つるべ落しの秋の始まり

大滝詠一とか、シュガー・ベイブを最近よく聴く。
特に、こないだ買ったNiagara Moonの中の、シャックリ・ママさんって曲、イントロから演奏が日本人離れしてる。ベース(もちろん細野晴臣)のうねり方も、林立夫のリズムを刻むシンバルもすごくスリリングです。フェラ・クティと続けて聴いても違和感無い。ただ、すぐ終わってしまうのが残念。10分くらいジャムってるのを聴いてみたい。大滝さんのバディ・ホリーを模した(?)シャックリ唱法もカッコイイ。今度CDRで自分コンピ作るとき、この曲を一曲目に持ってこようかとか妄想してしまう。最近全然作ってないんですが。
シュガー・ベイブの11曲中、8曲を叩いてる上原裕も大好きなドラマー。跳ねたり歌ったり。ただ、正式ドラマーであるはずの野口明彦が3曲でしか叩いてないのは疑問だった。なぜなら、Down Townではチッチキチッチキ叩きながらバスドラを絶妙にドコドコ踏んでて、それを聴く限りかなりの腕前のドラマーで、交代させる必要なんてないと思ってたからだ。でもそのドコドコが実はオーバーダビングで、バスドラじゃなくフロアタムだってことを村松さんの回想録で読んだ。さらに、野口さんはかなりリズムが不安定だったらしく、アルバム製作に不安を感じた山下達郎がクビにして上原に協力してもらったらしい。ふーん、なるほど。(個人的にはShowやSugarのドラムも好きなんだけど。特に前者。)この唯一のアルバム「SONGS」は聴く度に新しい発見があるアルバムで、最近ほんとよく聴いてるのに全く飽きない。こんなのStone Rosesの1st以来です。(ローゼズのほうがヘビロテ度は高かったけど。)

忘れられるかな

聴くたびor見るたびに涙でそうになっちゃう曲リスト
The Weight,
I Shall Be Released/The Band
See Me, Feel Me(live at Woodstock)/The Who
God Only Knows/The Beach Boys
Broken Arrow/Buffalo Springfield
紙ヒコーキ/荒井由実
Redemption Song/Bob Marley
I Wanna Be Adored,
Elephant Stone,
She Bangs The Drums,
I Am The Resurrection(全部live at Blackpool)/The Stone Roses
などなど

んで、今この中で一番タイムリーなのが荒井由実で、デビューアルバムは全曲最高だけど、中でも一番好きなのが紙ヒコーキ。イントロのペダルスティールギターの音色だけでもう心がぐにゃぐにゃになってしまう。はっぴぃえんどの「空色のくれよん」、細野晴臣の「恋は桃色」でも似た音が聞こえるので、クレジット見てみると3曲とも駒沢裕城となっている。この人、リングリンクスってバンドに参加してたみたいなのでそのシングルを買ってみた。期待したあの音色が聞けたが、もっと大々的に聴きたい!ので全編インスト(!!)らしいソロアルバムも聴いてみるつもり。ペダルスティールギターって楽器自体にも興味でて調べてみたけど、ギターつっても普通思い浮かべるような、抱えて持つようなものではなくて、お琴onキーボードみたいな感じで、とにかくギターって名前から想像するものとは全然違ってた。駒沢さん以外の人が弾く音もYouTubeで聴いてみたけど、僕は単純にこの楽器の音が大好きになってしまったよう。(中には普通のエレキギターみたいな音色出してる人もいて、それはつまんなかったけど。)僕はこの楽器の音に空とか雲を連想する。柔らかい音色に胸が締め付けられるような気持ちになる。(さっき挙げた3曲とも空に関係ある曲だ。)とにかく、駒沢さんのソロアルバム、今の僕が気に入らないはずがないので凄く期待してて、早く聴きたい!!って感じなんです。ただ、今は金がないのでしばらくおあずけ・・・。

50mプールのど真ん中に仰向けで浮かんで、視界を全部空で満たしてると、自分が空に浮いて雲に混じってるような気になって、僕は。

Morning Glory

最近よく聴くCD

・Tim Buckley「Goodbye And Hello」、「Happy Sad」
息子のJeffを先に聴いて、そっちはそんなに気に入ったわけじゃなかったけど(今後気に入るような予感はある。)、親父の方も聴いてみたらどえらい気に入った。他のアルバムも聴いていきたいけど、最高傑作といわれてるStarsailorが廃盤でネットで探したら2〜3万くらいしてて、いくらなんでも一枚のCDにそれだけお金かける気はないし、再発を待つしかない。悲しい。

