グラズノフ生誕150年
午前中は仕事場に出て留守中のメールやゲラに返事をして、午後は、市川市文化会館へ。
すっかり恒例になった市川交響吹奏楽団定期演奏会でした。
今回はロシアの作曲家・グラズノフ生誕150年を記念したプログラム。
歌劇「イーゴリ公」はボロディンの未完の作をリムスキー・コルサコフとグラズノフが完成させたもので、「だったん人の踊り」の「娘たちの踊り」は日本でもお馴染み。
トニー・ベネットなどでヒットした「ストレンジャー・イン・パラダイス」の原曲です。
交響詩「ステンカ・ラージン」もロシア民謡「ボルガの船唄」が出てくるので親しみやすい曲です。
そして、交響曲5番。
アマチュアの市民楽団としては頑張っていたと思います。拍手!
バスで行徳まで戻ったら雨が降り出しました。
北海道では晴天続きだったのに・・・・
プルートゥ
舞台「プルートゥ」を観てまいりました。
渋谷の「シアターコクーン」中二階右側。首が疲れました。
客席は満員で、立ち見も出るほど。
浦沢ファン、長崎ファンの方でしょうか
30〜40代の方が多い。
舞台にはいきなりコマワリされただけの原稿用紙のようなボード。
いかにもマンガを意識していているのがアリアリで
ちょっとどうかなあ、と心配しましたが
演出のシェルカウイはお得意の舞踏に演劇、映像、マンガの要素を加えて、面白い舞台に仕上げていました。
ストーリーの前半をはしょって人間らしいロボット・ゲジヒトに焦点を当てたのもいいと思います。
できることならプルートゥ=サハドの苦悩をもうすこし描ききってほしいな、とは思いましたが・・・。
テーマは人間とは何かロボットとは何か、だと思いますが
こういう時期なので
原作にある「憎しみからは何も生まれない」というテーマが
胸に響きました。
アトムにはダンサーで俳優の森山未來。
ダンスが素晴らしいです。
天馬博士とブラウ1589に柄本明。
天馬博士のイメージではありませんが、味があります。
ゲジヒトに寺脇康文
ほか
寺脇のゲジヒトはドイツっぽくないです。
歌舞伎と宝塚
お昼は、新橋演舞場まで。
樹林伸原作の新作歌舞伎「石川五右衛門」。
石川五右衛門が清の太祖になるというお話です。
ネタバレというよりも、これをしって観た方がわかりいいと思います。
海老蔵の五右衛門。右近の太閤秀吉。孝太郎の茶々。
そして、女真国の残虐な王・ワンハンに獅童。
ワンハンの部下の女将軍・櫻嵐女に笑三郎。
3階席正面2列目でしたが、演舞場は客席の奥行がそれほどないので
安い割にはとても見やすい席でした。
ただ、素人考えですが
獅童の隈取にひと工夫あったほうがよかったような。
五右衛門が茶々を救うために現れる場面での宙乗りは
なんとカラスたちにつかまって空から現れるという趣向。
鬼太郎を連想してしまいました。
こういうのは3階の方がお得ですね。
※ ※
夜は東京宝塚劇場。
宙組・凰稀かなめのサヨナラ公演でした。
久々に1階席。
お正月ですからね。
ミュージカル「白夜の誓い」は、
スエーデン中興の王であるグスタフ三世の生涯を描く作品。
凰稀かなめにぴったりの役です。
ただ、ストーリーは散漫でした。
グスタフとエグモント伯爵夫人の道ならぬ恋かと思えば
美咲凛音の役は、グスタフの妻・ソフィア・・・
「銀河英雄伝説」といい「風と共に去りぬ」といい「ベルばら」といい
美咲はほんとに運のないトップ娘役だと思います。
次期トップ・朝夏まなとの相手役としては
ぜひいい役をもらってほしいです。
ショーは藤井先生の「フェニックス宝塚!!」。
サヨナラにふさわしいとてもいいショーでした。
オーソドックスな藤井先生らしからぬラストの処理がいいです。
※ ※
朝夏・宙組のお披露目は「王家に捧ぐ歌」の再演だそうです。
アイーダは男役さんだと思いますから、美咲はアムネリウスですね。
月組の初演では檀れいのアムネリウスでしたが、ゲスト出演した星組二番手・安蘭けいのアイーダが当然のことながら目立ってました。
そういえば、エトワールもとーこはんだったのでした。