Mac Hexa こと Intel PowerMac

Apple Computer, Inc*130周年の4月1日を明日に控え,私が見聞きする限りでは,Intelチップ搭載のPower Mac —私称"Mac Hexa"— が発売される噂・気配は,ない。
Intel iBook*2発表の噂はあったが,今日付けのMacRumorsによると,早くても4月中旬以降になりそう(少なくても発売・出荷は)。
というわけで,結論は,Quad買ったコトを後悔せずにすみそう*3,というだけのことだが,ついでに,MacRumorsの記事で言われているスペックのiBook…全く魅力が感じられない…


つか,IBMに見切りをつけたはいいが,Intelへの移行が早すぎたのか,Intelの開発ペースが思ったより延びないのか,どうもIntel Macは出だし不調気味では?


明晩,嘆きを書き連ねないで済むことを祈りつつ…*4

*1:iPodiTunes Music Storeなどの音楽関連事業への進出により,Beatlesの権利を扱うApple Corpsと商標関係で揉めているので,ここでは敢えてApple Computer, Incとフルネームで表記しておく。ちなみに両者はApple Comuputerの設立時にも揉めていて —つまりApple Computerが後発— Apple Computerが音楽市場へ算入しないことを条件に(&高額の和解金)和解しているらしい。つまり今回Apple Corpsは和解契約違反で訴えている,はず(一事不再理の解釈と運用によっては改めて商標権を訴因としているかもしれないが…)

*2:私称"IBook"とでもしたいが,Intel iMaciMacのままなので,これは確実に採用されないだろう

*3:今のところ,Mac Hexa(Intel PM)は第3四半期以降発売,という従前の予想を覆す材料は出ていないので,予想維持。

*4:現状で搭載可能なIntelチップのラインナップとRossetaのスペック,Classic環境が使えないこと,等々を考えると,仮に明日Intel PMが発表,どころか即日発売・出荷されても,別に嘆くことにはならないとは思うが…

けったいな法律好きのメモ

石井徹哉さん*1続・けったいな刑法学者のメモというサイト(ブログ)の記事。

「当サイト」がhttp%3A//wwww.courts.go.jp/であることが定義されています。これは、裁判所ウェブサイトの「プライバシーポリシーを記載したページ(http%3A//www.courts.go.jp/privacy.html)にも記載されています。文字通りみれば、http%3A//courtdomino2.courts.go.jp/とは異なっています。この点で、「当サイト」からはhttp%3A//courtdomino2.courts.go.jp/が除外されているものと解することができます。
もっともhttp://courtdomino2.courts.go.jp/がcourts.go.jpのサブドメインであるから、「当サイト」に含むのだという解釈も可能です。

この後しかしながらと,「当サイト」に含まないとする解釈を展開されているのですが,「法学者」っぽいですね。
別の説…というか批判を思いついたので「けったいな法律好き(=素人)のメモ」といういうことで…


石井説は,その前提としてcourtdomino2.courts.go.jpがcourts.go.jpのサブドメインであると言い,サブドメインであるから、「当サイト」に含むという架空の主張に対して反論を展開している。(なお,反論内容は引用文では省略した)
しかしながら,そもそも最高裁が「当サイト」と呼ぶwww.courts.go.jpもまたcourts.go.jpのサブドメインであり,一方でcourtdomino2.courts.go.jpはwww.courts.go.jpのサブドメインではない。
したがって,courtdomino2.courts.go.jpがcourts.go.jpのサブドメインであるから、「当サイト」に含むという石井氏による架空の最高裁主張が妥当する為には,最高裁の言う「当サイト」が,http%3A//www.courts.go.jp/という(サブドメインを指す)URIではなく,courts.go.jpというドメイン自体でなければならない。
しかるに,最高裁・このサイトについては,石井氏が正しく引用するように,裁判所ウェブサイト(http://www.courts.go.jp/;以下「当サイト」といいます。)と記し,「当サイト」がドメイン(courts.go.jp)を指さないことを明示している。
よって,石井説(の後半,引用で省略した部分)は蛇足と言う他はないと考える。


ん〜,RFC読んでないけど,ドメインの定義あってるかな?
wwwは,mailやmembersなんかと同様,単なるサブドメイン…「単なる」で語弊があれば普及,一般化したサブドメイントークン)に過ぎない,はず…

*1:ざっと見たところ,ブログ内には著者名について記されていないが(写真は掲載されているが,ご尊顔を存じ上げない不明を恥じるのみ…),リンク先の情報などから間違いないと思われる。