・Simon Finn「Pass The Distance」
Tim Buckleyでアシッド・フォークってやつが最近気になりだしてこれを久しぶりに聴いてる。やっぱJerusalemが好き。あんま人には聴かせられない。大きい音で聴いてたら家族に心配されるかも。そういう意味ではSuicideの「Frankie Teardrop」が最高峰だけど。

・Anthology Of American Folk Music
アシッドじゃないフォークにも興味津々出てきてます。これはアメリカだけど、ブリティッシュ・トラッドにはそれ以上に興味ある。でも、よさげなアルバムが見つからない。僕の嗜好はぷりみちぶな方向に向かってるんだろか。

Donny Hathaway「Live」
最近の興味の二本柱はフォークとあとは黒人音楽です。これは観客の歓声や歌含めて鳥肌立ちまくった一枚。Curtis Mayfieldもだけど、意外に白人のポップナンバーも多くカヴァーしてるんですね。

他にもこまごま聴いてるけど、やはり産地問わずにフォーク系、もしくはソウルとかブルースらへんが多い。まだまだ入門したてですが。この辺に興味持ったのはNeil Young、The Band、Jimi HendrixJames Brownが原因。暑苦しい夏になりそう。

I’ll Grow Stronger

リンゴ・スターモデルのスティックが欲しかったけど、売ってなかったので比較的良さそうと思ったサイモン・フィリップスのを買った。もう何度か使ってて、悪くない感じだけどもう少し細いほうがいいな。やっぱリンゴのが欲しい。あれはぴったり手になじんだ。ちなみに今日誕生日ですね。

The Milleniumの前身バンドThe Ballroomの音源やデモ、別名義でのシングルなどが入った三枚組CDを買った。高かったけど、所詮お蔵入りした音源だからそんな期待しないでおこうと思ってた。が、一曲目のSpinning, Spinning,Spinningを聴いた瞬間、買ってよかった!!と思えた。Love's Fatal Wayのメロディなど、僕の好みに合わせて作ってくれたんちゃうかと思ってしまうほどピッタリくる。三枚目はBeginを収録してるが、Some Sunny Dayはちょっとエンディングらへんが今まで聴いてたやつと違ってた。

最近、後輩に教えてもらって学校の前でビラ配りするバイトを始めた。週二回で、まだ一ヶ月もたってないけど。それをしてて気づいたこと。まず、男は複数でいる人より、一人でいる人のほうがもらってくれる。女は一人か複数かは関係ないが、ビラについてるクーポンをアピールすると多くの人がもらってくれる。男はクーポン効果なし。あと下校中の人より登校中の人、男女限らず道の端っこ歩いてる人がよくもらってくれる。カップルはあまりもらってくれないが、女の人はたまに受け取ってくれる。また、これはかなり気のせいだと思うが、天気の良い日は女の人がよくもらってくれる。男はあんまり。天気悪い日は男女半々くらい。配る僕が男ってのも関係あるだろうな。一時間でどれだけ配れるか、自分の記録を超えれるかって風に楽しんでやってる。しかしかなり日焼けした。

マッハの恐怖

6月初めくらいから学校のプールで泳いでる。最初は冷たかったけど、最近は入った瞬間気持ち良いー!!ってなる。最後にまともな練習をしたのは去年の九月くらいだったのでかなりのブランクあり、まだまだ全然調子よくない。全くだめ。たいした練習じゃないのにしんどい。まぁ夏休みには本調子に戻るでしょう。

Paul Wellerをちゃんと聴きたくなってきた。ベストは持ってるけど、なんか最近ベスト盤ってものが苦手でなかなか聴きとおせない(収録時間長いから。僕には30〜50分くらいの長さがちょうど良い。)Sunflowerって曲が良い。

