タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

THE SECOND 2024 ノックアウトステージ32→16

どの組もとても面白かったことは言うまでもない。

ただ結果がガチすぎて決勝のメンツがテレビ的にどうなんだ

という心配はありますね(笑)

 

<Aブロック>

LLR 対 ダブルアート

祇園 対 タモンズ〇

どちらのカードもなんとなくシステムVS人間力のような形で

この2カードは人間力が勝った感じはしました。

 

<Cブロック>

〇ロビンフット 対 テンダラー

インポッシブル 対 ななまがり〇

足骨折というイレギュラーな状況を上手く生かし、

且つ一撃必殺の強いネタを持ってきたロビンフットに

通常営業だったテンダラーが屈した感じでしょうか。

もっと言えば浜本さんが足骨折を上手く拾ってツカミをしてしまったがために

そこがウケすぎて本ネタが弱く感じてしまったのかもしれません。

インポッシブルとななまがりは、どちらも奇想天外なネタでしたが、

そこはまだ漫才然としていたななまがりに軍配といったところでしょうか。

 

<Dブロック>

COWCOW 対 金属バット〇

〇母心 対 ジャルジャル

COWCOWはもっと正統派なネタをしていれば良かったのかもしれないですけど

ちょっと好きなネタをやってしまった感はありますね。

ハマるときはハマるのかもしれませんが。

金属バットはその点上手くお客さんを引き込んでいたような気がします。

母心はある意味で通常営業でしたが、それが功を奏したというか、

一方でジャルジャルはちょっと自滅したような感じがありましたね。

どうしてもM-1でやってたような

超新システム的な笑いを期待されちゃってるのでしょうか。

 

<Hブロック>

モンスターエンジン VS 超新塾

ランジャタイ VS ラフ次元〇

モンスターエンジンは代表作的なネタを持ってきた一方で

超新塾は自虐も入ったいつもと違ったタイプのネタで前半入っていきましたが、

あまりにも内輪ネタだったのが敗因でしょうか。

この初日の夜の部はなんとなくお客さんが正統派を求めてた感じがして

ランジャタイとラフ次元も、正統派なラフ次元を選んだ感じでしょうか。

R-1グランプリ2024決勝

今回は芸歴制限撤廃の影響もあってかメンバーが逆に充実しすぎていて

準決勝以降は誰が決勝に行こうが優勝しようがあまり興味がなくなっていたんですが

決勝も実力者が実力通り評価されて、

且つ一番知名度の低い街裏ぴんくさんが優勝して注目されるという、

大会としては理想的な大会となったのではないでしょうか。

番組の進行も滞りなく、30分枠が増えた分、演出面もしっかりしていて、

まあM-1に似すぎなんじゃないかというのは気になりましたが、

ある意味オリジナリティを出さず、一番見やすい形になっていたのではないかなと。

強いていえば、ステージが大きくて背景がガチャガチャしていた分、

コントが若干見えにくいというのはあった気がします。

その点をわかっていたのか、たまたまなのか、

ルシファーさんは背景を書割にしてましたね。

そこだけはちょっと公平じゃない感じはありましたが。

 

以下、ネタの感想。

 

①真輝志 4位・458点

ドラマ(アニメ)の冒頭部分にツッコミを入れるというスタイルですが

虚構と現実が行ったり来たりするので、

やや観てる側の集中力が欠けるのがマイナスポイントだったかなと思います。

この人がこういうスタイルなんだと認知されていれば

その辺が補えるのかなと思いますが、

過去の準決勝のときも、あとから振り返るとどういうネタだったんだっけと

あまり記憶に残っていなかったので、

トップということもあり良い得点がつきにくい環境だったのかなと思います。

 

ルシファー吉岡 1位・475点

ここは逆にもうコントの人だというのがしっかり認知された上での登場。

同時に下ネタの人だという認知もされてたと思いますが、

今回はそれがなく正統派のコントで質の高いネタを持ってきていたので

審査員的にも高い点をつけやすかったんじゃないかなと思います。

リズム感が良くてとても心地の良いコント。

人(ニン)とも合っているし、非の打ち所がないネタだったと思います。

 

