雑感 消費増税見送り、オーストラリア経済、ブラジル経済、衆院解散

消費税増税見送り。日本の財政状況はより困難に。しかし首相の発言を考えると、将来的な増税は避けられないということであろう。この4月に行われた消費税引き上げの際に業績を伸ばすことができた企業とできなかった企業を振り分けておいてもよいかもしれない。

豪印FTA交渉に豪は前向き。中国との間にFTAを締結させるなど、豪政府は親ビジネス姿勢か。

ブラジルの経済情勢はきわめて不透明な状況。国営石油企業への調査が入り、大統領選挙も現職再選となるなど1年くらい前に想定していたときに比べ、よい方向へは進んでいない。ブラジル債券への投資を減らす。

衆議院解散され総選挙へ。首相はアベノミクスと消費税見送りを争点としたい模様。しかし、集団的自衛権原発再稼動、特定秘密保護法案などの論点についても分析が必要ではないかと考える。

個人的雑感 P&G、中豪FTA、アベノミクス

バークシャーP&Gを手放すことについて。電池事業を買い取るようだが、電気自動車などへの展開を考えているのか。P&G株を使った買収により節税効果もあるらしい。電池事業は地味だか堅実なビジネスでバークシャーらしい事業であると。残されたP&Gは集中選択の改革を続けていくそうだ。

中国とオーストラリアのFTA締結。オーストラリア経済にプラスに働くだろうが、オーストラリアの生活の質が低下することはないか。

ジムロジャースによると、日本株は2年くらいは好調であろうが、生活する者にとっては辛い状況になるだろう、アベノミクスは破滅的な状況を生み出すと。

インドは魅力的か

インドに関する好意的なニュースが増えてきている。
今日は、アマゾンがインドで20億円を投資するというように記事があった。また無印良品はインドの開拓に乗り出そうとしているという記事も数日前にあった。

私自身はインドの株式市場には積極投資をすべきときではないと思っているのだが、人口の多い国でもあるので注目はしていきたい。

バフェットからの手紙2013

ウォーレン・バレット氏の手紙がインターネット上で公開されました。
その内容の一部を日本語でまとめられているとても分かりやすいウェブがありました。


改めて読み直して、基本にかえり頑張ろうと思えました。
http://betseldom.blog.fc2.com/blog-entry-572.html

これまでの投資成果の振り返り

これまでの投資を振り返ってみた。
銀行に預けているよりは良い利回りではあるが、大して良い利回りでもない。
海外株式や新興国株式よりも、国内株式のほうが良い結果となっている。


各年の投資利益率(時価総額増減と配当金の合計)を集計した。
平均値は、単純平均で求めている。


(0)合計:平均5.1%
2013年 30%
2012年 16%
2011年 ▲5%
2010年 4%
2009年 4%
2008年 ▲33%
2007年 4%
2006年 21%
 

(1)国内株式:平均6%
2013年 37%
2012年 15%
2011年 5%
2010年 12%
2009年 ▲2%
2008年 ▲24%
2007年 2%
2006年 3%


(2)海外株式(先進国):平均1.4%
2013年 33%
2012年 22%
2011年 ▲1%
2010年 5%
2009年 1%
2008年 ▲61%
2007年 ▲3%
2006年 15%

2004年 

(3)新興国株式:平均1%
2013年 18%
2012年 20%
2011年 ▲30%
2010年 1%
2009年 24%
2008年 ▲61%
2007年 4%
2006年 32%

2013年1年間の投資成果

ポータルサイトの「投資成果」を更新しました。
2013年1年間の結果を記しました。

http://blog.livedoor.jp/sotckryman1980/archives/55585704.html


2013年は、非常に大きく大きくプラスとなりました。

国内株式の大幅上昇をはじめ、円安による海外株式や新興国株式の上昇、堅調な米国市場など、追い風が吹いた1年間でした。
また、時価総額比率ではポートフォリオの入れ替えを進めたため、日本国株式を減らして海外先進国株式の比率を高めました。比率としては、目標としていた状態になっています。


2014年は、経済の引き締めが懸念されています。
その一方で、インフレが進むリスクへの懸念は残るため、株式にはインフレへの耐性があると考えているので、優良企業だと思う企業への投資を引き続き進めます。


また、投資信託などを活用して債権への投資も活用していこうと考えています。

バフェットの株主への手紙−2012年


日経ヴェリタスに、バークシャー・ハザウェイ会長のウォーレン・バフェットによる株主への手紙が掲載されていました。
その中で、とても感銘を受けた文章があります。


「願うことで夢がかなうというのは、ディズニー映画の中だけだ。願うことは、ビジネスでは毒である。(But wishing makes dreams come true only in Disney movies; it’s poison in business.)」


バークシャーの2012 Annual Report 19ページ 4段落目です。
http://www.berkshirehathaway.com/2012ar/2012ar.pdf


なぜ毒かというと、願うことで、自分の望む答えを正当化する理由をさがすようになってしまい、いずれ失敗を犯してしまうためです。
現実を客観的に冷静に直視せよ、という、とても厳しく大事なメッセージだと思います。