。

”曲の途中から再生してしまったかな?”ってフルギアで始まる一曲目の。再生して0.1秒でぶっ飛ばされた。

ここ数作はエレクトロニカにも足を踏み入れて狂気的なほどストイックなアルバムだったけど、今作は根っからのロックアルバムです。その象徴が4曲目の「春の風」。サニーデイ史上で1番勢いがあるかもしれない。青い衝動。

あとシンプルにメロディがめちゃくちゃいいのですよね。難しいこと考えずにスッと胸を揺さぶってくるメロディ。
良いアルバムです。

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12 : ENERGY / Disclosure [イギリス - ディープ・ハウス/テクノ ]

ラテンやサンバなどプリミティブなノリを携えた、いままでとは違った毛色の3rd。
脳を使わずとも身体が自然に踊りだす。野蛮と言えるくらいノリノリ。
さらにワルいダンサブルを軸にしたままdisclosureのスタイリッシュな部分も入ってくる反則っぷり。

今作の特徴を端的に表してるのがリードシングルの「ENERGY」。”disclosure、どうした!?”と驚く能天気なトライバル・ビート。かと思えば中盤にクールなシンセが入ってくる。たまらんわー。

他の曲も熱量に違いはあれどとにかく踊れる曲ばかりがそろってる。
正直2ndは落ち着きすぎて好きじゃなかったんだけど今作はツボ。踊りたくなったらこれをかける!

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11 : First Contact / Lastlings [オーストラリア - エレ・ポップ/シンセ・ポップ]

男女二人組のエレ・ポップ/シンセ・ポップ。
哀愁のあるグッドメロディがリズミックなトラックに乗る。CHVRCHES/Purity ring meets Delphicみたいな?
さらにDisclosureあたいのDeep Houseのもつオシャレな深み。つまりは最強です。

1曲目「Deja Vu」で、メロディアスなイントロからに想像以上にドープなシンセベースが効いてて一発KO。腹と脳にズシンとくるベースがホント気持ちいいのです。

幹となる歌とベースを他の要素が満点に近いかたちで支え/彩る。
デビューアルバムにして恐ろしいほどのクオリティです。

良質な音楽をサクッと聴きたいなって気分のときによくかけてました。

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10 : Global Rock / Waltari [フィンランド - ミクスチャー/メタル]

変態ミクスチャー・Waltariの5年ぶりの新作。今回はここ数作品と一味違う。

『Release Date』以降のBPM抑えめ/派手なメロディ少なめの真面目なメタル&ロックではなくいい感じにミクスチャーしてます。
めっちゃメタルだけど陽気な空気に溢れてる。『So Fine』時代ほどぶっ飛んでないけど『Space Avenue』時代の音が熱くてシリアスだけどごった煮な曲調。

メロディがポップでいいのですよね。北欧よりアメリカな感じがする。
全体的にポップなんだけどメタルなリフはかなり重くてカッコいい。ヘヴィネスとポップネスが見事に同居。
かと思えば4つ打ちにソウルフルな女性ボーカルが絡む「Back to the Bottom」みたいな曲もあって。
一撃必殺チューンはないけども、聴いてて楽しい曲ばかりがそろってる。久しぶりに”いいぞ!”と心から思えるWaltariアルバムです。

とにかく”根っこにガチメタルがありながらポップな空気で充満してる”ってWaltariが戻ってくれたのが嬉しい!

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09 : Women In Music Pt. III / HAIM [アメリカ - ロック/ポップス]

サンプリング、ヒップホップの要素を大胆に取り入れててびっくりしたけど高クオリティで素晴らしい一枚。
ヒップホップ・ビートの1曲目「Los Angeles」が本作を端的に表している。初っ端から今まで違うとわかる。
アナログな音作りを完全に自分たちのモノにしていて一皮向けた感じがします。

ピュアなロックからの移行は変化として大アリ。
バンドサウンドがゼロの「I Know Alone」とかもめっちゃ気持ちいい。それでいてしっかりとHAIMを感じる。
シャープさよりメロウなノリ。でもポップで聴きやすい。旧き良きをリスペクトしてるからこその新時代をヒシヒシと感じるロックアルバム。

あとボートラが素晴らしい。
「Hallelujah」は涙モノの弾き語りカントリーバラード。
「Summer Girl」はCan I kick it?とWalk on the wildsideをサンプリングした最高にレイドバックなナンバー。

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08 : Ghosts V: Together / Nine Inch Nails [アメリカ - アンビエント/ドローン]

ステイホームがはじまってすぐの5月。告知ゼロで突然に2枚同時リリースされたNINの無料インスト・アルバム。

強迫性障害のBGMみたいな『Ghosts VI: Locusts』も”こんな時期に絶望100%の音源を出すの最高”でありましたが、一枚選べと言われたら希望に満ちたアンビエントの『Ghosts V: Together』。

ドローンが基本。メジャーコードを使っていることが多いんじゃないでしょうか?
NINとは思えないポジティブな空気。圧倒的な白の世界に心が洗浄されます。昨年は寝るときのBGMに多用しました。
でも最終曲のエンディングで急に「TESTUO」みたいなインダストリアル圧迫ビートが流れてびっくりする;

このアルバムをNIN名義で出してくれるのに……あぁ、やっぱ俺はトレントについていきます。

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07 : 愛のひみつ / ハンバートハンバート [日本 - フォーク/ロック/歌モノ]

ハンバートハンバートの10th。
ほとんどの曲がバンドサウンド。エレキも使った曲もあってロック/ポップスなテイストがあるのは本作の特徴。でも基本は安定のハンバートハンバートサウンドです。

ほのぼの裏に闇が隠れた歌詞が今作も素晴らしい。

”互いの心はこんなにも通いあっているのに 灯りを消して見上げると ああ満天の星”と密会を歌う「満天の星」。

”分かれ道に一人立ったとき あの人がいたのよ片方の道に”の歌詞がゾクッとする結婚できないカップルと心移りを歌う「もうひとつの道」

”君が好き ただただそれだけを言うためにぼくは家をでる 君がたとえ他の男と付き合ってしまっても変わらない”とピュアな歌詞もタイトルを照らし合わせると狂気に感じる「パラレルワールドでは君と」

”プラスチックでできているはずの胸が 張り裂けそうに痛んで痛むのよ”とロボットの恋をかわいらしく歌ったと思えば”明日の朝 あなたが来る前に 自分で壊してしまうわ”と落とす「試作品第12号」

”そろそろ買い物行かなくちゃ 冷蔵庫の中空っぽだ しっかりしてよねお母さん 幼い子どもに怒られた”に胸が張り裂けそうになる未亡人を歌った「手のひらの中」

をテーマにしたアルバムでどうしてこんな悲しい歌詞が書けてしまうのか。一曲聴くごとに小説をひとつ読み終えたような感覚。才能が枯れること無い天才です。

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06 : Ohms / Deftones [アメリカ - ヘヴィロック]

Deftonesから久しぶりに文句なしの良作。

ここ数作は重いグルーヴはカッコいいけどなんかボヤッとしてる……って印象でしたが、今作は耳に残るリフやフレーズがいっぱい。
「Urantia」冒頭の高速ザクザク・ストロークや「Pompeji」の歪み続けるリフとかクセになります。

あと音色やメロディだけじゃなくグルーヴがすごい。
よく”あのフレーズいいよね”とか話すけど、Deftonesは”あのグルーヴでこう身体を動かすといいよね”って感覚がある。
今作はその感覚を特に感じる。

ジャケットの世界観そのままに、黒/灰色の音作りだけど独特のセクシーさを持っているヘヴィネス・ミュージック。
その薄暗い音の洞窟を抜けた先に待っている新機軸のリフ「Ohms」でぶっ飛ばされました。
実は初聴きのときアルバムはそこまで良いと思わなかったのですが「Ohms」のエンディングがすべてを回収して持ってった。

そのあとは何周も聴けば聴くほど味が出てくる。ずっと新しい味が出続けるスルメ・アルバム。

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05 : 3020 / SuiseiNoboAz [日本 - ロック]

2020年だからこそ生まれ落ちた傑作。
「3020」という名曲を基準にしたコンセプト・アルバムとも取れる。歌詞とアルバム構成が見事。

実質一曲目「3020」でいきなりのハイライト。未来まで音楽が残ると信じて千年後の世界を想像するラップがクールな演奏に乗る。その静かにエモい空気を維持してアルバムは進み、「SUPER BLOOM」のラスト90秒の大轟音とともに爆発で一度のエンディングを迎え、最終曲の静かな「それから」のカーテンコールで「3020」に再リンク。見事!!

最後の歌詞が
”やがて狂いそうなほど青い空いっぱい 長いエンドロールが流れ始める
その全てを見終えるまでは 決して席を立つんじゃないぜ”
カッコよすぎる!

サウンドももちろん素晴らしい。
スタイリッシュだけどシティポップとかトラップとは違う。オルタナからのスマートさが唯一無二。
削ぎ落としまくってる楽曲たちのなかで、決して場を乱さずに動き回るベースがすごい。
新しいメンバーと新しい音楽をしながら、昔のボアズらしさも感じさせてくれる。
ホント今作ヤバいっす。

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04 : Notes on a Conditional Form / The 1975 [イギリス - ロック]

アンビエントまで手を出したコアな部分とポップな側面が見事なバランスで成り立ってる名盤。

突然のマリリン・マンソン化で世間を驚かせた「People」でスタートからかっ飛ばしておいて、次曲のクラシカルなインストで即落とす度胸がすごい。それが納得いくアルバム構成なのがまた素晴らしい。

単体だと地味に感じたテクノビート系統の曲がアルバムだと効果的に働いてる。
アクセントが欲しいタイミングで特徴的な曲がビシっとやってくる素晴らしい曲順。
過激なフックはないけど、ずっと”静かな熱さ”を感じるロックアルバム。
アルバムトータルとしては今までで一番好きかも。

とある人が本作をアンビエントの側面から語って<興味深いが無視できる>として捉えているのに納得しました。
全曲最高なのに流し聴きできるのが今作の魅力なんよなぁ。

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03 : DRIFT Series 1 - Complete / UNDERWORLD [イギリス - テクノ/ジャム]

いままでデジタルでリリースされたDRIFTシリーズの6枚+ライブ音源をまとめた49曲入り。トータル時間:6時間56分。(DL版ならこのボリュームで3260円!)
ひとつひとつだと実態が掴みにくかったDRIFTシリーズですが……なるほど、まとめて聴くとめちゃくちゃ面白いことやってる!
今回のコンプリート版は10曲にまとめらてた『Drift Series 1』ともまた違いmす。全部を聴いて真の良さがはじめてわかります

バキバキのテクノ、ミニマルに近いストイックなテクノ、アンビエントRezに通じるトランシーな曲、ブレイクビーツ……とジャンルは多彩。
全体的にかなりコアなテクノをしている。UNDERWORLDはテクノユニットのなかではメロディアスなイメージがあるけどかなりバキバキです。OrbitalとかKEN INISHIIとか好きな人の方がピンとくるかもしれない。

また新機軸として生演奏(風?)を取り入れた曲も多い。
テクノの要素にジャズを取り入れたみたいなサウンドでコレがよい!
エクスペリメンタル・ジャズみたいな「Hndred Wight Hammer」。淡々とした生ドラムに数少なめに音を入れてく「Poet Cat」。爽やかなデジタルサウンドにジャジーな生ドラムを刻んでいく「Tree and Town Chairs」など。
NEU!やCANなどのミニマルな即興ジャムっぽくてたまりません。

バキバキテクノになっても即興ジャムでもカールの声が見事に溶け込んでるのも聴きどころ。ちゃんとUNDERWORLDしてます。

外に開ける派手さはないけど、各曲のカラーはしっかりしてて実は聴きやすい。約7時間のアルバムでも最後まで聴けちゃうモンスター級の作品。『Oblivion with Bells』以降がパッとしないと思ってる人にもぜひ聴いて欲しい一作。

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02 : Cheddar Flavor / WANIMA [日本 - メロコア]

9曲入りミニアルバム。僕たちの大好きなメロコアバンド・WANIMAが帰ってきた!
メジャー以降はポジティブイメージと若者人気に応えようとしてたけどここにきてピザオブデスに抜擢された時代の、「Hey Lady」や「1106」の頃のアグレッシブさがある。

開始20秒は歌謡曲っぽいメロディで”ん?”となるけど、直後から激速BPMにギアを上げてあとは圧倒されるばかり。
あとメロディが本当に良い。アルバムのピークにくるメロディがずっと続くみたいな感覚。街中で聴いてても拳を振り上げてシンガロングしてしまいそうになる。

ただ原点回帰しただけではなく「Cheddar Flavor」のラスサビに出てくるブレイクダウンっぽい大味なドラムはモダンなラウドロックの要素がある。「Faker」の曲展開はメロコアの範疇を越えてる。「春を待って」のメロディはポップなWANIMAを経ての曲調だと感じる。経由してきた道をしっかり消化/昇華してる。

あと音源の先に見えるメンバーの顔が笑ってない。全力の顔をしてる。そこが好きなのかもしれない。
必要以上に笑ってない。自分たちのための音楽で突き抜けてるメロコアの熱さ。
握りしめた拳で応えるべき音楽。ホールでなくライブハウスの音楽。勢いと切迫感と熱さがある。

このタイミングでシリアスでパンキッシュなアルバムを出してきた意味も色々と考える。
2020年で1番エモかったアルバム。

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01 : selfy / 山本精一 [日本 - 歌モノ/エクスペリメンタル]

山本精一さんの歌モノアルバムが大大大名盤!今作は一味違う!
『Falsetto』と『童謡』は”すこしづつハマってくるかな”だったけど今作は1週目から大興奮。

2010年以降の山本さんの歌モノはフォークを経由したボーカルと歌に寄り添うギターが基本だった。
しかし今作はノイジーなギターソロが入ったり、唐突なエフェクターの変化があったり、ミニマルなアコギがあったり……とバラエティ豊かなことをしてる。
明確にロックで『ラプソディア』に近いけど、もっとバラエティ豊かで波止場っぽさもあるかも。

山本さんの実験的な側面もしっかり楽しめる音源。
ライブではこういったプレイもよくやってるけど正式な音源になるのは珍しい。

”今回は違うぞ!”と思ったのは「Simon」の後半5分がノイジーなギターソロで埋め尽くされたこと。こんな歌モノ音源いままでなかった!
ハンマービートに羅針盤のファニーな曲っぽいメロディの「Jargon」めっちゃ好き。ノイズからリフに変わった瞬間の快感!!
最後に淡々とリフを奏で続けるミニマルなアコギが印象に残る「FUTURE SOUL」でちょい怖い空気で終わるのも最高。

純粋に歌モノのメロディとしてもここ数作で1番好きです。演奏と歌をあわせてとてもキャッチー。そして底が見えない。
自分の山本さんの好きな部分がパッキングされてる音源がついにリリースされた。ホント嬉しいっす!