街裏ぴんく 2位・471点

ここは笑いのシステムを理解するまでに時間がかかるので、

お客さん次第かなと思っていましたが、

今回はお客さんはしっかり笑いどころで笑ってくれるお客さんだったので、

それも勝因の一つだったような気がします。

反応良すぎて、言っていることに「えー!?」とかいうお客さんだったら

きつかったでしょうからね。

案の定、放送後に一定数の「笑いどころがわからない」という輩が出てましたが、

それはそれで想定内というか、

観ている側に「これを面白いと思える自分はセンスがある」

と思わせてなんぼの芸風だと思うので、

そういった声に負けずに突き進んで欲しいですね。

 

④kento fukaya 8位・452点

ここは単純に審査員の世代的にマッチングアプリがピンとこないというのと

そういう世代にとっては、ただの人物プロフィール大喜利に見えたと思うので、

この結果は妥当なような気がします。

それにしても、もうフリップ芸は完全にモニター時代に移行したんですね。

 

⑤寺田寛明 7位・455点

ここは去年のネタとあまりに構造が似ていたというところで

新鮮味がなかったのではないかなと思います。

ただ4年連続上がってきているというのは、

ずっと大喜利系フリップ王者決定戦では4連覇し続けているということ。

そこはしっかり評価してあげたいなと思います。

 

サツマカワRPG 6位・457点

寺田さん、サツマカワさん、そしてこのあとのお抹茶さんは

だいたい同世代だと思うのですが、

今の審査員世代との相性がすこぶる悪いというか、

M-1真空ジェシカもその傾向にあるのではと思うのですが、

どこか閉鎖的で自分たちのテリトリーの中でやっている感じがして、

なかなか評価されないんでしょうね。

それで言うとそこを突き破った令和ロマンは非常にクレバーなんだと思いますが。

 

⑦吉住 3位・470点

振り返ってみるとルシファーさんとここは正統派コントということになりますが

ネタ時間4分になったというのも、今回実力通りの結果になった

一つの要因だったのかなという気がします。

にしても今回の出場者で吉住さんが一番若手というのは、

若い出場者にとって、なんて夢のない大会なんだという気がしますね。

だからこその芸歴制限だったのに、たった3年でそれを覆すなんて。

その点ではもし芸歴制限があったら、吉住さんが圧勝していたということになるけど、

大会としては芸歴制限撤廃よりもむしろ4分になったことが

大会の質を上げたんじゃないかなと思っています。

 

トンツカタンお抹茶 9位・448点

真輝志さんもそうでしたが、音声ネタってテレビを通すと伝わりづらくなるというか、

ライブだと音響がしっかりしているので、音響ゼリフも聴きやすいんですけど、

テレビはピンマイクで音を拾ってしまうから、地の声が立ってしまうんですよね。

マツモトクラブさんみたいに、

地の声が落ち着いていると音声ネタでもちょうどいいのかもしれませんが。

でもこれってエンタの神様みたいに、しっかり字幕入れてもらえたら、

すごくハネるネタだと思うし、

実際、後々何度も聴き返したくなるのはこのネタですよね。

ま、賞レースに1枠くらいは欲しい枠という点で

予選でも受けていたし、決勝に上がったことには異論はないです。

 

どくさいスイッチ企画 4位・458点

準々決勝で観て、これは準決勝行ってもおかしくないと思ったらしっかり準決勝に進み

さらには決勝まで進出というのは、

マチュア芸人にとっては夢のような状況だと思いますが、

この方の経歴を見れば、ただのアマチュア芸人ではないというか、

プロでもやれるポテンシャルを持ちながらアマチュアでいることを決意した人なので、

ただなんとなくやっているアマチュア芸人がたどり着ける境地ではないことは

わかっておいたほうが良い気がします。

と同時にただなんとなくやっているプロもしっかり見習ったほうが良いでしょう。

ネタは序盤やや早口だったのがもったいない気がしました。

 

最終決戦① 吉住 2票

ネタが1本目ほどの設定でなかったというのと

終盤の浮気展開になったときに笑いよりもドラマ性が高くなってしまったのが、

優勝しきれなかった要因なのかなという気がします。

この感じだったら10年以内のままだったら断トツで優勝だったんでしょうけど、

それはそれで新しいスターは生まれなかったわけで、

賞レースを獲るには巡りあわせも大事なんでしょうね。

 