最高裁

1.どうでもいいコト

一昨日あたりに最高裁のウェブサイトが一新されているのには気付いていたが,それに触れている方が予想外のところに…


私が読んでいる数少ない「ブログ」の1つ高木浩光@自宅の日記によると,(リニューアル前がどうだったかまったく知らないが,少なくても今は)リンクをしたら連絡しなければならないらしい,それも電話で
しかも連絡するとリンク元URLを読み上げさせられることを知ってか知らずか*1嫌がらせのようなURLからリンクした高木氏はご丁寧に電話したらしい。*2
すわ,高木氏が最高裁ウェブサイトのセキュリティーホールを早速発見か?と思ったら,別にそうではなくて

最高裁判所のプライバシーポリシーには「クッキーは利用していません」と書かれているが、実際にはcookieが利用されている。

とのこと。JavaScriptおよびCookieは基本的にオフっているので「言われてみれば」という感じだが,確かに文字サイズ変更機能の為に,JavaScriptを用い,その記憶(記録)の為にCookieを使ってる。
まあ,プライバシーポリシーに偽りがあることには変わりはない。
Cookie=ウィルス的な妄言が漂っている昨今なので,最高裁としても「配慮」したのかもしれないが,色んな意味で間違っている気がする…

2.どうでもよくはないコト

どうせ,ウェブサイトの装飾要素,例えば画像なんかはあらかたオフっているので,デザインのリニューアル自体は個人的にはどうでもいいことなのだが,ちょっとどうでもよくないのはリニューアルによる内容の変更。

最新判決ページ

子細には見ていないが*3,目立った変更点は最新判決。

一応,裁判例情報から最高裁判所判例集へ移動すると,最近の最高裁判例一覧表示へのリンクが発見できる。
一方で,旧来の最新判決ページも現時点では維持され,しかも更新までされている。
新しい方の最新判決は今月3日付け「平成14年(行ヒ)第96号」で同判決は旧ページにも掲載されているが,旧ページの方ではさらに3月23日付けの判決まで掲載されている。なお,リニューアルは最高裁のサイトによると22日。つまりリニューアル後も旧・最新判決ページが更新されている一方で,新ページには同じ更新が行われていないということになる。

判決文のPDF化

もう1点。同じく,公開している判決について。
リニューアルと共に,判決本文がPDFになっている。(最新判例の更新が滞っているのはこれが原因かもしれない)
PDFになったことで,まず一般論としてユーザビリティの問題がある。(個人的にはブラウザでPDFを閲覧できるし,もともとマークアップらしいマークアップもなかったので*4,それほど不便には感じないが…)

(半ば必然的に)URLの変更*5

一応,旧来の最高裁ウェブ判例集(HTML)も,私のブックマークからリンクしているもの*6については生き残っている。
相変わらずURL生成規則は不明で,完全なランダム文字列と思われるが*7,旧来の判決表示URLと新規のURL(PDF)には一定の対応が見られる。

  • 最高裁判例は,
    • 'http://courtdomino2.courts.go.jp/schanrei.nsf/VM2/'を'http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/'に
    • 末尾の'/?OpenDocument'を'.pdf'に
  • 知財判例は,'http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/0/'と末尾の'/?OpenDocument'を同様に
  • 下級審裁判例集(含・高裁判例)は,'http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/webview/'と末尾を同様に
  • 行例集および労働事件裁判例集は,'http://courtdomino2.courts.go.jp/roudou.nsf/Listview01/'と末尾を同様に
  • 正規表現なら(?<=http://)courtdomino2\.courts\.go\.jp/(?:schanrei\.nsf/VM2|chizai\.nsf/0|kshanrei\.nsf/webview|roudou\.nsf/Listview01)/(\w+)(?:/?\?OpenDocument(要・iオプション)をwww.courts.go.jp/hanrei/pdf/\1.pdfに((言語系に併せた微調整 —例えばデミリタに/を使うなら/エスケープ,など— が必要))

それぞれ変更/変換すればよい…っぽい。
いずれも幾つかサンプルをピックアップして比較したのみで詳細な検証はしていない。また,旧サイトでは幾つかの裁判例判例は,複数のURLを持っていて,上に挙げたURLはいずれも検索から行き着く大元(≒オリジナル)と思われるURLのみチェックした。
しかしこうやって改めて旧URLを比較してみると,旧システムの不整備が一目瞭然…