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Taylor Swift、SuiseiNoboAz、WANIMA、NINはコロナ渦だからこそ生まれたアルバムであり、2020年を象徴するといっていいと思う。
作品に集中した山本さんや、未発表曲を大量に出してきたHudson Mohawkやくるりも同じことが言えるかも。

かと思えばHAIM、Disclosure、Deftonesのように純粋にレベルアップした新作を届けてくれたバンドもいる。
Lastling、Beabadoobeeのように楽しませてくれそうな新人もちゃんと登場してる。

意外だったのが、こんな世の中だけど怒りをアグレッシブネスにしてぶつけてるバンドが意外といない。
本ランキングならFever 333くらい。RATMもおとなしかったし、日本のバンドはテニスコーツ七尾旅人が単曲で静かに怒っているケースはあったけどアルバムとしては皆無と言っていいのではなかろうか?
というのが今年全体を見てて思ったことです。

昨年と同じくランキングを元にYoutubeのプレイリストを作成しました。
在宅ワークのBGMにでも使ってください。いくつか”おっ!”となる曲が見つかるはず。
https://www.youtube.com/watch?v=-ir91_XsJeA&list=PL7A-dJHdhdelBcstJ_LdPaQobaan0NCd1


また今回はTOP30には入れなかったけど良作だった”次点”アルバムのプレイリストも作りました。
思いつくままに挙げていったら55枚に;
こちらもぜひ~。
https://www.youtube.com/watch?v=AZKPd3k6O6A&list=PL7A-dJHdhdekBRYhxClmczwTvooGSCtK4

[次点アルバムリスト] (☆はTOP30に入れるか最後まで悩んだ特にオススメ作)
KiCk i / ARCA
Grow apart / Awesome City Club
Always Tomorrow / Best Coast
Sudden Fictions / BO NINGEN
Shadow Of Fear / Cabaret Voltaire
Domingo / chip tanaka
SAD HAPPY / Circa Waves
A Beautiful Revolution Pt. 1 / COMMON
CMFT / Corey Taylor
Civic Jams / Darkstar
Dinner Party / Dinner Party
☆Wonderful tomorrow / DJ HASEBE
LOVE/LIKE/HATE / eill
ANTI-ICON / Ghostemane
The Time It Takes / Goldmund
Song Machine, Season One: Strange Timez / Gorillaz
☆Lives By The Sea / Gotch
Healer / Grouplove
Domicile / Helios 
Eleven plus two / Twelve plus one / Helsinki Lambda Club
no song without you / HONNE
Faith / Hurts
eye / Husking Bee
☆BEFORE EP / James Blake
YES / jan and naomi
Seeds / jizue
☆Healing Is A Miracle / Julianna Barwick
SOLIDARITY / KEMURI
IN DUB / KMFDM
closer / Last Electro
~how i'm feeling~ / Lauv
Serpentine Prison / Matt Berninger
I Can Feel You Forgetting Me / Neon Trees
some kind of peace / Ólafur Arnalds
SUCK MY WORLD / oral cigarettes
極彩色の祝祭 / ROTH BART BARON
☆RTJ4 / Run the Jewels
Kiss from the darkness / Scandal
☆SLENDERIE ideal / V.A.
WAVE / Special Others
The New Abnormal / The Strokes
☆Portals / SUB FOCUS & WILKINSON
The Slow Rush / Tame Impala
☆Imploding The Mirage / The Killers
VISTA / toconoma
tofubeats - RUN REMIXES / tofubeats
Sister / Ultraísta
十三月 presents 難波BEARSオムニバス「日本解放」 / V.A.
synonym / パスピエ
何者 / ポルカドットスティングレイ
Anyways / 環ROY
☆HYSTERIA / 鬼束ちひろ
ねえみんな大好きだよ / 銀杏BOYZ
☆THE PARK / 赤い公園
十 / 中村一義

2020年に見た映画・良かった映画

今年もやります2020年の振り返り記事。まずは映画~。
見た数は30本。昨年から4本減。こんなご時世ですけどあんまり変わってない;

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音楽ドキュメンタリー/音楽伝記

アーティストでなくレーベルやスタジオに焦点を当てた変わり種を3本。
ようこそ映画音響の世界へは、SEや音楽から映画の歴史を紐解く非常に面白い内容。
映画製作がいかにチーム/役割分担で作られているか。名作/大作がいかに映画の歴史を変えたか。
そして映画史を語る物語としても楽しめる傑作ドキュメンタリーでした。
音響に興味ある人、そして全映画ファンは見ておいて損はない!

アニメ

音楽インパクトがすごかった。
チープな絵柄。でもキャラが歩けばパワーを感じる驚異の全編・パラパラ漫画。
音楽シーンはどれも心が震えた!

邦画

個人的に2020年は邦画が大豊作。
前田建設ファンタジー営業部おぎやはぎ小木さんのとぼけた空気が映画全体に広まった傑作コメディ。技術屋の熱さも感じられた気持ちのいい1作。

東京の恋人は、別れた元カノと秘密の再会を描く男の理想を映画にした青春のオーバードーズ東京60WATTSの劇伴がまたいいんだ!

ドロステのはてで僕らは、TENETの裏に隠れた超々々傑作SF。ヨーロッパ企画だからこそできる気が狂った演技力は眉唾もの。いい具合にコンパクトなのも好きになる要因のひとつ。

アルプススタンドのはしの方は、アルプススタンド席だけで野球の1試合を描く佳作。応援席にもドラマがある。

彼女は夢で踊るは、閉鎖予告しては復活してる実在のストリップ劇場を元に、無くなろうとしてるエンターテイメントの場を心揺さぶるストーリーで描いたローカルな名作。いまのご時世に響くモノがありました。

私をくいとめては、とにかくのんがかわいい。


見た作品のすべてが一生忘れないレベルの良作揃いでした。
ミニシアター系は誰にでも受ける作品ではないけど一部の人間にはものすごく刺さる。日本の映画はいいぞ!

洋画

洋画も良作大量。

まずアカデミー作品が傑作ばかりで本当にレベル高かった!
ジョジョ・ラビットは、ジョジョの憎たらしいかわいいキャラと、2020年度ベストエンディングをあげたい素晴らしい終わり方に拍手。

フォードvsフェラーリは、大金をかけて素晴らしい役者とスタッフが集まると素晴らしい作品ができる見本。レースシーンは汗が出る勢いで興奮した。

ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語は、名著を見事にグレタ監督×シアーシャ・ローナンの色に染めてるのに感服。

そして1917 命をかけた伝令は、(疑似)ワンカットの戦争映画がもう新体験でしたね。そう、”鑑賞”でなく”体験”。ゼロ・グラビティを見たときに近い衝撃だった。


そして今年の話題作といえばTENET テネット。やー、ハードルをしっかり越えてくる傑作でしたね!理解できないけどしっかり面白い。設定を理解した気になっても映像になって見せられると脳が神経が混乱する。映像作品ならではのエンターテイメント。時間の映像魔術師・クリストファー・ノーランにはアッパレです。


インド映画はきっと、またあえるの一本のみ。ストーリー全体は期待しすぎた感もあったけどチェスのシーンが……キャー!って声が出そうなほどカッコよかた!


小さい作品にも良作がいっぱい。
だれもが愛しいチャンピオンは、障がい者のバスケットチームの物語をちゃんと笑えるコメディに、そして感動的に描きあげてる。そうくるか!ってなエンディングは拍手喝采モノ。道徳の授業で見せたい良作。

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめては、元気な漁師おじいちゃん達が歌うほっこり映画。
T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版は、熱血すぎてもはやアホな戦車映画。車内で叫びまくるロシア人たちが愛おしい。
レ・ミゼラブルは、エンターテイメントでもありながら、差別を絶望的に描いた胸をえぐる作品。社会派映画としては頭抜けて素晴らしかった。
お名前はアドルフ?は、ちょっとしたイタズラ心がどんどん悪い方向に転がって取り返しがつかなくなるのが傑作。
サンダーロードも、おなじく不運が重なって転がり落ちる系。こちらは生きづらい男を描いており胸に突き刺さる。監督、主演、脚本、編集、音楽をジム・カミングスひとりがやっている驚異的な必聴映画!


総評

総合的なNo.1は……めっちゃ悩むけど1917 命をかけた伝令。ほんと緊張感が新体験だった。
映画館で見てこそ意味のある映画……っていう意味でも今年のベストとして挙げたい。

続いてドロステのはてで僕ら彼女は夢で踊るジョジョ・ラビットTENET テネット……といったところです。ここらへんの作品は未見の方はぜひ見てほしい!


映画.comでの各作品の詳しいレビューは下記まで~。
kizkizさんのMyページ(映画レビュー) - 映画.com

2020年の私的良作映画たちの予告編をプレイリストにまとめてみました。
サラッと見て気になる作品があればぜひどこかの機会で見てみてください。面白さは保証します!
https://www.youtube.com/watch?v=GyGosOlFlZE&list=PL7A-dJHdhdenaX2dOsxvW0qUiBoAelIh5



2020年はとんでもない年になりましたが、撮影自体は取り合えている作品が多かったので例年と変わらず良作がいっぱい出てきた印象。
2021年以降がどうなるのか……不安ですがなんとか映画という文化が続いていってほしい!


あとジブリの再上映作品も3作見ました。
何度もテレビやVHSで見てるナウシカを見て号泣した自分に驚いた。周りからもすすり泣く音がいっぱい。
映画館ってすごいんだなと実感。映画はもちろん、映画館も無くなってほしくない!

見た映画リスト

【音楽ドキュメンタリー】

ようこそ映画音響の世界へ
音響ハウス Melody-Go-Round
メイキング・オブ・モータウン

【アニメ(2D・3D・ストップモーション)】

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
音楽

【邦画】

前田建設ファンタジー営業部
東京の恋人
ドロステのはてで僕ら
アルプススタンドのはしの方
彼女は夢で踊る
私をくいとめて

【洋画】

だれもが愛しいチャンピオン
フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて
パラサイト 半地下の家族
ジョジョ・ラビット
マリッジ・ストーリー
フォードvsフェラーリ
1917 命をかけた伝令
T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版
イーディ、83歳 はじめての山登り
ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
ザ・ピーナッツバター・ファルコン
レ・ミゼラブル
お名前はアドルフ?
サンダーロード
TENET テネット
きっと、またあえる
ぶあいそうな手紙
100日間のシンプルライフ

山本精一のCD-Rレビュー (Physical Fantasia取り扱い音源)

https://physicalfantasia.stores.jp/
先月、山本精一さんのTシャツやCD-R音源を販売するネットショップ・Physical Fantasiaがオープンしました。
応援もこめて扱ってるCD-Rをレビュー……ってか紹介しようと思います。
いままでライブ物販でしか手に入らなかったCD-Rを通販でゲットするチャンス。
購入の参考になれば幸いですー。

premiere guitar

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ギター・インスト。
アコースティック・ギターのクラシカルな演奏の後ろでフィードバック・ノイズがうっすらと鳴っている。
アナログな感触なのにエクスペリメンタルな雰囲気がある。
闇の世界でアコギを弾いているみたい。
温かく包まれてる気持ちになるけど、包んでいるのは灰色の世界。そんな独特の趣のある1枚。

Bluesless Emotion

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山本さんの考える「ブルース」という概念を表現したギターインスト。
ブルーノートを使用しているけど曲調はフリージャズっぽかったりアンビエントぽかったり。
ブルースをまったく感じないのが面白い。
アプローチが興味深い1枚。

Milky Way

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ライブハウス・外での素晴らしいアンビエントライブの録音。

鐘の音っぽいギターが間隔をあけて響く。雅楽/エスニックな空気。
しだいに持続的な音が奏でられ、完全なるアンビエントドローンになっていく。ここからの気持ちよさが半端ない!

音のセンスが神がかってる。存在感ある音が耳から身体に入り、内から拡張される感覚。
ほっこりする温かいアンビエントは山本さんでは珍しいスタイル。

54分間、音にがっつり浸れる良盤。週イチくらいで寝る時のBGMにしています。

Arpeggiate

あ、持ってない!物販では何度か見かけてたのに……ゲットしないとー。

7th string - Seiichi Yamamoto's chaotic guitars

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27分ワンテイクのギターノイズが収録された大名盤。
意外にも山本さんにとって初のギターノイズ音源だそうです。

凶々しいノイズが耳に叩きつけられる快感。ノイズのブルドーサーが脳を抉り揺すってくる。
暗黒ドローンノイズと破壊的な高速ストローク
CDなのに山本さんの鬼の形相がギターをぶん投げてきそうでハラハラする。

前半からかなり音が大きいのだけれど、中盤からさらに音量がアップするので要注意。(フルテンにした?)
音量アップからの凶暴性は本気でヤバい。生命の危機を感じるレベルです。
このときに鳴ってる音がまたカッコいいんだ。そのあとのサイレンのような爆音も怖いコワい最高。

人生で聴いたノイズ音源で一番好きかもしれない。凶暴性抜群のウォール・オブ・ノイズ。大必聴!!

Complicated sign

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ギターノイズ二枚目。
『7th string』が音の暴力で360°を塗りつぶした内容だったのに対して、こちらは多彩な音を出している印象。
出ている音はあくまでも黒/灰色系統ですが、足元がノイズ化してる間隔だったりSolmania的なノイズのリズムがあったり。
強力な1枚なんだけど『7th string』のあまりのインパクトに影の薄さはあるかも。

In rehearsal for Old Rashinban Songs (山本精一/須原敬三/吉田正幸/伴野健)

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2018年に行われた羅針盤の初期メンバーでのライブ。その時のスタジオ・リハーサル音源を5曲。
リハーサルといえど演奏のクオリティも録音状態も素晴らしいです。
歌ものだけど楽器の音に存在感があってとてもエネルギッシュ。

即興インストセッションも素晴らしい。たゆたうサイケセッション。
そして最後に収録された「SONG LINE」は涙モノ。
サイケにドライヴする……というより温かい空気を持ったまま昇天していくのが感動的。
羅針盤好きなら必聴の1枚。
またスタジオ音源で羅針盤の良さがあまりわからなかった人もこの生々しいテイクを入り口にハマっていく可能性も?

