「フリースタイル41 THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」

tamotsu_yoshida2018-12-17

「フリースタイル41 THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」が、
19日(水曜日)に発売になります。


このマンガを読め!」という企画も、今回で15回目。
15年間、毎年発行してきました。


つまり、雑誌の「フリースタイル」より、2年ほど早くから始まっていました。
(まあ、12月に「フリースタイル」と「このマンガを読め!」の二冊を出すのが、
あまりにしんどくて、「フリースタイル」14号から合併というか、雑誌特集にしたわけですが)


今号では、15年というキリのいい数字になったので、
これまでの歴代ベスト20を掲載するコーナーを作っています。


これが改めて見てみると、結構面白く、
たぶん読者の皆さんも喜んでくれるのではないかと思っております。


刊行が昨年より少し遅れましたが(すみません!)、
今年も多くの筆者の皆さんが本当にいろんなマンガを紹介してくれています。


年末年始はもちろん、来年一年のマンガ選びのガイドに
間違いなく、なってくれると思いますので、
どうか本書を書店でご覧いただけると嬉しいです。


「フリースタイル40」発売。

tamotsu_yoshida2018-11-01

遅くなりましたが、
「フリースタイル40 「ポップとは何か」江口寿史×大根仁
が本日発売になりました。


「ポップ」────
簡単なようですが、
よく考えると難しい概念です。


今号は、“キング・オブ・ポップ”こと江口寿史さんと
一九九五年を舞台に最高にポップな映画を
作ったばかりの大根仁監督に、
そんな「ポップ」ということについて
語っていただいたわけです。


今年のぼくは、じつは、ずっと「ポップ」について考えていたのですが、
今号で満を持しての対談になったと思います。


乞う御期待!


フリースタイル40 「ポップとは何か」江口寿史×大根仁

フリースタイル40 「ポップとは何か」江口寿史×大根仁

フリースタイル39

tamotsu_yoshida2018-07-19

明日(20日)に発売です。


今号のスピーチ・バルーンは、小林泰彦氏のインタビュー。
前号の表紙を描いてもらった際に、
「〈イラスト・ルポ50年、仕事を始めて60年〉の記念パーティがあるんですよ」と
おっしゃっていたので、「もしよければ、うちでインタビューさせてくれませんか」とお願いしたところ、
御快諾いただいたのです。
数々の雑誌に密接に関係(イラストレーションや文章だけではないわけです)してらした
小林泰彦氏ならではの貴重なお話が聞けたと思います。
面白さは保証します!
是非ともお読み下さい!


今号の「フリースタイル」は連載陣勢揃い。
今回は、久しぶりに山田宏一氏の「映画教室」が掲載されました。
飛行機乗りと西部劇の関係があったなんて! わくわくしました。
やはり本誌に山田氏の原稿があると締まります。


しかも、ほぼ、ぼくの理想としている執筆者の皆さんに寄稿してもらえたと思っています。
「これぞ王道のカルチャー誌!」と思っていますが、
皆様の御感想などお聞かせいただければ嬉しいです。

「フリースタイル38」

tamotsu_yoshida2018-04-10

「フリースタイル38」、校了しました。


今号のスピーチ・バルーンは、巷で話題の
『AMETORA  日本がアメリカンスタイルを救った物語』の著者、
デーヴィッド・マークス氏にインタビューしました。


インタビューアーは、鏡明氏。最高の聞き手です。


どうやら日本の男性のカジュアル・ファッションは
独自の発展をしたらしく、『AMETORA』は、
VANから始まったこのプロセスを丁寧に検証し、
この日本のスタイルが、いまやアメリカに影響を与えていることを教えてくれました。
「タテ落ち」「ヒゲ」といったジーンズ用語がそのまま世界で使われるようになり、
なんと、「アメトラ」という英語まであるそうなのです!


表紙は、ファッションについてのことなので、小林泰彦さんにお願いしました。
いいでしょ!


今号から、山上たつひこさんの自伝エッセイ「続・大阪弁の犬」が始まりました。
タイトル通り、山上氏の自伝『大阪弁の犬』の続きです。
一冊書いてみたら、もう少し書きたいことが出てきたとのことで、連載をお願いしました。
自伝に続きがあるのも変わってますが、面白いですよ。


今号も、充実の内容とは思っていますが、
どうか、本誌を知らない人にも宣伝いただけると嬉しいです。


4月25日発売です!