別紙

これまで一部の「別紙」をtif画像で公開していたのは,プライバシー/著作権への配慮(検索避け)と推察していたので*8,差異があるか確かめようとしたが…

  1. 1つめ。そもそも「別紙」なし… 平成10年(ネ)2942のHTML版(旧版)新版(PDF版)
  2. 2つめ。「別紙」の名残が… 平成10年(ワ)15833のHTML版(旧版)にはたしかに「別紙」があるが,新版(PDF版)にはそれを単にスキャンしたと思われる跡があるのみ…

PDF化自体には(さほど)文句はないが*9,別紙がなくなったのは大きな減点。

検索システムの微変更

最後に,これまでは同じ下級審裁判例を探すにも,目的の裁判例が,行政・知財・高裁・下級審(一般)の何処に在るか「あたり」をつけて検索し,必要なら4回検索する必要があったが,各データベースでの横断検索である統合検索が利用できるようになっている。
これは今回のリニューアルで,唯一,積極的に評価できる点。


こんなところかな?
最後に,まだ使えるので,過去の判例集(HTML版を取得可能)のURL一覧


最高裁にリンクした旨連絡する手間くらいはまだしも,万が一にもリンク元確認とかされて,さらに万々が一,旧来のページを一掃されてしまうと困るので,やっぱり(電話)連絡はしない!

*1:トップページにタイトルはありませんか?と聞かれ「ない」と答えている不親切さからも,どうも確信犯(故意犯)ではないかと思われる。たしかにトップページにはh1要素でマークアップされた高木浩光@自宅との記述があるだけでtitle要素はないし,当該記事の直接の親ページと言える日記のトップページにはtitle要素(およびh1要素)で高木浩光@自宅の日記と記されているが,(サイトの)トップページではない,が…

*2:私も(たくさん)リンクしたが連絡はしない…

*3:そもそもリニューアル前の最高裁のサイトを,隅から隅まで使い倒していたわけではないし…

*4:アンカー(name属性)やidすらなかったので特定個所へのリンクもできず,論理マークアップや装飾的なマークアップも殆ど施されていなかったのでユーザCSSによる表示改変もできなかった。要はプレーンテキストをbodyで括っただけ…

*5:クールなURIは,文書フォーマットの変更があっても変わらない

*6:そういえば,最近別の方法で判例をメモり始めたので,めっきり更新していない。未だにブックマークを活用していたとすれば,形式の変更というよりも,URLの変更によって,同一の判例を重複してブックマークしてしまうという弊害が出ていた… クールなURIはかわらないは,残念ながらイマイチ浸透していない(はてなダイアリーでこれを言うと自分に跳ね返ってくるが…)

*7:その意味では,高木氏のリンク元URLを読み上げられたときも,最高裁の担当者は違和感を感じなかったのかもしれない…

*8:tifと別紙で検索してみるとヒットする判決は圧倒的に著作権関係が多い。但し,これはその性質上,画像を添付する以外にないものも多い。どの判決か思い出せないが,文字のみの「別紙」についてもtif化されたものがあり(なお普通に文字で表記される「別紙」もある),それを見たときには「プライバシーへの配慮?」と感じた記憶がある

*9:尤も,判例Web DevilURLcollectorでもって収集して,加工,データベース化してる身とすれば,テキスト抽出の容易なHTML版の方がありがたいことは確かだが

Mac購入

う〜ん,たいした額じゃないんで,それほどの後悔もないが…Macを実質的にもう少し安価に買う方法があったらしい。
学割やクーポンのような対応ショップが限定されて(されない?)いて,定価(Apple Store価格)−Apple純正割引で購入する場合でも,Apple Storeアフィリエイトに参加しておいて,自分でアフィリエイトリンクをクリックすれば1%*1,サイトを持ってない/アフィリエイト非承認の場合にもGポイントってのを経由すると1%(のポイント —1ポイントが約0.9円,Quadでも約3,500円に過ぎない…)が還元される,らしい。
特にAppleによる割引(学割,クーポン,etc)を使える状況になければAmazon経由で購入すると1割程(学割と同程度)安くなる,ようす。Amazonアフィリエイト参加して,自らアフィリエイトリンクをクリックすればさらに安くなるかな*2


という,AppleInsiderの「Macが安く買えるよ」という広告が,AdBlockをすり抜けた為に知ったコト(追加で少し調べた)。
予め知っていたコトとしては,学割でiPodMacをセット購入した場合,2万円のキャッシュバック・キャンペーンがある(4月末まで)。最安のiPod nano(1G)の学割価格は1.7万弱(送料無料)なので,iPodに興味がなくてもコレをセットで購入すれば,3,000円程度安くなる —学割購入したiPodについては転売制限があるので注意(後述)