Improvised Guitar Duo #1 (山本精一 & 津山篤

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想い出波止場のふたりによるnot想い出波止場な即興セッション・ライブを6テイク収録。
アコギ、エレキ、笛などを使用しており、音もクラシカルだったり実験的だったり色んなジャンルを展開してる。

アバンギャルドではあるけど想い出波止場のカオスなスタイルとはちょい違う。凄腕ミュージシャンの質の高いセッション。
どの曲調でも阿吽の呼吸で合わせにいくのがすごい。なんでコレが即興で出来るの?
BGMより集中して聴くのに向いてるCDです。

OUTMAN (想い出波止場

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想い出波止場の過去音源を山本さんが再構築した48分の一本音源。たぶん2009年にリリースされたCD-R。

ほぼSEが鳴ってるだけの場面もあるし、唐突に曲が変わったりもして最初ははてなマークが浮かぶ。
けど気づいたら聴こえてくる音の心地よさを覚えている不思議。
ぶつ切りなカオス編集さえも”らしさ”になるのが想い出波止場という存在のすごさ。

ストップ&ゴーを繰り返す「Out Rockers on Your Angel Hair」に休符/BPM変化/過剰パン振りをしてるの部分が好き。頭おかしくなる変態性と快楽。ダブアレンジのような趣もありますね。
床をドラムスティックで叩く音がずっと続く終盤パートもむず痒いのに気づいたら虜になってる。
最後に「Mantral」っぽい素敵な昇天サイケで終わるのがまた反則。

クセの塊。でも素晴らしい音がいくらでも鳴ってる。聞けば聞くほど新しい発見がある1枚。

HEAVEN (想い出波止場

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2018年の想い出波止場・ライブに合わせて作成された5曲入りCD-R。

一曲目がDinosaur Jr.やDEERFOOHあたりっぽいオルタナティブな曲。これがめっちゃカッコいい!!ヘヴィなリフ&グルーヴに痺れる。ロックバンドとしての想い出波止場の魅力が詰まった名曲。

二曲目からスカスカな打ち込みだったり、某・蛾の怪獣の声ネタを反復するだけの曲だったりとヘンテコな短い曲が入る。
そして最後めっちゃカッコいいオルタナに戻る。
コンパクトだけど変態性と普遍的な良さが詰まった良盤です。




個人的にぜひオススメしたいの『7th string』『Milky way』と想い出波止場の2枚。
特に『7th string』は大推薦盤。ここまで聴いてて怖く、そして凶暴な気持ちが湧き上がる音源はめったにないです。


ミュージシャンが大変なことになっているこのご時世。
ちょっとでも気になったCDがあればサポートの気持ちもこめて購入してみるといいのではないでしょうか?

2019年 行ったライブリストとベストライブ50

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2019年まとめ記事のラストは、恒例の参加したライブを数字で集計してみました記事です。
今年はライブ/フェス数:206、アーティスト数:483(2018年:185、479
フェスは31本(野外:22本 | 屋内:9本)

ライブ数はずっと減らしてて2018年ついに200以下になったんだけど……また200以上に戻ってしまいました;
一応は抑えてたつもりなんだけどおかしいなぁ。


ブログのライブレポも相変わらず止まっております。
それどころか2019年の夏フェスはtwitterですら感想をほぼつぶやけてない。
さすがに記憶が無くなってきて焦ってます。


で、いまコレを書いている2020年はすごいことになっています。
コロナ自粛で4月は一切ライブに行ってません。1ヶ月ライブ無しとか7年ぶりぐらいじゃなかろうか?

でも不思議と”ライブ行きたい!ストレスが溜まる!”って風にはなってないんですよね。
気持ちが落ち着いてるのに自分でびっくり。
いまはただ、再開したとき……それが今年なのか来年なのかもっと先なのかわかりませんが、そのときに大好きな場所や人たちがまた戻ってくれることを願っています。

月別参加数

01月 17
02月 13
03月 22
04月 17
05月 18
06月 16
07月 16
08月 16
09月 19
10月 18
11月 16
12月 17

一年を通してほぼ同じペースで行ってたようです。夏フェスシーズンも数は大きく変わらず。

フェスは:KOBE DISCOTHEQUE、Q、こんがくおんがく祭、MDT Festival、OUTDOOR PARK、FFKT、ヤングタイガー、ROKKO SUN MUSIC、MOONSTRUCK JAMBOREE、FUJIROCK FESTIVAL、ULTRA SOULAMATE、SUMMER SONIC、One Music Camp、RUSH BALL、OTODAMA、Koyabu Sonic、渋大祭、全感覚祭、Itami Green Jam、RAINBOW HILL、ボロフェスタ 2019、Niwasora Party、Radio Crazy、Star Festival Closing。


サーキット系はゼロ。ミナホが台風で無くなったってのもあるし、入場規制とか移動距離とか大変な部分が多いので避けがち。


振り返って印象に残ってるのはKOBE DICSCOTHEQUEは強烈でしたね笑
あとFFKTが快適だったり、サマソニ3dayからOMC2dayは死ねたり、OTODAMAがどうなるのか不安だったり。
あと渋大祭は強烈でした。メンツも空間も。

ハコ別(リストは記事下に)

変わらずのベアーズが1位で30回行ってたそうです。
シャングリラ(17)、梅田クアトロ(15)、ムジカ(12)とここらへんの上位は変わらず。
CONPASS(8)がすこし行く回数が減って変わりに最後のお別れにといっぱい行った十三ファンダンゴ(10)がベスト5に入ってきました。


行く回数が減っていたZEPP NAMBAはついに0。
ってかハコのスケジュール見てもほとんどライブやってないんですよね。経営が危ないのだろうか?立地場所はとてもよいのだけれど……。

アーティスト数(リストは記事下に)

一位は当然の山本精一さん。関連バンド含めて23回。去年の11回からグッとアップ。ROVOだけで4回見てるー。今年もいっぱい素晴らしいライブを楽しませてもらいました。

2位にカネコアヤノ(7)が。ほんとドハマリしてる。
なにかと縁のあるNABOWA(5)が3位。
4回がキュウソネコカミLOSTAGEハンバート・ハンバート、ナードマグネット、neco眠る奇妙礼太郎七尾旅人toe、ZAZENBOYS。
ライブがレア気味だったtoeを4回も見てるのかー。

2019 ベスト・ライブ 50

あいかわらず絞れないので去年より10本増やして50で;
(★マークで囲んでるのが特に良かったアクト)

2019/01/19 ★kyoka、metome、Junichi Kuwata、Paperkraft @ CIRCUS

想像してた以上にライブ映えするkyokaさんの音がすごかった。
奇妙だけど踊れるビート。音は””点”と”点”のイメージがあったけど”線”や”面”を感じられるなめらかさがあった。
ビッグビートばりにロッキンな展開もあって……また見たい!

2019/02/02 Jizue @ Billboard Live Osaka

現代のインストバンドBillboardでやるライブとしての100点を見た。95点でも120点でも無い。
100点ど真ん中を狙って成功したら客にとっては200点にも300点にもなるんだなぁ。
ピアノもギターもベースもドラムも、生活の中で口ずさんでるみたいに音が出てました。
これがオリジナルの4人で見る最後のjizueになってしまったー。

2019/02/19 ★JANKENPOPP、HASSAN K.、KILL YOUR SONS @ 難波ベアーズ

フランスからやってきたJANKENPOPPの衝撃!
サンプラー、小型スピーカー、おもちゃ、そしてWiiコントローラーを使っての電子ポップ。奇妙だけどガチな音。
本職(?)のゲームボーイ使ったチップチューンをラストに3分ほどやったのも最高でした。

2019/02/23 ★YELLOW MACHINEGUN少年ナイフつしまみれ十三ファンダンゴ

イエマシの25周年イベント。
結成25周年、ノーメンバーチェンジの女性3人があそこまで凶悪な音を出す驚異。

フロアもいい感じに荒々しくかつ笑顔に溢れてて最高の空間でした。
掲げられた拳。吹き飛ぶ身体。飛び散る汗とビール。でもピースフル。
年齢層の高いハードコアのライブは最高やなぁ。

2019/03/02 ★奇妙礼太郎吉田省念 BAND @ 梅田シャングリラ

実質のKento Taniバンドをコアに、あのフリーダムな奇妙さんが“楽曲”という枠組みを守って最高のロックン・ロールをかましてました。

自由奔放な奇妙さんではなく、きっちりと枠組み内で本気を見せる奇妙さん。
そこに吉田さんのセンス抜群のギターが!
インプロや変則アレンジではない本気のロック。
この二人からすると逆に意外。そして最高。

2019/03/03 ★BOGULTA、PATO LOL MAN、DJ URINE、HYPER GAL @ noon+cafe

4人になった新生BOGULTAの初披露(?)。
待ち望んでたファンの熱気。裏切りと約束と興奮を届けてくれたド派手なハイパーサウンド
興奮にまみれた空間でした。

2019/03/04 FEVER 333 @ 梅田クアトロ

大阪のライブハウスにヘヴィロック全盛期の洋楽ライブの熱気が蘇った。一生忘れられない日。
バンドのぶっ壊れるまでのテンション。
体力がゼロになるのを怖がらない暴れまくりのオーディエンス。
とにかく熱気のものすごさ!
60分ほどのライブ時間をあの空間全員で完全燃焼した。短いなんて不満は一切なし。

2019年、ベストライブのひとつ。

2019/03/10 電気グルーヴZEPP Osaka Bayside

30周年記念ツアー。すんごいキャリアがあるわけでどの曲をやるかワクワクしながらライブを楽しんだ。
少年ヤング」でウルッときたり、「Baby's on fire」が入っててよっしゃってなったり、そして「虹」をやったり!

そして3日後(だっけ?)にまさかの瀧の事件。このあとしばらく電気グルーヴが見れなくなるとは思いもしませんでした。

2019/03/16 MAE @ PANGEA

ピアノ・エモの代名詞バンド。
好きではあるけどそこまでめちゃくちゃ好きってわけじゃない……と思ってたけどライブで超興奮してる自分がいました。
めちゃくちゃパワフルなライブしてカッコいい!そして歌がめちゃくちゃ上手い!
2019年のエモ系で一番グッときたライブでした~。

2019/03/20 ★KYONO、ROS、Numb-N-Dub @ JANUS

KYONOさんのソロ。MADは生で体験できていないんだけど、それに近い熱気があったんじゃなかろうか?
みんなめちゃくちゃに騒ぎながら、笑顔でシンガロングしてた。
ハードでキャッチーな音楽はこうでなくちゃ!

2019/03/30 森山直太朗フェスティバルホール

なんだかんだ「桜」とか「夏の終りに」とか好きだし、新アルバム結構おもしろかったし……と軽い気持ちで行ったら衝撃を受けたライブ。
演劇的/現代音楽な要素もあり想像以上にサウンドが面白かった。
そして桁違いな歌の上手さ。ぶっ飛ばされました。

2019/03/31 LOSTAGE十三ファンダンゴ

LOSTAGE十三ファンダンゴ7daysという狂ったイベントの最終日であるワンマン。
ちょっとハンパがない良さでした。
ド真面目に音楽と向き合ってるロックバンドの熱さ。
音に触れるだけで号泣したくなる。ココで音にまみれてるから救われる。
そんな最高のライブ。

無くなる直前の十三ファンダンゴではすんごいライブが連日やってたけど、このライブが一番印象に残ってるなぁ。

汗だくになった初日限定Tを着て、笑顔でドリンクカウンターで注文して、スタッフの人に”7日間来たんですか!?”みたいな会話したのも最高だった。
これがライブハウスだ!

2019/04/21 ★DMBQ、七円体 @ 難波ベアーズ

静の七円体から動のDMBQへ。真逆である意味では同じな2組でのDMBQの爆発力はすごかった。
ギターがずっとのたうちまわって叫んでるような、異常なほどのエネルギーが充満しておりました。

まさかの二部構成でのドラム破壊を2回。神輿ドラム中の停電といったイベント(?)も印象深い。
みんなで映画のワンシーンを実体験したみたいな一日でした。

2019/04/24 Flogging Molly @ 梅田クアトロ

アイリッシュ・パンクの雄。
踊りまくりなセトリ、ほぼずっとモッシュして踊りまわってた~。
パンクな勢いだけでなく、5分くらいジャムったり”バンド”としての強度もカッコよかった。

終演後に客が円を作って踊りだしたり、出演者がビール持ってクラウドサーフしたりと現地のパブのような空間になったのも最高だった!

2019/04/28 ★ROVO、AQATUKI、OMNI SIGHT @ 梅田シャングリラ

ROVOの多くの新曲群が初披露だったライブ。AQATUKIがいい感じにフロアをあっためてくれたおかげですんごい盛り上がりだった!
山本さんがしきりにバンド側を向いて演奏してて”ライブで曲を練りあげてるところなんだな”ってのも感じられて面白かった!

2019/05/06 MDT Festival 2019(★ROVOトクマルシューゴtoe) @ 日比谷野外音楽堂

ふたつ連続でROVOが続きますがどっちも良すぎたので~。
ライブハウスのROVOとフェスのROVOとMDTのROVOは別物といえるくらい印象が違う。
MDTはとにかく感覚でぶっとぶ!すべてが快楽へと昇天していく感覚。2019年も味わえました!

2020年は味わえなかったけど……近い将来に味わえると信じて!

2019/05/23 <ちょっとないかんじのメンツによるスーパー・セッション>元山ツトム、西滝太、中林キララ、砂十島NANI、DJ DJ[山本精一] @ 難波ベアーズ

タイトルのわりにけっこうな頻度で開催されててるこのメンツのセッション。記念すべき第一回目。
演奏のすごさに感動したのを覚えてる。
とくにキララさんがペンペンズなどに比べて、ストレートにギタリストをしてて”こんなプレイもできるのか!?”と心底おどろきました。

2019/06/07 ハルカトミユキ @ 梅田シャングリラ

なんとなく3年ほど追ってなかったハルカトミユキ。ベストが出たタイミングで見に言ったら……やっぱめちゃくちゃいいな!

フォーク・ロックにカテゴライズされてた時期もあるだけに、核にあるのは歌の良さ。とにかくその核の部分が素晴らしく強い。
そこに音楽ラバーなアレンジが加わって良質なロックになってる。
スッと伝わってきながら、かなりコアな洋楽的な要素も持ち合わせてる。不思議なユニットです。
ハルカのカリスマ性は変わらずだったなぁ。ミユキとのハーモニーの美しさはレベル上がってた。

2019/06/15 白波多カミン @ 喫茶アオツキ

全曲カバーのライブ。
くるりビョーク奥田民生松田聖子SMAP、ゆーみん……変にマニアックになってない選曲が素敵だった。
曲によって色々な人格が憑依してるのかってな歌だった。どこか神秘的な感覚が。

そして山本精一さんの「人形が好きなんだ」のカバーの素晴らしさには心底震えた。下手すると本人超え。
少し明るくアレンジ。女の子らしい歌い方。
山本さんは「変な人が変なことを歌ってる」奇妙さがある。
カミンさんは「本当に人形が好きな娘がアブないトコまでイってる」感覚ありました。一番ピュアにヤバい。

2019/07/14 ★the原爆オナニーズ、RISE FROM THE DEAD、neco眠る、she luv it、LOS OXXO SEXOS @ 十三ファンダンゴ

自分にとって十三ファンダンゴで見た最後のライブ。

the原爆オナニーズの若いひとから初老まで暴れまわってるライブは気持ちよくサヨナラができる最高の瞬間でした。
自分もステージに昇る勢いで拳をぶち上げて、顔が歪んでるのも関係なく叫んだ。
あんなに解放できたライブは久しぶりだったなぁ。

ファンダンゴの空気だからこそでした。
最高のハコだった!

