Ubuntu 22.04がスリープからの復帰に失敗する問題の解決策を特定したので書いておきます。
これは機種依存な問題です。
Ubuntu 22.04をLifebook u939にインストールしてスリープさせた場合、スリープからの復帰に失敗することが度々ありました。
この問題はUEFI(BIOS)のAdvance -> Miscellaneous Configuraiton -> Hardware Power Manageをディセーブルにすることで解決できます。
この解決策はネット上に何か所かで書かれていましたが、なぜこの変更で問題が解決するのかはどこにも書いていませんでした。
おそらくInsyder H2O UEFIファームウェアが内部で何かしており、それがLinux カーネルと何らかの不整合を起こすのでしょう。Windowsはこの問題をおこしません。
Insyder H2Oファームウェアはプロプライエタリなソフトウェアであり、これ以上の究明は無理のようです。
なお、以下の記事によればInsyder H2Oは富士通、Siemens、Dell、HP、HPE、Lenovo、Microsoft、Intel、BullAtosなどのPCで使用されているとのことです。心当たりのある人は、当該項目をディセーブルすることでUbuntuのスリープが安定するかもしれません。
なお、Kubuntu 22.04でも同様にスリープの復帰が安定しましたが、残念ながら安定しきっていません。こちらは私のマシンではいまだ実用から遠い状況です。