裏技…
生徒/学生/教職員で,(今後1年間*3Macを購入するつもりのない友人/知り合いがいれば,その人に学割でMacを買ってもらう,という手もある。
販売条件によると,利益を上乗せして転売が禁止されるのみ*4なので,購入価額での転売や譲渡は許容されている。
ただ,購入名義者(学割対象者)と譲受人(転買い人)が異なる場合,保証(契約)などで問題が発生する可能性もあるので,注意が必要。なお,一般に「利益」は,必ずしも金銭(現金)のみを意味するわけではない(はず),また転売時に利益を上乗せしたか否か,譲渡か否かの立証責任がどちらに課せられるのかも不明。

*1:アフィリエイト参加者と購入者が同じ,というのが規約上許されるのかは不明

*2:規約上許されるかは同じく不明

*3:デスクトップ、ポータブルコンピュータ、およびディスプレイのご購入は年間(4月1日〜3月31日)でそれぞれ1台限りとなります。

*4:Apple Store for Educationでご購入いただいた製品は、購入年月日より一年間は利益を上乗せして転売する事はできません。

Intel Mac

先日の記事を書いた直後にG5を購入してしまったが,その後に見つけた心強い情報。
なんでまた,購入前に見ておかなかったんだろう(買ったことを後悔させる内容ではない),AppleInsider(3月7日付け)

Speaking to developers at its semiannual developer forum on Tuesday, Intel Corp. shed a few new details on its next-generation multi-core desktop processors, which are destine to turn up inside Apple's first Intel-based Power Mac systems in the second half of the year.


During a keynote presentation, Pat Gelsinger, Intel's senior vice president and general manager of the Digital Enterprise Group, showcased "Conroe," a dual-core desktop processor based on the company's new Core microarchitecture that can reduce power consumption by 40 percent while delivering greater than 40 percent improvements in computing performance.
The chip, which is on track to begin volume shipments in the third quarter of 2006, is the most likely candidate to turn up in Apple's Power Mac professional desktop systems late in the Summer.
Gelsinger revealed that Intel has decided to make Conroe part of its Professional Business Platform -- codenamed Averill. He said the new platform will deliver world-class IT security and manageability capabilities for businesses through the Conroe dual-core processor along with a new chipset codenamed Broadwater, Intel Virtualization Technology and the second generation of Intel Active Management Technology.

Intelチップ搭載の"Power Mac"は,本年後半,搭載チップはConroe,との予想。これはオイラの無根拠の予想と一緒。補強情報として,通例5月〜6月に行われてきたWDCが本年は下半期に行われるらしい。
加えて…

Additionally, Intel also announced at the conference that it plans to ship a quad?core processor -- codenamed "Kentsfield" -- for high?end desktop PCs in early 2007. However, further details of the chip were not available.

2007年初頭にハイエンド向けのquad-coreプロセッサ"Kentsfield"が予告されていて,現行Power Mac G5 Quadの後継…というよりも,G5 QuadがDual*2であるコトを考えれば,真に"Quad"の名にふさわしいMac Hexa*1 Quadが1年後に予想(期待)される。
別に,常に最新機種を使いたいわけでもない —現に現行G5発売(昨年10月)から購入(先日)までやく半年のラグがある— ので,仮に予想が外れて来月にCore Duo(Yonah)搭載Macが出ても現行G5で十分だし,予想どおり第3四半期〜第4四半期初頭にConroe搭載Macが出ても来年のKentsfield搭載Macが予想される以上,コストパフォーマンス(と私の必要スペック)を考えればConroe搭載Macは「けん」になりそう。
同じくAppleInsider,一昨日付けの記事。と言っても,AppleInsider独自情報ではなくCitigroup(のRich Gardner氏)の予想。

We expect a fairly eventful announcement around the date of the company's 30th anniversary on April 1, the analyst wrote. Our checks suggest an Intel-based iBook and a refreshed iPod video with a larger screen and/or more storage capacity.

30周年(記念)の4月1日前後に,Intelチップ搭載のiBookiPod videoの発表/発売を予想/期待,とのことで,上記,先日の文脈,つまりG5購入に関しては,これはMac HexaやG5のアップグレード版の発売/発表がない,と読み替えられる。

Gardner also believes the company could use its anniversary to announce that all Apple-branded software has been ported to run natively on Intel Macs, or roll out iTunes service enhancements.

