コロナ禍以降3年目の横田基地日米友好祭。2024年5月18日の土曜日に行ってきた。
去年と同じように大宮8:53発のむさしの号で立川まで楽々移動し、行列は駅の西側に達しているからとそっち方面に出ると、なんと行列は去年より300mも長い! たっぷり2時間以上並んでようやく入場できた。
手荷物検査に並んでいる間にF-16が2機離陸し、「今年は飛行展示が見られるのか」とありがたく思う反面、「でも2回も航過したら着陸だし、撮影は間に合わない……」とも思った。
しかし、手荷物検査を終えて入場してもまだ飛んでる!
おかげでカメラを用意し、望遠レンズも準備して撮影できた。300mmではかなり小さく写るが、等倍切り出しでアンシャープマスクかけてこんな具合。
決してベストではないが、手持ちの機材で戦闘機を撮影するチャンスを確保できた。
飛行展示は派手なアクロバットはしないものの、回数が分からないほど何回も滑走路の上を飛んでくれた。
おかげでイタチの絵を描いた垂直尾翼もしっかり撮れた。
ちょっとブレてるけどパイロットが手を上げて挨拶してる。
しかし戦闘機は速いw
アフターバーナーも点火して上昇反転とそれなりに派手な飛行をしてくれた。以上写真は全部トリミング。
すっかり昼過ぎなのでビールとハンバーガーで昼食。円安で缶ビールは400円w ハンバーガーも高かったが、昔の適当に網で焼いてパンに挟んだのと違い格段に美味しかった。
そして飛行展示エリア。KC-46が配備されていつまで見られるか分からないKC-135。ちなみにA-10はもう来ていない。
C-5Mは間に合わず、大型輸送機はヒッカム基地から来たC-17だけ展示。
現在嘉手納基地にローテーション配備中のF-22。2012年以来12年ぶりの展示となる。所属はヒッカム基地の199飛行隊。
前回はM4を手にした衛兵が監視していたが、今回は物騒な監視はなく、なんと後ろからも見られた。エンジンにカバーをかけて大事なところは見えないようにしているらしい。
製造が終わっているとはいえ今も「最強」のステルス戦闘機の一つであるF-22は大人気。嘉手納には2個飛行隊が展開しているので、人民解放軍も滅多なことはできない。
ステルス機のギラギラ塗装。いい具合に経年変化も進んで模型で再現するのは大変そう。
並んでF-16も展示。
こちらは州空軍のF-22で、ミネソタ州とサウスダコタ州から嘉手納基地に展開中のようだ。写真は垂直尾翼に犬が描いてあるミネソタ州の機体。
隣はサウスダコタ州の機体。
垂直尾翼にオオカミのペイント。機体はギラギラしたグレー一色で、どうもどちらもHave Glass Vのステルス塗装のようだ。
岩国基地からEA-18Gグラウラー。
航空自衛隊のF-15。懐かしい梅マークの305飛行隊。
UH-1N。天気がよくて絵になる写真がいくらでも撮れる。その分暑くて熱中症のリスクは高い。ビールとソフトドリンク合わせてて2Lぐらい水分を補給した。
C-130J。埼玉県ではこの機体はよく飛んでいるのを見る。
たまにはこの鳥居も撮ってみる。
航空自衛隊が宇宙作戦群のブースをアピールしていた。自衛隊もどんどん新しくなってきている。
横田基地の友好祭の人出は、2日間で合わせて30万人、去年より10万人も多かったとのこと。ついに世間にこのイベントの良さが知れ渡ってしまったかもしれない。
その一方で、入場の行列が長く、帰りもゲートから拝島までずっと途切れず行列ができていた。楽をしたかったら雨でも望むしかないのであろうか。
軍事や自衛隊のことが「日陰者」であった時代が懐かしいが、注目が集まっているのは安全保障環境が厳しいためでもあり、喜んでばかりはいられない。
欧州の航空祭のようにいろいろな国のいろいろな機体が見られるのがベスト(欧州もそれどころではなくなってしまった)。