大阪弁の犬

大阪弁の犬

このマンガを読め! 2018

tamotsu_yoshida2017-12-08

「『このマンガを読め!』のアンケートの依頼が来ると、
もう今年も終わりかと思うんです」と筆者の方によく言われます。
二〇〇四年暮れにムックとして発売して以来、
これで十四回目の「このマンガを読め!」になるので
(じつは「歴史」はこの雑誌よりずっと古い)、
我々のなかではほとんど季語になっているのかもしれません。



これまでも何度か書いたようにも思いますが、
この企画を始めたのは、ぼくの個人的な理由からでした。
近所の、ある「町の書店」がなくなり、ぼくは実に困ってました。
学生時代から毎日のように通っていたので、
お店の人もぼくの好みを完全に把握していて、
「これ、Yさん好きだと思うけど」と、いろんなものを紹介してくれました。
ぼくはずっとそうやって新しいマンガに出会ってきたわけです。



それがまさかの閉店。
膨大な数のマンガのなかで、これからどうやって新しいマンガを
見つけていけばいいのか……。
そこで考えたのが、「このマンガを読め!」という企画でした。
つまり、誌上で「架空の理想の書店」を作ればいいのだということです。
もちろん実在の書店ではないからお店の人と話をしながら買うことはできません。
でも少なくとも毎年、こうして新しいマンガには出会えると思ったわけです。



架空とはいえ、「書店」ですから、当初から書影や本のデータは必須にしました。
アンケートをお願いしているのも、ぼく自身が信頼している人のみ。
あ、考えてみれば、このアンケートが会話かもしれないですね。豪華な会話だなあ(笑)。
とすると、ベストテンは、「おすすめコーナー」か。
そうかそうか。いまごろ納得したりして。



ただ、この「書店」、十四年もやってるくせに、
どうも「腰」が定まらず毎年試行錯誤しているようで、
今回からはブックデータを五十音別に並べています。
こちらのほうが本を探すのに便利だと思ったようなのですね。



今回は四十七名の方々に合計二百七十三点のマンガを紹介していただきましたが、
どれも新しいマンガの魅力があると思います。



今年も、読者のみなさんに「当書店」でお楽しみいただければ嬉しいです。 


大阪弁の犬、発売。

tamotsu_yoshida2017-10-31

本日、山上たつひこ氏の『大阪弁の犬』が
発売になりました。


山上たつひこさんの「自伝」です。


この本には、多言は弄したくありません。
是非ともお読み下さい。
弊社にとっては、それぐらいの自信作です。




ということで、
今回は終わりにしようと思ったのですが、
あまりに愛想がないようにも思い、
この本の編集中に山上氏が宣伝用にでも使ってほしいと
送ってくれた文章を記しておきます。


   * * *


いくつかの青春をかいた
安堂寺橋通りの青春
宗右衛門町の青春
埼玉県和光市の青春
逆向春助の青春
こまわり君の青春


半田溶助だって青春


春助がいう
蒟蒻が一番女の感触に近い
ちょっと温めて使うのがいいんだ


それはちがう
ぼくがいう
冷たいまま使うのが
正しい


信じられないよ
ぼくにも青春があった

山上たつひこ




この本は、山上たつひこ氏の「青春」の記録なのですよ。

大阪弁の犬

大阪弁の犬

フリースタイル36 宮谷一彦インタビュー

tamotsu_yoshida2017-10-03

お待たせしました!


本日、「フリースタイル36」が発売になりました。


今号は、『ライク ア ローリング ストーン』の発売を記念して、
宮谷一彦インタビュー。
インタビューアーは、矢作俊彦氏!
じつは矢作氏はかつてダディ・グースの名前で、
宮谷氏と同時代に漫画家としても活躍されてました。


インタビューというか、ほぼ対談みたいになってしまいましたが、
面白いものになったと思います。


他に、山上たつひこいしかわじゅん中条省平赤田祐一、の各氏による宮谷論、
名作『セブンティーン』の再録など、充実の内容です!