最終決戦② 街裏ぴんく 3票(優勝)

エツオ・エツ・オエツ先生というネーミングが素晴らしかったですね(笑)

ここは逆に巡り合わせが良かったというか、

本来なら2021年あたりに決勝行ってんでしょうけど、芸歴制限でそれが阻まれて、

でも3年間の熟成期間でより「優勝させたい熱」が高まったというか、

それでいて芸歴制限撤廃後の最初の大会だから、

大会的にも埋もれていた熟練芸人の優勝を期待していたでしょうし、

その象徴的な存在になったのではないかなと思います。

ザコシショウさんが近い距離にいるから逆に厳しい点数つけるかなと思いましたが、

しっかりと評価していましたし、

それが贔屓したと見られる可能性がゼロではないですが、

それも含めて賞レースですからね。

アンチにしてみると、バカリズムさんが評価していないところも

攻めどころなのかもしれませんが、

野田クリスタルさんとザコシショウさんという

地下芸人に明るい二人が審査しているというのは、

地下芸人にとっては夢のある状況なのかもしれません。

これきっと久本さんとかが審査員だったら、

理解できずに笑顔で低い点数つけてるでしょうね。

審査員運も大事。

 

最終決戦③ ルシファー吉岡 0票

他の二人が良かったというだけで決して悪いネタではなかったと思いますが、

その点では、他の二人と比べて優勝したときのドラマ性は薄かったかもしれません。

でも来年以降はこうしたルシファーさんのような実力者がずっと居座るんだと考えると

大会としてまた停滞していくのではないかという気がしますね。

これってR-1の歴史としては、同じ大会システムだった

2010年に戻っているとわけですし、なんなら完全にM-1と一緒ですし。

今回は良い大会だったから来年は同形式になるんでしょうけど、

改善点があるとすれば、やはりまた敗者復活戦の復活でしょうか。

となるとさらにM-1になりますけどね。

今回敗者復活がなかったことでせっかく準決勝に進出した人が

テレビで扱われることなく消えていったことになるので、

来年はせめて、夕方の枠とかで敗者復活やってあげて欲しいですね。

あと敗者をグランドスラムの幕間コントに付き合わせるのはやめてあげて欲しい。

コラボやるならせめて、先にグランドスラムでそのあとR-1にしてあげないと。

 

でも年々、盛り上げようという意気込みは感じるようになっているR-1。

なんとかなくならずに来年も続けていってほしいです。

R-1グランプリ2024準々決勝東京

もう準決勝メンバー決まっているので、ざっと気になった人だけ触れます。

 

◎2/2朝の回 合格4

三戸キャップ

俗にいう「細かすぎて」系のネタでした。

見せ方としては合格したたつろうさんよりも良いかなと思いましたが惜しくも落選。

・たつろう<合格>

「細かすぎて」ではおなじみ、そういう意味では既視感があるので

準決勝ではかなり新しい切り口でやらないと厳しい気はする

・吉住<合格>

知名度もあるけど、やっぱり引き込む力と押し出すパワーが違う

ウエストランド井口<合格>

期待値もあるし、メタをやってもそういう芸風だと認知されてるから強いですよね。

今回有名な人が手軽に漫談をやるパターンが多かった気がするけど

その中ではちゃんとこのために作ってきてる感もあり、良かったと思います

バイク川崎バイク<合格>

芸歴制限撤廃前からBKBじゃない正統派コントみたいなのをやっていたけど

今回のは完全にコントに入っているわけではないから、

お客さんをツカミやすかったのかもしれませんね。

BKBのパワーと比べると、ちょっと世界観のほうに寄っていて

パワーがなかったような気がするけど、合格していました。

 