2019/07/26 FUJIROCK FESTIVAL 2019 day1 (KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD、TORO Y MOI、THE WATERBOYS、TYCHO、THE CHEMICAL BROTHERS、★THOM YORKE TOMORROW'S MODERN BOXES、HEI TANAKA、NAGAN SERVER、菊地成孔(DJ) feat. FINAL SPANK HAPPY) @ 苗場スキー場

この年のフジで一番楽しみにしてたTHE WATERBOYS → TYCHO → ケミブラの流れではっちゃけて、フラフラになりながらWHITE STAGEで目のあたりにしたトム・ヨークの素晴らしさは忘れられない。
マジで?!前の3組超えてきちゃう?!

明らかに他のアーティストとは違うレベルで高解像度な映像をバックにトム・ヨークが踊り狂いながら歌ってる衝撃の現場。
この世のものとは思えない異質さ、そして美しさでした。いまでも鮮明にステージが目に飛び込んできた瞬間の衝撃を覚えてる。一瞬現実かわからなかった。

2019年ベストアクトのひとつ!

2019/07/28 FUJIROCK FESTIVAL 2019 day3 (HANGGAI、渋さ知らズオーケストラ、never young beach、THE PARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATONAL BAND、勝井祐二 + U-zhaan、★VAUDOU GAME、toe、KHRUANGBIN、JAMES BLAKE、agraph、G&G MILLER Orchestra feat. トータス松本、揺らぎ、石野卓球) @ 苗場スキー場

フジからは2日ピックアップ。絞れませんでした;
From 西アフリカ・トーゴ共和国のアフロ・ファンク・バンド、VAUDOU GAMEで踊り狂ったのは忘れられません。あの人達は根本的にグルーヴが違うんだなぁ。
夜にGypsyでもう一回見て、そちらでも同じレベルで最高だった。

朝イチでクライマックスに持ってった渋さ、久しぶりに熱さ300%だったネバヤン、超絶ライブの後日に”喉不調やってん”と衝撃発言したJames Blake、そしてまさかのオリジナルの虹を流した石野卓球と素晴らしいアクトの連続。やっぱフジは最高やなー。

2019/08/04 ULTRA SOULAMATE 2019(THE YANG、フレンズ、Transit My Youth、愛はズボーン、Asayake01、cinema staff夜の本気ダンス、DENIMS、teto、KANA-BOON、愛しておくれ、★ナードマグネット) @ 大阪城公園野外音楽堂

ナードマグネット主催のフェス。
お互いがリスペクトしてるバンドが集結してみんながこのイベントを祝っていたのが印象的。あそこまで気持ちがひとつになってるイベントもなかなかない。
そしてその期待にしっかりと応えたナードマグネットのエモすぎるライブ。泣いたー。

2019/08/14 山本精一・煩悩☆百物語 @ 難波ベアーズ

いっぱい見た山本さんのライブで一番はこの日でしょうな。
何をやるのか予測のつかないライブタイトル。笑うつもりでいったらまさかのガチ名演ライブ。

歌モノ8:インスト2の割合で進むライブ。ファジーだけど具体性があっていつもと違うアレンジ。テクノビートやフューチャーファンク、陽のサイケデリアなんかも。

灯されたろうそくを3曲に1本のペースで吹き消していく。
これが没入感を増してライブを”視聴”から”体験”に変えてた。
本当に音/歌で”あっちの世界”に近づいていく感覚がありました。
ほんと名演だったんで音源化してくれないかなー。

2019/08/16 SUMMER SONIC 2019 day1(緑黄色社会木村カエラRANCID、SUPERORGANISM、★FOALS、CATFISH AND THE BOTTLEMEN) @ 舞洲アリーナ特別会場

台風により大混乱だったサマソニ大阪1日目。そんなトラブルを完全に忘れさせたFOALSの圧巻のライブは忘れられない。

マス・ロック/ポスト・ロック系の複雑さがありながら、ヘヴィロックかのごとくのグルーヴとUKロックばりのスマートさ。

とにかくSONIC STAGE全体が爆発してた。フレーズに反応して客が飛び跳ねて踊りまくってた。最高の光景。
あの規模で全員が音楽に夢中になってるってのはすごかったなぁ。

2019/08/18 SUMMER SONIC 2019 day3(THE STRUTS、PSYCHEDELIC PORN CRUMPETS、キュウソネコカミSCANDAL、SAM FENDERYUKIWEEZER、★THE 1975、THE DAMNEDSNOW PATROLTWO DOOR CINEMA CLUB) @ 舞洲アリーナ特別会場

サマソニも2日ピックアップ。絞れませんでした;
THE 1975がとんでもないライブを。いま世界のロックバンドで一番の最先端にいるのがわかった。
アイドルバンドなんて呼ばれてた頃、こんなことになるとは誰も思わなかったでしょう。

エレクトロニカもトラップもスムーズ・ジャズも全部飲み込んで最高のロックにしてる。
終盤にスクリーンに出た「ROCK N ROLL IS DEAD / GOD BLESS / The 1975」の文字を使った演出は2019年で一番震えた瞬間でした。

2019年ベストアクトのひとつ!

2019/08/25 One Music Camp 2019 day2(パラシュートセッション(DENMIS & マイア・ヒラサワ)、Mari Jurjens、バレーボウイズ、NABOWA、吉田ヨウヘイgroup、MASS OF THE FERMENTING DREGS + 中尾憲太郎、ANYO、eastern youthGOING UNDER GROUND奇妙礼太郎、★くるり) @ 三田アスレチック 野外ステージ

1日目からずっと晴れて楽しかったOMC。しかし最後の4組くらいでまさかの豪雨。多くのテントもたたんでてみんな涙目になりながら避難。

そしてすこし雨がマシになったとこではじまったくるりのライブの幸福感。音楽に救われたって思った瞬間です。

音楽が社会を救うことはないかもしれないけど心を救うことはある。何度も体験済み。

2019/08/29 知久寿焼ちんどん楽団 @ ムジカジャポニカ

知久さんがちんどん風の楽団を引き連れてライブ。ほんと素晴らしかったです。

演奏はもちろん、メンバーのキャラが完璧。もはや漫画。演奏してる姿がワンピースの表紙以上にキャラ立ってる。
うつみようこさんの迫力もあるし、おかっぱでクリっとした目の三味線・中川樹海が素晴らしかった。マンガみたいに可愛らしい歌声で知久さんとの相性がエゲツない。

風情を感じながら元気の出る演奏に囲まれて、知久さんが素晴らしい歌を歌う。
最後の「ちょっと今ここだけのはなし」では幸せすぎて号泣してしましました。

2019年ベストアクトのひとつ!

2019/09/06 Black Midi @ CONPASS

話題沸騰中のバンドがその期待にそぐわぬ超絶ライブをかましてくれた!
The Pop GroupやSHOBALEADER ONEみたいな外国人ならではのフィジカル/変態性/ダークさでZAZENBOYSをやったら?みたいな感覚でした。
ドラムの腕が早すぎてときおり見えなくなってた;

まだ二十歳くらいなのに恐ろしいほどの貫禄。
超タイトなのにジャムしながらアップデートしていく恐ろしさ。
音源よりライブのほうが確実に良いバンドでした。

2019/09/08 OTODAMA 2019 day2(ガリガリガリクソン夜の本気ダンス、★フラワーカンパニーズ、★ネクライトーキー、ヤバイTシャツ屋さん、崎山蒼志、四星球、サンボマスターTOMOVSKY奥田民生My Hair is Badキュウソネコカミクリープハイプ) @ 泉大津フェニックス

野外での開催は最後になってしまったOTODAMA。
いままでの感謝を全力でライブにぶつけていたフラカンのライブに涙。
あんなにガチな表情で演奏するフラカンをみたことがない。

大ベテランが一世一代レベルのライブをやった直後、若手のネクライトーキーがこれまた最高のライブをしてたのが頼もしくてまた涙しました。良い音楽は受け継がれてるなと。

特大サークルを作り上げたキュウソも素晴らしかった。
久しぶりに若い人たちにまざって左回りしたー。抑えきれない衝動!!

2019/09/16 渋大祭(ROVOGOMA & The Jungle Rhythm Section、中村佳穂、芳垣細海伊賀吉田&元晴、The Sun Ra Arkestra、GEZAN、ZAZENBOYS、渋さ知らズオーケストラ) @ 川崎市東扇島東公園

”僕の考えた最強のフェス”みたいな豪華メンツだった渋大祭。ずっと天国のような楽しさでした。

全出演者がヤバかったけど最後の渋さ知らズは何年かに一度見れるかレベルのスペシャル感。
Sun Raのメンバーも参加。途中からは芳垣さんや向井秀徳なども!
ド派手に土臭い爆発ジャズをかましてくれました。

2019年ベストアクトのひとつ!

2019/09/21 全感覚祭・大阪 2019(imai、MOFO、NEW YAKUZA、山本精一&脳内花畑、BOGULTA、HARD CORE DUDE、んoon、七尾旅人、行松陽介、鎮座DOPENESS、★KK MANGA、THE NOVEMBERS、GEZAN) @ 堺toute26周辺

今回も色んなドラマがあった全感覚祭。ほんと小説の中を生きてるような人たちです;

その中でツインドラム、ツインボーカル、ノイズの新編成だったKK MANGAのライブにはぶっ飛ばされた!
まだオープン準備中で色々と剥きだしの堺ファンダンゴで放たれるジャンク・パワフル・ビート!
身体の奥にある原始の部分を刺激するエネルギーに満ちた音。Boredomsの再来を感じた

この年にもっとも衝撃をうけたライブのひとつ。

2019/09/26 ★STALAG 13、HARD CORE DUDE @ 難波ベアーズ

激早。パワフル。なのにどこか抜けてるナードコアのSTALAG 13のライブがカッコよかった。
普通のビートを叩いてるだけでもふっとばされる外国人ならではのドラムってあるよなぁ。
ギターがまた異常に上手いのがまた面白くて;

ナードコアを愛してるHARD CORE DUDEの愛のあるライブが温めてくれたからこその空間でした。

2019/10/04 Tengil @ CONPASS

MOGWAIの泣きの轟音
× Usedの激情キャッチーなメロ
× ENVYの重み
× MEWのガチウマ・ボーカル。

誰しも”MOGWAIがあの泣き轟音のまま勢いのある曲を演奏したらすごいだろうなぁ”と妄想したことはあると思いますが、まさにソレが目の前で起こってました。圧倒された……。

2019/10/06 Bikke 60生誕祭(ドクロズ、★山本精一、松永希、bikke) @ ムジカジャポニカ

オウガのシリアスなワンマンの直後にこちらに突撃したらカラオケ大会などカオスなお祝いが開催されておりました;

飲めや歌えやのワイワイムードのなか、お酒を召したのかヤバいスイッチが入ってる山本さんが登場。
ここでは書けないような大暴走。普通のハコなら出禁でもおかしくない。
でもそこはムジカジャポニカ。スタッフも客も大爆笑ではっちゃけムードが加速するカオス。

最後の全員集合にも山本さんはちゃっかり出てきてたのでご機嫌だったのでしょう;

2019/10/11 ★SAWAGI、SHORTSTRAW、NABOWA @ 梅田シャングリラ

SAWAGIの解散ツアー大阪編。
大阪で活躍してた時代を知っているので……解散はこたえました。
でもしんみるすることなくみんなで笑って踊って解散していった!

バイザー復活とかもなく、楽しくいまのSawagiで。
最後の「Hyper Rescue」→「SUPER CITY」ではぐちゃぐちゃなモッシュが起こって”あぁ、そうそうこんな熱気のある時代があったよな!”と。
良いバンドでした!

2019/10/17 ★The Suicide Machines、POTSHOT、OVER LIMIT @ 堺東GOITH

小さいハコで見れたレジェンド・The Suicide Machines。

ジェイソンのカリスマ性がすごい。ステージ上でパワフルに歌いまくるし、なんどもステージに降りてガチにスカダンスしまくってた。
ハードコアでありスカである。The Suicide Machinesのイメージそのままのライブ空間。
やっぱスカコア大好きだー!

2019/10/20 HEI TANAKA @ 梅田シャングリラ

たぶん2019年で一本選べと言われるとコレかもしれない。それくらい良いライブだった。

変態もポップも笑顔も涙もパンクもファンクもジャズもエモも童謡も歌も楽器も人間も……すべて巻き込んで、咀嚼する前に撒き散らすエネルギー。
本気で笑いながら心から泣きました。

”衝動”を形にするために徹底した”作り込み”を行う。それをステージ上で崩れることなく表現する凄さ。
休憩タイムに変なケンタウロスが出てきたり、リアルタイムでVJを出したり……思ってた以上に奇想天外な田中さんの頭の中がぶちまけられたライブという1つのパッケージの面白さ。

汗をだらだらに流して歌う「やみよのさくせい」を聴いたときに”あ、これ今年のベストライブだ”と思いました。

2019/10/27 ★RISE FROM THE DEAD、おとぼけビ~バ~、FEROCIOUS X、neco眠る @ ANIMA

初ANIMA。めちゃくちゃ良い音響に感動。

その音響を恩恵を受けて全組がいいバンドをしてた。
そのなかでRISE FROM THE DEADのボス感がたまらなくカッコよかった!
ハードコアを根っこに持ちながらダブ、ラウドロック、ポストロック、ノイズと色んな要素を絡ませる音楽性。
これぞリアル・オルタナティブ

2019/11/03 WXAXRXP DJS(Oneohtrix Point Never、★SquarepusherBIBIO、DJ FULLTONO) @ SUNHALL

大阪のオールナイトでこれだけのメンツが揃ったのは久しぶり。

DJセットとして来日したSquarepusherがゴリゴリなドリルンベースでほぼライブ状態。
近年の未来的なセットがないぶん、根本の野性味あふれるぶっ壊れたビートが剥きだしになってて発狂するかと思いました。
壊れブレイクビーツに合わせて手を振り回しまくるSquarepusherがまたカッコいいんだよなー。

2019/11/05 ★BATTLES、平沢進 @ 梅田クアトロ

二人になったBATTLES。ライブは特に賛否両論があるみたいですが……僕はめっちゃ好きです。
過去にすがるのでなく、二人になったら二人なりの音で勝負してた。

音がスカスカになったことでファンクネスやグルーヴは逆にあがったような。
バンド全体の音がすんごいシンプルなドラムセットみたいな音像。ミニマル・テクノに通じるものがある。

あとまわりのお客さんがノリよかったってのもあるかな。「ATLAS」の時に好き放題に踊れた!

