劇団野の上「ふすまとぐち」

 札幌・琴似のコンカリーニョで観てきました。

>>小山内家に嫁いだ桜子は、姑キヨの強烈な嫁いびりにより、ある場所から出られずに暮らしていた。そんな中、義理の妹・幸子が出戻ってきた。ようやくそこから出ることが出来た桜子だが…。青森を拠点とする「劇団野の上」が初来札!山田百次による一人芝居「或るめぐらの話」を併演<<

 流れるように繰り出される津軽弁が耳に心地よい。意味は理解できないところもあったが、エネルギッシュな舞台。
 チラシの劇団紹介には、「生身の人間を見せることが信条」とか。貪欲に笑いもとってきており、小劇場の妙味を堪能できた気がする。

あたたかい一日

初任給で親にプレゼント。まさかこんな日が自分の身にも訪れて、まさかこんなに感動してしまうとは思いもしなかった。父には財布、母には扇子を。原付で30分ほどの距離にある実家に帰ると、昨日の朝刊が3部も居間のテーブルの上に置かれていた。入社して初めて書いた記事(子育て教室について)が掲載されているものだ。田舎のジジババに送るらしい。プレゼントを渡した。父は少し涙ぐんだように見えた。夕飯を食べる。とりとめのない会話。あたたかくてホッとする一日だった。

笑福亭仁鶴一門会「なにわばなしかみなり亭」

生の上方落語に触れる貴重な機会を得た。会社の読者プレゼントだったのかな。ありがたくチケットを頂戴した。
上手い咄家の話し方、間の取り方には学ぶべきところがあるなぁ。面白いなぁ。という思いは週末の眠気の前に崩れ去った。むーん。

大阪センチュリー交響楽団(第101回定期演奏会)

tamamora2005-05-12

シンフォニーホールにて。同期の友人からチケットを譲り受け、退社後、大急ぎで会場に向かった。クラシックなどというものを物心ついてから自主的に聴きにいくなんてはじめて。ハイドンとベートーベン。詳しいことは全くわかりませぬ。
過剰な自意識にまみれた心を洗ってくれるという感じでしょうか。意識を空間に預けて漂わせる。無駄なことを考えずに気持ちよく流れていく時間。気づけば半分以上、意識が飛んで眠りに落ちていました。いや、躍動的で素晴らしかったのですが。

いつもの場所で

本当に今さらなのだが、人とトコトン話すことで得られるものは大きい。
退社後、いつもの場所で3時間弱。普段の生活では、本音を話すことに一番の抵抗を感じる、いやむしろ自分の本音や本心がどんなものかすら見失いがちになる。
そんな僕にとって、自分を積極的に表現し、他者へのあくなき理解を追求する会話の中に身を置くことは非常に刺激に溢れている。
一通り思索し言葉を探してから話し出すという会話スタイルに対しても深い理解を示してくれるため、とても心地良い。一つの事柄に関する考え方の違いを議論することでさらけ出される個々の内面。今になって、あのとき戸狩で聞いた言葉を実感することができた気がした。

あなざーわーくす「体感型★ロミオとジュリエット」

tamamora2005-05-08

大阪現代演劇祭〈仮設劇場〉WAにて観劇。
http://www.art-space.gr.jp/gen_engekisai/kasetsu2.html
休日の非日常体験。昼食にオムライスを食べ、いざ非日常の世界へ。
そこまで大層なものではないけれど、開演時間までの時間が空いてしまったので観光船サンタマリア号へ。勢いと好奇心だけで乗り込んだ。大阪港周遊50分間の船旅。コンテナと荒涼とした空き地、無機質なビルしか見えなかったけど、これでも非日常体験だ。連なるクレーンを見て、キリンやウサギ、ラクダに見えるなんて話をしていた。話すペースはゆったり気まま。はじめは戸惑ったが、慣れると眠くなる。日常の忙しさを忘れさせてくれる非日常。いや、そこまでいいものでもないか。手強い。
そして、大阪港の倉庫内。それだけでもうワクワク。
参加型(レクリエーション型)の演劇というものが、これほどまでに心を解きほぐし幸せな気分にさせてくれるとは思いもしなかった。観客が手を取り合って輪になって踊ったり、劇中に引っ張り出されたり。とびきり狭い円形のステージ上で繰り広げられていく恋物語。たった3人なのに、ここまで表現できることに驚いた。あっという間の70分間。まさかキリスト役ができるとはね。何か一体感があって、日常の憂鬱が吹き飛んだ気がした。
コーヒーを飲んでいるのに心地いい眠気。いったい何なんだろう。本音を見せてくれている感じはしない。手強い。まあ、これも非日常?それとも日常?
駅まで送りサヨウナラ。非日常の一日が終わった。

生きる

常に根底には不安がある。次々と明らかになる重い現実。退社後、同期と話すことで多少はまぎれるが、自分がこれからどう生きていくべきかを毎日考えてしまうのは精神的にきつい。生きていくことって厳しいなぁ。
けれど、逆に言えば自分で何でも変えていける余地のある会社なのかもしれない。そう言い聞かせよう。
鳥取での一週間の研修は楽しかった。砂丘に連夜の宴に人の温もり。
文のつながりめちゃくちゃでごめんなさい。