◎2/4夜の回 合格8

シューマッハ中村

いいともでよくやってた動物芸ですが、いろいろ演出も加わり

あとルミネだと足元が見えないことも考慮して脚立の上で披露するなど

ライブのトップバッターとしては十分な働きをして盛り上げていました。

・さとなかほがらか

かわいらしさと狂気の両面を同時に表現できるのがすごい。

ただ今回はやや狂気のほうが少なかったかもしれません。

もしWで決勝に行ってなかったら、新星現る感もあったのかもしれませんが。

・大谷健太

おもしろいんだけど、どうしても早口言葉を期待してしまいますよね・・・

・ユキホ

若手・中堅クラスの芸人のモノマネを次々と。似ているし面白いんだけど

芸人が芸人のモノマネってどうなんだろうとは思ってしまう。

マチュア名義だったら評価も変わるんでしょうけど

・安原カラス

フレーズの繰り返しが心地よくAブロックの中では一番良かったと思うけど

残念ながら合格には届かず。

赤嶺総理

大喜利ではよく聞く名前ですけど、その大喜利力をいかんなく発揮されてました。

でも一言ネタはどうしても他と比べるとパワー不足になってしまう。

・メカイノウエ

前半はかなりウケていたと思うけど、下ネタの雰囲気になった途端に

急速にしぼんでしまいました。

ひと昔前のR-1ならこれでも良かったかもしれませんが、

今のR-1は結構若い女性のお客さんも多いから昔のアングラな感覚だと

厳しいかもしれません。

トンツカタンお抹茶<合格>

13人目でようやく初めての合格者。

面白いけど終始音声なのでその部分が準決勝の審査でどう評価されるか。

・ストレッチーズ高木

いつもこのネタのような気が。まあ4分仕様にはしてるんでしょうけど。

どくさいスイッチ企画<合格>

無所属(アマチュア?)名義で見事合格。構成がすばらしい。

詳しくはわからないですが、何気にキャリアはありそうな方な気がします。

初のアマチュア名義ファイナリストも夢ではないかも。

キンタロー。<合格>

ザコシショウさんが優勝した時のような追い風を感じます。

ただ何気に当たりはずれはある気がしますが。

・友田オレ

どうしても歌謡曲調のネタを期待してしまった。

・森本サイダー

準々決勝では3組目のオタクネタ。ドラマ性もあってよかったと思いますが

残念ながら合格に届かず。

・佐川ピン芸人

いまさらひねりのないナレーション撮りネタ。

2回戦のフリップネタのほうがオリジナリティがあったので残念。

・徳原旅行<合格>

毎回ちょっと性格の悪いネタなので好みがわかれそうだけど

今回はそれを凌駕する展開があって素晴らしかった。決勝で観たい。

・ママタルト檜原

ファンが多いのかいつも過剰にウケているのが気になるんだけど

審査員は冷静に判断をくだしたということですかね。

岡野陽一

個人的には好きなネタでしたが、ただ既視感があるし、

新ネタを持ってこないで、手を抜いたと思われたのかここで終焉。

・寺田寛明<合格>

ここも過去とパターンは一緒なんだけど、

中身は違うから新鮮にウケていました。

ルシファー吉岡<合格>

若い女性客が多いことを見越してなのかたまたまなのか。

今回は下ネタなしの正統派なコントでした。それでも十分面白い。

・こたけ正義感<合格>

序盤はあまり笑いが来てませんでしたが、

中盤から巻き返し合格ラインを突破した感じ。

ただ決勝のテレビ放送を考えると、これでは難しい気がします。

・おいでやす小田<合格>

正直流しているというか、本意気のネタじゃない気がしますが、

これがネタの温存なのか、単なる準備不足なのか。

個人的には後者なんだろうなと思ってます。

ムーディ勝山

おそらくやりながらウケてないことには気づいてたんだろうけど、

ネタをおりずにやりきったのはプロ意識を感じました。

 