Todd RundgrenのSomething/Anything?は、ジャケット・音含めて京都に住んでた頃の思い出をよみがえらせる。戻りたいとは思わないけど、あの部屋を出て実家に戻った時点で僕は死んだ。ちゃんと学校行って勉強して、好きな音楽聴いて時々ドラム叩いて水泳してバイトして・・・って充実してるようでもただ忙しいだけ。充実とは違う。とはいえ、一人暮らししてた頃充実していたかといえば、やはり忙しかっただけのように思う。ただ、なんとなくレールに乗せられてしまったような気がするやらなんやら。僕は結局だめな人なんで、レールにでも乗せてもらってガタゴト行かせてもらったほうがいいのかもしれない。けど、感覚を麻痺させて未来を見据えるふりをしつつ自分を切り売りするようなことはしたくない。どうやってメシを食っていくかじゃなくてどうやって生きていくか。どうすればいいのか、自分が納得できるのか。分かりそうで、まだ分からん。
僕はこれ以上本音をここに書くほど愚かじゃないけど、もし書いたとして誰かが読んだらガキ過ぎて呆れることだろう。すでに書いたことだけでも十分呆れられたかな。

1983

テレビでマイルスがジミヘンに興味持ってたってのを見て、もっとしっかりジミヘン聴いてみようという気になり、それ以来ジミヘンにはまってる。今まであまりしっかり聴いてなかったElectric Ladylandが一番好きなアルバムになった。最近一日一回は聴いてる。レコードで言うところのA面とD面が特にすごい。あまりにも凄すぎて、あえてこれ以外の音楽を聴く理由なんてないだとか、ジミヘン以外のギタリストなんていらないとまで思ってしまう。没頭してる時はほんとにそこまで思ってしまう。このアルバムはドラムも良い。演奏はもちろんやけど、なにより音が最高。理想的です。
それから黒人つながりでJames Brownも最近よく聴く。Fool's Goldの元ネタ、Funky Drummerが入ったIN THE JUNGLE GROOVEとか、70年代初期のベスト盤とか。この人も最近僕の中で重要アーティストランキング急上昇してます。あとはスライとかOtis Reddingもよく聴いてて、時々あく抜きでSugar Babe聴いてバランス保ってます。
Sugar BabeのSONGSは良い曲ばっかりで、ドラムもこれまた大好き。アイディア豊富で同じ曲の中でもいろんな表情のビート叩いてて、それが歌に合ってるから。単調って言葉とは程遠い演奏で、ついついドラムに耳がいってしまう。日本産アルバムでは一番たくさん聴いてるかも。

Garage Flower

昨日、大阪に行った。本来の目的は果たせなかったが、ついでに寄った中古CD屋で、ストーン・ローゼズのデビュー前1985年のライブDVDをゲットした!やっぱ大阪の中古屋はブートがズラリズラリ所狭しとぎっしり並んでて、目移りしてしまったが、これが圧勝。

身内だけでやってんかってくらいの狭い会場で、画質はかなり悪い。でも、残されてるだけでも貴重。個人的にまず目がいくのはやっぱりレニで、後年のスタイルとは全く違う、叩きまくりの熱狂ドラム。全盛期のキース・ムーンにも負けないくらいすごい。ほんとに熱狂って言葉がぴったり。なんかに憑かれてるんじゃないかってくらい。でも硬さはなく、全身バネでしなってるし、フレーズが歌ってる。ピート・タウンゼントが誘ったのはまぎれもなくこのレニだろう。納得いった。ジョンはこのころは結構動いてて、でもやっぱり俯きっぱなしで暗そう。イアンはオールバックで、後年のふにゃふにゃ動きではなく、キレがある。フゥー!!とか叫びまくってる。マニはまだいない。
やってる音楽はパンクっぽくて、たいした曲はほとんどない。でも、すでに演奏されてるI Wanna Be Adoredあたりは別格。数年後、ジョンとイアンの作曲スタイルが変わってSally Cinnamonなんか生み出す頃に、レニのスタイルもそれに合わせて変化するところ、バンドの有機性を思い知らされる。マニの加入の影響もあるだろうし。見た目的にも完璧な変化をする。レニはちゃんと服を着てレニハットをかぶり、イアンはぼさぼさ頭になりだぼだぼの服を着てふにゃふにゃ漂う。決して叫ばない。ジョンはポーズとかとらなくなりじっともくもくとギターを弾くようになる。こうしてみてみると、ストーン・ローゼズピストルズみたいに、音も見た目も完璧計算されて出てきたバンドなんだなって思う。