全てのApple純正ソフトウェアのIntelチップ・ネイティブ化やiTunesサービス(iTMS?)増強もあると信じたい,とのことだけど,G5を買った以上Intelネイティブ化にはG5版のアップデートがなくなる危惧程度の意味しかないし(私の場合,OSを含む多くのソフトウェアについて,セキュリティ・アップデートで十分),パソコンで音楽ライフを充実させたい,とも思ってない —先にiTMS?と書いたのが,興味がないのでiTunes周辺のコトはよく分からない— のでiTunes云々も興味なし。

In August, the analyst sees Apple wrapping up its Intel transition with new dual-core Power Macs based on Intel's Conroe desktop processor. The Power Mac announcement, which the analyst predicts will take place at company's annual World Wide Developers Conference, would also coincide with the first public demonstrations of Mac OS X 10.5 Leopard -- the company's next generation operating system due by 2007.

この辺は,先日の私の予想,上述のAppleInsiderの予想と同じ。(心強い)
そういえば,10.5 Leopardには一貫して触れていないが,10.4あたりから追加される新機能に魅力を感じられず,多用しているソフトウェアが旧バージョンのサポートを捨てた時がOSのアップグレード時期になっているので,Leopardについても現時点で興味はない。


というわけで,来年初頭〜前半,Mac Hexa Quad*2が出た時点で,1年前/1.5世代前のG5の中古相場が先日の記事の予想どおりにおさまるかは疑問が残るが(加えてClassic環境を完全に手放せるか*3も微妙なトコロだが),とりあえず昨日購入,今日出荷,明日にも到着予定のG5を,自棄やけになって漬物石にする懸念は払拭され…ぎみ,期待も込めて。


つーか,発注から出荷までが早くて,増設メモリ,HDDの購入が間に合ってない…

メモリ

100年の昔から,PC/AT用よりも割高な「Mac用」メモリについては,これも100年の昔から規格,仕様をキッチリ調べれば(PC/AT用を)割安で入手・仕様できる。
実際,現行G5用のDDR2 SDRAM PC2-4200(及び下位互換でDDR2 SDRAM PC2-5300)についても,「Mac対応」を謳わないメモリの動作報告は少なくない。「相性」がこれまでと比べて非常にシビアであるとの情報も殆どない。
1GのメモリはPC/AT用が1万,Mac*4が1万強〜2万弱と,確実性(保証)を求めて「Mac用」を買ったとしてもさほど悔しくはない価格差だが,2Gモノになると4~5万と10万強と,ちょっとMac用を買うのは躊躇われる価格差がある。
ここ数ヶ月の動向としては2Gメモリの価格は(生産ライン増加のせいか)値下がりが続き,今後しばらくも続きそうな印象だが*5,ノーブランド物は底値に近く,あとはブランド物がノーブランド物の現状価格に近づいて行くのみ(メモリ相場全体としては値下がり)ではなかろうか。
とすれば,搭載チップのメーカー(ブランド)が明確で保証(≠相性保証)もあれば,半年間1Gメモリで我慢して,後に2Gに買い替えるのはそれほど得策には思えない。
さて,どうしよう…

*1:Intel Power Macの私的名称。語源,というか命名理由については先日の記事参照。

*2:Intelチップ,quad-coreのKentsfield搭載の"Power Mac"

*3:ノートPCの方では,Intelチップ搭載のiBook/12またはMac Book Pro/12の発売を待って買い替え予定

*4:ここでは,ようはメーカー,または販売店によるMacでの動作保証があるという程度の意味

*5:但し,「Mac対応」に限っては値下がりがあまり反映されていない

安楽椅子探偵

先週,問題編が,今日,解答編が放送される「安楽椅子探偵」の私の解答。
関係者に知り合いがいるために念の為応募を自粛したが,別に答えを聞いているわけではないので…

解答

個々に異なる表紙を持つノートから三条みやび事件のノートを特定し,ノートを破り得るのは,撮影現場で表紙のコピーを見ている太秦・劇団員らと,コピーの処分を行った時にいたスタッフ4人。
ノートを処分せざる得ないのは「ルナ文字」が解読可能と信じ,犯人について番組で話された以上の記述がある可能性を危惧する人物,すなわち「仮面(マスク)」に言及されたAD・衣笠。
しかし,「58」の隣のプレートに,太秦のレポート時になかった「Z」が,「霊視」に合わせて後から書き加えられていたことから,犯人は「霊視」を100%信じてはいない(トランク=死体も「霊視」に合わせて捨てられた可能性もある)。つまり,真犯人にはノートを処分しなければならない理由はなく,衣笠を疑わせる為の偽装。
ノートの表紙を知り得,14日夜のアリバイがないのは太秦のみ(他の「劇団員全員」は朝まで飲んでいた)。よって犯人は太秦