◎2/6朝の回 合格8

・サイクロンZ<合格>

この回が盛り上がり的には一番だったということもあるけど、

それを差し引いても、トップバッターでかなりウケていたし、

しっかり作りこまれていました。

・薄幸

若干いまさら感がありますが、でもちゃんとコントの中に街ディスリも入れ込んでて

さすがだなと思いました。

もっと街ディスリ部分が多くても良かったかもしれません。

オジンオズボーン篠宮暁

大林ひょと子、もっとピーク時だったら決勝に行けてたと思うんですが。

ここもちょっといまさら感がありウケきらなかった気がします。

どんぐりたけし<合格>

ギャグをストーリー化するにはありがちな設定かなと思いましたし、

Yes!アキトさんがいるから、どっちかしか合格しないと思っていたら

両方合格でした。

トレンディエンジェル斎藤司

いわゆる有名どころが軽い漫談で挑戦するパターンですが、

普通に漫談上手いし寄席ならこれでいいんでしょうけど、

賞レースとしては創作性がないので難しいでしょうね。

・アゲみざわ信子<合格>

THE Wでも同じネタでしたが、だいぶ内容も変わってたし、

何気に今回4分になったことは、すでに4分ネタ2本で勝負してる女性芸人さんには

有利なのかなとも思いました。

よくできたコントでキャラにもあっていたし、

ウケていたので合格してもおかしくないけど、

落ちててもおかしいとは思わなかったでしょうね。

ジグザグジギー池田

面白かったですけど、だいぶお笑い好き向けのメタなネタだったので

落ちてもしょうがないですかね。

・レインボー池田直人

準々決勝4人目のオタクネタ。過去準決勝に進んだときのほうが

意外な展開を見せる良いコントだった気がするので、今回はそこまではなかったか。

レイザーラモンRG

狙いがお客さんにハマっていなかった印象。客層がこれを喜ぶ客層ではなかった。

サツマカワRPG<合格>

怪奇の中では毎回ギャグ以外で勝負していますが、

今回もショートコントを巧みに流れに乗せたストーリーコント。

笑いもあるけどアートっぽい雰囲気もある。怪奇の3人の中では一番有力か。

・ケビンス山口コンボイ<合格>

キャラを知ってるか知らないかで評価が分かれそう。

中野なかるてぃん<合格>

ウケていたけどそこまで真新しいわけでもなく。決勝となると厳しそう。

・ヒコロヒー

ここで落とされるんだとは思ったけど、

フラットに見れば明らかに合格ラインには達していない出来だったかと。

もっと性格悪いネタが観たかった

街裏ぴんく<合格>

客層的にあんまりハマっていない感じがあったけど、

審査員にはちゃんと届いたという感じでしょうか。

芸歴制限がなかったらもう少し早くファイナリストになってたと思うけど

今年の決勝初出場組の最右翼か。あとは準決勝でしっかりウケること。

・Yes!アキト<合格>

どんぐりたけしさんもそうですが、

ストレートなギャクの羅列が通用しなくなってるのが厳しいところ

 

◎2/6夜の回 合格7

この回は38組出てましたが、とにかく終始重かった印象。

朝の回は18組中8組も合格者が出ているのに、この回は38組中7組だけ。

朝は知名度の高い人が多かったこともあるけど、出る回によって運不運はありますね。

 