2019/11/13 ★Emperor、DeafHeaven @ なんばHatch

Emperorの2nd再現!あらためて楽曲の完成度に驚かされる。

アグレッシブさで理性を狂わせるのでなく、曲展開やフレーズのぴったしハマる感覚でどんどん高まっていきました。
そしてその音楽を完璧に再現する演奏力!残虐性すら完全にコントロールしてる。

ブラックメタルという音楽性でHatchにそれなりの人が入ったってのも嬉しいポイントでした。

2019/11/15 ★ホルモン鉄道、ふちがみとふなと @ ムジカジャポニカ

元たま・石川さんと富山の鬼才・ 大谷さんのユニット・ホルモン鉄道。

上手くない歌&ギターと個性的すぎるパーカッション、そして大量のシモネタ。
スカム……と言ってしまうのも違う。平成初期のナンセンス・アングラの気配。
最初は”とんでもないライブが始まってしまったぞ”と引きながら見てましたが、徐々に二人の世界観に取り込まれていき……終盤は楽しい楽しい!ってなってました。

対バンのふちがみとふなととどちらも強すぎる個性。
カオスっぷりが自然で、ぶつかっても勝手にゴーイングマイウェイしてて不思議と共存してました。
なんかすごい夜だったなー;

2019/11/16 BACK DROP BOMB @ ANIMA

大名盤・『MICROMAXIMUM』の20周年ツアー。
曲順に沿って前半 > 間に他アルバムの代表曲 > 曲順に戻ってFLOWまで+アンコール。

曲を細胞レベルで覚えていて全力で楽しみました。いま聴いても新しいアレンジ。この曲群が20年前ってマジですか。

お客さんも当時のファンであろう人たちがいっぱいで。
ガチにシンガロングしてる人たちがいっぱいで最高でした!

2019年ベストアクトのひとつ!

2019/12/01 RHYMESTER @ BIGCAT

30周年ライブ。
1stから最新作まで。アルバムから一曲づつやるRHYMESTERミュージアムスペシャル構成。
曲の前に当時のことをたんまりと語るMCあり。このおかげでいつも以上にリリックが胸に響きました。

興味深い!ってなライブ。こういうのいいなー。
この日ほど”お前らのルーツはあくまでもオレだと言っておきたいぜ”のパンチラインがキマった瞬間はないでしょう。

2019/12/01 白波多カミンBAND @ 難波ベアーズ

ギューンカセット&須原さんアニバーサリーイベントでのカミンさんのライブ。ちょっとこの日は神がかり的によかったです。
1stアルバム期のメンバーである須原さん、ズンダスマサヲさん、タジマアヤさんがサポート。

取り憑かれたようにエレキギターを弾くカミンさん。それを大音量で支えるバンド。
ずっと胸がバクバクする素晴らしさあった。
めっちゃポップだけど完全にアングラのサウンド

演劇などもはじめ憑依的な感情表現が豊かになったカミンさん。
そんな新しいカミンさんと、関西在住時代のSSW/ギューンな少女だったロックなカミンさんが融合してて素晴らしい状態になってました。
放心レベルで良いライブだったー。

2019/12/06 ★PELICAN、Vampillia @ CONPASS

メタリックなポストロック・インストバンド・PELICANが超絶なライブをー。

テクニカルってよりとにかくエネルギー。
細かいフレーズはテクニカルなんだけどそれが全部リフの大きなグルーヴに飲み込まれる感覚。
地に足を付けて鋭利なリフでひたすら殴る殴る殴る!
テンションがひたすら上り続けるライブ時間。

最後にノイズ状態のハウリング・ドローン → 3人アンプ前にスタンバイ → シンバルの合図で同時スイッチ・オフってのは痺れた!

2019年ベストアクトのひとつ!

2019/12/07 ★SuiseiNoboAzMASS OF THE FERMENTING DREGS、KINGBROTHERS @ 堺ファンダンゴ

初・堺ファンダンゴキンブラにはじまり全員みんながロックな音を出してて、これが一発目でよかったです。

キレキレのエッジの聴いたギターカッティング、ギターと聞き間違えるほど高音を奏でる激ウマベース、そしてカリスマ性のある石原さんのボーカル。
男らしいロックで惚れ惚れしました。

2019/12/15 ★吉田省念、Tani Kento @ ムジカジャポニカ

これまた神がかり的に良かったライブ。

ドラムに伊藤大地さんを配置したバンドスタイルでブルース、ダブ、トロピカル、バラード、ロック、ポストロック、シネマティック……なんでも飲み込んでの楽しい音楽でありました。
スカっぽいカッティングが異常にキレ味よくて人力テクノみたいになってたり……と省念さん本人の演奏力がジャンルの常識とかぶち壊してた。

歌も演奏も、普通に曲やっても即興やっても……とにかく全部が良くて~。なかなかに反則能力な人です。

2019/12/27 Radio Crazy 2019 day3(雨のパレード、go!go!Vanillas、TALTOオールスターズ、★カネコアヤノ、the telephones、Nulbarich、フラワーカンパニーズ、I'M FISH フィッシュマンズトリビュート、THE BAWDIESウルフルズフジファブリックサカナクション) @ インテックス大阪

いま一番勢いのあるアーティストは間違いなくカネコアヤノです。
歌の力、歌詞のパワー、演奏の勢い、そして楽曲の凄さ。ライブでの”最強”っぷりはほんと鳥肌モン。

2019年はそのなかでも、一番ハイテンション……ってか良い意味で荒かったレディクレでのライブを推します。客も元気があったってのが大きいのかな。
ガツーンとロックなノリ方が一番いいと思うのです。

ハコ別一覧

難波ベアーズ 30
梅田シャングリラ 17
梅田クアトロ 15
ムジカジャポニカ 12
十三ファンダンゴ 10
CONPASS 8
Billboard Live Osaka 7
Pangea 6
BIGCAT 6
CIRCUS OSAKA 5
梅田TRAD 5
なんばHatch 5
JANUS 5
フェスティバルホール 4
味園ユニバース 4
苗場スキー場 3
ANIMA 3
大阪城公園野外音楽堂 3
サンケイホールブリーゼ 3
舞洲アリーナ特別会場 3
泉大津フェニックス 3
インテックス大阪 3
ZEPP Osaka Bayside 3
noon+cafe 2
三田アスレチック 野外ステージ 2
神戸ワールド記念ホール 2
UrbanGuild 2
Clapper 2
服部緑地野外音楽堂 2
名村造船所跡地 2
箕面山荘 1
タワーレコード NU茶屋町店 1
六甲山カンツリーハウス内 特設会場 1
Socore Factory 1
京セラドーム 1
こだまの森 1
昆陽池公園 1
大阪城ホール 1
bar voco 1
ファンダンゴ 1
HOPKEN 1
大阪NHKホール 1
FANJ Twice 1
KBSホール 1
GANZ toi toi toi 1
梅田ZEELA 1
HMV&BOOKS SHINSAIBASHI 1
SUNHALL 1
名古屋クアトロ 1
日比谷野外音楽堂 1
喫茶アオツキ 1
堺東GOITH 1
京都クラブメトロ 1
神戸Varit 1
天満教会 1
川崎市東扇島東公園 1
磔磔 1
堺toute26周辺 1
万博記念公園 1
いずみホール 1

アーティスト一覧

!!!
10-FEET
8otto
AAAMYYY
Acid Mothers Temple
Age Factory
agraph
Aiming for Enrike
Alva Noto
ANYO
AQATUKI
Asayake01
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ASPARAGUS
asuka ando
AYNIW TEPO
BACK DROP BOMB
BAGDAD CAFE THE trench town
BATTLES
BBVGC
BIBIO
bikke
BiSH
Black Boboi
Black Midi
BO NINGEN
BOGULTA
bonobos
Brandon Coleman
BROCKHAMPTON
Bruce
BUCK-O-NINE
bülow
Cabanne
CAKE
CATFISH AND THE BOTTLEMEN
cero
CHAI
CHAKA KHAN
CHVRCHES
cinema staff
clammbon
Clark
CLUB SNOOZER
Comeback My Daughter
Conner Youngblood
CONTROLLED DEATH
Converge
Cornelius
COURTNEY BARNETT
CRCK/LCKS
Creepy Nuts
Crispy Camera Club
CROSSBRED
D.A.N.
DADARAY
Daniel Powter
DANTEFONE
De De Mouse
DeafHeaven
DEERHUNTER
DENIMS
Descendents
Destroy Ohno Monster
DISCLOSURE
DJ DJ[山本精一]
DJ FULLTONO
DJ KRUSH
DJ SUSHI
DJ URINE
DMBQ
DOBERMAN
DODDODO BAND
dodo
DOOMSKY
Dragon Ash
DYGL
eastern youth
EAT
Emi Nakamura
Emperor
EX:RE
Explosion in the sky
EYEHATEGOD
FEROCIOUS X
FEVER 333
FINAL SPANKHAPPY
FINLANDS
FISHMANS
Flogging Molly
Florian Kupfer
FLUME
FOALS
For Tracy Hyde
G&G MILLER Orchestra feat. トータス松本
galcid
Gang Gang Dance
Garden City Movement
GC
GEZAN
GLAY
GLIM SPANKY
go!go!Vanillas
GOING UNDER GROUND
GOMA & The Jungle Rhythm Section
GOOD4NOTHNING
HANGGAI
HARD CORE DUDE
HASSAN K.
HEI TANAKA
Helshinki Lambda Club
Hibiya Line
Homecomings
HOT CHIP
Hugo Esquinca
Hump Back
HYPER GAL
I'M FISH フィッシュマンズトリビュート
imai
JAMES BLAKE
jan and naomi
JANKENPOPP
Jizue
johatsutoshi
JON SPENCER & the HITmakers
JONAS BLUE
Junichi Kuwata
KANA-BOON
Keishi Tanaka
KHRUANGBIN
KILL YOUR SONS
KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD
KINGBROTHERS
Kinski
KK MANGA
KODALINE
KOHH
KOOL&THE GANG
Kraftwerk
KREVA
kyoka
KYONO
LAUV
Lee Gamble
Left Alone
LITHICS
LOS OXXO SEXOS
LOSTAGE
LOW IQ 01
Luke Vibert
MACHINEDRUM
MAE
Magma
Mari Jurjens
Masayoshi Sakaguchi
MASONNA
MASS OF THE FERMENTING DREGS
MATADOR! SOUL SOUND
Mathew Johnson
MAX
Max Eibacher+Duncan Moore
MC MANGO
MELT-BANANA
metome
MICETEETH
MICTORA
Mineral
MISERY INDEX
Mistuki
Moan
MOFO
mona
MONO
Mount Kimbie
MUMFORD & SONS
MURA MASA
MURO
My Hair is Bad
NABOWA
NAGAN SERVER
NakamuraEmi
NAPALM DEATH
neco眠る
Neurosis
never young beach
NEW YAKUZA
Newdums
Nick the Record
Nightmare
NMSY
Noel Gallagher
Nulbarich
Numb-N-Dub
OGRE YOU ASSHOLE
OKAMOTO'S
OLEDICKFOGGY
OMNI SIGHT
Oneohtrix Point Never
Oorutaichi
OR:LA
OVER LIMIT
Pale Waves
PANICSMILE
Paperkraft
PATO LOL MAN
PELICAN
Petal
Peter van Haesen
POTSHOT
Powder
predawn
PSYCHEDELIC PORN CRUMPETS
PUFFY
RANCID
RED SNEAKERS
rega
ReN
RHYE
RHYMESTER
Richard Pinhas+吉田達也+河端一
Richie Hawtin
RIDE
RINGO DEATHSTARR
RISE FROM THE DEAD
ROS
ROTH BART BARON
ROTTENGRAFFTY
ROVO
Sakaguchi Masayoshi
SAM FENDER
SARATOGA
Satinko
SAWAGI
SCANDAL
SCOOBIE DO
Scuba
SCUMGAMES
Shackleton
she luv it
SHEENA EASTON
SHORTSTRAW
SIA
Simon Phillipes
SIRUP
Skee Mask
SNOW PATROL
Sobs
SOLMANIA
solmania slur
SOUL FLOWER UNION
Spangle Call Lilli Line
SPARK!SOUND!SHOW!
speedometer.
Squarepusher
STALAG 13
Still Dreams
STUTS
SuiseiNoboAz
SUPER BEAVER
Superchunk
SUPERORGANISM
SWING OUT SISTER
SxOxB
SYNTH SISTERS
TALTOオールスターズ
TAMTAM
Tani Kento
tbt S
Tempalay
Tendre
Tengil
TENSAI BAND Ⅱ
teto
THE 1975
The 3 minutes
the band apart
THE BAWDIES
THE CHEMICAL BROTHERS
The Cinematic Orchestra
THE DAMNED
The Firewood Project
THE FOREVER YOUNG
THE GET UP KIDS
The Internet
The Japanese House
The Mellows
THE NOVEMBERS
THE PARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATONAL BAND
The Psychedelic Jetset
The Redneck Manifesto
THE REGRETTES
The Royal Concept
the sankhwa
THE STRUTS
The Suicide Machines
The Sun Ra Arkestra
the telephones
THE WATERBOYS
THE YANG
the原爆オナニーズ
THIS IS JAPAN
THOM YORKE TOMORROW'S MODERN BOXES
toconoma
toe
TOFUBEATS
Tohji
TOKiMONSTA
tokiyo
TOMOVSKY
TORO Y MOI
Transit My Youth
tricot
TRIPLE AXE
TWO DOOR CINEMA CLUB
TYCHO
UKULELE GYPSY
U-zhaan × 環ROY
Vampillia
VAUDOU GAME
VIDEOTAPEMUSIC
Vistoria Shen+河端一ドラびでお
w.o.d.
WEAVER
WEEZER
WOMAN
WZM
XEXI
YELLOW MACHINEGUN
Yogee New Waves
yonige
Young Juveile Youth
YOUR SONG IS GOOD
YPY
YUADA
YUKI
ZAZENBOYS
ZEDD
アシッドマザードラびでお山本精一
あらかじめ決められた恋人たちへ
いかんせん花おこし
ウルフルズ
オシリペンペンズ
おとぼけビ~バ~
カネコアヤノ
ガリガリガリクソン
キュウソネコカミ
グッドラックヘイワ
クボタタケシ
クリープハイプ
クリトリック・リス
くるり
ゲスの極み乙女。
ゴダイゴ
ゴンチチ
ザ・ジュアンズ
サイケ奉行
サカナクション
サンヘドリン
サンボマスター
ジェニーハイ
ズーカラデル
スーパーノア
スカート
スチャダラパー
ステレオガール
ストレイテナー
セン・モリモト
ちょっとない感じのメンツによるスーパーセッション(砂十島NANI+中林キララ+西滝太+元山ツトム)
ちょっとない感じのメンツによるスーパーセッション(中林キララ+西滝太+砂十島NANI)+吉田ヤスシ
つしまみれ
ディノスロイドの真似
トクマルシューゴ
ドクロズ
ドミコ
ナードマグネット
ニガミ17才
ネクライトーキー
ねごと
ハ・ホンジン・バンド
ハシケントリオ + 河村博司
パスカルズ
パソコン音楽クラブ
ハナレグミ
ハモニカクリームズ
ハルカトミユキ
ハルカミライ
バレーボウイズ
ハンバート・ハンバート
ハンブレッターズ
ヒグチアイ
ヒューマンシャワー
フジファブリック
ふだん+エマーソン北村+POPO
ふちがみとふなと
フラワーカンパニーズ
フレデリック
フレンズ
ベッド・イン
トロール
ペペッターズ
ベランダ
ボストンクルージングマニア
ホルモン鉄道
マイア・ヒラサワ
みにまむす
メシアと人人
メタミュラー・グヌピコ先生
ヤバイTシャツ屋さん
ヤングオオハラ
ユニコーン
ゆるふわギャング
ラリーパパ&ファウンデーション
リンダ&マーヤ
レイザーラモンRG
レキシ
ワンダフルボーイズ
んoon
愛しておくれ
愛はズボーン
安齋肇
宇宙人[Cosmos People]
雨のパレード
奥田民生
荻野目洋子
河端一 +若林美保
角矢胡桃
奇妙礼太郎
奇妙礼太郎吉田省念 BAND
幾何学模様
菊地成孔(DJ) feat. FINAL SPANK HAPPY
吉田ヨウヘイgroup
吉田省念
吉本新喜劇ィズ
空きっ腹に酒
空気公団
元山ツトム
原 摩利彦
向井太一
行松陽介
佐伯誠之助
十島NANI
坂本慎太郎
崎山蒼志
錯乱前戦
山内総一郎
山本精一
山本精一 & The Play Ground East
山本精一+E-da
山本精一+吉田ヤスシ+Senoo Ricky
山本精一+美川俊治+ドラびでお
四星球
七円体
七尾旅人
柴田聡子inFIRE
渋さ知らズオーケストラ
楯川陽二郎
勝井祐二 + U-zhaan
少年ナイフ
松永希
森山直太朗
水谷千重子八公太郎
水内義人
星野源
西滝太
石川浩司+滝本晃司+知久寿焼
石野卓球
赤犬
曽我部恵一
想い出野郎Aチーム
増子真二
大木温之(ピーズ)
滝本晃司
知久寿焼ちんどん楽団
中村佳穂
中林キララ
鎮座DOPENESS
電気グルーヴ
怒髪天
東京スカパラダイスオーケストラ
白波多カミン
平沢進
芳垣細海伊賀吉田&元晴
木村カエラ

