【一時休止のお知らせ】
このたび、本ブログの更新を一時休止することにしました。これまで21年間、間隔があくことはあっても基本的には継続してきましたが、直近の時間の使い方の優先度を考えた結果、他のことを優先することにしました。実際には、週に1回しか更新していないのでせいぜい2・3時間の作業なのですが、週末の起きている時間の1割弱を占めていることを考え、かつ、他にやりたいことの期限を考慮した結果、少なくとも3月いっぱいまで休止します。一応、4月には再開するつもりですので、しばらく気長にお待ちください。毎週訪問してくださる方には申し訳ありません。
なお、一応いろいろニュースサイトは回っているものの、最近はほぼ以下のサイトに頼っていますので、休止期間中はこちらにどうぞ。
FAA,民間宇宙飛行に与えられるCommercial Astronaut Wingsプログラムを今年いっぱいで終了
SpaceNews(12/10)
2004年に創設されてSpaceShipOneのパイロットが最初のWingsを授与されたが、民間宇宙飛行が一般化したことで終了。ただし、FAAが定義する宇宙(高度50マイル以上)に到達した人のリストは維持する。
メキシコ,Artemis Accordsに署名
SpaceNews(12/10)
14か国目。Artemisプログラムへの参加も期待していると表明。
中国,通算400機目の長征シリーズロケットを打ち上げ
SpaceNews(12/10)
最初の長征ロケットは1970年4月24日に打上げ。100機目に到達したのは2007年6月(37年後)、200機は2014年12月(7.5年後)、300機は2019年3月(3.5年後)で、300機から400機までは2年9ヶ月で到達。
英国,デブリ除去ミッションのフィージビリティスタディを3グループ目と契約
SpaceNews(12/9)
SSTL社とAirbus DS社などのグループ。ClearSpaceとAstroscaleは10月に受注済。
EC,欧州20社以上のコンソーシアムNew Symphonieと欧州コンステレーション構想の検討プログラムを契約
SpaceNews(12/8)
Euroconsultが取り纏めて中小のスタートアップが参加
日本の前田氏と平野氏,SoyuzロケットでISSに到着。12日間滞在
Spaceflightnow(12/8) マイナビニュース(12/10)
ロシアのSpace Tourism再開第一号。
BAE Systems社,DOD向けの宇宙用ICチップの品質保証契約を受注
SpaceNews(12/6)
耐放射線性12nmチップ(現在の標準は45nmチップ)。製造はBAE社のSpace System事業部が実施。
韓国Hanwha社,KARIと協力して小型ロケットの検討を開始したと発表
SpaceNews(12/6)
Hanwha社は,固体推進薬ミサイルの長い実績があり、KSLV-2のエンジンとバルブを製造している。また、韓国SI社の支配株主となることで衛星製造にも参入しているほか、OneWeb社の8.8%株主でもある。3月には、子会社のHanwha Systemsが2000機のコンステレーション構想も発表した。
SpaceX社,KSC射場でのStarship射点建設作業を再開
NASA Spaceflight(12/5) SpaceNews(12/6)
2019年に作業を開始したが、テキサス射点であるStarbaseの整備を優先して休止していた。
NASA,3つの民間宇宙ステーション構想の設計支援契約を締結
SpaceNews(12/3)
SAA契約を受注したのは以下の3チーム。
- Starlab (Nanoracks + Voyager Space + Lockheed Martin): $160M
- Orbital Reef (Blue Origin + Boeing + Redwire + Sierra Space): $130M
- Cygnus発展システム (NGC): $125.6M
提案は合計11件あり、選定されなかった提案も2025年近傍で予定されているサービス調達契約に提案可能。
既にISS Nodeの利用権を獲得しているAxiom Space社は、既にハードウェア開発を計画通りに進めていて市場から資金を調達できている、との理由で、この提案には応募していない。