・ダイス

ストレートなバカコントで観てて気持ちよかった。

一周回ってこれでいいんだよなという感じ。

・ホロッコこまり

途中で歌詞を飛ばしたところで如実にパワーダウンしてしまいました。惜しい。

おほしんたろう

赤嶺総理同様、大喜利の強さは十二分に発揮されてたと思うんですけど、

やっぱりネタとなるともう一段二段プラスアルファが必要になってくるんでしょうね。

・にたりひょん吉

面白いんですけど、どうしても賞レースだとパワー不足に感じてしまう。

ただ合間合間のくすぐるような一言は個人的には大好きです。

・ちびシャトル

絶叫系のネタは今回のような重い空気には不向きだったのかもしれません。

軽いお客さんならお客さんの盛り上がりに乗っていけたのかもしれませんが。

・ドンデコルテ渡辺<合格>

とても面白いし、ウケていたし、合格は文句なしですが、

これをテレビ放送で観たら物足りなさは感じてしまうだろうなと。

・かごしま太郎

視点がいいですけど、4分ネタとしてはちょっと持て余してしまったか。

光永

WでもR-1でも毎回このあたりまでは来るんですけど、

若干下駄を履かされている印象があるのか、

あんまりお客さんに受け入れられていないような気がするのは気のせいでしょうか。

・みなみかわ

2回戦ではウソ発見機のランプのボタンをポケットに入れていましたが、

さすがにそれだと不自然と思ったのか、

今回はわかりやすく手元で操作できる仕様になってました。

あのあたりの見せ方をもうちょっと上手くやれば、ネタに集中できたかも。

斉藤慎二

いわゆる「R-1エンジョイ勢」というのか、全裸監督での漫談でしたが、

本人がもはやネタ内でエンジョイ勢だと公言していたので、

審査員も落としやすかったでしょうね。

コージー冨田

ネタうんぬんよりもとにかく体調が心配

・ななまがり森下<合格>

ずっとやってきたことの集大成というか、

何気に今回あんまりバカバカしいネタがない気がするので、

バカバカしさが良かった気がします。

河邑ミク

さとなかほがらかさんとここは、なんとなくハードルが上がってしまっているので

かわいそうな気がしますね。

今回はだいぶ奇をてらったネタだったと思いますが、それでも壁を越えられず。

めげずに頑張ってほしいものです。

・鈴木ジェロニモ

毎回面白いけど、どうしてもボイパだけが続くのは、

観ているこちらも息継ぎができないというか。

少しくらい休息の漫談時間があって緩急があると良いかなと思います

・スカチャン ヤジマリー。

キャラもいいし、面白いんだけど、こちらは若干漫談部分が多かったのか。

もっとバカでいて欲しい感じはしました。

・ラパルフェ都留

これはさすがに阿部寛さんに悪いというか、設定も展開も良くなかったと思う。

お客さんもそれを感じ取っていたのかずっと引いている感じでした。

・本多スイミングスクール

かなり笑いも取っていたけど、あまりにもシンプルすぎたのか、合格に届かず。

馬場園梓

今回の審査で評価できるところは、

このクラスの人たちをしっかり落としてくれたこと。

決して悪いネタではないけど、これで通ってしまうと若手がやる気なくなるかも。

松本りんす

明らかに決勝出たときよりもパワーダウンしていましたね。

最後もグダグダでしたし。

真空ジェシカ・ガク

以前はもっと意外な展開を見せるコントとかやってたはずだったけど、

一言ネタに終始したのは、忙しかったからなのかな。

・ウーマン吉原

いまどきのらしいネタだったと思うけど、

直接的なワードは出さないほうが良かったのではないか。

・ハマノとヘンミ へんみ亮介<合格>

去年の準決勝とほぼ同じシュチュエーションだけど、

まだ世間バレしてないだけあって、しっかりウケていました。

何気に本筋のストーリーもよくできている。

・4000年に一度咲く金指

面白かったんだけど、もっともっと狂気な感じが観たかった

・SAKURAI<合格>

2回戦でも拍手に文句を言うくだりがあったんだけど、あれは狙ってやってるのか。

正直印象は良くない。

兼近大樹<合格>

たぶん予選を観ていない人は知名度で残ったんだろうと思ってるだろうけど、

超正統派のコントでしっかりイチウケに近いウケで合格されています。

紺野ぶるま<合格>

今回は毒抑え目のコント。やや物足りない気がしているけど、

しっかりと笑いを重ねて見事合格。

ここもだいぶハードルは上がってるはずだけど、

奇をてらわずあえて正統派でハードルの下をくぐるというのは結果的に良かったか。

・マツモトクラブ<合格>

4分になったことが一番有利に働いているのはマツモトクラブさんのような気がする。

今回は敗者復活がないからストレートで決勝に行かないといけないけど

決勝にいったら優勝も狙える位置にいると思う。

桂三度

やはり落語家はどうしても落語にとらわれてしまうのか、

もっと奇想天外な発想を期待してしまいました。

 

以上、気になった組へのコメントでした。

 

普段なら決勝予想とかするんですけど、

なんかあんまりこの人行ってほしい!とかがないので

誰が行ってもいいかなという感じで、

あとは何組無名な人が決勝に食い込めるのかというところでしょうね。

どくさいスイッチ企画、徳原旅行、街裏ぴんく、へんみ亮介あたりが

上がってくるとちょっとワクワクする感じがします。

一方で、ウエストランド井口や兼近は上がるのか?

そして決勝常連だった、おいでやす小田、ルシファー吉岡さん、

ヒューマン中村、マツモトクラブは残るのか。

さらには、近年のR-1の常連組、寺田寛明、Yes!アキト、サツマカワRPG

あと吉住やキンタロー。なんかもいるし。

9枠とはいえかなりの激戦ですね。

なんだかんだで楽しみなメンツです。

 

もう3日後の夜には決勝進出者発表!果たしてどうなる?