ライブ一覧

■2019/01/04 Destroy Ohno Monster、増子真二、角矢胡桃、tokiyo @ 難波ベアーズ
■2019/01/06 アシッドマザードラびでお山本精一 @ 難波ベアーズ
■2019/01/06 ゴンチチ @ いずみホール
■2019/01/08 TENSAI BAND Ⅱ @ 梅田シャングリラ
■2019/01/13 Sobs、For Tracy Hyde、Crispy Camera Club、Still Dreams、Helshinki Lambda Club @ Socore Factory
■2019/01/17 ハンバードハンバード @ 梅田クアトロ
■2019/01/19 kyoka、metome、Junichi Kuwata、Paperkraft @ CIRCUS
■2019/01/19 Roth Bart Baron、mona @ Clapper
■2019/01/19 LITHICS @ 難波ベアーズ
■2019/01/20 カネコアヤノ @ 天満教会
■2019/01/21 Gang Gang Dance、DEERHUNTER、EX:RE@ 難波ベアーズ
■2019/01/25 ヒューマンシャワー、クリトリック・リス @ ムジカジャポニカ
■2019/01/26 AYNIW TEPO、TAMTAM、Oorutaichi、the sankhwa @ Pangea
■2019/01/27 RED SNEAKERS、メシアと人人、少年ナイフ、リンダ&マーヤ @ 十三ファンダンゴ
■2019/01/29 MONO @ 梅田シャングリラ
■2019/01/30 山本精一 ~モバイルフォンによるアプローチ~ @ 難波ベアーズ
■2019/01/31 Brandon Coleman @ Billboard Live Osaka - 1st Stage
■2019/02/01 Scuba、Satinko @ CIRCUS
■2019/02/02 Jizue @ Billboard Live Osaka
■2019/02/03 星野源 @ 京セラドーム
■2019/02/11 柴田聡子 in Fire、空気公団磔磔
■2019/02/13 Mistuki @ 梅田シャングリラ
■2019/02/14 Converge、Neurosis @ 梅田TRAD
■2019/02/19 JANKENPOPP、HASSAN K.、KILL YOUR SONS @ 難波ベアーズ
■2019/02/20 Acid Mothers Temple、Kinski @ ムジカジャポニカ
■2019/02/21 JON SPENCER & the HITmakers、KINGBROTHERS @ 梅田シャングリラ
■2019/02/22 RINGO DEATHSTARR @ FANJ Twice
■2019/02/23 YELLOW MACHINEGUN少年ナイフつしまみれ十三ファンダンゴ
■2019/02/26 Pale Waves @ 梅田TRAD
■2019/02/27 The Internet @ BIGCAT
■2019/03/02 奇妙礼太郎吉田省念 BAND @ 梅田シャングリラ
■2019/03/03 BOGULTA、PATO LOL MAN、DJ URINE、HYPER GAL @ noon+cafe
■2019/03/04 The FEVER 333 @ 梅田クアトロ
■2019/03/05 Extreme the DOJO vol.32(NAPALM DEATH、EYEHATEGOD、MISERY INDEX、MELT-BANANA) @ CONPASS
■2019/03/09 山本精一、XEXI [山本精一、楯川陽二郎、元山ツトム]、MC MANGO @ HOPKEN
■2019/03/10 電気グルーヴZEPP Osaka Bayside
■2019/03/11 COURTNEY BARNETT @ 梅田クアトロ
■2019/03/12 KODALINE @ 梅田TRAD
■2019/03/15 ネクライトーキー @ 梅田シャングリラ
■2019/03/16 GIGANOISE 11 大阪編(山本精一+美川俊治+ドラびでお河端一 +若林美保、Sakaguchi Masayoshi、ボストンクルージングマニア、galcid) @ noon+cafe
■2019/03/16 MAE @ PANGEA
■2019/03/19 FINLANDS、WEAVER @ JANUS
■2019/03/20 KYONO、ROS、Numb-N-Dub @ JANUS
■2019/03/21 ハシケントリオ + 河村博司 @ ムジカジャポニカ
■2019/03/23 Mineral、The Firewood Project、Petal @ CONPASS
■2019/03/24 KOBE DISCOTHEQUE( KOOL&THE GANG、CHAKA KHANSHEENA EASTONSWING OUT SISTER、荻野目洋子、MAX) @ 神戸ワールド記念ホール
■2019/03/25 LOSTAGE、ZAZENBOYS @ 十三ファンダンゴ
■2019/03/26 LOSTAGEASPARAGUSthe band apart、Comeback My Daughter @ 十三ファンダンゴ
■2019/03/29 LOSTAGEtoe十三ファンダンゴ
■2019/03/30 森山直太朗フェスティバルホール
■2019/03/31 Q(ハナレグミゴダイゴクラムボン、ペトロールズ、never young beach)@ 神戸ワールド記念ホール
■2019/03/31 LOSTAGE十三ファンダンゴ
■2019/04/02 カネコアヤノ、 大木温之(ピーズ)、predawn @ Pangea
■2019/04/05 DANTEFONE、増子真二、SYNTH SISTERS、HYPER GAL @ 難波ベアーズ
■2019/04/06 KSR for OSAKA(サンボマスター、レキシ、キュウソネコカミ) @ ZEPP OSAKA BAYSIDE
■2019/04/07 七尾旅人 @ 梅田クアトロ
■2019/04/09 Garden City Movement、WOMAN @ CONPASS
■2019/04/12 ハモニカクリームズ @ ムジカジャポニカ
■2019/04/13 山本精一、中林キララ @ 難波ベアーズ
■2019/04/17 Conner Youngblood@ Billboard Live Osaka
■2019/04/18 The Cinematic Orchestra、原 摩利彦 @ サンケイブリーゼホール
■2019/04/20 Spangle Call Lilli Line @ 梅田TRAD
■2019/04/20 カネコアヤノ・インストア @ タワーレコード NU茶屋町
■2019/04/21 DMBQ、七円体 @ 難波ベアーズ
■2019/04/22 Kraftwerkフェスティバルホール
■2019/04/24 Flogging Molly @ 梅田クアトロ
■2019/04/25 Descendents、GOOD4NOTHNING @ 梅田クアトロ
■2019/04/26 台風一過(奥田民生ハナレグミ山内総一郎) @ 大阪城野外音楽堂
■2019/04/28 ROVO、AQATUKI、OMNI SIGHT @ 梅田シャングリラ
■2019/04/29 ROVO @ 京都クラブメトロ
■2019/05/05 こんがくおんがく祭 2019(赤犬neco眠る、ふだん+エマーソン北村+POPO、スチャダラパー、DODDODO BAND、cero坂本慎太郎オシリペンペンズ) @ 大阪城野外音楽堂
■2019/05/06 MDT Festival 2019(ROVOトクマルシューゴtoe) @ 日比谷野外音楽堂
■2019/05/10 水内義人+DJ方、GC、Max Eibacher+Duncan Moore、Moan @ 難波ベアーズ
■2019/05/11 くるりZEPP Osaka Bayside
■2019/05/12 バレーボウイズ、ベランダ、錯乱前戦 @ PANGEA
■2019/05/13 Explosion in the sky @ 梅田クアトロ
■2019/05/15 Aiming for Enrike、WOMAN、rega @ 梅田クアトロ
■2019/05/16 山本精一 & The Play Ground East @ UrbanGuild
■2019/05/17 Noel Gallagher @ フェスティバルホール
■2019/05/18 OUTDOOR PARK 2019(The Redneck Manifesto、Keishi Tanaka、De De Mouse) @ 万博記念公園
■2019/05/18 カネコアヤノ @ 梅田シャングリラ
■2019/05/21 サカナクション大阪城ホール
■2019/05/23 <ちょっとないかんじのメンツによるスーパー・セッション>元山ツトム、西滝太、中林キララ、砂十島NANI、DJ DJ[山本精一] @ 難波ベアーズ
■2019/05/24 OR:LA、Shackleton @ CIRCUS Osaka
■2019/05/25 NOISE MAYDAY 2019(MASONNA、solmania slur、YPY、BBVGC) @ 難波ベアーズ
■2019/05/26 BUCK-O-NINE、Left Alone @ Clapper、PANGEA
■2019/05/28 LAUV、bülow @ BIGCAT
■2019/05/30 山本精一 ~久しぶりの、アコギで唄を歌う夜~ @ 難波ベアーズ
■2019/06/01-2 FFKT(Hibiya Line、クボタタケシ、Black Boboi、Luke Vibert、Mount Kimbie、Spangle Call Lilli Line、Florian Kupfer、コーネリアス、RHYE、Skee Mask、toe、Clark、Lee Gamble、D.A.N.、jan and naomi、Alva Noto、Young Juveile Youth、Bruce、MURO、SIRUP、Cabanne、asuka ando、Nick the Record、Powder) @ こだまの森
■2019/06/07 ハルカトミユキ @ 梅田シャングリラ
■2019/06/08 nabowa @ 梅田シャングリラ
■2019/06/08 ヤングタイガー 2019(ザ・ジュアンズ、ズーカラデル、錯乱前戦、崎山蒼志、ステレオガール、ニガミ17才) @ 味園ユニバース
■2019/06/09 ナードマグネット、空きっ腹に酒、THIS IS JAPAN @ 十三ファンダンゴ
■2019/06/10 Simon Phillipes @ Billboard Live Osaka - 1st stage
■2019/06/12 Asian Kang-Fu Generation @ フェスティバルホール
■2019/06/13 Emi Nakamura @ なんばHatch
■2019/06/13 奇妙礼太郎 @ Billboard Live Osaka - 2nd stage
■2019/06/14 The Mellows、スーパーノア、ペペッターズ、Newdums @ PANGEA
■2019/06/15 白波多カミン @ 喫茶アオツキ
■2019/06/18 ZAZENBOYS @ BIGCAT
■2019/06/20 踊ってばかりの国十三ファンダンゴ
■2019/06/26 Daniel PowterBillboard Live Osaka - 1st stage
■2019/06/28 Masayoshi Sakaguchi、New Yakuza、山本精一、角矢胡桃 @ 難波ベアーズ
■2019/06/29 WZM、GC、CONTROLLED DEATH @ 難波ベアーズ
■2019/07/02 SOLMANIA、SxOxB、Nightmare @ 十三ファンダンゴ
■2019/07/03 スカート・インストア @ HMV&BOOKS SHINSAIBASHI
■2019/07/05 PANICSMILE山本精一+吉田ヤスシ+Senoo Ricky、HYPER GAL @ 味園ユニバース
■2019/07/06 ROKKO SUN MUSIC 2019(ワンダフルボーイズ、LOW IQ 01ハンバート・ハンバート、ReN、宇宙人[Cosmos People]) @ 六甲山カンツリーハウス内 特設会場
■2019/07/06 スカート @ 梅田クアトロ
■2019/07/11 ちょっとない感じのメンツによるスーパーセッション(砂十島NANI+中林キララ+西滝太+元山ツトム) @ 難波ベアーズ
■2019/07/12 Vistoria Shen+河端一ドラびでお、Synth Sisters、ディノスロイドの真似、DOOMSKY @ 難波ベアーズ
■2019/07/14 the原爆オナニーズ、RISE FROM THE DEAD、neco眠る、she luv it、LOS OXXO SEXOS @ 十三ファンダンゴ
■2019/07/15 ねごと @ 名古屋クアトロ
■2019/07/18 ハンバート・ハンバートなんばHatch
■2019/07/19 サンヘドリン @ CONPASS
■2019/07/20 MICETEETH @ bar voco
■2019/07/20 MOONSTRUCK JAMBOREE 2019(赤犬SCOOBIE DO、OLEDICKFOGGY、フラワーカンパニーズ、UKULELE GYPSY、ベッド・イン、DOBERMAN) @ 服部緑地野外音楽堂
■2019/07/26 FUJIROCK FESTIVAL 2019 day1 (KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD、TORO Y MOI、THE WATERBOYS、TYCHO、THE CHEMICAL BROTHERS、THOM YORKE TOMORROW'S MODERN BOXES、HEI TANAKA、NAGAN SERVER、菊地成孔(DJ) feat. FINAL SPANK HAPPY) @ 苗場スキー場
■2019/07/27 FUJIROCK FESTIVAL 2019 day2 (怒髪天、GEZAN、蓮沼執太フィル、CAKE、COURTNEY BARNETT、MATADOR! SOUL SOUND、clammbon、SIA、JONAS BLUE) @ 苗場スキー場
■2019/07/28 FUJIROCK FESTIVAL 2019 day3 (HANGGAI、渋さ知らズオーケストラ、never young beach、THE PARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATONAL BAND、勝井祐二 + U-zhaan、VAUDOU GAME、toe、KHRUANGBIN、JAMES BLAKE、agraph、G&G MILLER Orchestra feat. トータス松本、揺らぎ、石野卓球) @ 苗場スキー場
■2019/08/02 Acid Mothers Temple @ ムジカジャポニカ
■2019/08/04 ULTRA SOULAMATE 2019(THE YANG、フレンズ、Transit My Youth、愛はズボーン、Asayake01、cinema staff夜の本気ダンス、DENIMS、teto、KANA-BOON、愛しておくれ、ナードマグネット) @ 大阪城公園野外音楽堂
■2019/08/09 カネコアヤノ、奇妙礼太郎、ワンダフルボーイズ @ 梅田クアトロ
■2019/08/10 ヒグチアイ @ GANZ toi toi toi
■2019/08/11 nabowa @ 箕面山
■2019/08/12 Corneliusサンケイホールブリーゼ
■2019/08/14 山本精一・煩悩飲む☆百物語 @ 難波ベアーズ
■2019/08/16 SUMMER SONIC 2019 day1(緑黄色社会木村カエラRANCID、SUPERORGANISM、FOALS、CATFISH AND THE BOTTLEMEN) @ 舞洲アリーナ特別会場
■2019/08/17 SUMMER SONIC 2019 day2(TOKiMONSTA、向井太一、KREVA、THE REGRETTES、BROCKHAMPTON、CHVRCHES、ZEDD、DISCLOSURE、FLUME) @ 舞洲アリーナ特別会場
■2019/08/18 SUMMER SONIC 2019 day3(THE STRUTS、PSYCHEDELIC PORN CRUMPETS、キュウソネコカミSCANDAL、SAM FENDERYUKIWEEZER、THE 1975、THE DAMNEDSNOW PATROLTWO DOOR CINEMA CLUB) @ 舞洲アリーナ特別会場
■2019/08/24 One Music Camp 2019 day1(8ottoBAGDAD CAFE THE trench town、ドミコ、neco眠る七尾旅人、ROTH BART BARON、SARATOGA、あらかじめ決められた恋人たちへ曽我部恵一、Tempalay、CLUB SNOOZER) @ 三田アスレチック 野外ステージ
■2019/08/25 One Music Camp 2019 day2(パラシュートセッション(DENMIS & マイア・ヒラサワ)、Mari Jurjens、バレーボウイズ、NABOWA、吉田ヨウヘイgroup、MASS OF THE FERMENTING DREGS + 中尾憲太郎、ANYO、eastern youthGOING UNDER GROUND奇妙礼太郎くるり) @ 三田アスレチック 野外ステージ
■2019/08/28 サイケ奉行 @ ムジカジャポニカ
■2019/08/29 知久寿焼ちんどん楽団 @ ムジカジャポニカ
■2019/08/30 ハルカトミユキ @ JANUS
■2019/08/31 RUSH BALL 2019 day1(TRIPLE AXE、The 3 minutes、ROTTENGRAFFTYNakamuraEmi、SCUMGAMES、Creepy Nuts、ヤングオオハラ、ストレイテナー、THE FOREVER YOUNG、10-FEET、w.o.d.、Dragon Ash、SPARK!SOUND!SHOW!、SUPER BEAVER、ナードマグネット、サカナクション、ハンブレッターズ) @ 泉大津フェニックス
■2019/09/01 DYGL @ 神戸Varit
■2019/09/04 The Japanese House @ 梅田クアトロ
■2019/09/06 Black Midi @ CONPASS
■2019/09/07 OTODAMA 2019 day1(THE BAWDIESCHAInever young beachbonobosハナレグミFISHMANSSCOOBIE DO、レキシ、フレデリック東京スカパラダイスオーケストラ、Yogee New Waves、OKAMOTO'S、レイザーラモンRG) @ 泉大津フェニックス
■2019/09/08 OTODAMA 2019 day2(ガリガリガリクソン夜の本気ダンスフラワーカンパニーズ、ネクライトーキー、ヤバイTシャツ屋さん、崎山蒼志、四星球、サンボマスターTOMOVSKY奥田民生My Hair is Badキュウソネコカミクリープハイプ) @ 泉大津フェニックス
■2019/09/09 ちょっとない感じのメンツによるスーパーセッション(中林キララ+西滝太+砂十島NANI)+吉田ヤスシ @ 難波ベアーズ
■2019/09/11 山本精一+E-da、CROSSBRED @ 難波ベアーズ
■2019/09/12 Richard Pinhas+吉田達也+河端一 @ ムジカジャポニカ
■2019/09/14 Koyabu Sonic 2019(おとぼけビ~バ~、DADARAY、ジェニーハイ、yonigeキュウソネコカミ水谷千重子八公太郎、tricot、サンボマスターゲスの極み乙女。吉本新喜劇ィズ) @ インテックス大阪
■2019/09/16 渋大祭(ROVOGOMA & The Jungle Rhythm Section、中村佳穂、芳垣細海伊賀吉田&元晴、The Sun Ra Arkestra、GEZAN、ZAZENBOYS、渋さ知らズ) @ 川崎市東扇島東公園
■2019/09/19 The Royal Concept @ 梅田クアトロ
■2019/09/21 全感覚祭・大阪 2019(imai、MOFO、NEW YAKUZA、山本精一&脳内花畑、BOGULTA、HARD CORE DUDE、んoon、七尾旅人、行松陽介、鎮座DOPENESS、KK MANGA、THE NOVEMBERS、GEZAN) @ 堺toute26周辺
■2019/09/22 Itami Green Jam 2019(七尾旅人PUFFYSOUL FLOWER UNION) @ 昆陽池公園
■2019/09/22 Magma @ サンケイホールブリーゼ
■2019/09/23 CHOICE24(パソコン音楽クラブ、TOFUBEATScero) @ 味園ユニバース
■2019/09/24 山本精一・FUZZY GUITER SOLO @ 難波ベアーズ
■2019/09/25 山本精一、いかんせん花おこし @ 難波ベアーズ
■2019/09/26 STALAG 13、HARD CORE DUDE @ 難波ベアーズ
■2019/09/29 RAINBOW HILL 2019(ラリーパパ&ファウンデーション、みにまむす、ふちがみとふなと友部正人、夕凪、DJ SUSHI、安齋肇滝本晃司石川浩司+滝本晃司+知久寿焼パスカルズ) @ 服部緑地野外音楽堂
■2019/10/02 VIDEOTAPEMUIS、Tendre @ Billboard live Osaka - 1st Stage
■2019/10/04 tbt S、角矢胡桃、EAT @ 難波ベアーズ
■2019/10/04 Tengil @ CONPASS
■2019/10/06 Bikke 60生誕祭(ドクロズ、山本精一、松永希、bikke) @ ムジカジャポニカ
■2019/10/06 OGRE YOU ASSHOLE @ 梅田TRAD
■2019/10/07 幾何学模様、んoon @ 梅田シャングリラ
■2019/10/08 渋さ知らズオーケストラ @ 梅田クアトロ
■2019/10/09 HOT CHIP @ BIGCAT
■2019/10/10 THE GET UP KIDS @ 梅田クアトロ
■2019/10/11 SAWAGI、SHORTSTRAW、NABOWA @ 梅田シャングリラ
■2019/10/17 The Suicide Machines、POTSHOT、OVER LIMIT @ 堺東GOITH
■2019/10/19 MACHINEDRUM @ CIRCUS OSAKA
■2019/10/20 HEI TANAKA @ 梅田シャングリラ
■2019/10/23 FINLANDS @ JANUS
■2019/10/26 ボロフェスタ 2019 day1(ハルカミライ、Age Factory、Hump Back、toconoma、セン・モリモト、柴田聡子inFIRE、NABOWA、eastern youth、メシアと人人、クリトリック・リス、ZAZEN BOYS、Tempalay、BiSH、ワンダフルボーイズ) @ KBSホール
■2019/10/27 RISE FROM THE DEAD、おとぼけビ~バ~、FEROCIOUS X、neco眠る @ ANIMA
■2019/10/29 山本精一・様々なジャンルのループとGUITARの融合 @ 難波ベアーズ
■2019/10/31 !!! @ ANIMA
■2019/11/01 CRCK/LCKS @ 梅田ZEELA
■2019/11/02 グッドラックヘイワYOUR SONG IS GOOD @ 味園ユニバース
■2019/11/03 想い出野郎Aチーム @ 梅田シャングリラ
■2019/11/03 WXAXRXP DJS(Oneohtrix Point Never、SquarepusherBIBIO、DJ FULLTONO) @ SUNHALL
■2019/11/05 BATTLES、平沢進 @ 梅田クアトロ
■2019/11/06 RIDE @ 梅田シャングリラ
■2019/11/09 Niwasora Party(AAAMYYY、U-zhaan × 環ROY、dodo、STUTS) @ 名村造船所跡地
■2019/11/12 MUMFORD & SONS @ なんばHatch
■2019/11/13 Emperor、DeafHeaven @ なんばHatch
■2019/11/14 中村佳穂 @ BIGCAT
■2019/11/15 ホルモン鉄道、ふちがみとふなと @ ムジカジャポニカ
■2019/11/16 BACK DROP BOMB @ ANIMA
■2019/11/21 Superchunk、ナードマグネット @ CONPASS
■2019/11/24 ヒグチアイ @ JANUS
■2019/11/26 MURA MASA、Tohji @ なんばHatch
■2019/11/29 ハ・ホンジン・バンド @ 難波ベアーズ
■2019/12/01 RHYMESTER @ BIGCAT
■2019/12/01 白波多カミンBAND @ 難波ベアーズ
■2019/12/04 FINAL SPANKHAPPY @ 梅田シャングリラ
■2019/12/05 山本精一・エレクトリックギターとシンセサイザーでのライブ @ 難波ベアーズ
■2019/12/06 PELICAN、Vampillia @ CONPASS
■2019/12/07 SuiseiNoboAzMASS OF THE FERMENTING DREGS、KINGBROTHERS @ 堺ファンダンゴ
■2019/12/12 MICTORA、NMSY、johatsutoshi、Hugo Esquinca @ 難波ベアーズ
■2019/12/13 ハンバート・ハンバート @ 大阪NHKホール
■2019/12/14 Richie Hawtin、YUADA @ CIRCUS OSAKA
■2019/12/14 カネコアヤノ、Homecomings @ 梅田シャングリラ
■2019/12/15 吉田省念、Tani Kento @ ムジカジャポニカ
■2019/12/17 伝説の夜(メタミュラー・グヌピコ先生、水内義人、佐伯誠之助) @ 難波ベアーズ
■2019/12/23 The Psychedelic Jetset、いかんせん花おこし @ UrBANGUILD
■2019/12/26 Radio Crazy 2019 day2(フレンズ、DENIMS、SCANDAL、Age Factory、GLIM SPANKY、ストレイテナー木村カエラGLAY東京スカパラダイスオーケストラユニコーンASIAN KUNG-FU GENERATION) @ インテックス大阪
■2019/12/27 Radio Crazy 2019 day3(雨のパレード、go!go!Vanillas、TALTOオールスターズ、カネコアヤノ、the telephones、Nulbarich、フラワーカンパニーズ、I'M FISH フィッシュマンズトリビュート、THE BAWDIESウルフルズフジファブリックサカナクション) @ インテックス大阪
■2019/12/30 Star Festival Closing 2019(BO NINGEN、speedometer.、ゆるふわギャング、Mathew Johnson、DJ KRUSHKOHH、Peter van Haesen、石野卓球) @ 名村造船所跡地
■2019/12/30 ふちがみとふなと奇妙礼太郎 @ ムジカジャポニカ