以上,約400字の「解答」。以下,補足。

三条みやびの殺害時点

スーツケースを運んでいた「人物」が男なのはあくまでも「再現」VTR。番組内の明確な表現としては,管理人も「誰か」と聞かれ肯定するのみで,「男」とは言ってない。
「人物」がみやびだった場合*1,14日夜のアリバイは無意味
この構成ならお手上げ(以下,スーツケースにはルナの死体が入っていることを前提)

「ルナ文字」の解読可能性

「解読可能」とルナが話したのは14日夜に放送されていた番組内。みやび殺害が14日夜に行われたとすれば,管理人の見ていた番組を犯人は見ていないはず。つまり,解読可能性について,犯人は知らないはず。
但し,堀川・鞍馬は衣笠から解読可能性について聞かされている。他の人間についても,例えばビデオ録画や再放送で,または人聞きで,解読可能性を聞いている可能性はある。
ので,犯人(またはノートの処分者)が解読可能性を知らない,という構成は無視。
逆に解読不能であるコトを確実に知っているのは,高瀬川西大路(のみ)。「霊視」を疑っている/信じていない人物(犯人含む)も,「ルナ文字」が落書きにすぎないコトはムーについて調べなければ確証を得られない。

ノートの処分

「ルナ文字」が落書きに過ぎないことを知られたくなかった,のが処分動機だとすれば,衣笠をはめる以上の理由になりえる。例えば,視聴率に利用してきた岩倉,例えば死者の名誉を気づかった高瀬川。しかし,だとすれば他のノートも処分しなければならない。
また,犯人が本気でみやび殺害についての記述を恐れたのであれば,それを隠す為にも全てのノートを処分するはず。
よってノートの処分は偽装にすぎない。
なお,みやびの携帯が置かれ,みやび殺害との繋がりが敢えて示唆されていることからも,偽装説は補強される。すなわち,犯人しか持ち得ない証拠(の可能性が大きい)である携帯がなければ,別件の事件として扱われた可能性があり,犯人は敢えて携帯を落とし,みやび殺害との繋がりを(警察/視聴者に)アピールしている。
但し,偽装工作と思わせる為の偽装,という可能性も否定できない。

「霊視」の嘘

直接告白された高瀬川,それを立ち聞きした西大路以外はいかにして「霊視」が嘘であることを知り得たか。

  • 仮にスーツケースを運んだのがみやび本人の場合,ルナの最初の「霊視」の時点で犯人は「霊視」の嘘に気付き得る。
  • (「霊視」どおり)みやびは部屋で殺害されスーツケースで運ばれたとしても,車発見時に別の場所に死体があったとすれば(そしてそこが海と関係なければ),このときの「霊視」で嘘に気付き得る。
  • 他にも,例えばムーで使われたという文字を独自に調べたり(学者やジャーナリストなら十分にありえる,酔狂なテレビスタッフでもそうするかもしれない),過去の別の「霊視」で既に嘘と見破っていたり,幾らでも考えられる。

犯人特定には使えない。
「職業柄,一度聞いた声は忘れない」というルナが,インターフォン越しで人物特定をできなかった点
歩く「声紋識別機」とはいえ所詮は人間,声を変えられたら分からない。そもそも声を知らない鞍馬,元男役・桂の男声,演劇人・太秦の舞台声と日常の声,同じく舞台出身の石丸謙二郎西大路),その他の人物にしても素人なりの変声
この事実は犯人の特定には使えない。

結論。

以上,挙げたように,太秦以外が犯人の可能性も十二分に考えうる。つまり,「エレガント」な解答である自信は,ない。
逆に言えば,仮に正解だとすれば,出題が「エレガント」でない。

*1:敢えてスーツケースに入る理由はないと思われるので,生きたみやびが自発的にスーツケースに入った可能性までは考慮不要だろう

PC乗り換えメモ

せっかくのブログ…というか日記なので,愚にもつかない,賞味期限つき,かつ私的記事
今使ってるMacの調子が悪くなって&昨年末あたりから買い替え意欲が湧いていて,最近のMac動向を調べた,メモ。