R-1グランプリ2024準々決勝東京初日(2/2午前)

まさかの朝10時半開演、観客がまだ目が覚めてない上に、

たった16組で昼前に公演終了。

この環境では盛り上がりようがない。

 

今日から準決勝に上がるとしたら、

◎吉住

ウエストランド井口

三戸キャップ。or たくろう

 

くらいでしょうか。

そしてたった16組なのに、オタクかぶりと、

細かすぎるモノマネかぶりがあるってどういうこと?

賞レース

そもそも今の若手で、松ちゃんにネタを観てもらいたい!

というモチベーションだけで賞レースに挑んでいる人はいないでしょうに。

 

M-1 → 2004年、2015年は不在

KOC → 2014年まではMC

THE SECOND → 第1回大会ファイナル直前にアンバサダー就任

 

いたら箔はつくけどいなくても何の影響もないはず。

 

M-1志らくさんとかナンチャン復帰でも十分かたがつきそうだし、

KOCは若い過去王者で補充するか、あるいはウッチャン就任というウルトラCも?

THE SECONDはそもそも必要ない役職だし、

代役ならたけしさんか爆笑問題という感じでしょうか。

 

一番きついのはこれをきっかけに他の芸人さんにも活動休止案件が

飛び火するんじゃないかということ。

MCクラスもそうだけど、若手も狙われるでしょうね。

過去王者とかに次々飛び火したらそちらのほうが大会開催が危ぶまれるかと。

M-1グランプリ2023決勝戦

なんとなく最後接戦になったので見どころはなくはなかったですが、

1番手、2番手では芸人登場時に「ひゅ~!」と言っていたお客さんが、

ペース配分を間違ったのか、中盤から疲れた感じになってしまいましたね。

ただその重い空気を突き破るネタが現れなかったのも事実。

キングオブコントでも序盤に高得点が続き、後半尻すぼみになりかけましたが、

なんとかサルゴリラで爆発が起きたおかげで成立した感じはありました。

ただ今回はその爆発がいつまで経っても起きないまま終わってしまった感じ。

その点では最終決戦1番手の令和ロマンが唯一の小爆発という感じでしたが、

全体として低調だったことは否めないと思います。

 

低調の原因をお客さん以外に考えるとすると、

初見のお客さんに優しくない内容のネタが多かったのかなと。

自己紹介的なネタが少なく、2段階目のネタが多く、お客さんが戸惑った印象。

そして自己紹介的なオーソドックスなネタをしっかりした3組が

最終決戦に残った印象です。

 

トップの令和ロマンの頃は、ちょっとお客さんがウケすぎかなとも思いましたが、

2番手のシシガシラで鎮静化。

ま、ただよく考えたら、こっちはこっちで超自己紹介ネタ過ぎて物足りない

という現象も起こっていました。

3番手のさや香も盛り上がっていましたが、去年のネタと比べてしまうと

やや粗が目立つネタだった気もしますし、

4番手のカベポスターに関しては、明らかに出来が良くなかった。

このあたりからお客さんの期待値とネタの出来に乖離が生まれましたね。

5番手のマユリカも波に乗れず、あと今回は紹介文のところで

ネタバレというか、キャラばらしが多かった気がして、

キモい二人の漫才が始まるんだなと余計なフィルターがかかってしまった気がします。

6番手のヤーレンズも、ウザいネタなんだというフィルターがかかり、

ただそれでも手数の多さでそれを凌駕していた感じですが、

7番手の真空ジェシカは、これまた期待値の高さが裏目に出る結果に。

8番手のダンビラムーチョはそもそもで最初のフリが長いのもありましたが

それ以上にそれについてのツッコミがしっかりされていなかったので

そのあとどこを楽しめばいいのかという提示がしきれていなかった。

9番手のくらげも同様。

10番手のモグライダーは、出番順だけ見てたら優勝フラグかと思っていましたが、

思った以上に点数も伸びず。松っちゃんには練習不足と言われる始末。

賞レース予選の1回戦ではしょっちゅう笑いの谷の時間が発生しますが、

今年は4番手以降何をやってもウケないような状況になってしまいましたね。

前説や中説が上手くいかなかったのか、明らかにお客さんが盛り上がっていないな

という感じでした。

 

