2004/12/20
Pythonで15行のP2Pファイル交換ソフト Perlで6行のやつも
Architecture of the World Wide Web, Volume One こういうまとめがちゃんとでてくるところが○
ビジュアルプログラム言語Viscuit 新しいプログラミング感覚
別の常識
ちょっと前のニュースだけど、高齢者のWeb操作は画像重視という記事を読んだ。その中の『シニア層はWebサイトの閲覧時に、「知らない」言葉を無意識に避ける傾向があり…』というところが気になった。
自分の中では、知らない言葉を意図的にクリックしていくのがWebの面白いところであり、それはWebの世界の常識だと思っていたんだけど、それが当たり前ではないユーザが出てきていることに、何か目の覚める思いがした。
メディアが一般的なものになるということは、そのユーザのメディアへの接し方が変わるということなのだろうか。
設計の話
PSPの話ばっかりになってますが、今日も懲りずにPSPの話。
「もじぴったん」と「白き魔女」を購入して、ゲームによってロード時間への気の配り方が全然違うことに気が付いた。UMDはディスクメディアなのでロード時間がかかるわけだが、そのロード時間をゲーム内のどこに持ってくるのかは作る人次第。UMDの読込速度はそんなに早くないので、下手なところにロードを持ってくると遊びながらイライラしまくる。
遊んでみて分かったのは、リッジ、もじぴったんはロードするタイミングがそれなりに考えられているような気がするけど、白き魔女はもうちょっと何とかなったんじゃないだろうかということ。戦闘の前後に「Now Loading」、街への出入りで「Now Loading」。テンポ悪すぎです。バックグラウンドで読み込むとか、読み込んだ内容をキャッシュしておくとかできなかったんだろうか。
まとめてレビュー
一週間PSPを使ってみて、気が付いたことをレビューしてみました。
●起動時間
まず、長い長いと世間で言われている起動時間から。
結論からすると確かに長いです。ただそれは、じっと画面を見ながら待ってると「長い」と感じるぐらいの時間。なので、家の中で遊ぶときのように時間に余裕がある場合は、ちょっと脇のテレビでも見てる間に起動するので、起動時間の長さは気にならなかったりします。
ただ、外出時に外で起動するのはお勧めしません。外出時は電車の中の20分間というように時間が限られているので、時間の経過に敏感な状況になっています。そういう状況だと同じ待ち時間でもイライラしてしまいます。ですので、外で使う時は外出前に予め起動しておいて、スリープモードにしてから外出するのがお勧めです。スリープ⇔復帰は一瞬なので、起動時間を気にしなくて済みます。
●液晶
PSPの液晶パネルは昼間の電車の中でもはっきり見えるぐらい明るいです。視野角も、横からでも何が表示されてるのか分かるぐらい広いです。発色についても、色の立ちがいいのか、色がくっきりと出てる感じ。GBA SPの液晶と比べると、GBA SPのは暗くてぼんやりしてるように見えてしまいます。
ただ、明るく見やすい分、後ろの人とか隣の人からも十分画面が見えるので、覗き込まれるのが気になる人は視野角を狭くするシートとか張った方がいいかもしれません。
あと、液晶の輝度が高いせいか、かなり目が疲れます。30分ぐらい遊んだ後、顔を上げると目がチカチカします。視力がガクッとおちる感じもします。この辺は注意しないとですね。
●音
音に関しては、上から下までしっかり出てる感じ。GBA SPにあったような高音の音割れみたいなのも無し。
内蔵スピーカが軽い音なのはしょうがないですが、ヘッドホンで聞くと低い音までちゃんと出てます。ヘッドホンにノイズも乗っていないです。ただ、メニュー画面では出てるボリュームゲージが、ゲーム中のボリューム調整のときには出ないのが気になります。
ゲームの音以外ではUMDのシーク音がしますが、シーク音は屋内で遊んでる時は「キシーッシーッ」って感じで聞こえてきますが、屋外では聞こえないぐらいの大きさです。なので、シーク音が気になってゲームにならないというようなことはありません。
音楽や映像コンテンツのプレーヤとしての利用を想定してるせいか、これまでの携帯ゲーム機とは一線を画すぐらいいい音が出てると思います。
●操作性
PSPの操作系は基本的にはPS2の操作系を踏襲して作られてるので、PS2のコントローラに違和感の無い人なら、すぐに馴染めると思います。(PS2のコントローラと比べると、十字キーのキー間の間隔が気持ち広めかも)
独特な形のアナログスティックもよくできてると思います。リッジやってても、問題なく遊べてます。ただ、もうちょっと抵抗があったほうが、微妙な入力がしやすいかな。
気をつけないといけないのがPSPの持ち方。PS2のコントローラと同じような感覚で、本体の下側から親指が入るような握り方をすると、すごく使いづらくなります。
何でかというと、十字キーとアナログスティックが縦に並んでいるので、PSPを下から持つと、アナログスティックが親指の第二関節の下ぐらいにきちゃうのです。その状態でリッジなんてやると、まともに走れません。なので、PSPを持つ時は本体の横から親指が入るような持ち方のほうが良いと思います。
右手側のボタン類に関しては、写真にあるように□ボタンのスイッチが右にズレてるなんて話もあるようですが、使ってて特に目立った違和感はありません。(ほんの少しボタンのストロークが違うかなという感じはしますが、微々たるもんです)
設計ミスだとか、不良品だとか、欠陥品だとか騒いでいる人もいるようですが、実際、そんなに気にならないですよ。(□ボタンが引っ込んだまま戻ってこないといった不良品も出ているようですが、そういうのがある程度の数出てしまうのは組立誤差の範囲でしょうがないと思います。初期のファミコンのコントローラのボタンだってそうだったし)
●ゲーム以外の部分
PSPのゲーム以外の機能について。
ゲーム以外の機能としては、画像ビューワ、動画プレーヤ、音楽プレーヤの機能がついてます。メモリースティック内に、それぞれのコンテンツを置くためのフォルダがあるので、そこにファイルを保存すると、PSPから見られるという仕組になってます。
PSPはPCにUSB接続すると、PCからはUSBストレージとして見えるので、ファイルの転送は簡単。例えば、この辺のフォルダ同期ソフトなんかも使えば、ますます楽ちんだと思います。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/file/syncbackup/realsync.html
画像ビューワは画像が見られるだけでなく、スライドショー機能や、アナログスティックと連動した無段階ズーム機能があります。また、画面に収まらないサイズの画像は自動的にリサイズしてくれます。
音楽プレーヤは、MP3のファイルが再生できるだけでなく、フォルダを使ってファイルをグループ化できます。グループを作ると、グループ単位で再生できるので、1アルバム1グループなんて具合にコンテンツを整理しておくと聴きやすくなると思います。あと、専用のリモコン付きヘッドフォンを使えば、再生/停止/選曲/音量ぐらいの操作がリモコンからできます。この辺はウォークマンとかと同じ感じ。
動画ビューワはプレーヤとしての標準的な機能は一通り入っていて、それ以外のところはまだ見てません。動画はオフィシャルのImageConverter2(1000円)か携帯動画変換君(フリー)といったツールを使って、PSP向けに変換する必要があります。
・変換レポート
http://www.techside.net/sp/psp/
・携帯動画変換君
http://www.nurs.or.jp/~calcium/3gpp/index.html
PSPで扱えるファイルの種類の詳細は以下のページから「楽しめること」をたどると分かります。
http://www.scei.co.jp/products/psp.html
メモリースティックには1GBのもあるので(国内未発売)、それだけ大容量のストレージを付けると、メディアビューワとしても、いろいろ使えそうです。