第25回世界コンピュータ将棋選手権など
ponanzaの優勝でした。
パチ、パチ、パチ。
しかも、全勝優勝でした。
この大会で、全勝優勝は今まで、見たことがありません。
凄いです。
ponanza物凄い強いですね。
それに、人間より完全に強いですよね。
ところで、GA将!!!!!!!!は、今年は17位ですね。
去年より順位が4つ上がっていますね。
この調子で、順位が上がり続ければ良いですね。
ところで、話は変わるのですが、ニコニコ動画の電王戦ファイナルは、なんか残念でした。
バグで勝つって・・・・
事前にバグがあるのをドワンゴに言わないのって・・・・
伊藤さんと日本将棋連盟との裁判のことかがあったから、コンピュータ将棋プログラマに敵対心が・・・・
バグが出たあと、なぜ直して対局を続行しないのか・・・・(これは、持ち時間とかあるから、修正が難しいのか)
バグが出た局面は、永瀬拓矢六段がほぼ勝ち、みたいな話になっているのも、わけがわからない(その局面のseleneの評価値は+400ほどとなっていたそうですし)。
勝ったら、賞金がもらえるのか・・・・
谷川浩司日本将棋連盟会長も、ほぼ勝ちみたいに言っていたのが信じられな・・・・
あと、最終局のAWAKEと阿久津主税八段の戦いは、残念だったけど、ある意味面白かった。
AWAKEは負けたけど、巨瀬亮一さんがあの局面で投了するというのは面白かった。
確かに、プロ棋士があの戦法を使うのは、卑怯というかなんというかですよ。
勝ったら、賞金がもらえるのか・・・・
阿久津主税八段に否定的だった巨瀬亮一さんは良かったと思いますよ。
記者からの質問の時も、しっかり発言出来ていたし。
とにかく、日本将棋連盟とコンピュータ将棋開発者が共存しながら楽しいイベントが出来ればいいですね。
Rin Rin Cut
だいぶ前に、
「探索の部分で今までにおそらくない新しい手法も少しあります。」
・・・・・・・・・・・・・
「新しい手法については後々お伝えしたいと思います。」
と、このブログで書きましたので、その手法について、お伝えしたいと思います。
既にある手法かもしれませんが、その手法とは、
max関数で言いますと、残り深さ5手以下くらいの時で、前回反復時の最善手や、キラー手、駒得の手、王手の手、などの重要そうな手を探索しても、
betaカットが起きなかった時に、次の指し手を調べる前に、その局面での評価値が、alpha値から1000(私のプログラムの場合は、銀1枚の点数が1000)を引いた値よりも更に小さい時は、残りの指し手を全てカットする手法です。
しかし、王手をかけられている時はしません。
他にも、しない時は、あるかもしれないですが、忘れました。
かなり、大胆な枝刈りです。
rank cutに似た枝刈りだと思います。
名づけて、「Rin Rin Cut」。
この枝刈りで、私のプログラムの場合は、勝率が7%ほど上がりました。
更に調整する事で、勝率が63%くらいになりました。
やねうら王さんのサイトの、「Stockfish完全解析」の探索部を見ていたら、思い出したので書きました。
電王戦トーナメント
GA将!!!!!!!!の森岡さんが参加されていましたが、まだ並列化をしていないようですし、これからですね。
ニコニコ動画に森岡さんなどの出場者がインタビューを受けていましたが、話すのが出来ないと大変そうだな。
ところで、最終戦のponanza-awake戦は、凄かったな。
上がponanzaですが、ponanzaの持ち駒は金銀3枚で、awakeの王様付近は陣形が乱れているし、この状況だと、私はponanzaの必勝だと思いましたが、しばらくすると次の状態になります。
awakeがponanzaの攻めを見事にかわしています。
その後ponanzaはawakeの王様を追い込んでいきますが、攻め駒が足りない感じになっていました。
最後は、awakeが勝ちましたが、凄い戦いでした。
awakeはfloodgateの成績通りかなり強いと思いました。
しかし、ponanzaもとても強いです。
ところで、次の日曜日(9日)の23:30時からnhkサイエンスZEROのプレゼン・バトルでponanzaの山本さんが出演されるそうです。
忘れずに見なくては。
第24回世界コンピュータ将棋選手権
優勝は、Aperyでした。
おめでとうございます。
また、GA将!!!!!!!がだいぶ強くなっているみたいなので、
今後が楽しみです。
また、Ponanzaは準優勝でした。
Ponanzaは決勝リーグで、途中まで5連勝していたので、
全勝優勝するのかと思いきや、最後で2連敗して、
優勝を逃してしまいました。
また、YSSが3位でした。
Floodgateで、YSSのレーティングが、去年急激に上がっていましたので、
期待していました。
今回の選手権は、決勝リーグで、
ドラマチックな展開になって、楽しかったです。
佐藤紳哉六段 vs やねうら王戦の前の、ソフトのバグの修正の問題その2
佐藤紳哉六段は、電王戦第1局の終了後の会見で、
バグの修正後のソフトの指し手が前のソフトと違う、というような事を言っていました。
この点については、バグを修正した影響で変わる可能性はあると思います。
また、バグの修正後のソフトは明らかに強くなったというようなことを言っていました。
この点については、バグを修正して棋力が変わった可能性はあると思います。
しかし、仮にレーティングで200(勝率で2〜3割の上昇)くらい棋力が上がったとしても、2日、3日対戦しただけでは、棋力が上がったのかどうかについては、はっきりは判断できないと思います。
ところで、バグの修正で別のソフトのようになることは、十分に考えられると思います。
また、佐藤紳哉六段は、やねうらおさんに、将棋に携わるのをやめてほしいというような事を言っていました。
私はこれを聞いて、やねうらおさんはバグを修正しただけでなんでここまで言われないといけないのだろうと思いました。
これはいくらなんでも言い過ぎだと思いました。
バグの修正は、レギュレーション違反ですが、ドワンゴ側の許可を取っていますし。
佐藤紳哉六段は、やねうらおさんが悪気なく、バグを修正している可能性を否定してしまっていることになるかと思います。
ひょっとしたら、佐藤紳哉六段は、やねうらおさんがバグ以外のプログラム変更をしていると強く思い込んでしまって、
もしくは、バグを修正したら棋力などが変わることをやねうらおさんはわかっていたなどと強く思い込んで、
それは汚いことだからということで、将棋に携わるのをやめてほしいと言ってしまった可能性があると思いました。
佐藤紳哉六段は、ソフトの指し手が変わっていても、棋力が変わっていても、やねうらおさんがやましいことか何かをしていると断定すべきではなかったと思いました。
新年
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。