そこに来ての最終決戦1組目での小爆発ですから、

感覚的には救われた感じになったのかもしれませんね。

ヤーレンズは去年の敗者復活戦でも披露していたラーメン屋のネタ。

新しいボケも入っていたとは思いますが、

お笑いファン的にはこすりにこすられたネタに見えて、盛り上がりきらなかった。

そして最後のさや香は言わずもがな。

ただ話に聞けばこの2本目がやりたいために逆算して1本目作ったというから

それはそれで末恐ろしいし、でももったいな過ぎるなと。

 

唯一の救いは最後の結果発表が、それぞれが交互に出るという

かつてない緊迫感だったのが面白かったですが、

正直すぐに振り返ってもう一度録画観たいと思ったネタは今回はなかったですね。

該当者なしでもいいくらいかなと思ったけど、

松っちゃんのコメントとしてはそんなひどい捉え方をしていなかったし、

現場は現場でまた雰囲気が違ったのかなという気もします。

 

令和ロマンが来年も出る!と言っていましたが、

正直今年の優勝だけではインパクトが弱かったと思うので、

連覇をして時代を築くくらいのことはやって欲しい気がします。

 

あと令和ロマンが優勝したことで、コンビ歴制限を10年に戻すきっかけにも

なるような気がしてきて、来年の20回を境に、

また10年に戻しても良い気がしました。

 

ちなみに敗者復活戦は都合でCブロックの途中からしか観れなかったんですが、

結果わかってからだとあまり見る気がしませんね。

ましてその敗者復活組が9位に沈んでしまってるんで。

こういうのはやはり生で観ないといけませんね。

 

にしても、真空ジェシカが3年連続で否定され、さや香も自爆、

ヤーレンズも来年はバラエティで消費されるし、

他の組はインパクトすら残せずに来年を迎えるということになると、

来年はファイナリスト全とっかえの可能性もありますね。

令和ロマンが本当に来年出るかどうか。

逆に出てくれないとずいぶん寂しい顔ぶれになるのかなという気がするので、

ぜひ連覇というのを目指してほしい気がします。

 

というか、考えてみると準々決勝あたりから、

なんとなくハイレベルというよりかも、

お笑いマニアの内輪ウケ大会になりすぎてはいないかという危惧はありました。

決勝のお客さんも、おそらくM-1サポータークラブに入っている

マニアだと思うのですが、どこか悪いほうに傾いているような気はします。

審査員(制作陣の中心)が変わったことも何か影響しているのか。

明確な理由がありそうな気がするので、次回はそれが改善されていればいいなと

つくづく思います。

 

と、そんなことを言っている間に明日からR-1予選がスタート。

こちらもどうなることやら・・・

M-1グランプリ2023審査員

予想は外れ。というか無難な選択でしたね。

これで審査員に吉本が4人と過半数を占めてしまったけど、

ま、身内に甘いタイプと身内に厳しいタイプがいますから

審査という点ではそこまで影響はないのかもしれない。

ただ大吉さんはこの状況だと来年引き受けない可能性はあるでしょうね。

 

敗者復活戦の審査員も発表。

何気に5人というのはかなり荷が重い。

歴代王者の中から10人くらいいてもも良かった気がするけど、

それだと吉本が多くなってしまうというのもある。

ま、この5人でも過半数は吉本なんですが。

 

一般視聴者の人気投票でなくなったのは良いと思うけど

芸人審査員は芸人審査員で、芸人内人気投票になるだけなんですけどね。

 

海原ともこさんが審査員に入ったことでそれほど大きな影響はないと思いますが、

若干関西勢が有利になったかなというのはある。

順位予想を少し変更するとすれば

くらげ 4~10位 → 5~10位

真空ジェシカ 4~8位 → 5~10位

令和ロマン 2~6位 → 3~8位

モグライダー 1~4位 → 1~6位

ダンビラムーチョ 6~10位 → 7~10位

ヤーレンズ 2~8位 → 2~8位

さや香 2~8位 → 1~8位

カベポスター 3~8位 → 1~8位

マユリカ 6~10位 → 6~10位

敗者復活 1~5位 → 3~8位

 

ということで予想は

 

本命 モグライダー

対抗 さや香

穴 カベポスター

大穴 ヤーレンズ

 

に変えておきます。