2009年ベスト/ワーストアニメ

http://d.hatena.ne.jp/ill_critique/20091220/1261317064の企画に参加

ベスト
GA 芸術科アートデザインクラス
とかく芸術系の高校で女子高生というと「ひだまりスケッチ」というのがあって、あの作品はアニメではシャフト色を色濃く出して安易な萌えというのを回避しようとしていたが、この作品は萌えを肯定しながらもその存在の中でストーリーをテンポよく組み立てていったのが良かったのではなかったのではないかと思う。

青い花
百合作品の王道。原作の空気感をそのままにしてより深くゆったりとした時間が流れていくようだった。そしてふみちゃんの声優を高部あいにしたのは大正解だったと思う。上手くはないんだけど、ふみちゃんのキャラクターには一致していたと思う。惜しむらくはジャンルの特殊性と時間帯だろうか。もっと多くの人に見てもらってもいい作品ではないかと思う。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
このエヴァなら納得。劇場版で見る価値が本当にある。圧倒的なスケールと戦闘シーンもさることながら、各人の行動原理がかなりクリアになっているように感じる。何故、庵野監督が新しいエヴァを作ろうとしたのかというのを感じられたし、早く続編を見てみたい。宇多田ヒカルの主題歌もかなりいい。


ワースト
涼宮ハルヒの憂鬱
これは前作が割りと好きだったその落差というのも十分考えられるのだが、それにしてもエンドレスエイトの必然性は何だったのかと問いたいし、消失をわざわざ劇場版にする意味とは何だったのか全く分からない。というより見せ場がまるで何も無く、エンドレスエイトのあの繰り返しも超監督涼宮ハルヒの仕業といっても空々しく思えるこの体たらくが問題だろう。


個人的には他に『東のエデン』『けいおん』『ささめきこと』は結構推している。

もしかしたら遺伝子レベルでの問題かもしれない

最近、労組に加入する若い人が増えているとの事。否応なしに今、若い世代は世代闘争に巻き込まれている。相手は座席を後進に譲らずいつまでもその椅子にしがみつく団塊の世代、あるいは自分中心主義がそのまま管理職になり強権的な態度を振舞う氷河期世代。彼らに立ち向かわなければ確実に彼らは世代として没却してしまうし、大きく日本の国力は落ちていくだろう。大体、東大や京大を卒業した人間がニートやってたりフリーターやっている時点で国としては大きな損失なのだ。
かたや、当たり前の権利である有給休暇やサービス残業の撤回などを争う社会人全般。相手はもちろん会社であり政府である。それをやらなければいつまで経っても自殺者や過労死は減らないし、将来への希望は湧いてこないだろう。

だが日本人の性質がここで大きく邪魔をしているように思える。日本人は元来からお上に盾突く行動を余りしてきていないように思える。否、しているのだが結果的には鎮圧されているのだと思う。例えば戦国時代から江戸時代の一揆などがそうであるが、結果として成功した例はあまりない。首謀者は大体処刑されているなどの重罰を課せられている。仮にその結果の後に善後策を上が取ったとしてもその犠牲はあまりにも大きいものであるし、あるいはそのような事が起こってその責任を取る人物は現れても、その事をゴールにしてしまい求めていた成果は玉虫色へと変化してしまうのだ。責任が矮小化してしまうのだ。
海外、特にヨーロッパであれば民衆が勝ち取った権利などは数多ある。民衆が民衆自身が動けば結果は変わるかもしれないという事実を彼らは無意識に歴史から学び取っているのではないかと思う。古くはフランス革命、新しいところでは東欧革命になるのだろうか。指導者などはインテリ層ではあっても大多数は専門的知識を余り有しない民衆なのだ。

もし日本人がヨーロッパの民衆と同じメンタリティを持っていたら、今までに何回大規模な運動が発生していただろうか。国民の運動が無い限り、政治もまるで何もしようとはしないだろう。政治とは何もしないかインクリメンタリズムこそ善で、急進主義は悪なのだ。その意識を持っていない限り我々がいくら今の民主政権を批判しようがそれは自分達が生み出した物であり、結局自己責任論に落ち着いてしまうのだ。

誰かが言っていたが、今の経営者と正規労働者と非正規労働者というのは完全に身分制と意を同一にしていると見ていいと思う。そしてこのままでいけばその身分制はますます強化されるだろう。しかしその身分制は上から決められたものではなく、自分達が何もせずに傍観した結果生み出したものに他ならない。非正規労働者はだんだん気づき始めているみたいだが、正規労働者は既得権を離すまいとして必死の人もいる。それをまず離さない限り日本のリスタートはないのではないかと考える。長期的に見れば今の日本の状態が将来に向かってプラスに働くことはまず考えられない。