2019年 チューン・ランキング TOP30

アルバムの次はチューン(楽曲)ランキング。
音楽好きにとっては今年を代表する曲はコレ!ってのはいつもより少なかった気がする。
ただ某SSWの特大ヒットがありました。
バンド側からもこういった曲が生まれて欲しいところですなぁ。


曲のコメントではサウンドにあまり触れずに歌詞について描いてるパターンが多くなりました。
こんなに歌詞を引用したのははじめてじゃなかろうか?

【30】 Where's the Catch feat. Andre 3000 / James Blake

OutKast・Andre 3000がラップで参加。
James Blakeの曲でここまでがっつりラップをフューチャーした曲ははじめてのはず。
この組み合わせがめちゃくちゃ良くて!

淡々としたビートや物悲しいメロディといったJames Blakeの魅力にラップが乗ることでピシっと締まる感じがする。

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【29】 君に会いに / むぎ(猫)

オープニングで木琴を軽快に叩き、元気のある可愛らしい歌でほっこりする。
これぞ”むぎ(猫)”ってな曲。でもアルバム聴いてると意外とこういう曲調って少なかったりする;

ピュアな気持ちになりますなー。
楽しくて、楽しすぎて泣ける曲。

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【28】 ホログラム / 山嵐

元は『シックスメン』に収録されてた曲が再レコーディング・ベスト盤で生まれ変わった。
ベースは同じながら中盤のアレンジがポジティブな人力トランス風味へと大きく変化。
(イメージに反して)器用なバンドではあったけどこんなことも出来るのねー。
マニピュレーターがメンバーに入ったメリットが一番わかるリテイクです。

ライブでは音源の人力トランス要素がさらにグレードアップして爆アガりダンス空間になっててたまらんかったー。

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【27】 Bias / Floating Points

これは曲単体というよりアルバムでの「LesAlpx」→「Bias」→「Environments」の流れだ大好きなのです。
5曲目まで聴かせるクラブミュージックできてたのが6曲目の「LesAlpx」ってがっつりビートが。
そしてさらに猛追撃とばかりにこの「Bias」が入ってくる、そして「Environments」でトドメ……てな”本気感”がしびれます。

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【26】 ラブソング / ヒグチアイ

”誰かを救う うたをかきたい なんて言うくせに 救われたことがない”
ドキっとするラインから始まる。ファンへと向けたと語っていた曲。

理想と現実のギャップ、人を信じきれない性分……悩みに悩みながらひとつの答えをみつける歌詞にグサっとうる。気持ちを最大限に伝えるメロディも素晴らしい。
しかしなんだ……ややこしい人やなぁ;と愛情を持って思う。

同じくカネコアヤノが「愛のままを」で”みんなには恥ずかしくて言えはしないけど お守りみたいな言葉がって できるだけわかりやすく返すね”と歌っているのと対比すると面白い。

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【25】 Nude Mentalasink / Bogulta

4人組になって復活したBogultaの狼煙をあげる強烈な一曲。
蛍光色バリバリってなハイパーで派手な新生Bougltaを即理解させる曲。

ユーロビート?ディスコ?ガバ?ブレイクコア?やりすぎなくらいのシンセが最高。
昭和のキャバレーからサイケ・ミュータントが生まれてきたような爆発っぷりに興奮しました。

【24】 call end / FINLANDS

FINLANDSが塩入さんとコシミズさんのデュオだった時代の最後のMV曲。
しんみりするんじゃなくて、とびっきりのロックチューンで第一期FINLANDSが終わるのがカッコイイ。
すんごい早口でまくしたてるサビのエモさよ。

ライブ映像が中心のMVも素晴らしい。
そのイメージは薄いけど、SHISHAMOやねごとのように高校の軽音から生まれたFINLANDS。
一緒の場所で学び、音楽をはじめた奇跡の出会いのラストは素晴らしかったです。

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【23】 No Hope Generation / Mura Masa

世間的には「I Don’t Think I Can Do This Again」が人気ですが、個人的には断然にこちら。
ディープ・ハウス番長だったMura Masaの新曲がまさかのロックテイスト!すんごい衝撃でした。
機械的なドラムが癖になる。
ノー・ホープ・ジェネレーションって言葉の語感も心地よい~。

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【22】 Bells of New Life / KEN ISHII

東洋のテクノゴッドは変わらずゴッドだった。
キラキラした浮遊感とどっしりしたビート感のどちらもが気持ちよく耳に脳に入ってくる。

そうそうテクノって機械的で、スチームパンクで、神秘的で、アシッドで、そしてちょっと怖かったんだよなぁと。古き良きテクノのヴァイヴスを捉えながら今の音にアップデートされています。

芸術的なMVも素晴らしい。ずっと集中して見ちゃう。テクノ/トランスのMVって面白かったよなー。

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【21】 Vision 2020 Vision / DIE KRUPPS

ヴィジョン!トゥエンティー、トゥエンティー!ヴィジョン!

