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地図に爆撃が落ちる夢、身近な人達のスプラッタな夢、肉と骨を切る感触、目だけ覚めて胃痛、とても時間が過ぎた。煙も血も色を持って、ゆっくりとそのように動いていた。
夏の終わりの帰路のこと
快速列車で二時間半の帰りの夕方の車窓が素晴らしかった。川沿いをランニングするひと、水面に反射する光の揺れ。涼しくなって、畑で草刈り機を動かしているひと。私の隣の座席には、一声かけて座られたサラリーマンのおじさんが、体を通路側に少し斜めに向いて文庫本を読んでいる。
薄暗くなって電気が点いたコンビニが見えた。今日の出来事をぼんやりと反芻していく間に外は真っ暗になって、隣の席に座るひとも何度か入れ替わった。
乗客が減っていって一車両に数人くらいになり、もう少しで着くかなというところで、車両の中から照明が点いた試合中のスタジアムが見えてわくわくした。そして家に帰ってその試合をテレビで観た。
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古い建物の薄暗い廊下を突き当たったその横側に次の行路が出現する移動原則に従って目的地の無い前提を辿っていくように進む