Mac本体

ハードウェア構成は変わっても,基本的な価格帯は長らく変更なし
下位(dual2.0): ¥250,000; ¥260,000*1
中位(dual2.3): ¥300,000; +¥50,000*2
上位(quad2.5): ¥400,000; +¥100,000/+¥150,000*3
で,半年強でラインナップが一新されるのも長らく変更なし*4
問題は,次期ラインナップがクロックアップ(+eSATAポート追加?)になるのか,いわゆるintel Mac(個人的な呼称は"Mac Hexa"*5 )になるのかでも異なるが,次期ハイエンド機種の発売時期に予想される,それぞれのオークション売価相場は
下位(dual2.0): ¥120,000;
中位(dual2.3): ¥160,000; +¥40,000
上位(quad2.5): ¥250,000; +¥90,000/+¥130,000
くらい?いずれも,控えめに見積もったつもり…
実際問題,1期前の機種,各期の最上位機種はなかなかオークションにでないので,売りに出せばもう少し上がるかもしれない。なにせ,2代前の中位機種 —メモリの増設量などはあるにしろCPU速度的には現在の下位機種と同等かそれ以下,メモリ規格に差異があり,なによりも拡張スロット規格の差異(PCIPCI Express)が大きい— が現在の下位機種とほぼ等価(やより高値)で売り買いされている例すら見受けられる。*6
尤も,次期MacがG5だった場合にはMac Hexaを期待しての買い控え,Mac Hexa(Intel Mac)になった場合には,旧世代感から上がらないかもしれない。この辺は,主要ソフトのUniversal Binary対応状況などによっても変わるだろう。
ともあれ,上記の売値予想は,下手すれば来年の今ごろ(Mac Hexaは確実に発売されているはず)でも通じるかもしれない。*7
というわけで(純正保証残存||Apple Care加入可能時期である)約1年を目処に次の機種への乗り換えを考えた「価格」は,
下位(dual2.0): ¥130,000;
中位(dual2.3): ¥140,000; +¥10,000
上位(quad2.5): ¥150,000; +¥10,000/+¥20,000
くらい?
深く考えずに数字を出したけど,結果を見てみるとどっかで間違ってそう…
しかし,この辺の売値相場や「価格」は,下位機種と中位機種の間に大幅な仕様差異がある場合*8にも,今回のようなそうでない場合 —現行G5の実質仕様差異はCPUのみ*9— にもなぜか同様で,現行G5でもまあ妥当だろう…
(売却/買替を考えた場合)上位機種に割安感があるが,中古の売値は振れ幅もあるので,用途によっては割高にもなりえる。あとは,以上の「価格」差 —と必要なら次期Macの予想(後述)— をふまえて,最適な機種を…(書きながら結論が出た)

外付けHDDケース

今使ってるUltraATAのドライブはFW800(IEEE1334b)外付けケースに入れて,作業専用ドライブで使い回したい*10
ATA-FW800/FW400/USBの変換チップ性能が悪ければFW800を選ぶメリットはない。用途が限られるなら,安価なFWケース(FW800の転送速度を活かしきれないか,FW400)やUSB2.0でもいいが,今回の場合FW800のメリットを活かせるケースが欲しい。
選択肢としては,eSATA対応カード+eSATAケース(UltraATA-SATA変換)という手もある。しかし,次期Mac(G5にしろIntelにしろ)にはeSATAポートが標準搭載される可能性もあり,現時点ではFW800の方がコストパフォーマンスに優りそう(eSATAを選択した場合,次のMac買い替え時にもeSATAケースは継続使用できるが増設カードは不用に,FW800を選択した場合FW800ケースが不用になりeSATAケースが必要になる=eSATAケースは現在か近い将来の時点でいずれにしろ必要=eSATAカードとFW800ケースの価格比較)。
価格差が微細でチップ性能が高ければ(=将来性があれば),FW800/eSATA両対応のケースという選択肢もある(あるのか?)。


とりあえず,Oxfordチップ搭載を謳っているサイト(ショップ)がチラホラと目に付くので,その辺を中心に調べる。(見つけた順)

メモリも含め,Mac利用者が周辺機器を調べる(探す)時のポイントは,Macに拘らないこと。OS(というよりもハードウエア)の差異に拘らずにベストの商品を探し,最後にその商品が「Mac非対応」でないかだけ確認する(つまり「Mac対応」商品からベストを探す,のではない)*11
結論的にはOxfordは良さげ…というかFW800だと他の選択肢はありえなさげ(FW400やUSB2.0ならコストパフォーマンスもふまえて他の選択肢あり)。
ファンの有無,搭載可能HDD数で幾つか選択肢が別れるが,逆にそれらの仕様が決まれば,商品もおのずと決まる…