ここ数日最悪の精神状態でした。

自分の悪い癖に『悩みを溜め込みすぎる』というものがあって、実は前の会社もそこからくる病気に悩まされ辞める事になりました。ちなみにその会社は今にして思えば本当に神会社でワークライフバランスをかなり重視している会社だと思います。その中で、病気になってしまったのは何とも不運だったわけですが、今回、また同じ状況に陥りそうになりました。

今の会社の問題点。
・会社の方針として『モラル』を重視しているのだが、上司が守っていない
という状況があります。例として、
 ・仕事上の問題があり注意する場合、『辞めさせるぞ』や『クビにするぞ』という言葉を使ってくる。
 ・罵声を浴びせる事を正当化している。
 ・客前で平気で社員などに罵声を浴びせる。
ちなみにうちは客商売をしています。まあうちの部署は店舗ではなく物流倉庫なので純粋な購買客はいませんが、外部業者が頻繁に来るような状況です。
他人にモラルを要求するくせに自分は全く守ろうとしないという状況。あるいは自分は守っていると勘違いしている状況はいかがなものかと思うわけです。まあこの状況はおそらくはどこにでもある事だと思うけれど、社是を平気で踏みつけるような社員が管理職で、そういう輩が上からの受けが良いという状況はいかんともし難いですな。まあ2年前の夏に大失態をしたのに責任を取らされず、あまつさえ昇進をしてしまっている時点で会社の組織としてダメなんだと思います。

・計画性を立てているように見えてまるで計画性が見えない
・人から意見を集めると言っているわりには自分に耳障りな事には耳を塞ぐ。
etc…


そいつがいつも言っているのはグループで作業する重要性なのだが、一番グループ作業に向かないあんたが何言っても意味ねえよと思ってしまうわけですね。
まあ自分の性格上、今の岡田外務大臣みたく『原理主義者』という側面がある以上、どうしてもこういった矛盾した事に目を瞑る事が出来ず、闘牛士みたくあるいは2ちゃんねるのスレみたく華麗にスルーが出来ないんですね。これはかなり不都合な性格で社会人としては致命的ではあるのですが、どうにも我慢の限界に達したようで、両親にもその旨を打ち明け、今ここまで精神的には落ち着きました。母はともかく父もある程度の理解を示してくれたのは意外でしたが。
おそらく3日後くらいに社員にその事で話し合いをする事でしょう。その結果では自分が職を追われる事になるかもしれないけど、自分は自分の信念を信じてぶつかっていこうと思います。たぶん自分がこんなに自分の考えを吐き出すのは久し振りになるでしょう。

緊張の初ライブ

日曜日に新潟へ向かった。理由はGRANRODEOのライブである。
ライブというものに向かう事自体これまでに全く経験はなく、前日から緊張に緊張が重なって全く眠れず、それどころか胃がキリキリ痛む始末。おいおい俺はライブを、しかもとても大好きなGRANRODEOを間近で見られるのにどうしちゃったんだい?という状況。
大宮から上越新幹線で新潟へ到着。しかし着いた時間が12時前で開場までまだ3時間以上ある。新幹線改札を出て万代口の方に向かう跨線橋の上で、リバイバル運転された「とき」を眺めるも、そんないつもなら楽しめるイベントすら楽しめないくらい緊張していた。俺、何も新潟に面接に来たわけじゃないんだけどな…と心の中で呟きながらも、万代口近くの待合室で時間を潰す。そこは新潟放送のサテライトスタジオになっておりかつホームの様子も丸見えで、鉄道オタクな俺からしたら歓喜な場所だったのに全然そんなものに目を向けられず、内野行きワンマンカーが出発するのを眺めながらどうしようか悩む。
とりあえず、着替えの入ったバックなどをロッカー(suica対応)に入れ最小限の荷物を肩に掛け、新潟LOTSに向かった。途中ぽつぽつと雨が落ちているのを確認しながらも頭のニット帽がそれを防いでくれる。やはり埼玉と新潟では気温が違うようで、それと海から吹きつける風が余計に体感気温を低く感じさせる。トボトボと一人歩くと前にはロデオガール2人組が見える。確信はないけどたぶんそうなのだろうと勝手に想像しながら向かうと、LOTS前にブックオフが見えてきた。あまりブックオフをはじめとする中古書店に入る事はないのだが、そのまま会場に近づくのがなんとなく躊躇われブックオフに吸い込まれるように入る。適度に設定された温度の下なぜかドラゴン桜を読む。なんとなく興味はあったけどドラマ版でしか知らなかったから読んでみたのだろうと今にしたら思う。しかし、読んでいるはずなのに肝心の内容が余り頭に入らない。緊張感だけが体全体を包み込み、聴いている筈のGRANRODEOの曲もただ耳の中で流れているだけなのだ。
埒が開かない。意を決して会場に向かう。学校の横を通りセブンイレブンが横に来る頃には先のライブハウスの所に人だかりが見えてきた。その時は知らなかったがこの列は物販の列との事で、自分もとりあえず並んでみる。この時の男女比率は3:7くらいだろうか?思っていたよりは男が多く、その点では凄く安心はしたし、さすがは君のぞらじおなどから(俺もこの君らじの大ファンでそこできーやんが好きになった)男性のハートもがっちりキャッチするきーやんだと思い改めてきーやんに感謝。海から吹いてくる風と戦いながら並び周りを見ると、みんな知っている人同士で色々話しているようで、中には一人で来ている人がいて携帯をいじっていたりしている。無論、俺もその一人で埼玉の友人に電話をするも出ずメールで『新潟は寒い』というメールを送る。