もうこのインパクトのあるフレーズを作った時点で勝ちでしょう。
センスが衰えてない!
ザクザクなリフとシンセベースも気持ちのいい重さ。BPMは速くないのにがっしりとパワーを感じる。
これぞDIE KRUPPS!

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【20】 bad guy / Billie Eilish

この曲抜きでは2019年は語れないでしょう。

惹きつけられるオーラを放ちながらも曲にフックがあと一歩弱かったビリー・アイリッシュ
のっけのベースから全力にキャッチーさを出してきて人気大爆発。

クラブでもロックでも全対応できる普遍的な良さ。
色んな場所でかかって/カバーされてフロアが爆発してるのをみかけました。

なんたってクールに放つ……Duhのカッコよさよなぁ。衝撃だった。

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【19】 Punk Rock Saved My Life / Cokie The Clown

Fat Mikeのソロ・プロジェクトの1stアルバムから。
陰鬱な曲が続いた最後に待ってるこのパンクロック・ソングの気持ちよさはハンパない!
”Punk Rock saved my life!”からBPM速くなる瞬間は鳥肌。

歌詞はヒドい家庭環境で育てられた少年がウィスキーで見たXとSubhumanes…すなわちPunk Rockで救われたってな歌詞。Fat Mikeの実話から来てるんだろうか?

そして最後の歌詞が”My familiy was always NOFX*1”。カッコよすぎでしょう!

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【18】 Don't You Wanna Dance in This Heaven / DYGL

DYGLからマッドチェスターなサイケに踊れるダンスロック。
こう来るとは!ライブではじめて聴いたときの衝撃はすごかった。

ひたすら繰り返されるドープなベース。サイケなウワモノ。気だるさとロックが混じったボーカル。
そして後半に切り込んでくるシャープなギターでノックアウト!
やー、タイトル負けしないノリノリな曲です。
ってかこの曲名を付けちゃうとこがカッコいいよなぁ。

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【17】 Darkside / blink 182

ギター、ベース、ボーカルだけだと普通のメロコアっぽいけどドラムが異常というBlinkならではの曲。
サビで”え、その速さでハイハット叩く!?”とぶっ飛ばされました。

メロディの良さは新編成後の曲でも随一でしょう。
シリアスなコード進行だけど、初期の青春っぽさがしっかり出てる。
"I'm goin' to the darkside with you"って歌詞もエモい。
これぞBlinkだー、と懐かしくて嬉しくて泣きそうになりました。

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【16】 キューバ・リブレ feat. Mummy-D, RYO-Z, LIBRO & DABO / 餓鬼レンジャー

RHYMESTERとRIPSLYMEとNITROからひとりづつゲストで参加してるってこの字面だけで興奮モノ!
さらにLIBROもー。

迷走しがちなDABOも含め、全員がめっちゃカッコいいラップをかましてる……けど今回はソロでフェスと参加するのが珍しいRYO-Zが頭抜けてカッコいい。
”でしょ?でしょ?極々 自然現象”の入りのラインからして鬼ほどカッコいい。
この余裕のある感じがたまない。酒を片手に出てくるMVと一緒に見ると余計に~。

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【15】 ワンダーランド / サカナクション

大阪城ホールのライブで聴いてぶっ飛ばされた曲。
サカナクションにしては珍しいポスト・ロック調から力強いサビへと展開するのが鳥肌。
ラストのノイズ(ライブでは1分ほど爆音ノイズが続いた)もありしばらく放心してしまいました。

サビメロはアルバムでも随一の良さだし、ニュース番組とタイアップとかもしてるのにフェスじゃあまりやらないんだよなぁ。絶対盛り上がると思うのだけど。

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【14】 Zombie Bastards / Weezer

ブラック・ミュージック経由のポップス要素を加えたWeezerの新譜から。

新しいことをやるたびに”これはWeezerらしくない”と言われてる彼ら。
ついに切れたのか”Die, Die, You Zombie Bastard We know what you want Die, Die, You Zombie Bastard Keep on, blah blah blah (死んじまえ ゾンビ野郎 お前の欲しいモノはわかってるんだよ 死んじまえ ゾンビ野郎 いつまでもぺちゃくちゃ喋ってろ)”と蹴り飛ばすのが最高っす。

で、実際にこの曲がギターロックとは違うビートを取り入れながら成功してるのが素敵。
グルーヴがあり、かつちょっと切ない。やっぱWeezerだー。

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【13】 Fading / Toro Y Moi

アルバムの一曲目から子気味のいいビートが流れてきてニッコリ。
これがアルバムの間ずっと続くからたまらんのです。イントロ聴いたらついアルバムを聴いちゃう。ほんとリピート率の高いアルバム。

細かいリズムのままに、ゆったりしたグルーヴも感じられて……最高のアンニュイ・ダンスチューン。

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【12】 New Tribe / Powder

日本のDJ/プロデューサー、Powderのテクノトラック。

面白い重低音の響かせ方をしているトラックが最高なのもあるんだけど、なによりこの曲を印象付けるのがAC部のMV。
もともと頭がおかしくなる奇抜な作風なのに、今回はパラッパラッパー的な3D技術を採用してさらなるカオスの極みへ。
あっさりと顔/身体のパーツは分離し、物語も(サイケに)予想外な方向へと転がっていく。

わけがわからないんだけど……ビートとは絶妙に絡み合ってて癖になる。
つい最後まで見ちゃう。なんか意味がある気がしてくる。
ほんとテクノのMVは面白いっす。

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【11】 明け方 / カネコアヤノ

アルバムには良い曲がいっぱいあるんだけどライブで披露されたときに、歌詞でガツーンと殴られたこの曲を。

”不安なまま朝を迎えてしまった だからギターを弾くしかないんだ 君が例えば知らないところで 誰にどんな喋り方をしてるとか”
シンプルな言葉で人間の心の本質をガシッと掴むこのイントロにやられ、
”言わなくていいこと たくさんあるね 笑い飛ばしてくれよ くだらない夢の話”
ってフレーズでもう降参でした。天才だー。

アルバムをまるごと弾き語りverにした『燦々 ひとりでに』のほうが歌詞の魅力は伝わってくるかもしれません。

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【10】 MAH / The Chemical Brothers

アッパーな要素の多い新譜のなかでも特にレイヴィーな曲。
もはや乱暴といっていいくらいにギラギラなシンセがたまんない。
一回目の爆発あとのドライブしていくベースも死ねるヤツです。

ひたすらにテンションがアガる!!!!

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【9】 Intro / Robert Glasper

アルバムのイントロ扱いだけど4分46秒ある。
Chris DaveとDerrick Hodge+DJのセッションに合わせてラップ……というよりメンバー紹介を中心のMCが入る。

リズム隊のかっこよさがエグいとしかいいようがない!黒いイルネスに一発KO。
たぶんサラッとセッションしたんだろうけど、笑っちゃうくらいにカッコいいっす。

とにかくクールにドープ。雰囲気最高。

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【8】 Out of Control /3 / FEVER 333

ちょいドラムン的なスピード感のあるトラックに合わせて勢いあるラップ→キャッチーなサビへと展開するのがカッコいい「Out of Control」部分で最高なのに、さらに大サビってなスケールの大きさで感動の渦に巻き込む「/3」部分に繋げる大曲。

FEVER 333はすんごいバンドだけどここまでやられると……ビッグバンが起きちゃうよ!ってな強烈さ。
初めて聴いたときは、誇張抜きに目の前に光が広がって、動悸がめっちゃ速くなりました。
”あたい新しい扉を開いちゃった……”みたいな。

ほんとこの大サビは必聴です。
エモーショナルのナイアガラの滝や~(彦摩呂風に

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【7】 LAST SCENE / ねごと

惜しくも2019年に解散してしまったねごと。解散発表後にリリースされた最後の曲。

ラストソングで
”失くしたままでいいと思った 届かないと嘆くより 時が止まればいいと思った これ以上大事なものはいらない”
”なんで涙が溢れる ひるまないで歩ければいいのです”
なんて歌うとか殺しにかかってきているでしょう。

曲も後期のダンスミュージックの要素にバンドサウンドをうまく混ぜてて素晴らしい。
なんたってAメロ・Bメロ・サビのすべてメロディが号泣モノ。
跳ねまくるBメロでもうノックアウト寸前なのに、さらにサビでトドメをさしにくる。すんごい曲。

ラストを意識した曲としてSAKEROCKの「SAYONARA」に続く名曲だと思います。
良いバンドだった!

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【6】 さらしもの feat. PUNPEE / 星野源

SuperorganismとのSame Thingも革命的によかったけど、一番好きなのはこっち。

サンプリングを使った古き良きヒップホップ・マナーなトラックが最高。
しばらくこのフレーズが頭から離れない時期がありました。気づいたら鼻歌で歌ってた。軽く踊りながら。

サビのメロディも素晴らしいしラップもよい。
意外とできるやん!ってな源さんのラップ……のあとにさすが本職ってなフロウの多さで見せるPUNPEEのカッコよさに痺れる。

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【5】 Ambulance / Battles

Battles新譜の一曲目。異常にこの曲好きっす。
鳴ってるフレーズすべてが好き。

ドリーミーなイントロ、グイングインとドライブするベース、耳が天国になるドラム、突然に挟まれるお祭り騒ぎなフレーズ。
大きくわけるとこの4要素だけの曲なんだけど、その足し算割り算が素晴らしい。
音が増えるたびに”うほぁ!”ってなって、減るたびに”くぅ~!”ってなる。

ほんと全部が最高。
だけど特にドラムはこれで一ヶ月は何も食べなくても生きていけるくらいに大好きっす。

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【4】 小さな声 / ハンバートハンバート

ハンバートハンバート、2019年唯一の音源化曲。これがまた破壊力がすごくて。

Youtubeコメント言葉を借りると”何人を救える曲なんだろうって思ういい曲はたくさんありますが、この歌は1つ上。 誰かを救える人を何人増やせるだろうって曲”

綺麗事ではない、人間の闇の部分をグサッと歌いながらも、きっと人々の意識を良い方向に動かしてくれるだろう曲。

”どうして見えない どうして聞こえない 笑っていると 本気で思うのかい
そんなわけないだろう そんなはずないだろう 笑うくらいしか できないんだよ”
この一節には胸が張り裂けそうになりました。

メロディが素晴らしい。お得意の最後に上に転調するのも涙モン。
またハンバートハンバートの大名曲が生まれました。

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【3】 Sprite / Hei Tanaka

Hei Tanakaを象徴するインスト曲。
ホーン隊が不協和音が飛び交うようなフレーズをはさみ、異常に元気の良いベースが走り回る。
カオスにポカーンとしてるトコロにふいに飛び込んでくる和やかなフレーズに心がホクホクしてる。
最初から最後までわけがわからないまま、気づいたら感動してるっていう凄さ。

で、しっかり聴くとめちゃくちゃ計算されてるんですよね。
全員が大騒ぎしながらも同じ方向に向かってワタワタしてる。

まるでカートゥーンアニメのチェイスシーンのように緩急も見事に入ってて、逃げるのに成功したかのようなタイミングでキャッチーなフレーズが入る。
安心して踊って歩いてたら……やっぱもうひとトラブルあって結局大騒ぎ。みたいな絵が浮かびます。

まずカオスにぶっ飛ばされてください。
そして何度も聴いて吟味してください。
とんでもない曲ってのに気づくので。

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【2】 ちょっと今ここだけの話 / 知久寿焼

元たまの知久さんのソロ曲。

あの特徴的な声の知久さんが”変な声で歌う この人の歌を 聞いている私 私は今ここにいる”と歌う衝撃たるや。
あぁ自覚してたんだ、と。そしてそれを最大限に活かした歌詞をイカ天出演から30年経ったイマ歌うことに心震えます。

直球で胸に響く牧草的なメロディで歌っていき、最後に
”こんなにいい気分で歌う この僕の歌を 
聞いているあなた 君は今ここにいる 僕はいまここにいる
ちょっと今ここだけの事だけど
みんなちゃんとここにいる”
と対象が逆転し、広がる。なんて素敵な曲でしょう。

この曲をムジカジャポニカのライブで、目の前で歌ってくれて号泣してしまいました。

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【1】 Genesis / DEVIN TOWNSEND

ここまで頭がおかしい曲を聞いたことがない。
DEVIN先生は小宇宙を頭の中に宿しておりますが(そのため禿げ散らかした)、その小宇宙がこの現世に出てきてしまった。そんな曲。

ゴスペルもオペラもクラシックもデスメタルもテクノもインダストリアルもプログレアンビエントチップチューンもジェントもポスト・ロックもディスコも南国もアフリカも……全部詰め込んで宇宙に飛び立ってしまったカオス。いや、ビッグバンが発生してます

乱暴に説明するなら微ダンスビートとザクザクのギター。歌はオペラティック……なんだけど含まれる世界観がわけわからない。なんでも原型のままブチ込んでるのに不思議と全部が混ざり合ってる奇跡。こんなのができるのはDEVIN先生だけです。

激速ブラストビートから”ジェーネシース!”のド迫力コーラスのエネルギーにはもう笑うしか無い。

もう言葉じゃ説明できないのでとにかく聴いてください。
混沌をさらに加速化させるサイケ極まりないMVも素晴らしい。視覚的にも2019年のベスト!

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DEVIN先生が1位とHei Tanakaが3位で、自分はわけわからん曲が好きなんやなぁと実感;

2019年は色んなジャンルからバランスよく良い曲が出てきました。
とくに直球なテクノで良い曲があったのは嬉しかったなぁ。

2020年はまともなリリースが少なくなりそうなのでどうなることやら。
いまでもできる方法を模索しているアーティストもいるけど、やはり従来のスタジオに入ってしっかり……ってのが出来ない現状は辛いんだろうなぁ。


アルバムと同じくYoutubeのプレイリストを作りました!
良い曲ばかりなのでぜひ見て/聴いてみてください~。嬉しい出会いがあるはず!

[Youtube Playlist]
https://www.youtube.com/watch?v=1n7uvokARQ4&list=PL7A-dJHdhdelMtvUcUX8a5X_j3IrXFPce

Spotifyの方は誰も使ってないんかなぁと感じたのでナシにしました。
Youtubeはとりあえず最低でも自分が超使う。

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*1:オレの家族はいつもNOFX(バンド)とオレの家族はいつもNo Fuckin Straightedgeのダブルミーニングか?