ついでに…次期デスクトップについて

一応,Power Mac(G5)は…

  1. 初代発表,2003年6月
  2. 11月,1.8G Dualモデル追加
  3. 2004年6月,ラインナップ一新(2代目)
  4. 2004年10月,ローエンド1.8G singleモデル追加
  5. 2005年4月,ラインナップ一新(3代目)
  6. 2005年10月,ラインナップ一新(4代目,現行)

ときていて,来月(2006年4月中旬〜後半)には新機種が出てしまうのではないか,という「危惧」もある。
尤も,モデルチェンジの際には半年はあまり目安にならず,次期デスクトップがIntelチップ搭載モノなら6~8月にズレ込むことも十分にあり得る。


結論から書くと,来月の新G5(クロックアップ)はない!たぶん…
根拠はPowerPC 970MP(DualCore G5)のクロックアップが進展していない様子だから。
970MPの発表(IBM)からPowerMac G5 qaud(dual core)の発表までのタイムラグは意外と短いが,それでも来月に,新ラインナップ(クロックアップ版)が発表・発売される可能性は,ない,だろう…ご本家のIBM自身が最近発表・発売したサーバががDual Core 2.5Gの970MPを使ってるくらいだし(クロックアップが順調に進んでるならクロックアップ版を積むなり,発表・発売を少しだけ遅らせるなりしたはず)
2004年10月ど同様,ローエンドモデルでお茶を濁すか,Intel MacMac Hexa)への期待感のみでお茶を濁すか…ともあれMacBook Pro, Intel Mac mini, Intel iMacで求心力は十分と見て,無理なグレードアップはしないでしょう,たぶん…


もう1つの結論,来月のMac Hexa(Intel Mac)もない,おそらく…
「とりあえずIntelであればいい」って感じでCore Duo(Yonah)採用のMac Hexaというヘビーユーザには物足りないラインナップを出す可能性もあるが,今年第3四半期に次世代チップが予定されているコトと,そもそも全機種のIntelチップ移行は2007年と予告しているコトを考えれば,ハイエンド機に相当なIntelチップの実用化を待って,今年後半から来年初頭まで待たされるだろう。


Mac HexaがIntelの次世代チップを採用するなら,現行G5の発売と約1年のブランクが生じるので,今年中に一度(おそらく6~8月,またはIntel iBookの発売時期とMac Hexaの開発状況によっては10月頃),次期G5(G5最終型)が発売される可能性は残る(お茶を濁すローエンドモデルの構成が思いつかない…)。
その場合も,IBMの開発事情に依存する部分が大きく,望みは薄いのではないかと思うが。
そもそも,AppleIBMからIntelswitchしたのはIBMクロックアップが期待するスピードに満たないからと言われてるわけで…


最後に,完全に購入する気になった自分の為に…半年があまり意味を持たなかった例をいくつか

  • PowerMac G4(AGP)から同Gigabit Ethernetまで10ヶ月(1999年9月〜2000年7月)
  • 初代G5から2代目G5まで1年(上記参照,間にローエンドモデルの追加あり)
  • 2代目G5から3代目G5まで10ヶ月(同上)

追記:購入済み

*1:CPU以外のスペック(HDDとグラフィックカード)をquadと同様にした場合

*2:下位機種との価格差

*3:下位/中位機種との価格差

*4:半年が目安に過ぎない点,今回はあてはまらなそうである点については後述

*5:Apple, Macintosh, Macintosh ?, Quadraときて,PowerMac。G5までのPowerMacを"Macintosh ?"とひと括りにして,それに続く第6世代のMac(≠第6世代のPowerMac)の意。

*6:もちろん,最後のOS9起動加納モデルであるMDD(≠FW800)は一連の価格考慮から除外している

*7:2004年夏期,2005年前期モデルのオークション相場は,上記の価格と同じかそれ以上(前最上位機種は滅多にお目にかかれないが…)

*8:顕著な例としては初代PMG4(PCIAGP)や初代MDD(システムバスおよびメモリ規格)

*9:初期搭載のHDDおよびビデオカードも異なるが,安価に変更可能

*10:既存のデータは増設内蔵ドライブ(SATA)へ,内蔵の2ドライブベイを使い果たした場合の増設HDDはPCI ExpressスロットにeSATA対応カードを増設

*11:若干の注記として,今回は,外部HDDからの起動が不要。もう1つ,「相性保証」があっても,Macは対象外だったりするので,メモリについては「Mac対応」が意味を持ったりする。