…というような事を書いてみた。
実はこの後、ライブ会場で知り合いになった人がいて(なんとロデオガール!!)彼女と万代シティにある『イタリアン(焼きそばの上にミートソースのあれ)』の店でイタリアンを食べて、思いの外旨くB級グルメ好きとしてはかなりの評価。ちなみにそこにもロデオボーイ&ガールが結構いた(ありゃ県外の人かな)。

ライブは本当に盛り上がった。ライブでしか味わえないこの感覚はなんだろうと思ったけど、なるほどこれだったら全部の会場に行く人が現れてもおかしくはないし、俺も時間とお金があるんだったらやってるかもしれない。この高揚感と非現実感は何にも代え難い、それがライブの本質なのかと硬い言葉で並べてみた。個人的にはmodern strange cowboyは本当にライブ向けの曲だと思い、そこからアウトサイダーに繋がった時は涙が出そうになり、snow palletの振りもやってみたかったのがやる事が出来たし、Go For It!のIGPXを全力で叫べたし、コールを全力で叫べたし、アンコールの『グラン』『ロデオ』があんなに長い時間言い続けているものなのかとびっくりしたり(DVDだとカットされてるんだろうな)、きーやんの視線が俺に向けられた時のあの緊張感と幸福感の交錯、それら全てが渾然一体となって俺の中に押し寄せてきた。ただそこにいる、その満足感は何にも代え難い。

ライブ後、知り合った人とへぎそばを食しカラオケでGRANRODEOの曲をひたすら熱唱。部屋に戻ったのは23時前になった。ちなみにその前にコンビニで飲み物を買って店を出た所で、仕事場に昔いた女性にそっくりの人がいた。確かその人は新潟市が出身で…大学はでもまだある…でも4年生だったような…だとしたら今故郷に戻ってきててもおかしくはないよな…と考えていたらすでにいなくなっていた。未だに謎な出来事である。


総括としては何よりもライブが最高という事実だ。好きなアーティストを間近で見て会場の一体感を感じて…ライブの醍醐味を感じた。実は自分は東京公演も行くのでその練習という意味では新潟に行って大正解だった。そして何よりも知り合いになってくれたロデオガールには本当に大感謝です。彼女がいなければこんなに楽しい時間は過ごせなかったでしょう。彼女は新潟在住の方で現地で別れましたが、また機会があったら会って遊んでみたいと思いました。

日本人の難点

日本人には当事者意識が薄いように思える。

例え話

『朝の通勤ラッシュの時間に、その路線で飛び込み自殺が起こりました』

こういう状況が起こった場合に、

『自殺するんだったら他のところでやれよ』

という発言をする人がいる。この発言は割とよく聞かれる言葉で言う方も結構軽い気持ちで言っているのだが、よく考えればとんでもなく他人事で酷い発言である。確かに自殺した人間の経緯などは知りようが無いし、自分の通勤も邪魔されて朝から躓いた気分になるのは否めない。
現在、日本の年間の自殺者は3万人を超える。背景などは諸々あるだろうが、今一番多く自殺している年齢層は若年層である。これからバリバリ働いて国に納税をしていく人間が次々と自発的に命を絶っているのだ。この事実を知っている人は多くてもそれに具体的な感想が持てず、上記のような発言を繰り返すのだ。そういう人が死ぬ事によって、国にとっては3万人分の所得税などの税収が減る事になる。法人税その他諸々に比べれば微々たる額かもしれないが、それが数年続けば大きな額になり得るのだ。もっとも国は自殺者対策といっても大した対策をしていない以上、まだ余力があるのかとも思ってしまうのだが。また国民にしても現在の社会保障制度は基本的に助け合いを前提に作られている。年金は現役世代の納付を引退した世代が貰う構造になっている。となれば、そのように自殺者が増える事はそのような制度での一人にかかる負担が大きくなっていく。現在、財源の確保で民主党は躍起になっているが、それが出来なかった場合跳ね返りは国民に向かう事になる。
ここまで考えてなお上記の発言をするのなら私は止めないが、自己責任という名の思考停止(ワープア諸々)など、最近とみにそういう状況に出会う事が多く感じたのでこのエントリーを上げる。というか上記な考えって絶対に健全ではないよな。

やっぱり高校生クイズやばかったんだな。

ただでさえテレビは全く見ないんだけど、今回の高校生クイズはちょっと見ただけでも、高校生クイズとしてカウントするくらいのおごがましさを感じてしまった。
もしかしたら自分の感覚が違うのかもしれないけど、クイズって知識を問うのであって知能を問うものではないと思ってた。まあ、過去にも高校生クイズの場合、推理をさせたりテーブルマナーをさせたりしてたけど、その一方でしっかり知識を問う問題が多かったので、バランスとしてはしっかりしていたんだろうなって思う。でも、今回のは知能テストというか少なくともクイズではないように思う。まあ編集云々とかは他の人が散々指摘しているのでそちらに譲るとしても、その点がねえ…。今回のこの状態をクイズ屋の人や、クイズの問題作成をしている人はどう思うんだろう?
てかさ、たとえば進学校に的を絞る方法にしてもね、今までだって、浦和高校とかラ・サールとか筑駒というような日本に名立たる高校が優勝しているわけで、別にそんな最初からそういう方法取らなくたって、十分彼らは残る力があるわけだよ。高校野球だって優勝するのは強豪校が多いけど、それぞれの高校は必ず1回はスポットライトを浴びるようになっている。それは厳しい地区予選を勝ち抜いたが故でしょ? 高校生クイズの出場校だってそこは変わらないわけでさ、それをこういう馬鹿みたいな演出をしたが故に、高校生から不満はあがるし視聴者からも学歴社会とリンクする反感を持たれてしまう訳ジャン。それって得策なのかね? 俺には斜陽化としか思えないんだが。
これ、ライオンは来年もやるのかね? 俺が社長なら確実にスポンサーを降りるだろう。良い頃合いだって言って。

衰退への道

福田の馬鹿が退陣らしいが、自分は仕事の疲れで9時には寝てたので、気づいたのは朝。

もうね共産党あたりが政権の座に就かない限り、日本人が目を覚ますことはない。共産党共産主義を掲げようがそういう問題ではなく、共産党が政権に就いてしまうという状況がどれくらい酷いかという事だ。共産党の支持者の人には悪いが、共産党の成り行きは日本政治にとってすればアラートになり得るのだ。党員が1万人増えたとか、加えて過激な指向性を好まない日本人が共産党の思想に共感を覚えるというのが、自民党民主党からして如何に危険か?という事である。
この時期に共産党に言える言葉は、もういい加減に自衛隊の存在を認めて護憲姿勢を封印してくれということだ。今の経済政策や福祉政策だけでも既存の保守政党とは違う独自色を出せているのに、前者の言い分がすべてを消してしまっている。そう言えば、皇室に関しても扱いがかなり微妙になる、その部分でもかなり支持を失っている。そこらへんをどうにかすれば共産党は20議席は確実に増えるし社民党と同じ轍は踏まなくてすむと思うのだが。というか、この情勢下で本気で多数党を狙わないのはいい加減、頭に蛆が湧いているとしか思えないんだが。



↓以下本音

そして、いい加減議員個人の支持者は全員死ねと言いたい。そいつの人柄や(まあ首相レベルなら人柄も重要だが)地縁で選ぶんじゃねえんだ。政策がどのようであるか、そして如何に実現可能か、その両論が成り立ってはじめて議員としての性質を持つ。それすら見ずに、大物政治家だから何かおこぼれでも貰えるんだろう的に考えている馬鹿が多いから、くだらねえ政治家しか出ねえんだよ。

↑以上


ホント無責任極まるとはこのことだ。